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伊南防犯女性部委嘱式
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は18日、任期満了に伴って改選された伊南防犯女性部員の委嘱式を駒ケ根署で開いた。66人のうち各地区の正副部長ら26人が出席し、中原会長から委嘱状を受け取った=写真。任期2年。役員を選出したほか、部員の任務について駒ケ根署の担当者から説明を聞くなどの研修を受けた。
中原会長は「地域の安全・安心は住民と行政が一体となって進めていかねばならない。犯罪のない平和で明るい社会の推進の重要な担い手として、皆さんの活動に大いに期待する」と激励した。
役員は次の皆さん。
▽部長=片桐明子(駒ケ根市)▽副部長=宮下伊穂子(飯島町)小松清美(中川村)田辺良子(宮田村) -
駒ケ根市新入社員激励大会
駒ケ根商工会議所(渋谷敦士会頭)と駒ケ根市は19日、第40回新規学卒者新入社員激励大会を駒ケ根商工会館で開いた。市内の21の企業などに就職したばかりの男女約60人が出席し、緊張した表情で商工会議所などの関係者から激励を受けた。渋谷会頭は「景気は回復傾向にあるが地域間格差があり、都市部に比べて地方の回復は遅い。その中で駒ケ根市に職場を求めた皆さんの賢明な判断に敬意を表する。今後の活躍を祈る」と激励した。新入社員を代表して駒ケ根自動車産業の田中克明さんは「社会に出たばかりで未熟だが、先輩の指導で会社だけでなく、社会に貢献できる人材になれるよう職務に精励していきたい」と力強く決意を述べた=写真。出席者には冊子『見て分かる基本のビジネスマナー』が贈られた。
式典後、記念講演として大法寺の藤塚義誠住職による「若さというもの」が行われ、出席者は真剣な表情で話に聞き入っていた。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 あす投開票
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。定数15に対して16人が立候補し、連日激しい選挙戦を繰り広げている。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
落選の憂き目を見るのはただ1人とあって、ほとんどの陣営は当選への最低条件ともいえる地元地区の票固めに必死だ。一方で有権者数が少ない地区を地盤としている候補者は少しでも票の上積みを図ろうと、地元から候補者が出ていない町一区、二区(有権者数合計約3800)や、候補者が1人の中沢(同約2500)、東伊那(同約1600)などを中心に市内全域を回って遊説活動を展開している。出馬表明が遅かった候補者らも出遅れを取り戻そうと目の色を変えて知名度アップに走り回っている。
争点の一つは5期20年にわたる中原正純市長体制に対する姿勢だが、市政の刷新を訴えているのは共産党の2人のほか1、2人といったところで、新人を含めたほとんどの候補が批判的な立場は取っていない。各候補とも教育、福祉の向上や産業振興などを公約に掲げてはいるが、有権者の注目を集めるような特徴的なアピールは少なく、おしなべて市民の関心は高まっているとはいえない。市町村合併への賛否が大きな争点だった4年前の前回選でさえ投票率は過去最低の75・43%と低迷したが、こうしたことから今回はさらに低くなることが十分に考えられる。
仮に投票率を75%と想定すると投票総数は約2万640で、候補者1人当たりの票数は1290となり、前回選の860の約1・5倍となる。前回の得票数はトップ当選者が1407、最下位当選者が586だったことなどを考え合わせると、当落ラインは900縲・千程度と予想される。 -
信州大学農学部で派遣型高度人材育成協同プラン「長寿長野を支える機能性食品の開発人材養成」の成果発表会
南箕輪村の信州大学農学部が地元企業と連携して進めてきた派遣型高度人材育成協同プラン「長寿長野を支える機能性食品の開発人材養成」の成果発表会が20日、同学部であった。プロジェクトに参加した3人の修士課程1年生が研修内容を報告=写真。大学の中では体験できないさまざまな事柄から習得した成果を示した。
