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赤そばの収穫
箕輪町上古田金原にある赤そばの里で15日と16日に収穫作業が行われました。
広さ4.2ヘクタールの赤そばの里は、9月末に見ごろを迎え、今は、そばの実が茶色く実っています。
収穫したのは、地元上古田の赤そばの会で、2台のコンバインで刈り取っていました。
今年は、実のつきがよく、去年より若干多い1,350キロの収穫を見込んでいます。
収穫した赤そばの実は、すべて箕輪町に納められ、生産を拡大するための種などとして使われることになっています。 -
広域連合 今後ごみ増えると予測
上伊那広域連合は、16日の廃棄物政策審議会で今後ごみの量は、増加傾向になるとの見通しを示し、見直しを進めているごみ処理基本計画の基礎データとすることが承認されました。
ごみが増加するとの予測は、今後10年間の人口推計によるものです。
広域連合では、上伊那8市町村の現在19万1,239人の人口は、10年後の平成35年度には、17万8,492人に減ると予測する一方で、世帯数は、現在の7万124世帯から7万1,820世帯に増加すると試算しました。
世帯数が増加しだした平成22年度頃からごみの量も増えていることと環境省の世帯の構成人数が少なくなるほどごみの量は増えるとの見解から、今後はごみの量が増加傾向になると予測しました。
16日の審議会では、ごみの量の推移をより正確に把握しようと今後は、可燃ごみ・不燃ごみの組成分析を行う調査を年4回全ての市町村で行うことや、年代や家族構成、ごみの出し方などについて聞くアンケート調査を3,000世帯で行うことを決めました。
広域連合は、こうした調査をふまえ、ごみの排出目標などを定めたごみ処理基本計画を来年12月をめどに策定したい考えです。 -
グリーンツーリズム 赤そば収穫体験
箕輪町長岡の花の広場で11日、赤そばの収穫体験会が開かれました。
この日は、町内や関東、中京方面から3家族、8人が参加し赤そばの収穫をしました。
赤そば収穫体験は、箕輪町が行っている都市と農村の交流事業・グリーンツーリズムの一環で行われたものです。
参加した人たちは、15センチほど伸びたそばの茎を、根元から刈り取り、コンテナに入れていました。
この日は、もみ殻や草を風の力で飛ばし、そばの実と分別をする唐箕の実演も行われました。
箕輪町では、平成22年度から、健康ツアーと農業体験ツアーを始め、3年目となる今年度の参加者は、のべ、280人余りと、初年度の131と比べ、2倍以上に増える見込です。 -
次期森林税 11事業素案説明
平成29年度までの延長が決まった、森林づくり県民税の事業素案の説明会が14日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
説明会には、南信地域の市町村や森林組合などの関係者、およそ50人が出席しました。
この日の説明会では、来年度から森林税を活用する、新規・継続合わせて11の事業についての素案が示されました。
新規事業としては、水源林保全の為市町村が主体となり行う「水源林の公有化の支援」。
地域が主体となり、搬出間伐材を使った事業を企画提案し、森林資源を持続的に活用する「信州の木を活かすモデル地区創生」。
里山を活かした地域づくりを進める人材育成のための「信州フォレスト コンダクターの育成」などとなっています。
出席者からは、「森林税を公平に活用できるような仕組みづくりや制度の適用について柔軟に対応してほしい」などの意見が出されていました。
森林税は、今年度で終了が予定されていましたが、9月県議会で、一部条例が改正され、平成29年度までの延長が決定しています。
計画では、里山の間伐を1万5千ヘクタール、間伐木材の搬出を2万立方メートル実施する計画です。 -
KOA感謝祭 社長が活動を報告
箕輪町に本社を置く電子部品メーカーKOA株式会社が、10日木下のKOAパインパークで感謝祭を行い、向山孝一社長が一年の活動などを報告しました。
会場では、お菓子が配られたり工作教室が設けられるなど、訪れた人でにぎわいました。
