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南割区と田原市吉胡の児童交歓
1980(昭和55)年から続く宮田村南割区と愛知県田原市吉胡地区の児童交歓が26、27日、宮田村に吉胡の子どもたちを迎えて行われている。両地区の小学校5、6年生約50人が参加し、スキーなどで交流。寝食をともにして、友情を深めている。
吉胡地区からは保護者含めて53人が訪問。南割区は子どもたちをはじめ、多くの育成会関係者らが出迎えた。
宿泊先の宮田観光ホテルで行った歓迎式で、南割区児童会長の森田勇希君(6年)は「良い思い出をつくりましょう」とあいさつ。
吉胡地区の本臼克行君、本多文弥君、森下友稀君は「皆さんに教えてもらいながら、少しでもスキーが上達したい」と話した。
さっそく駒ケ根高原スキー場に出かけ、スキーを満喫。南割区育成会の保護者らが初心者を指導し、田原市の子どもたちも思う存分雪の感触を味わった。
交歓は2年に一度、冬は宮田でスキー、夏は田原で海水浴を行う形で実施。
6年生は5年生だった一昨年の夏に交流していることもあり、顔見知りも多く、さっそく打ち解けて再会を喜ぶ姿も。
温泉に入ったり、会食するうちに5年生も徐々に打ち解け、枕を一緒に並べて楽しい一夜を過ごした。
浦野宗明南割区育成会長は「歴史ある交流。子どもたちも楽しみにしており、末永く続けていきたい」と話した。 -
東保育園でチャレンジゲーム
宮田村東保育園は24日、いくつもの関門を突破して宝をゲットする「チャレンジゲーム」を開いた。趣向を凝らしたゲームの数々に園児が挑戦。ゴールを目指した。
年長をリーダーに、年中、年少3人1組のグループになってスタート。
羽子板を使ったバランスゲーム、クイズやボール投げなど、数種類の難関に立ち向かった。
年長が年下の園児たちをサポートする姿も。失敗をおそれず、友情を深めながら楽しんでいた。 -
山ぶどう栽培、担い手問題浮き彫りに
宮田村の山ぶどう栽培組合に加盟する12戸のうち3戸が、高齢などの理由で今季から栽培をやめる意向であることが分かった。24日に開いた関係者でつくる「山ぶどうの里づくり推進会議幹事会」で報告。組合員が育てた山ぶどう(ヤマソービニオン)で仕込む特産赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」は県の原産地呼称管理制度に認められるなど、評価も高まっているが、栽培開始から10年を経て課題だった・ス担い手・ス問題が現実として浮き彫りになった。
推進会議では、構成する商工会、農協などに呼びかけて担い手探しを行っていくことを確認。
企業や観光農園などの掘り起こしも進めたい考えだが、農業全体の担い手不足と同様に、労力が報われるだけの対価の問題を抱えるなど根は深い。
今年生産をやめる意向の3戸のうち2戸が高齢を理由にするが、関係者は「同様に来年以降について、続けられるかどうかと考えている農家が他にも数戸ある」とも話す。 -
理事者の報酬据え置きを答申
宮田村特別職報酬等審議会(唐木登会長)は24日、清水靖夫村長の諮問通り新年度の村長ら村理事者三役の給料を村条例規定額から13縲・0%減額した本年度と同額に据え置き、同じく5%減額していた村議の報酬については、本来の条例規定額に戻すよう同村長に答申した。
行財政改革の一環で理事者報酬の減額は2002年度から実施しており、村長13%、副村長、教育長各10%の減額率による措置は実施されれば5年連続。
条例通りに支給した場合と比べて約350万円の節減となる。
同審議会は23日に諮問を受け、上伊那郡下の他町村の状況や村財政、景気動向を加味したうえで内容を了承。
24日は唐木会長が役場を訪れ、答申を受けた清水村長は「健全で効果があがる村政運営につとめたい」と話した。
村は答申を尊重して理事者報酬を減額する特例条例案を3月村議会に上程する予定。
答申通りに決まった場合の月額給料は次の通り。理事者のみカッコ内は条例規定額。
