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宮田村の鎌倉国光さん写真展 中アの魅力を伝える
宮田村のアマチュアカメラマン鎌倉国光さん(57)の山岳写真展「中央アルプス縲怦鼕勛皷・フ世界縲怐vは28日まで、伊那市荒井区の市立伊那図書館広域情報コーナーで開いている。木曽駒ケ岳や宝剣岳などの同アルプス北部の写真を中心に全紙サイズ縲恃シ切の33点を出品している=写真。入場無料。
10年ほど前から撮りためた四季折々の山岳写真を飾り、雄大な山々の魅力を伝える。山をはうように雲が流れ降りていく「滝雲流れる槍尾岳」、岩肌と残雪を照らす「朝日に染まる中岳」など季節や時間によって違った姿を見せる山々を鎌倉さんは・ス一期一会の世界・スと言い表している。
鎌倉さんは1951年、高知県生まれ。宮田村へ30年ほど前に転勤し、85年ころから集中的に中央アスプス北部の山岳写真を撮り始める。同図書館では03年から毎年、中央アルプスの写真展などを開き、今回で連続5回目となる。
午前10時縲恁゚後7時。27、28日は鎌倉さんが会場を訪れる。 -
マレット同好会チャリティ大会、村社協に寄付
宮田村マレットゴルフ同好会(森田孝司会長)の第17回チャリティ大会は24日、村マレットゴルフ場で開いた。大会出場者などから寄せられた5万7千円を村社会福祉協議会に寄付した。
競技終了後、森田会長から善意を受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんが元気にプレーする姿が村の活力でもある。ぬくもりある福祉を進めるため、本日の尊い善意を役立てていく」と感謝した。
同好会は約1カ月間、マレットゴルフ場に募金箱を設置。この日出場した39人をはじめ70人から多大な善意が寄せられた。
大会の上位結果は次の通り。
(1)倉田東亜(南割区)(2)唐沢治男(町一区)(3)伊藤常央(同)(4)小田切宏子(町二区)(5)新井謙治(大原区)(6)太田正(町一区)(7)宮下民代(大久保区)(8)山口勇(つつじが丘区)(9)御子柴清美(南割区)(10)伊藤忠七(町一区) -
豊かな自然イメージした茜織展が上高地で
宮田村大原区の辰野恭子さんが主宰する織物教室のメンバーらによる上高地を題材にした作品展「茜織展」が31日まで、松本市上高地のアルペンホテルで開かれている。大自然を満喫した観光客や登山者が数多く来場し、織物でも豊かな自然を再発見している。
辰野さんらは伊那谷の100人に聞いた「上高地」のイメージを織物に。四季の変遷を色彩豊かに表現し、会場を飾った。
宮田村をイメージした作品もあり、訪れた人たちは興味深げ。信州の大自然を違った視点から楽しんでいる。 -
「風林火山」ゆかりの地を探訪、公民館おやじ倶楽部
熟年男性が集う宮田村公民館のおやじ倶楽部は24日、今年の大河ドラマ「風林火山」ゆかりの伊那市高遠、長谷をたどる史跡巡りを行った。木々の色付きも楽しみながら、ふるさとの歴史の一ページをじっくりと探訪した。
ドラマの主人公でもある武田家の軍師・山本勘助ともゆかりが深いとされる東高遠の桂泉院や西高遠の満光寺などを見学。
同行した村教育委員会の小池孝文化財主任が解説し、参加者は「高遠は桜見物で来るが、こんなにじっくりと見たり聞いたりするのは初めて」と熱心に耳を傾けていた。
中世に宮田村一帯を治めていたとされる宮田氏、小田切氏が武田家に反抗し、処刑の後に他の土豪の武将らと一緒にまつられたとされる長谷黒河内の「八人塚」にも足を運んだ一行。村にゆかり深い歴史の一端を肌で感じていた。 -
宮田村の有志が県内唯一の女性村長と懇談
宮田村公民館の共同参画推進事業による呼びかけで村民有志16人は24日、県内唯一の女性首長でひっ迫する財政立て直しと合併問題の最中にある下伊那郡清内路村の桜井久江村長を訪ね懇談した。財政難という危機的状況が、女性の力を求めたと同村長は説明。男性主導の封建的な村づくりから脱却し、性別関係なくそれぞれの立場で力を発揮し始めていることを話した。
