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駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で15日、2日目の一般質問が行われた。
横山信之議員が市税などの滞納状況について質問したのに対し、市は05年度末の見込みについて、市税、国民健康保険税、水道料、保育料、介護保険料など約75億1260万円の税収全体のうち滞納額は約5億4920万円(収納率92・69%)であることを明らかにした上で、収納率は県下では良い方ではあるが毎年悪化していることから、不公平の解消に向け、滞納者の状況に応じての差し押さえや、部課長も動員しての一斉滞納整理を行うなどの改善対策に一層努力したい竏窒ニ回答した。
塩澤崇議員は、グレードの高い魅力あるまちづくりのため「花の名所づくり推進プロジェクト」を提案。中原純市長は「観光面だけでなく、これからの地域づくりに欠かせない要素。現在進めている施策をさらに充実させ、観光に生かしたい」と述べた。
宮下治議員が庭木のせん定などで出た枝などの処理方法について質問したのに対し中原市長は「現状の焼却以外の処理は残念ながら極めて難しい」と答弁した。 -
教員時代を過ごした上伊那の地でソプラノリサイタルを開く
安曇野市穂高
久保直子さん(41)教員時代を過ごした上伊那で、武満徹の没後10年を記念したソプラノリサイタルを開く。「お世話になった人たちへの感謝を込めたリサイタル。武満徹というと難しいイメージが強いけど、何気なく口ずさめるような旋律も多いんです。ほっとしながら聞いてもらえれば」と語る。
◇ ◇
小さいころから歌うことが好きで、中学、高校と合唱部に所属した。教員になってからも、合唱団に参加するなどして、歌い続けてきた。
日々の生活に支障をきたすほど心身を病んだのは2年前。激務による過労が原因だった。体力、気力とも困ぱいし、大好きな歌すら歌えない。自分は機械の部品のようなもので、代わりの存在なんていくらでもいる。私が私である必要はないんじゃないか竏秩B存在意義を模索し、不安と葛藤に苛(さいな)まれた。
そんな時、長野パラリンピックのゲストヴォーカリストを務めたスーザン・オズボーンのボイスセミナーがあることを知る。「癒しの歌」とも賞されるスーザンの美しい歌声には、前々から惹かれていた。また、セミナーは「自分の真実の声に出会う」をテーマ」としていた。自分の声や歌に出会うことが、生きること、歌うことを思い出すきっかけになるかもしれない竏秩B参加を決意した。
10日間に渡るセミナーでは、スーザンの歌を聴いたり、息を吸って声を出し方をひたすら練習した。
「単純な動作の繰り返しだったけど、一つのことに集中する中で、自分の内面をみつめるきっかけとなったんですね。私はこういう人間だったんだってことが明確になる中で『自分は自分でいていいんだ』って気付かせてくれたんです」。周囲に翻弄され続けてきた自分がいた。
心の中で何かが変化し始めていたある日、訪れた鹿児島県の病院で大きな台風に見舞われ、帰れなくなってしまった。外に出られない状況で「歌でも歌うか」と、ほかの患者と一緒に歌うことになった。何曲か歌った後「あなたいい声だから歌ってよ」と、促された。内輪以外の場でソロを披露したことはなかったが、思い切って歌うと、そこにいた患者はみな、涙を流しながら聞いてくれた。
音大も出ておらず、音楽家としてのキャリアもない自分には、人前で歌う資格などないと思っていた。しかし、「目の前で泣いている人が見えないの。そんな些細なことこだわることないじゃない」と諭されはっとした。命と向き合う人々の声援は、重みがあり、何よりも温かかった。 -
駒ケ根で重体事故
13日午後8時15分ごろ、駒ケ根市赤穂町四区の国道153号線伊南バイパスの信号機のない交差点で、駒ケ根市の建設作業員の少年(16)が運転するオートバイと同市下平の会社員小田切利文さん(45)の普通乗用車が衝突した。少年は頭などを強く打って意識不明の重体。小田切さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、国道を南に向かって直進していた小田切さんの乗用車が交差点で右折したところへ、対向車線を直進してきた少年のオートバイが衝突した。同署が原因を調べている。 -
