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中川村で交通事故
30日午前9時5分ごろ、中川村片桐の国道153号線、中川中学校入口信号交差点で同村片桐牧ケ原の無職東金けさゑさん(78)のオートバイと同村片桐小和田の会社員米山隼人さん(23)の軽自動車が衝突した。東金さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが左脚の骨を折るなどの重傷。米山さんにけがはなかった。
駒ケ根署によると、国道を北に向かって走行していた東金さんが交差点を右折しようとしたところ、対向して直進してきた米山さんの軽自動車に衝突した。同署でさらに原因を調べている。 -
建設リサイクル法に係る一斉パトロール実施
上伊那地方事務所は29日、上伊那の2市2村で、建設リサイクル法に伴う対象工事現場の巡視をした。
パトロールは全国一斉に春と秋のに行われ、今回は、伊那市、駒ケ根市、南箕輪村、宮田村の4市村16件の解体現場で、届出や標識設置有無、分別解体の実施状況などを確認した。
2000年に公布された建設リサイクル法は、建設現場の届出や分別解体、再資源化などについて定めたもので、法律の周知が行き届いてきた現在、届出は定着してきた。しかし、標識の設置は見落とされがちで、今回も2件で未設置を確認。口頭で指導を行った。
県は引き続き、標識の設置など、法律内容の周知に務める。
また、吹付けアスベストやアスベスト含有建材を使用した建設物解体に関して国は、一定の規模要件を満たす場合のみ、届出を義務付けているが、県は独自に基準を設け、それ以下の場合にも届出を求めているため、こうした点の周知にも当たりたいとしていた。 -
地域子ども100人の会が第2回会議
駒ケ根市の市民らでつくる地域子ども育成100人の会(村上守伸代表世話人)は28日夜、第2回会議を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が出席し、9月の第1回会議に引き続いて、現代の子どもたちを取り巻くさまざまな問題点などについて意見を交わした=写真。
出席者は「子どもたち同士だけでなく、地域の大人との触れ合いが重要なのではないか」「まず親同士の関係だ。祭りや自治会といった地域での付き合いに大人が率先して参加することが子どもにとって手本になる」「子どもが家庭の中で役割を持つことにより、存在意義を実感できることが大切」など、それぞれの経験をもとに活発に意見を述べた。
同会は今後数回の会議を経て、今年度中をめどに「子育て10カ条」を策定したいとしている。 -
宮田村で交通事故
28日午後5時35分ごろ、宮田村大田切の信号のない村道交差点で、近くに住む農業後藤茂幸さん(52)の運転する軽自動車と同村の少年(16)運転のオートバイが出会い頭に衝突した。少年は駒ケ根市内の病院に運ばれたが左手首の骨を折る重傷。後藤さんにけがはなかったが、車に同乗していた2人が軽傷を負ったもよう。
駒ケ根署によると、後藤さんが私道から右折して村道へ出たところ、直進して来た少年のオートバイに衝突した。同署で詳しく原因を調べている。 -
献血ルーム
秋の献血推進運動月間に合わせ、県、上伊那郡市献血推進対策協議会、県赤十字血液センターは臨時献血ルームを30日まで駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店の2階ニシザワギャラリーで開いている。買い物に訪れた人たちは献血の重要性を訴える担当者らの呼び掛けに快く応じ、積極的に採血に協力していた=写真。
会場には献血の啓発ポスターが展示され、担当者がパンフレットなどを配布しているほか、来場者に風船をプレゼントしたり手相占いのコーナーを設けたりするなどして協力を求めている。上伊那地区ライオンズクラブや県看護大の学生らもボランティアで参加している。
