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大相撲入間川部屋力士
昨年の5月場所、初めてプロの土俵に立った。「緊張して何が何だか分からないうちに負けていた。初日から3連敗。とにかく全然だめだった。4日目にやっとやぐら投げで勝った時には本当にうれしかった」
昨年3月に大相撲入間川部屋に入門し、連日激しいけいこの日々を送っている。現在の番付は序二段の東69枚目。
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小学生のころから体は人一倍大きく、力も強かった。特別なけいこはしていなかったが、市の小学生相撲大会では当然のように毎年優勝していた。
赤穂中学校では体の大きさを生かそうとバレーボール部に入部。「でもほかの人に比べるとどうも動きが鈍くてね、レギュラーにはなれなかった。やっぱり向いていなかったんですかね」
「プロの相撲には特に興味はなかった」というが、元関脇・栃司の入間川親方に素質を見込まれて熱心にプロ入りを勧められ、意を決して中学卒業と同時に入門した。「この道に飛び込むには相当の不安もあったが、いざ入ってみると相撲の経験がない新弟子もけっこう多かったから思ったほど苦にはならなかった」
力士の朝は早い。朝4時半に起床。すぐに土俵でけいこを始め、朝飯抜きで午前11時まで汗をかく。昼飯をたっぷり食べた後は午後6時の夕食まで自由時間。消灯・門限は10時半。「自由時間は仲間と街に出たり部屋で昼寝をする。何をしていてもいいんですけど、自分は外に出るより部屋で本を読んでいる方が好きで窶煤v
相撲のけいこももちろん辛いものだが、歴史と伝統のこの世界にあって何といっても大変なのは兄弟子らとの関係。「相撲界の上下関係は本当に厳しいんで…。怒鳴られるだけでなく、ぶん殴られるなんてしょっちゅう。まあ、それは何か自分に落ち度があったときだけで、理由もなく殴られるわけじゃないですけど…。ほかにもけっこう辛いことがいろいろとあります」
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現在身長192センチ、体重150キロ。「去年入門したときと比べてさほど変わっていないような気がする」というが、周囲の見方は違う。「見違えるほどたくましくなった」「力士らしい風格が身についてきた」「面構えが去年と全然違う」窶煤B師匠の入間川親方も「毎日のきついけいこをよく頑張ってこなしている。これからさらに筋肉がついてくれば、どんどん上を狙っていけるだろう」と成長に期待する。
8月24日には17歳の誕生日を迎える。相撲界での誕生日プレゼントはしごき=いつもに増して激しいけいこだ。「一生懸命けいこを頑張って一歩一歩上に上がっていきたい。目標は関取…いや、幕内です」と決意を語る。その夢をいつかなえてくれるか、楽しみに待っていよう。 -
中央アルプスで数年ぶりコバイケイソウ満開
本格的な夏山シーズンを迎えた中央アルプスで、数年ぶりにコバイケイソウが登山者を出迎えるように満開となっている。一方で、入山者による「踏み荒らし」などのモラルの低さが相変わらず目立ち、関係者は頭を悩ませている。
高山植物等保護対策協議会・南信地区協議会の04年度保護取り締まり状況によると、管内での「踏み荒らし」が483件(前年度比596件減)、「禁止区域への侵入」が203件(同18件減)、ペットの連れ込み・喫煙・昆虫採集などに対する注意の「その他」が185件(同5件減)の順で多い。
登山者などへの保護啓発活動の徹底から、取り締まり件数は減少傾向にあるものの、「踏み荒らし」は突出している状況。写真撮影などで禁止区域へ入る人が後を絶たないという。
関係者は「高山植物は、一度ダメージを受けると、元に戻るのに何十年、何百年と時間がかかる。高山を訪れた際には、この貴重な自然を大切にしてほしい」と呼びかけている。 -
アスベスト研修会
健康への被害が問題になっているアスベスト(石綿)について中南信地区市町村の担当者らに基礎知識を習得してもらおうと県・県教育委員会は11日、駒ケ根市の県看護大で研修会を開いた。施設の管理者、建築・生活環境担当者ら約200人の県・市町村職員が参加し、アスベストに関する講演や取り組み状況についての県の説明などを聞いた=写真。
建設業労働災害防止協会県支部指導員の柴田房夫さんはアスベストの危険性について「飛散しないよう封じ込める対策をとってあれば通常は問題ないが、建物を解体する場合などには空気中に飛散しないよう、設計図書などで施工年月や使用された材料などについて確認し、実際に目で確認するなど綿密な手順を踏むことが必要」と話した。参加者はメモを取りながら熱心に話を聞いていた。