人口700人余りの山間地にある清内路村役場を訪れた一行。
出迎えた桜井村長は、財政再建団体転落の危機にも瀕した村財政が「やらまい、かえまい」を合言葉にした住民の協力で、見通しが立つまでになった経緯を語った。
さらに「女性は本音で語ることができ、変革する力を秘めている。厳しい時代だからこそ、力が発揮される」とも。
参加者から「なぜみんなが一つになって村づくりに取り組む体制ができたのか」と質問が挙がったが、村長は「危機感以外の何ものでもない」と答えた。
その後も清内路の女性たちが手作りした郷土料理「箱寿司」に舌鼓を打ちながら、教育や社会福祉などざっくばらんに意見交換。
「厳しくとも心の豊かさがある村だ」「勇気をもらった」など、参加者は感想を話していた。 -
防災訓練、日曜開催に好意的
防災の日の9月1日から日曜日開催に初めて変更した宮田村の地震防災訓練について、村のアンケートに回答した10区全てが「日曜日開催が良い」としていたことが分かった。今回初めて導入した「避難カード」を使った訓練も「有効」とする区が大半で、村総務課は「今後も日曜開催で行いたい。カードも効力を発揮できるよう、訓練の内容含めて充実させていく」と話す。
日曜開催については「多くの住民が参加できてよい」とした意見が寄せられるなど好意的だった。
きめ細かく住民の所在を把握するため、各家庭が事前記入た「避難カード」は、各避難所で人員を集約、確認するために用いたが、8つの区が「有効」と回答した。
更新で改良された防災行政無線を使っての避難人員報告については、避難所となった各集落センターの「子局だけでよい」と5つの区が回答。残る区は「携帯電話やその他の無線機などの活用も必要」と答えた。
自主防災組織で計画した各区の訓練内容については9区が良かったとし、1つの区が内容を検討したいと回答した。 -
エムウェーブで宮田村をPR
宮田村観光協会は20、21日に長野市のエムウェーブで開かれた「長野まるごと秋祭り」にブースを出展。特産品を販売して、村の良さをPRした。
同協会は前身のふるさと自慢から出展を続けており、この日も特産品の生産者ら7人が現地で接客販売。
ワインの試飲や試食などもふんだんに持ち込み、ブース前には長い列もできた。
1位に特産山ぶどうワイン、2位にときわのドレッシング、3位に宮田とうふ工房の大豆かりんとうが当たる抽選会も。4位にはこまゆき荘の入浴割引券が当たるなどハズレなしで、買い上げた客は思わぬプレゼントに喜んでいた。 -
村職労50周年記念式典
宮田村職員労働組合は結成50周年を迎え20日、記念祝賀式典を村民会館で開いた。半世紀の歴史を振り返りながら、住み良い村を将来に渡って守り続けようと思いを新たにした。
組合員、来賓約100人が出席。小林敏雄執行委員長は、村の自立などにより職場環境が厳しくなっている点にふれつつ「組織力を高め、現場から立案する能力を高める時代。住みやすい村づくりにむけて今後も団結しよう」とあいさつした。
席上、この10年間に委員長を務めた平沢正典さん、小田切和美さん、伊藤広和さん、田中耕民さん、赤羽和夫さんの5人に感謝状を贈った。 -
村民ゴルフ大会、小牧さん優勝
第12回宮田村民ゴルフ大会(小田切島数実行委員長)は21日、伊那市の信州伊那国際ゴルフクラブで開いた。昨年よりも多い173人が参加。一般は小牧昭さん=新田区=が優勝し、ベストグロスは豊岡悟さん=大原区=が記録した。チャリティホールも設け11万7773円の善意を村教育委員会に寄付した。
レディースは綾野寿美枝さん=町三区=、シニアは浦野崇さん=町一区=がそれぞれ昨年に続いて制した。
秋晴れに恵まれ、和気あいあいとラウンド。競技を楽しみながら親睦も深めていた。
