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宮田村の3保育園卒園式
宮田村の3保育園は23日、卒園式を行なった。元気にたくましく育った117人が、思い出を胸に巣立ちの春を迎えた。
そのうち中央保育園は46人が卒園。友達と遊んだり、競ったり、時には教えあったりした楽しかった園の生活を振り返り、全園児が1人づつ発表した。
保育証書を受け取り、保護者のもとへ。「今までありがとうございます」と感謝し、涙がにじむ保護者にギュッと抱きしめられた。
関礼子園長は「子どもにとって家庭が一番の支え。親子一緒に困難を乗り越えてください。早寝早起き、朝ご飯をしっかり食べて、自分の足で学校へ通ってね」と、新たな生活が始まる若い親子を激励した。 -
社協理事から村長、助役は外れ、常務理事を新設
宮田村社会福祉協議会は6月に改選する理事について、会長、副会長職に慣例で就いていた村理事者を外すことを決め、選任規定を変更した。国の方針に沿った対応で、現在2人枠の副会長を1人に減員するかわりに、専決権を持つ2人の常務理事を新設する。「円滑な事務処理を図るため」と村社協では設置理由を説明している。
現在、会長に村長、副会長に助役が就いているが、6月改選の新たな理事では2人が外れ、かわりに村住民福祉課職員、村社協職員が加わる。15人の定員は変わらない。新設の常務理事は理事のなかから、改選後に就く会長が指名する。
22日開いた理事会、評議員会で、関係する定款の変更などを審議し同意した。
また同社協は、施設整備などの支出に備え「介護保険事業安定運営積立金」を新設。
一般会計から1千万円を積み立てたが、2007年度に300万円を取り崩して、利用者が増えているデイサービスセンターのロビーを拡張する。 -
デイサービス土曜営業にむけ検討
宮田村社会福祉協議会は2007年度中にも、デイサービス(通所介護)の営業を土曜日まで拡充しようと検討している。それに伴う職員の実質的な増強などで、職員給料が本年度当初よりも468万円余りふくらむと見込み、07年度当初予算案に計上。22日開いた社協理事会、同評議員会は07年度の事業計画案、予算案を審議し、原案通りに決定した。
同社協のデイサービスは平日の営業。2003年からは祝日の営業も始めたが「家庭的な雰囲気のサービスで好評」(同社協)と利用者も増加している。
土曜日の営業を要望する声も強く「4月から実施というわけにはいかないが早期の営業開始を検討する」(同)としている。
同社協では本年度途中で正規職員1人が退職し、かわりに長期臨時職員1人を採用。土曜日拡充を念頭に、パート職員2人を長期臨時職員として改めて雇用し対応する考え。
承認した同社協の07年度当初予算は本年度当初に比べ696万円増の1億3926万円。
歳入では介護保険料収入を本年度当初比830万円増の9220万円と見込み、歳出では職員給料を含む人件費が691万円増の9474万円とした。 -
みやだの・ス名物丼・ス各店味めぐり
地産地消にもこだわり宮田村の飲食店12店が腕によりをかけた・ス名物丼・スがきょう24日、いよいよ一斉に発売を開始する(1店のみ4月以降の発売予定)。村の特産・山ぶどうワインを用いることを共通ルールとしているが、調理法は自由で価格は800円台が主流。個性あふれる各店の丼を紹介する(店名、丼特徴、定休日、電話番号の順)
【青葉】ワインで鶏肉を洗い、さらにワインとだしで鶏肉を煮るこだわり。ワサビがアクセントに▽水曜▽85・2344
【レストハウスおおた】揚げた鶏肉をワイン調合のタレで煮る。つけあわすキャベツとの相性も抜群▽月曜▽85・2237
【鳳】デミグラスソースでシチュー風に。ワインの香りが口に広がり人気店の底力を堪能できる逸品▽火曜▽85・4053
【駒雪】鶏肉をワインに数時間浸け、コンガリと揚げ村内産のシメジ、タマネギとからめ卵で色鮮やかに▽月曜▽85・2962
【こまゆき荘】醤油とワインを調合したタレで鶏肉を照焼き風に。豆腐、シメジをつけあわせ地元の味満載▽無休▽81・7117