KOA株式会社は、日ごろの感謝の気持ちを伝えようと株主や地域住民などを招いて感謝祭を行っています。
活動報告をした向山孝一社長は、今年新しい工場「七久里の杜」が竣工したことなどを報告し、あわせて「社会の考え方が拡大から循環へと変化している。社員と一緒になり、知恵を出して大きな変化に対応できるよう会社を強くしていきたい」と話していました。 -
「一方的に幕を下ろすことなく・・・」
9日長野市で開かれたリニア新幹線建設促進長野県協議会の総会で、上伊那地区期成同盟会の会長として出席した白鳥孝伊那市長は、飯田線の駅の無人化計画を進めるJR東海に対し「一方的に幕を下ろすのでなく、地域の意見を聞く姿勢をもってもらいたい」と要望しました。
長野市で開かれた長野県協議会の総会には、来賓としてJR東海の宇野護常務執行役員が招かれ、飯田線の駅の無人化は、「飯田線を維持するうえでやむを得ない」とあいさつしました。
阿部知事は、冒頭のあいさつで、「リニア建設は地域の理解が不可欠。飯田線に関しても真摯な対応をお願いしたい」とJR側に求めました。
白鳥市長は、宇野常務執行役員に対し、飯田線の駅の無人化について一方的に幕を下ろすのではなく、地域の意見を聞いて知恵を出し合う姿勢を持ってほしい」と要望しました。
JR東海では、来年4月から伊那北駅・沢渡駅・伊那松島駅など飯田線の県内12ある有人駅のうち9駅を無人化する方針を打ち出しています。 -
大槻博一さんワラで縁起物作り
箕輪町南小河内の大槻博一さんは、来年の干支へびのワラ細工づくりを行っています。
8日も、自宅の一室に置かれた作業机で、大槻さんが作業を行っていました。
作っているのは、とぐろを巻いたへびの縁起物です。
ワラやイグサ、水引きの紐などを使って細工を作っていきます。
大槻さんは、小学生のころからぞうりなどを作り始めましたが、平成10年に、古田人形芝居保存会の依頼を受けて、人形の衣装など、本格的に細工を作るようになりました。
11年前の午年から、干支の縁起物を作るようになり、今回のへびで12の干支全てがそろいました。
作った細工は、地域の神社や寺のほか、近所の人などに毎年配っています。
縁起物は、1日に2つまでしか作れないということですが、今日までに50個ほど完成しています。
大槻さんは、南小河内にある普済寺の2年参りで、先着15人に、このへびをプレゼントしたいとしています。 -
(仮称)東箕輪保育園 用地取得予算案 可決
箕輪町議会臨時議会が、8日開かれ、町が建設を計画している仮称・東箕輪保育園の用地取得などを盛り込んだ1億1130万円を追加する補正予算案が可決されました。
箕輪町が用地取得を予定しているのは、箕輪東小学校の北東、南小河内公民館に隣接する畑、田んぼなど6700平方メートルです。
保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合し、新たに建設するものです。
保育園の建設については、去年8月に、箕輪東小学校の隣のJA所有地で建設するとの方針が示されましたが、敷地面積が狭いことや交通量が多く危険などとして、住民から反対の声があがり白紙撤回されました。
町では、今年4月から、用地選定委員会を開いて建設候補地を絞り込み、今回の場所での建設について、地元の長岡、南小河内、北小河内区から内諾を得てきました。
今回、地権者から内諾を受けたことから、用地取得や測量・設計費などを盛り込んだ、1億1130万円を追加する補正予算案を議会に提出しました。
箕輪町議会は、今年6月に、新しい保育園建設に対して調査・研究を行う特別委員会を設置していて、議会と住民との懇談会が16日に予定されています。
そこでの話し合いの前に、採決を行うのはおかしいとして、補正予算案の採決を2人の議員が棄権しましたが、議案は、賛成多数で可決されました。
また、8日開かれた箕輪町議会全員協議会で、JR東海が飯田線の伊那松島駅を無人化する考えを町に伝えた事について、報告されました。
議員からは、「JR側は話しあいに応じる考えはあるのか」「中学生が登校に使用しているが町としてはどのように対処する方針か」といった質問が出されました。
