-
駒ケ根市新エネルギー推進会議提言
新エネルギー導入について具体的に検討する駒ケ根市新エネルギーバレー推進会議(北林友和委員長、20人)は15日、中間報告をまとめ、中原正純市長に提言書を手渡した=写真。北林委員長は「来年度予算編成の時期でもあるので、中間の検討結果を提言するが、任期切れの3月までには、水力の利用などを含めたさらに具体的な提言をまとめたい」と報告。
提言は(1)太陽光発電システムの公共施設への導入(2)木質ペレットストーブの追加導入(3)二酸化炭素排出量評価システムの導入検討竏秩B(1)は環境省の認定を受けた民間会社のプロジェクトの利用により無償でシステムが設置できるというもの。(2)はペレットストーブの性能が向上していることから、学校などへのさらなる導入をを求めている。(3)は新エネルギーや省エネの活用に応じてポイントを付与することで、市民の環境への取り組み意欲を促進させる狙いがある。
中原市長は「提言は何としても実現したい。前向きに取り組めるよう検討する」と述べた。 -
別荘地防犯ローラー作戦
指名手配被疑者捜査強化月間(11月1縲・0日)に合わせて駒ケ根警察署は14日、駒ケ根市菅の台の別荘地を対象にオウム真理教被疑者についてのチラシなどを配布するローラー作戦を実施した。
同署警備課の鈴木真一郎課長ら警察官4人と別荘地を管理する駒ケ根市職員3人が手分けして149戸の別荘すべてを巡回。オウム真理教被疑者3人の顔写真入りのチラシと防犯診断カードを手渡して「不審な人物を見かけたらぜひ警察に通報してください」などと呼び掛けた=写真。木下義雄さん方では「見かけない車が止まっていることもある。この辺りはめったに人通りもないので空き巣も心配だ」と話していた。
別荘地はシーズンオフに入り、滞在する人は少なかったことから、署員らは空き巣の被害などがないか1軒1軒確かめながら巡回していた。 -
インドネシア青年らが駒ケ根市で研修
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年18人が14日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に訪問のあいさつをした。代表の医師フェリー・アドリアンさんは「駒ケ根でのさまざまな経験を国に持ち帰り、地域医療の発展に役立てたい」とあいさつし、スマトラの伝統家屋のレリーフをあしらった盾とロンボク島産の布を中原市長に手渡して握手を交わした=写真。中原市長は「長寿国日本においてもこの地域は特に長寿。予防医療などの取り組みについて見ていってほしい」と歓迎のあいさつを返した。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。21日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で県看護大、特別養護老人ホーム観成園、市の施設や業務などを視察するほか、中沢小学校の児童との交流も予定している。 -
防火・危険物漏洩防止パレード
秋の全国火災予防運動(11月9縲・5日)期間中の14日、伊南防火管理協会(堀内茂彦会長)と石油商業組合上伊那支部南部ブロック(池野克洋ブロック長)は火災予防と危険物漏洩防止を訴えるパレードを行った。横幕を付けたタンクローリーなど4台が消防署の車に先導され、伊南行政組合消防本部北消防署から管内4市町村の市街や住宅地などに向けて出発=写真。「ストーブへの給油には十分注意して」「灯油などの漏洩事故に気をつけましょう」などとスピーカーで放送しながら住民に火災・事故防止をアピールした。
消防署前で行われた出発式で堀内会長は「このところ火災が多く発生している。パレードで防火をしっかりアピールしてほしい」と呼び掛けた。 -
保健補導員上伊那支部研修会