文部科学省の06年度採択事業として昨年9月からスタートした同プロジェクトは、地元企業での研修を通して技術以外の企業活動を経験させるとともに経営感覚を併せ持った広い視野の機能性食品高度技術者の育成を目指す取り組み。
本年度は、伊那市の伊那食品工業と駒ヶ根市の養命酒製造の協力を得て、3人の学生を10月から12月にかけて派遣。研修の中で企業理念の習得や商品の販売促進の企画・実践、マーケットリサーチに基づく商品企画などに取り組んだ。
養命酒製造でオリジナル製品の販売促進企画などを経験した後藤裕亮さんは、商品の内容や味、飲み方が客に対して十分伝わっていない現状を認識。オリジナルカクテルの提案や商品を説明するディスプレイの設置により、売り場全体の雰囲気を作り、販売率を上昇させた取り組みを紹介した。最後に「自分から行動して企画する力がついたと思う。ものを売ることの難しさ、売れた時の楽しさを知った」と感想を語った。
学生を受け入れた企業関係者からは「今の企業は『考えて行動する』ということを求めている。それを体得してくれ、人生の中でかけがえのないものを得たのではないかと思う」などと話していた。 -
高齢者介護施設「こまちの家」オープン
駒ケ根市小町屋の医療福祉総合モール「こまちや東クリニックモール」内に20日、小規模多機能型居宅介護施設「こまちの家」=写真(折山たつ美施設長)がオープンした。高齢者の在宅介護をサポートするため、通い、訪問、泊まりのサービスを提供していく。認知症専門のデイサービスセンター「こまち」も併設する。定員はそれぞれ25人、12人。運営するのは宮田村で介護老人保健施設「プラムの里」を運営するしなのさわやか福祉会(鷹野準理事長)。
施設は木造平屋建て、述べ床面積約450平方メートルで、宿泊室9室、居間、食堂のほか、ヒノキやサワラの浴槽を備えた浴室などがある。敷地面積は870平方メートル。総事業費は1億5800万円。
オープンに先立って19日、しゅん工式が施設内で行われた。関係者約30人が出席し、施設の完成を祝った。鷹野理事長はあいさつで「国の政策が大きく変わり、介護施設は従来の大規模型から地域密着の小規模型となってきている。プラムの里の運営経験を生かしたきめ細やかな心遣いで、地域の皆さんに喜んでもらえる施設にしていきたい」と述べた。 -
倫理経営講演会
県伊南倫理法人会(小林義徳会長)は18日夜、倫理経営講演会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約120人が集まり、倫理研究所法人局常任理事で局長の中西浩さんの講演「日本創生の心竏瀦翌Nこす」を聴いた。
中西さんは製品のサイクルが極端に短くなった現代の経済状況を説明し「速い変化に対応できなければ企業はつぶれるこの時代の中でどうやって生き残るかが経営者の腕の見せどころだ」とした上で、創業数百年という日本橋の老舗商店の経営術を例に挙げ「商売は大きくしすぎることなく、身の丈で。いちかばちかの変化でなく、毎日少しずつ進化すること。そして時代に合ったマネージメントに取り組みながら、常に前向きな姿勢を忘れないことが大切だ」と呼び掛けた。
参加者は熱心にメモを取りながら真剣な表情で話に耳を傾けていた。 -
駒ケ根市議選 明日投開票
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。定数15に対して16人が立候補し、連日激しい選挙戦を繰り広げている。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
落選の憂き目を見るのはただ1人とあって、ほとんどの陣営は当選への最低条件ともいえる地元地区の票固めに必死だ。一方で有権者数が少ない地区を地盤としている候補者は少しでも票の上積みを図ろうと、地元から候補者が出ていない町一区、二区(有権者数合計約3800)や、候補者が1人の中沢(同約2500)、東伊那(同約1600)などを中心に市内全域を回って遊説活動を展開している。出馬表明が遅かった候補者らも出遅れを取り戻そうと目の色を変えて知名度アップに走り回っている。
