-
2007みのわ祭り 熱く
箕輪町の夏を彩る「2007みのわ祭り」が29日、国道153バイパスと工業専用地域内の道路を会場に、踊りや太鼓、みこし大行進、花火大会などで盛大に開いた。東京都豊島区から「東京よさこい」の参加もあり、祭りに花を添えた。
サブタイトルに「踊れ・輝け・箕輪の○(わ)」を掲げた祭りは、鼓笛隊、子どもみこしなどの元気なオープニングパレードで幕を開けた。ワクワクダンシングには小学校や区、企業など24団体、箕輪天竜音頭民謡流しには区、芸術文化協会、福祉施設など23団体が参加し、息の合った踊りで会場を沸かせた。
みのわ太鼓の勇壮な演奏に乗せて、15基のみこしが威勢良く練り歩くと祭りは最高潮に。最後は「みのわ手筒会」の手筒花火大会と、スターマインなどの打上花火大会が同時に見られる納涼花火大会で、手筒煙火や仕掛け煙火、スターマイン、打上花火が夜空を飾った。 -
笑いと健康講座
箕輪町公民館の新講座「笑いと健康講座」が26日夜、町文化センターで始まった。69人の申込みがあり、初回は伊那市西箕輪公民館長で笑い療法士の城取茂美さんが、「笑いが一番」と、笑って歌って元気に過ごす提案をした。
笑いは人を健康にする効能があると言われることから、笑いと健康を目的に学習する講座を開いた。12月までの全6回で落語やマジックなどがあり、4人の講師が担当する。
城取さんは、笑うことで体内のNK細胞が増え、ガン細胞や痛みが減る、血圧や血糖値が下がる、便秘や不眠症が解消される、食欲が出るなどの効果を挙げた。「笑いは絶対に副作用がないすばらしい薬。笑いが1番、薬は2番」と話し、難病患者が優しさ、笑顔、懐かしい歌に触れることで回復した事例も紹介した。
笑顔と元気の輪を広げるため、家中が一緒に食事をし、しゃべって笑って団らんすることも提案した。 -
介護予防の「おたっしゃ教室」
利用者が楽しく活動箕輪町社会福祉協議会は、町地域包括支援センターの委託で介護予防を目的とした新事業「おたっしゃ教室」を開いている。9人の利用者が毎週1回、デイサービスセンターゆとり荘内の教室で運動や趣味の活動を楽しんでいる。
同教室は、運動機能、入浴、生きがいの3つのプログラムを専門職が関わりながら、毎日の生活が元気で過ごせるように支援していく。
対象は特定高齢者。包括支援センターの実務者会で決め、本人や家族の同意を得て参加が決まる。体が不自由な人は主治医の許可も得ている。
6月から始まり、期間は6カ月間。毎回、午前10時から午後3時ころまで教室で過ごす。午前中は運動、入浴、趣味活動・レクリエーション。昼食後に体操・運動を取り入れたレクリエーションや個別の機能訓練をする。スタッフは看護師、理学療法士、介護士。ボランティアも協力している。
回を重ね、利用者からは「こういう教室があってうれしい」「ありがたい」という声も聞かれるようになり、昼食時には盛り付けや配膳を手伝い、職員と一緒に食器洗いをするなど、意欲が出てきているという。
訪問看護ステーション管理者で、おたっしゃ教室責任者の加藤ヨシ子さんは、「教室に来ることで友達ができ、一緒に活動して人との交わりができる」とし、「個人指導のリハビリで介護保険に移行しないよう少しでも現状を維持したい」と話している。 -
ながた荘に鈴虫の声
箕輪町長田のながた荘に、鈴虫の声が響いている。
東京都町田市在住の、ながた荘の利用客から届いた。毎年の恒例になっており、今回は60匹近くいる。
虫かごを1階ロビーのエレベーター前に置いているが、鈴虫の声がロビーに涼しげに響き、利用客の中には、本物の鈴虫が鳴いていると知って驚く人もいるという。
ながた荘では、「秋まで鈴虫の生演奏が楽しめると思う」と話している。 -
KOAが感謝祭バザーの収益金を大萱の里へ寄付
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は26日、6月感謝祭で開いたバザーの収益金10万円を伊那市西箕輪の身体障害者療護施設「大萱の里」(堀井文英施設長)に寄付した=写真。
