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夢・アートフェスタ佐久「作品展」手芸の部
特別賞・亀井美枝子さん
奨励賞・高橋修司さん佐久市の長野県佐久創造館で9月21日から23日まで開いた「夢・アートフェスタ佐久」(第10回長野県障害者文化芸術祭)の作品展で、手芸の部に出品した箕輪町の2人が入賞した。木目込みパッチワークで松島の亀井美枝子さん(65)が特別賞、切り絵で沢上の高橋修司さん(67)が奨励賞を受賞し15日、平沢豊満町長に報告に訪れた。
亀井さんの作品は「金襴赤富士」(25・5センチ×30・5センチ)。病気のため利き手だった右手が不自由になり、左手で製作。月2回の手芸サークルでリハビリの一環で約3カ月かけて作り上げた。「時間はかかっても、やればやっただけ進む。やればできる。受賞でまた創作意欲が沸いた」と喜ぶ。
高橋さんの作品は「塩の里祭り」(37センチ×43センチ)。切り絵をしているときだけ不自由な足の痛みを忘れられると、1日3、4時間集中して制作する。出品作品は3カ月かけて仕上げた。「受賞で張り合いが出た。うんと励みになる。いろんなものに挑戦したい」と語った。
平沢町長は2人の作品を「すばらしい」と鑑賞し、「これからもお元気で頑張って。ぜひ町の皆さんを作品で励ましてほしい」と受賞を祝った。 -
箕輪中部ヤンキース 学童軟式野球大会優勝
箕輪町の少年野球チーム「箕輪中部ヤンキース」(平沢敏彦代表)が13日、松本市野球場であった第26回県学童軟式野球選手権秋季大会で、13年ぶり2度目の優勝を果した。表彰式で選手全員に金メダルが授与。その後、優勝旗を先頭にダイヤモンドを行進し、勝利を喜んだ。
大会は県内の各地区予選を勝ち抜いた4チームがトーナメント戦で争った。ヤンキースは東信地区代表の「わんぱくキッズスポーツ少年団(小諸市)」と対戦した初戦を8竏・で勝利し、決勝で中信地区代表の「山形キヨミズ」(山形村)を13竏・で下した。
決勝戦は初回に3点を奪われる苦しい展開となったが、その裏の攻撃、長単打で4点を取り逆転に成功。その後も毎回得点し、5回コールドで試合を決めた。
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【松本市野球場】
▽準決勝
わんぱくキッズスポーツ少年団(小諸市)
0000310=4
201500×=8
箕輪中部ヤンキース
▽決勝
山形キヨミズ(山形村)
30001=4
4315×=13
箕輪中部ヤンキース
(5回コールド) -
まなびピア箕輪2007
図書館まつり始まる箕輪町の生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2007のイベントの一つ、町図書館主催の「図書館まつり」が16日始まり、リサイクル本プレゼントに多くの町民が訪れている。
リサイクル本プレゼントは、保管期限の切れた雑誌をはじめ絵本、児童書、推理小説などがある。今回はプレゼント冊数に制限がなく、訪れた人は趣味の雑誌の本や子どもの絵本などを真剣に選び、抱えるようにして持ち帰った。
21日までのまつり期間中は、「ちびっこ集まれ図書館クイズ」もある。クイズに答えた子どもにお土産がある。「図書館まつり・おはなしのへや」は21日午前10時から松島コミュニティセンター。大型絵本、腹話術、カーテンシアター、楽しいマジックなど。入場無料。駐車場は役場駐車場を利用。下足袋を持参する。 -
焼酎用サツマイモを収穫
箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)は13日、一般参加の「いも焼酎を愛する会」の焼酎用サツマイモ収穫イベントを町内2カ所の畑でした。町内外の約30人が掘り出し作業に精を出した。
住民参加型のサツマイモ生産により地産地消の意義を啓蒙しようと、昨年に引き続いて組織した「愛する会」は、6月に苗植えをし今回が2度目の作業だった。箕輪町職員労働組合も、町特産「いも焼酎みのわ」の栽培作業を支援する援農ボランティアとして苗植えに続いて参加した。
