-
シャクヤク見ごろ
駒ヶ根市赤穂の養命酒 駒ヶ根工場の正面玄関前のシャクヤクが見頃となっている。
シャクヤクは、養命酒の生薬として使う研究のため17年前から植え始め、現在は、3000株以上となっている。
観賞用として一般に公開していて、現在見頃となっている。
シャクヤクは今週いっぱいまで見頃。 -
上伊那工業交流プラザ開催
上伊那の製造業者などによる第2回上伊那工業交流プラザが19日、駒ヶ根市の駒ヶ根総合文化センターで開かれた。
これは互いの会社や製品を知ることで、ビジネスチャンスを広げようと、各市町村の商工会議所などでつくる実行委員会が開いた。
会場には交流プラザに参加したおよそ45社の展示ブースが設けられ、訪れた企業の社員が熱心に説明を聞いたり、製品を見学していた。
実行委員会によると製造業界は発注企業と受注企業だけの関係がほとんどで、取引のない企業については、その概要などについてよく知らないのが現状だという。
実行委員会では、上伊那地域は松本、長野に次いで3番目の工業出荷額があることから各企業が技術や情報を共有し生かすことで、ビジネスチャンスが広がるものと期待している。
交流プラザではほかにプレゼンテーションもあり、各企業が自社製品をPRしていた。
駒ヶ根工業高校の生徒や伊那技術専門校で学んでいる人たちも会場を訪れ、ものづくりについて理解を深めていた。
実行委員会では3回目の交流プラザも開催する計画で、製造業の発展につなげていきたい竏窒ニしている。 -
音楽史コンサート6
地元在住のアマチュア・プロの演奏家が、クラシックを披露する音楽史コンサートが、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、6回目となるコンサートが開かれ、世代を超えてステージに上がった。
音楽史コンサートは音楽の歴史をたどろうと、古典を中心に選曲している。
7日は14のプログラムが用意され、伊那市内の小学生2人によるバイオリン二重奏や、木管楽器の五重奏、混声合唱など、さまざまな演奏が披露された。
プログラムを締めくくったのは、クラシックワールド室内オーケストラと、赤穂中学校2年の春日啓一郎君によるモーツアルトのピアノ協奏曲。
春日君の熱の入った演奏に、会場からは大きな拍手が送られていた。 -
堀亮(まこと)さん写真展
伊那図書館では、駒ヶ根市の堀亮(まこと)さんによる写真展が開かれている。
地元を中心に四季おりおりの花や植物のある風景30点が飾られている。
期間は、10日日曜日まで。 -
カントリーカフェでサルサダンス
男女のペアで踊るラテンダンス「サルサ」のワークショップが14日、駒ヶ根市のカントリーカフェで開かれた。
この日は、箕輪町在住で伊那市内でサルサダンスを教えているキューバ人、ヨシベル・シスカルドさんがデモンストレーションを披露し、そのあと一緒に踊りながら、集まった人たちにダンスを教えた。
サルサダンスは、南米のキューバやプエルトリコからアメリカへと伝わったラテンダンスで、男女のペアで踊る。
ある程度ステップは決まっているが、互いに目でコミュニケーションをとりながら踊るため、初めて出会った人でも、一緒に踊ることができるのが魅力だという。
この日は、地元の駒ヶ根市だけではなく、伊那市や箕輪町からも参加者が集まり、ダンスを楽しんでいた。
今後も、定期的にこうしたイベントを開きたいという。 -
新型インフルエンザワクチン接種
優先者の接種始まる基礎疾患を有する人や妊婦への新型インフルエンザワクチンの接種が9日から、県内各地で始まった。
このうち、駒ヶ根市の昭和伊南総合病院では、入院患者やかかりつけの人など、事前に予約した47人にワクチン接種が行われた。
病院を訪れた人達は、問診票に必要事項を記入し、医師の診断を受け、看護師によりワクチンが打たれていた。
長野県によると9日現在、医療機関から報告されている基礎疾患を有する人の予約数は46万6千人余となっていて、国から割り当てられるワクチン数の3倍近い数字となっているという。