【ジョイかすが】皮から焼いた鶏肉をワインでほど良く香りづけ。焼き鳥風のタレとからめ山椒の粉が肝に▽木曜▽85・2424
【すしよし】鶏、豚、牛と全5種の丼を用意。風味にこだわり山賊焼風など絶品。夜だけのひつまぶしも▽不定休▽85・2074
【そば蔵】鶏肉を用いワインにそばつゆを調合した和風で存在感。シメジ、タマネギをあんかけに▽2カ月に1日▽85・4870
【ときわ】鶏肉をワインでからめて焼き、タマネギとゴボウで健康的。温泉卵などをつけあわせ至極の一杯▽水曜▽85・2207
【萬里】醤油ベースのタレがワインと絶妙。村特産のシメジと煮こみ、人気のローメンとのセットも▽水曜▽85・2065
【梵】ワインを秘伝のタレに調合。焼き目がついた鶏肉にからめて煮る。寿司店の繊細な技が光る▽第2火曜▽85・4764
【めいぷる】4月以降の発売、要予約▽なし▽85・5335 -
宮田小1年生、東保育園卒園児にパンジー贈る
宮田村宮田小学校1年生が育てたパンジー。4月から一緒の学び舎に通う東保育園の年長園児にプレゼントした。
1年3組と年長ふじ組は、落花生の栽培、収獲などを通じて1年間交流。土に親しみ心のふれあいも深めてきたが、その縁もあって一人ひとりにパンジーが届けられた。
23日の卒園式には会場に飾られ、各自持ち帰る予定。お兄さん、お姉さんの心からの贈り物を胸に、保育園を巣立つ。 -
ドドーンと宮田の名物丼24日発売
宮田村の飲食店12店が腕によりをかけて24日に発売する“名物丼”が21日、報道陣に披露された。基本ルールである村の特産・山ぶどうワインを用いて、各店ともに個性あふれる丼が完成。村内産のシメジや豆腐などを使用する店も多く、“地産地消”への配慮も怠らない。村商工会青年部が村民にアイデアやレシピを募り始まったプロジェクト、「名物丼の歴史が始まる。お客様と一緒に進化していく」と関係者の寄せる期待は熱い。
村民公募のアイデアから選んだ「鶏の山ぶどう酒煮丼」をベースに、多くの人に愛される丼にしようと各店が独自の味を開発。
焼き鳥丼風があったり、デミグラスソースのシチュー風があったりと多彩。なかには締めにお茶漬けも楽しめる「ひつまぶし風」の丼まで飛び出した。
和食、洋食、中華と各店の個性が出ているのも特徴的。わさびや山椒を隠し味に使ったりするなど本格的な味わいだ。
商工会青年部は、各店をたずね歩いてもらおうと、5月6日までスタンプラリーも展開する。
村内には飲食店30店余りがあるが、実にその4割ほどが名物丼を提供することになり、そば蔵の小林享さん(50)は「みんな、やるぞっていう熱意を持っている証拠。張りきっています」と発売が待ち遠しい様子。
既に団体の予約が入っている店舗もあるなど、発売前から期待感は高まるばかりだ。
名物丼販売店は次の通り。
青葉TEL85・2344、鳳TEL85・4053、駒雪TEL85・2962、こまゆき荘TEL81・7117、酒菜亭すしよしTEL85・2074、そば蔵宮田店TEL85・4870、レストランときわTEL85・2207、萬里TEL85・2065、ペンションめいぷるTEL85・5335(24日以降発売)、すし割烹梵TEL85・4764、ジョイかすがTEL85・2424、レストハウスおおたTEL85・2237
腕によりをかけた各店の丼が勢揃い
味も見た目も個性豊か -
さざんかの会発足
県の精神保健福祉ボランティア講座の修了者25人ほどが集まり、宮田村に新たなボランティア組織「さざんかの会」が発足した。精神に障害を持つ人も数多く利用する同村の福祉交流施設なごみ家を中心に活動し、話し相手になったり食事支援したり、ふれあいを深める。不足しがちな障害者と地域との接点になればと、当事者同士の期待も高い。
3年前になごみ家が開所したことを契機に、ボランティアへの地元意識は年々上昇。
先日まで行なわれた県の精神保健福祉ボランティア講座は今年宮田村を会場としたが、実に43人の修了者のうち28人を同村民で占めた。
なごみ家では一昨年の同講座修了者が既に食事ボランティアなどとして活躍しているが、今年の修了者の多くも加わり充実する形で「さざんかの会」は発足した。