【理事者】村長64万3800円(74万円)▽副村長55万2600円(61万4千円)▽教育長47万8800円(53万2千円)【議会】議長27万7000円▽副議長、委員長21万4千円▽議員19万2千円 -
公民館親子ニュースポーツ講座
宮田村公民館の親子ニュースポーツ体験講座は20日、村体育センターで開講した。バレーボールに誰もが気軽に楽しめるゲーム性を加味した新たなスポーツ「ふらばーる」に挑戦。寒さも吹き飛ばして、元気に体を動かした。
ちょっと変わった形のビニールボールを使う「ふらばーる」。バレーボールのように返球するが、ワンバウンドを義務付けるなど、、ボールの形を活かしたユニークな種目となっている。
この日は30人ほどが参加。ルールの説明を受けた後に、さっそくコートに散った。
慣れないルールに戸惑いながらも、徐々にコツをつかんで試合は白熱。
ある母親は「ボールが大きいからルールさえ覚えれば誰でも楽しめそう」と話し、親子で歓声をあげて心地良い汗を流した。
同講座は2月17日、3月16日も開く。 -
寒さも吹き飛ばして、元気に雪遊び
今週に入って連日の大雪に、憂うつ気味の大人を尻目に宮田村の子どもたちは大喜び。雪遊びに歓声をあげる日が続いている。
中央保育園の園児たちは雪だるまづくりに大忙し。「いっせーの」とかけ声をかけ、みんなで力をあわせ雪玉にして転がした。
「もっと大きくするぞ」と、寒さも気にせず元気いっぱい。白銀の世界は子どもたちの・スおもちゃ箱・スと化した。 -
宮田小5、6組が中央保育園で劇公演
宮田村宮田小学校特別支援学級5、6組の10人は24日、中央保育園で劇「猫山」を上演した。園児たちを前に、臆することなく堂々と演技。自信を持てなかったり、感情を示すことにハンディを抱える児童も多いが、人前に出て演じることでたくましさも増す。来月5日には東筑摩郡山形村障害者相談センターで劇による交流も予定しており、ふれあいの輪も広げている。
ハッキリ大きな声で演じようと、この日の本番に臨んだ子どもたち。昨年東保育園で「力たろう」を上演した時よりも、さらに成長した表現力で役を演じきった。
昨年度は保護者にも披露し、今年度は演目を変えて春から取り組んできた同学級。
中央保育園での公演を控え、12月から本格的に練習を再開した。
舞台の背景に使う絵は児童自ら手づくりし、観客に分かりやすく伝えようと演出に工夫も。
我が子の演じる姿を園児と一緒に見守った保護者のひとりは「自信を身につけてきた。学級のまとまりも良くなっているなって感じます」と目を細めた。
山形村への・ス遠征公演・スに続き、3月の学習発表会では保護者に今までの成果を披露する。 -
宮田小の292人が漢字検定受験
宮田村宮田小学校の全児童の4割以上にあたる292人が19日、漢字検定を同小で受験した。一昨年から希望者を対象に実施し、上の段階を目指そうと子どもたちが試験に臨んだ。
学年やレベルに応じて、日本漢字能力検定協会が主催する5級から10級を受験。
児童の自主的な学習意欲にもつながっているといい、この日も真剣な表情で日ごろの積み重ねをぶつけていた。 -
押手沢の砂防えん堤着工控え地元説明会
宮田村南割区の押手沢で土石流対策の新たな砂防えん堤工事が近く始まることを受け22日夜、事業実施する県は地元住民への説明会を開いた。
一昨年の7月豪雨災害の影響などで、既存のえん堤が満砂となり、スリットダムと呼ばれる新たなえん堤を設けて対策を施す。2月から本工事に着手、8月の完成を予定する。
この日は県や業者が作業日程などを説明。参加者からは作業車両が通学通勤の朝の時間帯にも重なることから、安全に配慮するよう意見もあった。 -
西山山麓観光開発研究会と村議会が懇談会
住民参加で中央アルプスのすそ野に広がる地元の豊かな自然環境を観光に活かそうと検討している宮田村の「西山山麓観光開発研究会」は22日夜、村議会との懇談会を開いた。約15人のメンバーと村議9人が出席し「村のために何とかしたい」という胸の内をざっくばらんに意見交換。「できる所から実際に取り組み、広げていければ」など前向きな声が寄せられた。