争点の一つは5期20年にわたる中原正純市長体制に対する姿勢だが、市政の刷新を訴えているのは共産党の2人のほか1、2人といったところで、新人を含めたほとんどの候補が批判的な立場は取っていない。各候補とも教育、福祉の向上や産業振興などを公約に掲げてはいるが、有権者の注目を集めるような特徴的なアピールは少なく、おしなべて市民の関心は高まっているとはいえない。市町村合併への賛否が大きな争点だった4年前の前回選でさえ投票率は過去最低の75・43%と低迷したが、こうしたことから今回はさらに低くなることが十分に考えられる。
仮に投票率を75%と想定すると投票総数は約2万640で、候補者1人当たりの票数は1290となり、前回選の860の約1・5倍となる。前回の得票数はトップ当選者が1407、最下位当選者が586だったことなどを考え合わせると、当落ラインは900縲・千程度と予想される。 -
【記者室】選挙ポスターは人柄を表しているか
駒ケ根市、箕輪町、南箕輪村の各市町村議選の投票日が迫った。皆さんはすでに投票する候補を決めただろうか。多くの候補者の中から1人を選ぶに当たっては限られた情報を頼りにするしかないが、選挙ポスターなどの写真の印象から人柄を推し量って決める竏窒ニいう人も多いようだ▼だが候補者の素顔を一般の皆さんより多少詳しく知る者として言えば、写真の顔だけで選ばない方がよい。写真そのままの人物だという場合もあるが、中には写りが悪くて大損をしている気の毒な出来のポスターもあるのだ▼逆に、人の良さそうな人物に見えるが実物は全然違う竏窒ニいう人も少数だが確かにいる。それがどの候補なのか知りたいでしょうが、残念ながら書けません。(白鳥文男)
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花まつりで園児が甘茶掛け
駒ケ根市のすずらん保育園(高見洋子園長)の園児らが18日、園の近くにある安性寺(佐々木辰保住職)を訪れ、釈迦(しゃか)の誕生を祝う花まつりのお祝いをした。約100人の園児らは順番に小さな手にひしゃくを持ち、不思議そうな表情で釈迦(しゃか)の像に甘茶を掛けた=写真。中には「頭に掛けちゃったら濡れてかわいそうだよ」と儀式に戸惑いをみせる園児の姿も見られた。
佐々木住職は園児らに「お釈迦(しゃか)さまが生まれた時、天の竜王がお祝いに甘茶の雨を降らせた」と由来を説明した上で「みなさんも丈夫に育ち、元気に暮らせるよう願いを込めて甘茶を掛けてください」と呼び掛けた。
甘茶掛けを終えた園児らは寺の管理組合の役員らが用意した甘茶を味わい「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。 -
駒ケ根市外国人相談窓口設置
日本語の読み書きが十分にできない外国人の行政相談などに対応するため、駒ケ根市は新たに中国語とポルトガル語の通訳者各1人を市役所市民生活課の窓口に配置する。対応時間は中国語が毎週水曜日、ポルトガル語が毎週木曜日のいずれも午後1時縲・時。
18日、業務開始に先立って中国語担当の吉見道子さん(38)=中沢=とポルトガル語担当の清水真里さん(38)=北割一=が中原稲雄教育長から委嘱状を受け取った。2人は「日本語が分からない人たちの手伝いがしたい」、「困っている外国人の役に立ちたい」とそれぞれ意気込みを語った。
吉見さんは中国華北省の大学に4年間留学して北京語を学び、市内の小学校で中国人児童との通訳に当たった経験を持つ。スペイン語と英語にも堪能という清水さんはブラジル・サンパウロ市に6カ月遊学した経験を生かして警察の部外通訳員として活躍していた。
中原教育長は「語学力を発揮して外国人の福利厚生や教育、文化の向上に尽力してほしい」と激励した。市は今後チラシなどを利用しながら通訳の利用を呼び掛けていきたいとしている。
同市にはブラジル人約510人、中国人約250人をはじめ計約千人の外国人が住んでいる。 -
駒ケ根市町一区子ども会1年生を迎える会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は15日、今年度小学校に入学した区内の1年生を迎える会を赤須町地域交流センターで開いた。今年入学した1年生は14人。地域のお兄さん、お姉さんたちに囲まれた子どもたちは保護者らとともにゲームなどをして楽しいひとときを過ごした。6年生に一人一人インタビューを受けた1年生は大勢の前で少し照れながらもそれぞれ名前やクラスなどをはっきりと答え=写真、自由帳などが入ったプレゼントの包みをもらってうれしそうな笑顔を見せていた。
