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宮田小合唱団、コンクール控え全校に課題曲披露
来月6日のNHK合唱コンクール南信Bブロック予選に出場する宮田村宮田小学校合唱団は25日、同校の1学期終業式で本番で歌う課題曲を披露。楽しげなハーモニーに、全校児童はエールを送った。
春から練習を続けてきた約40人の団員。夏休みも返上でコンクールに臨むが、終業式では課題曲「このほしのゆくえ」を心ひとつに歌った。
本番では信州の方言を散りばめた「かぞえうた」を自由曲に選択。難しいアカペラに挑むが、顧問の森田ひろみ教諭は「歌の楽しさを感じつつ、ハーモニーが上手に重ねられれば」と期待する。 -
宮田中2年の夏目玲さん、海外語学研修でNZへ
上伊那4市町村の中学生を対象にしたニュージーランドへの海外語学研修に宮田村から唯一参加する宮田中学校2年の夏目玲さん(14)は25日、清水靖夫村長らを役場に訪ねて出発のあいさつをした。「日本とは違った文化を学んできたい」と力強く語り、12日間にも及ぶ体験に想いを馳せた。
以前から語学研修への参加を考えていた夏目さん。父親が今春から海外へ転勤となり、あきらめかけたが、母親の強い後押しで参加を決めた。
「現地の学校で会話をしたい」と、今からニュージーランドでの生活が楽しみな様子。
清水村長と新井洋一教育長は「色々挑戦、体験して。感じたことは、学校に持ち帰りみんなに話してあげてください」と励ました。
夏目さんは伊那市、箕輪町、南箕輪村の各中学校から参加する生徒17人とともに来月1日出発。
主に北部のハミルトン市でホームステイし、語学研修や現地校生徒と交流もする。
村教育委員会は現地で早く仲良くなれるようにと、うちわ、ふろしきなど日本らしいおみやげを夏目さんに託し、帯刀昇校長は「彼女がどんなことを学んでくるか楽しみ」と期待を寄せた。 -
宮田小で終業式
宮田村宮田小学校は25日、1学期の終業式を開いた。2年、4年、6年の代表が学期を振り返り、頑張ったことなどを発表。自身の成長を確かめつつ、夏休みに入った。
2年の浦野京弥君は、一生懸命に挑んだ水泳の息つぎや鉄棒の逆上がりなどについて話した。
4年の原田渚さんはクラス替えで不安だった4月から、水の研究などを通じて学級がひとつになった現在までの様子を紹介。
6年の塩澤侑奈さんは、校内清掃にふれ「これからも下級生の見本になりたい」と語った。
2年の鈴木未唯さんと松井彰紀君は、なわとびの成果を実演で発表。連続2重とびなどを軽々とこなす2人に、全校の拍手がこだました。
清水閣成校長は「みんなはまだまだ力を持っている。努力し、自信を深め、いい1学期になりました」と教え子たちをほめ、有意義な夏休みになるよう呼びかけた。 -
宮田村の建設業、水道両組合、下水処理場で環境美化の貢献活動
宮田村の建設業組合(黒河内勇雄組合長、12社)と水道組合(田中清志組合長、7社)は24日、中越区の公共下水道終末処理場「アクアランド」周辺の環境美化を合同で行った。7年目を迎える地域貢献活動。公共施設の保守管理の一助になればと、炎天下のなか汗を流した。
組合加盟各社から約20人が参加。アクアランド構内外で草刈りを行い、ゴミなども回収した。
「公共事業に携わる我々にとって厳しい時代だが、このような活動も通じながら良い方向にむかってくれれば」と黒河内組合長。
清水靖夫村長は「皆さんの厚意に本当に頭が下がる」と感謝した。
この日は駒ケ根地区の建設業組合も国道伊南バイパスなどで同様に奉仕活動を展開した。 -
宮田村農業委員会長に田中賢一さん
宮田村農業委員会は23日に改選後初めて開き、新たな会長に田中賢一さん(61)=大田切区=を投票により互選した。
「農業委員会の本分がまっとうできるよう取り組みたい」と、田中新会長はあいさつ。
会長代理には宮嶋正明さん(64)=町三区=、農地部会長は保科充さん(70)=町二区、振興部会長は有賀絹代さん(58)=北割区=を選んだ。
