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アエラトーロコンサート「月の雫花の影」
伊那を中心に活動する音楽グループ、アエラトーロは11日夜、駒ケ根高原美術館で、アコースティックコンサート「月の雫(しずく) 花の影」を開いた。約130人の聴衆は、ソプラノのソロ、二重唱、ピアノとフルートの二重奏、2台ピアノと変化に富んだ演奏、ユーモアたっぷりの案内人、曲目ごとに衣装を替えるなど、サービス精神おう盛なコンサートを聴いて、見て楽しんだ。
出演はソプラノの浦野純子さん(伊那市)、ソプラノ・ピアノの日下部かおりさん(岐阜県)、フルートの松浦美恵子さん(伊那市)、ピアノの畔上恭子さん(山の内町)。案内人は個性派俳優の扇谷敏さん。
真紅の打ち掛け姿で登場した浦野さんが「ある晴れた日に」とオペラ「蝶々夫人」を歌ってオープニング。日下部さんと浦野さんが二重唱を響かせたプッチーニの「ラ・ポエーム」と続いた。
透明で涼しやかな松浦さんのフルートの音色、寄りそう畔上さんのピアノ、二重奏の魅力を伝えた「プレリュードとスケルツォ」。 出演者全員によるアソドレギュニオソの「明日」で、余韻を残して、コンサートの幕は下りた。 -
飲み歩きオリエンテーリング
1人3千円で駒ケ根市内の飲食店5軒の飲み歩きができるという「第1回駒ケ根夜の街めぐり逢いオリエンテーリング」が12日夜行われた。上伊那民主商工会(有賀泰幸会長)主催。駒ケ根駅前広場に集合した約220人の参加者らは午後7時の合図とともに一斉に夜の街に繰り出し、早速ビールや焼酎などで乾杯した=写真。参加者は指定された飲食店5軒を2時間で回らなければならないため「ちょっと忙しいかな。でも安く飲めるんだからよしとしよう」「1軒目はいいが5軒目に行くころにはフラフラじゃないかな」などと飲みながら楽しそうに話し合っていた。
イベントには駒ケ根駅前など中心商店街の飲食店35店が参加した。ある商店主は「街の活性化のために今後もどんどんやってほしい」と話している。
同商工会は3月に伊那市で同様のイベントを行って好評だったことから駒ケ根市でも行うことにし、実行委員会が中心となって準備を進めてきた。 -
町四区市政懇談会
駒ケ根市は11日夜、町四区の住民を対象にした市政懇談会を東町の市老人福祉センターやまびこ荘で開いた。住民約40人が参加し、出席した中原正純市長はじめ市の職員らに教育や交通安全、ごみ処理の問題や市町村合併、指定管理者制度の導入など、日ごろ感じている疑問や意見をぶつけた=写真。
新中学校の建設計画と赤穂・東中の生徒数格差の問題について小林晃一教育次長は「合併が白紙に戻ったことで計画は大幅に遅れることになったが、必ずやる。建設地や周辺の道路整備などいろいろ課題はあるが竜東・竜西地区の人口推移なども検討しながら進める。(生徒数格差は)来年度入学者から希望者には指定学校変更を受け付けることで当面対応したい」と述べた。
「東小学校の通学路の拡幅を」「アパートなどの一部住民のごみの出し方が悪く、回収されずに困っている。市の対応は」との要望や質問に対し中原市長、中城正昭民生部長らは「地権者と再度交渉したい」「アパートの管理者への指導・説明を徹底していきたい」などと回答した。 -
明日歌定期演奏会
混声合唱団「明日歌」(新井克太郎団長)は12日夜、第22回定期演奏会を駒ケ根市文化会館で開いた。ライトを浴びてステージに立った約30人の団員らは常任指揮者の唐沢史比古さん作詞・作曲による組曲『御柱祭の情景』のほか、ミュージカル『ライオンキング』やポップスの数々など、十数曲を披露した=写真。
満員の聴衆はホールに響く豊かで迫力ある歌声に酔いしれ、1曲ごとに大きな拍手を送っていた。
明日歌は05年全日本合唱コンクール県大会で金賞、中部支部大会で銀賞を受賞している。 -
証明書自動交付機新設