アスベストは繊維性の鉱物で▽燃えない▽電気を通しにくい▽磨耗しにくい窶狽ネどの性質があることから、耐火被覆材として建物の鉄骨や天井などに吹き付けられるなど広く用いられてきた。 -
大施餓鬼(だいせがき)会
先祖の霊が帰るといわれるお盆を前に駒ケ根市の安楽寺で11日、恒例の大施餓鬼(だいせがき)会が営まれた。市内全域の檀家から約300人が本堂に集まり、僧侶の読経が響く中「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら手を合わせて焼香し、先祖の霊を慰めた=写真。法要を終えた参加者らは僧侶らがまいた散華(さんか)と呼ばれる仏の絵を描いた札や塔婆、小旗などをそれぞれ大切そうに抱えて家路についた。
施餓鬼は地獄で苦しむ餓鬼に施しをするための法要だが、人への思いやりや先祖ヘの感謝の気持ちを忘れないよう、お盆に合わせたこの時期に行われることが多い。 -
信州の四季を描く-第5回向井敏一洋画個展
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は「信州の四季を描く-第5回向井敏一洋画個展」を21日まで2階ニシザワギャラリーで開いている=写真。明るい透明感のある筆致で西駒ケ岳、仙丈ケ岳や奥入瀬渓谷などの自然が見せる四季折々の表情を鮮やかに表現した向井さんの作品約60点を展示即売中。6-50号。12万円から。
問い合わせは同店(82・2111)へ。 -
駒ケ根市成人式15日に
今年度新たに496(男性227・女性269)人が成人となる駒ケ根市の成人式は15日午前10時、駒ケ根市文化会館で開かれる。中原正純市長が激励の言葉を贈り、新成人代表の森田美穂さんが謝辞を述べるほか、市民吹奏楽団の演奏や新成人らの意見発表、恩師らによるビデオメッセージの上映などが行われる。
新成人は次の皆さん。
西川明日香、堺澤さとみ、ヤマシタ・ワネッサ・アパレシア、カサイ・アドリアナ・ルミ、加藤史子、倉田さなえ、堺澤恵梨、松澤祐貴、松島綾子、横山麻衣、鈴木真紀、根本高裕、田中敦、西村麻里子、萩元真志、眞島律子、大地茜、高坂由紀、工藤良和、三好圭、吉澤依里子、石澤泰博、山本尚之、倉田真人、倉田優作、橋澤勇太、山本麻衣子、大嶋晃二、小松敦志、多田絵莉、新井亮太、梅澤志穂、小原祐貴、酒井美幸、リュウ・晶、佐藤祐樹、澤田いずみ、田村真一、宮下愛、田中純、松崎一基、三石真奈美、ムタイ・エリカ、有賀史、加藤志織、代田菜つ美、鳥居さつき、中谷仁美、樋掛民樹、ヨシムラ・ジェアン・ビクトル、小島千明、小林文、塩澤武将、遠藤誉之、小平愛、藤岡裕志、北原竜一、北原祐子、小原大樹、小原健太郎、小原隆二、坂藤パロマ、下平絵、塚本美香、佐藤真弓、小平悦代、田中雅美、倉田優生、大澤信、那須野薫、井澤史恵、神崎佳典、杉村優子、竹上茂、小池正敏、塩澤のぞみ、寺澤千恵、戸枝美採、三輪奈那子、水上晃司、太田美紀、柿沢知佳、川添祥子、北ノ原悠太、小原武、小林玲香、五味幸恵、齊藤真奈美、斉藤直樹、坂上知枝美、田上美加子、寺本篤史、原奈津美、樋口奈美、細野航、堀籠希、宮川暁子、山崎浩美、山下恭平、和田広太朗、阿部里美、小椋愛香、木村志麻子、清原朋美、久保田友理、小池真利枝、柑本奈穂、小室真知子、菅沼なつ紀、関城沙和子、正木愛理沙、宮澤あゆみ、吉越一恵、荒井里沙、井上雄介、榎本瞳、紀室友美、小林真由美、五味優美、斉藤友香、佐藤明奈、・ス木美歌、・ス橋恵乃、田中美希、田中良枝、塚平峰也、丹羽真一、太田麻衣子、宮野内明美、池上英樹、伊藤桃子、石澤佐由利、植田朋子、遠藤肇、小澤あづ紗、宮澤一平、野上智弘、池上雄太、畑口茜、降旗あず美、松井智樹、大槻友基、斉藤綾、榎本太朗、本間裕之、倉田早貴、吉川亜紀、鈴木滋、宮島知香、小平美菜子、小口晋太郎、今井譲、小倉静江、氣賀澤太基、久保田洋平、佐藤豊子、森和雄、米山沙織、暮石郁美、矢澤佐織、粟野智久、冨安美和子、中村洋子、矢澤有希、山本由香、米山香織、米山千秋、米山賢治、土屋祐紀、岩崎文哉、岡田賢有、松崎健太郎、小倉麻衣、河上夏紀、小林あづみ、小林豊、堺澤剛、七森美江、福澤尋翔、小林真希、渋谷恵、瀧澤うた子、木下仙子、小町谷侑紀、・ス森友美、・ス森弘輝、西澤昌志、原科正太、松下卓哉、宮崎望、山口裕、青木望、鈴木裕介、オツカ・タイザ・ラケル・デ・ソウザ、武田雄児、中島祥、仁科真由美、林広夢、三澤夕紀、青木満、太田学慈、岡崎志麻、吉川保、倉田禎寛、寺澤拓人、本多紗弥子、福島和裕、村上茜、長野睦美、小林孝則、前橋洋平、鈴木公平