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29人が新加入、宮田村消防団辞令交付
宮田村消防団(平澤成己団長)の辞令交付式は1日夜、29人の新入団員を迎えて中央グランドで開いた。地域の安全安心を守るため一致団結して任務にあたることを確認。さっそく訓練も行った。【新年度幹部名簿は3月11日付で既報】
幹部、新入団員あわせて74人が参加。新入団員も辞令を受け取り、代表して小椋厚さん(本部)が「規律を守り、良心に従って消防業務を遂行する」と宣誓した。
平澤団長は「責任感を持ち先輩から技術と行動を学んでほしい」と新入団員を激励。「地域住民の付託に応えられるよう、一致団結しよう」と訓示した。
新入団員は次の皆さん。
小椋厚(本部)下平隆雄、武居信司、浦野賢(以上1‐1)上柳徹、伊藤正樹、伊澤元吾、冨永隼人(以上1‐2)平沢基樹、平沢直樹(以上1‐3)長谷川浩宣、折橋龍生、浦野良信、木下涼(以上2‐1)天野早人、川手健司、谷口雄紀(以上2‐2)小松浩二、清水大輔、小田切浩樹(以上2‐3)松下竜司(2‐4)細田隆聡(3‐1)佐竹勇輝(3‐2)小島太一、野近勇希、田中杏平(以上3‐3)小島真人、橋爪政和(以上3‐4)小田切裕也(3‐5) -
特産山ぶどうワインに「樽熟成2005」誕生
宮田村特産の山ぶどう交配種ヤマソービニオンを醸造し、2年寝かした赤ワイン「信州駒ケ原樽熟成2005」が誕生した。醸造販売元の本坊酒造信州ファクトリー(新田区)は「ヤマソービニオン種を用いた本格的な樽熟成タイプは全国的にも例がない」としており、主力銘柄の「紫輝」「駒ケ原」とはまた違った重厚感が味わえる・スプレミアム・スなワインに仕上がった。
05年産の原酒から樽に調和するものを選択。1年半オーク樽で熟成し、その後半年間はビンに寝かした。
宮田村特産の赤ワインには以前にも樽熟成があったが、今回のように長期間かけた本格的なものは初めて。
樽の香りと山ぶどうの風味が引き立つフルボディタイプで、新たな味わいの楽しさが広がりそうだ。
限定1154本で800本は村内をはじめとした上伊那地域に出荷。同ファクトリー内にある売店でも70本のみ取り扱い、一部首都圏などでも販売する。
価格は2500円(消費税抜き)。問い合わせは本坊酒造信州ファクトリー85・4633まで。 -
宮田村辞令交付式
宮田村は1日、同日付け人事異動の辞令交付と年度始め式を開いた。2年ぶりとなる正規新入職員を3人迎え、清水靖夫村長は「まず率先して職員が行動し、村民も巻き込んでむらづくりの力を」と訓示した。
村長は職員に問題意識と即座に対応する能力の醸成を要望。
「職員みずからが協働を足元から見つめ直し、認識を深めて他にさきがけるような施策を」とも呼びかけた。
辞令は課長級に昇格した清水敏美会計管理者、春日良夫教育次長をはじめ、事務職1人、保育士2人の新入職員も先輩に交じって受けた。 -
矢田副村長就任
宮田村の矢田典和副村長(57)の就任式は1日、役場で開いた。約100人の職員を前にあいさつした同副村長は「村民が村政に夢や希望の持てるむらづくりのビジョンを皆さんと一緒に示していきたい」と抱負を述べた。
公正で透明性ある説明責任が行政に求められているとし、行財政改革は避けて通れないとも説明。
「村長を支えてみんなで一緒に悩み、汗をかこう」と協力を求めた。
矢田氏は村総務課長を経て、同日から現職に。任期は4年間。 -
主要文化体育施設、シルバー人材が指定管理者で
宮田村の村民会館を除く主要な文化体育施設の管理が1日から、駒ケ根伊南広域シルバー人材センターに移った。村が同センターを指定管理者にして委託したもので、村民会館(村教育委員会)内にセンタースタッフが駐在して利用予約などに対応する。