任期はいずれも1期満了する11年7月19日まで。 -
立派なスイカできました、宮田小2年1組想いつまった大玉に
春から地元農家の協力でスイカ栽培に挑戦してきた宮田村宮田小学校2年1組は23日、重さ9キロにも及ぶ大玉をたくさん実らせ、歓声あげて収獲した。ひとりでは抱えきれないほどの大きさに「すごい重い」と、協力して学校まで運搬。24日の給食に提供し、全校で味わう。
畑一面にできた立派なスイカに、笑顔広げた子どもたち。「こんなに大きくなるなんて思わなかった」と目を輝かせた。
全校の給食に使うため23玉を収獲。汗をかいた子どもたちは特別に、園主の小田切靖子さんの厚意でとれたてのスイカを試食した。
「あまーい」「おいしいよぉ」と大喜び。パワーをつけた後は、駒ケ原地区にある畑から学校まで約30分の道のりをリヤカーで大切に運んだ。
学級で飼育するハムスターの「リボンちゃん」のエサ代に充てようと、今年初めて挑んだスイカ栽培。
担任の大日野昭美教諭は「小田切さんの協力のおかげで、子どもたちは作ることを一から学べた。かけがえのない貴重な体験が積めたと思う」と話す。
苗植え、受粉、草取りと、丹精こめた自分たちのスイカ。29人全員の想いを一杯いっぱいつめこみ、大きな実りの夏を迎えた。 -
荒らされない頑丈なさいせん箱を寄進、被害遭った駒ケ岳神社
中央アルプス駒ケ岳(本岳)山頂にある駒ケ岳神社でさい銭箱が壊されているのが先月見つかったが、宮田村新田区の平沢正さん(59)がステンレスを使った手づくりのさい銭箱を同神社に寄進した。従来の箱は木製のため荒らされる可能性もあったが、鋼材を用いた頑丈な造りに同神社を管理する奉賛会大総代の田辺一清さんらは「不心得者がいたとしてもこれで大丈夫」と胸をなでおろす。
平沢さんも奉賛会員のひとり。ネジが外されていた昨年に続き、今年は箱そのものが切断される被害があったことを知り、「何て罰当たりのことをするのか」と心を痛めた。
荒らされたり盗難に遭わないようにと、本業の運送業の合間をみて作業。2日間ほどかけて、幅50センチ、奥行き、高さ各30センチほど、重さ約28キロの箱を完成させた。
27日には平沢さんは一家5人で駒ケ岳に登り、自らの手で設置する予定。特殊なボルトで固定し、持ち運びができないように対処する。
「駒ケ岳神社は地域の文化遺産。多くの協力で建立、管理してきた経緯もあり、今後も大切にしていきたい」と田辺大総代は、平沢さんの善意に感謝した。 -
シルバー人材会員が役場周辺の環境美化奉仕活動
駒ケ根伊南シルバー人材センター宮田地区の会員は22日、地元宮田村役場で環境美化奉仕活動を行った。村の顔でもある役場庁舎周辺をきれいにしようと、6、7年前から継続。約40人が参加して、庭木の手入れや草刈りなどで汗を流した。
村老人クラブが行っていた活動を受け継ぐ形で、年に1回実施。朝から猛暑となったこの日も、午前中いっぱいかけて作業した。
「今後も村とシルバーが協力を深めていけたら」と会員。額を流れる汗をぬぐいながら、手を動かし続けた。 -
若者たちが伝統の祇園祭盛りあげて
宮田村津島神社祇園祭宵祭りは19日夜に行われ、阿波おどりやYOSAKOIソーランなど、若者を中心にした楽しい踊りが伝統ある祭りに華を添えた。
阿波おどりは地元の信州みやだ連と、東京高円寺・菊水連によるコラボレーションでにぎやかに。
20年を迎え、子どもたちから大人までが優雅な手さばき、足さばきで観衆を魅了した。
地元の若者でつくる梅舞会のYOSAKOIソーランは、昨年に続いて2回目の祇園祭参加。
小学生の子どもたちも元気に踊り、祭り気分を盛りあげた。 -
夏山にぎわい徐々に
中央アルプスの玄関口・千畳敷(標高2612メートル)は、夏の入り込み時期を迎え、多くの観光客らがロープウエーで訪れ、にぎわっている。
雪どけにあわせて、千畳敷から駒ケ岳、宝剣岳方面へ向かう登山者も増えており、3つの山小屋(山荘)を運営する宮田観光開発=宮田村=の担当者は「例年並みの入り込みになりそう」と話している。 -