駒ケ根市議会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会6月定例会で14日、一般質問が行われた。町四区の旧龍水社跡地などから毒性のある化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題の対応の遅れについて大沼邦彦議員がただしたのに対し中原正純市長は「反省している。市内全域の地下水調査を進めていくことで責任を果たしていきたい。汚染土壌と地下水はJA上伊那が2年かけて撤去するが、市としてはその後もモニタリング調査を継続していく。今後は市民の健康を第一に考え、早期に適切な対応を取っていきたい」と述べた。
住民などから交通事故に対する不安の声が上がっている東中学校の通学路安全確保対策について長谷部清人議員が質問したのに対し中原稲雄教育長は「(自身が)勤務していたこともあり、危険な状況は十分認識している」とした上で「県や住民との協議はこれまで行ってこなかったわけではないが、今後は正式に進めたい。歩道の安全確保や迂回路の整備などについて検討したい」として、前向きに取り組む姿勢を示した。 -
東伊那小でプール開き
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で14日、市内で初めてのプール開きが行われた。午前11時の気温、水温は共に24度。真夏を思わせるような強い日差しの下で児童らは早速大きな水しぶきと歓声を上げていた=写真。
小川校長は清めの塩とお神酒で水の安全を祈願し「目標を持って楽しく、安全に泳ごう。たくさん泳いで夏の終わりには素晴らしい体をつくってください」と児童らに呼び掛けた。 -
中沢小各学年で「炭焼き」テーマに取り組み
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は7月1日に市内小中学校などで行われる「第13回学校と地域竏註カ涯学習フォーラム」(信濃教育会、駒ケ根市教育委員会など主催)に向け、全校を挙げて炭焼きをテーマにした学習に取り組んでいる。各学年ごとに「炭の火おこし」「ドラム缶の炭焼き窯作り」などの目標を定め、総合的な学習の時間などを利用して着々と準備を進めている。
4年生(原茂教諭)はカヤを使った炭俵作りに挑戦する。地域に伝わる伝統的な炭俵の作り方を地元のお年寄りに教えてもらうことで地場産業だった炭焼きについての理解を深め、郷土の文化に触れる狙い。6日に材料のカヤを近くの山で刈り取り、14日には編み方の練習をした。編み方の基本を習った児童らは実際にやってみてうまくいかなかったり、疑問に感じた点などを互いに出し合い「こうすればいいんじゃないの」などと話し合うなど、真剣な表情で試行錯誤を繰り返していた=写真。原教諭は「苦労して炭俵を作ることが地域の伝統文化について考えるきっかけになってくれれば」と話している。
公開授業は7月1日午前9時35分縲・0時20分。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、20人)は6月3・4日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第8回サツキと山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万1千円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。13日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「尊い善意に感謝する。社会福祉のために役立てたい」と礼を述べた。
同会が展示会でチャリティ販売を行い、寄付をするのは今回が初めて。飯田会長らは、秋に開催する盆栽と山野草展でもまたチャリティ販売を行いたい竏窒ニ話している。 -
『川たんけんブック』発刊、配布
川についての知識を深めることで歴史や自然、環境問題などを考えてもらおうと駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)はこのほど、小中学生向けの教育副読本『上伊那川たんけんブック竏駐V竜川とわたしたちのくらし』を発刊した。5千部印刷し、上伊那の図書館と52の小中学校すべてに数冊ずつ配布した。
