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写真クラブ「ドリーム」作品展
駒ケ根市の写真愛好家らでつくる「フォトクラブ ドリーム」(小町谷悦男代表、6人)は初めての作品展を市立博物館ロビーで16日まで開いている。日常の風景や花、動物など、会員が思い思いに撮影した素朴な味わいのある写真など23点を展示。柔らかな色調の水彩画も合わせて展示され、訪れる人の目を楽しませている。
同クラブは市内のカメラ店「赤穂カメラ」が中心となって約2年前に結成された。
入場無料。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
県産材利用促進を要望
県内産の木材を小中学校の校舎などに使ってもらおうと、木材の生産企業や団体などでつくる県県産材振興対策協議会(斉藤敏会長)は5日、県内13市町村の教育委員会を訪問し「学校などの木造化、内装、外構などの木質化を積極的に検討し、県産材の利用促進を」などとする要望書を提出した。駒ケ根市には県木材協同組合連合会の伊藤久明専務理事など4人が訪れ、中原稲雄教育長に要望書と関係資料を手渡した=写真。伊藤専務理事らは「木材は良好な温度、湿度環境の形成に良いほか、情緒の安定や疲労の減少などの効果もある。生産は認証を受けた工場で行うので品質確保も万全だ」などと木造の利点を説明した上で、ぜひ利用を竏窒ニ訴えた。中原教育長は「趣旨はよく分かった」として、検討する意向を示した。
要望は小中学校などの新築、改築を計画している自治体を選んで行われ、上伊那ではほかに箕輪町に対して提出された。 -
子育て10か条懸垂幕掲示
駒ケ根市教育委員会は5日、市民の子育てのよりどころにしてもらおうと制定した「こまがね子育て10か条」の懸垂幕をJR駒ケ根駅前の立体駐車場壁面に登場させた=写真。幕は縦4メートル、幅90センチの大型。「アルプスに響くあいさつ心が通う」「外遊び 群れ遊び 自然に身につく がまんやルール」などの10か条が10枚の幕に1条ずつ書かれている。駅前を通る市民らはその場に足を止めて幕を見上げ、1条1条をじっくりと読んでいる。
市教委は、市民に定着するよう、しばらくの間掲示していく竏窒ニしている。 -
駒ケ根市議会12月定例会開会
駒ケ根市議会12月定例会は5日開会した。会期は21日までの17日間。規約1、駒ケ根地域自立支援施設条例など条例3、07年度一般会計補正予算など補正予算5、事件1の計10議案が上程され、常任委員会に付託された。付託議案は最終日の21日に採決される。
07年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに6660万円を追加し、総額145億6360万円とするもの。市債の繰上償還5千万円などを計上している。
日程は次の通り。
▽13、14日=本会議(一般質問)▽17、18日=付託議案審査▽21日=本会議(委員長報告、質疑・討論、採決) -
「赤榴会」てん刻展
てん書体と呼ばれる独特の文字を印に彫る「てん刻」の愛好会「赤榴(せきりゅう)会」(関健一会長、8人)は第10回作品展を駒ケ根市の駅前ビル・アルパ2階のギャラリーすずらんで9日まで開いている。駒ケ根市を中心とした会員6人が思い思いに彫った「画龍点睛」、「呉越同舟」、「蛍雪」などの味わい深い作品12点が展示されている=写真。
訪れた人たちは「すごいね」「大したもんだ」などと言いながら作品に見入っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。 -
サンポーが義援金寄付