県保健補導員連絡協議会上伊那支部研修会は11日、駒ケ根市文化会館で開いた。上伊那各市町村の補導員や住民らが参加。箕輪町、駒ケ根市の両補導員が活動発表。FM長野の人気番組「346GROOVE FRIDAY!」でもおなじみ食文化研究家の永山久夫さんの講演もあった。
寸劇を通じて生活習慣の改善を地域に呼びかけようと、6月に劇団を結成した箕輪町保健補導員。
この日も劇を上演して、食生活などが乱れ健康を害した子どもが立ち直っていく過程を分かりやすく伝えた。
駒ケ根市保健補導員連合会は、転倒や腰痛予防、脳の刺激にも効果がある「フリフリグッパー体操」を行った。
永山さんの講演はラジオと同様に笑いを誘いながら展開。健康と笑いを絶やさないことが密接な関係にあることを爆笑トークで伝えた。 -
フィリピン料理で交流
フィリピンを祖国とする駒ケ根市や宮田村在住の4人の女性を講師にした同国の料理教室が11日、駒ケ根市総合文化センターであった。国際交流に取り組む「地球人ネットワークinこまがね」が主催して約30人が参加。現地の手作り料理を体験しながら、同じ地域に暮らす市民として相互の理解も深めた。
同ネットワークは今までもブラジルやスリランカなど、・ス食・スを通じて在住外国人らと市民の交流を企画。
この日は、中島メイさん、登内アウロラさん、木村ブレンダさん=以上駒ケ根市=、新井メルビンさん=宮田村=のフィリピン出身4人が講師に。
魚を入れたシニガンスープと、角煮にも煮た肉料理・アドボの2品を教えた。
数人の班に分かれて会話しながら調理。新井さんは「互いに情報も交換できて、輪も広がりますね」と話した。 -
伊南消防が一人暮し高齢者宅防火点検
秋の全国火災予防運動(11月9縲・5日)に合わせ、伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)北消防署は駒ケ根市内に住む65歳以上の一人暮し高齢者宅の防火点検を行っている。初日の12日は署員と地元消防団員、民生児童委員が3人一組で北割、中割、南割の11世帯を訪問。署員らはまず台所を点検し「コンロのすぐそばにカーテンがあって大変危険。防炎の物に取り替えては」とアドバイス=写真。消火器が物陰に置かれているのを見て「いざという時に使えなければ意味がない。できるだけ火の気の近くに置いて」などと、細かい点までチェックして親切に助言していた。
点検は16日まで市内約30世帯を対象に行われる。 -
【記者室】駒ケ根市の4小中学校で校歌が同じ訳
駒ケ根市の赤穂中学校では入学式で新入生全員が校歌を歌うことができる。赤穂地区の3小学校とも校歌が中学と同じだからだ。小学校と中学で校歌が共通という例はあるが「創立時期が違う4校で共通というのは聞いたことがない。かなり珍しいケースではないか」(県教委)▼なぜか竏秩B市教委関係者によると「昔から住民の団結心が強く、新小学校開校当時の議論でも『赤穂は一つ。だからこそ校歌は歴史ある同じ歌にしよう』という意見が大勢だったと聞いている」という▼そう言われてみれば、同じ校歌を歌って育ったからかどうか、市民の仲間意識の強さを感じる瞬間が確かにある。郷土への思い入れが深いのは案外こんなところに理由があるのかもしれない。(白鳥文男)
-
東伊那で住宅火災
12日午後8時ごろ、駒ケ根市東伊那火山の無職下平一男さん(63)方から出火。木造一部2階建て住宅の2階部分約40平方メートルを焼いて午後9時10分に鎮火した。出火当時住宅にいた家族5人は逃げて無事だった。
駒ケ根署が原因を調べている。 -
十二天の森の野鳥に親しむ会
駒ケ根市福岡に広がる平地林「十二天の森」を保護する市民団体「十二天の森を守る会」(城田嘉一会長)は10日、野鳥に親しむ会を開いた。会員など約10人が参加。会が10年前から森に設置している鳥の巣箱約30個を一つ一つ点検し、傷んだ巣箱は修理したり、新品に交換するなどした=写真。県野生鳥獣救護ボランティアの小口泰人さんも参加し、巣箱の取り付け方や位置などをアドバイスした。
