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盆花市にぎわう
30年余の歴史を刻む宮田村の「盆花市」は12日朝、JA宮田営農センター前で開いた。用意した300束はたちまち売れきれた。
壮年連盟(木下祐二会長)とJA生活部会(田畑清江部会長)が協力。自分たちが育てたアスターを中心に、シマカヤ、オミナエシ、小菊、ユリなど約10種類の草花20本余を束にして、1束750円で販売。一般家庭用のほか、新盆向けの2千円の大束45束も予約販売した。
早朝、50人余が参加して、花束を作りながら、販売した。
田畑部会長は「今年はアスターの成長が不ぞろいで、花の量が少ない」と話していた。 -
山ぶどうの里づくり新たな局面へ
宮田村特産、山ぶどうワインの生産関係者らでつくる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」(会長・清水靖夫村長)は、より品質を重視するため、6万本の将来的な生産構想を4万本に見直す。さらにワインを地元の文化として発展させようと「山ぶどうロマン研究検討会議」を近く発足させ、経営安定に向けた販売強化も含めた取り組みを始める。
このほどあった総会で決まった。村内農家13戸が栽培する山ぶどう(ヤマソービニオン種)は、栽培開始から約10年が経過し、収獲量は30トンを超えるまでに増加。ワインの出荷本数は年間約2万本になり、県の原産地呼称管理制度に認定されるなど、品質的にも高い評価を受けている。
一方で現状は、販売のほぼすべてを醸造する本坊酒造に委ねる格好となっていて、今後の生産増を見込むと、ワイン以外の製品、付加価値づくりを含めた販売戦略の練り直しも迫られている。
山ぶどうロマン研究検討会議は、ワインの発展を望む栽培農家らの提案を受ける形で発足。栽培技術の向上から、素材の活用、販売のあり方、文化の形成まで4つの部会を設ける考え。
村産業建設課は「早急に発足させる」とし、11月中旬には中間集約、来年2月中旬には意見を取りまとめて行動に移す。 -
恒例のマス釣り大会14日に
宮田村の小田切川で行うお盆恒例ニジマスの魚釣り大会が、例年通り14日午前8時から村民会館周辺の同河川で開かれることになった。
新田区の養魚場閉鎖で一時は中止の運びだったが、同養魚場から魚を確保できることになり、主催者の自然を呼び戻す会と村観光協会は開催を決定。「多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。
千匹以上のニジマスを放流するが、参加費は無料。雨天の場合は15日に順延する。 -
宮田中生徒が成人式の会場を設営
宮田村の成人式は15日に宮田中学校を会場に行うが「先輩たちのために」と同校生徒87人が10日、式の会場設営に汗を流した。
夏休みの部活練習で学校に来ていたバスケット、バレーボール、陸上、吹奏楽の各部員が協力。新成人が式典で座るイスなどを体育館に並べた。
村のケーブルテレビで流す成人式の番組にも協力。新成人に贈るメッセージを部活ごとに収録した。
新成人の大半は宮田中OB、OG。村教育委員会は「母校で門出を迎えてもらおう」と3年前から成人式を同校で開いている。 -
村民カード先着30人無料で交付へ、普及拡大に9月3日から
宮田村は住民基本台帳(住基)を活用した村民カードの普及を図ろうと来月3日から、300円かかるカード交付の手数料を先着30人の新規申請者に限って無料にする。「少しでも村民カードの存在を知ってもらい、関心を寄せてもらえれば」と村住民福祉課。同村のカード普及率は上伊那で最も高いが、それでも15%強のため、話題づくりで拡大を進めたい考えだ。
村民カードは2003年から印鑑登録を行った際に登録証として交付。同登録証をはじめ、住民票、戸籍謄本などの各種証明書が必要な時は、カードがあれば村役場窓口以外にも上伊那に5台設置する自動交付機で受けることができる。
同村には現在、自動交付機はないが年末にも設置予定。村としては今回の手数料無料のキャンペーンをPRすることで、広くカードの周知徹底を図るのが狙いだ。