16日の発足式では「気楽に気軽に垣根のない活動を」と確認。社会福祉協議会のボランティア団体として登録することも決めた。
なごみ家を利用する心の病と向きあう当事者グループ「さくら」の酒井保美さんは「自分たちも支えてもらうだけではなく、食事づくりなど一緒にしようと考えている。それが地域に出ることにもつながるはず」と話す。 -
なごみ家で草餅づくり
季節の変わり目の彼岸にあわせ、宮田村の福祉交流施設なごみ家で19日、草餅づくりが行なわれた。あたたかな春の陽気に誘われて、利用者や地域住民約30人が参加。上品なヨモギの香りを楽しみながら、にぎやかに調理した。
もち米の粉を丹念に練り上げ、蒸した後に餅つき機に投入。ヨモギを混ぜると「春の香りがする」と、期待感が上昇した。
モッチモの餅につぶあんをふんだんに入れて完成。みんなで会食したが、口の中いっぱいに広がる・ス春・スに、参加者の笑顔にも花が咲いた。 -
宮田小卒業式、115人が巣立ちの春
宮田村宮田小学校は20日、卒業式を開いた。全校児童が歌で心を通いあわせ、卒業生115人の門出を祝った。
卒業生と在校生が向き合い、学年ごとに惜別の合唱。「6年生の頑張っていた姿を私たちはずっと忘れない」「6年生が教えてくれた強い心とやさしさを忘れず、僕たちも立派になります」と祝福した。
卒業生はその贈る言葉をかみしめながら、心ひとつに小学校生活最後の合唱。
全校の仲間や教職員、地域、そして保護者への感謝の気持ちを音楽に乗せ、清らかな歌声を響かせた。
野溝和人校長は「自分の可能性を信じ、希望を持って新生活に臨んでください」と激励した。
教職員に見送られ、成長した姿で母校をあとにした卒業生。希望と自信に目を輝かせた表情は春光に照らされ、キラキラと光っていた。 -
170年の伝統今も堅く「伊勢太々講」
宮田村北割区の小林義文さん(80)宅で17日、約170年前の江戸・天保年間から続く「伊勢太々講(いせだいだいこう)」があった。同区と南割区の36戸が加わり講を組織しているもの。今年も2人の代参が2月に三重県の伊勢神宮を参拝してお札を持ち帰ったが、この日はその報告と神事、お札を配って各家庭の健康と繁栄、地域安全などを祈った。社会情勢の変化により次代へつなぐ難しさもあるが、伝統で今も堅く結ばれている。
庶民が自由に旅行できなかった江戸時代。宮田村内でも代参人を設けて巡拝信仰する「参詣講」が、旧部落ごとにできた。
宮田村誌によると、秋葉講(静岡)戸隠講(長野)三峯講(埼玉)金桜講(山梨)などがあり、その中のひとつが「伊勢太々講」。
太平洋戦争末期の一時期を除いて、代参による参拝は休むことなく、社会が変容して個人参拝が主になった現在も、36戸が伝統を守り受け継いできた。
神事や祝宴の準備をする幹事役の「宿仲間」は4戸、代参は2戸で当番制。会場も宿仲間の自宅を提供し、毎年変わる。
この日は17人が出席し、代参の牧田正博さん、牧田千春さんが報告、2礼2拍手1礼して献杯。宿仲間が用意した心づくしの料理に舌鼓を打ち談笑した。
出席者は60歳以上が大半だったが「大切に続けていかなければ」と宿仲間のひとり小林彦雄さん。
来年の代参となった浦野広さん(50)は、先輩から講についての話しを聞き、熱心にメモ取りながら「先祖代々の伝統を継承するのも我々の責務。私たちの代でつぶさないよう、地域の繁栄にもつなげたい」と話した。 -
宮田中吹奏楽部スプリングコンサート
宮田村の宮田中学校吹奏楽部(瀧沢敏郎顧問・大島優佳部長)は18日、第2回スプリングコンサートを宮田村の村民会館で開いた。卒業式を終えた3年生部員8人も加わった総勢31人が大ホールのステージに登場し、練習を重ねて磨き上げた一糸乱れぬ見事なアンサンブルを満員のホールに響かせた=写真。
ステージはマーチなど吹奏楽曲を集めた第1部、ヒット曲の『宙船』(そらふね)など楽しいポップスやジャズの第2部、ビゼーの組曲『カルメン』などの第3部で構成。このメンバーで演奏するのはこれで最後とあって、団員らは万感の思いを込めて全12曲を演奏した。会場を埋めた聴衆からは1曲終わるごとに盛んな拍手が送られていた。 -