同書はA4判、オールカラー96ページ。天竜川を中心とした上伊那を流れる川を取り巻くさまざまな側面を取り上げ、絵や写真などを多数使って分かりやすく解説。執筆や編集に上伊那の小中学校の教諭らが多数加わったことにより、地元の身近な情報が豊富に盛り込まれている。
同事務所は「総合的な学習の時間などで幅広く活用してほしい」と話している。 -
海外協力隊修了式
駒ケ根市の国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史訓練所長)は13日、06度第1次隊の派遣前訓練修了式を同訓練所で行った。70日間の訓練を終えた候補生218人は加藤所長から一人一人修了証とエンブレムを手渡され、晴れて正式隊員となった喜びをかみしめた=写真。隊員代表の石澤宏明さん(バヌアツ派遣)は「無事にすべての訓練を終えることができたのは講師や家族、仲間のおかげ。これから出発する任地で困難に出合った時には、訓練所で共に学んだ仲間のことを思って頑張りたい」と謝辞を述べた。
谷川与志雄事務局長は式辞で「派遣国では多くの困難に出合うだろうが、持てる力をいかんなく発揮して協力隊の歴史に新たな1ページを加えてほしい」と激励した。
隊員らの派遣先は中南米やアジア、アフリカなどの39カ国。それぞれ教育、保健衛生、農林水産などの分野で技術の指導などに当たる。 -
土砂災害防止技術講習会
土砂災害防止月間の6月に合わせて伊那建設事務所(松下泰見所長)は12日、土砂災害防止技術講習会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。南信各市町村の防災担当者、国土交通省天竜川上流河川事務所や建設事務所の職員ら約120人が参加し、国土交通省河川局防災課の伊藤仁志災害査定官と、同省天竜川上流河川事務所の三上幸三事務所長の講義を受けた。
伊藤査定官は「災害復旧事業における留意事項」と題して、災害が発生した際に国の支援を受けるための災害査定の手順や注意ポイントについて事例を交えて詳しく説明した=写真。三上事務所長は「天竜川における最近の取り組み」として、今年同事務所が行った自然災害勉強会、防災訓練などについて話した上で「技術者の皆さんには、管理者としての意識をしっかり持ち、現場をよく見て、自信を持って査定に当たってほしい」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市ママさんバレー選手権大会
第35回駒ケ根市ママさんバレーボール選手権大会が11日、同市の市民体育館で開かれた。9チームが出場し、A、Bブロックに分かれてリーグ戦を戦った
写真。両ブロックの1位同士による決勝戦の結果、北割二区チームが優勝した。2位は北割一区。3位決定戦は両ブロックの2位同士が対戦し、東伊那が勝った。
上位は次の通り。
(1)北割二区(2)北割一区(3)東伊那(4)町二区 -
駒ケ根郷土芸能まつり
第19回駒ケ根郷土芸能まつりが11日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。市内の34団体が出演し、神楽、舞踊、民謡、バレエ、剣舞、大正琴、吟詠などを次々に披露した。大きなステージでの発表とあって、出演者はそれぞれ緊張した面持ちで登場したが、踊りや演奏を始めると次第に落ち着いた表情になり、日ごろのけいこの成果を存分に発揮して見事な芸を見せていた=写真。
客席の観衆は「大したもんだね」「きれいだね」などとささやき合いながら、披露される芸の数々に夢中で見入っていた。 -
駒ケ根ホタル祭り準備作業
23日から駒ケ根ホタル祭りが行われるのを前に11日、会場の同市中沢の天竜川のほとりにある水辺の楽校で準備作業が行われた。ホタル祭りを主催するホタルとアヤメの里づくりの会(山口久人会長)の会員ら約10人が参加し、時折小雨の降る中、草刈りや祭りの看板立て、立ち入り禁止区域のロープ張りなどの作業を行った=写真。
駒ケ根ホタル祭りは当初17日からの予定だったが、ホタルの成長の遅れなどにより、23日からの開催となる。山口さんは「例年だとホタルは5月の連休前には水から陸に上がるが、今年は春先の天候不順のせいかちょうど1週間遅れた。しかし数はかなり期待できそうだ」と話している。 -
【記者室】大和なでしこ