福祉施設への寄付は11年前から取り組んでおり、今回は13回目。同社では例年、地域社会との信頼関係構築を目的として株主総会後に感謝祭を開催している。その中で、地球環境問題への取り組みとして社員の家庭にある商品価値のある不要品を集めたバザーも実施。その収益は、上伊那の福祉施設に寄付してきた。同施設にはこれまでも車いすやイベント用テントなどを寄贈している。
この日は、バザーの代表者ほか4人が施設を訪問。利用者らにバザーの趣旨などを説明し、収益金を堀川施設長に手渡した。
堀川施設長は感謝の意を示し、「有意義に使わせてもらいたい。AEDの導入を検討しているので、その購入費にしたいと考えている」と語った。 -
飲酒運転防止パトロール
夏の交通安全やまびこ運動の一環で、箕輪町交通安全協会(小林交石会長)と町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は25日夜、町内の飲食店を回って飲酒運転防止パトロールをし、啓発チラシを配った。
町安協役員や推進協の委員ら約30人が5班に分かれ、箕輪町警部交番の指導で飲食店を訪問。店主らに「飲酒運転防止にご協力ください」と県警などが作ったチラシを手渡した。
チラシには「酒酔い運転一発取り消し!」の大きな文字があり、「飲酒運手四(し)ない運動」の4項目などが書かれている。 -
「夏の交通安全やまびこ運動」始まる
07年度「夏の交通安全やまびこ運動」が25日、県内で一斉に始まった。31日までの7日間、県や警察が協力し「信濃路はルールとマナーの走るみち」を運動スローガンに交通事故防止を呼びかける。
南箕輪村の中央道伊那IC出口では、交通安全指導所を開設した。伊那警察署、伊那交通安全協会など関係者約80人が啓発チラシなどを料金所を通過するドライバーに配布=写真。「お気をつけて」などと呼びかけ、無事故を祈った。
また、伊那安協女性部がつくった人形「伊那娘(いなっこ)」も配布。一つひとつ手作りの人形には、運動スローガンが記した紙の札も付いていて、関係者らは「啓発に役立てば」と配っていた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(24日現在)は、303件(前年比31件増)、けが人は388人(同58人増)、死者は0人(同3人減)。県内の人身事故発生数が6658件で前年比539人減に対し、増加傾向となっている。
女性や高齢者が被害者となる事故、夜間や交差点内で発生する事故が増えているという。
啓発チラシなどを配布する参加者(中央道伊那IC、南箕輪村) -
地区巡回健康教室始まる
箕輪町の「みのわ元気サイクル事業」の一環「地区巡回健康教室」が24日夜、箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区に同校体育館で始まった。24人が参加し、メタボリックシンドロームの話を聞き、ウォーキングなど軽い運動で体を動かした。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。10月23日までの全6回。1回に健康学習と運動をセットで行う。モデル地区で効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
健康学習は町の保健師や管理栄養士、運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当する。
初回は健康学習でメタボリックシンドロームの診断基準や内蔵脂肪の種類などを学んだ。運動は家で各自が手軽に出来るようにウォーキング、ストレッチ、セルフマッサージに取り組み、正しい歩き方、足の指や足裏をもみほぐすなどのマッサージを覚えた。
今後、屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画している。 -
箕輪町公民館陶芸講座作品展
箕輪町公民館の陶芸講座が終了し、受講者の作品展が町文化センター展示コーナーで始まった。花瓶や皿などの力作が並んでいる。