小口さんは十二天の森に住む野鳥について「一番多いのはエナガだろう。シジュウカラの子育てを手伝う面白い習性がある」、「カワセミが子どものしつけのためにここの池に来ることが分かった。1年おきにしか見られないが、ぜひ一度観察してみてほしい」などと話した。 -
中ア山麓の美酒を楽しむ会
地元産の銘酒を飲み比べる「中央アルプス山麓(ろく)の美酒を楽しむ会」が9日夜、駒ケ根高原の味わい工房で開かれた。駒ケ根市、宮田村の観光、酒造業などでつくる実行委員会の初めての企画。近隣市町村のほか県外から約50人が参加し、5銘柄のビール、日本酒、ワイン、ウイスキーをたっぷりと堪能した。
銘柄は南信州ビールの「ゴールデンエール」と「アンバーエール」、長生社の「信濃鶴純米大吟醸」、本坊酒造のワイン「信州駒ケ岳ヤマソービニオン2006」とウイスキー「マルス・シングル・カスク駒ケ岳1989年(たる番号616)」。特別講師として招かれた日本ソムリエ協会認定のシニア・ソムリエ石田通也さんが、それぞれの特徴や味わい方などをアドバイスした。石田さんは「一気に飲みたい気持ちはよく分かるが、まずは香りと色をじっくり楽しんでみて」と解説。参加者はグラスに鼻を近づけたり、光に透かして微妙な色の違いを眺めたりしていた=写真。それぞれの酒には石田さんが指定したという料理やつまみが1品ずつ付き、組み合わせでさらに味わいが深まる竏窒ニ好評。参加者らは酒談議に花を咲かせながら、満足そうな表情で次々に酒や料理を口にしていた。 -
駒ケ根市公民館ふるさと講座
赤穂、中沢、東伊那の3公民館でつくる駒ケ根市公民館協議会は「笑いと健康」をテーマとした07年度ふるさと講座の第1回として10日、講演会「楽しい健康づくり ピンピンコロリ運動」を赤穂公民館で開いた。市民ら約30人が集まり、飯田市上郷公民館長の北沢豊治さんの話に耳を傾けた=写真。
健康で長生きし、死ぬ時はコロリ竏窒ニいうPPK(ピンピンコロリ)運動の提唱者でもある北沢さんは「早くボケて寝たきりになる秘訣は」として(1)自然のリズムと人体のリズムを悪くする(2)食生活は改善しない(3)頭は使わず、嫌みは言う(4)運動せず、ストレスをためる(5)毎日怒ってばかりいる竏窒唐ー、「こうすれば間違いなく健康にはなれない」と逆説的な説明をユーモアたっぷりに披露して笑いを誘っていた。参加者は時折納得したようにうなずきながら、話に聴き入っていた。
第2回講座は12月1日に開かれる。 -
長野県伊那養護学校、来年4月の開室を目指して駒ヶ根市の中沢小学校、駒ヶ根東中学校に分教室を設置
伊那市西箕輪にある長野県伊那養護学校は、来年4月の開室を目指して駒ヶ根市の中沢小学校、駒ヶ根東中学校に分教室を設置しようとしている。障害を持つ子どもたちが地域の子どもたちとともに学ぶ“地域化”に向けた一環で、実現すれば昨年4月に分教室を開室した小諸市の長野県小諸養護学校に続き県内2カ所目となる。
小諸養護学校は昨年、県教育委員会の「自律学校地域化推進モデル事業」として地元の佐久穂町にある小中学校に分教室を開室した。こうした動きを受け、伊那養護学校でも保護者などから分教室への要望が高まり、関係する地元市町村に呼びかけながら話し合いを開始。本校は伊那市にあるため、分教室は伊南地区に設置できないかと検討する中で、教室数に余裕がある中沢小学校と駒ヶ根東中学校がある駒ヶ根市が検討に応じることとなった。
駒ヶ根市は今後、両校のPTAや地元住民などを対象とした説明会を開き、取り組みへの理解を得ていきたいとしているほか、伊那養護学校も同校の保護者を対象とした説明会を予定している。
分教室の授業は伊那養護学校から出向いた教員が行うことになるが、開室後は他教室との交流も模索していきたいとしている。
分教室に通うことが想定されるのは伊南地区から通っている約20人。分教室を利用するかどうかは今後、家族の希望をとる。
伊那養護学校の生徒数は約170人。年々増加傾向にあり、教室が手狭になっている。また、寄宿舎、スクールバスなどの定員もいっぱいの状態で、希望してもなかなか乗れないなど、生徒たちの通学保障が課題となっている。分教室の実現はこうした問題への打開策となりそうだ。 -