上伊那で5台目となる住民票などの証明書自動交付機が駒ケ根市役所1階市民ホールに新たに設置された。14日、中原正純市長ら関係者約10人が出席して稼動開始式が行われ、設置を祝った。中原市長は「住民サービスの向上や人件費の節減などにもつながる。多くの市民に利用してほしい」とあいさつし、早速自ら機械を操作して戸籍証明書の交付を受けた=写真。
交付機で交付できるのは▽住民票▽印鑑登録証明▽所得・課税証明▽納税証明▽資産証明▽戸籍証明(謄本・抄本)窶煤B利用時間は午前7時縲恁゚後8時。土・日曜日を含め、365日利用可能。交付に必要な住民基本台帳カードは市民生活課窓口で発行している。駒ケ根市の住基カードの発行は11日現在でわずか106枚だが、今回の交付機設置によりカードの発行枚数が今後増えるものと市の担当者は期待をかけている。
戸籍証明書の自動交付は一部の市を除く広域自治体では上伊那広域連合が全国初。 -
歌謡曲友の会が西駒郷慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は12日、駒ケ根市の知的障害者総合援護施設・長野県西駒郷を慰問に訪れ、会員らが自慢ののどを披露して利用者らを楽しませた=写真。
ステージでは千昌夫、五木ひろし、神野美伽らの数々のヒット曲のほか、賛助出演の恵扇会やドリームワークスによる日本舞踊やエアロビクスなどが次々に披露された。集まった約50人の利用者らは大きな声で一緒に歌ったりステージに上がって踊ったりして楽しいひとときを過ごした。
同会による慰問は、藤田会長が西駒郷のカラオケクラブの指導をしている縁などにより、8年前から毎年この時期に行われている。 -
防火・危険物漏洩防止パレード
秋の全国火災予防運動期間中の11日、伊南防火管理協会(堀内茂彦会長)と石油商業協同組合上伊那支部南部ブロック(武井二郎ブロック長)は火災予防と危険物漏洩防止を訴えるパレードを行った。のぼり旗や横幕を付けたタンクローリーなど4台が消防署の車に先導され、伊南行政組合消防本部北消防署から伊南4市町村の市街や住宅地などに向けて出発=写真。「ストーブへの給油には十分注意して」「灯油などの漏洩事故に気をつけましょう」などとスピーカーで放送しながら住民に火災・事故防止をアピールした。
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町一区子ども会30周年祝賀会
独自の活動で知られる駒ケ根市の町一区子ども会(須田秀枝会長)は11日、創立30周年の記念祝賀会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。歴代の会長や区長ら約50人が出席。創立以来の活動を振り返って関係者の努力に感謝し、今後の発展を祈って乾杯した=写真。出席者には記念誌『町一区子ども会のあゆみ』が配布された。
須田会長は「子育ての大切な基盤としての活動を今後も続け『子育てをするなら町一区で』と言われるようになることを期待したい」とあいさつした。
創立に中心的にかかわった世話役の高橋英二さんは「この会は子どもたちに良い本を読まてやろうという思いで、子ども文庫をつくることから始まった。子どもたちは自分たちの地域で育てようと、その年その年の保護者らが苦労してやってきたことがだんだんに認められ、全国紙やテレビの全国放送にも活動が紹介された」と30年の歴史を振り返った。 -
女性部が防犯啓発活動
伊南防犯女性部(片桐明子部長)は11日夕、振り込め詐欺などに注意するよう呼び掛ける啓発活動を駒ケ根市のJA上伊那Aコープ駒ケ根店前で行った。
女性部員3人は訪れた買い物客らに「架空請求などの詐欺事件が増えているので十分気をつけてくださいね」などと呼び掛けながらチラシを手渡し、巧妙化する犯罪者らの手口に引っかからないよう訴えた=写真。 -
【記者室】三方一両損?