男女共同参画社会の実現を目指した取り組みが各地で盛んに行われている。戦後、女性の地位は格段に向上したとはいうものの、欧米などに比べるとまだまだのようだ▼プロテニスの伊達公子選手が現役だったころ、試合の合い間にタオルで汗をぬぐい、そのタオルを静かに畳んで置く場面をテレビで見たことがある。対戦相手の外国人選手は丸めて放り投げていた。見ていて「大和なでしこ」という言葉が頭に浮かんだものだ▼今どきそんなことを女性に要求しようものなら袋だたきに遭うのは間違いない。だが、あれを男がやったら…と思うと気色が悪いのも確かだ。男性優位社会は変えなければならないが、方向性を誤った男女同質論には疑問を感じざるを得ない。(白鳥記者)
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帰国隊員報告会
青年海外協力隊員として発展途上国に派遣され、帰国した隊員らの報告会が10日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。03年度3次隊で中国、エジプト、パプアニューギニアなどに派遣された隊員らが、現地でしか経験できない珍しい体験談の数々を披露した。
看護師としてマダガスカルに派遣された宮田村の春日広美さんは「病院で掃除をしていたら『看護師はそんな仕事をするべきでない』と言われた。日本でのやり方が受け入れられないことを実感した」などと報告=写真。「生活習慣や宗教などの違いにより大変苦労したが、海外での貴重な経験を今後に生かしたい」と話して大きな拍手を受けた。
報告会に集まった派遣前訓練中の06年度第1次隊候補生らはメモを取りながら先輩の話に熱心に耳を傾け、時折質問したりしていた。 -
駒工生が箕輪町のBDF事業学ぶ
駒ヶ根工業高校機械科の2年生37人は9日、工場見学の授業で箕輪町を訪れ、町のバイオディーゼル燃料(BDF)事業を学び、BDF精製作業場を見学した。
駒工は環境教育に取り組み4年目になる。風力・太陽光発電、日照などの環境観測、燃料電池自動車製作などに取り組み、今年は県の補助を受け、3年生が課題研究でBDF精製機を作る計画をしている。
BDF事業の学習は、自治体がBDF事業に取り組んでいることを学び認識を高めるねらいで、見学コースに組み込んだ。
町役場で住民環境課職員が、「地球環境にやさしいまちづくり」を目標に環境問題、廃食用油のリサイクルに取り組んでいることを話し、BDFの特徴、軽油との比較、精製工程などを説明。精製作業場に移動し、町が導入している廃食用油再生燃料化装置を見学した。
生徒は、小規模施設で精製作業をしていることに驚きながら、装置の内部をのぞき込んだり、廃食用油格納庫を見て、「学校で機械を作るので今後に生かしたい」と話した。 -
駒ケ根市保健補導員連合会活動研究会
駒ケ根市保健補導員会連合会(中原佐知代会長)は9日夜、06年度活動研究会を市文化会館で開いた。保健補導員のほか市内各地区の区長、環境美化推進連合組合長、分館長ら約120人が参加し、補導員の活動などについて熱心に議論したり互いに情報を交換し合ったりした=写真。小グループに分かれた参加者らは「保健補導員活動に思うこと」のテーマでそれぞれ「保健補導員に任せ切りでなく、これからの時代は区長はじめ区全体で取り組む姿勢が求められる」「プライバシー保護にこだわりすぎると有効な活動ができない」などと話し合った。
グループ討議に先立って市保健福祉課は市の医療などの状況について説明。医療費は毎年増加している、生活習慣病の中でも糖尿病の増加傾向が著しい、死亡者の死因は依然としてがんが最も多い竏窒ネどが報告された。 -
からくり時計の演奏に、園児を招待
駒ケ根市上穂町のヤマサン宝飾(宮脇三広社長)は「時の記念日(6月10日)」にちな
み9日から、市内の保育園・幼稚園の園児らをからくり時計演奏に招待している。
初日は小雨の中、東伊那保育園の年少、年中園児60人が来店。店頭のからくり時計を見上げ、じっと盤面が開くのを待った。
音楽とともに、直径約1メートルの時計の盤面が中央から割れ、ウサギやクマ、オウムなどの動物や妖精(ようせい)が飛び出し、「ヤマサンオリジナル曲」に合わせ、くるくると回った。
園児らは「クマさんが出てきた」「小人さん、かわいい」と大喜びした。