研究会の検討経過を説明した後、活性化への想いや誘客のアイデアなどを自由に語り合った。
修学旅行生へのアプローチをはじめ、農業を機軸とした体験型観光の導入も意見として挙がったほか、観光拠点でもある宮田観光ホテルの活かし方などについても言及。
案内看板をはじめ、客に対しての情報発信が不足していると現状指摘もあった。
拠点施設の課題も含め実践につながる仕組みづくりの難しさも指摘されたが「最初から大風呂敷を広げるのではなく、徐々に枝葉を広げていったら」「情熱を燃やしている人も多く、実行に移していくべき」などの声もあった。
同研究会は今後、商工会、農業関係者とも懇談を予定しており、産業連携も含めて実践につながる取り組みを模索していく考えだ。 -
理事者の報酬据え置きを諮問、規定額の13縲・0%減額継続へ
宮田村特別報酬審議会(唐木登会長)は23日開き、清水靖夫村長は新年度の村理事者三役の給料を村条例規定額から13縲・0%減額して本年度と同額に据え置き、同じく特例条例で5%の減額が4年間続いた村議の報酬については、本来の条例規定額に戻すよう諮問した。同審議会は了承し、24日に諮問通りに村長に答申する。
諮問内容によると、村長は13%、副村長、教育長は10%の減額。期末手当にも反映させる。
この減額率による特例措置は2004年度から継続しており、条例通りに支給した場合と比べて年間約350万円の節減となる。
また、非常勤特別職のうち社会教育指導員の報酬については、新年度に2人から1人体制に変更し勤務日数を増やすことなどを考慮して、月額13万9800円から15万円に改めるとした。
公民館長や監査委員、農業委員などその他の非常勤特別職の報酬は据え置くとした。
審議会では上伊那郡の他町村の状況も考慮に入れて、村財政の状況も加味して検討。村議報酬の減額しないことを含め、諮問内容に異論はなかった。
諮問通りに決まった場合の月額給料は次の通り。理事者のみカッコ内は条例規定額。
▽村長64万3800円(74万円)▽副村長55万2600円(61万4千円)▽教育長47万8800円(53万2千円)▽議長27万7000円▽副議長、委員長21万4千円▽議員19万2千円 -
消防職員意見発表会出場者激励会
2月7日に野沢温泉村で行われる第29回県消防職員意見発表会に伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)の代表として出場する南消防署の森谷智子消防副士長を激励する会が22日、同消防本部で開かれた。森谷副士長は集まった職員約50人を前にして本番さながらの堂々とした事前発表を行い、竹上消防長から激励金を贈られて職員から大きな拍手を受けた。竹上消防長は「うまくまとめてあり、訴えるものもあって良い内容だ。本番でもプレッシャーに負けず、伊南の代表として堂々と臨んでほしい」と激励した。
森谷副士長の発表は「少しの工夫で火災予防」と題し、同じ原因の火災が多く発生していることから、住民への広報のやり方にもっと工夫が必要だ竏窒ネどと呼び掛ける内容。 -
宮田観光開発に外部サポーター会が提言
観光ホテルなどを経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)が、経営改革のひとつとして設けた外部モニター機関「サポーター会」は22日、2年間の評価を終えて清水社長に提言を行った。同社内で当初の改革の熱意が薄れていると指摘し、リーダーと人材育成が急務などと求めた。
評価に基づいて提言は6項目に及び、ホテル役員と村理事者が再建に向けて努力している実態を村民にアピールすべきとも要望。
料理や価格面などスタンスを持った統一性あるサービス提供も求め、社員一人ひとりがおもてなしの精神を刻むよう接客対応にもふれた。
コンサルタントを導入することで、入札制度などコスト意識が芽生え始めたことは評価。今後はホテルにおけるサービス、宣伝、集客に効果が持てるコンサルタントを活用すべきとも投げかけ、外部との対話で刺激にもなるサポーター会の継続も求めた。