期間は9月3日から28日までだが、先着30人の定数になり次第終了。問い合わせは同課住民生活係85・3183。 -
国産ワインコンクールで銅賞
##(リード)
宮田村特産品の山ぶどう(ヤマソービニオン)ワイン「信州駒ケ原2006」が、山梨県であった国産ワインコンクールで銅賞を獲得した。ヤマソービニオン種の銅賞以上は唯一で、関係者は「この品種としては国内最高の評価」と受賞を喜んでいる。
全国各地のワイナリーから75点の出品があった「国内改良品種赤ワイン部門」。金賞は該当がなく、銀賞3、銅賞は18で、宮田村のワインとしては一昨年の「紫輝」に続いての受賞となった。
同部門には他のワイナリーからもヤマソービニオン種の出品が数点あったが、すべて銅賞より下位の奨励賞止まりだった。
村内農家が栽培するヤマソービニオンを用いて「駒ケ原」を醸造する本坊酒造信州工場の藤野公宏工場長は「世界に通じる可能性のあるワインとして認めてもらえたと思う」と話す。
コンクールはフランスの醸造研究家やワインジャーナリストら国内外の審査員が官能判定し採点。全部門で575点に及ぶワインが参加した。
##写真
国内のワインが数多く出品した権威あるコンクールで銅賞に輝いた「信州駒ケ原」 -
図書館夏休みイベント、小学生らが楽しく工作
宮田村図書館の夏休み工作教室は8日開き、畑に立ち並ぶ光景を目にする風車式の「モグラおどし」づくりに小学生らが挑戦した。
大原区の那須野一巳さんが講師。子どもたちだけでなく、作り方を教わって自分の畑に設置したいと大人の参加もあった。
ペットボトルを再利用。カッターでボトルの側面を切ると、簡単に風車のような姿に。
針金を通し、風の抵抗を受けて音と振動をふるわせて回るように工夫。子どもたちは真剣な表情で、試行錯誤を繰り返しながら調整した。
スプレーで色を塗って仕上げ。「カタカタカタ」と、モグラもビックリ驚く立派な手づくりの風車が完成した。 -
宮田大学が花満開の高原を旅
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」はこのほど、ニッコウキスゲが満開の霧ケ峰、美ケ原高原方面へ夏の旅行を楽しみ親睦を深めた。
標高2千メートル近くに及ぶビーナスライン沿線に足をのばした一行。道の両側に咲き誇るニッコウキスゲにため息ももれた。
八島湿原では高原に広がる湿地帯の雄大な景色も堪能。
美ケ原では冷涼な高原の風にふれながら弁当を広げ、美術館も見学した。 -
ロビー拡張完成、村社協デイサービスセンター
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターのロビー拡張工事が完了し、さっそく利用者の憩いの場となっている。
同センターは利用定員15人で1995年に開設したが、現在は40人にまで増加。快適にデイサービスを受けてもおうと6月から拡張工事に着手し、車イスや手押し車の置き場所も確保した。
今までは食堂などで過ごす時間が多かった利用者もいたが、ソファに座って談笑したり、テレビを見たりとくつろぎの空間に。「よりゆっくりと過ごしてもらえると思う」と同社協は話した。 -
中越区民納涼祭
宮田村中越区の区民納涼祭は4日夜、諏訪神社例祭にあわせて同神社境内で開いた。20年続いた壮年連盟主催の祭りを区が引き継いで4年目。楽しい演芸や夜店などがあり、子どもから高齢者まで多くの区民で賑わった。
特設舞台では有志による手品や歌、踊りと多彩な演目。ごちそうをテーブルに広げて楽しむ家族の姿もあり、祭り気分は最高潮に達した。
夜店は焼きソバやフランクフルトなどの軽食が販売され、以前から人気だった五平餅も健在。買い求める人たちで長蛇の列ができた。
「祭りにあわせて遠方から帰省してくる人も多い。今年も大勢で集まることができ良かった」と細田健一区長。地域あげての夏の夜の宴は、時間を忘れて盛りあがった。 -
祭りだワッショイ、つつじまつり
宮田村つつじが丘区で4日夜、恒例のつつじまつりが開かれた。昨年の区役員が実行委員会の中心となり、子どもみこしや花火大会などで盛りあがった。
子どもたちのみこしと山車が区内を練り歩き。「ワッショイ、ワッショイ」と元気な声がこだました。