店内では中平安司店長から腕時計や掛時計や目覚まし時計など色々な時計を見せてもらった。特に園児らの興味を引いたのは「ボブサップ」目覚まし時計。ボブサップ人形が「ワッハハ」と豪快に笑い「起きろ、起きろ」を連発し、笑いを誘った。
同店のからくり時計は、89年にセイコーが限定20個で制作した物の1つ、同年、駅前店に設置、上穂北の「四季彩館」に移転し、午前10時、正午、午後3時、6時と1日4回、楽しい音楽を奏でている。子供たちに夢を与え「時の記念日」を知ってもらおうと、毎年市内の保育園児らを招待している。 -
かんてんぱぱで第2回桑子の遊び
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで14日まで、「第2回桑子の遊び竏虫ス、陶ふたつの工房展竏秩vが開かれている。素材の温もりが感じられる陶器や漆器などの約500点が、訪れた人を楽しませている=写真。
陶芸、漆器づくりに取り組む上伊那の作家らによる作品展で2年目。今年は、駒ヶ根市の漆工芸作家・竹内義浩さんと、伝統的な粉引(こびき)を用いた作品をつくる中川村の力田駿さん・一氷さん夫妻が手掛ける実用的な器類が中心となっている。
今回竹内さんは「子どもたちに安全な木材でつくる温もりのある漆器を提供したい」と、地元材を使った子ども椀の試作品も出展している。
粉引でつくる「ひび」の表現で、土の質感、素朴さを巧みに表す力田さん夫妻は、季節を感じさせる「アジサイ」「アサガオ」などをモチーフとした作品も多く出展。
独特だが、どこか懐かしさ感じられる作品に魅了されるファンも多い。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は3時まで)。 -
駒ケ根市浄化槽維持管理組合総会
市内各地区の浄化槽設置者らでつくる駒ケ根市浄化槽維持管理組合は9日、06年度総会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。幹事ら約30人が出席し、新年度事業計画・予算案などのほか、任期満了に伴って改選された新役員を承認した。
加盟していた上伊那郡浄化槽維持管理組合連合会が3月で解散したのに伴って規約の改正が行われ、今後は県浄化槽協会と連携して活動していくことが確認された。
北原組合長はあいさつで「地球の環境汚染は一人ひとりの行動の積み重ねによってのみ解決できる。誇りを持って今年も頑張ろう」と呼び掛けた=写真。
新役員は次の皆さん(いずれも留任、任期2年)。
▽組合長=北原儀平▽副組合長=辻本貴、小出隆興▽監事=塩沢一郎、木下修身 -
保育園児が老人施設慰問
駒ケ根市の美須津保育園(吉村千恵子園長)の園児が8日、近くにある老人保健施設エーデルこまがね(福澤亘施設長)を慰問に訪れ、元気な歌や踊りなどを披露してお年寄りを喜ばせた。
年中・年長園児約50人は、集まったデイサービスやケアハウスの利用者ら約30人の前で歌いながら踊ったり、わらべ歌遊びなどを元気いっぱいに演じた=写真。お年寄りたちは「かわいいねえ」「元気でいいね」などと言いながら曲に合わせて手拍子を取ったり、一緒に歌を口ずさんだりして交流を楽しんでいた。 -
『明日に伝える三六災害』発刊
天竜川に関する知識や経験などを住民に伝えようと1986年度から発刊している「語り継ぐ天竜川」シリーズの第60巻として駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)はこのほど『明日に伝える三六災害竏註・H・龍江の水害体験談と子どもたちの取り組み』を発刊した=写真。
1961(昭和36)年に伊那谷を襲った三六災害について、当時の様子を知る飯田市川路地区の関係者らが集まり、恐怖の体験を生々しく語った座談会の模様と、同市の龍江小学校4年生が取り組んだ学習の成果などが詳しく紹介されている。A5判、43ページ。
同事務所と各出張所などで無料配布しているほか、郵送も可(送料実費)。希望者には過去発刊したシリーズも無料で頒布している。問い合わせは同事務所(TEL81・6415)調査課へ。 -
駒ケ根で信州現代抽象画展
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館で「06信州現代抽象画展」が7月18日まで開かれている。県にゆかりの作家でつくる信州現代抽象画会の会員17人が油彩、版画、立体などの作品約40点を展示。個性豊かな表現を競っている。