伊南行政消防本部閉庁式
旧庁舎の老朽化に伴って駒ケ根市飯坂の新庁舎に移転する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)消防本部と北消防署は9日、旧庁舎の閉庁式を行った。署員など約40人が整列して見守る中、建物正面の壁面に取りつけられていた消防章をはしごに登った署員が取り外し、35年間慣れ親しんだ庁舎に別れを告げた=写真。竹上俊隆消防長は「いよいよお別れで感無量だが、業務に空白は許されない。新庁舎で心新たに職務に励んでほしい」と訓示した。消防章は記念として保存される。
旧庁舎は1972(昭和47)年に新築された。土地と建物は市の所有だが、今後の利用方法などは未定。 -
「トカルパのひかり」表敬訪問
トカルパ村などのネパールの山村住民に読み書きを教える識字教室を支援しているNPO「トカルパのひかり」(窪田雅則会長)は9日、教室の活動を報告してもらおうと招いた校長シバ・プラサド・ネウパネさんとともに駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長にあいさつした=写真。中原市長は「トカルパのひかりは、ネパール・ポカラ市との国際有効都市提携のきっかけになった。心から歓迎する」と笑顔で迎えた。シバさんは「市長に会えて光栄」と述べた。
「トカルパのひかり」は1994年、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員がトカルパ村で行っていた識字教室の活動を支援しようと発足。名称は、夜の教室に集まってくる人々が持つたいまつの光を絶やさないように竏窒ニの思いを込めて名付けられた。99年にはNPOに認証。その後は識字教室のほか、縫製教室などへの協力も行っている。 -
赤穂南小で歯の講演会
学校を挙げて歯と口の健康づくりに取り組んでいる駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)は9日、PTA講演会を同小体育館で開いた。当日の授業参観に訪れた保護者と5、6年生児童が岡山大歯学部小児歯科講師の岡崎好秀さんの講演「カムカム大百科 歯科医から見た食育」を聴いた。岡崎さんはサルの歯の写真を2枚示し、「片方は野生、片方は動物園のサル。動物園のサルはどっちでしょう」とクイズを出題。「正解は歯と歯ぐきの汚れが多い方。野生は木の実など自然界の硬い物を食べているため」と解説した。保護者に向けては「少年院の子どもたちにはひどい歯が多い。家庭環境が歯の状態に影響していると思えてならない」として、幼少時からの食育の大切さを訴えた=写真。
同小は児童が食事の際にかむ回数をカウントする「カミカミマシーン」を独自に考案、実用化しているほか、歯の健康について楽しく指導する全校集会「歯ッピータイム」を月に1回開いたり、体重測定時に歯のチェックや歯磨き指導を行ったりするなどのきめ細かい活動により、児童の虫歯予防に大きな成果を挙げている。昨年、第45回全日本学校歯科保健優良校表彰で最優秀校に選ばれた。 -
伊南バイパス関連市道しゅん工
国道153号線伊南バイパスの駒ケ根工区が12月中旬に供用開始されるのを前に駒ケ根市は8日、福岡、市場割地区のバイパス関連市道のしゅん工式と祝賀会を福岡の辻沢集会所で開いた。地権者や工事関係者など約40人が出席し、道路の完成を祝った。中原正純市長はあいさつで「バイパスの開通に伴って地域の人の生活に障害があってはならないと、取り付け道路の整備にも積極的に取り組んできた。暮らしの利便さが進むとともに、赤穂南部の活性化に寄与、貢献できるだろう」と述べた。
関連市道は伊南バイパスに接続する4路線で延長1465メートル。総事業費は3億6700万円。住民への説明を経て2006年4月に着工した。 -
東伊那絵画教室作品展