赤穂東小学校隣接地の開発問題が暗礁に乗り上げている。昨年土地売却が決まり、3階建てマンション2棟の建設工事が始まる寸前、児童の安全や景観の面で問題があると考えた駒ケ根市が急きょ、学校用地だった正門前の道路を市道にして開発にブレーキをかけた▼別の建設業者が、2階建て分譲住宅地にする窶狽ニいう代替開発案を提案したが、これを見て「市はこの業者と癒着があるのでは」と考える住民も出てくるなど事態は袋小路に入っている▼土地を売らなければ生活が立ち行かない地主、学校前に建物が建ってほしくない地域住民、板挟みになっている市窶煤Bそれぞれ動きの取れない状態だが、大岡裁きよろしく「三方一両損で一件落着」とはいかないものか。(白鳥記者)
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駒ケ岳神社例大祭
中央アルプス駒ケ岳の千畳敷にある信州駒ケ岳神社の例大祭が11日、標高2610メートルの現地で行われた。観光関係者ら約30人が参列して玉ぐしを奉てんするなどの神事を行い、入山者の安全を祈願した=写真。
気温は2度。所々に数センチの雪が積もり、薄曇りの空から時折冷たい強風が吹き付ける神社前で参列者らはかじかんだ手をこすり合わせながら神妙に頭を垂れていた。 -
教育懇談会
県教職員組合上伊那支部が主催する05年度上伊那地区教育懇談会が9日、駒ケ根市の東伊那小学校を会場に開かれた。同市竜東地区の小中学校PTAや教職員など約40人が参加し、学校や家庭での教育のあり方や問題点などについて意見を交わした。
今年度のテーマは「子どもの健やかな成長を願って」。全体会では問題提起として伊那養護学校の教諭らが問題点を報告したほか、上伊那教育白書で取り上た子どもや親に対するアンケートの結果や「子育て10カ条」を策定しようと発足した地域子ども100人の会からの活動の報告などが行われた=写真。
3分科会に分かれての討論で参加者らは「家庭の中での親の言葉遣いがまず大切。子どもの心を傷つけるようなことを言うべきではない」「今の子どもたちは両親ばかりでなく友達にもどう思われているか気にしてばかりいる。誰かに認められることが少ないせいでは」「子どもの成長は両親の育て方次第。まず大人がきちんとしなければ子どもがうまく育つはずはない」などと真剣な表情で意見を出し合っていた。
懇談会は30日まで上伊那各地の15会場で開かれる。 -
一日女性消防体験
秋の全国火災予防運動(9日縲・5日)初日の9日「一日女性消防体験」が駒ケ根市の伊南行政組合消防本部北消防署で行われた。伊南防火管理協会と同本部主催。同本部管内の女性18人が参加し、てんぷら油火災の実験などを通じて火の恐ろしさを再認識したほか、消火器の操作方法の実習や救命処置の講習などを受けた=写真。
駐車場で行われた消火器の操作訓練では、参加者らが署員の説明を受けながら訓練用の水の入った消火器を1本ずつ持って放水した。消火器の操作は初めて窶狽ニいう参加者もあり「いざという時のためによい経験ができた」と話していた。
てんぷら油の発火実験では署員が「コンロの火が油に燃え移るものと勘違いしている人が多いが、実は油が一定の温度になると発火する。つまり火を使わない調理器具でも火災は起きる」と説明すると参加者らは「知らなかった」と驚いていた。
普通救命講習も併せて行われ、人工呼吸や心臓マッサージなどの実技を終えた参加者全員に修了証が手渡された。 -
高齢者クラブ視察交流会
03年4月に2町1村が合併してできた岐阜県山県市の老人クラブ連合会員ら約80人が8日、駒ケ根市を訪れ、駅前ビル・アルパで駒ケ根市高齢者クラブ連合会員らと交流した。山県市老人クラブ連合会の平井克己会長が「当市は合併3年目の新しい市。老人クラブの活動もまだ手探りの状態だ。駒ケ根市のクラブは健康づくりなどに積極的に取り組んでいて先進的だと紹介を受けてやって来た。ぜひ教えを請いたい」とあいさつ。駒ケ根市高齢者クラブ連合会の池上重雄会長は「当クラブの活動はすべてが健康づくりにつながっている」として活動の内容を資料やビデオなどで詳しく説明した=写真。山県市のクラブ会員らは時折感心したようにうなずいたり、メモを取ったりしながら熱心に話に聞き入っていた。