県では、複数の医療機関への予約や最優先に該当しない人なども含まれていると見て、確認と調整を進めていく竏窒ニしている。
また、新型インフルエンザワクチン接種は今後も国の示した優先順位に従い、乳幼児や小学校低学年へと段階的に進めていくという。 -
い~なちゃんカード抽選会
加盟店でポイントカードなどとして利用できる伊那市の「い縲怩ネちゃんカード」と、駒ヶ根市などで使える「つれてってカード」の提携1周年記念「東京ディズニーランド無料招待」の抽選会が12日、行われた。
伊那市コミュニティーカード協同組合と、つれてってカード協同組合の役員が、無料招待20人分の抽選をした。
抽選の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市から9人、南箕輪村から1人が当選した。
い縲怩ネちゃんカードとつれてってカードは、去年2月に提携した。
現在、い縲怩ネちゃんカード加盟店が約130店、カード発行枚数は約6500枚。つれてってカードは、加盟店約160店、発行枚数が約1万5千枚。
提携後は、互いの地域から訪れる客も増えているということで、「相互に使えることをPRするためにも、イベントを年に何度か行っていきたい」と話していた。 -
天竜川ゆめ会議
川について考える集い「天竜川ゆめ会議」は18日、駒ヶ根市で開き、参加者から水環境の保全や立木の伐採、治水土砂対策などさまざまな観点から意見が出た。
水環境の保全では、「川を見るとゴミが投げ捨てられているのをよく見かける。住民参加により川を美しくする運動をすすめていくべき」といった意見があった。
またニセアカシアなどの立木の伐採では、「景観の維持や防災面から伐採は必要」との意見が出た。
ほかには「できるだけ多くの人に川に足を運んでもらえるような工夫が必要」といった声も挙がっていた。
天竜川ゆめ会議では、「住民に川への関心を高めてもらい、後世に誇れる天竜川にしていきたい」と話している。 -
アレチウリなど外来植物駆除に県が緊急雇用創出基金導入
長野県は、アレチウリなど外来植物の駆除に緊急雇用創出基金事業を導入することを決めた。
駒ヶ根市で18日開いた川について考える集い「天竜川ゆめ会議」で報告した。
県によると、この事業は緊急雇用創出基金をあて、事業費は4200万円を見込んでいる。
雇用の期間は6月から10月までで、計画では平成23年度までの3年間を予定している。
主な仕事は県が管理している河川とその周辺にあるアレチウリなどの外来植物の駆除で、それ以外には外来植物の分布図の作成も行う。
アレチウリ駆除は根から引き抜く作業が最も有効とされていて、県ではこの事業により河川環境の保全と雇用対策の両面での成果に期待している。 -
信州花便り
飯島町七久保にある千人塚公園の桜が見頃を迎えている。
千人塚は、標高1,000メートル近いため、里より10日ほど遅く咲き始める。
残雪の中央アルプスをバックに、池の周りに700本が咲き誇る。
種類は、ソメイヨシノやヒガンザクラなど。
開花状況は、現在満開でちょうど見頃となっている。
19日までの期間、午後10時までライトアップされているほか、25日には水上花火大会も予定されている。 -
南信州ビール「アップルホップ」など新地域ブランド製品の取り組み発表会3月に、県支援センターが長野市で
県地域資源製品開発支援センターは3月11日午後1時から、製品開発等成果発表会を長野市若里の県工業技術総合センター材料技術部門で開く。同センターは創設から約1年が経過。地域の資源を活用して競争力ある新たな地域ブランド商品を掘りこそうと開発の企画段階から支援し、具体的な支援案件は100件余りに達している。発表会では南信州ビール(駒ヶ根市、宮田村)のリンゴ発泡酒「アップルホップ」をはじめ11件の先行事例をプロセス交えて紹介し、今後製品開発を計画している事業者などの聴講を募っている。
発表は1件15分程度で、南信州ビールのほか針葉樹を使った家具開発のグループや無電力ペレットストーブを開発する企業など、製品化に至るまでの取り組みを紹介する。