冬場は献血が減少することから、多くの人たちが集まる場所で献血ルームを開設することにより市民らの理解と協力を求める狙い。県内では年に2、3回程度行っている。 -
赤穂中前期終業式
駒ケ根市の赤穂中学校(諏訪博校長)は28日、前期終業式を同校体育館で行った。集まった全校生徒に対し諏訪校長が訓示して前期を締めくくった。
諏訪校長は「119日の長い前期が今日で終わる。白鈴祭、修学旅行、登山、運動会と多くの行事があった。二度と戻らぬかけがえのない青春時代の思い出だ。始業式におけのたがのことを話した。おけはクラス、たがは生徒をつなぐきずなだ。クラスが一丸となって取り組んできたか、もう一度今学期を振り返ってほしい」と話した=写真。
同校は31日は学期中間休業とし、11月1日から後期の授業を始める。 -
不法滞在外国人を摘発
伊那署、駒ヶ根署、警察本部警備部警備1課と東京入国管理局は合同で、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで、不法残留14人、不法在留1人の計14人を28日午前6時ころから、伊那市、駒ヶ根市などのアパート6ケ所で摘発。13人を同管理局が収容し、幼児1人を児童相談所で一時保護した。
調べによると、不法滞在外国人はタイ国籍(6人)、フィリピン国籍(4人)、中国国籍(4人)のいずれも3歳から48歳の男性9人、女性5人で、不法滞在期間は1ケ月から14年4カ月。
市民から「不法滞在の外国人が伊那市内、駒ヶ根市内などに居住している」との通報を受け、同管理局と合同で摘発したもの。 -
【記者室】高いか安いか-災害対策品の費用
伊南行政組合消防本部が大規模災害に備えて現地対策用の大型テント一式を購入した。費用は約480万円。9月には孤立した地域との通信・連絡などに使用するオフロードバイク4台と衛星携帯電話を購入した。費用は約244万円▼金額を示したのは「高い買い物をするな」と非難するためではない。むしろ、費用を惜しんでこの程度の物を備えずにいたことに驚いたからだ。災害が来なかったら無駄になるから-という考えがあったとしたらあまりにも甘い観測だろう▼「時期は断定できないが100パーセント来る」といわれる東海地震。伊那谷はその対策強化地域に指定されている。その日は今日かもしれない。我が家でもせめて家具の転倒防止対策ぐらいやっておこう。(白鳥記者)
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石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は27日、同社が行った「あいあい広場」でのバザーなどで得た収益金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と竹内会長に寄付金を手渡した=写真。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場は、社員らによる格安の手作り製品などが好評。市社協への寄付は今年で4回目。 -
南部小学校音楽会
05年度上伊那南部小学校音楽会が26日、駒ケ根市文化会館で開かれた。伊南4市町村の10小学校の6年生児童が一堂に会し、それぞれが練習を積み重ねて仕上げた合唱、合奏を晴れのステージで堂々と発表し合った=写真。
開会式に続いて全員で『つばさをください』を大合唱して心を一つにした後、先頭を切って東伊那小の児童がステージに上がった。この日唯一の器楽合奏の曲目は『ハンガリア舞曲第5番』。児童らは緊張した表情でアコーディオンや木琴などそれぞれの担当楽器を構え、教諭の振り下ろす指揮棒に合わせて演奏を開始した。小人数ながら見事にまとまった演奏に会場からは大きな拍手が起こっていた。