平澤豊満町長は、「一方的なことについては遺憾であるが、経営合理化を図らなければならないという意味で責められないところもある。飯田線を使ってどのように地域を活性化するか、前向きに広域的に、検討したい」との考えを示しました。 -
瑞宝単光章 小林 政美 さん
3日に発表された秋の叙勲。受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
7日は、瑞宝単光章を受章した、箕輪町木下の有限会社和光重機社長の小林政美さんです。
小林さんは、昭和51年23歳の時にクレーンの運転士となり、平成2年に、有限会社和光重機を先代の社長から引き継ぎました。
小林さんは、運転士として36年間、経営する会社でも20年余り無事故で仕事をしてきた事などが評価され、瑞宝単光章を受章しました。
「クレーンオペレーターの仕事は緊張の連続。気を抜けるのは休憩の時、時計を見て時間の経つ速さを感じる。現場では、社長としてトップに立つ人間として、荷物を揺らす事も、ましてや事故を起こすことも絶対にできない一日の仕事が終わり、クレーンのエンジンを切り始めてほっとする」
36年間の運転士としての仕事を振り返り、特に思い出に残っている出来事は、平成18年の豪雨災害と話します。
実家が土石流により被災し、また娘さんの出産も重なりましたが、天竜川の決壊を食い止めコンクリートブロック積み込み作業の為大鹿村へ向かいました。
「天竜川の護岸が崩れる様子がテレビ放送されるのを見て、孫の誕生や実家も大事だが、クレーンの運転士の使命としてブロックの積み込み作業をするのが大切と感じた」
若い運転士について、技術と共に安全意識をより高くもつよう指導していくとこが大切と言います。
「働かされているという意識から、一人ひとりが、自分が会社をしょってたち、盛り立てていく意識を育てる事が大切。これからは、県内の企業で安全教育を徹底し、クレーの事故が一つでも少なくなるよう、協力していきたい」 -
デジタル版安全マップ完成
箕輪町の箕輪北小学校の6年1組の児童は、通学路などで危険と感じる場所を、コンピュータを活用しまとめたデジタル版安全マップを完成させました。
6日は、町の関係者や町内の他の小学校の教諭の視察を兼ね、完成した安全マップの披露が行われました。
デジタル版安全マップでは、危険個所をデータ化する事により、情報の蓄積や、クラスや学校の枠を超え共有、写真なども簡単に地図上に表示できる仕組みとなっています。
マップの作成は、箕輪町が進めるセーフコミュティの一環で行われたものです。
子どもたちは、7月から製作をはじめ、信州大学の協力を得て、データ化をしました。
子供たちはグループ毎に分かれ、交通量が多い場所や、見通しが悪い場所など、マップ上にまとめた、50か所余りを発表していました。
町では、子どもの視点から見た危険個所と、大人が考える危険個所を比べ、今後の安全対策に活用していきたいとしています。 -
箕輪町来年度予算編成方針「チャレンジ」
箕輪町役場で6日、来年度予算の編成方針説明会が開かれ、平澤豊満町長はチェンジをキーワードにしつつ新たに「チャレンジ」を加え編成するよう指示しました。
来年度の予算方針説明会には、町の職員60人が出席し、担当課から説明を受けました。
平澤町長は、来年度の重点施策について、ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業やセーフコミュニティの展開など5つを柱に取り組んでいきたいと述べました。
さらに、こうした施策を推進するため平成24年度に引き続きチェンジをキーワードにしつつ、新たにチャレンジを加え、常に「何のため、誰のため」といった目的意識を持ってメリハリのある予算編成を行うよう職員に呼びかけました。
箕輪町の来年度、平成25年度予算案は年内に編成作業が始まり、年明けに理事者による査定があり2月に公表される予定です。 -
クリーンセンター八乙女が12日から直接搬入再開
先月15日の火事の影響で現在ごみの直接搬入を停止している箕輪町のクリーンセンター八乙女は、12日に受け入れを再開する予定です。