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磐田市とゲートボールで交流
8日、駒ケ根市と友好都市協定を結ぶ静岡県磐田市のゲートボール協会(大島敏男会長)会員ら約30人が駒ケ根市を訪れ、県ゲートボール連盟駒ケ根支部(小原淳一支部長)の会員らと親善大会を通じて交流を深めた=写真。同市のアルプス球場で開かれた開会式では互いに土産を交換したり「久しぶりですね」「お元気でしたか」などとあいさつが飛び交うなど、あちこちで和やかな笑顔がこぼれた。小雨の降るあいにくの天候となったが、参加者らはそれぞれのコートで試合を楽しんだ。
親善試合は年1回、両市で交互に開かれていて今年で十数回目になるという。 -
農業委員会が建議
駒ケ根市農業委員会(清水千博会長)は10日、市役所を訪れ、中原正純市長に「農林業施策に関する建議」を手渡した=写真。清水会長は「06年度予算編成に当たり、足腰の強い農林業の構築に向けてこの建議の内容を市の施策に反映させてほしい」と訴えた。中原市長は「前向きに受け止め、施策に反映するよう精いっぱい努力したい」と述べた。
建議は(1)農業施策(2)農業環境施策(3)担い手の確保・育成(4)中山間地域における農業施策(5)林業施策窶狽フほか、国・県に対する要望などを盛り込んでいる。主な項目は▽地産地消の要望に応えられる販路拡大のための総合施設の設置▽特産品の開発・導入▽制度資金借り入れに対する利子補給交付金の拡充▽集落営農組織への助成▽幹線水路の抜本的対策▽農村女性の活動支援窶狽ネど。 -
中沢小マラソン大会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は9日、全校マラソン大会を行った。グラウンドを元気にスタートした児童らは色づいた紅葉が舞い散る秋の道を白い息をはきながら懸命に駆け抜けた。
原則として1・2年生は1・5キロ、3・4年生は2キロ、5・6年生は2・4キロのコースを走るが、希望者は1クラス長い距離に挑戦することもできるほか、3・1キロのコースも用意されている。スタートラインについた児童らは体をほぐしたり靴のひもを結び直したりして準備を整えながら号砲を待った。1・2年生が一列に並んで最初にスタート=写真。5縲・0分おきに距離別にスタートした児童らは元気いっぱいで起伏の激しい公道に出て行った。
沿道では保護者や近くの住民らが「頑張れ」「もう少しだよ」などと大きな声援を送っていた。 -
赤穂東小隣接地開発住民説明会
駒ケ根市の赤穂東小学校に隣接する約4500平方メートルの土地の売却と開発問題に地元住民が揺れている。8日夜、同校で地元住民らに対する説明会が行われ、開発の是非について激論が交わされた=写真。「3階建てのマンションが正門前に建っては子どもたちの通学環境として好ましくない」「マンションよりは一般住宅のほうがまだましだ」「市が土地を買うか借り上げてはどうか」などの意見が出たが結論は出ないまま。日を改めて再度説明会が行われることになった。
赤穂東小学校の正門前の土地は04年1月、地主の意向により売却されることになり、開発を請け負った伊那市の建設業者が3階建てのマンション2棟を建てる計画で同年3月に着工するばかりとなっていた。マンションにはどんな人が入居するのか分からないことや、高さ10メートルもの壁面が道路際ぎりぎりにまで迫ることなど、児童の安全や景観の面で問題があると考えた市は通常の住宅用地としての開発も視野に入れ、急きょ、学校用地だった正門前の道路を市道にする案を地主の承認を得た上で3月市議会に提出し、承認された。