参加費は無料。3月8日まで申し込みを受け付けており、定員80人になり次第締め切る。問い合わせ、申し込みは県工業技術総合センター技術連携部門026・268・0602まで。 -
昭和伊南病院改革プラン答申
昭和伊南総合病院の経営改革プランを検討する審議会が11日開かれ、これまでの検討結果を伊南行政組合長の杉本幸治駒ヶ根市長に答申した。
救命救急センターの存続については、今後、県との協議を行いながら検討を進めていく方針。
救命救急センターの存続については、当初の「現状で高度な3次救急を担うには困難」という見解は変えず、今後、県が加わった新たな組織で検討を進めたい竏窒ニしている。
経営再建の方向としては、伊南行政組合側の素案の通り、2年後の平成22年度までに単年度収支の黒字化を目指し、職員数の削減や給料の見直しを行う。
医師の負担を減らす取り組みとしては、届出病床を現在の235床から220床に縮小する。
改革プランは、伊南行政組合議会に示した後、国に提出する予定。 -
駒工でCGの授業
コンピューターグラフィックス技術を学ぶ授業が3日、駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校であった。
外部の専門家を招いての特別授業が行われ、工業科の1年生119人がCGについて学んだ。
これは、CG分野の技術者としての心構えや仕事の進め方について知ろうと行われた。
講師は東京のCG制作会社トランジスタスタジオ社長の宮下義成さんが務めた。
テレビCMやゲームなどを制作している宮下さんは、自ら手がけた映像を写しながらCGが完成するまでの過程を説明した。
宮下さんは、「作品を完成させる上で見せたいところをどうアピールしていくかが重要。それには絵コンテをしっかりつくることが必要」とアドバイスしていた。
ある生徒は、「今日の講義で教えてもらったことを授業の中で生かしていきたい」と話していた。 -
第2回昭和伊南病院運営審議会 - 救急救命センターは存続の方針 -
昭和伊南総合病院の経営改革プランを検討する審議会は1日夜、2回目の会合を開いた。救命救急センターについては「存続を前提に県などと協議していく」方向を確認した。
救命救急センターの今後についての項目では、前回までは「センターの役割の維持は困難な状況」とした文言が含まれていた。
しかし、今回の素案ではその文言を削除。存続を前提に「早急に県の責任で検討するべき」としている。
これは、前回の会議で委員から「救命センター返上を前提に改革プランは議論できない」「組合長の杉本市長が死守すると言っていたが簡単に手放す計画だ」などの意見を反映させたもので、伊南行政組合では「センター維持に前向きな内容になった」としている。
県との連携についてこの日の会議では「これまでの経過の中で県に対する信頼関係が崩れている。信頼関係の回復がない以上、上伊那の医療を県にゆだねるのは危険だ」とする意見も出た。
また、辰野、伊那中央、昭和伊南の経営統合に関する質問に対し、杉本市長は「統合すると中核病院以外は、診療所化してしまう。今すぐ経営統合は考えていない」と答え、公立3病院の経営統合に関して否定的な姿勢を示した。
次回の審議会は11日に開かれる予定で、経営改革プランが固まる見込み。 -
地元こだわり発泡酒「アップルホップ」、飲み比べでグラス傾け
地ビール製造の南信州ビール(駒ヶ根市)は31日、伊那谷産のリンゴ果汁を用いた発泡酒「アップルホップ」の発売を記念して飲み放題で味わう「アップルホップを楽しむ会」を駒ヶ根高原にある同社直営レストラン味わい工房で開いた。ビール通の愛好家や発泡酒づくりに関わった生産農家など約70人が参加。箕輪町産の「シナノスイート」を用いた初回製造分と、飯島町、駒ヶ根市産の「王林」を原料とした2次製造分の飲み比べも楽しみ、地元産果実にこだわった新たな製品の完成を祝った。
生産履歴を情報開示して安全面にも配慮しながら、製造ロットごとに旬の品種を選択するアップルホップ。品種ごとの味の違いも楽しめる新製品として12月から発売を開始し、初回製造の1000リットルはほぼ完売。1月中旬から出荷している2次分も好調で、3月からは「ふじ」が楽しめる。