土地や建物などを扱うサンポー(本社・駒ケ根市、北村武夫社長)が建設、販売したアパートやマンションのオーナーらでつくる「サンポー友の会」は、7月に発生した新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市への義援金として約4万3千円を寄付した。3日、北村社長と伊東正幸業務部課長が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を託した=写真。
サンポーの創立40期を記念した旅行で同会の会員約60人が11月に柏崎市を訪れた際、災害の爪あとを目の当たりにした会員らの間から自発的に、募金をしよう竏窒ニの声が上がったことから寄付の運びとなった。北村社長は「柏崎市の人たちに寄付の意思を伝えたところ『来てくれるだけでもありがたいのに寄付までも…』と感激していた」と話した。中原市長は「温かい善意に敬意を表する。日赤を通じて先方に送る」と感謝の言葉を述べた。 -
瑞宝小綬章受章報告
国家や公共への功労があったとして瑞宝小綬章を受章した元赤穂高校長、元駒ケ根市選挙管理委員長の中村良平さん(88)=同市福岡=は3日、市役所を訪れ、中原正純市長に受章を報告した=写真。中村さんは「受章など考えてもおらず、戸惑っている。長く仕事をしてきただけで特別な業績など何もなかったのに」と話した。中原市長は「市民にとっても大変な名誉。これからも市のために力添えを」と祝いを述べた。
中村さんは1977年から2年間赤穂高校長。退職後、市選挙管理委員会補充員をへて4期(88縲・5年)選管委員。うち後半2期は委員長を務めた。 -
伊南防犯連合会職域防犯部会年末研修会
年末特別警戒(11縲・1日)を前に3日、伊南防犯連合会は職域防犯部会の年末研修会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。伊南地区の金融機関や事業場などの代表者約60人が出席し、駒ケ根警察署の課長ら担当者から犯罪や交通事故の状況などについて説明を聞いたほか、啓発ビデオを見て詐欺の実態や防止法などについて学んだ。
同署生活安全刑事課の長沼秀治課長は強盗事件などの発生状況や防止対策などについて講義=写真。「駒ケ根署管内では犯罪の発生件数は減少してきているし、凶悪な事件も起きていないが、年末は犯罪が多い傾向がみられる。それぞれの職場でも十分に警戒を」と呼び掛けた。 -
前沢病院健康医学セミナー
地域の住民の健康管理に役立ててもらおうと駒ケ根市上穂南の前沢病院(前沢毅院長)は1日、第8回健康医学セミナーを駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。市民ら約60人が集まり、「医者への上手なかかり方」として諏訪赤十字病院(諏訪市)救急部長矢沢和虎さんによる講演「救急医の立場から」と、瀬口脳神経外科病院(飯田市)院長の瀬口達也さんによる「脳神経外科医の立場から」を聴いた。
矢沢さんは「救急医は昼の勤務の後に夜間当直を務めることが多く、非常に激務でストレスも大きい。診療はできるだけ夜間を避けることが患者と医者の双方にとって望ましいのでは」と話した=写真。 -
伊南バイパス「駒ケ根南部」景観育成住民協定認定
12月15日に駒ケ根工区が供用開始となる国道153号伊南バイパス周辺の美しい景観を守ろうと11月に設立された伊南バイパス「駒ケ根南部」景観育成住民協定協議会(菅沼辰保会長)は3日付けで駒ケ根市の認定を受けた。3日、菅沼会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長から認定書を手渡された=写真。菅沼会長は「沿線には大型店出店の話も出ている。市の顔に恥じないよう、住民の知恵で地域を守っていきたい」と述べた。認定は市内で8件目、伊南バイパス沿線では3件目。同協議会は近く県にも認定を申請する。