管理対応は基本的に維持しながらコスト削減を図るのがねらいで、利用料金などの変更もない。予約も今まで通り村民会館の窓口(85・2314)で受け付ける。 -
宮田村公民館長に細田博人さん(大久保区)を新任
宮田村教育委員会は1日、村公民館長に細田博人さん(65)=大久保区=、教育相談員兼心身障害児就学指導委員会調査相談員に竹前進さん(64)=伊那市坂下=を新任した。ともに元小学校長で各分野の経験も豊富。地域の生涯学習や子どもたちの支援充実に取り組む。
細田さんは教職を退いた後に岡谷市の社会教育指導員も務め、大久保区長として地域活動の実績もある。
「村の公民館活動は生涯学習の拠点で、盛りだくさんの事業がある。地域の皆さんが生きがいを感じられる活動を続けていきたい」と話した。
竹前さんは小中学校のほか養護学校での経験も豊か。「子どもたちの個々の状況に応じた対応に努めたい」と述べた。
細田さんの任期は2年、竹前さんは前任者の残任期間で1年。 -
12人の新議員に当選証書、重責かみしめ課題へ
先月末の宮田村議選で選ばれた12人は1日、役場での当選証書授与式に臨んだ。議席を獲得した新人3人、現職9人が顔を揃え、改めて議員としての重責をかみしめた。水面下では議長、副議長、委員長などのポストを巡って駆け引きも始まっているが、前回に続いてさらに若返りを果たした議会がどのように対応してかじを取っていくか注目は移ってきている。
村選挙管理委員会の加藤清人委員長は「村民が期待できる進むべき方向を示し、訴えた公約を実現してください」と激励。一人ひとりに証書を手渡した。
緊張もにじませながら式を終えた新人3氏は「自立の原点に立ち戻って取り組む」「訴えたことを初志貫徹する」「村をもっと元気にするため多くの人に力を頂きたい」など、改めて想いを語った。
同村議の平均年齢は今回の選挙結果により52・8歳。今までより7・5歳下がった。
ベテラン議員のひとりは「若い感覚や意見も反映されるよう全員の想いをだしあっていかなくては」と話す。
7日に予定される臨時議会で委員会構成など決まるが、協働のむらづくりの課題のほか議会本体の改革なども引き続き抱えており、新たな議長、副議長には若い議会を束ねる調整力も問われそうだ。 -
小林修副村長退任、思い出多き役場をあとに
宮田村の小林修副村長(61)=北割区=は31日、4年間の任期を終えて36年余り奉職した村役場をあとにした。見送る職員らとガッチリ握手。「今後も心ひとつに清水村政を支えて」と、後輩たちにむらづくりを託した。
退任式で涙を浮かべて花束を受け取った小林さん。「説明する側の職員が三者三様ならば、住民の信頼を得ることはできない」と肝に命じできた役場生活を振り返った。
1970年に村職員となり、ほ場整備や下水道、大原団地の造成など、今の村の社会資本となる各種整備事業に尽力。村総務課長を経て04年に助役に就き、自治法改正により副村長となった。
故矢田義太郎前村長が突然の病に倒れ、村長職務代理者として苦心したことも。
走馬灯のように駆け巡る思い出をひもときながら「今後はひとりの住民として地域とともに歩み、経験を還元していきたい」と声を詰まらせた。
清水靖夫村長は「行政経験が乏しい未熟な私を大きく支えてくれた」と長年の労苦をねぎらった。 -
宮田ビジネス学院に校長制導入、商工会人事で組織強化
宮田村商工会は4月1日付の人事異動で、運営する宮田ビジネス学院に校長、副校長制を導入。校長は本会経営指導員の湯沢健二氏が兼務し、副校長にはインストラクターの金田正美氏が就く。
ビジネス学院は今年度2年制コースも開講するなど、カリキュラムの充実も図られてきており、より組織を強化するために校長制をしく。