この日の会場でもシナノスイートと王林の飲み比べができ、両手にグラスを持ちながら味の違いを楽しむ参加者の姿も。宮田村の女性2人組は「王林は飲んですぐに甘みを感じるが、シナノスイートはじわじわと後になって甘さが来る」「思っていたよりさっぱりしていて女性も飲みやすい。飲み比べができるのもいいですね」とグラスを傾けた。
同社は大手ビールメーカーなどとは一線を画すフルーツ王国伊那谷ならではの製品開発を今後も進める考え。竹平考輝醸造所長は「価格だけではない安全安心など消費者は付加価値を求めている」と話した。 -
食と健康の産業観光プロジェクトが養命酒を視察、意見交換
上伊那の食品、飲料を製造する18社が参加する食と健康の産業観光プロジェクトは28日、工場見学の先駆者で近年は心と体の健康がテーマの「健康の森」として見学施設の充実を図り広く敷地内を一般開放している駒ヶ根市の養命酒製造駒ヶ根工場を訪れた。先進企業の取り組みにふれるなかで意見交換。工場見学だけでなく、周辺の自然環境を存分にいかして癒しや感動を与えるさまざまな仕掛けに、出席した経営者からは「お客様を満足させることを常に感じて実践されている。学ぶことが多い」などの声が聞かれた。
1972(昭和47)年の開設と同時に一般見学者を受け入れてきた駒ヶ根工場。大森勉副工場長は「当初は養命酒を知ってもらい、商品のイメージアップを図るために工場見学を始めた。しかし、時代が変わり今は地域にも貢献しリピーターになってもらうことが大切。見学だけでなくプラスアルファの要素を考え、3年前に健康の森を立ち上げた」と概要を話した。
健康の森グループリーダーの関森雅裕さんは「すばらしい空気と森林に囲まれた環境の中で養命酒が作られていることを伝えようと、施設を点在させ敷地内を歩いてもらうようにゾーン分けもおこなった」と説明。
一方で「養命酒は年配の方にご愛飲されているイメージがあるが、健康の森ではそれを裏切るような企画展開も考えた」と語り、スイーツが楽しめるおしゃれなカフェや酒蔵を改装した記念館で行う各種体験講座などを設けたことにより、「家族連れやカップルの来場者が増えた」と続けた。
意見交換で、工場見学に意欲を持っている菓子製造業の経営者は「おもてなしのスタンスが随所にみられる」と感心しきり。「自然を保護しながら事業をやっていることがすばらしい」といった声もあった。
関森さんは、自然と密接した立地関係ならではの苦労にもふれ「従業員にも理解してもらわないとこのような環境でやっていくのは難しい。私たちは20年後、さらに50年後に本来の森の機能に戻していくような考えでやっています」と話した。
同プロジェクトは県の呼びかけによる上伊那地域観光戦略会議の分科会として、昨年末から本格的に始動。食品産業と観光の融合のあり方を探っており、前回も先進企業視察として伊那食品工業で意見交換を行った。
事務局の上伊那地方事務所商工観光課は「できる所から始めていくことが大切では。今回の養命酒さんの取り組みでも、従業員が敷地内の環境整備を徹底していることなど勉強になった」と話した。次回は来月23日に県の担当職員を招いて景観の学習を深める。 -
伊那谷産フルーツ発泡酒「アップルホップ」を楽しむ会31日に
地ビール製造の南信州ビール(駒ヶ根市)は31日午後6時から、伊那谷産のリンゴ果汁を用いた発泡酒「アップルホップ」の発売を記念して飲み放題で存分に味わうパーティー「アップルホップを楽しむ会」を駒ヶ根高原にある同社直営レストラン味わい工房(駒ヶ根ファームス2階)で開く。
参加費は男性3500円、女性3千円の事前予約制で、先着70人限定。アップルホップほか、同社製ビールの飲み放題で、おつまみ中心のビュッフェスタイルで味わう。
アップルホップは12月に発売を開始。地元産果実にこだわった製品づくりの第一弾としてリンゴ果汁を使ったもので、「シナノスイート」を用いた初回製造分はほぼ完売と好評だ。