対象地域はバイパスの中通り縲恤汢ェ辻沢(延長1・3キロ)の東西約100メートルの約37・3ヘクタール。まちづくり基準では地域の良好な環境や景観に悪影響を与えないよう、建物の高さを13メートル・3階以下に、塀は生け垣など見通しが利く物とし、自動販売機は原則として設置しない竏窒ネどのほか、屋外広告物の制限などについて定めている。協定には住民168人が同意している。 -
駒ケ根市民生児童委員就任式
駒ケ根市は3日、新たに就任した民生児童委員の就任式を市役所南庁舎で開いた。委員など約70人が出席し、中原正純市長から厚生労働大臣の委嘱状を受け取った=写真。委員らは全員で信条を朗読。「社会福祉の増進に努めます」、「誠意をもって生活上の相談に応じ、自立の援助に努めます」などと大きな声で読み上げ、職責への思いを新たにした。
中原市長はあいさつで「委員の果たすべき役割はますます大きくなっている。福祉行政に対する理解と支援をぜひお願いしたい」と激励した。
委員は活動充実のため、今期から6人増員されて67人となった。男性35、女性32人で初任は35人。任期は12月1日から3年間。 -
【竹細工職 大嶋浩さん】
破竹(ハチク)や真竹(マダケ)を性質に応じて使い分け、かご、びく、ざる、み、くま手などを製作して全国各地のクラフト展などに出展しているほか、地元の商店などに卸している。
「昔は農作業の道具として庶民の生活に密着していたものだが、今は時代が変わってあまり使われなくなってしまった。だがクラフト展では、特に都会の若い人には受けているよ。例えばランプシェードなんかのインテリアに使うといい雰囲気が出るそうだ。あまり見かけなくなったからかえって新鮮に映るのかもしれないね」
◇ ◇
腕の良い竹細工師だった父の仕事ぶりを間近で見て育った。だが跡を継ごうという気もなかったし、父もそうしろとは言わなかった。旧国鉄に勤務し、車掌などを務めたが民営化を機に退職し、40歳代で好きな電気の技術を生かそうと駒ケ根ハムセンターを開店。電気部品や工場の治具などを製造、販売していたが、店番の合間の余暇でできることは何かないか竏窒ニ考えて思い浮かんだのが、子どものころに見ていた竹細工だ。
「実際のところ、たまに手伝いをしたぐらいで本格的に手ほどきを受けたことはなかったから、本当に作れるものかどうか自分でも半信半疑だった。竹を編むことよりもまず材料を切ることの方が難しいんだが、父のなたを使って、手つきを思い出しながら試してみたら案外あっさりとうまくいった。何だかほっとしたし、うれしかったよ」
竹の基本的な編み方は5、6種類ほどだが、一から作品を作るのは初めてでもあり、その後の製作はなかなか思うように進まなかった。
「だけど父の作った製品がけっこう残っていたからね。ばらしてみて『ああ、ここはこんなふうに編んであるのか』と調べたりしながら試行錯誤でいろいろとやってみたんだ」
慣れるに従い、生来の器用さも手伝って親譲りの職人芸に徐々に磨きがかかってきた。
材料の竹も所有者の竹藪に行って自分で切ってくる。切り出しの時期はいつでもいいというわけではなく、秋か冬でなければならないという。
「水を上げている時期に切った竹は虫がつきやすく、製品にしてもすぐ駄目になってしまう。だから秋に1年分の竹をまとめて切ってくるんだ。切るのも力がいるからけっこう大変なんだよ」
◇ ◇
「竹には現代のプラスチック製品なんかと違って何ともいえない自然のぬくもりがある。やっぱりそれが一番の魅力だね。でも竹製品でさえあればそれでいいってものじゃない。使い捨てにされるような、きゃしゃですぐ壊れるような物は作りたくないよ。インテリアに使われるんだとしても、本来の用途である実用に耐えられるだけのしっかりした物を作りたい」
(白鳥文男) -
駒ケ根市中学校通学区変更へ
規模の過大に悩む赤穂中と、過小に悩む東中の生徒数の推移と対策について駒ケ根市と市教育委員会は、通学区変更の実現に向けて検討を進めたいとする考えを3日の市議会全員協議会で明らかにした。