会場には区内の子どもたちの家が一目で分かるよう、05年に子ども会が新たに作成した子どもマップが持ち込まれ、1年生は自分の家の場所を探して1年生用の黄色のシールと花のリボンをを貼り付けていた。 -
赤穂小交通安全教室
駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は13日、全校児童を対象にした交通安全教室を校庭で開いた。自動車が人形をはねる実験などを目前で見た児童らは恐怖の悲鳴を上げ、交通事故の恐ろしさを実感した様子だった=写真。
県交通安全教育支援センター員と駒ケ根警察署員が同校を訪れ、時速約30キロで走る車で人形をはねる▽自動車の運転席から周囲の死角を確認する竏窒フ2種の実験をしてみせた。
実験を目の当たりにした児童らは「飛び出しは絶対にしません」と誓っていた。高野校長は「道路に飛び出すことのないように、しっかり歩きましょう」と呼び掛けた。 -
光前寺で『桜の下で』ライブ
オリジナル・ヒット曲『桜の下で』をテーマソングとして駒ケ根市の観光キャンペーンとタイアップした活動を展開しているボーカルグループ「橋本ひろしと冒険団」が14日、境内を彩るシダレザクラのライトアップに合わせて光前寺でライブ演奏を披露した=写真。メンバー5人のうち3人が出演して『桜の下で』など数曲を歌った。特設ステージが設けられた大講堂の前には約100人の聴衆が集まり、桜の花の下で美しく響く歌声に聴き入っていた。
訪れた北割一区の男性(67)は「優しくていい歌だ。この歌を通じて駒ケ根の良さを全国に発信してほしい」と話していた。
光前寺のサクラの開花に合わせた冒険団のライブは昨年に続いて2年目。タイアップはリーダーの橋本さんが市内に在住していることを縁に始まった。 -
駒ケ根市議選 選挙戦突入
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は15日告示され、定数15に対して16人が立候補の届け出をして7日間の選挙戦に突入した。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
各陣営は代表者らが市役所で届け出を済ませると、早速それぞれの選挙事務所前などで出陣式を開いた。必勝を期して威勢良く第一声を上げた候補者は、拳を掲げて気勢を上げる支持者らの声援を受けながら遊説カーに乗り込み「立候補のごあいさつ」に市内へと繰り出した。
投票は22日。市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。期日前投票、不在者投票は16縲・1日の午前8時30分縲恁゚後8時まで市役所2階の大会議室で行われる。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。 -
【記者室】選挙戦に望むもの
県議選の次は息つく間もなく市町村議選。有権者の多くは「今度は誰に入れよう」とまたぞろ頭を悩ませているに違いない。選択の大きな基準となるのは人柄だが、当然候補者は自分を最大限良く見せようとするからその本質を見抜くのは容易ではない▼だが選挙戦が熱を帯びてくると互いの政策や人格などをあからさまに攻撃するネガティブ・キャンペーンが見られることがある。発展すると感情むき出しの子ども同士の口げんかのようになり、奥に秘めたはずの人間性を垣間見ることができて実に面白い▼品格を疑われると考えてのためか、めったに見られないのが残念だ。有権者は当たり障りのない政策論よりも実はこんな人間味あふれる舌戦を望んでいるのだが…。(白鳥文男)
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駒ケ根市議選今日告示
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は15日、告示される。定数15に対し、これまでに16人が立候補を表明していて選挙戦突入は確実な情勢。立候補の届出は午前8時30分縲恁゚後5時まで市役所で行われる。
立候補予定者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