今年は地産地消のねらいから、一部を除き地元産の苗を使い、町内全体で約3ヘクタールにコガネセンガンとベニアズマを栽培した。11月上旬までに全畑で収穫を終える。
喜久水酒造(飯田市)で醸造し、今年も試飲会イベントを開く予定。 -
松島南町4常会
大収穫のキノコでなべ会箕輪町松島南町4常会は14日、恒例の「きのこなべ会」を松島コミュニティセンターで開いた。今年はキノコが採れないと言われている中、区有林で驚くほどの大収穫に恵まれ、住民皆で秋の味覚を満喫した。
常会の親ぼくを深める住民が楽しみにしている行事の一つ。今年はキノコが採れないのでは-と心配しながら、朝6時から10人が区有林に入った。今年はクリタケがほとんど見つからなかったが、ジゴボウ、アワタケが山ほど収穫でき、きのこなべが大なべ2つ出来上がった。
4常会は71戸ある。コミュニティセンターには家族連れで90人が集まり、キノコの風味豊かななべや、きのこうどんを味わったが食べきれず、残りを持ち帰るほどだった。 -
コカリナコンサート ながた自然公園で野外演奏
箕輪町のながた自然公園で14日、「みのわ森のコンサート縲怎Rカリナといっしょに縲怐vが開かれた。野外特設ステージで、県内外のコカリナサークルやプロのコカリナ奏者、黒坂黒太郎さんの演奏を繰り広げ、集まった約150人をその音色で魅了した=写真。
06年、箕輪北小学校の新体育館建設のため伐採されたメタセコイアの木で、当時の5年1組(現6年1組)の児童が「自分たちを見守り続けてくれた樹をよみがえらせたい」とコカリナを作り、新体育館しゅん工式で音色を披露。その想いを次代につなげるため有志で実行委員会を組織し、コンサートを開いた。KOA森林塾など協賛。伊那毎日新聞社など後援。
伊那市や飯田市、愛知県豊橋市から7サークルが参加し、長さ8センチの木の円筒に6個の指穴が開いたコカリナのほか、電子ピアノやギターなどを使って「カッコー」や「旅愁」などを披露。黒坂さんは歌とオートハープの矢口周美さんとともに約10曲を演奏し、野外ステージを盛り上げた。 -
箕輪町で野沢菜などに害虫被害
箕輪町の木下一の宮と富田地域で、野沢菜や白菜の葉が食べら穴が開く害虫被害が出ている。
農家からの連絡を受け12日、町とJAグリーンセンターみのわ、上伊那農業改良普及センターが現地を確認した。現段階の被害は木下一の宮、木下原、富田の数カ所で、作物は出荷用の野沢菜と白菜、自家用の大根。
一の宮にある南部営農組合の野沢菜畑10アールでは、葉の成長と共に大きくなった無数の穴が目立つ。柴正人組合長は、「畑が全面的にやられている。こんなに被害が出たことはこれまでない。消毒までは考えていないが、これから野沢菜の芯が出てくるので大丈夫か心配。芯もやられていたら出荷できない」と話す。
グリーンセンターみのわでも、「必ず虫食いはあるが、こんなに異常な発生は今までない」という。
木下一の宮、富田は9月初旬にヨトウムシの大量発生でソバなどが被害を受けた地域で、今回の被害で二重の打撃を受けた農家もいる。
原因はまだ特定されていないが町、農協、普及センターで様子を見ながら対応を検討するという。 -
07防災サミットin箕輪
東京都豊島区と防災協定を締結している自治体の首長が一堂に会する「07防災サミット」が11日、箕輪町を会場に11自治体が参加して町文化センターで開いた。自治体間の相互支援の意義と態勢強化を再確認し、平常時から災害に関する情報を共有し災害時の円滑な支援活動に役立てるなどの共同宣言をした。
防災サミットは02年と05年に豊島区で開いた。箕輪町は05年4月に防災協定を結び、同年11月に12自治体が集ったサミットに出席した。豊島区対自治体だけでなく横の連携を図るため“12のスクラム”と銘打って開催した中で、一部からサミットの地域開催の声もあり、豊島区と自治体間で調整した結果、今回、箕輪町での開催となった。
サミットは11自治体の関係者約40人と箕輪町の議会、区長、消防団、日赤奉仕団、自主防災組織など関係者約120人が出席した。