東中の来年度入学予定者は現在40人。このままでは1学年2学級を維持することができないが、06年度から実施している、通学区外の一部希望者の入学を許可する「指定学校変更制度」により数人が入学を希望しているため、来年度も単学級となる事態は引き続き回避できる見通しだ。しかし市教委は、翌09年度の東中入学予定者は37人になると予測。同時に赤穂中ではさらに入学者が増えて320人を超え、学級数増=教室不足となる可能性がある。いずれも生徒と学校にとって望ましくない事態だが、現状の指定学校変更だけでは対応できない可能性が高いため、市教委は問題の09年度までに通学区の変更を実現させたい考えだ。
市町村合併破綻などの理由により、一時中断していた新中学校建設についての検討は今年8月に再開した。しかし財源のめどが立たないこともあり、実現はいつになるか不透明な情勢のままで、09年度に間に合わないことは明らか。通学区変更には関係住民の賛同が不可欠であることから市教委は、今後1年間かけてじっくりと調整を図っていきたいとしている。 -
【記者室】ちびっ子広場再生への取り組み
駒ケ根高原の一角に「ちびっ子広場」ができたのは31年前。丸太などの自然の素材を生かしたアスレチック遊具が数多くあり、子どもたちの歓声が絶えない人気スポットだったという。その遊具も今は老朽化が進み、子どもが遊ぶ姿を見ることも少なくなった▼創立10周年の記念事業として当時開設にかかわった駒ケ根青年会議所が今年、この状況を打開しようと一念発起。市民を巻き込んで議論を重ね、まったく新しいアイデアの数々を盛り込んだ構想をまとめた▼イメージ図を見ると、現在のじめじめした薄暗さとは打って変わり、周囲の自然に調和した健康的な明るい雰囲気に仕上っている。市民のみならず、多くの人が集う広場としてぜひ実現にこぎつけてほしい。(白鳥文男)
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中原市長が一日父親
駒ケ根市母子寡婦福祉会(熊沢宏子会長)は1日、10年以上前からの恒例となった中原正純市長を迎えての「市長さん一日父親」を同市障害者センター高砂園で開いた。親子ら約50人が参加し、にぎやかにもちつきやゲームなどを楽しんだ。
庭に用意された臼を囲んだ子どもたちは中原市長が笑顔で見守る中、小さなきねを振るって代わる代わる元気にもちをついた=写真。景気良くつき上げた7升のもちはきな粉やあんこを付け、皆でおいしそうにほお張った。
中原市長は今期限りでの退任を決めているため、一日父親もこれが最後。代表の児童が花束を手渡し「長いことお世話になりました」と感謝の気持ちを伝えた。 -
厚生労働大臣表彰を報告
地域の戦傷病者相談員として約10年間、戦傷病者や遺族らの援護に顕著な功績があったとして駒ケ根市赤穂北割一区の松村清信さん(85)は20日付で厚生労働大臣の表彰を受けた。松村さんは30日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に表彰を報告した=写真。自らも戦傷病者だという松村さんは「表彰を機にこれからもできる限り頑張りたい」とあいさつ。中原市長は「長年の努力にあらためて敬意と感謝を表する。援護によって多くの人が救われてきた。今後も体に気をつけてますます活躍を」と述べた。
松村さんは今年6月に同功労で県知事表彰を受けている。 -
「みちシンポジウム」
・ス人と文化と地域力・スをテーマに1日、「みちシンポジウムin駒ケ根」が駒ケ根市の市文化会館大ホールで開かれた。信州、人、まち、道と山河の会主唱、SBC信越放送主催。シンポジウム「人と文化と地域力」が行われ、パネリストに中原正純駒ケ根市長のほか国土交通省の峰久幸義事務次官、歌手の白鳥英美子さん、エッセイストで画家の玉村豊男さんなどを集めて「みちの宝庫・信州からみちを考える」「地域づくりにおけるみちと風景の役割」「風景を生かしたみちづくりと元気な地域づくりのこれから」の3テーマについて話し合った=写真。コーディネーターはキャスター、エッセイストの福島敦子さん。パネリストらは「道は地域文化の集約」「道には良好な景観が不可欠」「景観の規制は結局地域の価値を高めることになる」などとそれぞれの立場から意見を交わした。