、アンニヨ・エンリケ・リカード、中島裕幸、福澤圭、坂下都由紀、倉田悠、原真理子、林広夢、下平貴史、小椋愛香、伊藤友美、服部光恵、花塚真理子、横田博之、篠原梢、唐澤恵梨、唐澤甲一、境貴一、水田智裕、渋谷学、上沼恵弥子、小林義成、小松原千沙、小林光穂、小松恵太、阿部由夏、田中奈月、アラシロ・ミレナ、米澤潤、児之原舞、瀧村ひとみ、手塚新一、平栗洋紀、福澤健太、下島繁、木下和歌子、唐澤恵梨、気賀澤佐恵、大口芙美、田中紗奈恵、遠藤麻衣、氣賀澤真希、二ツ木弘幸、米山裕二、市村里美、小林沙樹、足立佑介、新井ひかり、山口亜希子、小町谷みさき、小松英敏、山崎慎也、米村浩一、松崎将和、中城真衣、中坪美希、中坪智幸、松崎隆治、宮澤俊哉、宮澤達也、気賀沢強、小田原多恵子、戸枝要、中原智恵、所河美貴、小出大毅、波多野芳恵、平澤李沙、菅原奈緒哉、小林裕輔、田中雅美、細田美帆、吉澤恵、渡部あゆ美、石田涼子、山田明倫、鈴木貴子、野溝友里、加藤沙織、水田憲二、下島季也、原久徳、小澤うらら、小池知毅、中島淳、赤澤美穂、久保田湖乃美、小島真、宮下樹里、渡辺隆志、井口梓、伊藤真一、片桐光彦、上村章一郎、小林祐二、肥野克隆、村澤友香、山本誠、芦部麗子、伊藤恒太、川上直人、木下友博、小松麻由、小松孝規、下村文人、竹澤留美、中山香寿美、野村真吾、秦裕基、松崎容子、松崎千春、和田智之、伊井島早苗、岩下冴子、米山隆之、大場信吾、小池藍子、・ス坂幸明、近藤寛樹、佐野政幸、菅沼和樹、松村香、米澤大輔、小出和実、北原慎治、有賀祐介、田中啓司、片桐光彦、日高千絵子、伊藤美根、森良平、木下真菜美、寺澤敦、林佑希、山内良平、竹村友美、西田大祐、大原千夏、小松明美、中澤知世、水上昌彦、中村弥生、石田裕樹、前田幸春、小林一三、田中良枝、増野奈央、唐澤健、守屋奈美、櫛田未来、小松彰裕、中村茜、新井貴昭、牧内望、田川フランシエレ、船戸由美子、小笠原未紅、小池哲志、小松加苗、井戸昌幸、小出しのぶ、林秀美、張山晃広、松澤幸恵、小口秀司、唐澤基央、平田哲也、廣山裕一、藤木宏幸、本島佳樹、渡邊鉄也、小松紗織、中島あゆみ、廣末和人、刈間英文、村澤祐大、植木美香、松崎孝俊、大宮ひとみ、木下もなみ、平澤李沙、矢野太郎、原由佳、菊池さゆり、小林奈緒美、宮澤智和、赤羽友幸、池上貴彦、井出佳耶乃、大平駿、後藤真由美、湯澤淳、カルバリオ・ルシアノ・ヒトシ、塩澤晋平、長谷部みのり、山田健、青山志帆、辻本貴久、林隆成、宮嶋応治、朝田美香、大脇恵、五味奈緒子、田中春樹、水上賀重子、山田真、山中綾、山宮浩平、藤澤加奈、戸田純子、小出一貴、遠山幸一、林裕美、林裕輝、村上将太、北澤貴史、林周平、北原秀一、林洋子、湯澤伸一、木下直樹、所河奈津子、木下奈美、竹村美沙子、木下義和、森路歩、竹村仁志、北原充、林智広、下平さゆり、下平ゆかり、竹村美希、竹村のぞみ、寺平良太、宮脇奈美子、宮下裕介、宮脇さやか、下平美菜、林美緒、岩見京子、宮下弘志、久保田至、宮下浩輝、熊谷さゆり、小松由佳、下平麻弥、小松大剛、竹村美香、米村司、上村絵里香、草野美咲、下平紗衣子、下平祐一、宮脇いずみ、竹村勇人、竹村幸奈、小林茜、小林太一、北原聡、下島亜弥、下島哲夫、宮脇志をり、水野和美、坂間岳志、下島裕、原直紀、市村恵介、今井俊光、小木曽野麦、山岸沙矢香、上村暁美、木下暢、赤羽孝之、今井哲也、久保田菜奈、久保田唱、竹村由美、馬場美歩、福澤弥生、森田美穂、大沼有希恵、大沼憲信、リマ・ジョズエ・ジュニオル、シキエリ・ベアトリス・キヨミ、ヒグチ・リタ・デ・カシア -
いのちを育む体
駒ケ根市教育委員会・性教育プロジェクト会議は今年度中に7回の開催を計画している「親のための知恵袋学習会」の第2回講座を9日、駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が集まり、助産師の戸枝順子さんの講演「いのちを育む体」を聞いた。
戸枝さんは女性の生殖機能について医学的な見地から詳しく解説。妊娠の仕組み、年齢による変化などを分かりやすく説明した。
講座は来年1月にかけて月1回開かれ、それぞれ助産師、医師、警察官、教諭らを講師に招き、性に関する問題について広く考えていく。 -
わくわくワールド体験キャンプ
駒ケ根市教育委員会・同市国際理解教育委員会は10・11日、小学校高学年の児童を対象にした「わくわくワールド体験キャンプ」を駒ケ根青年海外協力隊訓練所やふるさとの家などで行った。市内の小学生12人と小学校教諭9人が参加し、米・英・カナダ人のAET(英語指導助手)らと異文化体験ゲームやバーベキューを楽しんだり宿泊体験などを通じて、普段知る機会の少ない遠い外国の文化に触れた。