これを受けて以前地主から土地の利用方法について相談を受けた駒ケ根市の建設業者が2階建て住宅地としての代替案を提案し、学校と同校PTAに提示。PTAでは説明会、アンケートなどを行って意見を募ってきた。その結果「マンションよりは景観に配慮した住宅地としての開発の方が望ましい」とする意見が多かったという。
地元住民への説明会は日程などの都合で今回が初。一部住民からは、関係者に対する説明がないまま学校用地を市道にした窶狽ニして市に対する疑念を挙げる声などもあり、開発の行方は混沌としている。 -
警察協力者に感謝状
駒ケ根警察署は8日、警察活動に協力したとして全日警松本管制センター、八十二銀行駒ケ根支店に対し、同署でそれぞれ感謝状を贈った。
全日警松本管制センターは10月9日、同社が警備を請け負う駒ケ根市内の会社事務所に何者かが侵入したことを知らせる警報を感知し、警察への素早い通報を行ったことで容疑者を現行犯逮捕できた。
八十二銀行駒ケ根支店は10月27日、同支店を訪れた市内の男性(88)が「借金の残り193万円を今日中に振り込まなければ孫が連れて行かれるという電話があった」として現金を引き出そうとしていたため、この男性を説得して振り込め詐欺を未然に防いだ。 -
東伊那文化祭
駒ケ根市の東伊那公民館(細谷悦子館長)は5・6日、05年度東伊那文化祭を同館で開いた。会場では公民館の講座・教室の生徒や各種文化団体の会員らによる書道、絵画、手芸などの作品が多数展示されたほか、人形劇場や紙芝居などが催された。昼時には来場者に温かいすいとんが無料で振る舞われ、訪れた親子連れなどでにぎわった。
1階にはわらぞうりやわらじなどのわら細工、キルトやセーターなどの手芸作品や絵画、盆栽など、2階には保育園児や小中学生の絵や書道作品などが展示された。訪れた人たちは「大したもんだねえ」「うまいもんじゃんけ」などと感心しながら作品を見て回っていた=写真。 -
美術館裏方体験
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は文化庁芸術拠点形成事業として5・6日、中学生を対象にした「鑑賞と創造窶粕・p館の裏方になってみよう」を同館で開いた。赤穂、東、宮田、春富の各中学校の男女生徒約30人が参加し、講師らの指導を受けながら作品の選定、や額装、展示などの作業に取り組んだ。
講師を務めるのは彫刻・絵画作家、学芸員など、いずれも美術の専門家今井由緒子さん、岩本拓郎さん、滝澤正幸さん、松井君子さんの4人。同館副館長の松井君子さんは「自分たちの力で自分たちの美術館を実現して」とあいさつした。参加した中学生らはまず館内に展示されている作品について講師らから解説を受け、美術への知識を深めた=写真。
選定する作品は同美術館が行なってきたワークショップに参加した小・中学生らが「春」「争い」「私の身近な人」などをテーマに描いたもの。参加者らは50点余りの力作を見比べながら展示する作品を苦労して選び出した。2日目には選定した作品を額装し、実際に館内に展示する傍ら、ポスターやチラシのデザインなど、展示全般にかかわる美術館の作業を体験した。
ワークショップの展示は1月15日まで同館内で一般公開される。 -
温暖化防止見学会
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館はふるさと講座「地球温暖化防止」の第3回講座として5日、市内と宮田村の施設や業者の取り組み事例などを視察する見学会を開いた。約20人が参加し、太陽光、水力・風力発電などの実際の仕組みを学んだ。
駒ケ根市赤穂のネクストエナジー・アンド・リソース社のショールームを訪れた一行は同社が設置して稼動している風力発電装置について伊藤敦社長から説明を受けた=写真。参加者らは最先端の技術を取り入れた発電設備を見ながら、装置の性能や今後の見通しなどについて熱心に質問していた。