上位の結果は次の通り。
【一般】(1)小牧昭(新田区(2)北原千文(大田切区)(3)野中毅(大原区)(4)池上稔(南割区)(5)伊藤康晃(大原区)【ベストグロス】(1)豊岡悟(大原区(2)渡辺誠(駒ケ根市)(3)浦野崇(町一区)【シニア】(1)浦野崇(町一区)(2)小出義光(大原区)(3)長矢好幸(町三区)【レディース】(1)綾野寿美枝(町三区)(2)矢沢あつ子(同)(3)原祥江(中越区) -
トップストーンロゼッタ北信越で価値ある2勝
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの女子ロゼッタは20、21日に富山県で行われたU‐12(12歳以下)の北信越ガールズエイト大会に県代表として初出場。2勝2敗のDグループ3位に終わったが、富山県サッカー協会賞を獲得して健闘が光った。
11人制の県リーグを参戦1年目で制覇し、8人制のエイト県大会も4位で、公式戦初の県外チームとの戦いに臨んだロゼッタ。
初日はヴェールメリオレディース(新潟)に2‐0、富山レディース(富山)に6‐0と幸先良く連勝。
しかし、2日目は五十嵐ガールズ(新潟)に0‐3、椿エンジェルス(石川)に1‐4と苦杯をなめた。
体力や走力面でより高いレベルの戦いを迫られた選手たち。
杉本雅史監督は「ボールの受け渡しなど一歩先をいっているチームもあった。技術の大切さを改めて痛感したが、チームができてまだ3年目。試合経験を積みながらレベルの底上げを図っていきたい」と話した。 -
心に響く島唄で宮田村職労50周年事業コンサート
宮田村職員労働組合の結成50周年事業として20日、沖縄八重山島唄の第一人者・大工哲弘さんのコンサートを村民会館で開いた。反戦活動にも力を入れてきた同組合。組合員や地域住民約300人の聴衆は、歴史の荒波にさらされた琉球の民謡に親しみながら、平和の願いも新たにした。
ジャズやロック、世界の民族音楽と数々の共演をこなすなど、枠にとらわれず沖縄の伝統音楽の継承、普及に取り組む大工さん。
この日のコンサートでも三線を弾きながら、情感あふれる島唄の数々を披露した。
心揺さぶる歌声が観衆を魅了。アルプスが初冠雪した伊那谷に、南国のリズムがやさしく響いた。 -
宮田小音楽会
宮田村宮田小学校は19日、音楽会を同校体育館で開いた。各学級が演出も凝らし、練習の成果を発表。子どもたちの元気な歌声や合奏が響き渡った。
心を込めて自分たちで作ったリズムを刻んだ1年1組。3年3組は元気にマーチを歌いながらステージに登壇した。
4年4組は学級のことを自作の詞で楽しく歌いあげ、6年3組はテレビ番組の主題歌にもなっている曲を情熱的に合奏。2年生は全学年で清らかな声を披露した。
5年2組は映画「パイレーツオブカリビアン」の主題歌を雰囲気たっぷりに再現。
頭にバンダナを巻いた児童扮する・ス海賊・スたちが、楽器を勇壮に響かせた。
他の学級も楽しげな歌声や音色で、仲間と心をあわせる子どもたちのひたむきな姿が。数多くの保護者も観賞し、会場がひとつになって盛りあがった。 -
子育て学級、口の力鍛えて
宮田村公民館子育て学級は17日、上伊那口腔保健センター歯科衛生士の小町谷ちほりさんを迎えて子どもの発育に重要な口内環境などについて学んだ。見落としがちな「口のまわりの力」についても焦点をあて、若い母親たちが理解を深めた。
パネルシアターで幼児にも分かりやすく虫歯のことを伝えた小町谷さん。虫歯ができやすい口内環境を知る簡単なテストも行い、母親は我が子の口の中をチェックした。
上手にかめなかったり、呼吸ができない子どもたちが増えていることも説明し、口のまわりの筋力アップが健全な育ちには不可欠とも指導。
牛乳パックとストロー、ビニール袋などを使った簡単なおもちゃを工作し、息を吹き込むことで口の力を鍛える体験も行なった。 -
仲なかふれあいセンターで防災訓練