3人のAETらは英語と片言の日本語でそれぞれ自国のことについて紹介した。米国人のマットさんは「ぼくの育ったシカゴのピザは大きくて厚くてとてもおいしい。みんなビザは好き?」などと陽気に話し掛けた。英国人のハンナさんは「ベッカムもハリ窶煤Eポッターもイギリスよ」とお国自慢。児童らは本場の英語の発音がなかなか聞き取れない様子で、首を傾げたり隣の友達とひそひそ話し合ったりしていた。
最初は緊張気味の表情を見せていた児童らだったが、身振り手振りや片言の英語での会話を繰り返すうち徐々にAETらと打ち解けて笑顔も出るようになり、ふるさとの家でのバーベキューや文化センターでの調理などを存分に楽しんでいた。 -
小学生重傷
10日午前9時5分ごろ、同市下平の会社員木下弘一さん(43)の長男で小学2年生の翼君(7歳)が自宅前の市道上に停車中の普通乗用車を降り、自宅に戻ろうと道路を横断しようとしたところ、対向車線を時速約40キロのスピードで走ってきた同市下平の公務員近藤利三さん(33)運転の普通乗用車にはねられた。翼君は頭を強く打つなどの重傷だが命に別状はないもよう。駒ケ根署は双方の不注意とみてさらに原因を詳しく調べている。
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一本の道を生きる
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館は9・10日、中学生を対象にした絵画制作ワークショップ「一本の道を生きる」を同館で開いた。赤穂、駒ケ根東、宮田各中学校の美術部生徒ら約40人が参加してゴッホ、ピカソなど一筋の道を歩いた画家らについての講義を聞き、「道」をテーマに絵画作品を制作した。
講師の府中市美術館館長、多摩美術大教授の本江邦夫さんが「ゴッホとゴーギャン」「ピカソとマチス」について講義した。画家の生涯や作品などについて詳しく聞いた生徒らは、与えられたテーマ「道」についての作品をそれぞれ制作。クレヨンや絵の具などを使い、真剣な表情で画用紙に向かった=写真。苦労して描き上がった絵は本江さんと同館副館長の松井君子さんが講評。「色彩に重みがあってよい」「着眼がよく、透明感がある」などと好評価を受ける一方で「作品の中に強く訴えてくるものがない」など手厳しい批判も。生徒らはうなずきながら講評に耳を傾けていた。 -
特別職報酬等審議会
市長、助役らの給料や市議会議員らの報酬について審議する駒ケ根市特別職報酬等審議会は9日、05年度の第1回会議を市役所で開いた。委員10人中9人が出席し、特別職の報酬・給料月額の改定の金額・時期について中原正純市長の諮問を受けた。正副会長には渋谷敦士さん(駒ケ根商工会議所会頭)池上重雄さん(市高齢者クラブ連合会会長)がそれぞれ選出された。
今年度の給料・報酬月額は▽市長=79万5千▽助役=67万▽収入役=60万9千▽教育長=58万5千▽市議会議長=38万3千▽同副議長=32万6千▽同議員=29万8千窶煤Bいずれも01年度をピークに段階的に削減されているが、04年度からは据え置きとなっている。
第2回会議の日程は未定だが、市長への答申は2、3回の会議を経て行われる見通し。
委員は次の皆さん。
▽会長=渋谷敦士(駒ケ根商工会議所会頭)▽副会長=池上重雄(市高齢者クラブ連合会会長)▽委員=坂本喜代美(市女性団体連絡会会長)岡田敦子(同副会長)佐々木祥二(市区長会長)塩澤和彦(駒ケ根青年会議所理事長)下島公平(上伊那農業協同組合常務理事)鈴木明(改革と創造へのまちづくり推進市民会議副座長)竹島昌治(市金融団)矢沢克巳(日本労働組合総連合会県連合会上伊那地域協議会副議長) -
石ころウォッチング
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は6日、親子・こどもふれあい事業8月の巻「石ころウォッチング」を開いた。夏休み中の親子連れなど7人が参加し、岩石の基礎知識について説明を聞いた後、駒見大橋上流の天竜川の河原で石の分析作業にチャレンジ。手に取った石を見て「これは白っぽくて黒い粒があるからカコウ岩かな?」などと言いながら記録用紙に記入していた。
講師は化石が専門で鉱物にも詳しい明星高校(東京都府中市)教諭の北村健治さん=駒ケ根市出身=。1963年、長谷村の戸台でアンモナイトの化石を初めて発見したことで知られる。北村さんは参加者に「石の色、大きさ、形など大まかな仕分けをしてね。結晶の並び方まで分かれば種類が特定できます」と説明。「黒っぽいのか灰色か白っぽいのか、まず色から見始めてください」と呼び掛けると参加者は早速近くの石を手に取って「えーと、この石は…」と熱心に観察していた=写真。 -
ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ-北原名田造市長のこと」
駒ケ根市の赤穂公民館は6日、ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ-北原名田造市長のこと」と題した講演会を同館で開いた。7月の講演会「福澤泰江村長のこと」に続く2回目の開催。約20人が参加し、駒ケ根の基礎を築いた大先輩についての話を聞いた。
講師は北原元市長の下で仕事をしていた元市役所職員の中村源三さん。中村さんは「北原さんは気骨の人だった。ずば抜けた発想と実行力を持ち、博学で高い教養もあった上、政治家の枠を越えた思想家であり、哲人でもあった」と評価し「社会党員であったため、アカなどといわれることもあったが、幼いころからの意志の強さにより、信念を変えることはなかった」とその人柄を振り返った。
北原元市長は1894(明治27)年、赤穂村で生まれ、東京帝国大を卒業後、県議会議員を経て1956年、駒ケ根市長に初当選。以後3期12年にわたって市長を務め、産業などの発展に尽くした。 -
夏休みおたのしみ会
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は6日、幼児と小学生を対象にした「夏休みおたのしみ会」を同館視聴覚室で開いた。約20人の親子らが集まり、クイズや大型絵本、パネルシアターなどを楽しんだ。
参加した親子らは南国風の衣装をまとった図書館職員らと一緒にフラダンスを踊って互いに打ち解け合ってからクイズに挑戦。絵本に登場する動物などの名前を「簡単だよ」などと言いながら、すらすらと答えていた。手遊びでは『お弁当の歌』を歌いながら楽しそうに手を動かし、大型絵本の読み聞かせやパネルシアターでは目を輝かせ、夢中になってページや画面を見つめていた。 -
5号公園オープンセレモニー
駒ケ根市の国道153号伊南バイパス建設に伴う南田市場土地区画整理事業で市が整備を進めていた5号公園がこのほど完成し5日、現地でオープンセレモニーが開かれた。市職員のほか地元小町屋区の代表ら約20人が出席し、テープカットをして公園の完成と供用開始を祝った。園内に植えられている記念樹のヒイラギを寄贈した今井金文さん(80)=小町屋=には感謝状が贈られた。出席者のほか、経塚保育園の年長園児ら約30人も参加して花壇に花の苗を植え付け、待ち望んだ供用開始に文字通り花を添えた。
公園の愛称は、脇を流れる七面川に架かる「のぞみ橋」がすぐ近くにあることや、公園から中央アルプスが美しく望めることなどから「のぞみ公園」と名付けられることが発表された。管理は地元住民も積極的に協力して行っていくという。
公園は面積1200平方メートル。広々とした全面芝生の敷地にせせらぎ水路が流れ、モミジとヒイラギの巨木のほか、ログ調のトイレ、倉庫、手押しポンプ、木製ベンチなどが配されている。事業費は2211万3千円。続いて市は今年度中に4号公園の完成を見込んでいるほか、1窶・号公園は09年度までの完成を目指している。 -
夏休み演劇セミナー
演劇の面白さをもっと知ってもらおうとNPO法人こまがね演劇文化創造劇場は4日、夏休み演劇セミナーを開講した。駒ケ根市のほか伊那市から中学生、高校生ら13人が参加し、ゲームなどを通して楽しく演劇の基礎を学んだ。
講師は劇団昴に所属するプロの演出家河田園子さん。「演劇に必要なのは想像力と表現力。ゲームなどを通じて楽しく力を伸ばしていこう」と呼び掛けた。約半数が演劇部に入っているなど演劇の経験があるためか、参加者らは臆することなくゲームを楽しみながら、与えられた課題に笑顔で取り組んでいた。
セミナーは駒ケ根市文化会館を会場に7日まで4日間の日程で開かれる。 -
コオイムシの生態
駒ケ根市立博物館は21日まで中原寧之さんの昆虫写真展「コオイムシの生態」をロビーで開いている=写真。雌が雄の背中に100個余りの卵を産み付け、孵化するまでそのまま背負い続けるという珍しい習性を持ったコオイムシの生態を撮影した34枚のパネル写真を展示し、分かりやすく、興味深い解説文をつけている。
中原さんは同市福岡在住のアマチュア写真家。ハッチョウトンボで知られる南割公園のトンボの池にコオイムシが生息していることを今年6月に発見し、その生態の撮影を続けてきた。
午前9時30分窶伯゚後6時30分。月曜日休館。問い合わせは同博物館(TEL83・1135)へ。 -
おもしろ科学教室