出展作家は次の皆さん。
天野惣平、碓井伍一、荻久保春雄、加々美豊、白木總一、須藤幹子、高山正弘、滝澤一男、鳥羽佐和、鳥羽賢郎、能勢伸子、林政人、藤澤幸雄、降旗和子、桝田千秋、森本啓子、両角十志男
入館料大人1千円、大・高校生800円、小・中学生500円(土曜日無料)。午前9時縲恁゚後5時30分。会期中無休。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
腹話術で安全講習 井川朋香さん
夫である中沢駐在所の井川久巡査長とともに子どもやお年寄り向けの交通安全教室などに年30回以上も出向き、腹話術の特技を生かした楽しい講習を行う。子どもたちの人気者、人形の「ケンちゃん」を生き生きと操って「横断歩道では手を上げて渡るんだよ」「どうして?」などと軽妙な掛け合いを演じ、子どもたちを笑わせながら身を守ることの大切さを夫婦二人三脚で教えている。
◇ ◇
喬木村生まれ。高校卒業時に友人とともに県警の交通巡視員採用試験を受験して合格。駐車違反の取締りなどの業務に当たった。
腹話術を習得したのは「趣味ではなくて仕事のため。交通安全教室で使うために覚えさせられたんです」。発声の練習を始めて何とか声が出るようになると「練習しているより場数を踏んでどんどん慣れた方が上達が早いから竏秩vという上司の意向で早速講習会に派遣された。
「最初から頭が真っ白でパニック状態! 腹話術は一人二役を演じるのに、人形と自分の声の使い分けができなくなって、もうめちゃくちゃでした」
救いだったのはキラキラした瞳で食い入るように見つめる子どもたちの楽しそうな顔と笑い声。「下手で失敗ばかりしていても子どもたちはこんなに喜んでくれる…。そう思うと『もっと頑張らなくちゃ』という気持ちになれました」
懸命に練習を繰り返し、夢中で経験を積むうちに努力のかいがあってめきめきと上達。子どもたちの反応を見てアドリブを入れたり、人形を繊細に操って表情を表現したりする余裕も持てるようになった。しかしその後、久さんと出会い、結婚して退職竏秩B腹話術との縁も切れたかにみえた。
◇ ◇
数年後、駐在所勤務となった久さんが地域の講習会などでたびたび講師を務めるようになった。「警察官が話をするだけでなく、人形を使った腹話術も見せた方が子どもたちは注意のポイントをしっかり覚えてくれるんじゃないか」という久さんの勧めで腹話術を再開。久しぶりで不安もあったが、体は習い覚えた技を忘れていなかった。
「でもやっぱり失敗はありました。人形に『ケンちゃん』と話しかけるところを、いつも家で呼び慣れている自分の子どもの名前でうっかり呼んでしまって竏秩Bしかも自分ではちっとも気がつかず、後ろで見ていた夫が両手を大きく振って『違う、違う』と大慌て…。子どもを持った結婚後ならではの失敗ですね」
腹話術は疲れる。20分が限度で、講習が終わると強い脱力感に襲われるという。「でもやりがいと満足感はすごく大きい。それに、子どもたちが町で会った時に『ケンちゃんのお母さんだ』と言って声を掛けてくれることがとてもうれしいんです」
(白鳥文男) -
ローズパーティー好評
さまざまなバラに囲まれ、優雅に食事を楽しむ至福のひととき-。駒ケ根市北割五十鈴神社下の手づくりガーデン・喫茶プチ(中城澄子店主)で、「ローズパーティー」が開かれている。
中城さんが設計から土づくり、植栽まで全て手作りしたガーデンは、200種類のバラ、ベル型を中心にした30種類のクレマチス、早春から晩秋まで咲き続ける様々な山野草などを無農薬で栽培するこだわりの庭。数年前から「花を見ながら、ほっとできれば」と庭を開放し、喫茶「プチ」をオープンした。
ツルバラやミニバラ、オールドローズ、スタンダード仕立てなど多彩なバラが庭を彩る6月。「ローズパーティー」と銘打ち、通年のランチやディナーのほか、セットメニューを用意。内容は地元産の材料、ヘルシー志向にこだわった、サラダスパゲティー、季節の野菜料理、ごま豆腐、ケーキとドリンクで1300円。
また、13日午後6時から、グリーンオックス料理長、宮下学さんによるディナー「バラを楽しむ会」もある。
水、日曜日休業、営業時間午前10時から、詳細・予約は(TEL83・3829) -
プロドライバー事故防止コンクール表彰