先日からは「王林」を用いた2次分の出荷が始まっており、パーティーでは2つの品種の味わいを飲み比べることもできる。
「王林はシナノスイートに比べて酸味が弱く、甘みが強い。明らかな品種の差が発泡酒でも楽しめるはず」と、生産を手がける同ビール駒ケ岳醸造所(宮田村)の竹平考輝所長。
パーティーではアップルホップにあう料理も用意され、抽選会などもある。送迎バスもJR駒ヶ根駅から運行(要確認)。問い合わせ、申し込みは同醸造所0265・85・5777、味わい工房0265・81・7722まで。 -
昭和伊南病院経営改革プラン素案示す
伊南行政組合は25日、駒ヶ根市の昭和伊南総合病院の運営審議会を開き、二次救急医療を担う体制を堅持する方針などを盛り込んだ病院の経営改革プランの素案を示した。
経営改革プランは、国のガイドラインに基づいて策定している。
プランでは、救命救急センターについて、「医師不足からセンターの役割の維持は困難」として、今後は伊南地域の二次救急医療を担う体制を堅持する方針を掲げている。
センターの在り方については、「長野県が主体となり検討すべき課題」としている。
また、収支計画では平成22年度に単年度収支を黒字化し、25年度に不良債務を解消することを盛り込んでいる。
不良債務は伊南4市町村で、今年度から6年間に単年度2億円、合計12億円の基準外の繰り出しを求める内容となっている。
委員からは、「救命救急センターを簡単に手放しているように思える」「整形外科、産婦人科、小児科の確保というのが計画の中にない。ぜひ考えてほしい」などの意見が出ていた。
審議会では、プランの素案について2月中旬までに意見をまとめる予定。
上伊那では、伊那市の伊那中央病院と辰野町の辰野総合病院も2月中にプランをまとめるため検討を進めている。
伊那中央病院は、平成22年度を目途に単年度の経常損益を黒字化することなどを盛り込み、辰野総合病院は、病床数を減らしリハビリを中心とした回復機能を有する病院にする方針を掲げている。 -
子どもたちの自然エネルギー活用コンテスト初開催、大賞に赤穂東小エコ委員会
伊那谷の企業20社でつくる伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会(会長・向山孝一KOA社長)は24日、環境活動を幅広く浸透させようと初めての「KIDS自然エネルギー活用コンテスト」を伊那市役所で開いた。自然にやさしい活動を熱心に展開する上伊那の6小学校が参加。ペットボトルに入れた水を太陽熱で温めて清掃に利用するなど、年間数十万円の節電を全校児童あげて実践している駒ヶ根市の赤穂東小学校エコ委員会を大賞に選んだ。
同小では4年前の5年生が愛知万博を訪れ、環境問題に関心を寄せたことを契機に取り組みを開始。エコ委員会が中心となって全校の省エネ活動を推進するほか、反射板を使った太陽熱利用装置も児童自らが手づくりし、各学級で清掃時のお湯として使っている。
審査委員長も務めた向山会長は「校内のみならず家庭や地域社会にも活動の輪を広げ、世界にも目を向けたボランティア活動にもつながている。深く感銘した」と講評した。
残る5校の取り組みも高く評価し、それぞれ特別賞を贈った。参加した小学校の取り組みは冊子にして、伊那谷の全小中学校に配布。コンテストは来年度も学校、家庭などに幅広く呼びかけて行う予定だ。 -
ネクストエナジーが太陽光発電装置のレンタル開始
太陽光発電装置を販売・施工するネクストエナジー・アンド・リソース(駒ヶ根市、伊藤敦社長)は、イベントなどへの利用を見込んで太陽光発電装置のレンタルを始めた。短時間で容易に設営可能。環境への関心の高まりから要望も強く、既に諏訪郡原村のイルミネーション会場や県内の工事現場で使われている。同社は装置の中古販売なども手がけており、その独自性を生かしてレンタルに着目した。利用機会を増やすことで、太陽光発電の普及拡大にもつなげていきたい考えだ。