各自治体が防災対策の課題や取り組みを紹介。今後の対応として、豊島区の高野之夫区長は「円滑な支援のため自治体間の連携が必要」とし、山形県遊佐町の小野寺喜一郎町長は「相互援助協定は心強い。日ごろの交流をぜひ深めていきたい」と話した。
賞味期限がある食糧の備蓄は課題の一つで、各自治体の備蓄状況をまとめる提案を受け、リストを交換し助け合いがより強固になるよう事務レベルで検討することで合意した。
06年7月豪雨災害時の取り組みを箕輪町長が報告し、町内の被災現場も視察した。 -
箕輪消防署消防士
箕輪町
押野大樹さん今年4月採用され、箕輪消防署の消防士になった。長野県消防学校(長野市篠ノ井)の初任科で6カ月間学び、10月3日の卒業式では成績優秀者として表彰された。50期生78人の内、優秀者はわずか3人。「うれしかった。教官たちにもいろいろ教えてもらったので、感謝の気持ちが大きい」と語る。
消防士を目指したのは、「人の役に立ちたい」という強い思いからだった。
箕輪中学校在学中、職場体験学習で選んだ先は箕輪消防署。消防士は、当時やってみたいと思っていた仕事の一つで、体験学習を通して「かっこいい仕事だな」と憧れを強くした。
高校卒業後、資格を持って消防署に入るほうがいいと考え、湘央学園(神奈川県)の救急救命士科で2年間学んだ。救急救命士の国家資格を取得し、「いろいろお世話になったから恩返しがしたい」と、地元で働くことを希望した。
4月、消防学校に入学し、学科に加え放水訓練、ロープの取り扱いなどの基礎から煙中訓練、建物進入、はしご救助、救助操法などさまざまな訓練をし、徒歩訓練で山登りもした。箕輪消防署での1週間の実務訓練では、訓練生として救急車に乗車したり、先輩の署員と救助訓練などにも取り組んだ。放課後は体力錬成で走ったり、筋力トレーニングにも励んだ。
「辛かったけど、今となっては、いい夏の思い出です」と話すのは、夏に防火着を着て酸素ボンベをつけて煙の中に入った煙中訓練。記憶に残る訓練の一つだという。
「厳しかった分、仲間とのきずなができた。一人ではできないことも、皆が一つになれば大きな力で何でもこなせることを学んだ」
筆記試験と実技試験を終え、卒業式当日には、総まとめの実科訓練で救助訓練のセーラー渡過や一斉放水など成果を披露した。
消防学校を卒業し、いよいよ中学時代に訪れた消防署での勤務が始まった。
「まだまだ足りないことばかり。体が一番資本だから走ることは続け、学んだことを生かし、少しでも早く一人前になれたらなと思う」。決意を新たに、力強く話した。(村上裕子) -
長田保育園で食育集会
箕輪町の長田保育園は9日、食事中の姿勢を考える食育集会を開いた。保育士の寸劇で背筋を伸ばし足をそろえるなど、園児が正しい姿勢を学んだ。
食育集会は年3回の計画で今回が2回目。保育士が元気保育園の先生と園児に扮して上手にご飯を食べる子と食べない子を演じた。
背筋を伸ばし皿を手に持って順番に何でもよく食べる子に対し、「これ、嫌いなんだもん」と食べようとしなかったり、背中を丸め机に肘をついて足を開いた姿勢で食べるなど悪い例も示した。
園児は、「姿勢悪いよ」「バランスよく食べなきゃだめ」と保育士演じる悪い例の園児に話しかけ、いい姿勢になって嫌いだというピーマンも食べると拍手した。
皆で上手な食べ方や姿勢を確認し、「いい姿勢になると気持ちもよくなって、ご飯をもりもり食べられます。何でも、もりもり食べられるようになってください」と保育士が話すと、園児は大きな声で「はーい」と返事をしていた。 -
地球温暖化防止フォーラム2007インみのわ
箕輪町は7日、「地球温暖化防止フォーラム2007インみのわ」を町文化センターで開いた。NPO法人あすかエネルギーフォーラム理事長の秋庭悦子さんの環境講演「くらしの中から考えようエネルギーと環境」を、町民約50人が熱心に聞いた。
秋庭さんは、日本はエネルギー消費大国で、エネルギー消費量はアメリカ、中国、ロシアに次いで世界第4位。エネルギー自給率はわずか4%でエネルギー資源の輸入大国であることを説明した。