福祉作業所と親子交流施設「遊ゆう広場」が入る宮田村町二区の仲なかふれあいセンターで16日、防災訓練があった。施設職員、利用者が参加し、避難や消火を訓練。火災を想定して室内の煙体験も行い、万が一の事態に備えて意識を高めた。
作業所の台所から火災が発生したと想定。職員が通報、誘導し、利用者は迅速に屋外の駐車場に避難した。
作業所利用者は消火訓練にも加わり、広域消防本部の消防署員の指導で消火器の使い方を学習。実際に水を出して、模擬体験した。
体に害を及ぼさない訓練用の煙を充満させ、火災が発生した場合の避難法も体験。
署員は「煙は上にあがるがら、まず姿勢を低くする。有毒なガスを吸わないようハンカチなどで口を覆って」と指導した。
同センターでは昨年も同様の内容で訓練を実施。
署員は「訓練をやっておくと万が一の場合に活かされる。一人ひとり考えて行動して」と呼びかけ、宮下明施設長は「個々の立場を考え、安全に配慮していきたい」と話した。 -
平沢さんが今年もデイ利用者にサツマイモをプレゼント
宮田村新田区の平沢善栄さん(78)は16日、丹精こめて育て収獲したばかりのサツマイモ約80キロを村社会福祉協議会に届けた。「デイサービスの利用者の皆さんに」と6年間続く善意。同社協は地域のあたたかな贈り物に喜んでいる。
「美味しいって言ってくれるんでね」と平沢さん。コンテナ4箱には一杯のサツマイモ。応対した社協職員は「本当にありがたい」と感謝した。
同社協は今後、調理してデイサービス利用者におやつとして味わってもらう予定だ。 -
森の神に願いを込めて鉾立権現、ブナの森例祭1分足らずの神事
日本一短い宮田村で17日、山深い森の中にある3つの神社の例祭があり、鉾立(ほこだて)権現、ブナの森では例年通り1分足らずの神事で地域の安全などを祈願した。
宮田高原に近い標高1400メートルにある鉾立権現。同高原や駒ケ岳へむかう登山道に鎮座し、かつては放牧や登山者の往来を見守ってきたが、林道の開通により今では訪れる人も少ない。
一方で、村の関係者が手厚く守り続け、毎年この日に例祭を催行。昨年7月豪雨で通じる寺沢林道は復旧途上だが、その工事部分を通過しながら今年もいつも通りに現地で神事を行った。
車を降りて林道から山道を歩くこと6分ほど。村職員や村議、森林管理署などの10人は、まず神社鳥居前にある三十三体観音を参拝。急坂を登り、鉾立山頂上にある祠(ほこら)で神事を行った。
造林班の大澤光雄さんが神官役を務め、祝詞と拝礼だけの簡素さだが、色付き始めた木々に囲まれ厳粛なうちに終了した。
「日本一短いとされる塩嶺(岡谷市、塩尻市境)の祭りと並ぶくらい短いかも。それにしても立派な祭りだよ」と小林修副村長。
他の参列者も「かつてはみんなここを歩いたんだね」など往時をしのびながら、感慨深げな様子だった。
ブナの森では2礼1拍手とさらに短い時間で祭りを終えた。 -
感じた想いリズムに乗せて、宮田小1年1組が自作曲を音楽会で披露へ
宮田村宮田小学校1年1組は19日の同校音楽会で、学校生活で感じたことを歌や打楽器のリズムに乗せた自作曲「リズムにのってレッツゴー!!」を披露する。太鼓演奏に取り組む6年1組の姿に感銘を受け、自分たちもと意気込む子どもたち。本格的な練習を始めて日は浅いが、「心をこめて叩くんだ」と熱の入った練習が続いている。
8月に6年1組の太鼓演奏にふれた1年1組。先輩の奏でる力強い音が児童の心に響きわたった。
「僕たちに太鼓はないけど何でも叩けば音が出るんだ」。紙筒や竹、電線を巻いてあった木製のリールなど、入手できるものを活用。立派な打楽器に変身した。
さらに学校生活で体験したことを曲に。「カラカラ」と遊ぶクラスの仲間になったハムスター、おしりが痛かった公園すべり台の「ガラガラ」という響きなど、思い出に残った一人ひとりのリズムをつむいで完成した。