村営住宅が立ち並ぶ団地のつつじが丘区は村内で最も小さい地区だが、この日はPTA、消防団と若い人たちも一致団結。
焼きソバや綿菓子の販売やヨーヨー釣りなどもあり、区民は縁日気分も満喫した。
川上勝実行委員長は「子どもたちにとって夏休みの良い思い出になれば」と話していた。 -
社協ミニデイ、童心に戻ってシャボン玉遊び
宮田村社会福祉協議会が村内各地区で開くミニデイサービスで、利用する高齢者がシャボン玉遊びを楽しんでいる。
8日は北割区であり、約10人が童心に戻って体験。専用液だけでなく、粉石けんや洗濯石けん、食器洗浄用洗剤でもシャボン玉ができるか試した。
まるで子どもたちの夏休みの自由研究のように、実験気分も満点。ストローや紙筒などを使って想い想いに息を吹き込んだ。
「飛んだ、飛んだ」「私しゃ全然ふくらまん」と大ハシャギ。「やめられんねぇ」「夢にも出てきそう」と、シャボン玉と一緒に笑顔もはじけた。 -
中川・宮田両村の若手農業者グループが初の交流会
中川村と宮田村の若手農業者グループが7日夜、中川村望岳荘いろりで初の交流会を開き、農業談義で盛り上がった。
宮田村からは宮田村農業者クラブ(杉山栄司会長)のメンバー6人、中川村は「まーる(川田多喜雄会長」の会員18人が参加し、農業全般について、和やかに歓談した。両グループの事務局を務める上伊那普及センターが企画した。
いろりを囲んだ参加者を前に「まーる」の川田会長は「お互いに顔見知りになって、情報交換したり、若い農業者のネットワークを構築しよう」と歓迎あいさつ。
宮田村農業者クラブの杉山会長は「農業をしていると外に出掛ける機会が少なく、視野が狭くなる。中川村だけでなく、上伊那のほかの農業者とどんどん交流し、農業を盛り上げよう」と呼びかけた。
中川村役場の宮沢農政係長の発声で乾杯し、交流会に移った。
会では昨今の原油高が農業に及ぼす影響や、地球環境に優しい農業などグローバルな視点から農業を語ったり、足元の営農の課題など、話題は尽きず、夜遅くまで語りあい、おいしい酒を酌み交わした。 -
子どもの安全を考える会、情報交換で協力推進
宮田村でこのほど、「子どもの安全を考える会」が開かれた。宮田小、中学校PTAや教職員、村内各地区の防犯指導員ら約50人が出席。情報を共有化し、今後も地域一丸となって子どもの安全を見守っていこうと再確認した。
駒ケ根署生活安全刑事課が最近の児童、生徒に対する声かけ事案などの状況を報告。
席上、小学生に配布してある防犯ブザーやホイッスルが、万が一の時にすぐに使えるよう徹底を求める意見などもあった。 -
全日本少年サッカー決勝T進出ならずも健闘キラリ、トップストーンJr
U‐12(12歳以下)の第31回全日本少年サッカー大会は7日、福島県Jヴィレッジで1次ラウンド最終日を行い、県代表のトップストーンジュニア(宮田村)は青森FCに1‐1で引き分け、東京ヴェルディには0‐14で敗れ、最終成績1勝2敗2分けでF組3位。惜しくも決勝トーナメント進出は逃したが、有能な選手が集まる大都市のクラブチームを相手に、人口1万人にも満たない小さな村の子どもたちの健闘が光った。
青森FC戦は、前半コーナーキックからMF三浦があわせて先制。相手に支配される時間帯もあったが、勝利は目前まできていた。
しかし、後半のロスタイム。相手のシュートがゴール前に守った2人の脇を抜けて決まり、無念の引き分け。決勝トーナメント進出の望みが絶たれた。
しかし、優勝候補にもあがる実力が突出したチーム以外とは、互角以上の戦いができた今回の全日本。真っ黒に日焼けしたイレブンはかけがえのない経験を手にした。 -
2年ぶり宮出し大人みこし勇壮に
宮田村大原区は4日、大原天満宮の例祭にあわせて27回目の大原祭を開いた。豪雨災害のため昨年は中止した花火と大人みこしが復活。子どもみこしも元気良く区内を練り歩いた。
2年ぶりとなる大人みこしは勇壮に宮出し。負けず劣らず子どもみこしも威勢の良いかけ声で、祭りの到来を告げた。
夜は演芸大会や花火と盛りあがり、宮田太鼓のステージも。区民が心ひとつに夏祭りを満喫した。 -
どんぶりレンジャーと対戦?!