家庭でできる地球温暖化防止対策として環境家計簿をつけること、エアコンフィルターや冷蔵庫内、照明、テレビ画面などのこまめな掃除、待機時消費電力を削減するためコンセントをプラグから抜くことなどを挙げた。長時間点灯する場所では、電球型蛍光ランプのほうが白熱電球と比べ経済的なことも紹介した。
長野県が運輸部門と家庭からの二酸化炭素排出量の割合が全国平均と比べ圧倒的に大きいことを示し、「私の家庭から排出量を減らせば長野が減る。やりがいがあると思って」と話し、機器の効率的な使い方、省エネ型設備機器、省エネ住宅などで、できるだけ省エネして楽しく過ごすことを提案した。 -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
箕輪吟詠会吟道大会
08年4月から上伊那岳風会に合併箕輪吟詠会(板倉岳紀会長)は7日、創立35周年記念吟道大会を松島コミュニティセンターで開いた。同会は総本部の機構改革により08年4月から上伊那岳風会に合併することが決まっており、箕輪吟詠会として最後の吟道大会で会員が熱心に吟じた。
同会は73年に公民館活動で始まり、35年間続いた。08年度からは上伊那岳風会箕輪支部として新たなスタートを切る。
式典で板倉会長は、「少子高齢化、趣味の多様化で会員が減少し現在は119人。生涯学習の一環として会の発展に努力してきた。08年4月から再出発。箕輪支部として永遠に続く。更なる会員増強、吟道発展、地域の文化発展に気持ちを新たにやっていきたい」とあいさつした。
大会は4部構成で会員が発表したほか、古田人形芝居の賛助公演もあった。 -
サツマイモオーナー収穫
箕輪町の箕輪北部営農組合(唐沢誠組合長)が今年初めて取り組んだサツマイモオーナーの収穫が7日、町内の畑であった。オーナーが家族連れで訪れ、大きく育ったサツマイモを掘り出した。
遊休農地の解消や土地の有効利用による地域住民とのふれあい、生産性を高め緑豊かな地域にすることなどを目的にオーナー制度を導入した。
畑は組合員の遊休農地で、5月下旬にベニアズマの苗を1区画に10本ずつ植えた。
収穫には約80人が訪れ、子どもたちも大きなサツマイモに喜びながら収穫した。オーナー制度は5キロ保証で募集したが、今年は豊作で10キロから多い家族で20キロ近くも収穫できた。
子どもに経験させたい-と参加した松島区の親子は、「さつまいもご飯、おみそ汁、天ぷらなど食卓にいっぱい並ぶと思う」と笑顔で話した。
サツマイモは化学肥料を使わずに栽培。組合員が除草や中耕など管理をした。唐沢組合長は、「豊作で大成功。来年もやってほしいという要望があるので検討したい」と話していた。 -
箕輪陶芸研究会第15回陶芸展
箕輪陶芸研究会(31人、大槻隆会長)の第15回陶芸展が7、8日、箕輪町の松島コミュニティセンターであった。会員の力作約110点が並び、来場者は個性豊かな作品をじっくりと鑑賞していた。
研究会は箕輪町を中心に辰野町、南箕輪村の陶芸愛好者が集まっている。今年の出品作品は全体に小振りだが、各自が研究を重ねた壷、花器、鉢、皿などが並んだという。
会場ではチャリティーバザーで、会員が作った皿なども販売した。収益は町の福祉のために寄付する。
会員の中には、中央の光風展や県展、県工芸展などに出品している人もいて、窯を持って研究に励んでいる。会では月2回、町文化センターの窯で作品を焼き、皆で学びあうほか、全国の窯元などを訪ねる研修旅行もしている。 -
第1回天竜健康ウォーク
箕輪町内天竜河畔の堤防道路“せせらぎロード”を歩く「第1回天竜健康ウォーク」が7日、みのわ天竜公園発着であった。町内外の300人が青空の下、元気に歩いた。
健康づくり推進週間の一環。天竜せせらぎロードプロジェクト、みのわ健康アカデミー、箕輪町食生活改善推進協議会、町役場保健福祉課でつくる実行委員会が計画した。
コースは、5キロにこにこコース、8キロしっかりコース、10キロお達者コースの3種類。参加者は2歳から84歳までの町内を中心に伊那市や遠くは飯田市在住者。青空健康講座として国保東部診療所の家田正寿所長による「普段のウォーキングで気を付けたいこと」の話を聞いた後、各自が体力に合わせたコースで伊那路橋や東西橋などの折り返し地点を目指して出発した。