また、外国人企業研修生受け入れなど担当する労務対策課長に中原憲視氏が新任する。 -
宮田村議選新人に風吹かず、住民の関心低下課題に
任期満了に伴う宮田村議選は30日に投開票し、・ス草の根・ス的な支持の広がりに期待した新人3候補は票を伸ばせず、1人が落選する厳しい結果となった。投票率は1960年以降の同選挙で最低の75・87%。この辺りからも浮動票を頼みにした3氏に風が吹かなかったことが分かり、地域を軸にした組織型選挙の壁は厚く立ちはだかった。一方で公開討論会が村商工会青年部の主催で初めて開かれるなど、関心を寄せようとする住民の動きも一部に芽生えてきており、今後の議会、村政にどうつなげるか選ばれた村議の真価が問われる。
新人4人のうち天野早人氏(29)、宮井訓氏(46)、大石智之氏(25)の3人は地盤を持たない独自の選挙戦。「関心がなく、候補の顔も名前も知らない。そうなると自ずと地元の候補に流れるでしょ」。結果を予想通りと受け止め、30代の有権者はつぶやいた。
告示前に13候補全員が出席して開かれた公開討論会。準備が短かったことも重なったが、300人定員の会場は空席が目立った。
しかし、各候補の訴えを会場で聞いた複数の村民は新人の演説を評価し、中高年の人たちからも「考えが現職よりもまとまっている」と声が聞かれた。
270票を獲得し3氏の中では最も票を集めた天野氏は当選を決めた直後に「結果は厳しいが、組織に頼らない新人3人をあわせれば600近い得票。現状打破の期待票が確実にあり、当選した私たちがそれに報いていかねば」と話した。
「20代の候補が出馬したのに若者の関心が高まらない」とされた今回の選挙だが、結果的に年代問わず住民の関心を村政に引き寄せる難しさを改めて浮き彫りにした。複数の当選者は村政の情報公開、透明性を説くが、受け止める住民の意識形成なしに自立のむらづくりもおぼつかない。 -
宮田村議選12人の新村議決まる
任期満了に伴う30日投開票の宮田村議選。現職は組織力を背景に議席を守ったが、独自の戦いで挑んだ新人は下位に沈み、1人が涙を飲んだ。少年サッカーを指導する関係から若い保護者世代に浸透する清水正康氏(33)=大田切区=が地盤も手堅く固め、前回に続いてトップ当選。投票率が4年前よりも7ポイント低迷するなか、出馬した現職9人のうち7人は前回よりも得票を伸ばしており、組織選挙からの脱却を目指した新人は当初から苦戦とされた・ス下馬評・スを覆せなかった。
4年前に29歳の若さも売りにして大量得票を果たした清水氏は前回よりも30票ほど減らしたが、700票をうかがう得票。
今回も20代から2人の新人が出馬したが、「若さ」の新鮮味も薄れて清水氏のような知名度がないなかで、地区型の候補に左右されない若者や女性を中心にした浮動票層を切り崩せなかった。
その厳しい中でも天野早人氏(29)=町二区=は経営する商店のつながりもいかし、さらに小、中学校の同級生の支援も受けながら浸透。
一方で落選した大石智之氏(25)=町三区=は障害者の立場から議会参加を訴えたが、個人的な戦いには限界があり明暗を分けた。
もうひとり新人で組織に頼らない選挙を戦った宮井訓氏(46)=大久保区=は仲間の支えもあり、大石氏と7票の僅差で滑り込んだ。
新人で最も遅く出馬を表明した城倉栄治氏(52)=南割区=は地区票を急速に固め、支持基盤を受け継ぐ格好となった引退する現職の前回票を上回った。
票を大きく伸ばした現職は、前回厳しい戦いとなった陣営が多く、危機感を前面に打ちだした地元や組織の引き締めが功を奏した格好となった。 -
宮田村議選 予断許さず最終盤