県警察本部交通部、国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局などが行った第28回プロドライバー事故防止コンクール(対象期間05年7月1日縲・2月31日)で優秀・優良事業所に選ばれた駒ケ根警察署管内3事業所の代表者らが7日、同署を訪れ、山本修作署長から表彰状を受け取った=写真。各事業所とも毎年のように表彰されていて「従業員の教育をはじめ、職場ぐるみでの地道な努力の積み重ねが大切」と話していた。
最優秀事業所に選ばれた伊南乗用自動車は5月30日に長野市で行われた表彰式に出席、表彰状を受け取っている。
表彰されたのは次の事業所。
▼最優秀=伊南乗用自動車▼優秀=赤穂タクシー▼優良=セブン自動車、丸正タクシー -
駒ケ根市高連チャリティマレット大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は6日、第19回チャリティマレット大会を駒ケ根市の菅の台マレットゴルフ場で開いた。開会式では、参加者から800円ずつ徴収して集めた6万円の寄付金を市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付。受け取った竹内会長は、社会福祉のために大切に使う竏窒ニ感謝の意を示した。
競技には112人が出場。27ホール・パー108で優勝を競った=写真。
上位は次の皆さん。
▽総合優勝=小出旭87▽男子 (1)北村積善88(2)中島貞美88(3)原弘志89▽女子 (1)北村みゆき98(2)長野文子98(3)松崎冨美子99▽ホールインワン=横山博美、池上唯夫、小林雅寛、白鳥育良、双松繁一、吉沢規寿子、宮沢友好、熊沢チヨミ、中島保利 -
駒ケ根署員に腹話術披露
駒ケ根警察署中沢駐在所の井川久巡査長夫人の朋香さん(38)は6日、山本修作署長らの招きで同署を訪れ、特技の腹話術を約30人の署員の前で披露した=写真。保育園児や小学生向けの交通安全教室などでは年に30回以上も交通ルールを教えているという朋香さんはいつもと勝手が違う「観客」への戸惑いも感じさせず、人形のケンちゃんを生き生きと操って「横断歩道では手を上げて渡るんだよ」「どうして?」などと軽妙な掛け合いを演じ、見つめる署員らの爆笑を誘っていた。
同署は、駐在所の夫妻が二人三脚で地域の安全活動に取り組む姿勢をぜひ署員に見せたかった竏窒ニ話している。
朋香さんは交通巡視員として駒ケ根署に勤務していた約20年前、上司に腹話術を教えられ、子ども向けの交通安全教室などで披露していた。結婚のため退職した後は演じる機会がなくなったが、久さんが駐在署勤務となったのを機に夫婦で地域の安全教室などに出向き、特技を生かして再び安全意識の啓発に努めている。 -
日系2世女性 着物、ドレスなど寄贈
日系2世で米国カリフォルニア州立大教授の伊奈さつきさん(62)が5日、駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムを訪れ、母の故静子さんが絹業博覧会(1939年、米サンフランシスコ)で着用した着物5着、ドレス2着などを駒ケ根市に寄贈した=写真。3年前に制作した日系人収容所のドキュメンタリー映像を収めたDVDも寄贈し「戦争のため、収容所で苦しんだ日系人がいたことを知ってほしい」と話した。
岡谷市の片倉製糸に数年間勤務していた静子さんは博覧会でファッションモデルと座繰りの実演を務めるために渡米。博覧会で出会ったいたるさんと結婚したが太平洋戦争が起きたため米国内の強制収容所に入れられ、終戦までを過ごした。さつきさんも収容所内で生まれたことなどからドキュメンタリーを制作した。
シルクミュージアムは寄贈された品を今後順次公開していきたいとしている。 -
駒ケ根市環境市民会議
駒ケ根市は5日、06年度第1回の環境市民会議を市役所南庁舎で開いた。一般市民からの公募6人を含む30人の委員のうち約20人が出席し、市の担当者から各種関係条例や会議の位置付け、今後の進め方などについて説明を受けた。互選により座長に小原茂幸さん、副座長に水野益男さんと木下さちゑさんが選出された。
協議に先立ち、新委員7人を代表して牧野郁生さんが中原正純市長から委嘱状を受け取った=写真。
会議は来年3月まで月に1回程度の割合で開かれ、市環境基本計画などについて審議していく。
新委員は次の皆さん。
牧野郁生、宮脇正武、小原茂幸、水野益男、赤須昌子、大沼光明、堺澤政江、城田嘉一