第1回大会を記念して町のキャラクター「もみじちゃん」と天竜川をデザインしたバッチを配り、ゴール後はとん汁のサービスもあった。 -
まなびピア箕輪2007開幕
箕輪町の生涯学習フェスティバル「まなびピア箕輪2007」が6日、開幕した。初日イベントである「生涯学習町民のつどい」では、飯田市のアマチュア人形劇団「寺子屋」が人形劇やブラックシアターを披露。集まった家族連れなどの目を楽しませた=写真。
同イベントは普段町内で取り組まれている生涯学習活動の成果発表などを目的として7年前に始まったもので、今年は11月25日までの約2カ月の間に、町内各施設で13のイベントが開催される。
開幕式で平沢豊満町長は「生涯学習活動は明るく前向きな生活を送るために欠かせないもの。多くの人に参加していただき、自分の持っている可能性を発揮する場にしてほしい」と語った。
また、保育士などを中心として昨年発足したアマチュア人形劇団「寺子屋」は、子どもたちにもなじみのある『3匹のやぎのがらがらどん』などの人形劇を披露。かわいらしいヤギたちが登場する会場には笑顔が溢れたほか、熱のこもった演技に子どもたちも引き込まれていた。
7日は午後1時半から町文化センターで消費生活アドバイザーの秋庭悦子さんによる地球環境講演会がある。 -
「信州みのわ花街道推進協議会」設立
国土交通省が取り組む「日本風景街道」への正式な登録申請のため、箕輪町で5日夜、「信州みのわ花街道推進協議会」の設立総会が上古田公民館であった。設立趣旨、規約などを承認し、役員を選出した。
県道与地辰野線の延長5・5キロで、西部花街道をつくる会が3年前から花桃1200本の植栽、イルミネーション点灯、沿道のミニ花壇設置、120匹のこいのぼり飾り、2つのアルプスが見える展望台整備など、近い将来の桃源郷を夢見て活動してきた経過があり、昨年、「日本風景街道」に申請している。
今回、日本風景街道の理念に賛同し共に活動を推進する町内の住民や団体などが、魅力ある地域づくりを通じたルートの創造や道空間づくりなどの活動を進めるため、情報共有、意見交換、地域間交流などによる持続的、独創的、効果的な活動の推進を目的に協議会を設立した。
構成団体は西部花街道をつくる会、これからの農業林業を考えるEグループ、みのわ振興公社、信州伊那梅苑、伊那ハーレンバレーパカパカ塾、箕輪西小学校、あんず生産組合、橋爪製作所、サンビジョングレイスフル箕輪、北山ラベス、道路管理者の伊那建設事務所、箕輪町の12団体。
役員は会長に唐沢荘介さん、副会長に矢沢秀明さん、向山高司さん、監事に唐沢光範さん、みのわ振興公社を選出。顧問は国交省の飯田国道事務所長。
本年度は、協議会の運営組織の検討、07年度の各構成団体の活動まとめ、08年度以降3カ年の計画検討に取り組むことを確認した。
唐沢会長は、「この地域のためアイデアとズクを出し、しっかり手を組んで地域振興、協働のまちづくりをしていきたい」とあいさつした。 -
箕輪西小に学校安全システム導入
箕輪町は、学校電話を使った「学校安全システム」を箕輪西小学校に導入した。町内小・中学校で初。各教室に設置した電話に緊急警報音を鳴らすなど3種類の機能をもたせたボタンがあり、不審者対策など学校の防犯対策の一つとして活用する。
同校の電話システム更新に合わせて導入。校長室、職員室に多機能電話、各教室に電話機、プールや屋外用にコードレス電話機を設置した。
各教室の電話機には▽多機能電話を一斉に呼び出し緊急性を促す▽校内放送する▽緊急警報音を鳴らす-3機能のA・B・Cボタンがある。不審者侵入時に多機能電話を呼び出し現状確認や児童の安全確保、校内放送や緊急警報音により避難を指示するなど機能を活用し対処する。
同校では2日、業者からシステムの説明を受け、不審者侵入対策訓練で実際に機能や操作方法を確認した。学校では、「今後も必要なときに確実に使えるよう訓練していく」としている。