駒ケ根市の東伊那公民館(細谷悦子館長)は5日、第4回親子文庫かみしばい会「おもしろ科学教室」を同館で開いた。夏休み中の小学生約20人が参加し、講師の三溝祥三さんの指導で工作「ふしぎなプロペラ」と体験「ヒトの体のふしぎ」を楽しんだ。
「ふしぎなプロペラ」は割りばしの先端に紙やプラスチックの羽を画鋲で取り付け、はしの側面をこすって振動を与えると羽が回りだす窶狽ニいう竹トンボに似た形のもの。三溝さんは「いろいろ工夫してみてください。どうすればよく回るかな?」と問いかけた。子どもたちは相談しながら、材質や大きさが異なるプロペラを、ああでもない、こうでもない窶狽ニ代わる代わる取り付けて試したり、割りばしの側面にカッターやのこぎりでギザギザの切り込みを入れたりして、うまく回るまであきらめずに何回も挑戦を繰り返した=写真。どこかで「回ったよ!」と興奮した声が上がると子どもたちは「どこどこ?」と周りに集まってじっくり見つめ、早速同じ方法を試してみたり、さらにうまく回そうと新たな工夫を加えたりしていた。 -
子ども相撲教室最終日 大相撲入間川部屋
駒ケ根青年会議所夢少年委員会が主催する子ども相撲教室は全4回の日程の最終日となる6日、駒ケ根市で夏合宿中の大相撲入間川部屋の力士10人を同市切石公園の土俵に迎えて開かれ、参加した小学生男女約40人が大きな胸を借りてのぶつかりげいこなどに汗を流した。
しこを踏み、すり足を繰り返して体を馴らした後、子どもたちは一人ずつ力士に向かってぶつかりげいこ。張り切って思い切りぶつかっていくが、もちろん力士らはびくともしない。「気合が足りないぞ」「もっと強く押せ」と土俵の周りで見つめる力士から声が飛ぶ。相手を土俵から押し出さなければ次に交代できないとあって子どもたちは必死の形相で力を込め、やっとのことで力士を押し出すと疲れ切った表情で「ありがとうございました」と礼をしていた。
けいこの後はそろってちゃんこ鍋を囲み、楽しく相撲談議に花を咲かせた。 -
納涼シルクまつり
駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムとふるさとの家で6・7日、納涼シルクまつり(実行委員会主催)が開かれた。地鶏を使った焼き鳥やおやき、焼きトウモロコシなどを販売する東伊那の味コーナー、地元産の新鮮な花・農産物の直売コーナーなどのほか、ヨーヨー、わたあめなどの屋台が設けられた。照りつける強い日差しの下、スイカが無料で振る舞われるコーナーには行列ができるなど、会場は訪れた観光客らでにぎわった=写真。
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サンポークリーン作戦
駒ケ根市に本店をおく不動産業サンポー(北村武夫代表取締役)は2日、地域の環境整備に協力しようと市内道路のクリーン作戦を行った。社員25人が出て、店舗の前を走る道路の両側約500メートルにわたって、捨てられたごみを拾い集めたり、緑地帯に生えた草をむしったりした=写真。集めたごみや草はごみ袋10袋になった。
同社は年3回のクリーン作戦を計画。今回は5月に続き、2回目の実施。次回は11月に行う予定という。 -
夏休み小学生演劇体験スクール
こまがね演劇文化創造劇場は4日、今年で9回目となる「夏休み小学生演劇体験スクール」を駒ケ根市文化会館で開講した。6日までの3日間の日程で低学年、高学年のコースに分かれて参加した計40人の児童は、講師を務める劇団昴のプロ演出家三輪えり花さんの指導により、さまざまなゲームで体を動かしたり絵を描いたりして楽しみながら、想像力を伸ばして全身で表現していた。
三輪さんが「目を閉じて、体がゆっくりと溶けていくことを表現してみて」と呼び掛けると、子どもたちはゆらゆらと動きながらだらりと床に寝転んだ。「次は卵から生まれてくる。何になったかな?」の呼び掛けには、四つんばいになってゆっくりと歩いたり腕を広げて走り回ったりしながら「あなたは誰」と互いに質問し合っては「ライオン」「チョウチョ」「カエル」などと弾けそうな笑顔で答えていた。 -
駒ケ根市議会第6回臨時会
4日、駒ケ根市議会は第6回臨時会を開き、▽05年度一般会計補正予算案▽高校改革プランに伴う再編整備候補案の白紙撤回を求め駒ケ根工業高校の存続を求める意見書窶狽フ2件について審議し、いずれも原案通り可決して閉会した。
05年度補正予算は歳入歳出それぞれに327万円を追加し、予算総額140億8332万円とするもの。歳入では県のコモンズ支援金として807万円の増額。歳出では同支援金事業として▽道路愛称名標識設置事業(120万円)▽いつでもお年寄りとふれあい育ちあいモデル事業(70万円)窶狽ネどが計上された。