任期満了に伴う宮田村議選は30日、投票があり、即日開票される。定数12を現職9、新人4の計13人で争う少数激戦となっている。地区を基礎に組織力がある候補は優位に展開するが、地域や組織に頼らない複数の新人は浸透が未知数。候補者を決めかねている浮動票層にどれだけ訴えが届くかが当落を左右しそうで、投票率も結果に影響を及ぼしそうだ。
選対組織も持たない複数の新人候補は、訴えや戦い方にも独自色を出して追い上げ、組織を持つ新人は地盤固めに力を入れる。
5人と最も多い1期目の各候補は「期待から評価に変わる2回目の選挙が一番難しい」と引き締めを図るが、批判票などが新人へ流出することも懸念する。
2期以上の多選候補も前回厳しい戦いだったり、票を減らした陣営もあり、危機感は強く、戦況は予断を許さない状況だ。
有権者数は23日現在で7148人(男3460、女3688)。前回の投票率は82・59%だが、組織力を持たない新人は浮動票からの集票がより見込めるため、投票率が高いほうが有利な展開だ。
前回は14人が立候補して300票が当落ライン。400票に届かない候補が8人いた。今回は13人の戦いで状況も違うが、その前後の数字が今回も一つの目安にはなりそう。
地域に頼らない新人が出馬する大久保区、町二区、町三区、候補者不在となった大原区などの票が、どの候補に流れるかも影響を与えそう。現職でも地元票に限りがある候補は、その辺りも考慮に入れながら最終盤を迎えている。 -
宮田村議選期日前投票始まる
任期満了に伴う宮田村議選(30日投開票)の期日前投票が26日に始まり、この日だけで99人が投票した。前回4年前は初日に87人、4日間合計でで793人が投票している。
役場に設けられた投票所に現れた75歳の会社員男性は「地元の候補を選んだ」と一票を投じた。
30歳の会社員女性は「近所の方が立候補されたので投票した。若い人が出馬されているのはとても良いことだと思う」と話した。
期日前投票は29日までで、時間はいずれも午前8時半から午後8時。 -
どんぶりレンジャー、下條村のローカルヒーロー大進撃に参加
宮田村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーは23日、全国各地の・スご当地ヒーロー・スが下伊那郡下条村に集まった「第5回ローカルヒーロー大進撃!」に初参加。使命でもある村の名物丼「紫輝彩丼」もPRし、そばの早食い競争でも健闘した。
「地域戦隊カッセイカマン」の本拠地でもある伊那谷の下条村に全国各地15組のヒーローが集結。遠方からも馳せ参じたが、どんぶりレンジャーも他に劣らない個性で異彩を放った。
そばの早食い競争には、自信満々のブルーとレッドが出場。14杯と11杯で惜しくも優勝はできなかったが、ハートと胃袋の強さを会場に集まった多くの人たちにアピールした。
会場では紫輝彩丼のパンフレットなども配布。村商工会青年部員扮するレンジャーを率いる同部長の小田切等さんは「全国のヒーローと交流も深まり、色々勉強になった」と話した。 -
宮田村3つの保育園で卒園式、103人が巣立ちの春
宮田村の3保育園は25日、卒園式を各園で行った。たくましく育った103人が、希望を胸に元気に巣立った。
このうち西保育園は34人が卒園。友情深めみんなで刻んだ思い出を、元気にひとりづつ振り返った。
保育証書を受け取ると、保護者のもとへ。感謝の気持ちを伝え、ギュッと抱き合う姿もあった。
吉川美幸園長は「あいさつは人と人の心がつながる魔法の言葉。元気良く心をこめてあいさつし、友達を助けあう。そんな1年生になってください」と励ました。 -
南割営農組合長に加藤さん
宮田村の南割営農組合は23日に総会を開き、新たな組合長に加藤隆司さんを選任するなど役員を改選した。
任期は2年。新役員は次ぎの皆さん。
▽組合長=加藤隆司▽副組合長(土地利用)=小林定義▽同(機械調整)=小田切康夫▽同(会計)=浦野和広▽営農企画土地利用副部長=小林正信▽監事=加藤清人、小林宏美 -