宮田兄弟殺人初公判
07年9月8日夜、弟を包丁で刺して殺害したとして殺人と銃刀法違反の罪に問われている宮田村町二区の元会社役員、宮下進八郎被告(58)の初公判が22日、地裁飯田支部であった。弁護側は被告が包丁で刺した事実については認めたものの、手に包丁を持っているという認識がないまま被害者とつかみ合いになった結果刺してしまったもので、殺人罪には当たらず傷害致死が適当竏窒ニ主張した。進八郎被告自身も「殺意など持っていなかった。予想外の展開だった」として争う構えを見せた。
検察官側は冒頭陳述などで、被告は定職につかない弟の秀啓さん=当時(49)=が母から金をせびり取っていることを許せないと思い、事件直前に電話で「今からぶっ殺しに行くぞ」などと言った上で、あらかじめ包丁を用意して被害者宅を訪れ、自分から攻撃を仕掛けたもので、殺意は認められる竏窒ニした。
弁護側は、訪問を受けた被害者がいきなり被告の頭を殴り始めたことからつかみ合いになった竏窒ネどと反論。過剰防衛の結果との認識を示した。被害者宅へ行ったのは殺そうと思ったからではなく、立ち直らせたいと考えたからで、被害者に腕力で負けては説得ができなくなるため、たまたま手にしたのが包丁だったというだけで殺意はなかった竏窒ニ主張した。当日、被告が酒に酔っていて、極度の酩酊(めいてい)状態だったとも述べた。
進八郎被告は「遺族におわびしたい」とした上で「弟が自分のために死んでしまったことは間違いないが、言いたかったことは、どんな仕事でもいいから働いて家族を養ってほしいということだった」と述べた。
起訴状によると、被告は自宅から包丁を持って秀啓さん宅を訪れ、玄関内で秀啓さんの胸など少なくとも4カ所を刺した。
第2回公判は8月5日。秀啓さんの妻など3人の証人喚問が行われる。9月9日の第3回公判で検察官の論告求刑と弁護人の最終弁論が行われて結審する予定。 -
あばれ神輿豪快に打ち壊し
宮田村津島神社祇園祭宵祭りは19日夜、伝統のあばれ神輿打ち壊し(破壊)で最高潮を迎え、多くの見物客が見守る前でみこしが境内石段から何度も勇壮に投げ落とされた。
「奉仕者」と呼ばれる男衆が交代で担ぎ、5時間ほど練り歩いて午後10時前に神社前へ。
「あげろ」「あげろ」の掛け声で、重さ200キロ以上に及ぶみこしは石段をかけあがり、繰りかえし落として原形をとどまないまでに破壊した。
破片は屋根にあげると厄除けになるとされ、見物客も巻き込んで・ス天下の奇祭・スは盛りあがった。 -
あばれ神輿勇壮に
みこしを境内石段から投げ落とし破壊することなどから・ス天下の奇祭・スと呼ばれる宮田村津島神社祇園祭宵祭りは19日、中心商店街一帯で開いた。名物のあばれ神輿が練り歩き、埋め尽くした観客も巻き込み熱気に満ちた。
「奉仕者」と呼ばれる男衆が、5時間余りに渡って勇壮に担ぐあばれ神輿。石段から豪快に何度も何度も投げ落とす「打ち壊し」で最高潮を迎えた。
原形をとどめないまでに、みこしを粉砕。破片は屋根にあげると厄除けになるとされ、見物客も一緒に奪い合う光景がみられた。 -
津島神社で平成の大改修が完了、竣工奉告祭
1年半にも及んだ宮田村津島神社の改修事業が全て完了し19日、竣工奉告祭が開かれた。社殿の屋根ふきかえに始まり、大提灯、のぼり旗などの新調、参道石段の改修まで事業は多岐に及んだが、地域の絶大な協力で落成。関係者約60人が集まり、・ス平成の大改修・スが無事終了したことを祝った。
築110年ほどが経過した社殿。1934(昭和9)年以来の大改修で、氏子総代経験者や区長らで改修委員会を組織して事業を進めてきた。
氏子や地元企業からよせられた寄付は2千万円にものぼり、老朽化が目立った社殿以外の各種設備にも手を入れた。
「氏子の皆さんの協力あってこそ、この日を迎えられた」と改修委員会の幹事長を務めた長矢好幸さんも感慨深げ。
奉告祭では、新調した直径1・2メートル、高さ3・2メートルに達する大提灯や拝殿幕などを掲げてお披露目した。