宮田村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーが3日夜、村の中心商店街で開かれた「夏の夜店」に出動。楽しいゲームで、会場に訪れた人たちと・ス対戦・スした。
水の中に落ちそうなゲームもあり、レンジャーは体を張ってイベントを盛り上げ。
チビッコはヒーローとの楽しい交流を思う存分満喫。夏休みの楽しい思い出にしていた。 -
小学生に長持担ぎを指導
宮田村町二区の有志でつくる「信州宮田長持会」は5日、長持担ぎを次の世代に伝えようと初めて地元の小学生らに担ぎ方を教えた。会員の太田道雄さんら3人が宮田小学校のグラウンドに長持を持ち込み、集まった小学生約20人に基本を指導。太田さんらは何も知らない子どもたちに「長持の前に2人、後ろに1人がついて」、「さおは右肩で担いで」などと丁寧に教えた。「せーの」と担ぎ上げた子どもたちは「肩が痛い」と大騒ぎ=写真。それでも歩くたびに「ギーコ、ギーコ」と鳴る長いさおの音が気に入った様子で、楽しそうに体を揺らしていた。
長持担ぎは今年秋の区民運動会に町二区の応援の目玉として発表する予定。本番までに何回か練習して仕上げていく。
同会は津島神社祇園祭や村の夏祭りに長持の練り歩きを奉納している。今年発足20周年を迎えた。約60人が会員として祭りの盛り上げに一役買っている。 -
梅公園美化作業
「梅と水」をテーマに村商工会が中心になって05年春に開園した宮田村の梅公園の美化作業が5日、商工会の役員と職員の手によって行われた。約20人が参加し、エンジン式草刈り機の音を響かせて約千平方メートルの公園内の下草刈りなどを行った=写真。参加者は「村のイメージのためにも常にきれいにしておきたい」と話した。照りつける日差しの下での作業を終えた参加者らは焼き肉で互いの労をねぎらい合った。
同公園にはウメ約40本、カエデ約20本が植えられ、季節ごとの風情で訪れる人の目を楽しませている。 -
県消防操法大会小型ポンプ、宮田村消防団3分団3部は6位に
県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会は5日、下伊那郡喬木村で開き、小型ポンプの部で上伊那代表の宮田村消防団3分団3部(大田切区)は6位となった。「内容的には満足している」と団員。慣れない土のグラウンドでの大会だったが健闘した。他の上伊那勢はラッパ吹奏で辰野町消防団ラッパ隊が16年ぶりに優勝、ポンプ車操法は同町常備部が4位入賞した。
昨年村の大会で最下位に沈んだ宮田村消防団3分団3部は、見事に復活。県内13地区の代表が集まるこの日の県大会も、上位と遜色(そんしょく)のない素晴らしい操法を披露した。
村や上伊那大会はアスファルトの上で行われるが、今回の県大会は土のグラウンド。環境に慣れようと、村中央グラウンドで毎晩練習を積んできた。
「今日の結果は少し不満だが、内容は満足しています」と出場団員は清々しい表情。
唐澤忠主将は「経験を活かして、今後の消防活動につなげていきたい」と話した。
会場には村から団OBや各区長、家族、住民ら約100人が訪れ、声援を送った。 -
全日本少年サッカーで1勝、トップストーンJr決勝トーナメント進出に望みも
U‐12(12歳以下)の第31回全日本少年サッカーは5、6日、福島県Jヴィレッジで1次ラウンドを戦い、県代表のトップストーンジュニア(宮田村)は1勝1敗1分けでF組3位と健闘している。初出場ながら、全国の強豪相手に随所に自分たちのサッカーを展開。1次最終日の7日は優勝候補の東京ヴェルディジュニアとの対戦があり厳しいが、決勝トーナメント進出に可能性も残す。
1次ラウンド初戦の徳島ヴォルティスジュニア(徳島)戦は、2‐1の快勝。早いプレスで相手の攻撃を封じ込め、スピードでも上回った。