峰久次官による基調講演「国土形成とわが国のあすの地域社会づくりについて」のほか、白鳥英美子さんと駒ケ根女性コーラスのミニ・コンサートもあった。 -
伊南バイパス「駒ケ根南部」景観育成住民協定協議会設立総会
12月15日に駒ケ根工区が供用開始となる国道153号伊南バイパス周辺の美しい景観を守ろうと、伊南バイパス「駒ケ根南部」景観育成住民協定協議会は29日夜、設立総会を駒ケ根市役所で開いた。地権者176人のうち、協定に賛同した168人中23人が出席し、役員選出、規約の承認などを経て事業計画・予算案を承認した。
対象地域はバイパスの中通り縲恤汢ェ辻沢(延長1・3キロ)の東西約100メートルの約37・3ヘクタール。まちづくり基準では地域の良好な環境や景観に悪影響を与えないよう、建物の高さを13メートル・3階以下に、塀は生け垣など見通しが利く物とし、自動販売機は原則として設置しない竏窒ネどのほか、屋外広告物の制限などについて定めている。協定には168人が同意している。
役員は次の皆さん。
▽会長=菅沼辰保▽副会長=沢森祥人、中村孝平、金村悦男▽監事=唐沢茂烝、小原富弘▽委員=武田博通、小沢弘志、倉田正清、気賀沢稔夫、気賀沢紀敬、小林敦、原田栄次、鹿嶋岩夫 -
高圧ガス災害防止功労で県知事表彰
県LPガス協会理事、上伊那LPガス協会会長で信濃燃料社長の堀内茂彦さん(64)=駒ケ根市赤穂町二区=は、高圧ガスによる災害防止に顕著な功労があったとして15日の県高圧ガス産業大会(長野市)で県知事表彰を受けた。堀内さんは「皆さんの指導のおかげと感謝している。表彰を機に、安全確保に向けてさらに努力していきたい」と話している=写真。
堀内さんは県危険物安全協会理事、伊南防火管理協会長なども務めている。 -
駒ケ根市農集排総合しゅん工式
約20年をかけて市内8地区で進めてきた農業集落排水整備事業がすべてしゅん工したことから駒ケ根市は30日、総合しゅん工式をアイ・パルいなんで開いた。関係者約80人が出席し、完成を喜び合った。中原正純市長はあいさつで「清潔で快適で文化的な生活に欠かせない農集排のしゅん工を、共に苦労した皆さんとこうして一緒に祝うことができて感無量。これまでの取り組みに敬意と感謝を表する」と述べた=写真。しゅん工を祝うプレ・イベントとして10月に中割、南割、赤穂南部の3地区の農集排施設から処理水が放流されている上穂沢川に、赤穂南小学校の児童らがアマゴの稚魚約500匹を放流した映像が上映された。記念講演として信州大農学部食料生産科学科教授の井上直人さんの「みらいのこやし」が行われた。
市は農集排整備事業に1983年度に着手。今年、中沢の竜東中部地区を最後にすべての施設が完成し、供用を始めている。処理施設、管路、汚泥処理合計の総事業費は152億6千万円。 -
非行防止表彰
38年間にわたり、少年友の会員として少年の健全育成や補導活動など、少年の非行防止に献身的に取り組んできた駒ケ根市赤穂北割一区の大法寺住職藤塚義誠さん(64)は26日付で関東管区警察局長と同管区地区少年補導員等連絡協議会長の連名表彰を受けた。28日、駒ケ根署で表彰状を伝達された=写真。藤塚さんは「長いこと在籍していただけなのに竏秩B表彰は関係者の指導と支援のおかげ。期待に添えるよう、今後も頑張っていきたい」と話している。表彰は県下で3人。
藤塚さんは昨年、警察部外功労者特別表彰も受けている。 -
駒ケ根市教育委員会表彰