赤穂南小は大曲『阿蘇』を同声3部合唱で披露。大人数のメリットを生かした迫力満点の美しいハーモニーをホールいっぱいに大きく響かせた。 -
市長杯ナイターソフト閉会式
駒ケ根市ナイターソフトボール連盟(小原光美会長)は27日夜、4月の開幕から半年間にわたって熱戦を繰り広げてきた第26回市長杯争奪市民ナイターソフトボール大会の閉会式を駒ケ根市役所で開いた。各チームの代表選手ら約100人が集まり、楽しくプレーしたシーズンの終了を惜しんだ。決勝トーナメントでそれぞれ優勝した下平クラブ、リンクス、下平レディースチームの代表者には小原会長から優勝旗やカップが授与された=写真。
小原会長は「今シーズンは懸案だったA・B両リーグのチーム数の均衡化や試合数の増加などの要望に応えることができたと思う。天候にも恵まれ、順調に試合が出来て良いシーズンだった」と今季を振り返った。
上位チームは次の通り。
▽Aリーグ(1)下平クラブ(2)PALWINGS(3)市場割中南クラブ▽Bリーグ(1)リンクス(2)辻沢B(3)永見山▽女性リーグ(1)下平レディース(2)養命酒ミラクルズ(3)蛇の目 -
第1回環境市民会議
自然にやさしいまちづくりを推進する駒ケ根市は25日、第1回の環境市民会議を市役所保健センターで開いた。公募2人を含む委員27人のうち21人が出席し、活動のスタートを切った。互選により座長に小川周次さん、副座長に征矢公男さん、木下さちゑさんがそれぞれ選出された。
第1回の会議では、ごみ処理の現状と計画などについて市の担当職員が説明した。今後、月に1回程度の会議を開いて環境基本計画、ごみ減量化、自然に優しいまちづくりなどに向けて話し合い、市に対して意見や提言を行っていく。
委員は次の皆さん(任期は07年3月31日まで)。
▽座長=小川周次▽副座長=征矢公男、木下さちゑ▽委員=伊藤秀男、小池明弘、小林君江、北原秋子、新井徳博、北原勉、今堀雷三、井口眞吾、有馬多美子、気賀澤宏、米山弘、水野益男、林憲明、塩澤和彦、加藤英宏、池上千尋、小松智香男、小松弘子、矢澤弘幸、塩澤淳一、澤上和正、小川清美、宮崎久美、中原理恵 -
消防署にエアテント導入
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は26日、大規模災害対策用としてエアテント一式を新たに導入した=写真。テントは丈夫な合成ゴム製で、高さ3メートル、縦横各6メートルと室内には十分な広さがあり、エアボンベを使うと約2分で素早く膨張させることができる。畳んだ状態では1立方メートルほどのサイズで、緊急時の持ち運びにも便利。テント本体とともにエアホース、蛍光灯、赤外線ヒーターなども常備される。万一の災害発生時には現場での指揮所や負傷者の救護用などの用途に活躍することが期待されている。購入費用は480万8千円。
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駒ケ根市が交通死亡事故ゼロ記録700日達成
交通死亡事故ゼロ記録700日を達成した駒ケ根市に26日、伊那合同庁舎で伝達式があった。
市は03(平成15)年11月25日、福岡の市道で発生した単独交通死亡事故以降なく、10月25日に700日を突破した。県内18市の中で最長記録。
式で、牛越徹上伊那地方事務所長が県交通安全運動推進本部長(田中知事)からの表彰状を伝達。
受け取った原助役は「交通安全協会など関係機関の昼夜を問わない活動と、市民の啓もうと実践のたまもの」と喜び「事故が起こらないように、市民の安全意識の高揚を図り、ゼロ記録を更新していきたい」と述べた。 -
「自然写真集団ネイチャー伊那谷」写真展
「自然写真集団ネイチャー伊那谷」(片桐勝彦会長)は第11回写真展「自然賛歌」を駒ケ根市立博物館で30日まで開いている。めったに見られない珍しい自然現象「環水平アーク」を見事にとらえた作品など、会員8人による作品37点が展示されている。