東伊那公民館登録文化団体の東伊那絵画教室(小林正敏代表、7人)は作品展を駒ケ根市東伊那の東伊那郵便局(小林敏明局長)ロビーで30日まで開いている。かめ、ヒマワリ、菊などの静物や人物、風景など、会員6人と講師がそれぞれ思いをこめて描いた油彩画7点を展示。訪れた人は並んだ作品に目を止め、じっくりと鑑賞している=写真。
同教室は小木曽章八さん=伊那市=を講師に迎え、毎週木曜日に指導を受けている。地元東伊那を中心とした40縲・0歳代の会員らは時折連れ立ってスケッチ旅行などにも出掛けるなど、和気あいあいで絵画制作を楽しんでいる。 -
東伊那小マラソン大会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)は8日、校内マラソン大会を開いた。1、2年生は約2キロ、3、4年生は約2・5キロ、5、6年生は約3・5キロのロードコースにそれぞれ挑戦した。暖かい日差しが降り注ぐさわやかな秋空の下、まず1、2年生が先頭を切って校庭を一斉にスタート。集団の混雑の中で足を取られて転倒する児童もいたが、すぐに立ち上がり、元気いっぱいに一般道路に飛び出した。
この後、数分おきに3、4年生、5、6年生の順でスタート。この日のために朝練習を積んできた児童らは、応援に駆けつけた保護者や近くの住民らの声援を受けながら懸命の力走をみせていた=写真。 -
駒ケ根市壮年ソフト閉会式
駒ケ根市壮年ソフトボール連盟(横山幸男会長)は6日夜、4月からの長丁場を戦ってきた第25回壮年ソフトボール大会の閉会式を駒ケ根市の市民体育館で開いた。参加各チームの代表者らが出席し、上位入賞チームが横山会長から表彰を受けた=写真。
横山会長は「計画した148試合をすべて無事に終了できたことに感謝する。晴天に恵まれ、よいシーズンだった。来年も開会式で元気に会おう」と呼び掛けてシーズンを締めくくった。
同大会には壮年(40歳代)15チーム、実年(50歳代)12チーム、シニア(60歳代以上)11チームの計38チームが参加し、それぞれリーグ戦とトーナメントを戦った。
上位は次のチーム。
▼壮年の部(1)小町屋SS(2)上穂壮年(3)北割二区壮年、中沢壮年(5)町二区壮年、下平壮年▼実年の部(1)町二区実年(2)下平実年(3)福岡実年、北割一区実年(5)中沢実年、東伊那実年▼シニアの部(1)下平シニア(2)町二クラブB(3)北割一区OB -
駒ケ根市農業委員会が建議
駒ケ根市農業委員会(清水千博会長)は6日、市役所を訪れ、中原正純市長に「市農林業施策に関する建議」を手渡した=写真。清水会長は「08年度予算編成に当たり、足腰の強い農林業の構築に向けて建議の内容を市の施策に反映させてほしい」と訴えた。1月限りでの退任を決めている中原市長は「新市長に引き継げるよう整理し、来年度予算に反映できるよう最善の努力をしたい」と述べた。
建議は(1)農業施策(2)農業環境施策(3)担い手の確保・育成(4)中山間地域における農業施策(5)林業施策竏窒フほか、国・県に対する要望などを盛り込んでいる。主な項目として▽地産地消の要望に応えられる販路拡大のための総合施設の設置▽特産品の開発・導入▽有害鳥獣対策の検討▽農村女性の活動支援竏窒ネどを挙げている。有害鳥獣対策について中原市長は「重点的に支援を検討している」と述べた。 -
駒ケ岳神社例大祭
中央アルプス駒ケ岳の千畳敷にある信州駒ケ岳神社の例大祭が7日、標高2610メートルの現地で行われた。観光関係者ら約30人が参列し、玉ぐしを奉てんするなどの神事を行って入山者の安全を祈願した=写真。
気温は3度。時折冷たい風が吹きつけるものの、空は雲一つない快晴。穏やかな日差しが降り注ぐ好天に恵まれた。千畳敷一帯は所々に数センチの雪が見える程度で、関係者によると「この時期としては異例の暖かさ」というが、冷え込みは日を追って厳しさを増しつつある。中ア山ろくは間もなく本格的な冬山シーズンに入る。 -
【盆栽愛好クラブ「一鉢会」会長 飯田光晴さん】