伊北環境行政組合が管理運営するクリーンセンター八乙女は、15日の火事でごみを選別するベルトコンベアなどが使用不可能になっています。
現在はごみを処理するための仮復旧作業を行っています。
6日から機器の点検と試運転を始め、12日月曜日から、粗大ごみと不燃ごみの直接搬入の受け入れを再開するということです。
今回は、完全に復旧していない状態での再開になり、作業の一部を手作業で行うということです。
クリーンセンター八乙女は、箕輪町、辰野町、南箕輪村の粗大ごみと不燃ごみ、資源ごみを扱っています。
クリーンセンター八乙女では、年度内には完全に復旧したいとしています。 -
みのわダム もみじ見ごろ
みのわダム上流にあるもみじの景勝地が見ごろを迎えています。
関係者は、こんなにきれいな紅葉はこれまでになかったと話しています。
もみじの景勝地は、みのわダムから2キロほど上流の地点で、4,000本が植えられているということです。
農業で地域活性化を図ろうと結成されたもみじ湖夢クラブは、3日、箕輪ダム下のイベント広場でもみじ湖夢まつりを開きます。
箕輪ダムの水で育った東箕輪産の新米の炊きたてが無料でふるまわれるほか、東日本復興支援として、三陸の海産物の直売などもあります。
代表の根橋英夫さんは、「もみじを見たついでに楽しんでいってもらいたい」と話しています。
もみじ湖夢まつりでは、もみじちゃんとじゃんけんして勝つと200円分のお楽しみ券がもらえます。
もみじちゃんは、手の形からパーしか出せないということです。 -
JR東海が伊那北駅・沢渡駅 無人化伝える
JR東海は、2日伊那市役所を訪れ、来年4月から伊那北駅と沢渡駅を無人化する方針を伝えました。
白鳥市長は、上伊那広域でどう対処するか検討する意向を示しました。
2日は、JR東海名古屋本社などから5人が市役所を訪れ白鳥市長に、来年度から伊那北駅と沢渡を無人化する方針を伝えました。
駅の無人化は、乗車数の減少に伴うものだということです。
伊那北駅は、平成元年度の1日平均の乗車人数は、1,424人だったのに対し、昨年度は、1,054人で元年度比74パーセントに落ち込んでいます。
一方、沢渡駅は、元年度の517人に対し昨年度は、512人でほぼ変化はありません。
来年4月から無人化される方針の駅は、伊那北、沢渡のほかに上伊那では、駒ヶ根駅、飯島駅、箕輪町の伊那松島駅です。
箕輪町には、1日の午後、JR東海から説明があったということです。
JR東海は、駅がある地方自治体に対し、無人化を避ける対応をとる場合、駅舎と切符販売の端末機などは無償で貸し出すが、人を配置する場合は、自治体独自で負担するよう求めているということです。
箕輪町では、1人配置した場合、年間400万円ほどかかるものと見ています。
JR東海は、12月末までに回答を求めているということです。 -
「信州の名工」高栖邦章さん
「自分でもびっくりしている。これまで一生懸命仕事をしてきたこと、会社が推薦してくれたことが受賞につながった」
伊那市上牧の高栖邦章さん65歳。
中学卒業後、岡谷工業高校に通いながら岡谷市内の機械加工会社で技術を習得。昭和51年に現在の中村製作所に入社しました。 -
スポーツチャンバラ交流大会
昭和46年に横浜で生まれたスポーツチャンバラの交流大会が28日箕輪町の社会体育館で開かれました。
大会には、保育園児から大人まで35人が参加しました。
実力に応じて3つの部門で試合が行われました。
スポーツチャンバラは、全国に35万人の愛好者がいると言われています。
今年7月に正式に日本体育協会に加盟しました。
空気をつめたチューブ状のゴム製の剣を使い、どこにあたっても1本となります。
試合は、2分3本勝負で行われました。
長野県スポーツチャンバラ協会会長で箕輪町の藤森正樹さんは、「気軽に楽しむことができて、大人と子どもが同じ土俵で戦えるスポーツ。さらなる普及に努めていきたい」と話していました。 -
伊那小学校6年生が西天竜幹線用水路脇にスイセン植栽
伊那小学校6年仁組の児童とその保護者が、箕輪町大出の西天竜幹線用水路脇にスイセンの球根を植えました。
29日は西天竜幹線水路の脇およそ200メートルにスイセンの球根500個ほどを植えました。