中越営農組合長に小田切さん
宮田村中越営農組合は23日に総会を開き、新たな組合長に小田切暢明さんを選ぶなど役員を改選した。
任期は2年。新役員は次の皆さん。
▽組合長=小田切暢明▽副組合長=吉沢和男、橋倉貞人▽会計=日向一男▽監事=近藤健一、新谷清人▽農政部長=酒井靖浩▽農政班長=新谷和彦(1班)伊藤恵三(2班)原田博安(3班)山本達男(4班)▽連絡員=小田切唯男▽トラクター係長=久保田秀男▽田植機係長=吉光孝男▽コンバイン係長=酒井重彦▽水稲部会長=片桐美義▽果樹部会長=新谷和美▽畜産部会長=原田博安▽中越担い手会=池上寛 -
脱地区型選挙で混迷の宮田村議選、新人の浸透計りきれず
現職9人、新人4人が出馬した宮田村議選。村内では「盛りあがりに欠ける」と声も聞くが、各陣営は「今までとは違う。本当に告示後の戦い方が重要になる」と引き締める。複数の新人が地域や組織に頼らず独自の戦いを挑んでおり、多くの現職各派は浮動票や現職批判票の受け皿として票流出の可能性もあると危機感を強める。
告示直後の出陣式である現職陣営は「厳しい戦い。地元の候補として負けることのないよう、みんなでがんばろう」と、支持者を前に引き締め直した。
独自の戦いを展開するある新人は、ひとりで街頭に立ち「地盤、看板、カバンに頼らない市民派議員の誕生を」と訴えた。
新人のうち20代は2人いるが、前回29歳の新人が当選を果たしており、「若さ」に対する新鮮度がどれだけ有権者の意識にあるか未知数。2人はともに「若さ」を強調する戦略ではなく、自身の考えを強く訴える戦いに終始している。
「訴えを有権者に分かりやすく」という傾向は、候補者全般の流れにも。遊説車から名前を連呼することが多かった従来のスタイルから、街頭演説などに時間をさこうとする動きも目立つ。
21日に立候補者全員がそろって行われた公開討論会。終了後ある現職は「新人の皆さんは堂々と考えを語っていた。有権者の見方にも影響を及ぼすかもしれない」と話した。
今一歩といわれる有権者の関心に、どう浸透するかそれぞれの選挙戦は30日に審判が下る。 -
宮田村議選 少数激戦の舌戦に
任期満了に伴う宮田村議選(定数12)は25日告示され、予想された現職9人、新人4人の計13人が立候補し、前回4年前に続いて選挙戦に突入した。定数を1上回る少数激戦で、30日の投票に向けて舌戦を繰り広げる。
午前8時半からの立候補手続きを済ませた各陣営は、選挙事務所や自宅前で第一声。村内の遊説に出発した。
複数の新人が地域や組織に頼らない選挙を展開。この動きに現職は「未知数の力を秘めている」と警戒感を強めており、いまだに候補者を決めていない浮動票の行方が当落を左右しそうだ。
23日現在の有権者数は7148人(男3460、女3688)。 -
阿部氏事務局次長に、宮田村社協人事異動
宮田村社会福祉協議会は、4月1日付の人事異動を内示。阿部千元総務係長(57)が事務局次長兼任に昇格した。
事務局次長は5年間空席だったが、阿部氏の選任でより機能強化を図る。 -
災害ボランティア立ち上げ訓練も、村社協理事会評議員会が新年度予算、計画を承認
宮田村社会福祉協議会(山浦正弘会長)は21日、理事会、評議員会を開き、総額1億3800万円の2008年度一般会計予算案、事業計画案など9議案を原案通り承認した。利用者の伸び悩みや制度改正により、現状で介護保険事業が前年度同期に比べ1・5%減で推移しているが、きめ細かなサービスで増収転換を図る。
デイサービスセンターのロビー改修、新規自動車の購入など除けば予算規模は前年度とほぼ横ばい。
居宅、通所、訪問の各介護事業を従来通りきめ細かなサービスで対応し、村民参加で災害時のボランティアセンター立ち上げの訓練を導入するなど、地域の身近な支えあいも支援する。