駒ケ根市教育委員会(片桐成登委員長)は27日、教育行政の振興に顕著な功績があったとして、明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)と、市勤労青少年ホーム・女性ふれあい館運営委員会の前委員長山下勉さんの1団体と1人を表彰した。片桐委員長が表彰状を手渡した=写真。
明社協は創立35周年の記念事業として9月、駒ケ根市教育基金に50万円を寄付した。山下さんは1997年から今年6月までの10年間にわたって委員として館の運営に尽力。01年からは委員長を務めた。 -
第6回駒展
駒ケ根市を拠点に活動する作家らの作品を集めた「第6回駒展」が12月2日まで駒ケ根市の市立博物館で開かれている。駒ケ根市、市教育委員会、市文化財団などの主催。市内外の25人の作家による絵画、彫刻、漆器、染色など、個性的な作品の数々が展示されている。招待作家の今井由緒子さん=東伊那=の作品は、水を張った石鉢の周りに大小の石をぐるりと並べた前衛的な意欲作=写真。柴田久慶さんの人間をテーマにした大作『THE MAN』も注目を集めている。
駒展は博物館開館50周年を記念して5年前から開かれている。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時30分。(最終日は午後4時まで)問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
駒ケ根市協働のまちづくり基本条例提案延期へ
駒ケ根市は市議会12月定例会での成立を目指して準備を進めてきた(仮称)「駒ケ根市協働のまちづくり基本条例」の今議会への提案を見送る方針を固めた。28日開いた会見で中原正純市長が明らかにした。1月28日限りでの退任を決めている中原市長は理由について「(12月議会に)提案したいと考えていたが、まだ市民の理解度や意見が不足していると認識している。もう少し時間をかける必要がある」とした上で「市長選もある。市民の意見を聞くなどして、新市長の下で引き続き研究し、できるだけ早期に制定してほしい」と希望を述べた。
条例案は5日の議会開会に先立って3日に開かれる議会全員協議会で説明される。
協働のまちづくり基本条例制定に向けては「駒ケ根市第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議」が市が示した素案の検討結果について意見、提言を付記して10月に市に報告したほか、市のホームページなどを通じて市民の意見を募ってきた。 -
駒ケ根JCがちびっ子広場改修構想を提言
駒ケ根市の駒ケ根高原の一角にある「ちびっ子広場」の改修について4月から市民らとともに検討を重ねてきた駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)は27日、グランドデザイン(全体構想)がまとまったとして市に改修を提言した。北原理事長ら役員4人が市役所を訪れ、中原正純市長に報告書を手渡した。
ちびっ子広場は1976年、子どもが安心して遊具で遊べる広場として青年会議所が中心になって完成した。しかし近年になって遊具の老朽化が目立ってきたことから、今年になって市民にも呼び掛け、新たな広場を目指してアイデアを練ってきた。
報告によると広場は▽生き生きとわんぱくに遊べる「わんぱーく」▽人や自然と触れ合える「ふれあいぱーく」▽何度でも訪れたくなる「おいなぱーく」竏窒Rンセプトに、水、森、芝生の3つのゾーンにシンボル・ツリー、小川や池、ウォーター・スライダー、ツリーハウス、遊歩道、花壇などを配置する。
中原市長は「予算のこともあり、1年で実現するのは難しいが、年次的に取り組んでいったらどうか。力を合わせて再生されることを願っている」と構想の実現に期待を寄せた。北原理事長は「自然の中で子どもたちが土にまみれて活発に遊べる広場であってほしい」と述べた。 -
元気が出てくる講演会