宮田歌謡曲友の会が悠生寮慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は18日、駒ケ根市の知的障害者更生施設悠生寮を慰問に訪れ、会員らが自慢ののどを披露して集まった利用者らを楽しませた=写真。
ステージでは千昌夫、細川たかしらのヒット曲の数々のほか、賛助出演の日本舞踊グループ「恵扇会」による日本舞踊などが次々に披露された。集まった約50人の利用者らは大きな声で一緒に歌ったり手拍子を取ったりして楽しいひとときを過ごした。
同会は長年にわたり、ボランティア活動の一環として施設などへの慰問を続けている。 -
・ス卒業公演・ス最高のハーモニーで、宮田小6年4組音楽劇
宮田村宮田小学校6年4組は16日夜、音楽劇「モチモチの木」を村民会館ホールで上演した。・ス卒業公演・スとなったが、29人全員が心ひとつに熱演。保護者や地域の人たち200人以上で埋まった会場に感動を与えた。
昨年11月から本格的に練習を開始し、本番ではその成果を思う存分発揮。一人ひとりのセリフが大きなホールに響き渡り、見事な歌のハーモニーが会場全体を包んだ。
同小ではインフルエンザが流行し、この日も体調を崩して出演できない児童もいたが観客席から見守る姿も。
「学校を休んでいる子どもが見に来てくれて本当にうれしかった。このような場所で皆さんに見て頂けて良かった」と担任の西村敦子教諭。
じさま役の小田切清史君、豆太役の春日愛美さんは「みんなで最後にまとまれた」と話した。
全員でつくりあげた劇。終演後もカーテンコールの拍手は鳴り響き続けた。 -
商工会工業部会が村内企業視察
宮田村商工会工業部会はこのほど、村内企業の視察を行ない、省エネ対策を徹底的に施した新工場の稼動を始めたダンボールや金属加工のユーエスアイ=新田区=を見学した。
村内の高い技術力や経営者の理念を知ることで、各社が今後に活かそうと、視察は毎年実施。村内製造業の研さんの機会となっている。
この日は工業部会以外の商工会員や村議、村職員も参加し、同社の浦野勇社長から話しを聞いた。
地球規模の温暖化に対応しようと、太陽光発電で稼動電力の一部を賄い、断熱なども組みあわせて省エネ対策に取り組んでいると説明。参加者は先進的な環境配慮などにふれて、意識を高めていた。 -
宮田中卒業式
宮田村宮田中学校の卒業式は16日、同校体育館で開いた。96人が巣立ちの春を迎え、周囲の支えに感謝。互いの協力もあったからこそ卒業を迎えられると、絆を確かめ、思い出詰まった母校に別れを告げた。
従来の卒業式は参加者全員がステージに向かって座る会場の設営方式だったが、「お互いの顔を見て旅立ちを祝おう」と、卒業生、在校生、保護者、来賓が向き合う「対面式」を初めて採用した。
卒業生代表の松澤祐希君は不安だらけで始まった3年間の学校生活を振り返りながら「全校の協力が私たちを勇気づけてくれた。自己を見るという言葉を大切に、新生活を一歩一歩踏み出したい」とあいさつ。
在校生代表2年の岸本彩香さんは「私たちを引っ張り常に先頭に立った先輩方のことを1、2年生は誇りに思っている。その強い心で一層素敵になって」と言葉を贈った。
新津吉明校長は「生きていくことは楽しいことばかりではない。歯を食いしばって乗り越える力を育み、人のために心を動かせる人になって」と激励し、成長した子どもたちの姿を実感しながら卒業証書を手渡した。 -
名物丼・ス味・スに期待!宮田村の飲食店、腕振るい個性もいかして
宮田村の・ス名物丼・スの発売開始を1週間後の24日に控え、提供を予定する村内の飲食店12店では着々と準備が進んでいる。村の特産山ぶどうワインを使うことが最低限のルールだけに、個性を出すのが各店の腕の見せ所。芳醇なワインの風味を丼に最大限活かそうと、料理人たちが取り組んでいる。
町2区の「すしよし」は鶏、豚、牛の3種類の丼を提供予定。店主の下浦茂則さんは「ワインが強過ぎると丼にあわないし、弱過ぎるとインパクトがない。丁度良いバランスを見つけるのに苦労した」と話す。