例年通り、戦没者慰霊祭(4月24日)、重度身体障害者の希望の旅(9月13日)、第13回福祉ふれあいまつり(10月6日)なども予定する。
また、協議会評議員の選任規定を一部見直し、休止などで空席だった高齢者クラブ連合会、母子寡婦福祉協議会各代表の2席を民生児童委員に振り分け、同委員選出の定数を12に増員した。 -
コースも改良、同好会員がオープン控えたマレットゴルフ場を整備
4月1日に今季のオープンを控える宮田村マレットゴルフ場で23日、村マレットゴルフ同好会のメンバーがボランティアでコースの整備作業を行った。よりゲーム性を持たせるため31番ホールを改良。約30人が汗を流し、・ス球春・スの到来に備えた。
同好会のホームコースでもある同マレットゴルフ場。整備や管理を日常的にも行うが、この日は冬期間の閉鎖中にたまった落ち葉や枯れ木などを取り除き、コースを整えた。
さらに31番ホールの難易度を高めるため改良も実施。川手博人会長は「雪が例年に比べて多かったわりには状態が良い。このコースは誰もが楽しめる設定で人気が高いが、改良によってさらに多くの人に来てもらえれば」と話した。
プレー代(36ホール)、道具レンタルともに200円。3千円の年会員もある。予約、問い合わせは村民会館85・2314まで。 -
宮田村議選きょう告示
任期満了に伴う宮田村議選(定数12)は25日、告示する。現職9人、新人4人の13人が出馬を表明しており、前回に続いて選挙戦になる見通しだ。
全員男性。年齢構成をみると、50代が5人で最も多く、次いで60代が3人、20代、40代が各2人、30代が1人となる。党派別では共産1人で、ほかは無所属。
23日現在の有権者数は7148人(男3460、女3688)。前回4年前に比べ157人増えている。
前回は29歳の新人が700票余の大量得票でトップ当選を果たすなど世代交代を意識した・ス新旧・ス勢力の争いが対立軸ともなったが、今回は独自の切り口で浸透を図りたい新人候補が既存の組織や地域票に頼らず、どこまで票を伸ばせるかが焦点となる。合併せず自立を決めた直後の4年前とは取り巻く状況も変化しているが、現職も地盤を固めながら、候補者不在区などへ支持拡大を図る。
有権者数を地区別にみると=表参照=、現職、新人各1人が立候補を予定する町三区が最大票田。次いで同じく現新各1人が出馬予定の南割区が923人と続く。
限られた地域票を考えると、あわせて740人の有権者がいる候補者不在区の大原区、つつじが丘区へ浸透を図ろうと、各候補とも虎視眈々。引退する現職の地盤も切り崩しが激しい。
現職は独自の戦いで集票をねらう複数の新人候補の動きにも神経をとがらせており、引き締めにも躍起だ。
無投票が2回続いた後だった前回4年前のの投票率は82・5%。過去最低だったが、今回も「盛りあがりは今一歩」と多くの陣営はみており、今回の投票率も横ばいか下がると見込む。 -
宮田村議選25日に告示
任期満了に伴う宮田村議選(定数12)は25日告示する。既に13人が出馬の意思を表明。12年ぶりとなった前回4年前に続いて選挙戦に突入する公算が高い。新人候補の顔ぶれをみても、従来の地区型選挙から様変わりしている要素もあり、現職批判票や浮動票への浸透が当落にも影響しそうだ。投開票は30日。
新人のうち3氏は、特定の組織や地域に頼らない形での戦い。天野氏は経営する商店のつながりも生かし、中心商店街から支持拡大を図る。大石氏は障害者の立場も訴えての議会参加、宮井氏はIターン者としての視点など、知名度不足も補いながら独自の切り口で集票を狙う。
もう1人の新人の城倉氏は最も出馬表明が遅かったが、2期務めた現職の引退で地元南割区の地盤を固める意識も強い。