前半開始直後、左サイドから絶好機。MF三好が突破して冷静に先制ゴールを決めた。
前半中盤にはFW木下がスルーパスに反応し追加点。上部組織がJリーグ2部(J2)に所属する3年連続全日本出場のチームから殊勲の1勝を奪った。
2戦目のスポーツネット(大阪)戦は、体力、技術ともに劣勢。FW木下が抜け出し先制はしたが、終始押されて1‐6で敗れた。
3戦目の宮前SC(愛媛)戦も先制。期待が持てる内容だったが最後に追いつかれ1‐1の引き分けだった。
細田文徳総監督は「フィジカル面などで劣る部分もあるが、全国のレベルで我々のサッカーが通用することも証明できた。前線にボールが渡れば面白い試合ができる」と手応えも感じつつ、1次最終日は青森FC(青森)、東京ヴェルディの2試合を戦う。 -
縁日風情で夜の商店街賑やかに「夏の夜店」
宮田村中心商店街の真夏の風物詩「夏の夜店」は3日夜、河原町商店街一帯を歩行者天国にして開いた。実行委員会(中谷俊治委員長)の主催。金魚すくいや射的などの露店が立ち並び、浴衣姿の家族連れやカップルらで賑わった。
台風の影響で一時風雨も強まったが、例年同様に多くの人出で会場は埋まった。
梅が里宮田太鼓の演奏や村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーとのゲーム対決などイベントも多彩で、訪れた人たちは縁日風情を心ゆくまで満喫した。
夏の夜店は1974年に始まり、一時の中断を挟んだが、村商工会員らが中心となって商店街の活性化につなげている。 -
教職員がAEDを習得
宮田村宮田小学校はこのほど、児童らの緊急時に対応できるようにと、教職員を対象にしたAED(自動体外式除細動器)の取り扱い講習会を開いた。
各地の学校でも教職員がAEDの講習を受ける取り組みが進んでいるが、宮田小学校でもほぼ全ての教職員がこの日に受講。
伊南広域消防の救急隊員の指導で、AEDを用いた心肺蘇生法を学んだ。
この日受講できなかった教職員は後日、他会場で講習を受ける。 -
全日本少年サッカー出場、トップストーンJr壮行会
U‐12(12歳以下)の全日本少年サッカー大会(4日開幕、福島県Jヴィレッジ)に県代表として初出場する宮田村のトップストーンジュニアの壮行会が2日夜、JA宮田支所で開かれた。チーム関係者や家族ら約100人が出席。熱い声援にイレブンは「悔いのない戦いをする」と力強く抱負を語った。
下級生の子どもたちから手作りの千羽鶴を受け取った古河原凌哉主将は「自分たちのプレーをして、少しでも勝ちたい」とあいさつ。
全選手が決意を発表し、竹村和樹君は「メンバーに選ばれなかった人、応援してくれる人のためにも頑張りたい」、GKの宮下嵩君は「絶対に点を入れさせない」と話した。
佐々木優監督は、負けず嫌いが多く全員で伸びてきたチームと自己分析。
「最後まであきらめない力を秘めている。何かをやってくれると信じている」と子どもたちの底知れぬ可能性に期待を寄せた。
応援歌「ウイアーザトップストーン」を参加者全員で歌い、気持ちはひとつに。
応援旗、タオルマフラーも新調し、5日から始まる試合では毎日、村内から応援バスツアーも出発する。 -
駒ケ根署が上半期犯罪状況まとめ
駒ケ根署(山本修作署長)は管内の上半期(1縲・月)犯罪発生・検挙、交通事故状況をまとめた。
刑法犯は認知件数が176件で対前年同期比25件減だったが、検挙件数は222件で昨年の56件から大きく向上。検挙率は126・1%となった。要因として、ブラジル人グループによる連続窃盗や、駒ケ根・伊那署管内の連続出店荒らしなどの事件を検挙したことが挙げられる。街頭犯罪では車上狙い、自販機狙いなど多くが減少する中、自転車盗みが22件発生。37・5%増となった。