保科充会長は「津島神社は地域の拠り所。長年の懸案だった改修もでき、今後も気持ちをひとつに大切にしていきたい」と話した。
この日は、あばれ神輿で有名な同神社祇園祭宵祭りにあたり、新装なった社殿一帯で伝統の祭りが繰り広げられた。 -
祇園ばやし屋台が巡行
350年の伝統を誇る宮田村津島神社祇園祭宵祭りは19日開き、祇園ばやしの屋台が市街地を巡行。伊那谷に本格的な夏の訪れを告げた。
氏子の子どもたちが屋台を引っ張り、浴衣姿の女の子たちが手踊りを披露。
小学生から高校生も参加する宮田祇園囃子保存会が笛や太鼓で、涼しげな音色を響かせた。
日中は突き刺すような暑さとなったが、沿道には数多くの見物客が詰めかけ、勇壮なあばれ神輿とはまた違った雰囲気で祭り気分を味わっていた。 -
祇園祭を全世界に発信、日福大がインターネットで生中継
宮田村津島神社祇園祭宵祭り(19日)の模様を今年も、日本福祉大学=愛知県=の学生がインターネットを駆使して生中継する。カメラ7台体制で午後4時から番組開始。10時ころのあばれ神輿・ス破壊・スまで余すことなく、全世界に伝える。
同大学が宮田村の情報発信事業を手がけて10年目。毎年学生たちの手で祇園祭が生中継されるが、今年も情報社会科学部、健康科学部の学生16人が制作する。
昨年度の中継終了後から構想をあたため、当日の中継内では昨年度の祇園祭を未公開映像交えながら流したり、村の名所観光地や名物丼などを紹介するコーナーも。
祭り好きで昨年から中継に加わったリーダーの平岡歩己さん(21)=情報社会科学部3年=は「中継を通じて、宮田村のことをより多くの人に知ってもらえれば」と話した。 -
まつりを前に駅前の環境美化
宮田村ボランティア連絡協議会は19日の祇園祭、20日のみやだ夏まつりを前に、JR宮田駅周辺の美化活動を行った。駅前広場「輪苑」を管理する一輪の会と合同で実施し、約50人が汗を流した。
「まつりの時に多くの人が利用する村の玄関口をきれいにしよう」と、毎年この時期に行うボランティア。
草刈りやごみ拾いなどで、2トントラック2台分を回収した。 -
夏まつりに竜が舞う
宮田村町三区は、20日のみやだ夏まつりで竜の舞を披露する。6月から練習を積み、本番では勇壮に舞い踊る。
今年で18回目を迎える夏まつりだが、2回目から参加。当時の区役員が小田切川で暴れたという竜の伝説をモチーフに編み出し、子どもたちの踊りで鎮めるというストーリーで本番も展開する。
4回に渡った練習も意気盛ん。本番では町三区の心意気をみせようと、準備万端だ。 -
公民館太鼓教室、まつり出演へ
宮田村公民館太鼓教室は17日夜、9回に渡った全日程を終了。19日の祇園祭宵祭りと、20日のみやだ夏まつりへの出演が決まっており、本番前の最後の練習に熱が入った。
保育園児5人、小学生と保護者各3人の計11人が参加した今年度の教室。
幼い子どもたちが多かったが、病欠以外は皆勤する熱心ぶりで、太鼓の楽しさにふれてきた。
「小さい子たちは覚えるのが大変だったと思うが、よくやった」と指導した宮田太鼓の北原健一さん。
2曲を習得し、祭り当日もみんなで出演することになった。
最後の練習も力強く。「ドン、ドン、ドン」と元気に晴れの舞台を迎える。 -
祇園祭本祭で今年も長持ち披露、女子高校生3人も華添えて
宮田村町二区の有志らでつくる「長持ち保存会」は今年も、20日の津島神社祇園祭本祭で奉納する。地元の女子高校生3人が、長持ちと一緒に氏子地域を練り歩く花笠踊りに初参加。あばれ神輿が勇壮な前日の宵祭りとは、またひと味違った趣きで伝統の祭りを盛りあげる。
保存会が発足して21年。独特の長持ち唄にあわせ、隊列を組んだ練り歩きで本祭りの名物として定着する。。
「発足時のメンバーがほとんど残ってやっている」と山浦正弘会長。平均年齢は65歳以上と熟し、後継者の悩みも抱えるが、メンバー全員が祭りを楽しみに練習を続ける。
近年は県看護大学(駒ケ根市)の学生が花笠踊りに参加していたが、今年は赤穂高校2年の多田井優海さん(16)=町二区=、小池美里さん(17)=駒ケ根市=、中平詩乃さん(16)=伊那市=が協力し、華を添える。