入学してから毎朝、始業前に歌うことが日課の同学級。それが元気の源だ。
「今回は子どもたち自身の曲だから、今まで以上に思い入れも強いみたい」と担任の大日野昭美教諭。難しいリズムを、自然のうちに友人同士教え合う姿に目を細める。
音楽会は19日午前8時50分から同校体育館。1年1組は先頭で登場し、他の学級も趣向を凝らしながら練習の成果を発表する。 -
産業振興願って不動滝例祭、珍しい「神仏習合」で
宮田村の不動滝例祭は17日、昨年7月豪雨の影響が残り現地では行えず、麓(ふもと)の宮田観光ホテルで開いた。僧侶と神主による・ス神仏習合・スの珍しい祭事は今年も健在。村商工会や村関係者ら約60人が、地域の活性化や産業発展などを祈願した。
不動滝には不動明王と産業の神様である金山彦大神を合祀(ごうし)してあり、例祭も仏と神の両方に祈りを捧げている。
豪雨災害の影響で滝に通じる林道が車両通行できないため、10日に商工会振興委員会が徒歩で現地を代参。例祭は昨年に続いて会場を移した。
僧侶、神主が並んで祭事。お経が唱えられるなか、参列者が玉ぐしを捧げる姿がみられた。
終了後、前林善一商工会長は「例祭が終わると今年も70日。皆さんそれぞれ頑張りましょう」とあいさつし、神と仏の加護に感謝した。 -
かかし隊が稲刈り
農産物の栽培を通じて、さまざまな挑戦をする宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は13日、稲刈りを行った。6月に植えた苗が立派に成長。大豊作に歓声が沸いた。
鎌を使っての手作業だが、幼い子どもたちも保護者と一緒に果敢にチャレンジ。コツをつかみ手際良く刈り取る姿があった。
北割区の小林龍之助君(3)も稲を運んだり、はざかけしたりと大忙し。
かかし隊に入ってから土と親しむ機会が増えたというが、初参加の父親の竜朗さんも「遊び感覚を織り交ぜながらでいいですね」と笑顔で我が子と一緒に汗を流した。
昨年はもち米だけだったが、今年はうるち米にも挑戦したかかし隊。無農薬ながら生産者も驚くほどの出来映えで、来月には収獲祭を開いてみんなで味わう計画だ。 -
地域に育まれた名木たちに光を、郷土研究会が本出版
宮田村の宮田郷土研究会(小田切須賀雄会長、28人)は5年の歳月をかけて調査した村内の古木、名木を本にまとめ、11月初旬に「くらしの中で育つみやだの古木・名木」を発刊する。写真や絵図をふんだんに用いて、149本の木の歴史的ないわれ、由来なども掲載。長い年月による環境変化にも耐えて現存する名木を後世に伝える貴重な資料となりそうだ。
同研究会が古木、名木の調査に着手したのは2003年。
地区ごとに責任者を決めて全員で村内をめぐり、出会った木は200本以上にのぼる。
その中から樹齢140年を超える古木や直径2・5メートル以上の巨木、珍しい種類や歴史的意義のある名木の149本に厳選した。
樹齢450年の北割区のカヤの木をはじめ、姫宮神社のサワラ、上の宮のクリなど、地域や住民とともに育まれた名木たち。
その一本一本を実地調査により培った見聞で文章にまとめ、誰にでも分かりやすい内容に仕上げた。
同様の古木の調査書は近隣では伊那市や飯島町、辰野町で発刊済みだが、各自治体の教育委員会が中心になり刊行する例が大半。
同研究会の本は村の補助を受けてはいるが、全て自主的な独自調査によるもの。地域や暮らしとの関係から見つめたあたたかな視点が、内容を奥深いものにしている。
カラー刷り70ページで予定価格は2千円。村教委で販売取り扱いを予定している。 -
太田切川左岸の護岸復旧は出水期前に
今年5、6月の出水で護岸と河床に被害が出た宮田村の太田切川左岸の復旧工事について15日夜、地元大田切区の住民に対する説明会が同集落センターであった。県伊那建設事務所は、来年の出水期前には完工したい考えを示した。
現場は国道153号とJR飯田線が並行して走る付近。