同社は2007年3月期で4億6千万円の長期債務を抱え、4期連続の赤字を計上。
この日の提言は清水社長と小田切英夫副社長が同席。サポーター会が「何を売り物にするのか見えない」などと苦言を呈する中、清水社長は「村民の協力を何とか得たいのだが。まだ見えないのが本音」と変わらぬ現場の意識にクギも刺した。 -
第2次環境計画素案を説明
宮田村環境審議会は21日に役場で開き、村は本年度中に策定予定の第2次環境基本計画の素案を示した。第1次計画にあった6つの基本目標を、実態に沿うよう5つの目標に再編。地球温暖化対策の推進も前面に打ち出したが、委員からは「分かりやすいように具体的な目標数値なども盛り込んで」と意見が挙がった。
村は基本計画の策定にあたって、庁内で第1次計画の取り組み状況を計画の項目ごとに4段階で検証。
「適切実施されている」が24・2%だったのに対し、「一部改善の余地あり」が52・6%、「改善必要」が19%、未実施は4・2%だった。
レジ袋のかわりに買い物袋を持参する「マイ(エコ)バック」は改善必要と評価したが、この日の審議会でも委員から「何年も前から推進が必要と言われているが進んでいない」と指摘が挙がった。
村の担当者は「村民の皆さんの知恵も仰ぎながら、普及を進めたい」と説明した。
今後、村衛生部長会、各地区の行政懇談会でも素案を説明していく。
席上、大久保区の金岡商店が計画する主に金属くずの中間廃棄物処理の事業説明、上伊那広域のゴミ処理計画の検討結果なども報告し、ゴミ分別のあり方から環境教育まで幅広く意見交換した。 -
みそづくり「出前」します
宮田村の学校給食を育てる会の女性有志7人でつくる「梅の里味噌研究グループ」は22日、昔ながらのみそづくりを出張して体験させる・ス出前講座・スを始めた。次代を担う若い人たちに伝統の食文化を理解してもらい、農産物本来の味を感じてもらうのが目的。この日の初出前には、若い親子の姿もありにぎやかに体験交流した。
村内の学校給食に自分たちがつくった農産物を提供するかたわら、将来的にはみそも納入したいと、伝統的な製法の研究を4年前から続けてきた7人。
今年度県の元気づくり支援金事業のひとつに認められ、その助成金で移動式の釜など・ス出前・スに必要な器材一式を揃えた。
北割区へ出前したこの日は、地元産の大豆を使って、参加者とメンバー約10人が一緒になり伝統の製法で仕込んだ。
大田切区の田村沙織さんは息子の朔弥君(3)と一緒に体験。「みそはお店で買ってくるものだと思っていた。こんな経験なかなかできない」と話した。
「『手前味噌』と言葉にあるように、自分でつくったものは何でも美味しい。安全安心も崩れつつある今の世の中。若い人たちに本当の食を体験し、つなげていってほしい」とグルーープ代表の有賀絹代さん=北割区=。
今季は4回ほどの出前を予定。参加に関する問い合わせなどは有賀さん85・2632まで。 -
宮田小児童が諏訪湖でハクチョウ観察会
宮田村宮田小学校の児童と家族約50人が20日、諏訪湖でハクチョウ観察会を開いた。冬の使者である多くの水鳥とふれあい、子どもたちが歓声をあげた。
昨年に続いて2回目の観察会で2年生が中心に参加。日本野鳥の会伊那支部の小口泰人さん、同諏訪支部の北沢千文さんを講師に、ハクチョウをはじめユリカモメなど湖に飛来した鳥たちと接した。
諏訪湖白鳥の会の協力で、エサやりの体験も。2年2組の市原春菜さんは「何羽も白鳥が観察できた」と喜んだ。
原一彦教諭は「鳥たちと自然な形で接することができ、子どもたちの良い体験になったと思う」と話した。 -
宮田小の耐震診断結果、08年度から補強へ
宮田村宮田小学校の校舎のうち、1981(昭和56)年度以前に建設した特別教室棟、普通教室棟、体育館が耐震基準を下回ることが診断結果で正式に判明した。21日の村教育委員会定例会で報告し、今後2年間かけて補強工事に着手する。