投票は22日。市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。期日前投票、不在者投票は16縲・1日の午前8時30分縲恁゚後8時まで市役所2階の大会議室で行われる。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。 -
駒ケ根市緑化木頒布
駒ケ根市は14日朝、緑化木の無料頒布を市役所南庁舎の駐車場で行った=写真。用意された苗木はイロハモミジ260本、ミツバツツジ200本。冷たい風が吹く中、長い行列を作ってじっと待っていた約150人の市民らは、午前8時30分に頒布が始まるとうれしそうに苗木を受け取り、大事そうに両手に抱えて持ち帰っていた=写真。列の先頭の女性は「午前6時半ごろに来た。寒いが苗木がもらえるので苦にならない」と笑顔で話した。増野和男産業振興部長は「緑は暮らしに安らぎと潤いを与えてくれる。市も緑化木の頒布を通じて緑化事業に協力したい。大事に育ててください」と呼び掛けた。
苗木の頒布は15日も午前8時30分から行われる。 -
赤穂南小交通安全教室
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)は12日、1・2年生児童を対象にした春の交通安全教室を開いた。児童らは学校周辺の一般道路に出て、安全な横断歩道の渡り方や道路の歩き方について路上での実地訓練を行った。
1人ずつ道路に出た児童はいずれも心細いのか心なしか緊張した表情。それでも横断歩道にさしかかると駒ケ根署の警察官の指導を受けながら、教えられた通り左右を念入りに確認して車などが来ないことを確かめると、手を高く上げて素速く渡り切っていた=写真。学校のすぐ近くにはJR飯田線の踏切もあるため、児童らは踏切の渡り方の注意についても併せて指導を受けていた。 -
【日本舞踊指導者 北原博子さん】
新舞踊「日本民謡舞踊連盟」の準師範。市内の3グループに踊りを指導し、踊りの楽しさを幅広い年齢層の生徒らと分かち合っている。
「運動の代わりになれば竏窒ニ言って始める方も多いんですが、続けていくうち『面白さにのめり込んでしまってやめられない』と皆さん楽しんでくれています」
一方で自身は指導者らが集まる研究会でけいこを積むほか、松本市に月1回通って連盟の指導者の教えを受けるなどの研さんを重ねている。
「先生方の踊りは見れば見るほど素晴らしくて、私なんかにはとてもまねができない。全国から来てくださる素晴らしい先生に教えていただけて幸せです」
◇ ◇
踊りを始めたのは二十数年前。義母に勧められて農協生活班の日本舞踊教室に通い始めたのがきっかけだった。
「踊りは昔から好きだったんですよ。かすかな記憶だけど5歳ぐらいのころに人前で踊ったことがあるくらいで。青年会でも仲間で振り付けをして祭りで踊ったものです」
しかし本格的な踊りは思ったよりもずっと難しく、なかなか覚えられずに苦労した。
「始めて3カ月目ぐらいに、やめようかな竏窒ニ思いましたが、その時期を過ぎたら少しずつ楽しさが分かってきてもうやめられなくなった。それ以降はやめようと思ったことはありません」
連盟の県大会や全国大会など、大きな舞台の前には胃が痛い思いをする時もあるが「それも含めて踊るのが本当に好きです」。
◇ ◇
踊りの難しさは、ほんのちょっとした動きやしぐさにあると言う。
「曲に合わせて動くことはできるが、そこに繊細な技が加わらないと見る人は感動してくれない。例えば、手ぬぐいの使い方、目線、腰の動き、手指の先、首の振り方竏秩Bそれに曲の一つ一つが物語になっているから、それをどう表現していくかが難しいところです。自分が物語の主人公になり切る気持ちが大切ですね」
「男踊りと女踊りがあって踊り分けなければならないこともある。難しいけれどそこがまた面白いんです。私はどちらかというと男踊りの方が好きですね。動きが速くて気持ちがいいから」
(白鳥文男) -
駒ケ根市民ナイターソフト開会式
第28回駒ケ根市長杯争奪市民ナイターソフトボール大会(市ナイターソフトボール連盟主催)の開会式と開幕試合が11日夜、市営グラウンドで行われた。一般A・Bと女性の3リーグに計40チームが出場し、半年間にわたって戦う長いシーズンが開幕した。