初心者を対象に制作の魅力にふれるとともに、地域づくりにつながる出会いやコミュニケーションの場になるよう期待も込めた恒例の講座。
箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんの指導を受けた。全7回の講座で「たたらづくり」や「ひもづくり」などの技法を学び、作陶から素焼き、本焼きまでを体験した。
展示作品は花瓶、植木鉢、マグカップ、皿など63点。色や形に受講者の個性があふれる。展示は8月2日まで。 -
箕輪町のソフトボール3チームが全国へ
箕輪町でソフトボールに取り組む3チームがそれぞれ県大会で優勝し、全国大会に出場することが決まり、各チームの関係者ら計9人が23日、町役場を訪れ、平沢豊満町長に抱負を語った。
全国大会に出場するのは一般男子「ミノワオールスター」、壮年(40歳以上)男子「ミノワクラブ」、実年(50歳以上)男子「ミノワ実年クラブ」の3チーム。いずれのチームも8竏・月の大会に出場するため、週3回ほど、番場原運動場で合同練習をしている。
「ミノワオールスター」は、8月4日から甲府市などである全日本一般男子大会に出場する。県代表になったのは2年ぶり2回目。山田光治監督(43)=松島=は「チーム的には力があるわけではないが全力を尽して戦ってきたい」と力強く語った。
「ミノワ実年クラブ」は、9月22日から高知県である全日本実年大会に出る。全国大会の出場は初めて。三沢民夫監督(60)=松島=は「走攻守の三拍子そろったチームなので、初の全国大会で実力を試してきたい」と上を見据えた。
「ミノワクラブ」は日本スポーツマスターズ男子大会(9月15竏・7日、滋賀県)に出場(既報)。
平沢町長は「スポーツが盛んになると町全体が活性化して心がわくわくする。みんなが応援しているので、順位にこだわらず箕輪町の実力を発揮してほしい」と激励した。 -
独立展、女流画家協会展出展
箕輪町長岡
柴光子さん伊那美術協会の第83回伊那美術展で、最高賞の伊那美術協会賞を受賞した。作品は自然の生命力をテーマにした油彩「大地・私のふるさと」。第80回に続いて2度目の最高賞。「自分に恥ずかしくない絵を出したいと思って出品した。もちろんうれしいけど、自分はまだまだと思ってる」。現状に満足することなく、自分の目指す絵の世界を追い続けている。
本格的に絵を始めたのは8年前。美術部員だった高校時代に県展に入選しているが、長年絵を描くことは忘れていた。子育てが一段落し、陶芸やクラシックギターなどをやったが、しっくりこない。箕輪町公民館の油絵教室に参加し、「私は絵が一番好きだった。もう一度、県展に出したい」と、再び絵筆を握った。
県展は最初の2年間は落選したが、それ以後は連続入選。中央では、独立展、女流画家協会展に出展し入選している。
題材に選んだのは「キャベツ」だった。「身近にあるものが一番いいと思って…」。中央展はテーマを変えず、これでもかというくらいに観察して、飽きるまで描かないと駄目だという。丸のキャベツから葉1枚に、キャベツには青虫やチョウがいるからと、今度はチョウをいっぱい描くなどテーマは少しずつ変化し、今は「チョウ」を題材にしている。
「画面は素朴だけど熱気があふれる絵を描きたい。それが好き」
真っ白なキャンバスに向い、どうしよう、描けるのかな…と必死になって描く。こうして描いたチョウは、「力強い。もっと続けなさい」と中央展でアドバイスを受けた。「あぁ、これで良かったんだ」と感じた。
独立展は100号以上を3点出品する。3点が同じ力で描いていないと落選する。
普段は昼間に絵を描くが、出品が迫っても描けないときは、朝早く起きて描く。制作に行き詰ると、独立展会友の小木曽章八さんに絵を見てもらう。「3点描いているとわからなくなる。アドバイスを聞いて、『あぁ、そうだったんだ』と気がつく」という。
中央展に出品すると指導を受けるが、「評価を受けることも作品を高めるのに大事」と言い、「落ちたときこそ大事にしないといけない」と、なぜ駄目なのかを考え、アドバイスを聞きに行く。