新年度に特別教室、普通教室両棟、2009年度に体育館の補強をそれぞれ実施する計画。概算で工費は1億1千万円ほどを見込んでおり、今年度中に設計に入る。
同教委では、教室棟の改修にあたって影響が出る学級もあることから、空き教室を利活用して児童の学校生活に対応していく考え。
同じく診断した給食棟については基準を上回った。 -
スキー靴で雪上リレー、冬期体力づくりクラブの子どもたち
宮田村の小学生を対象にした冬期体力づくりクラブは20日、駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場でスキー教室と日ごろ鍛えた走力でリレー大会を開いた。
この日は、5、6年生の27人が参加。スキーを思う存分満喫した後に、スキー場の広場を使ってリレーを行った。
数チームに分かれて、慣れないスキー靴での雪上競争。転倒する子どもたちもいたが、元気に走った。
同クラブは宮田小学校の3年生以上で希望する73人が参加し、12月から2月まで始業前に学校周辺を走って冬期の体力づくりに役立てている。 -
北川製菓のドーナツ、ふるさと小包全国人気2位に
北川製菓(本社駒ケ根市)が製造する「信州牧場(まきば)のドーナツ」が、全国の名産を直送する郵便局「ふるさと小包」の昨年1年間の販売実績総合ランキングで2位に入った。松阪牛など知名度の高い商品を上回る人気で、北川浩一社長は「家庭でつくるような手作り感が受けたのだと思う」と高い評価に喜んでいる。
菓子部門では1位を獲得。5年ほど前からふるさと小包に出品しているが、10位までのランキング上位に入るのは初めてという。
水を使わず卵と牛乳を用いる焼き菓子を同社は「信州牧場」と商標登録。20年余り生産する定番商品だが、ドーナツのふるさと小包による売上げは2007年に前年比で倍以上の伸びとなった。
大々的な宣伝をしているわけではないが、注文は北海道から沖縄まで全国各地から寄せられ「お母さんが子どもにつくるような家庭的な味が評価された。リピーターが増えた結果だと思う」と北川社長は分析する。
現在は宮田村新田区で昨年秋に稼動を始めた駒ケ岳工場で生産。近くホームページもリニューアルし、情報を発信していく考えだ。 -
ハーモニカ教室、心温まる発表会
宮田村公民館ハーモニカ教室は19日、3年間の練習の成果を披露する発表会を村民会館視聴覚室で開いた。郷愁誘う音色で訪れた聴衆を魅了。会場一体となり心温まるコンサートとなった。
「緊張で頭が真っ白」と話すメンバー。会場からは「がんばれ」と声援も飛び、練習を重ねてきた曲を合奏や独奏で披露した。
知床旅情にもみじ、冬景色など情感も豊かに演奏。
独奏する女性の音色にあわせ、会場も一緒に口ずさんで盛りあげる場面もあった。
3年前の発足以来、村文化祭出演や村内の福祉施設を訪問するなど、対外的にもハーモニカの楽しさを発信してきた同教室。
この日の発表会も多くの村民と一緒に満喫し、心地良い緊張感を次なる力にしていた。 -
西保育園で紙飛行機とばし大会
宮田村の西保育園は17日、新春恒例の紙飛行機とばし大会を開いた。全園児がオリジナルの機体を手づくり。「良い年になりますように」と願いを込めて、力強く舞い上げた。
年長は年少の園児を手伝うなど、思いおもいに紙を折り飛行機に。日常的に折り紙を楽しんでいる年中園児も手際良く仕上げた。
ペンで絵や名前を描いて完成。さっそくクラスごと、遠くへ飛ぶか競い合った。
「がんばれ」と歓声も。上手に飛んでも失速してもみんなの笑顔が広がり、優勝者にはメダルのプレゼントもあった。 -
園児が防火、防災意識高めて、東保育園で訓練
阪神大震災からちょうど13年を迎えた17日、宮田村東保育園は火災を想定した避難訓練を行った。園児たちは防火、防災に関するアニメ映画も鑑賞し、意識を高めた。
迅速に園外へ避難した子どもたち。人気のちびまる子ちゃんが登場する啓発映画も鑑賞し、防災を身近なこととして考えた。
訓練に立ち会った伊南消防北消防署の署員は、改めて火災のおそろしさを伝え「ライターなどが家にあってもいじらないで」と呼びかけた。