開会式で伊井島清子会長は「ナイターの季節がやってきた。今日から秋までけがをせず、元気に楽しい酒が飲めるように頑張って」とあいさつした。選手を代表して「ことひらクラブ」チームの佐野忠義主将は「家族に感謝し、正々堂々と清く正しく和気あいあいとプレーすることを誓う」と宣誓した=写真。
式後、永見山対長崎WORK、ことひらクラブ対3Sクラブの試合が行われた。 -
果樹栽培アシスタント講習
高齢者らの就業促進のためのシニアワークプログラムの一環として駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)は10日、会員以外の一般も対象とした地域密着型技能講習「果樹栽培アシスタント講習」の第1回を駒ケ根市東伊那のふるさとの家セミナーハウスで開いた。駒ケ根市、飯島町、宮田村の19人が参加し、農業改良普及センターやJA上伊那職員らの指導でリンゴ栽培に必要な知識や技能を学んだ=写真。竹村理事長はあいさつで「金を受け取るにふさわしい、実践的な技術を身につけてほしい」と激励した。
講習は6月下旬までの全5回。4月末の第2回からは会場の近くに住む北原友一さんの園を借りて花摘み、摘果などの実技を交えて行う。 -
駒ケ根市壮年ソフトボール大会開会式
壮年、実年、シニアの3クラスで優勝を争う第25回駒ケ根市壮年ソフトボール大会の開会式が10日夜、駒ケ根市営グラウンドで開かれた。選手ら約200人が出席し、シーズンの開幕を祝った。選手代表の林秀也さん(下平シニア)は「壮年は壮年らしく、実年は実年らしく、シニアはシニアらしく試合することをを誓う」と宣誓した=写真。主催者を代表して市壮年ソフト連盟の横山幸男会長はあいさつで「いよいよ始まる。今年は3つのスローガンを掲げた。試合中けがをしない、慰労会の帰りに飲酒運転をしない、社会貢献のために献血をする竏窒セ。1年楽しく、優勝目指して頑張って」と激励した。
出場するのは壮年(40歳代)15チーム、実年(50歳代)12チーム、シニア(60歳代以上)11チームの計38チーム。市内4会場で10月まで6カ月の長丁場を戦う。 -
駒ケ根RCが社会貢献顕彰
駒ケ根ロータリークラブ(中島清一会長)は9日夜、陸上競技をはじめスポーツの振興に貢献したとして上伊那陸上競技協会会長などを務める城田忠承さん(66)=駒ケ根市福岡=を表彰した。城田さんは「長年無我夢中でやってきたが、今回こうして地元で認めてもらったことがうれしくてならない。いろいろな面で今後も頑張りたい」と礼を述べた=写真。
城田さんは阿南町出身。教員として赤穂高など県下各地の高校に勤務。退職後も駅伝などの指導と普及に務めてきた。
同クラブは社会奉仕に貢献のあった人を毎年表彰している。 -
夢少年育成会議講演会
「考えよう、われわれ大人たちの役割とは竏窒モるさと愛を持った夢少年を育むために」をテーマに駒ケ根青年会議所は10日夜、第1回夢少年育成会議を駒ケ根商工会館で開いた。会員や一般市民など約50人が参加し、市教育委員会の中原稲雄教育長の基調講演を聞いたほか、意見交換などを行った=写真。
中原教育長は「子どもが育つ家庭づくり・地域づくり」と題して豊富な教育経験から子育ての現状やあり方などについて語った。
会議は以前同会議所が設置を手掛けたちびっこ広場の大幅改修などを盛り込んだグランドデザイン(全体構想)を策定しようと11月にかけて5回のワークショップを開くことにしている。事前ガイダンスとして14日にちびっこ広場の補修と清掃などを子どもたちとともに行うほか、20日夜には青木村教委の小岩井教育長を招いてい基調講演を聞く。 -
県下弓道大会駒ケ根大会
第16回県下弓道大会駒ケ根大会(駒ケ根市体育協会弓道部主催)が8日、駒ケ根市弓道場で開かれた。個人戦の高校男子、同女子、一般の3部と団体戦に県下各地から計216人が出場し、日ごろの修練の成果を競った=写真。競技は個人戦が1人8射、団体戦は予選が3人24射、決勝は同12射、同中の場合は競射で争われた。
上位は次の皆さん。
◆個人▼高校男子 (1)岩波哲也(諏訪二葉)7中(2)木下拓馬(飯田工)7中(3)新井士人(伊那弥生)7中▼高校女子 (1)原久可(飯田女子)7中(2)小林彩香(岡谷東)7中(3)下沢栄(飯田女子)7中▼一般 (1)今井文明(山二発條A)8中(2)渡辺純(信州大農学部)7中(3)森田慶一(東伊那A)6中