しかし、自身も納得する味に仕上がり、仲間うちで開いた試食会の反応も上々。手応えをつかんでいる。
村役場近くのレストラン「ときわ」は鶏肉を使った丼で勝負。
玉ネギ、ゴボウに水菜などをつけ合わせ、さらに温泉卵もトッピング。オーナーの太田光一さんは「ワインで深みが広がり最高の自信作。多くの人に食べてもらいたい」と発売開始を待ちわびる。
JR宮田駅前近くの「萬里」はローメンが人気の店。ここも鶏肉を使うが丼とローメンのハーフサイズを組み合わせたセットメニューも用意する予定だ。
同店の岩淵光江さんは「参加店がこんなに多いとは正直驚き。みんな村の活性化につながればって思っているはず」と期待する。
村の第三セクター宮田観光開発が運営する新田区の温泉施設「こまゆき荘」も名物丼を同施設食堂で提供する。先日社外モニターを招き、板場の調理師らが考案した14種類の丼で試食会を行なった。
スパイスの効いたカレーにワインを組み合わせてソースにしたり、炊き込みご飯を使ったりと多彩。
今後絞り込み、提供するのは1種類の予定だが「どんな反応が寄せられるか楽しみ」と期待感は強い。 -
ピアノの椅子寄贈
宮田村民会館のピアノ調律を専属で務める伊那市富県の調律師牧田稔さんが15日、ピアノ演奏時に主に使う「トムソン椅子」1台を同村教育委員会に寄贈した。
村民会館にはピアノがホールと練習室の2台あるが、椅子は1台しかなく兼用していた。
寄贈された椅子はホールに常備し、新井洋一教育長は「長年欲しかった。大切に使わせて頂きます」と、利用者の使い勝手も良くなることに感謝した。 -
宮田中3年生を送る会、後輩たちが協力して鶴のデザイン画飾る
宮田村宮田中学校は14日、3年生を送る会を開いた。1、2年生は全員で折った折り鶴を集め、天高く・ス飛翔・スする鶴のデザイン画を会場に展示。卒業生の入学時からの写真上映や歌のプレゼントなどもあり、春からの新たな生活にエールをおくった。
送る会は3年生から後輩へ引き継がれた生徒会総務会が中心になって準備。
「ひとりは小さくとも、みんな集まれば大きな力になる。これからも翔いてほしい」と願いをこめ、2月下旬から1、2年生全員で折り鶴を作り始めた。
小さな鶴を組み合わせ、立派な鶴の絵が完成。この日の会場で披露し、3年生は在校生や今までお世話になった教職員に感謝した。 -
宮田村住民福祉課長に小田切商工観光係長、職員4月1日付人事内示
宮田村は15日、4月1日付の人事異動を内示した。課長級への昇格は1人で、産業建設課商工観光係長の小田切和美氏(53)が住民福祉課長に就く。春日清住民福祉課長は、地方自治法の改正に伴い新設する会計管理者となる。農政係、中学校事務、住民生活係がそれぞれ配置職員が1人減り(中学校事務は臨時職員で代替)、逆に建設林務係兼土地開発公社は1人増員する。
本年度当初と比べ職員は退職で3人減り、97人体制に。新年度から実施する組織見直しにより総務課生活環境係と住民福祉課国保児童係を廃止するが、係長級の昇格はなく「中規模の異動」(村総務課)となった。
教育委員会教育総務係に国保児童係の保育関連業務を加えて新設する「こども室」の室長は、春日良夫教育総務係長が着任。
それ以外の係長級では保健福祉、商工観光、上下水道、教育委員会生涯学習係で実質的な異動があった。
内示した人事は次の通り。
【課長級】会計管理者兼会計係長=春日清(住民福祉課長兼老人福祉センター所長、介護予防拠点施設長、地域包括支援センター所長)住民福祉課兼老人福祉センター所長、介護予防拠点施設長、地域包括支援センター所長=小田切和美
【係長級】住民福祉課税務係長=岸本文吾(総務課税務係長)住民福祉課住民生活係長=原忠敏(住民福祉課国保児童係長)住民福祉課保健福祉係保健予防担当係長=中塚藤男(教育委員会生涯学習係長)同高齢者予防担当係長=小林敏雄(住民福祉課保健福祉係保健予防担当係長)産業建設課商工観光係長=福澤武(会計室会計係長)産業建設課上下水道係長=伊澤稔典(住民福祉課保健福祉係高齢者福祉担当係長)教育委員会こども室長=春日良夫(教育委員会教育総務係長)教育委員会生涯学習係長=白鳥賢嗣(総務課生活環境係長)教育委員会生涯学習係り施設担当係長=三好一夫(産業建設課上下水道係長)