会の名の通り、展示作品のモチーフは雲や山、湖、川の流れ、森や花など。刻々と表情を変える大自然の一瞬の美しさを切り取った作品の数々に、訪れた人たちはため息をつきながらうっとりと見とれていた。
午前9時30分縲恁゚後5時(30日は午後4時30分)。入場無料。問い合わせは同博物館(TEL83・1135)へ。 -
市長が100歳訪問
駒ケ根市の中原正純市長は23日、05年度に満100歳を迎える8人のお年寄りを訪問し、総理大臣、県知事の祝い状、金・銀杯とともに市からの長寿の祝い金2万円と記念品を手渡し、長寿を祝った。訪問を受けた下島まさゑさん(99)=中沢原=は自室のベッドに起き上がり「ありがたいことです」としっかりした口調で礼を述べた=写真。中原市長は耳が遠い下島さんに顔を近づけ「これからも元気でもっと長生きしてくださいね」と笑顔で声を掛けた。
下島さんは1906(明治39)年1月27日生まれ。十数年前に病気で目が見えなくなったが、食事は今でも自分で茶わんとはしを持って食べるという。長男の元彦さん(74)は「種はまいたか、芽は出たか窶狽ニいつも田畑のことを気にしているくらいで全然ボケていない。食欲もあるし、元気でいてくれて本当にうれしい」と話している。
市長の訪問は例年9月の敬老の日に行っているが、今年は総選挙があったために延期していた。 -
中沢小通学学習
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は24縲・6日までの3日間、5年生児童が同市東伊那の「ふるさとの家」で寝泊りして学校に通う通学学習を行った。同校では初の試み。児童らは家庭での日常生活では味わえない共同生活ならではの経験を通して、自立心や家庭のありがたさなどを学んだ。
夕食はあらかじめ班ごとに決めておいたメニューを全員で協力して調理した=写真。手際良くテキパキと段取りを進める女子児童らに対して、男子は何をしていいのか分からず手持ち無沙汰でブラブラ。業を煮やした女子が「あれ持ってきて」「これ片付けて」と矢継ぎ早に指示を出してようやく料理は進み始めた。出来上がりは班ごとに時間差があったものの、それぞれのテーブルに焼きそば、串焼き、サラダ、みそ汁、スープなどが並び、全員そろって「いただきます」。少し焦げ過ぎの料理もあったが、自分たちで苦労して作った料理を「おいしい」と満足そうにほお張っていた。 -
イングリッシュ・キャンプ
小学生らが家族と離れ、会話は英語だけで2日間を過ごそうという「イングリッシュ・キャンプ・イン伊那谷」が22・23日、駒ケ根市の駒ケ根キャンプ場で開かれた。海外との交流を図る「ゆとりwings」(池上ジェニー代表取締役)主催。伊那市、飯田市などの小学生男女12人が参加し、外国人のスタッフらとゲームや歌、キャンプファイアーやアメリカ風の食事などを楽しみながら生の英会話に親しんだ。
スタッフはほとんどが英会話スクールで働く米国、カナダなどの外国人講師。「ペラペラ…」と早口で話し掛けるスタッフらの英語を聞いて子どもたちはしばらくポカンとした表情を浮かべていたが、日本語の会話は一切禁止窶狽ニあって友達と相談することもできず、それぞれ懸命に考えて意味を理解しながらゲームや歌に挑戦して楽しんでいた。 -
エーデル駒ケ根で運動会
駒ケ根市のケアハウス・エーデルこまがね(福澤亘施設長)は22日、恒例の運動会を施設内のデイサービス日常動作訓練スペースで開いた。入居者ら約40人が参加し、紅白に分かれてさまざまな競技を楽しんだ。
「秋の味覚を巻縲怩ォ巻き」は紅白1人ずつの選手がいすに座り、手に持った筒に長さ約5メートルのひもをより早く巻き取るゲーム。ひもの先に結んだ皿にはリンゴやイチゴなどのおもちゃが乗っているため、引っ張る時に落とさないようお年寄りらは慎重にひもを巻き取っていた。周囲からは「落とさないように」「慌てず気長にね」などと声援が飛んでいた。