17日夜は総仕上げの練習があり、本番に向けて意気もあがった。 -
地域の景観美化に、社協が色彩豊かにペチュニア飾って
宮田村社会福祉協議会は、デイサービスセンター前にペチュニアの花を飾って、地域の景観美化に協力。今が見ごろの時期を迎え、通行者の目を楽しませている。
「通行者やデイ利用者の皆さんに楽しんでもらえれば」と3年目。職員の実家から苗を取り寄せ、花栽培が好きな男性職員が中心となって丹精こめて育てている。
白やピンク、紫と色彩も豊かに8種類。「肥料など土づくりが大切かな。景観をきれいにして、ちょっとした癒しにでもなれば」と職員は話した。 -
利用者の快適な送迎に、村社協が車イス搭載福祉車両1台更新
宮田村社会福祉協議会は、デイサービス利用者を送迎する電動リフト付き福祉車両1台を更新した。車イス2台が搭載できるワゴン車。15日に納車され、安全祈願祭を行った。
以前使っていた車両の老朽化に伴う更新で、リース契約で導入。 排気量3リットルで、車イス2台搭載した場合にもほかに運転者、介助員含めて3人が乗車できる。
ストレッチャーも搭載でき、利用者の快適な送迎に一役。同社協は今までと同じ車イス搭載車両6台体制で、ニーズに応える。
この日は、山浦正弘会長と事務局、利用者が参列して神事を行った。 -
河原町リバース準優勝、伊那木曽地区少年野球大会
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は13日、木曽郡内で開かれた第2回伊那木曽地区少年野球大会で木曽勢を次々と破り準優勝した。今季は春の宮田大会で3位入賞し、打撃を中心に調子も上向き。初出場の大会で好成績を残し「次ぎは優勝を」と新たな意欲を燃やしている。
上伊那と木曽地方の16チームによるトーナメント戦。リバースは準決勝まで木曽の各チームと対戦した。
初戦は日義に9‐5で勝利し、2回戦は延長の末に木曽を11‐7で撃破。
準決勝は主戦の岩永遼君が福島クラブを相手に完封し、打っても吉沢直己君が本塁打を放つなどして5‐0で快勝した。
決勝は伊那市の西友クラブに0‐3で屈したが、今季最高の成績に6年生が主体のチームは雰囲気も最高潮。
一方で、失策が失点につながるケースが多いことから、主将の浜田陽平君は「守備をもっと良くしたい」と元気なナインを引き締める。 -
地域に根づいて2周年、喫茶「ありがとう」
宮田村の障害者自立訓練事業所「親愛の里シンフォニー」(旧村福祉作業所)が町二区の仲なかふれあいセンター内で運営する喫茶「ありがとう」は2周年を迎え12日、記念パーティーを開いた。関係者や住民約40人が出席。地域とともに歩み続けた2年間を振り返り、さらに多くの出会いの場になることを期待した。
火曜日から金曜日の昼間に営業し、シンフォニーの利用者とボランティアが交代で勤務。村の中心商店街にあり、おいしいコーヒーとあたたかな接客で人気を集める。
パーティーでは、喫茶マスターでボランティアの薮本一男さんが「この2年間で多くのお客様とふれあうことができた」とあいさつ。
シンフォニー利用者が自慢の大道芸など披露し、全員で乾杯して2周年を祝った。 -
JAが宮田小に食農教材を贈呈
JAバンクの食農教育応援事業として宮田村のJA宮田支所は14日、宮田小学校に「農業と食」「農業と環境」「農業と経済」をテーマにした3種類の補助教材を贈呈した。各104部を用意し、5年生に活用してもらう考え。清水閣成校長は「子どもたちが食について考えることは、成長のうえで非常に大切なこと」と感謝した。
原田博安理事と、小田切政市支所長、大澤哲郎金融課長が同校を訪問。「食を生産する農家のことも含めて、農業全体に理解を深めてもらえれば」と清水校長に手渡した。
JAバンクは08、09年度の2年間の事業として食農応援事業を展開。子どもたちへの農業に対する教育活動を推進しているが、その一環として高学年を対象にした補助教材を制作し、全国の小学校に配っている。 -