【係級】議会事務局=本田宏行(産業建設課農政係)総務課総務係=鈴木仁(総務課生活環境係)住民福祉課税務係=平澤義章(総務課税務係)伊東真一(同)川手敏史(同)吉澤まさ子(産業建設課農政係)住民福祉課住民生活係=本田典子(住民福祉課住民係)田畑孝一(同)小池愛菜(同)松下宏(住民福祉課国保児童係)平澤隆靖(総務課生活環境係)産業建設課農政係=小林久江(議会事務局)産業建設課建設林務係兼土地開発公社担当=原寿(総務課税務係)小田切直也(教育委員会教育総務係)教育委員会こども室=福澤典枝(教育委員会教育総務係)本田留美(住民福祉課国保児童係)教育委員会生涯学習係=西尾貞人(教育委員会教育総務係)
【保育園関係】中央保育園保育士=吉沢理恵(東保育園保育士)東保育園保育士=百瀬こずえ(中央保育園保育士)、加藤奈美(西保育園保育士)西保育園保育士=田沢かおる(中央保育園保育士)鈴木邦照(東保育園保育士)西保育園給食調理員=木下友恵(東保育園給食調理員)
【小学校関係】給食調理員=太田早苗(中央保育園給食調理員)勝寿美香(西保育園給食調理員)
【退職】保科紀江(住民福祉課住民係長)池上たか子(中学校図書館司書兼学校事務係) -
東保育園で年長お別れの会
宮田村東保育園は14日、年長園児とのお別れの会を開いた。23日に卒園式を控えた年長が、年少、年中と楽しく交流。ゲームやリズム体操などで手をつなぎ、心もつないだ。
年少園児は紙粘土で写真たてをつくり、年長の集合写真を添えて卒園記念のプレゼント。年長一人ひとりに手渡した。
年中は歌を贈り、年長も「ドキドキの1年生」を元気に合唱。別れを惜しみつつ、新たな春に期待も寄せた。 -
宮田村剣道部大会、成果振り返り次の力に
宮田村剣道部は本年度1年間を締めくくる大会を11日、村勤労者体育館で開いた。部所属の小中学生30人ほどが出場。練習の成果を発揮し、取り組んできたことを見つめ直す機会にもした。
小学校低学年、中学年、高学年別にトーナメント方式、中学生は総当りのリーグ戦で対戦した。
勝負よりも1年間の成果を振りかえり、自己評価するのが大会の目的。毎年この時期に開いているが、子どもたちは真剣勝負に臨み、精神的にもたくましくなった姿を指導者や保護者らに見せていた。 -
宮田小6年4組卒業公演、村民会館ホールで16日に音楽劇
宮田村宮田小学校6年4組は16日午後7時から、熱心に練習を積んできた音楽劇「モチモチの木」を卒業公演として村民会館ホールで上演する。29人全員が出演。完ぺきに覚えたセリフと歌で、子どもらしく真っ直ぐな透明感あふれる舞台を繰り広げる。高学年になってからクラス替えを2度経験した同学級だが、抜群のまとまりの良さで本番を迎える。
「小学校生活最後にみんなで劇をやろう」と昨年秋から本格的に取り組みを開始。3学期からは、時間をみつけながらほぼ毎日練習してきた。
現在の同小6年生は30人規模学級の実施により、通常4年生進級時のみのクラス替えを5年生の時にも体験。しかし、どの学級も絆は強く、6年4組も友情を深めてきた。
劇の練習を始めてからも、自分のセリフを覚えるだけでなく、他の人が話す部分も完ぺきに習得した。
「一人ひとりが責任を持つことで、全員がひとつになって演じられるようになってきた」と担任の西村敦子教諭。
当初はソロで歌うことができなかったり、緊張で声が出ない児童もいたが、みんなで心をすりあわせるうちに感情も入るようにもなり克服した。
じさま役の小田切清史君は「もう少し大きな声で歌いたい」、豆太役の春日愛美さんも「まだ上手にできない部分がある。最後まで頑張る」とどん欲。「多くの人に見てほしい」と本番の幕が開くのを楽しみにしている。 -
宮田中吹奏楽部コンサート18日に、慣れ親しんだ31人で
宮田村宮田中学校吹奏楽部は18日午後2時から、スプリングコンサートを村民会館ホールで開く。昨年から始めた校外定期演奏会の2回目で、3年生にとっては・ス卒業公演・ス。本来は部を引退しているはずの3年生だが、練習への参加を続け、後輩と心ひとつにステージに臨む。