「苦しいけど充実してる。なんとかここまで来たけど、もっともっといいのが描けるんじゃないかなと思う。欲張りかな」(村上裕子) -
箕輪町郷土博物館で土偶づくり
箕輪町郷土博物館は21日、土偶づくり体験会を同館で開いた。小学生から一般まで約15人が集まり、縄文時代の土偶や土鈴などに挑戦した=写真。
取り組みは郷土の歴史や考古学などに関する関心を高めてもらうことを目的とする「町内まるごと博物館事業」の一環。昨年の土鈴づくりに続き、今年は土偶づくりに挑戦する企画した。
参加者は、町内の遺跡や畑などから出土した土偶や土鈴などをモデルとして粘土を成形。竹串で模様をつけるなどして、思い思いの作品を作り上げていた。
制作した土偶や土鈴は3カ月ほど乾燥させた後、職員が焼き上げる。 -
箕輪町が駅駐輪場の放置自転車撤去
箕輪町は20日、町が管理する3駅の駐輪場に放置されている自転車の撤去作業をした=写真。
町による放置自転車の整理・撤去は、駐輪場の整備を目的として毎年行っているもの。木下駅、伊那松島駅、沢駅の駐輪場で事前調査したところ、68台の放置自転車を確認。19日までに持ち帰ることを求める荷札を取り付けた。この日は、それらのうち19日までに持ち帰られなかった自転車を放置自転車として撤去。警察やJR東海職員などの立会いのもと、町職員や各区衛生部などが作業に取り組み、木下で19台、伊那松島で36台、沢で6台の放置自転車を回収した。
撤去した自転車は1カ月間町で保管するが、それでも引き取りにこないものはクリーンセンター八乙女で処分する。
放置自転車には盗難されたものが含まれているほか、通学に使っていた自転車をそのまま駅に放置して卒業する人などもいるという。 -
箕輪町の壮年ソフト「ミノワクラブ」全国大会へ
箕輪町の壮年ソフトボールクラブ「ミノワクラブ」(山岡広好監督、28人)は、9月15-17日に滋賀県守山市で開く第7回日本スポーツマスターズ男子大会に県代表として出場する。6月30日-7月1日に箕輪町の番場原運動場などであった第9回長野県壮年ソフトボール大会(県ソフトボール協会主催)で優勝し、全国大会出場を決めた。
県大会は40歳以上で構成する29チームが出場。ミノワクラブは2回戦で仁科クラブ(大町市)に10-1、準々決勝でスーパァーロビンズ(伊那市)に6-5で勝ち、準決勝は前回優勝チームの常盤クラブ(大町市)に8-1で圧勝。決勝は信州ブルースターズ(大町市)と対戦。6回まで5-5で時間切れのためタイブレーカーを行い、8回で7-6でサヨナラ勝ちした。
全国大会につながる壮年ソフトボールは全日本壮年、県壮年の2大会。同クラブは今回で通算6回目の優勝。全国大会出場は5回目(出場辞退1回)になる。
山岡監督(54)は、「地元開催の中、控えのメンバーも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。応援団の声援もありがたかった。守備でミスが目立ったが、練習どおりの攻撃で得点できた。全国大会では基本プレーの練習を繰り返し、よい成績を残せるように頑張ってきたい」と話している。
メンバーは箕輪町を中心とした40から50歳代。毎週火・金曜日の夜、若手中心の一般チーム「ミノワオールスター」、50歳以上の実年チーム「ミノワ実年クラブ」と合同で番場原運動場で練習している。 -
みのわ元気サイクル事業「地区巡回健康教室」24日から
箕輪町が本年度取り組んでいる「みのわ元気サイクル事業」の一環で、「地区巡回健康教室」が24日から始まる。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。本年度は箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区として実施。効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