伊那小6年仁組は、4年の時に西天竜用水路を見学したことをきっかけに、3年にわたり用水路のごみひろいや看板の設置などの活動を行ってきました。
スイセンの植え付けは2年目で、用水路の脇を花で飾り不法投棄を防止しようと行われました。
児童は、用水路の脇に穴を掘り、保護者と一緒に球根を植えていました。
植えられたスイセンは、来年4月頃見ごろになるということです。 -
シクラメンの出荷本格的に始まる
冬の花、シクラメンの出荷が本格的に始まり、園芸農家は出荷作業に追われています。
箕輪町木下でシクラメンを栽培している並木園芸では朝から出荷作業をしていました。
並木園芸には7つのハウスがあり、赤や白、ピンクなどのシクラメンを育てています。
今年は夏の猛暑があったため、ハウスの中に風が通るようにし、温度管理に気を付けたということです。
花の出来は例年通り上々だということで、1万6千鉢を出荷する予定です。
シクラメンの出荷は11月上旬に最盛期を迎えるということです。 -
生態調査でバス釣り大会
天竜川漁業協同組合は、ブラックバスなどの外来魚が天竜川で増殖している実態を調査しようと、28日生態調査のためのバス釣り大会を箕輪町の天竜川で開きました。
28日は水温が上がらず条件は良くありませんでしたが、午前8時から午後3時までの7時間で、60匹約15キロのブラックバスが釣り上げられました。
大きいものは、37センチ、800グラムありました。
天竜川で外来魚が増えている原因は、近くの河川やため池などへの密放流が大きいと考えられています。
今年の夏はこれまでになく増殖していることがわかり、バス釣りをする人が多くみられたということです。
外来魚が増えることで、在来魚のあまごやいわな、アカウオが食べられ減ってしまうことで、慣れ親しんだ伊那谷の清流が変わってしまうと天竜川漁協では、危機感を抱いています。
52人が参加したバス釣り大会には、地元を中心に飯田や諏訪地方からも参加がありました。
今回の大会は、バス釣りに対しても遊漁証の購入を呼び掛けるねらいもあります。
バスは、漁業権魚種でないため、遊漁料の対象となりませんが、組合員や年券購入者から無鑑札のバス釣りに対して厳しい声があがっています。
天竜川漁協では、今後もこうしたイベントを開催していきたいとしています。 -
遭難事故の記憶を後世へ
1913年、大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難事故を後世に伝えようと、当時の資料を展示した特別展が、27日から箕輪町郷土博物館で始まりました。
会場には、手記や新聞など当時の様子を伝える貴重な資料が並んでいます。
中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難は、1913年、大正2年に当時の校長、生徒合わせて11人が暴風雨に遭い犠牲となったものです。
遭難事故から来年で100年を迎えることから、町では後世に伝えていこうと特別展を企画しました。
この絵(写真)は、青年会員として登山に参加した、有賀義計さんが昭和50年頃に老人福祉施設にいるときに描いたものです。
絵には当時の状況が添えられていて、一人目の犠牲者が出た時には「泣き出す子どもや大声を出す子どもがいて、まるで地獄絵図のようだった」と書かれています。
このほか、当時の登山で身に着けていた衣類なども展示されています。
会場を訪れたある男性は「雨や風が強くなってきたときに引き返すことを考えなかったのか、そんなことを思ってしまうが、頂上近くまでいけばあと少し頑張ろうと思うのが人の性。助かる方法があったのではないかと考えてしまう」と話していました。
特別展「中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難」は11月18日まで、町郷土博物館で開かれていて、入館は無料です。
期間中には学芸員による展示解説も予定されています。 -
箕輪町と自主団体が農地・水保全管理に関わる協定締結
箕輪町は町内の3つの自主団体と農地・水保全管理に関する協定を結びました。