昨年初のホールコンサートを成功に導いた3年生の8人。今回の公演は卒業式後に開くため卒業生の立場となるが「出演したい」と部活動に全員残り、練習を続けてきた。
苦しんだ時期もあったが、引っ張られるように1、2年生も練習に熱が。顧問の瀧澤敏郎教諭は「部活を立て直したのも3年生。みんな音楽を本当に好きになったからこそ、31人全部員で演奏会ができる」と話す。
3年生で前部長の塩澤直緒さんと、矢野ひかりさんは「このメンバーで演奏するのは最後だけど、どれだけ成長したか聴いてほしい」と期待。
2年生の大島優佳部長は「みんなで精一杯演奏し、ひとつになりたい」と話す。
マーチからポップス、ジャズ、クラシックと多彩。最新ヒット曲の「宙船(そらふね)」を演奏したり、振り付けが楽しいジャズのビッグバンドの要素を盛り込んだりと、生徒自身が考えた演出で会場を楽します。 -
全国小中学生俳句大会、宮田小から特選含む3人入賞
宮田村宮田小学校2年の町田笑子さんの句「まっかだなほっぺのようにサクランボ」が、上水内郡信濃町教育委員会が主催する「小林一茶全国小中学生俳句大会」で特選に選ばれた。同じく2年の浦野咲紀さん、小松倫果さんも入選。日常の風景を見て感動したことを俳句にして詠むのが大好きな3人は、そろっての受賞を喜んでいる。
6回を迎える同大会には全国各地の小中学生から5395句もの応募があった。
町田さんの俳句は最高賞である特選の91句のひとつに選ばれ、浦野さんは「とどかないたかいところにいいりんご」、小松さんは「おつきさまくるまのあとをついてくる」の句でそれぞれ入選した。
「自然を見たりして、ドキドキするとよく俳句をつくる。言葉を探したり考えたりするのが楽しい」と3人。
特選の表彰式は、小林一茶誕生日の5月5日に同町で開く一茶まつりで行なう。 -
天竜川漁協、養魚場5月閉鎖を村長に報告
宮田村新田区のニジマス養魚場の閉鎖について、運営する天竜川漁協の上條純敬組合長は13日、同村役場を訪れ、経過を清水靖夫村長に説明。5月で閉鎖すると伝えたが、閉鎖後の施設のあり方については具体的にふれなかった。養魚場の一部は村有地も含まれることから、本紙の取材に清水村長は「養魚場として土地の賃貸契約を交わしているもので、今後についてもその辺りを明確にして検討してほしい」とした。
村長との懇談を終え上條組合長は取材に「閉鎖することを報告した。後利用は白紙だが、施設を使いたい人がいれば賃借、売却でも募りたい考えもある。今後も村と相談していきたい」と話した。
養魚場の一部約9千平方メートルは村有地で、契約終了時には原状回復することが契約内容に盛り込まれているなど、閉鎖後の施設の存廃、あり方は課題となっている。
清水村長は「使用目的が変われば契約も変わり、明確にしなければならない」とし、漁協の対応を見守り調整を図っていく方針だ。 -
村長が議員に・ス逆質問・ス
「この村の職員(の意識)って、そんなに悪いですか?」。12日の宮田村議会一般質問で、答弁に立った清水靖夫村長が、職員の意識改革について質問した議員に投げかけたひとこと。村長が議員に・ス逆質問・スする珍しい光景となった。
・ス答弁・スを求められた清水正康議員は「悪いとは思っていないが、(職員の意識は)高い所を目指すべき」と苦笑い。
「職員の中にも意識の高低があるが、村民の目はどうしても低いほうへ行ってしまう」と続けたが、清水村長は「反省も踏まえ私も含めて全力投球する」と切り返した。 -
宮田観光開発の施設改築「現時点では考えられない」と村長答弁
宮田村の第三セクター宮田観光開発の社長を務める清水靖夫村長は12日の村議会一般質問で、同社が経営し築年数40年ほどが経過した観光ホテル、山荘施設の改築について「現時点では考えられない」と改めて示した。
片桐敏良議員が「ただ改築を先延ばしにすれば(経営的に)良いということではない」と質問。
清水村長は安全面や経営強化の面で何らかの改築などが必要になった場合は議会に諮るとしたが、「現段階では計画は見当たらない」とも話した。