東保育園を含め村内3つの保育園は毎月、地震や火災を想定した避難訓練を定期的に実施。北消防署の署員は「繰り返し学ぶことは、いざという時に有効。幼いうちに、危ないことを危ないと認識することも大切では」と説明する。 -
総合計画の進ちょくを検証、村の活性化に意見も
宮田村は16日、2006年度から10年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を村総合計画審議会(前林善一会長)に示した。計画がどのように村政に反映されているか検証。意見交換は福祉から産業まで多角的に及んだが、各種の活性化が統一した歩調になるよう、村に一定の指導力を求める声もあがった。
村は、昨年12月末現在までの進ちょく実績を資料にまとめて説明。この日は意見や要望を出しあった。
ある委員は駅前開発や観光、交通対策などを例に挙げ「村の活性化で住民も参加した組織がいくつも立ちあがっているが、それぞれの方向をむいて議論しているように思う。早急に連携ができるような方策を」と指摘。
別の委員も「村もある程度主導権を持って・ス交通整理・スし、組みたてることも必要では」と提言した。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針。従来は進ちょく状況のチェックなどは行われなかったが、後期基本計画から策定に携わった審議会が年度ごとに検証する方式を採用している。 -
分館長会長に柳沢さん、公民館分館長主事会
宮田村公民館は11日、分館長主事会を開いた。役員を改選し新たな会長に柳沢靖人町三区分館長、副会長に有賀進大久保区分館主事を選んだ。
あわせて体育部長会も開き、会長に北割区の浦野広さん、副会長につつじが丘区の松下晋一さんを互選した。
今年の公民館の主要事業は6月に春季スポーツ大会、8月15日に成人式、9月に秋季スポーツ大会、10月に村民ゴルフ大会、11月に文化祭と、2年に1度の村民運動会を除いて例年と同様の内容となっている。
各区の分館長、主事、体育部長は次の皆さん。
【町一区】▽分館長=中谷俊治▽主事=濱田琢也▽体育部長=松澤政弥【町二区】▽分館長=太田道雄▽主事=小木曽明広▽体育部長=福沢宏之【町三区】▽分館長=柳沢靖人▽主事=矢澤あつ子▽体育部長=唐木好昭【北割区】▽分館長=伊藤広和▽主事=小田切輝男▽体育部長=浦野広【南割区】▽分館長=保科忠雄▽主事=小林繁美▽体育部長=生駒英夫【新田区】▽分館長=平澤彦蔵▽主事=平澤敦士▽体育部長=春日祐一【大田切区】▽分館長=北原千文▽主事=小澤俊博▽体育部長=山口和美【大久保区】▽分館長=小田切健作▽主事=有賀進▽体育部長=松井良近【中越区】▽分館長=酒井重彦▽主事=細田庄司▽体育部長=酒井進【つつじが丘区】分館長=奥田行宏▽主事=林亜紀子▽体育部長=松下晋一【大原区】▽分館長=中村宏▽主事=吉水直保▽体育部長=小松文彦 -
社協介護員てづくりの心和ます干支人形が好評
宮田村社会福祉協議会の介護員北澤さゆりさんが趣味の粘土細工で干支(えと)であるねずみのミニチュア人形を手作りし、仲間らにも配って好評だ。「少しでも心和んでくれたら」と話している。
同社協が運営するデイサービスセンター内にも飾り「かわいいねぇ」と評判に。
ここ数年、干支の人形をつくっているが「喜んで見てくれてうれしいですね」と北澤さんは話す。
人形は超軽粘土を使用し、今年は既に40組ほどを製作。少しの時間で手軽につくれるのが魅力といい、お世話になった人などにも配っている。
デイサービスでは利用者と一緒に工作をすることも多い北澤さん。「利用者の皆さんに教えてもらうことも多く、毎日が本当に楽しみ。職場のチームワークも良く、いい体験をさせてもらっています」と、新年も心と心を通わせながら日々の業務に取り組んでいる。 -
新春の夜の辻辻で、はやし言葉響く
「ほんやりほっぽほーぽ、ほんやりじょうずの頭には」-。小正月の伝統行事「しし追い(とりおい)」が14日夜、宮田村内の各地区で行われ、小学生らの元気なはやし言葉と、拍子木を鳴らす乾いた音が辻々に響いた。