24日は箕輪町役場で調印式が行われ、北小河内農地・水環境の融和の小島一実代表、南小河内農地・水保全の会の井澤文明会長、長岡農村環境保全の会の永岡文武会長らが出席しました。
この協定は、農地や水路の保全管理活動などを行う自主団体に対し国などが支援するもので、金額は、10アールあたり田んぼは4400円、畑は2800円です。
箕輪町では、北小河内、南小河内、長岡の3地区が自主団体を立ち上げました。
期限は24日から平成29年度末までです。
平澤町長は、「区民全体で地域の水や農地を守り、地域の活性化に取り組んでもらいたい」と話していました。 -
箕輪中部ヤンキースが優勝
少年野球上伊那選手権大会が、20日から2日間、箕輪町の番場原競技場で開かれ、箕輪中部ヤンキースが優勝しました。
大会には上伊那6市町村から18チームが出場し、トーナメント形式で優勝を争いました。
21日は、準決勝と決勝の2試合が行われました。
決勝は、白のユニフォーム、伊那市の美篶野球スポーツ少年団と、青のユニフォーム、箕輪町の箕輪中部ヤンキースの対戦となりました。
序盤は投手戦となりましたが、3回の裏、箕輪中部はランニングホームランを皮切りに、一挙4得点をあげます。
一方の美篶は、箕輪中部のピッチャー栗林悠人君のコーナーをつくピッチングと守備陣の固い守りに苦戦します。
箕輪中部は、栗林君のノーヒットピッチングの活躍もあり、6対0で美篶を破り優勝を果たしました。
主将でピッチャーの栗林君は「みんなが打ってくれたので安心して投げられた。バントから始まって打線がかみ合って勝てて良かった」と話していました。 -
みのわタクシー 福祉車両導入
箕輪町のみのわタクシーは、車いすに乗ったまま乗り降りができる福祉タクシーを、導入しました。
新たに導入された福祉タクシーは、5人乗りワンボックスカー1台です。
お年寄りが乗り降りしやすい様、自動的にステップがでてきます。
バックドアを開けると、スロープが収納されていて、車いすに乗ったまま乗り降りができます。
価格は、およそ300万円で、うち60万円を国の補助金で賄っています。
みのわタクシーは、10台車を所有していて、別の形の福祉タクシーを含め2台目となります。
平澤豊満箕輪町長は「高齢化が進む中心強く思う」と話していました。
みのわタクシーでは、乗り降りの介助の仕方など乗務員を対象にしたケア輸送訓練を行っていくということです。
新しい福祉タクシーは、19日から利用可能となっています。 -
来年のみのわ祭り 会場は松島区工業団地
来年の2013みのわ祭りは、今年度と同じ松島区の工業団地一帯で行われる事が決まりました。
16日は、役場でみのわ祭り実行委員会が開かれ、来年の202013みのわ祭りの会場は、今年度と同じ松島区の工業団地で行う事が、全会一致で了承されました。
みのわ祭りの会場については、松島区の商店主らでつくる団体から、中心市街地での開催を求める陳情書が、今年3月に、実行委員会会長である、平澤豊満町長に対し提出されています。
この日は、実行委員会を前に商店主らと実行委員のメンバーが祭り会場について意見を交わしました。
商店主からは、活性化を目的に中心市街地での開催を求める意見が出される一方、実行委員からは、安全対策や地域との調整など課題があるとし、慎重な意見が出されていました。
意見交換の結果、会場については実行委員会に一任される事になり、市街地での開催は、来年度以降の検討課題とされました。 -
松島区 水辺公園完成
箕輪町の松島区は、水辺の環境を後世につたえていこうと、荒廃農地を公園として整備しました。
17日はその水辺公園で竣工式が行われ、地区住民や町の関係者、およそ30人が出席し完成を祝いました。
公園は、箕輪中学校東側にある、水路沿いに整備されたもので、広さはおよそ580平方メートルあります。
公園内には、コの字型に幅60センチ、長さ40メートルの水路が設けられ、蛍が飛び交う環境を作っていこうと、幼虫のエサとなるカワニナが放流されています。
公園は、2010年から3年がかりで、区長や区会議員が中心となり整備を行い、総事業費はおよそ1千万円で、このうち町から、780万円の補助を受けています。