交通事故は発生件数99件で対前年比15件減。負傷者は130人で31人減。昨年同時期ゼロだった死者は1人。市町村別発生件数は駒ケ根市62件(対前年比6減)飯島町16件(2増)宮田村15件(12減)中川村6件(1増)だった。傾向として女性が第1当事者の事故が39・4%、高齢者事故が30・3%と高い比率を示している。
同署はこの状況を交番・駐在所用広報紙の特別版「お伊で南しょ」に掲載して回覧する。 -
山形県の生産農家が宮田村の山ぶどうを視察
ワインに加工する宮田村の特産品山ぶどう(ヤマソービニオン)の生産の様子を視察しようとこのほど、同品種の栽培に取り組んでいる山形県庄内たがわ農協朝日支所山ぶどう部会の約40人が同村を訪問。生産農家がお互いに交流を深め、情報なども交換した。
ヤマソービニオンは宮田村をはじめ全国数カ所で栽培されているが、庄内たがわ農協がある山形県西部日本海側もそのひとつ。
107戸が2000年から栽培を始め、ワインや果汁で年間180トンほどを出荷しているという。
生産技術向上に役立てようと訪れた一行は、宮田村山ぶどう栽培組合の春日伊平組合長のほ場を見学。「糖度はどれくらいで収獲するのか」など熱心に質問した。
春日さんは栽培の苦労なども語り「やればやるほど難しく奥が深い」と、視察団と話し込んでいた。 -
伊南の学校給食関係者が料理講習会
伊南地域の学校給食の栄養士や調理員らでつくる「上伊那南部教職員会学校給食委員会」は1日、宮田村民会館で調理講習会を開いた。例年は料理研究家などを講師に招いて行ってきたが、地元の食材、昔ながらの味を大切にしていこうと、駒ケ根市の百笑塾や宮田村のフルーツファームひおくの農業女性を招いて・ス地産地消・スを追求した。
約50人が参加。旬の野菜をふんだんに使った11品目を調理した。
フルーツファームひおくのブルーベリーソースなどはデザートやサラダに活用。
地元食材の奥深さやバランスのとれた料理に、複数の参加者は「作るのも簡単で、アレンジすれば給食に使えるものばかり。子どもたちも喜びそう」と話した。 -
ごほうびに水遊び
宮田村西保育園は1日、避難訓練を行った。伊南広域北消防署の消防車も参加。静かに避難できた・スごほうび・スに、園児たちは消防の放水で水遊びを楽しんだ。
梅雨明けの青空の下、ホースから勢い良く飛び出す水に子どもたちは大歓声。元気に走り回った。
カッコイイ消防車、やさしい隊員と一緒に記念撮影も。「火遊びしません。お父さん、お母さん、先生の言うことを守ります」とみんなで誓った。 -
参院選で開票時間1時間半短縮
7月29日投開票の参院選で、初めて県区、比例代表それぞれに開票管理者を配置した宮田村では、2004年の前回選より1時間半ほど開票作業を短縮した。
選挙区で1時間、比例代表で30分短縮。村選管は「管理者の配置はもちろんだが、県議選から導入した集計システムや開票作業台の高さ見直しなど、作業効率を向上させる取り組みも結果に現れた」と説明する。
「枚数点検や疑問票の判定などさらに改善の余地はあり、課題として取り組んでいく」とも話した。 -
県大会出場の宮田村消防団3分団3部を激励
県消防ポンプ操法大会(5日、下伊那郡喬木村)小型ポンプの部に上伊那の代表として出場する宮田村消防団3分団3部(大田切区)の激励会が31日夜、村グラウンドであった。伊南消防協議会を構成する4市町村の正副消防団長が練習風景を見学。唐澤忠主将は「上伊那代表の名に恥じぬよう精一杯戦う」と力強く抱負を語った。
3分団3部は、昨年最下位に沈んだ村の大会で雪辱を果たし6年ぶりに優勝。上伊那大会でもほとんどミスがない抜群の成績で代表となった。
伊南消防協議会の下平昌男会長、同村消防団の平澤成己団長らは、熱心に練習を続ける団員の姿に目を細め「上伊那に宮田村消防団ありと存分に成果を披露してきて」とエールを送った。
2日夜には清水靖夫村長らも激励に訪れ、団員は完全燃焼しようと心に誓っていた。