共産は前回2人出馬して1人が落選したが、今回は9選を目指す小田切氏に一本化の動きで力を集中。
3選を目指す久保田、牧田、松田の3氏は、地盤を固めながら、一部には候補者不在区へも切りこむ。
前回トップの清水氏は支持を集めた若者層をはじめ、地元へも力を注ぐ。同じく再選を狙う赤羽、春日、加藤、田中の4氏も地元を固めながら、不在区や現職が引退する地盤にも支持拡大を図る。
前回は村が合併をせず自立を決めた直後の選挙で、世代交代も意識した「新旧」の攻防が争点に。期待票も呼びこみながら初陣の清水氏が700票余りを獲得するなど新人が台頭した。
一方で今回は一部の新人も含め複数の陣営が「前回よりも関心が低い」と分析し、多くは投票率の低下を予測。新人は前回よりも1人少ないだけだが、新旧攻防の構図にはなっていない。
ただ、潜在的な現職批判や浮動票が読みきれていない陣営も多く、当確ラインをつかみきれない状況だ -
杉山さんが詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版
宮田村中越区の杉山久美さん(31)が、湧き出る自身の想いを詩とイラストでつづった詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版した。リンゴ栽培に励む夫の栄司さん(31)を支えるかたわら、「今の私を伝えることで誰かの役に立てたら」と一念発起。日々の葛藤を抱えながらも前向きに生きる心の内面を素直に表現し、自分自身を大切にしてほしいとメッセージを発信している。
高校生の頃、悲しい、つらい、そしてうれしいことがあると、心の内面をイラストに描くようになった久美さん。その後、友人からもらうピンク色の紙片に、絵と一緒に文も綴るようになった。
今回出版した詩画集に収めた大半の詩は、昨年の6月のある日に一気に書き上げた。「その時の心の内をストレートに表現したくて。どうしても今の気持ちをまとめたかった」と作成時を振り返る。
詩の中に再三でてくる「いつかきっと必ず」。この言葉は亡くなった祖母の恵美子さんがいつも語りかけてくれた言葉だ。
夢を信じる力。結婚という転機も経て、新たな歩みを進める久美さんは詩に「今、できないあなたでもいいんです」と綴る。
「今が厳しくてもいつかできる、やりたいっていう追い求める気持ちが大事。この本を手にした人が、今のままの自分でいいんだと少しでもホッとしてくれたら」と久美さんは、自身を投影した詩画集のイラストのように静かに微笑んだ。
詩画集は1160円(税別)。問い合わせなどは杉山さん090・4667・9354まで。 -
村民参加のワインセミナー開講、名実ともに山ぶどうの里に
名実ともにワインの里に‐。村内農家が栽培する山ぶどう(ヤマソービニオン)を原料にワインの特産地化が進む宮田村で4月から、地域文化としてさらに定着させようと、一般村民対象の「ワインセミナー(仮称)」が通年で始まる。村公民館と村産業建設課の共催で、栽培者や醸造する本坊酒造など生産関係者も協力。年間12回の講座でワインの様々な知識を学ぶほか、ほ場での体験実習も取り入れて、地元への普及啓もうを充実させる考えだ。
気軽に関心を深めてもらい地元ワインのファン拡大を図るのが当初の目的だが、将来的にはソムリエの養成など普及活動の推進役となる人材育成も目指したい考え。
長期的な構想も視野に入れており、村産業建設課は「文化として定着させていくためには、住民に関心を高めてもらうことが最も重要に思う」と説明。
特産ワイン「紫輝」が醸造開始から10年目を迎え、村の山ぶどうの里づくり構想は新たな段階を迎える。
セミナーでは山ぶどうの栽培、収獲、仕込み体験を交え、ワインの概論、鑑賞と表現法、管理方法や料理との相性など幅広く学ぶ。