町教育委員会では、西小以外の学校への導入も検討していくという。 -
みのわ営農
稲わら買取モデル事業開始箕輪町の農事組合法人みのわ営農(市川隆男理事長)は、新事業で、稲わらを収集し家畜飼料として畜産農家に供給する、耕種経営と畜産経営の連携による「稲わら買取モデル事業」を始めた。
輸入飼料の価格高騰により地元の稲わらの利用について畜産農家の要望を受け、事業化を検討。耕畜連携の循環型農業を推進するためモデル事業として取り組むことにした。全国農業共同組合連合会の07年度国産粗飼料増産対策事業の補助を受ける。
町内の水稲面積は425ヘクタール。このうち、モデル事業申し込み分は9ヘクタール弱。刈り取った稲わらを町内の大規模酪農家2件に供給し、わらを提供した農家にはたい肥を10アール当たり1・5トン配る。作業班が稲わらの収集に取り組んでいる。
事業は来年以降も継続し、稲わらを提供する水稲面積を増やしていきたいとしている。 -
みのわTMOネットワーク2004幹事会
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」12月1日開幕箕輪町の中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」は4日夜、幹事会を町商工会館で開き、「イルミネーションフェスタ☆みのわ」を12月から開催するため実行委員会組織を作り、会期やイベント骨子を確認した。
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」は昨年冬に初開催。町内外から大勢訪れ好評だった。
今年の会期は12月1日から08年1月26日まで。点灯時間午後5時縲・0時。場所は町道6号線、松島センターパークを中心に伊那松島駅前、駅前通り、国道153号線沿道、木ノ下駅前。12月1日午後4時半から点灯式をする。
実行委員会は全会員で組織し、小委員会(幹事会)、実働部門の4企画委員会を設置することを承認した。企画委員会は仮称で、イルミネーション、歩行者天国、ギャラリー月の光(空き店舗対策)、PR。
計画案では、イルミネーションは「地球と生命パートII」でテーマは「天竜川伝説」。諏訪湖、あばれ天竜を表現し、昨年人気だった恐竜は子どもが1頭増え親子になり、公園内の滝もライトで飾る。今年は木下南部支会も参加。町内企業も参加を予定する。
歩行者天国は12月1日午後4時縲・時、町道6号線。期間中、公園に出店も検討する。ギャラリー月の光は、会場が雑貨店ぷちらぱん隣りの「ぷちらぱん どぅ」で、町内各種団体や個人の展示作品を募集する。今後、上伊那全域はもちろん木曽地域にも宣伝していくという。 -
健康づくり推進週間
健康パネル展箕輪町は「健康づくり推進週間」(1縲・日)に合わせ、健康パネル展を役場庁舎1階ロビーで開いている。
生涯を通じていきいきと生活するため、自分の健康について関心をもち、考える機会にする週間。
パネルは▽バランス献立の基本型▽お口の健康チェック▽介護保険の現状と生活習慣病▽心の健康(ストレス解消法、ストレスからおこる病気など)▽メタボリックシンドローム▽みのわ健康アカデミーの紹介・効果-など。
メタボリックシンドロームの説明では、高血圧や脂質異常など項目別の資料が用意してあり、自由に持ち帰りもできる。 -
みのわ祭り実行委員会反省会
祭り検討委員会の早期立ち上げへ箕輪町の2007みのわ祭り実行委員会は2日、祭り反省会を松島コミュニティセンターで開き、祭り準備委員会が、大幅な祭りの改善が必要として早期の「みのわ祭り検討委員会」立ち上げを提言した。町では来月にも検討委員会を組織する。
祭り全体の反省では、「20年の節目を迎え、祭りを検討する時期にきている」「祭りは仕事のようで負担。上から言われて役員がやる祭りがこれ以上続くなら、やめたほうがよい」「区のテントをやめる検討も必要」などの意見があった。