このほか一行は北割幹線中央道ボックスの農業水路に設置されたマイクロ水力発電や、宮田村の宮田西保育園の太陽光発電の設備の様子などを見学した。 -
交通事故防止ステッカー車がパレード
伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は7日夜、「交通事故防止運動実施中」の夜光反射ステッカーを貼った車10台による市内パレードを行った=写真。車列はパトカーに先導されながら駒ケ根署から市内赤穂の大徳原まで走り、市民に夜間の交通事故防止をアピールした。
出発式で駒ケ根署の向山静雄署長は「管内ではこの1カ月で死亡事故が2件続いて発生している。徐々に日が短くなるなど条件が悪化していることもあり、この時期に行われる夜の活動に効果を期待したい」と激励した。
安協は同市交通安全推進協議会や幼稚園・保育園の保護者らでつくるひよこ安全クラブとも連携して夜光ステッカー貼付車を100台にまで増やすなどして、さらに夜間の交通事故防止を訴えていきたいとしている。 -
養命酒の「健康の森」オープン
養命酒製造は(本社・東京都)は6日、駒ケ根市福岡の同社駒ケ根工場に自然を楽しみながら、心身をリフレッシュする「健康の森」をオープンした。酒蔵を改築した記念館、約36万平方メートルの敷地内に散策路(せせらぎコース、山野草コース、沐浴コース)を整備した。
記念館前で行ったオープンセレモニーで、関係者約60人を前に、塩沢太朗社長は「遠くから訪れたお客様に工場見学だけでなく、癒しの場を求める人が増え、その要望にこたえるために、記念館や散策路、花壇を整備し、総称して『健康の森』とした。多くのみなさんに喜んでもらえれば」と期待を込めてあいさつした。
約280平方メートルの記念館は、養命酒発祥の地、中川村に1930-31年に酒蔵として建設、その後、岡谷市に移築され倉庫として使用されていたが、02年の創始400年記念事業として、同地に移築した。
館内には養命酒の歴史や生薬の展示、同社製品のほか健康ブレンド茶など限定商品の販売。薬酒や薬膳、生薬栽培など生薬講座、木細工、リースづくりの体験教室も行う。
また、テラスでは喫茶、軽食も楽しむことができる。
オープン初日は、セレモニーに続き、正午から一般公開、作家井出孫六さんの講演もあった。 -
勤労青少年ホーム祭
駒ケ根市勤労青少年ホーム・駒ケ根女性ふれあい館の利用者の会は5・6日、駒ケ根文化センターで第20回ホーム祭を開いた。会場いっぱいに設置された各クラブの展示ブースで作品などが展示されたほか、大ホールのステージでは大正琴、吹奏楽、民謡太鼓などの演奏や合唱、詩吟、演舞などが華やかに披露され、訪れた多くの来場者でにぎわった。
書道、華道、写真、手芸、美術などのクラブは会員が制作した作品の数々を展示。体験コーナーには親子連れなどが次々に訪れ、会員の指導で作品づくりを楽しんだ=写真。
ステージには日ごろの練習の成果を発表しようと各団体のメンバーが張り切って登場し、それぞれ見事な歌や演奏などを披露して会場から大きな拍手を受けていた。 -
安協が高齢者宅訪問
伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は7日、駒ケ根警察署近くの高齢者のいる家庭約50軒を訪問し、反射材付きの手袋とチラシを手渡して交通事故防止を呼び掛けた=写真。
安協役員のほか駒ケ根署の交通課長ら14人が数班に分かれてそれぞれ高齢者宅を訪ね「高齢者の交通事故が増えているので暗い道を歩く時はよく気を付けてくださいね」などと話しながら手袋とチラシを手渡した。訪問を受けた高齢者らは笑顔で応対し「この手袋は夜光るのかえ。そりゃいいね。早速使います」などと喜んで受け取っていた。
同市内ではバイクに乗った85歳の男性が自動車と出会い頭に衝突して亡くなる事故が5日にあったばかり。 -
駒ケ根市で死亡事故