24日に開講し10月23日までの全6回。会場は北小体育館で、1回の時間は1時間半。健康学習と運動をセットで行う。約30人が参加を予定する。
健康学習は町の保健師、管理栄養士が担当し、メタボリックシンドロームや食事の話などをする予定。運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当。健康エクササイズやニュースポーツを体験する。屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画。みのわ健康アカデミーのOBも協力する。
町は、「教室で生活習慣病予防について学び、楽しく運動して日常生活に取り入れてほしい」としている。 -
箕輪町安協がみのわ祭り会場で交通安全啓蒙の写真展示
箕輪町交通安全協会は、28日開催の2007みのわ祭りの会場で、初の取り組みとして交通安全を啓蒙する写真展示をする。
多くの人が集まる祭り会場に展示することで、交通安全の意識を高めてもらうねらい。
展示するのは、県警が所有する交通事故現場の写真13点。「シートベルトで助かりました」は、約7メートルの道路下に転落した車の写真。シートベルトをしていたため、かすり傷ひとつなかったという。「ストップ『死亡事故』」は、多重衝突死亡事故で大破し原型をとどめていない車両の写真。
祭り会場の本部席周辺に展示する予定。 -
副町長2人の必要性について意見交換
箕輪町の副町長2人制に関する意見交換会が19日夜、松島コミュニティーセンターであった。地域住民10人余が集まり、平沢町長、町議員と副町長2人制の必要性などについて意見を交わした。
協働のまちづくりを進める町民有志の「みのわ・ネット」(松沢幸利代表)が企画。町議会3月定例会で副町長を2人とする議案が可決されたことを受け、町長や町議会議員に対し、副町長2人制の考えを聞くアンケートを取った。結果を踏まえ、町長から副町長2人の必要性、議員から町議会で可決した経過などを聞いて意見交換する場を持った。
出席者から「町長が最善の道として選んだのなら、良い方向にいくのではないか」という意見もあったが「行革を進めているのは、箕輪だけではない。なぜ、2人いるのか」「現場で解決できることは、担当課に任せれば良いのではないか」など2人の必要性に質問が集中した。
平沢町長は、副町長1人の場合、役場内の事務処理、住民からの苦情などの対応に追われ、まちづくりの中長期展望に立った改革が手につかない実態を説明。「一層の行財政改革と、企業誘致や住宅開発などをストップさせないために2人が必要」と理由を挙げた。
松沢代表は「町民の立場の考えであるか疑問符である」と述べ、住民満足度などに対する町のアンケート結果を待って、今後の方向性を考えたいとした。
会には現・前議員全員に出席を呼びかけたが、出席したのは5人だった。 -
【記者室】夏のイルミネーション
箕輪町の中心市街地で8月1日から、サマーフェスティバルが開かれる。みのわTMOネットワーク2004の企画で、恒例の七夕祭りのほかイルミネーション、歩行者天国などを計画している▼昨冬、TMOで取り組んだイルミネーションの反響が大きく、「夏も」との声があったという。夏らしいイルミネーションにしようと準備が進んでいるが、本町は「流れ星」をイメージし、計画図によると、通りの壁面をすべて使って飾るなど、かなり大規模になりそうだ▼担当する委員会では電飾を付ける竹を切るなど作業に精を出していたが、計画を話す声が弾んで、聞いているこちらまでワクワクした。夏のイルミネーション、どんな「流れ星」が見られるのだろうか。(村上裕子)
-
箕輪ブライトプロジェクト
みのわ祭りでハイブリッド電動三輪車の展示・試乗など箕輪ブライトプロジェクト(15人、小池茂治会長)は、28日開催の2007みのわ祭りで、ハイブリッド電動三輪車の展示と試乗、試作してきた太陽光発電の照明装置などを出品する。
同プロジェクトは、天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置の開発に取り組んでいる。