準備委員会は、各部会や区の反省項目を協議した結果、「新たなまちづくり、協働のまちづくりの一環として大幅な祭りの改善が必要」との結論を出し、今後の祭り存続のためにも検討委員会立ち上げを提言。「若年層から熟年層の幅広い年代の町民に祭りの方向性を協議、検討してほしい」とした。
町は今後、検討委員会の委員構成、募集など立ち上げに向け準備を進める。 -
みのわ健康アカデミー
萱野高原で植物観察熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」は2日、集団健康講座で町郷土博物館の講座に体験入学し、萱野高原を散策して植物観察をした。
アカデミーは本年度、集団健康講座の年間計画に町生涯学習課が計画する講座への体験入学を盛り込んでいる。アカデミーと生涯学習課が連携し、受講生が在学中にいろいろな講座を体験して自分に合う講座に参加するなどして活動の場を広げてもらうねらい。
今回は、博物館が6月から4回シリーズで開いた「家族で楽しむ萱野高原自然教室」を体験。信州大学農学部の荒瀬輝夫准教授の説明を聞きながら、学生29人が遊歩道を歩いて植物を学んだ。
雨の晴れ間で青空が見えた高原で、広場近くで宿り木を見たり、遊歩道でノコンギク、ゴマナ、ツノハシバミなど名前を教わり観察を楽しんだ。 -
箕輪町交通少年団の手紙に返事届く
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通少年団が交通ルールの遵守を呼びかけドライバーに渡した手紙の返事が、町交通安全協会の事務局に届いている。
9月22日、町内沢上地籍の153号バイパスで手紙を渡すレター作戦をした。「飲酒運転をしないで下さい」「シートベルトをちゃんと締めてください」などと書いた手紙と一緒に返信用はがきも渡した。
返事は25日ころから上伊那地域を中心に塩尻市、東筑摩郡、遠くは宮城県仙台市からも届き、これまでに約40通になっている。
はがきには、「皆さんのため、自分のため、ルールを守り思いやりの心を忘れずに安全運転を心がけます」「子どもさんたちを守ってあげなければいけない大人が、反対に皆さんに助けられているのではないかと思った」などの文面に加え、「学校の行き帰りなど事故に遭わないように気をつけて」などの言葉がつづられている。
返事は事務局でまとめ、後日団員に届ける。 -
マツブサ収穫
箕輪町の特産品「まつぶさわいん」の原料となるマツブサが収穫期を迎え、栽培研究に取り組む箕輪町まつぶさ会(渕井英宏会長)は、昨年の2倍以上の1264キロを収穫した。
マツブサはモクレン科の落葉性つる植物で、秋に黒紫色の実を付ける。
9月25日と10月1日の2日間に町内のJA選果場で集荷し、会員7人が持ち込んだ。
最も栽培面積が広い山口勇夫さんによると、「今年は雨がなく暑かったから、いつもより小粒だが糖度はある」という。
マツブサは、下伊那郡松川町の信州まし野ワインに持ち込み、醸造する。例年通りお歳暮時期に間に合うよう12月中旬ころに出来上がる予定。 -
華道家元池坊伊那支部長
箕輪町
有賀サエ子さん創立60周年を迎えた華道家元池坊伊那支部。04年から支部長を務める。
母親が池坊をやっていたこともあり、20歳のとき、近所の1級上の人と一緒に箕輪町内の師匠のもとに通い始めた。「やり始めると楽しい。命あるものだから、多忙な生活の中で気持ちがいやされる」。結婚後、東京で暮らした間も生花を続けた。
「花は心で生けなさいという。花対自分の対話」。人に個性があるように、花もそれぞれ違う美しさがあって、花の持つ美しさをなお一層美しく演出する。主役になる花、脇役になる花があり、美しい花だけでは生花にならない。互いに互いを引き立てる関係があり、それが池坊の精神『和合』なのだという。
「タンポポは踏まれても生き延びる生命力の強さを感じる。風雪に耐えて岸壁に咲く花もある。花も盛りはきれいだけど、いずれは朽ちて散っていく。人生と一緒」。生花から教わることは多い。
「親が子を殺す、子が親を殺すようなことがあるけれど、花を愛でる優しい気持ち、自然のものを愛する心があれば、親子の葛藤はなくなると思う。玄関に1輪でも花を挿してあれば、感じることがあると思う」