「送って送って」は紅白各組の20人がそれぞれ一列に並び、7つの輪を人差し指だけを使って次々とリレーする速さを競うゲーム。お年寄りらは受け取った輪を落とすこともなく素早く隣りに渡すなど、見事な連携動作を見せていた=写真。 -
第19回消費生活展&環境・健康フェスティバル
駒ケ根市は22日「第19回消費生活展&環境・健康フェスティバル」を駒ケ根総合文化センターで開いた。各種団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食やおにぎりなどの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった=写真。
健康コーナーでは関心が高まっているアスベストについての展示や、食品ごとののエネルギー量が一目で分かる展示、血圧や骨密度などの測定や筋力アップのための運動体験などに多くの人が群がっていた。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターなどの入選作品が展示されたほか、試食コーナーには詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶりとなった。 -
上伊那郡市剣道大会
県剣道連盟上伊那支部は23日、第51回上伊那郡市剣道大会を駒ケ根市武道館で開いた。上伊那各地の113チーム・約500人が出場し、小学生低学年、高学年、中学生、一般の男女それぞれの部で気合のみなぎった熱戦を展開した=写真。
上位は次の通り。
▼小学生低学年男子(1)伊那北スポーツ少年団A(2)伊那少年剣道クラブ虹(3)駒ケ根スポーツ少年団A、伊那剣心館A▼小学生低学年女子(1)伊那北スポーツ少年団(2)駒ケ根スポーツ少年団A(3)南剣、南箕輪わくわく智▼小学校高学年男子(1)伊那剣心館A(2)伊那北スポーツ少年団(3)駒ケ根スポーツ少年団A、伊那剣心館B▼小学校高学年女子(1)駒ケ根スポーツ少年団B(2)駒ケ根スポーツ少年団A(3)宮田少年剣道部桜、宮田少年剣道部梅▼中学生男子(1)伊那少年剣道クラブA(2)赤穂中A(3)伊那剣心館、伊那中▼中学生女子(1)春富中A(2)伊那剣心館(3)宮田少年剣道部、西春近スポーツ少年団▼一般男子(1)伊那剣心館A(2)教員同好会(3)高遠体協A、駒ケ根体協勇▼一般女子(1)高遠体協(2)伊那弥生ケ丘高(3)赤穂高、南箕輪 -
駒ケ根病院祭
駒ケ根市の県立駒ケ根病院(樋掛忠彦院長)は22日、地域の住民と交流し、精神障害者への理解を深めてもらおうと「第1回駒ケ根病院祭」を開いた。病院内では認知症やアルコール依存症などの精神病についての相談コーナーや病院食の試食コーナーのほか、バザーやミニコンサートなどが多彩に催され、訪れた多くの来場者でにぎわった。アイパル伊南で開かれた記念講演会では、NPOメンタルサポート駒の杜理事長の松・ス澄子さんが「精神障害者が地域で暮らすために」と題した講演を行って精神障害者への理解を強く訴えたほか、樋掛忠彦院長による講演「地域に開かれた病院を目指して」が行われた。
病院を訪れた人たちはパネル展示やビデオを見たり、病院食を試食したりして、普段あまり馴染みのない駒ケ根病院や精神病についての認識を深めていた=写真。 -
ドラマ・イン・エデュケーション
演劇を通じて地域文化の向上を図るNPO法人こまがね演劇文化創造劇場は22・23日、演劇ワークショップ「ドラマ・イン・エデュケーション」を駒ケ根市文化会館で開いた。講師に英国ミドルセックス大ドラマ・イン・エデュケーション課程で主任教官を務めるケネス・テイラーさんを迎え、英国での実践的な演劇教育の手法を体験した。