議員発議による駒工の存続を求める意見書は、県教育委員会が6月に示した駒工を赤穂高校に統合するなどとした再編案の白紙撤回を求めるもの。意見書は県知事、県教育委員会委員長、高校改革プラン推進委員会第3通学区推進委員長らに宛てて数日中に提出される。 -
駒工存続を願う大集会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編整備候補案を公表したことを受けて駒ケ根工業高校同窓会(三浦靖幸会長)は3日夜「駒工存続を願う大集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。同窓会やPTAの関係者ら約100人が参加し▽再編整備候補案を白紙に戻すこと▽地域住民の声を反映した議論をすること▽各学校が積み上げてきた成果を十分に検討すること窶狽ネどを推進委員会に求める集会宣言を採択して全員で「頑張ろう」を三唱し、駒工存続に向けての決意を新たにした=写真。
三浦会長は「この会を契機として署名活動をさらに協力に推進し、駒工存続を勝ち取ろう」とげきを飛ばした。参加者からは「上伊那の基幹産業は工業だ。地元企業を支える工業高校がなくなるのを許すことはできない」「駒工の統合・廃止は地域の弱体化にもつながる。将来のためにも独立した工業高校として残さなければならない」などの意見が相次いだ。
駒ケ根工業高校は1942年、赤穂農商学校福岡農場として発足、61年に工業課程が新設され、64年に赤穂高から分離独立した。現在機械、電気、情報技術の3科に計約330人の生徒が学ぶ。卒業生の進路はこの10年間進学と就職はほぼ半数ずつで推移し、就職先の大半は地元の製造企業。 -
収容所で生き延びる
「ここはどこだ?」眠りからさめ、ぼんやりした目で見回すと周りは死体だらけだった。「…ここは収容所の死体置き場らしい。そうだ、発疹チフスにかかり、高熱が出て意識不明になった。そして回復の見込みなし窶狽ニして捨てられたのだ」零下30度の吹きさらしの中で少しずつ意識がはっきりしてきた。
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1945(昭和20)年に応召し、精鋭の関東軍特殊部隊に入隊。大陸で鉄橋や線路を爆破するなどの任務に当たっていた。
「ソ連・満州の国境付近に駐留していた8月9日の未明、突如として歩哨の『ソ連軍侵入!』の悲鳴が響いた。中立条約を一方的に破ったソ連の侵攻が始まったのだ。警戒はしていたものの、不意を突かれて味方部隊は大混乱に陥ったが何とかその地に踏みとどまり、終戦を知る8月28日まで必死でソ連軍と戦い抜いた」
戦争は終わったが、捕虜となった後は酷寒の収容所で飢えと病との戦いが始まった。
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敗戦翌年の1月、死体置き場から生き返って兵舎に戻ったものの、下着や靴下、手ぬぐいなどの持ち物はすべて「形見」としてほかの兵のものになっていた。「収容所では栄養不足を補うためそれぞれの兵が現地人との物々交換で食料を得て何とか生きていた。病気の癒えない身でその手だてを失っては生き延びるのはほとんど絶望だった」体重は応召時の65キロから30キロにまで落ちていた。
栄養失調で衰弱は進み、今度こそ本当に死体置き場行きか窶狽ニ思い始めたある日、曹長から呼び出しを受けた。何事かと思い、直立不動で言葉を待っていると「貴様は上伊那出身か」と聞かれ「そうであります」と答えると「そうか。おれもだ」と笑顔が返ってきた。「よし、これを食っていけ」と出された食事は初年兵の身分には考えられない、バターをかけた米の飯、野菜や魚の缶詰など窶煤Bしかも「これからは毎晩来い」との信じられない言葉。「こんないいものが収容所にあったのかと思うほどだった。お代わりまでさせてもらって…。その後収容所が閉鎖になるまでの2カ月というもの、この食事のおかげで体力を取り戻すことができた。まさに地獄に仏でした」
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収容所を出て10月に佐世保にたどり着くまでになめた苦しみは「筆舌に尽くしがたく、生きるためだったとはいえ、とても人に言えることではない。このまま墓の中まで持って行くより仕方がない…」。
あれから60年。また8月がやってきた窶煤B
(白鳥文男) -
全日本ジュニアテニス選手権大会出場激励