基本セットは、60ワットの太陽光発電パネル2枚とバッテリー、家庭用電源への変換インバーター、設置スタンドが一式。蓄電により100ワットの機器を約3時間使用可能で最大出力350ワットまで対応する。利用が見込まれる屋外イベントでのマイクやアンプの電源として「十分対応できる」と同社の南澤桂営業マネージャーは説明する。
コンセントに電源をつなげておけば、バッテリーに残量がなくなった場合にも自動的に通常の電力に切り替わるシステムも採用。
通常、同様の装置を購入した場合は4,50万円ほとかかるというが、同社のレンタル料金は基本セット4日間で4万9800円に設定し、さらに太陽光パネルなどを増やす時にはオプションで対応する。
問い合わせは同社0265・87・2070。 -
南信州ビールが地元産こだわりのリンゴ発泡酒発売
地ビール製造の南信州ビール(駒ヶ根市)は12日から、伊那谷産のリンゴ果汁を用いた発泡酒「アップルホップ」を発売する。地元に対する意識を強く打ち出しながら全国に向けて発信。新たな味として地域活性化や観光誘客などにもつなげていく考えだ。傷などで規格外となった果実の新たな使い道ともなり、栽培時の農薬使用記録や果汁糖度が分かる生産履歴「トレーサビリティ」も採用。ホームページ上などで消費者に情報を開示し、安全安心も徹底する。今後もリンゴに限らず生産者の顔が見える地元産果実にこだわった商品を順次発表していく予定で、大手ビールメーカーとは一線を画すフルーツ王国伊那谷ならではの発泡酒の領域を開拓していく。
宮田村にある南信州ビール駒ケ岳醸造所で11日に開かれた発売会見には、発泡酒に用いたリンゴを生産した内山隆生さん(73)=箕輪町木下=、井沢八恵子さん(63)=同町東箕輪=、果実の搾汁を手がけた小池手造り農産加工所の小池芳子代表も出席。井沢さんは6月の降ヒョウで自身のリンゴ畑に大きな被害を受けており、「発泡酒になるとは夢にも思ってみなかった。風味も豊かで口当たりもいい。皆さんに喜んでもらえたら」と笑顔がこぼれた。内山さんも「規格外のリンゴは安値でジュースなど使い道も限られたが、このような新たな加工品に使えれば農家としても助かります」と話した。
「この土地でしかだせない柔らかな味がある」と同醸造所の竹平考輝所長。製造現場では農家が丹精込めて育てた果実の魅力を最大限に生かそうと、繰り返し試作開発が行われた。
にが味を抑えながらホップとリンゴの香りの調和をだすのに苦心したが、努力の甲斐あって絶妙なブレンドをつくりだした。アルコール度数は6.5度と高めだが、ビールが苦手な女性にも楽しんでもらえるやさしい飲み口だ。
今回使ったリンゴ品種は「シナノスイート」で、1000リットルを製造。今後もさらに別の農家が生産したリンゴ果汁で生産を続け、1月末には「王林」、2月末には「ふじ」を用いて販売する。
県の助成も得て今年9月に発泡酒製造免許を取得。新規参入だが「リンゴ以外にも旬のフルーツを使っていきたい」と竹平さん。ナシや宮田村特産の山ぶどう(ヤマソービニオン)なども視野に入れ、さらなる製品開発に夢は広がる。
アップルホップは330ミリリットル入りで500円。同醸造所売店のほか、上下伊那の酒販店や関東方面を皮切りに順次全国で販売していく。問い合わせは同醸造所0265・85・5777へ。 -
冬の風物詩「ザザムシ漁」解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が、1日から解禁となった。
駒ヶ根市の天竜川では、近くに住む菅沼重真さんがザザムシ漁をしていた。
菅沼さんは、ザザムシ取りを始めて25年。シーズンが終わる来年2月28日まで、週に2回漁に出る。
菅沼さんは「これから寒さが増すにつれ、ザザムシの身もしまり、味も良くなる」と話していた。
菅沼さんの家では、ぬるま湯を使い、砂やゴミをしっかり取り、酒や醤油、砂糖で味付けし、近所や親戚に配るという。
伊那市内の天竜川では、平成18年の豪雨災害やそれに伴う護岸工事が行われているため、ザザムシ漁が出来ない。
天竜川漁業協同組合によると、漁の許可を取る人も平成6年の78人をピークに、今年は19人と約4分の1まで落ち込んでいるという。