テイラーさんは約10人の参加者に対し「ゲームを通じて体を動かし、想像力を養ってほしい」とあいさつ。まず自己紹介を兼ね、輪になった参加者にそれぞれの名前を悲しみの気持ちを込めて言うよう注文した。続いて「恥じる」「幸せ」「興奮」と異なる感情での自己紹介を全身で表現させ「皆の声、表情、動き…。これがドラマだ。人とのコミュニケーションにはこの想像力が大切だ」と熱っぽく訴えた=写真。 -
中央アルプス駒ケ岳ロープウェイガイド
白川ゆか里さん「始めて乗務した時は、ゴンドラから見る山の景色のあまりの素晴らしさに感動しました。今でも四季折々に山が見せてくれる表情にはうっとりしてしまいますね」駒ケ岳にロープウェイがあることはこの仕事に就くまで知らなかったため、最初に乗った時の感動はなおさらだったという。「個人的に一番好きなのは新緑の春かな。生き生きとした生命力が感じられるから」
◇ ◇
標高1661・5メートルのしらび平から2611・5メートルの千畳敷まで標高差950メートルを7分30秒で結ぶ駒ケ岳ロープウェイのガイド。訪れる観光客に「眼下に見えます木々はシラビソと申しまして窶煤vと日々美しい声で解説している。
意外に知られていないが、ロープウェイは1年を通して休まず運行している。通常は20分間隔だが、観光シーズンになると連日8縲・分間隔のフル稼働。休憩もほとんど取れず、ひっきりなしの乗務が続く。「疲れます。気圧も上と下ではかなり違うから窶煤Bでも一番つらいのは何といっても真冬ですね。マイナス20度ぐらいの中で笑顔でいるのはとっても大変」
乗務を始めたころは緊張してアナウンスを間違えることも度々でその都度冷や汗をかいた。「元々人前に出ることがあまり得意じゃない性格なので…。覚えるために一生懸命練習しました。今ではもう完全に暗記していて間違えることはありませんけどね」
曇りの日に「何が素晴らしい眺望だ。南アルプスなんか全然見えないじゃないか」と文句を言われたこともある。(きっと長い時間待たされてイライラしているんだろうな)と思い「申し訳ありません」と笑顔で謝ったら機嫌を直したという。
04年7月25日。落雷によりロープウェイの通常運転ができなくなり、千畳敷駅に観光客千人余りが取り残された事故が起きた時は「大変なことになった」とパニックに陥った。それ以降、乗客60人の命を預かっているという責任を強く自覚して乗務するよう心掛けている。「大変だけどこの仕事は大好き。このままずっと続けられたらいいな」
◇ ◇
唯一の悩みはゴンドラ内が定員いっぱいで混み合っている時…「体を触ってくるお客さんがいるんですよ。あからさまに嫌な顔もできないし、逃げるわけにもいかない窶煤Bそんな時はただじっと我慢するしかないですね。悔しいけど…」 (白鳥文男) -
第42回駒工祭
駒ケ根市の駒ケ根工業高校で23日まで第42回駒工祭が開かれている。テーマは「それいけ!テツぱんまん窶狽レくたち地球環境を守るんだ」。工業高校らしく、生徒らの製作した機体によるロボットコンテストや、授業で学んだ技術を来校者に体験してもらう「ものづくり体験」などが行われているほか、クラス展、クラブ展など校舎の内外で多彩な催しが行われている。
体育館で行われる第14回文化祭ロボットコンテスト「バルーンファイト」には各クラス2台ずつのロボットがエントリーし、コートの中で互いに風船を割って得点を競う。ゲーム時間は6分間。風船は色によって得点が異なる。22日は1次リーグ、23日は決勝リーグを戦う。
22日の1次リーグでは、各チームのオペレーター担当の生徒がリモコンを手に懸命にロボットを操縦し、時間内に1つでも多く風船を割ろうと熱戦を繰り広げた=写真。ポン、ポンと順調に風船を割っていくロボットがある一方で、ゲーム途中でトラブルのため動かなくなるロボットもあり、見詰める同級生らから「どうした、もうリタイアか」とやじが飛ぶなど、真剣な中にも楽しく対戦が行われていた。
23日の一般公開は午前10時縲恁゚後3時。 -
駒ケ根ライオンズクラブ例会千回記念の寄付・寄贈