駒ケ根市の製造企業などでつくるテクノネット駒ケ根(山下善広代表幹事)が窓口となって27日、一橋大大学院商学研究科の関満博教授による「元気が出てくる講演会」が市内2会場で開かれた。駒ケ根工業高校は午後2時から「企業が求める人財像 君たちはダイヤの原石だ」を同校で、駒ケ根商工会議所青年部は午後6時45分から「若者のやる気が地域を育てる 地方小都市の経営者は何をすべきか」を駒ケ根商工会館でそれぞれ開いた。
駒ケ根工業高校の講演には同校の全校生徒と保護者などが参加し「日本の将来は若い君たちの肩にかかっている」とする関教授の話を聴いた。関教授は、中国の若い企業家の物作りにかける情熱を紹介し「今の中国は戦後の日本に似ている。当時は頑張って製品を作ればもうかる時代だった」と話した上で「だが時代は変わった。これからは、昔の成功体験を持たない若い人たちが新たな発想で切り開いていくことが求められる時代だ」と熱っぽく訴えた。 -
駒ケ根で住宅火災
28日午前11時50分ごろ、駒ケ根市赤須東の無職筒井栄さん(77)方から出火。木造瓦ぶき2階建て住宅の2階部分を焼いて午後零時59分に鎮火した。けが人はいなかった。駒ケ根署が出火原因を調べている。
現場周辺は家屋などが密集する住宅地。折りからの強風もあり、類焼を心配する近所の人たちなどが集まって現場は一時騒然となった。 -
竜東線整備促進期成同盟会総会
駒ケ根市、飯島町、中川村の職員や区長などの関係者でつくる主要地方道竜東線吉瀬大草整備促進期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は26日、07年度総会を駒ケ根市の市保健センターで開いた。委員ら約40人が出席し、駒ケ根市吉瀬縲恍・・コ大草間の建設促進を図るため国・県に対して要望などの活動を行っていく竏窒ネどとする07年度事業計画・予算案などを承認した。正副会長の改選が行われ、中原会長以下、副会長の高坂宗昭飯島町長、曽我逸郎中川村長がいずれも再任された。任期2年。
中原会長は「竜東線は3市町村の竜東地域にとって大きな使命を帯びている。一日も早い完成を目指して、引き続き積極的に建設促進を要望していきたい」とあいさつした。
駒ケ根市の吉瀬地区から飯島町の日曽利地区までの計画区間は延長約3・8キロで、現在の天竜川東側ではなく西側を通す。改良区間北端に完成した吉瀬田切大橋を含む840メートルは07年度内の供用を見込んでいる。 -
「長~いナガイモ」駒ケ根市民チャンピオンに
駒ケ根市の何でもナンバーワンを登録する市民チャンピオンに27日、小町谷の石材業西尾常治さん(70)方の畑で取れたナガイモが長さ1メートル29センチで初めて認定された=写真。西尾さんは「ナガイモの収穫作業をしている時『これはかなり長いぞ』と思ったので、折らないように慎重に掘り出した。今年はどこもナガイモの出来がよくないと聞いていたので、なおうれしい」と話している。
西尾さんのチャンピオン登録は過去3件の「ジャンボナガイモ栽培の人」に続いて4件目。 -
駒ケ根市保健補導員35周年、保健あすなろ会20周年
駒ケ根市の保健補導員会と、2年の任期を終えた補導員の有志でつくる保健あすなろ会は発足からそれぞれ35周年、20周年を迎えたのを記念して27日、記念式典と講演会を市文化会館で開いた。式典には会員など約120人が出席し、これまでの活動の歩みを懐かしく振り返った。健康体操の時間には、あすなろ会はオリジナル曲に合わせた「今日も元気にがんばろう」を、補導員会は商標登録されている「フリフリグッパー体操」をそれぞれ披露。参加者全員がリズムに乗って楽しく体を動かした=写真。
実行委員長の和田佳代子さんはあいさつで「『自分たちの健康は自分たちでつくり上げる』の目標に向け、これからも力を合わせて頑張っていこう」と呼び掛けた。
記念講演会には早稲田大人間学学術院教授の竹中晃二を講師に招き「健康づくりの習慣づけ 三日坊主克服法」と題した講演を聴いた。