自宅の庭には200鉢以上の盆栽が所狭しと並ぶ。「盆栽にはね、一つとして同じものがないんだ。みんな生きているんだから、手間をかければかけただけ応えてくれる。大きいものも小さいものも、みんな同じようにかわいいね」
◇ ◇
盆栽を始めたのは20歳の時だった。
「近くに植物を研究している大学の先生が住んでいてね。小さな錦松を何本か分けてもらった。錦松は皮がはぜて幹が太く見えるが芯は細い。育てるのが難しいんだ。鉢に植えて一生懸命に世話をした。長く持たないといわれているが、今でも何とか元気に生きているよ」
数鉢から始めた盆栽だったが、松、葉もの、花もの、実もの竏窒ニそれぞれの味わいに魅せられ、いつしか思わぬほどに数が増えた。
長いこと自己流で楽しんでいたが、50歳になったころ、先輩に誘われて一鉢会に入会した。
「自分にはまだそこまでの力はないと思ったが、入ってみてやっぱりよかった。展示会があると張り合いが出るしね。何とか上手にやろうという気になるから」
失敗も多かった。暑い時期に泊まりで出掛けた時、息子に水やりを頼んだが、暑い盛りの日中、ホースの中にたまった水が熱くなっていることを知らずに水をやったのだ。
「煮え湯をかけるようなもの。帰って来たら木に元気がなくなっていて心配したなあ」
肥料をやりすぎ、弱らせて枯らしてしまったこともあった。
「だけど苦労して育てた盆栽を展示会に出して、見た人に『これはいい』と言ってもらえた時はうれしいねえ。サツキの花がうまく咲いてくれたり、紅葉の時期に葉ものがきれいに色づいてくれると、やっていてよかったなあ、と心から思えるよ」
「何年やっても一番難しい」というのが枝の形を整える針金掛け。木に負担がかかり過ぎないように慎重にやらなければならない。
「枝をどんなふうにしようと考えていれば、それこそ時間のたつのも忘れてしまう。大変なんだが、その時が一番楽しい時間なのかもしれないな」
◇ ◇
8年前から会長を務める。建具店の仕事の合間をみては日々、手入れに余念がない。
「盆栽をやっていなかったらただ仕事をして寝るだけで、毎日何をしていいのか分からずにボーっと過ごしていたと思う。今は仕事もおろそかにできないが、いずれ仕事をやめたら後は盆栽に集中できる。それが今から楽しみだ」
(白鳥文男) -
伊南行政消防本部しゅん工式
現庁舎の老朽化に伴い、昨年11月から建設が進められてきた伊南行政組合消防本部・北消防署の新庁舎が完成し6日、駒ケ根市飯坂の現地でしゅん工式が行われた。伊南4市町村の消防関係者など約110人が出席し、テープカットやくす玉割りなどをして庁舎の完成を祈った=写真。
アイ・パルいなんで行われた祝賀会で中原正純組合長は「長年の懸案であり、待望久しかった新庁舎が立派にしゅん工した。伊南地区の消防、防災体制が整ったことは誠に心強い。とりわけ訓練棟は職員の技術、モチベーションの向上に大きく貢献するだろう。住民の期待に応え、使命、役割を果たしていってほしい」とあいさつした。
新庁舎は鉄骨2階建て、述べ床面積約1630平方メートル。3990平方メートルの敷地内には訓練塔2棟も設置された。総事業費は約6億4千万円。
新庁舎は10、11日に一般にも公開される。午前9時30分縲恁゚後2時。 -
駒ケ根明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月20日に駒ケ根市内の大型店など6カ所で行った街頭募金の全額約6万8千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。5日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に募金を手渡した=写真。中原市長は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は市民の福祉のために有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