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は21日夜、千回目の記念例会を市内のグリーンホテルで開き、駒ケ根市に歓迎広告塔を寄贈したほか、世界の視覚障害者を支援する国際的プログラム「視力ファーストII」への献金としてライオンズクラブ国際協会に5千ドルを寄付した。
北原会長はあいさつで「42年前、結成当時の会員は22人だったが、現在は72人にまで増えてきた。地域社会にさまざまな貢献を重ねつつ、先輩たちが培ってきたクラブだ。駒ケ根の自然環境保全に力を入れ、今後もさらに積極的に社会奉仕活動にまい進していこう」と述べた。
寄贈された広告塔は高さ約5メートル。飯坂の伊南バイパス道路脇に立てられている。 -
防犯功労者表彰報告
19日に塩尻市で開かれた地域安全フォーラムで防犯協会連合会・防犯栄誉銅賞を受賞した伊南地区事業場防犯協力会会長、伊南防犯連合会副会長の山浦義人さん(80)=駒ケ根市北町=が21日、駒ケ根警察署を訪れ、向山静雄署長らに受賞を報告した=写真。山浦さんは「(受賞は)突然のことで驚いている。警察や関係者の皆さんの活動に対して贈られるべきもので、私がいただく筋のものではないが…」と控えめに喜びを語った。
山浦さんは「車上狙い警戒中」のステッカーや「防犯推進員」のプレートを製作・配布してきたほか、暴力団や外国人不法就労防止問題にも積極的に取り組むなど、地域の安全運動や防犯活動を率先して行ってきた。 -
【記者室】この冬、灯油の価格は?
朝、吐く息が白くなる寒い日が目立つようになってきた。気象庁の長期予報によるとこの冬の関東甲信地方の気温は「平年並みか高い」そうだが、果たしてどうだろうか。気になるのは暖房に欠かせない灯油の値段だ▼9月末現在の県内の18リットル店頭売り平均価格は1239円。昨年同時期は966円だったというから3割近くも高い。世界的な原油価格の上昇の影響で仕方がないこととはいえ、庶民にとってはつらい冬になりそうだ▼一説では石油や天然ガスなどの化石燃料は今のペースで消費を続ければあと100年もしないうちに枯渇するという。目先の高値におろおろするだけでなく、子や孫の代の地球を見据えてこの冬は寒さに耐えながら灯油節約生活といこうか。(白鳥記者)
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こまちゃんバス利用の高齢者に交通安全啓発
高齢者の交通事故が増加傾向にあることから伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は21日、市内を循環するこまちゃんバスを利用するお年寄りらにチラシを手渡して事故防止を呼び掛ける啓発活動を行った。公共交通機関の車内での啓発活動は県下初という。
駒ケ根警察署の向山静雄署長や渋谷保人交通課長らの見送りを受け、安協の武藤美智子部長ら女性部の2人が駒ケ根駅前発のバスに乗って市内1周に出発。1時間後、さらに1組が出発した。女性部員はバスに乗り込むお年寄りに、夜道の歩行時の注意を促すチラシやトンボ型の反射材付きマスコットなどを手渡し「車に気をつけてくださいね」などと笑顔で呼び掛けた=写真。
駅前で行われた出発式で伊南安協の玉木武春会長は「これから日も短くなって高齢者の事故はさらに起きやすくなる。しっかり注意を促してほしい」と述べた。 -
昭和病院アートギャラリー
駒ケ根市の昭和伊南総合病院1階ロビーで西駒郷の利用者による作品約10点が11月9日まで展示されている。花のある風景や外国の街並み、人物や動物など色鮮やかな絵画作品や「一期一会」などと書かれた味わいのある書道作品が行き交う人の目を和ませている=写真。小山実さんの「女性と50の絵」「電車といろんな絵」はそれぞれ細かく切った色紙を貼り合わせ、小さく区切った数十の枠の中に魚や鳥、風景、星などたくさんの物を鮮やかな色彩で描き出している。