今、伝統子ども教室が盛んになり、子どもたちの生花を奨励している。生き物である花に触れることで生命の大切さもわかり、情操教育に役立てることができると考え、「各学校で1週間に1回でいいから生花を愛でる時間をとってほしい」と強く願っている。
「花を見て怒る人はいない。気持ちを和ませてくれる。これが花独特のよさ」。例えば牛乳ビンでも、和紙で包む、かわいい袋の中に入れるなど工夫次第で立派な花器になり、お金をかけずに庭先の花で楽しむことができると提案する。
伊那支部のキャッチフレーズは「さわやか伊那支部 笑顔が一番 合言葉 そして感謝と思いやり」。伊那市で開いた60周年記念の池坊展では、「花展も先生の笑顔の渦でお迎えしましょう」と話し、笑顔あふれる和やかな花展となった。
支部では2年に1回の支部展のほか、研修会の全国巡回展、講師を招いての教授者勉強会、次を担う正教授の勉強会などで熱心に学び、青年部は病院や金融機関などでボランティアで花を生ける活動にも取り組む。支部の物故者の供養と併せ、生きている花を扱っているため花供養もしている。
「終点なき道。一生勉強だと思っています。人間性も共々磨いていきたい」(村上裕子) -
箕輪町郷土博物館が身近な巨木を訪ねるイベントを開催
身の回りにある巨木について学ぼう竏窒ニ箕輪町郷土博物館は30日、松島地区の巨木を巡る「身近な巨木を訪ねて」を開いた。約10人が集まり、樹木医の唐沢清さんから説明を受けながら身近な巨木についての理解を深めた=写真。
同イベントは昭和公園、市川神社、松島神社など松島地区の4カ所を徒歩で巡り、各所にある巨木や植物などについて学ぶもので、町内まるごと博物館事業の一環として町郷土博物館が企画した。
市川神社近くの水神様では、周囲の段丘にサワラを中心とした巨木があることに触れ「大切な水源として保護されたため、樹木も切られずに残ったのではないか」と説明。また、町指定の文化財となっている松島神社では、周囲が6・1メートルもあるケヤキの巨木をはじめ、サワラの木などを見学。参加者も身近にありながらあまり知る機会のなかった巨木の数々に感心しながら巨木巡りを楽しんでいた。 -
古田の里赤そば花まつり
箕輪町上古田区主催の「古田の里赤そば花まつり」が29日、上古田公民館などであった。金原地区の一面の赤ソバ畑を散策したり、打ちたてのそばを味わうなど地元住民や観光客が祭りを楽しんでいる。30日まで。
公民館では、区内のそば打ち名人による手打ちそばを販売。そば打ちの様子を見ながらそばを味わい、子どもも「おいしい」と笑顔だった。体験もあり、名人の指導を受けて熱心にそばを打つ姿もあった。
そばは、1日限定800食で盛りそば400円、田舎そば500円。そば打ち体験(人数限定)は1500円。営業時間は午前10時から。完売次第終了する。公民館前と金原地区の赤ソバ畑入り口では、地元の新鮮農産物の直売、手工芸品の直売。営業時間は午前10時縲恁゚後3時。 -
信州みのわ山野草クラブ第9回秋の山野草展示会
箕輪町の木下公民館クラブとして活動する「信州みのわ山野草クラブ」(22人、白鳥征男会長)の第9回秋の山野草展示会が29日、木下公民館で始まり、朝から多くの愛好者でにぎわっている。展示は30日まで。
発足から5年目。山野草の育成方法研修や寄せ植えなどを勉強するほか、自生地見学などもしている。
今年は8月に三峰川に流木拾いに出かけ、9月の例会で流木に部分的にくぼみを作って山野草を植え込む作品を学び合った。展示会で学習の成果を披露している。
作品は230点。ダイモンジソウ、イワシャジン、ノコンギク、ハゼ、ムラサキシキブなど季節の花木、斑入り植物などがあり、珍しい植物では実を付けたハナイカダもある。
今年は春先の天候不順、夏の暑さで秋の花が例年より少ないものの、展示会場にはきれいに花を咲かせた作品も並び、白鳥会長は「会員が頑張って、よくここまできれいに咲かせてくれたと思う」と話した。
会員が持ち寄る余剰苗の販売、来場者に抽選で無償苗の配布もある。開催時間は午前9時縲恁゚後4時。