東中が県中駅伝男女アベック優勝を報告
第18回県中学校駅伝競走大会(3日、松本市)で大会史上初の男女アベック優勝を果たし、北信越大会(11月23日、松本市)、全国大会(12月15日、山口県)出場を決めた駒ケ根市の東中学校の選手らが5日、市役所を訪れ、中原正純市長らに優勝を報告した=写真。選手らは一人一人レースを振り返り「アベック優勝できたのはうれしいが、タイム的にはまだまだ満足できない。全国大会に通用するようにこれからチーム全員でさらに頑張りたい」と異口同音に語った。竹田正樹監督は「昨年は勝てずに悔しい思いをしたので、今年は絶対勝つんだという気持ちで春から一丸となってやってきた。団結の強さがプラスアルファとなった」と総括。満面の笑顔で迎えた中原市長は「信じられない快挙を成し遂げた。全国大会でも頑張って優勝を」と激励した。
-
かっぱ伝説と駒見の東コースで
駒ケ根市博物館の「古里そぞろ歩き」が4日、約20人が参加、東伊那小学校の宮脇正実教諭らを講師に、東伊那地区のかっぱ伝説と駒見の東コースで行われた。
東伊那小学校玄関前に集合した参加者は、刈り取りが終り、柿の実が赤くなった晩秋の風情を楽しみながら、塩田の箱畳へ。個人の墓地にある五輪搭の前で、宮脇教諭は「供養搭または墓標として建立され、上から空輪、鳳輪、火輪、水輪、地輪と呼ばれる」と説明。
また、大久保の善福寺では三十三観音石仏33体のうち、高遠石工、守屋貞治作の11番、准低観音と18番の如意輪観音を中心に見て回った。
このほか、阪本天山の墾田の碑、蓮台場の宝きょう印搭、高遠藩大久保番所跡なども見学し、地域の史跡、文化財に理解を深めた。 -
磐田市から市民ら90人、表敬訪問
友好都市訪問交流事業で、磐田市の市民訪問団約90人が4日、駒ケ根市役所に訪れ、原副市長らの歓迎を受けた。
同事業は旧磐田市で実施していた友好都市駒ケ根市との交流を新市においても継続し、友好都市である駒ケ根市を市民に知ってもらおうと、公募により応募者を募った。
この日は早朝、磐田市を出発、駒ケ根インターを経て、駒ケ根高原へ。駒ケ根ファームスで昼食、光前寺で紅葉を楽しんで、市役所に訪れた。
一行を迎え、原副市長は「限られた時間の中で、駒ケ根市の風景を楽しみ、これを機に駒ケ根を好きになって、友好を深めて」と歓迎。一行を代表し、磐田市秘書広報課の石川純一課長は「今日は天気に恵まれ、柿やリンゴなど実りの秋を実感できた。これを機に民間主体の交流が深まれば」とあいさつした。 -
駒ケ根警察署お宝展
駒ケ根署(山本修作署長)は家族ぐるみでの親ぼくを深めようと3日、署員らが自慢の品を持ち寄って披露する「私のお宝展」と、家族らが一堂に集まって会食する「家族ふれあいランチ」を同署で開いた。お宝展には署員と家族73人が131点を出品。学生時代の思い出が詰まったスポーツ用具や楽器、趣味で集めた切手やコインのほか、警察学校時代の生活記録など、それぞれの人柄をうかがわせる品が並んだ=写真。参加者らは「あの人にこんな趣味があったとは知らなかった」、「人は見かけによらないな」などと楽しそうに話し合っていた。
参加者は署内を見学したり、昼食を囲んで家族ぐるみで楽しく語り合ったりしていた。
山本署長はあいさつで「突然の呼び出しでせっかくの休みがつぶれることも多い仕事だが、支えてくれる家族の協力があってこそ続けられる。駒ケ根警察署一家として今後も頑張ろう」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市農集排竜東中部地区しゅん工式
駒ケ根市は2日、竜東中部地区の農業集落排水事業のしゅん工式を中沢原の同地区浄化センターで開いた。関係者約90人が出席し、テープカットのセレモニーをするなどして施設の完成を祝った=写真。
同事業は2000年度に着工した。対象人口は中沢の下割、中割の一部、本曽倉、原と東伊那の伊那耕地の2290人。管路は延長21キロで、ポンプ施設は11基。総事業費は21億円。