中学校西駒登山 トップをきって宮田中が頂上目指す
伊那谷の中学校の伝統でもある西駒ケ岳への集団登山が始まった。天候に恵まれた15日、地元の宮田村宮田中学校2年生が元気に頂上を目指した。
早朝、宮田村の登山口にあたる北御所を出発。事前に学習していたイワカガミやゴゼンタチバナソウなどの高山植物も楽しみながら、103人の子どもたちは一歩一歩前へと進んだ。
「石がゴロゴロしている所を登るのは初めてだったので大変だった」と統率係長を務めた小野覚君。「頑張ってみんなで声をかけあい乗りきった。明朝はご来光を見たい」と、汗をぬぐった。
今季も上下伊那の20校が西駒ケ岳への集団登山を予定する。例年よりもロープウエーの発着点となる千畳敷カールの残雪が多く、日程を延期する例も増えている。
宮田中は往復ロープウエーを使わず、16日夕方前には伊那市の桂小場に下山する予定だ。
高遠中、長谷中は仙丈ケ岳に登る。 -
中学生があいさつ看板手づくりで
宮田村青少年健全育成協議会(酒井孝明会長)は12日、中学生の参加で「あいさつ看板」づくりを村勤労者体育館で行った。
明るい地域づくりの一助に、あいさつ看板は各地区の集落センターなどに設置。
毎年村内12地区のうち半数を作り替えており、今年は駒ケ原、新田区、大田切区、中越区、つつじが丘区、大久保区の看板を各地区の中学生が新調した。
育成会の大人を含め約110人が参加し、デザインや標語などもそれぞれ独自のアイデアを盛りこんで作成。「元気よくあいさつしよう」「明るいアイサツを」などの言葉が並び、色彩も豊かに看板が完成した。 -
ひっそり佇む三十三体観音を訪れて、公民館ふるさと発見講座
宮田村公民館のふるさと発見講座は12日、宮田高原近くの山中に人知れずひっそりと佇む「鉾立(ほこだて)の三十三体観音」を見学した。明治時代の先人が入山者の道しるべにと設けた石仏で、参加者は豊かな地域の歴史に想いを馳せた。
かつて南割区庚申原から宮田高原方面に向かう登山道沿いに、約百メートル間隔で設置してあった石仏。
寺沢林道が開通した影響で登山道は荒廃が進み、1975(昭和50)年には鉾立権現の参道脇に三十三体全てを集めてまつった。
道中の安全を見守り続けてきた石仏のやさしげで豊かな表情に、参加者は「むかしの人たちはこんな素晴らしいものをよくつくったものだ」と感心しきり。
今はほとんど人通りのない山道をたどりながら、先人の苦労なども感じていた。 -
宮田小で柳沢運動の実技指導
宮田村宮田小学校で13日、健康な心身成育のために幼児期運動の推進を提唱する松本短期大学の柳沢秋孝教授を迎えて、親子対象の実技指導が行われた。県伊那教育事務所が主催する「信州横断スポーツキャラバン」で、園児から小学校低学年までの子どもたちと、その保護者約150人が参加。「柳沢運動プログラム」として教育現場で広く注目される運動法や理念について学び、遊び感覚で楽しく体を動かした。
カエルやクモになった気分で、体を支える力を自然のうちに感じた子どもたち。柳沢さんの指導で一人ひとりが、側転や跳び箱などにつながる基本の運動機能を楽しく学んだ。
県教育委員会は数年前から柳沢運動プログラムに着目し、今年度も上伊那管内では宮田小を皮きりに、26日に南箕輪小、8月23日には中川東小で同様の実技指導を実施する。
「子どもの運動は体だけでなく、心の育ちにも多いに役立つ」と伊那教育事務所生涯学習課の野溝和人課長は話す。 -
住民協力で河川清掃
河川愛護月間にあわせて27日まで、上伊那各地の自治体などで構成する天竜川上流河川愛護連絡会は、流域の河川清掃活動を展開している。初日の6日は宮田村大久保区の天竜川で開き、約40人の住民が参加。空き缶やペットボトルなどの生活ゴミを2トントラック1台分ほど回収したほか、外来植物のアレチウリも駆除した。
天竜川にかかる大久保橋のたもと近くの林では、放置してあった大量のゴミを回収。空き缶やビニールゴミが主だったが、なかには靴や「産業廃棄物運搬車」と業者名入りのプレートも含まれた。