松島区では、この公園を地域の憩いの場として活用してもらうと共に、子供たちが環境学習できる場としても利用してもらいたいと話していました -
箕輪中部小お笑いクラブが芸を初披露
箕輪中部小学校お笑いクラブのメンバーが16日、児童や教諭、またプロの落語家の前で芸を披露しました。
箕輪中部小お笑いクラブは今年4月に発足しました。
4年生から6年生まで14人が所属していて、コントや手品、落語などの芸を身に付けようと稽古を重ねています。
今日は、児童およそ100人と教諭のほか、駒ヶ根市出身のプロの落語家春風亭愛橋さんの前で持ちネタを初披露しました。
愛橋さんは同級生の中部小の教諭から招待を受け訪れました。
クラブのメンバーは、初舞台にもかかわらず堂々と持ちネタを披露していました。
児童の話芸はプロの落語家春風亭愛橋さんを唸らせていました。
箕輪中部小お笑いクラブの演芸披露は19日まで毎日行われる予定で、メンバーは「舞台を踏むことで芸に磨きをかけたい。」と意気込んでいました。 -
箕輪町ボランティアガイド養成へ
箕輪町は、県外などから訪れた観光客を案内するボランティアガイドを、来年度までに養成します。
ボランティアガイドの養成講座が12日、箕輪町内で開かれ、住民7人が参加しました。
ガイドの養成は、一般の人におもてなしの心を養ってもおうと町が初めて企画しました。
参加者は、町内の観光スポット9か所を見学し、職員や関係者から説明をうけました。
このうち、上古田の赤そばの里では、古田の里赤そばの会の唐澤清光会長が解説しました。
唐澤さんは「この場所から南アルプスがきれいに見えるのは夕方ですが、花がきれいなのは朝です」「赤そばは収量が少なく、通常のそばと比べて三分の一から四分の一しか取れません」などと話しました。
町では、近隣市町村の観光施設も案内できるように広域的な知識を深めてもらい、来年度中には活動を始めたいとしています。 -
第5回カデ・エペ選手権大会
フェンシングの全国大会、第5回全国カデ・エペ選手権大会が13日から箕輪町で始まりました。
大会には27の都道府県から101人が参加しています。
カデ・エペ選手権大会は、13歳以上17歳未満が対象で、順位に応じて2013年に開かれる世界大会日本代表の選考基準となるポイントが獲得できます。
会場となっている箕輪町社会体育館では、13日に総当たり戦が行われ、その成績をもとに14日の決勝トーナメントが組まれます。
地元から参加したある選手は、「地元で全国大会が開かれていてうれしい。上位入賞を目指してがんばりたい」と意気込んでいました。
箕輪町町民体育館では、14歳未満が対象の全国大会、みのわもみじカップも開かれています。 -
旧井澤家住宅で木彫工芸作品展示
箕輪町木下の木彫工芸家、中澤達彦さんが主宰する教室の作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
中澤さんが主宰する木彫教室「舎羅の会」が、旧井澤家住宅で作品展を開くのは2回目です。
去年、伊那教室の作品展を開き、今回は、駒ヶ根市の赤穂教室のメンバーが作品を展示しました。
赤穂教室では、30代から80代の男性8人が、月2回公民館に集まり作品を制作しています。
会場には、壁掛けのレリーフや置物など、63点が展示されています。
木彫は、頭の中にイメージした図案をもとに木槌と鑿で形を作り出していくため、力のいる作業だということです。
中澤さんは、「男性が作りだした迫力ある作品を楽しんでほしい」と話していました。
舎羅の会赤穂教室の作品展は、14日(日)まで、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 -
伊那消防署基本設計委託料 可決
伊那消防組合議会10月臨時会が10日開かれ、新しい伊那消防署庁舎の基本設計を盛り込んだ補正予算案が、全会一致で可決されました。
新しい伊那消防署庁舎は、現施設の老朽化により伊那市の富士塚スポーツ公園周辺に建設されます。
この日可決された、基本設計委託料は約2800万円です。
主な財源は、伊那消防署が管轄する伊那市と南箕輪村からの分担金が充てられます。
伊那市は2000万円、南箕輪村は600万円を負担します。