駒ケ根市側の右岸では昨年の豪雨災害の復旧工事が行われているが、対岸の大田切区へは説明がなかったため、この日は右岸、左岸の現状について総合的に話しを聞いた。
席上、右岸の工事について今まで宮田村側への住民説明がなかったことに対して不満の声も。
また、右岸の工事が今年の出水期に行われたことを疑問点として指摘したが、県は国道とJRの施設を守るために早急な工事が必要だったと理解を求めた。
左岸の工事について、県は出水期前に終わらせる見通しを説明し、着工前には再度住民への説明会を開く考えも示した。 -
福祉ふれあいまつり実行委、バザー売上げ社協に寄付
宮田村福祉ふれあいまつり実行委員会(仁科智弘実行委員長)は12日、6日に開いた同まつり会場で行ったバザーの売り上げ7万8810円を村社会福祉協議会に全額寄付した。
同まつりは13回を迎えるが、当初からバザーの売り上げは村社協に託し、地域の福祉向上に役立てられている。
今年も76人の村民から日用品などを中心に545点もの出品がありバザーは盛況。
この日はまつり反省会の前に寄付の贈呈があり、仁科委員長は改めて地域の多大な協力に感謝。受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんの善意を有効に使わせて頂く」とあいさつした。 -
宮田村、2年に1度に村民運動会
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宮田村は14日、2年に1度の秋の大イベント、第16回村民運動会を中央グランドで開いた。11地区から村民延べ3300人が参加し、定番の大玉送りや玉入れ、満水リレー、踊りなど、老若男女が楽しめる、得点11種目を含む23プログラムで盛り上がった。
全員で「大玉送り」でスタート。男女ペアが棒2本でソフトバレーボールを運ぶ「しあわせ運んで」、転んでも走ってもかわいい保育園児の「はたひろい」。引いたテープの長さが勝敗を決める「むすんでのばして」、なじみの「メドレーリレー」。4人1組になって、土のうを運ぶ、タイミングと4人の呼吸が勝負の「4人でGО!脚」など楽しい競技が続いた。
また、中間で応援タイムもあり、各区が工夫を凝らした応援合戦を展開。町2区は小学生による長持ちの練り歩きを行い、大きな拍手が送られた。町2区有志でつくる「信州宮田長持会」が長持ちを次代に継承しようと、小学生を指導し、この日、初めて披露した。
結果は次の通り
▽優勝=大久保(2)中越(3)新田(4)町2区(5)北割▽最優秀応援賞=大久保、優秀応援賞=大田切、南割 -
竜東スポ少が優勝、第50回宮田村少年野球大会
第50回宮田村少年野球大会は13日、伊那市勢同士の決勝戦となり、竜東スポーツ少年団が西友クラブを終盤の逆転で破り優勝した。
この日は8日から順延となった準決勝、決勝を行った。
いずれも村内外16チームが出場した記念大会にふさわしい好試合。決勝も引き締まった展開となったが、竜東が終盤に集中打。機動力も活かしながら一気に逆転して、6‐2で勝利した。 -
上高地で宮田村の物産展
宮田村観光協会は12日、松本市上高地のアルペンホテルで村内の名物を集めた物産展を開いた。北アルプスの自然を満喫しに全国各地から上高地を訪れた客に「次は中央アルプスへ」とPR。上々の反応に関係者は「山つながりで素晴らしい村のアピールになった」と好感触を得た。
生産者自ら対面販売し、宮田村をアピール。同行した清水靖夫村長も一緒に接客した。
ときわのドレッシング、宮田とうふ工房の大豆ドーナツなど、村の・スうまいもん・スが好調な売れ行き。
スモークウッドくるみの新作燻製「信州サーモン」や村内産の山ぶどうでつくる赤ワイン、南信州ビールは販売とともに試食試飲も用意し、登山者や観光客が宮田の味を存分に楽しむ姿もみられた。