◆団体 (1)山二発條A(志村仁・今井文明・長屋麗子)10中(2)岡谷南高(宮沢知生・北沢卓也・時田真志)10中(3)東伊那A(森田慶一・前沢秀夫・湯沢敬二)8中 -
駒草会民謡発表会
駒ケ根民謡友の会、三味線晴駒会、雪輪民謡会主催の第21回駒草会民謡発表会が8日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた=写真。約50組の出演者は緊張した表情で次々にステージに登場し、三味線や尺八、笛太鼓などの伴奏に合わせてそれぞれ自慢ののどを披露した。この道数十年というベテランから今日が初舞台という初心者まで、日ごろのけいこの成果を発揮しようと精いっぱいの歌を響かせた。客席の参加者らは時折手拍子を取ったりながら歌声に聴き入っていた。
上伊那各地の民謡クラブの賛助出演などもあり、ステージと客席が一体となって民謡づけの一日を楽しんでいた。 -
トンボの池整備作業
駒ケ根市のハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)は8日、ハッチョウトンボが生息する同市南割のトンボの池周辺の整備作業を行った。会員ら約10人が参加し、池の中に繁茂している水草や藻を取り除いたり、周囲の土手の草取りなどに汗を流した=写真。会員らは「ハッチョウトンボにはこの良い環境の中でもっともっと増えてほしい」とこれからの繁殖シーズンを楽しみにしている。
作業後、総会と昨年秋に完成した木道の完成祝賀会がアイ・パルいなんで開かれた。 -
ジュニアマイスターに認定
一定以上の数と水準の資格を取得した生徒に与えられる全国工業高等学校長協会のジュニアマイスター(シルバー)に駒ケ根工業高校(本間秀明校長)の電気科3年上山弘晃君(18)=飯島町、情報技術科2年福島裕也君(16)=飯島町=の2人が認定された。6日、本間校長が全校生徒の前で2人に認定証を伝達した=写真。福島君は同校で初めての1年生時点での認定。2人は「将来は電気工事会社に就職して取得した資格を生かしたい」「今後もさらに資格を取得してゴールド認定を目指し、その中から特に選ばれる特別表彰もできれば取りたい」と話している。
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山野草園ボランティア作業
駒ケ根市菅の台の「森と水のアウトドア体験広場」敷地内にある山野草園の整備作業が7日、始まった。登録した市民ボランティア18人のうち約10人が集まり、市の担当者から概要の説明を受けた後、園内の山野草の生育状況などを見て回った=写真。次回からは花の時期に応じて植え付けや株分け、移植などを順次行っていく。作業は花のシーズンが終わる10月ごろまで、原則として毎月2回午前9時から3時間程度行われる。
花の庭は広さ約1700平方メートル。現在約220種の山野草やハーブなどが生育し、訪れる観光客や市民らの目を楽しませている。広場のオープンとともに02年に開設されて以降、管理は市が行ってきたが、05年からは市民らによるボランティアらが整備を手がけている。 -
「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」スタート
駒ケ根市内のさまざまな花の見所をバスで巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」が8日、今年の運行を開始した。菅の台の市観光案内所前を午前10時に出発したバスは観光客ら約20人を乗せ、大沼湖のザゼンソウやミズバショウ、光前寺や吉瀬、栖林寺のシダレザクラなど6カ所の花々を約5時間かけて見て回った=写真。昨年、早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭の企画として初めて実施したが、好評だったことから今年以降も継続運行する。
バスは春と秋のそれぞれ約1カ月間に毎日運行する予定。サクラ、モモ、コブシ、赤ソバ、コスモス、キクなど季節ごとの花の名所を選んで運行する。予約が集中する日もあるため、市観光案内所は早めの予約を呼び掛けている。完全予約制。料金は昼食代込みで一人3500円。
問い合わせは市観光案内所(TEL81・7700)へ。