漁協では、「漁をする人が少なくなっていることや高齢化が進んでいることなどから、後継者不足が心配」と話していた。 -
農水省の地産地消献立コンテストで、駒ヶ根市の赤穂学校給食センター第二調理場が局長賞
農林水産省は17日、都道府県推薦により全国から144メニューがエントリーした「地産地消給食等メニューコンテスト」の審査結果を発表し、駒ヶ根市の赤穂学校給食センター第二調理場が農水省生産局長賞に選ばれた。受賞メニューは、同市内の新たな特産品として農家が生産に取り組むゴマを使った豚肉のゴマ焼きをはじめとして赤穂小学校に提供した「発見!地域食材がいっぱい 駒ヶ根の新しい味 体験メニュー」。地元農産物の活用を通して、生産者への感謝や食の大切さを児童や保護者、地域住民に伝える同調理場の取り組みが高く評価された。
同調理場は、学校の給食時間帯に地元農産物の良さなどを紹介。調理職員が「食のミニ授業」も行い、食の大切さも児童に教えている。
地元食材の使用率は確保が難しい冬期間含めても年間4割に達し、給食で出た生ゴミの堆肥化や揚げ油のリサイクルなどにも取り組んでいる。
同コンテストは地産地消の取り組み推進を目的に、メニュー内容だけでなく、食育や地域農業へのの理解度なども含めて審査。表彰式は12月15日に開く。 -
工房信州の家と南信州ビールが信州ブランドアワードに入選
地域資源を活かした県内のすぐれたブランドを選ぶ「信州ブランドアワード2008」の結果が発表され、上伊那からは伊那市の住宅建設業フォレストコーポレーションの事業ブランド「工房信州の家」と、駒ヶ根市・宮田村の地ビール「南信州ビール」が入選した。県デザイン振興会など産学官で県内ブランドの推進確立を目指す実行委員会が主催し今年で5回目。推薦と公募の計49点から選考し、大賞は「諏訪湖の花火」が選ばれた。
-
県発注建設工事の優良技術者にヤマウラの青島さんと大嶋さん
長野県建設部は12日、県発注の建設工事と委託業務ですぐれた施工管理や意欲的な取り組みをした45社の63人を本年度優良技術者として発表し、上伊那に本社がある企業からはヤマウラ(駒ヶ根市)の青島正三さんと大嶋邦親さんが選ばれた。
2人はともに建設工事部門で受賞。表彰式は25日午後2時から長野市内のホテルで開かれる。 -
花王の前会長後藤さんが講演、駒ヶ根市経営講座
駒ヶ根市経営講座(市など主催)は7日開き、洗剤、化粧品など製造大手「花王」の前会長後藤卓也さんを講師に迎えて地元経営者ら約60人が耳を傾けた。良い製品をつくり販売するには、従業員の力を結集した総合力が不可欠であると説明。組織として全体のモチベーションをあげるコミュニケーションの必要性を指摘し、社員同士が向き合える企業風土の確立が大切と話した。
「100人いて全員がリーダーになれるわけではない。フォローする人の育成が企業の総合力につながる」と後藤さん。普段は光が当たらないが地道に仕事をして企業を支えている社員にも目を行き届かせ、配慮することがリーダーとしての役割と続けた。
「多様の力が発揮してこそ企業が成長していく」とも語り、「社員を大切にしないでお客様を大切にすることができるだろうか。社員がしっかりしないで、お客様に喜んでもらえる仕事はできないはず」と人あってこその企業であることを繰り返した。
資金運用などで利益をあげるような財務活動を花王は一切していないと説明。「ものづくりがメーカーの原点であり、日本の原点。技術力あればこそ、社会に貢献できる」とも。
同社の商品開発などにもふれ、開発力、生産力、宣伝力、営業力など一つでも欠けたら成功しないと話し、「常に危機意識も持ちながら愚直なまでの基本の徹底。本当にやるべきことを常に見直しながら仕事をしなければ」と締めくくった。 -
中央アルプス山麓美酒フェスタ開幕
多彩な地酒を飲みくらべ味わう中央アルプス山麓美酒フェスタ2008が6日、駒ヶ根市で開幕した。地元醸造所4社が、ビール、ワイン、ウィスキー、日本酒、リキュールと自慢の酒の数々を惜しみなく出品。初日は駒ヶ根高原の地ビールレストラン「味わい工房」が会場で、県内外から訪れた約50人が酒と料理のコラボレーションに酔いしれた。