テイスティングなどもあるため成人が対象。毎月1回午後7時からを予定し、初回は4月21日。
28日から参加者の募集を開始し、20人の定員になり次第締め切る。問い合わせは村公民館85・2314へ。 -
宮田村議選事前審査に定数1超の13派
任期満了に伴う25日告示、30日投開票の宮田村議選の立候補予定者事前審査が21日あり、現職9、新人4の計13派が出席。予想の顔ぶれで、定数12を争う様相がほぼ固まった。以前のように地元地区票のみに頼らない陣営も多く「票が読めない」と関係者からは声も聞かれる。
複数の新人は組織にも頼らず独自の選挙を展開。浸透度を含めて現職も動きを図りきれておらず、いくつかの陣営は「以前ならば告示前にある程度は票読みもできたが、今回は違う。まだ様子見の有権者も多い。これからが本番」と分析する。
村選挙管理委員会によると、事前審査を受けた13派以外に、書類を持ち帰るなどの動きはない。
2日現在の有権者数は7159人(男3466人、女3693人)。 -
宮田村議選立候補予定者が公開討論
任期満了に伴い25日に告示する宮田村議選の立候補予定者による公開討論会が21日、同村民会館であった。同日現在で出馬を表明している現職9人、新人4人が出席。「村の抱える問題点と、それに対する取り組み」「村の将来像」の2点について、それぞれの考えを語った。
村長選を通じても同村の選挙では初の公開討論会。村商工会青年部の主催で、約100人が各立候補予定者の考え方に耳を傾けた。
町二区の27歳の女性は「このような機会でないと直接、候補予定者の話を聞くことができない。13人の個性的な部分も感じられ、投票の参考になった」と感想。
また、中越区の32歳男性は「自分の地区の候補者などはビラなどで知っていたが、直接的に候補者の声を聞くことはなかった。自分の言葉で討論し、その人らしさも感じられた」と話した。 -
楽しい音読講座の子どもたちがデイへ
宮田村教育委員会が住民有志を講師にして開く学校週5日制対応講座のひとつ「楽しい音読 お話の世界を楽しもう」の小学生5人が20日、村社会福祉協議会デイサービスセンターを訪問。お年寄りたちを前に、物語の音読など練習してきた成果を発表した。
同講座は、朗読や読み聞かせなどでボランティア活動も展開する村内のグループ「お話宅Q便」が指導。8人の小学生が参加し、発声練習なども取り入れながら、物語の楽しさにふれてきた。
今年度の最終講座となったこの日、5年生と2年生が同センターをたずね、昨年の村文化祭で発表した2つの物語を音読。一つひとつの言葉をかみしめ、やさしく話しかける子どもたちの姿にお年寄りたちは目を細めた。
「おじいちゃん、おばあちゃんが、このお話の世界に入れるように、気持ちを込めて読みました」と5年の割田遥さん(11)。
歌や早口言葉などでもお年寄りたちと一緒に楽しみ、交流も深めた。
「楽しくやることを大切にしてきたが、上級生の子どもたちが色々考えて引っ張ってくれた。輪が広がったように思います」とお話宅Q便の赤羽房子さん。同講座は新年度も継続する予定だ。 -
宮田中吹奏楽部コンサート、OB、OGと共演も
宮田村宮田中学校吹奏楽部は20日、定期演奏会「スプリングコンサート」を村民会館ホールで開いた。同部出身OB、OGとの初共演も盛り込み、世代を超えて心ひとつにした演奏で満員の会場を楽しませた。
今年度卒業生を含むOB、OG34人が参加。24人の現役部員と一緒に「威風堂々」など3曲を演奏した。
わずか4回と事前の合同練習も限られたが、本番の息はピッタリ。先輩後輩の垣根をこえて、晴れのステージを一緒に楽しんだ。
このほかコンサートは3部構成で現役部員が多彩な楽曲を披露。練習の成果を発揮し、約300人の聴衆を魅了した。