太田切区では幼児・小学生7人とPTA役員らは、約30センチのヤナギの枝に煙りでいぶして模様を付けたほうやり棒をたたきながら、新春の夜の町角に繰り出した。
子供たちは上級生から教わりながら同地区に古くから伝わる正調のはやし言葉「ほんやりほっぽほーぽ えいとうすえて、きゅうすえて、ししやーい、鳥やーい」を大声で歌いながら区内をくまなく回り、商店や家庭からミカンや菓子などをもらった。
「ししおい」は鳥おいとも呼ばれ、イノシシやスズメなどの農作物に被害を与える害獣を追い払い、五穀豊じょうを願うとともに、厄払いをする小正月の伝統行事。 -
信州大学農学部主査農場担当
宮田村北割
小田切宏志さん(43)食や農について学ぶ学生らが集う南箕輪村の信州大学農学部。その一角に、地域の人たちに向けて農産物を販売する「生産品販売所」があるのを知っているだろうか竏秩B
置いてあるのは学生が現場実習の中で一生懸命に育ててきた作物や、現場実習をサポートする技術職員が丹精込めて育てた作物など。アスパラにシイタケ、カボチャにジャガイモ、リンゴ、ブドウ、米竏秩B季節に応じてさまざまな野菜や果物、花などが並ぶ。また、例年販売開始2日で売り切れてしまう農学部ブランドの「山ぶどうワイン」をはじめ、リンゴジュース、ジャムなどの農産物加工品も学生らが作ったものだ。
その管理担当となって3年、さまざまな工夫を凝らしながら販売、PRに励んでいる。
「学生さんも現場の職員も一生懸命作っている。品質だってほかに見劣りするとは思っていない。でも、まだまだ認知度が低いので、多くの人に知ってもらえるよう、少しずつ少しずつ工夫を重ねています」と話す。
◇ ◇
大学の事務職員になって25年。過去には国立信州高遠少年自然の家(現在は青少年の家)に出向したこともあったが、現在の仕事はほかの学部で経験してきた事務仕事とは異なる変わった仕事だ。
「でも、今の仕事が向いてるか向いてないかと言われたら、向いてるのかなと思いますね」と笑顔を見せる。
季節によって、収穫される作物はさまざま。その量も異なる。鮮度を失わないうちに、お客さんに買ってもらうため、即日販売を心掛けている。
昨年から始めたのは学部のホームページに学生の実習風景を掲載すること。学生らの普段の実習風景を見てもらうという試みで、自ら現場に出かけていって取材。それをホームページにアップする。 -
大久保区でどんど焼き
宮田村大久保区で13日朝、どんど焼きが行われた。正月飾りなどを燃やして、無病息災を地域一緒に願った。
小学生の高学年が中心になって区内各戸からだるまや、竹、松などの飾りを集め、天竜川近くで点火。
子どもと大人が一緒になって勢い良く燃え盛る炎を見つめ、餅なども持参して焼いて食べた。
この日は、北割区、新田区、つつじが丘区でもどんど焼きを行い、昔ながらに新年行事を味わった。 -
宮田村で交通事故
15日午後2時40分ごろ、宮田村大久保の村道交差点で同村町三区の会社員城倉将英さん(61)のミニバイクと、同村中越の会社員稲村和久さん(43)の普通乗用車が衝突。城倉さんが右足親指の骨を折る重傷を負った。稲村さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、城倉さんは東から西へ、稲村さんは南から北へ向けてそれぞれ直進していた。交差点は建物などで見通しが悪い。同署が原因を調べている。 -
行方不明の女性死亡
15日午前から行方が分からなくなっていた宮田村の女性(68)は同日午後4時42分ごろ、家族の届け出を受けて捜索していた県警ヘリコプターにより駒ケ根市赤穂北割一区の太田切川の河川内で発見されたが午後6時28分、収容先の駒ケ根市内の病院で死亡が確認された。目立った外傷はなく、死因を駒ケ根署が調べている。
同署によると女性は午前10時半ごろ、家族とともに宮田村新田のホテル周辺で、つる細工用のつるを採取していて行方不明になった。村消防団や警察署員などが捜索に当たっていた。