南信州ビール、本坊酒造、長生社、養命酒の各社が、17種類の酒を用意。各種品評会で受賞したり、希少な酒もあり、シニアソムリエの石田通也さんが「「これだけレベルの高い酒が一堂に集う地域は全国、世界をみても数少ない」と紹介し、参加者はグラスを傾けた。
酒にあう料理やつまみも出され、相性も確かめながら満喫。各醸造所の担当者を交えて酒談義もはずんだ。会社の同僚らと一緒に参加した東京の熊谷トシ子さんは「雰囲気がとてもいいですね。もっとお酒が強くならないと」と話した。
7日も午後6時半から味わい工房で同様のパーティー形式で開き、8日は午後4時から同市内銀座商店街の会場で飲みくらべを楽しむ。7日分の当日券は4500円、8日分の前売りは1500円、当日1800円で、ともに定員になり次第締め切る。問い合わせは駒ヶ根市観光案内所0265・81・7700まで。 -
中央アルプス山麓美酒フェスタ6日から
駒ヶ根市の駒ヶ根高原と中心市街地を会場に6日から、中央アルプス山麓美酒フェスタ2008(実行委員会主催)が開かれる。長生社、養命酒、本坊酒造、南信州ビールの地元醸造所4社が参加。和洋の多彩なお酒が楽しめ、駒ヶ根高原の地ビールレストラン味わい工房で開く7日分と、銀座通り商店街周辺で開く8日分のチケットは若干の余裕もあり前売り券を販売している。
昨年初めて開いた「中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会」が好評で、東京からの宿泊ツアーも企画。最終日の8日には市街地の銀座通り商店街周辺に会場を設けるなど、新たな試みも行う。
6、7日は午後6時半から高原の味わい工房が会場で、酒と料理を楽しむパーティー形式。ソムリエやきき酒師など専門アドバイザーや各醸造メーカーの担当者の解説も聞きながら、ゆっくりと楽しむ。
8日の市街地会場は午後4時から同7時までで、同じくビール、ワイン、日本酒、リキュールとふんだんに用意。造り手との交流も深めながら、地元の美酒に酔いしれる。また、午後1時からは各醸造所を訪れるシャトルバスで行く工場見学(無料)も行う。
味わい工房会場の高原の部は前売りは4千円、当日は4500円で、市街地の部は前売り1500円、当日1800円。いずれも定員になり次第締め切る。
南信州ビールの竹平考輝さんは「多くの人に地元の豊かな酒文化にふれてもらう機会になれば」と期待を寄せている。
問い合わせは駒ヶ根市観光案内所0265・81・7700、駒ヶ根市商工観光課0265・83・2111へ。 -
北川製菓が「しっとり野菜ドーナツ」
北川製菓(駒ヶ根市福岡、北川浩一社長)は、野菜ジュースを生地に練り込んだ「しっとり野菜ドーナツ」を全国の生協を通じて販売を開始する。従来にも野菜ドーナツはあったが、濃厚な野菜のうまみを生かして味や食感をさらに改良した。
「ドーナツはしっとりした食感のほうが人気が高い。野菜のうまみを残しながら、ドーナツのやさしい味わいを重ねました」と製造する駒ヶ岳工場(宮田村新田区)の山田一三工場長。従来品よりもさらに生地の配合にこだわり、風味豊かな本格的な味に仕上げている。 -
トーハツマリーンで工場見学会、船外機生産250万台達成で
駒ヶ根市下平のトーハツマリーンは船外機生産250万台達成を記念して18日、一般対象の工場見学会を開いた。地域住民ら訪れた人たちは船外機生産のパイオニアである同社の歴史にふれながら、伊那谷の地で成長を続ける高い技術開発力に関心を寄せた。
昭和31年に日本で初めて船外機生産を開始した同社は、3年前に岡谷市から駒ヶ根市に本社を移転。現在は年産20万台ほどにのぼり、今年8月に生産累計250万台を達成した。国内の船外機メーカーはわずか6社だが、その先駆者として同社は産業からレジャーまで幅広く下支えしている。
この日は組み立て工場の見学や新旧の船外機を展示。また、昭和20縲・0年代に生産していたオートバイなどオールドファンには懐かしい展示品もあり、参加者は熱心に見入っていた。