5日午後3時18分ごろ、駒ケ根市赤穂南割の信号のない市道交差点で、同市赤穂上赤須の無職中山万九さん(85)運転の原付バイクと松川町元大島の公務員下澤俊治さん(50)運転の普通自動車が出会い頭に衝突した。中山さんは頭などを強く打ち、駒ケ根市内の病院に運ばれたが午後5時57分に死亡した。下澤さんにけがはなかった。駒ケ根署で原因を調べている。
同市内では03年11月以来の死亡事故。10月には県内18市中で最長となる死亡事故ゼロ700日の表彰を受けたばかりだった。 -
秋香会菊花まつり表彰式
創立45周年を迎えた駒ケ根秋香会(本間秋男会長)は4日、第45回菊花祭りの入賞者表彰式を駒ケ根市の三和森クラブで開いた。本間会長は「晴天に恵まれて例年にない盛り上がりだった。皆さんのおかげ」と感謝を述べ、受賞者にトロフィー、たて、カップなどを賞状とともに授与した=写真。
菊花展入賞者は次の皆さん。
▽県知事賞=飯塚礼子▽駒ケ根市長賞=井口春人▽同市議会議長賞=飯塚礼子▽駒ケ根商工会議所会頭賞=小町谷誠▽駒ケ根市教育長賞=飯塚礼子▽全菊連会長賞=飯塚礼子、森勝美▽町部自治会長賞=森勝美▽秋香会長賞=森勝美▽審査委員長賞=羽場一雄▽宮下賞=北原・ス一▽伊那毎日新聞社賞=本間秋男▽信濃毎日新聞社賞=北原康平▽中日新聞社賞=塩澤春夫▽読売新聞社賞=酒井世喜良▽駒ケ根ニュース社賞=岡野修一▽駒ケ根日報社賞=松崎和男▽大中屋賞=浜口善元▽秋香会長賞=中西利幸▽長生社賞=熊沢作永▽秋香会賞=田中勝美▽池上賞=勝部由紀夫▽しらかば賞=森勝美▽米沢賞=飯塚礼子▽克水賞=小町谷誠▽MANABU賞=堺澤悦子▽サンケイ技研賞=山村英一▽新世紀賞=塩澤春夫▽有賀芳郎賞=栗山いさ江▽ビーナイン賞=樋屋次郎
◇赤穂小学校▽金賞=丸藤裕子、堀川佑香里、佐々木啓文、佐々木力弥、太田圭亮、野村美結、平栗舞歩、山岸朋博、倉田桃子、河嶋慈明、新井詩織、池上竣、山岸愛、唐沢紗季▽銀賞=清水雄平、高橋啓明、幸村響、中島悠、気賀沢和司、福沢美佑、松崎岳、竹上梢太、尾崎美優、名倉那夏、池戸直人、米山勇生、保科光輝、上谷大和▽銅賞=加藤優希、小池晨、有賀直美、小原淳美、千村諒、池上諒、下島亮、村田愛、川上優香、宮下蓮、園原有紀、松枝拓磨、下平達也、倉田挙伍、清水弥、矢崎亮介
◇順天寮▽金賞=順天寮菊クラブ1、同2▽銀賞=同3
◇団体賞▽秋香会長賞=赤穂小、順天寮 -
南部中学校音楽会
上伊那南部教職員会は2日、南部中学校音楽会を駒ケ根市文化会館で開いた。伊南4市町村の5中学校の3年生が一堂に会し、3年間積み重ねてきた練習の成果を互いに披露し合った=写真。
代わる代わるステージに上がった生徒らは中学生らしい迫力のある合唱のほか、太鼓や琴などの見事な演奏をホールいっぱいに響かせた。客席で見詰める生徒らはステージでの熱演に惜しみない拍手を送っていた。 -
聴導犬デモ
日本聴導犬協会(有馬もと会長、宮田村)は4日、身体障害者補助犬のデモンストレーションを駒ケ根市文化会館で行った。秋の屋外研修の一環で同会場を訪れた専門学校ルネッサンスアカデミー動物関係学部(静岡県浜松市)の1年生ら約100人に対し、聴導犬や介助犬の役割や訓練方法などについて詳しく説明した。
聴導犬は耳が不自由な人に付き添い、チャイムやドアノック、目覚まし時計、人の呼び声などを聞いて知らせ、介助犬は体の動きが不自由な人の手足となって働く。有馬さんとスタッフらは「まつ」「しろ」「タカ」の3頭を使い▽冷蔵庫を開けて水の入ったボトルを持って来る▽人の履いている靴下をくわえて脱がせる▽目覚まし時計の音を聞いて、寝ている人を起こす窶狽ネどのさまざまなデモンストレーションを披露した=写真。有馬さんは「機能だけの味気ない電子機器などと違い、犬の良いところは一緒にいて心が癒されること」と話し、補助犬の育成や普及を強く訴えた。
学生らはよく訓練された犬たちの動きに「お利口」「かわいい」などと歓声を上げながらしきりに感心していた。