カーネーションの無料頒布も好評で、フルーツファームひおくのリンゴ、加工ジャムも人気。午後3時には持ち込んだ全ての物品を完売した。
12月発売の山ぶどうワイン新酒を予約する人も多く「合併しない宮田村だね。頑張って」と声をかける客も。
観光協会事務局の村商工観光係は「上高地を訪れる人は山に関心がある人も多く、他のイベントとは違った効果も期待できる。来年もという話が挙がっており、継続的にやっていきたい」と話した。 -
西駒郷新居住棟しゅん工式
施設が老朽化していることなどから利用者の居住環境向上を図ろうと知的障害者総合援護施設長野県西駒郷(吉江速人所長)が昨年7月から建設していた新居住棟「さくら寮」が完成し13日、しゅん工式が行われた。村井知事、中原正純駒ケ根市長、清水靖夫宮田村長など関係者約80人が出席。テープカットを行ったほか、利用者と職員が太鼓を演奏するなどして施設の完成を祝った=写真。村井知事は「住まいとしての機能を充実させた。利用者や保護者の期待に応えられると確信する。障害者が地域で安心して暮らせる社会を実現するために、今後も福祉施策の充実を図っていきたい」とあいさつした。
さくら寮は木造平屋建て、述べ床面積約2830平方メートルで、全室個室。定員は60人。 -
中央保育園交通安全教室
宮田村中央保育園は10日、交通安全教室を開いた。交通安全の啓もう活動に積極的なヤマト運輸駒ケ根センターが講師を務め、園児たちに道路を歩行する際の注意点などを指導した。
同園保護者会の主催で、昨年に引き続きヤマト運輸の3人の運転手が来園。横断歩道の正しい渡り方などを教えた。
また宅配トラックを持ち込み、園児たちを運転席に座らせて、車に近寄った場合の危険性も指導。
「道路には飛び出さない。車のそばでは遊ばない。右見て、左見て手をしっかりとあげて横断歩道を渡って」と呼びかけた。 -
女子バレーブロックトーナメント開幕
宮田村女子バレーボール会(土方照子会長)の第17回ブロックトーナメント戦が11日夜、村農業者トレーニングセンターで開幕した。先週まで半年に渡って行われたリーグ戦と同じ12チームが参加。4ブロックで戦い、各1位が11月1日のトーナメントに進出する。
リーグ戦とは違って、既婚者が主な対象となる同大会。構成が変わるチームも多く、短期決戦ならではの激しい戦いが予想される。
開幕式では3連覇中の「ミューズ」が優勝カップを返還。
「ひまわり」の唐木民子さんが「リーグ戦の反省もバネに、最後まで力強く戦う」と選手宣誓した。
土方会長は「けがに十分注意して頑張ろう」とあいさつ。さっそく開幕4試合が行われた。 -
元日本代表の沢入さんがサッカー教室
Jリーグ草創期に名古屋グランパスエイトでFWとして活躍した元サッカー日本代表の沢入重雄さんがこのほど、宮田村でサッカー教室を開いた。
同村のクラブチーム・トップストーンが開いた園児から小学校2年生まで対象の大会「チャイルドカップ」に招かれたもので、出場した子どもたちを教えた。
普段のキックだけではなく手や足裏も使ってボール運びの感覚をつかむ練習など、ゲーム性も交えながら指導。今後に活かそうと指導者や保護者らも真剣な表情で見守っていた。 -
伊南消防北署防火ポスター審査
伊南行政組合消防本部北消防署(米山覚署長)は10日、管内の小中学生を対象にした07年度防火ポスターコンクールの審査を同署で行った。寄せられた376点の作品を竹上俊隆消防長ら署の幹部が審査し、学年ごとに金・銀・銅賞を選んだ。 入賞者は次の皆さん。
◇小学5年▽金=白鳥悠斗(赤穂)▽銀=藤沢ひなの(宮田)▽銅=二ツ木航(赤穂)◇小学6年▽金=宮下亜未(宮田)▽銀=石口雅人(赤穂)▽銅=桐野一真(宮田)◇中学1年▽金=夏目玲(宮田)▽銀=松井早希(赤穂)▽銅=伊東諒(駒ケ根東)◇中学2年▽金=松尾暢晃(赤穂)▽銀=田口瑠莉(宮田)▽銅=中村夕貴(赤穂)◇中学3年▽金=小山愛維▽銀=下平悠真▽銅=羽生翔太(以上赤穂)