ダンロップ全日本ジュニアテニス選手権大会(5窶・0日、大阪市)の14歳以下ダブルスに出場する駒ケ根市立東中3年の滝澤紗耶香さん(14)は3日、母親の美千子さん(41)、同市硬式テニススポーツ少年団長の古谷和男さんとともに市役所を訪れ、中原稲雄教育長の激励を受けた。滝澤さんは「全国のレベルは高いが1回戦は必ず勝つ。頑張っていい成績を残したい」と力強く決意を語った。
滝澤さんは小学3年からスポーツ少年団でテニスを始めた。古谷団長は「男子選手に劣らないハードヒッター。全国の選手が集まるあこがれの舞台でどこまで通用するか楽しみだ」と期待を寄せる。
ペアを組む渡辺彩さん(松本市立高岡中2年)とは昨年12月に行われた大会のシングルスで戦った間柄だが、試合直後「ペアを組みたい」と申し出があったという。2人は週1回程度松本市で練習を重ね、7月の北信越大会(福井県)で優勝して晴れの全国大会出場を決めた。ダブルスには全国から32ペアが出場、トーナメントで優勝を争う。滝澤さんペアの初戦は大会初日の5日。 -
入間川部屋夏合宿
駒ケ根市で毎年夏合宿を行っている大相撲の入間川部屋が今年も来駒した。3日、元関脇栃司の入間川親方と同市北割一区出身の力士池戸らが市役所を訪れ、中原稲雄教育長にあいさつした。
入間川親方は「涼しい上、けいこの後には温泉にも入れる。こんないい環境の合宿地はない」と笑顔で話した。昨年3月に入門し、現在序二段(東69枚目)の池戸は「先場所負け越した悔しさをばねにして9月場所でいい成績を残せるよう頑張りたい」と合宿に向けての抱負を語った。
中原教育長は「池戸君は中学生のころから大きくてよく目立っていた。このところ一段とたくましくなって心強い。ぜひ頑張って」と激励した。
合宿に訪れたのは親方をはじめ力士12人のほか床山ら計15人。力士らは同市滞在中、けいこの合間をぬって子ども相撲教室や交通安全キャンペーンなどに協力するほか、8日には池戸の出身園でもある北割保育園を訪問することにしている。 -
赤穂中学校職場体験
駒ケ根市の赤穂中学校2年生9人が1日、職場体験で駒ケ根警察署を訪れた。向山静雄署長の講話を聞いた後、警察官の仕事について説明を受けたり、鑑識係の指導で似顔絵の描き方や指紋の取り方などを体験した。
犯人を逮捕するために大切な手掛かりとなる似顔絵の描き方体験では、鑑識係の担当者が描き方のこつを伝授した。生徒らは2、3人が組になって教えられた通りに互いの顔を画用紙に描いたがなかなか似ず、絵を見ながら笑い合っていた。
指紋採取の体験では、ドラマや映画などで見る専用の道具を実際に使い、瓶や紙に残された指紋を取った。鮮やかに浮かび上がる指紋を見て生徒らは「すごい」「面白い」などとしきりに感心していた=写真。
生徒らは「警察の仕事は思っていたよりも大変そうだが、やりがいもあると感じた」「今まで知らなかったいろいろなことが分かって楽しかった」などと感想を話していた。 -
自転車の中学生が重傷
3日午前8時20分ごろ、駒ケ根市東伊那の市道交差点で、伊那市伊那部下新田の無職久保村千代里さん(60)運転の普通乗用車と駒ケ根市東伊那の中学生片桐僚佑さん(14)の自転車が出会い頭に衝突した。片桐さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが右下腿部骨折の重傷。久保村さんにけがはなかった。駒ケ根署で事故の原因を調べている。
現場は見通しの悪い丁字路で、信号機や一時停止の標識などはない。
この事故で今年同署管内の交通事故件数は140件、負傷者数は203人となった。 -
紙芝居をつくろう
日本の文化である紙芝居の制作を通して、イメージを絵にする喜びを知ってもらおうと駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館は2・3日「紙芝居の伝承と発展窶伯セい伝え、見伝え、聞き伝え窶博・ナ居をつくろう」を同館で開いた。駒ケ根市のほか伊那市や箕輪町から小中学生や一般の男女約60人が参加し、童謡や小説のイメージを絵に描いて紙芝居としてまとめた。
松井君子副館長は「絵が苦手という人もいるが、どの絵もみな素晴らしい。上手い下手という先入観は持たず、自信を持って素直な気持ちを大胆に表現して」とあいさつした。
紙芝居の制作に取りかかるのに先立って絵のイメージを膨らませるため、駒ケ根市の女性コーラスグループ「ともがき」が約20曲の童謡・唱歌を披露した。じっくりと曲を聴いた参加者らは数人ずつのグループに分かれ、早速画用紙に向かってクレヨンや鉛筆、絵筆を走らせた=写真。
約1時間後、完成した紙芝居をそれぞれのグループが発表。「夕焼け小焼け」や「どこかで春が」「しゃぼん玉」などの歌のイメージを表現した個性豊かな作品に大きな拍手が送られていた。