そのうえで「(経営問題を)見過ごしてきた過去の反省に立ち、現在あるべき会社の位置を認識し、発展に全力を尽くす」とした。
同社の経営に関わる質問については牧田茂成議員も行ない、改革の推進策として本年度から導入している経営コンサルタントの成果について聞いた。
清水村長は「三セクの甘さがしみ込んだ体質改善に2年間の期間でコンサルタントが入っている。7カ月が経過したが、社員の意識も変化し、業務改善にもつながっている」と話した。 -
宮田小3年1組、地下道に絵を飾って
宮田村宮田小学校3年1組は9日、班ごとに描いた絵9枚を村内の国道153号線を渡る地下道2カ所に設置した。通学路で多くの人も利用する通路だが、閉鎖的な場所でもあり「明るくしたい」と協力。定期的に地下道の清掃も継続してきた子どもたちだが、4月のクラス替えを前に抱いてきた夢が実現し「クラスがかわっても大切に地下道を使っていきたい」と話した。
地下道への絵の設置は2004年度の6年3組が実施。3年1組は活動を受け継ごうと、清掃しながら構想をふくらませ、昨年末から絵を描き始めた。
リスが遊んでいたり、魚が泳いでいたり、お菓子の家まで。子どもたちの想いがあふれた絵が、本来は殺風景なコンクリートの通路を楽しく飾った。
全員で設置作業していると、さっそく通行人が「きれいだ。みんな頑張ったね」と絵を眺める光景も。
利用者の声に「やって良かった」「これからも地下道を通って、どうなっていくか見たい」など、自分たちがやったことの大きさをかみしめた。
村内各所にプランターを設置し、花いっぱいの地域づくりも行なってきた同学級。その活動で村が明るくなることを実感した児童たちだが、さらに地域を大切に想う気持ちを強くしていた。 -
子どもたちの心の合作、こころのうた展12日から
宮田村の障害を持つ子どもと親の会「おーぷん・はーと」は12日から、「こころのうた展縲恊Sの詩が聞こえるよ」を同村の福祉交流施設なごみ家で開く。春から伊那養護学校に進学する宮田中学校3年の石澤昌樹君、同養護学校2年の加藤征央君が作った詩に伊那北高校写真部の川村尚介君が写真を寄せて、新たな作品に仕上がり展示する。子どもたちの心と心の合作に関係者は「見て感じてほしい」と話している。
60点を展示。石澤君や加藤君、そして家族らが今まで綴ってきた詩に、川村君が感じた思いを重ねて写真を撮影、編集した。
石澤君の母礼子さん=大田切区=は「写真がすごくいいから、詩が10倍にも染み入ってくる。子どもたちの素直な気持ちが現れていると思う」と話す。
小学校3年の頃から、口頭で詩をつくるようになった石澤君。
今回は中学校卒業記念の展示でもあり、誕生からの心の成長の記録が作品にあふれる。
「障害児は表現することが上手じゃない。が、見つめた時に本当にすばらしい表現をする。そんなことも感じてもらえたら」と、理解しあう一助になればと礼子さんは期待を寄せる。 -
アンサンブル信州in宮田スプリングコンサート
宮田村を拠点に国内外の演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」(同育てる会主催)のスプリングコンサートは10日、村民会館で開いた。昼夜2回の公演に500人以上が訪れ、一流奏者の演奏を堪能。昼の部は子どものためのコンサートとして開き、各弦楽器の音色の違い、それが集まった時の音の広がりも分かりやすく伝えた。
前東京音楽大学長でビオラ奏者の兎束俊之さんら同合奏団を代表する5人の共演。
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスにピアノが加わり、シューベルトの5重奏曲などを演奏した。
「子どもたちに一流の音楽を」が同合奏団の設立趣旨。室内楽シリーズ5回目の今公演でも昼の部は低料金に設定し、親子連れに配慮した。
弦楽器に親しんでもらおうと、重奏曲の他に独奏曲も用意。楽器の紹介もあるなど、子どもたちにも分かりやすい内容となった。
夜の部は本格的な室内楽にファンも酔いしれ、カーテンコールの拍手が鳴り響いた。