出品するのは、プロジェクト内のグループが研究開発した太陽光発電の照明装置3号機、小水力発電の電装部分。風力発電の既製品、伊那市役所の水路に設置しているものと同じ小水力発電のベトナム製既製品。ハイブリッド電動三輪車は須坂市ものづくりプロジェクトから借りる。会場には説明パネルも設置する。
「プロジェクトの取り組み成果を見て関心を持ってもらうと同時に、子どもたちにものづくりの楽しさをわかってほしい」としている。
会場は南信熱錬工業の北側駐車場内。時間は午後1時半から。 -
廃食用油リサイクル事業
BDF精製装置増設箕輪町は、地域新エネルギービジョンに基づき進めている「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、バイオディーゼル燃料(BDF)の精製装置を町共同作業の家敷地内の作業場に1台増設した。
町内の各家庭から廃食用油を回収し、共同作業の家で精製したBDFを町が購入して「みのちゃんバス」に使用する地球環境にやさしいリサイクル事業。
06年4月の本稼動から1台の装置で対応してきたが、回収する廃食用油の量が増えたことから、新たに1台導入した。
装置は現在使用しているものと同じ。費用は377万5千円。県の元気づくり支援金2分の1補助を受けた。当面は2台の装置を交互に稼動する予定という。
廃食用油は現在、一般家庭、町内の小・中学校、保育園、民間企業8社から回収している。06年度は9200リットル回収し、BDFを6500リットル精製した。 -
箕輪中部小、東小で耐震補強工事など始まる
箕輪町は、町内2小学校で耐震補強工事などをする。箕輪中部小学校で耐震補強・大規模改造工事が始まり、箕輪東小学校は夏休みを待って耐震補強工事に取り掛かる。
中部小の耐震補強工事は教室棟(南校舎)、管理棟、昇降口。校長室、職員室、事務室、保健室は旧体育館に移動し、工事に支障のある教室は他教室に移動した。既設の木造間仕切り壁やコンクリートブロック壁などを壊し、新たに鉄筋コンクリートの壁にして補強する。
併せて大規模改造工事でトイレを改造する。南校舎4カ所、管理棟2カ所。和式トイレを洋式に替える。南校舎廊下の床の張替えもする。
請負金額は、建築主体工事が箕輪建設工業1億2579万円。機械設備工事はマツシマで4200万円。電気設備工事はみのわ電気工事で1207万5千円。
東小の耐震補強工事は南校舎で、1階普通教室の2カ所と2階図書館の1カ所。中部小と同様の工事で補強する。請負金額は新橋屋建設で983万8500円。
工期はいずれも9月28日。 -
伊那消防組合 資機材搬送車導入
伊那消防組合は13日、本年度予算で整備した資機材搬送車両=写真=の入魂式を伊那消防署で開き、組合長や本部、各消防署職員ら約20人が出席した。
車両は昨年12月、「長野いすゞ」の創立60周年記念の一環で寄贈を受けた2トントラック。同組合はパワーリフト、赤色回転灯、サイレンアンプなどの積載品を取り付けるなどして、組合初となる緊急車両としての資機材搬送車を導入。整備費は250万円。
パワーリフトが整備され、コンテナや資機材の積み下ろしを迅速、安全、確実に行うことができ、関係者は「効率よく作業ができる」と話している。 -
箕輪南宮神社の例大祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社で15日、例大祭があった。町無形文化財である鹿頭踊りを奉納した。
400年以上続く鹿頭踊りは雨ごい祈願として、鹿頭を奉納したのが始まり。今は、鹿の頭に似せて作った色鮮やかなかぶりものを付けた子どもたちが境内を回って奉納している。
神事は天竜川の東西に分けて受け持ち、今回は富田、大泉、大泉新田、大萱が当番。
当番地区の保育園年長児から小学校2年生までの24人が神社や区役員らと一緒に、神社周辺300メートルを歩き、境内で太鼓の音に合わせて、円を描くように3周した。
鹿頭は、編んだわらの上に、鹿の頭を形づくり、着物5反分を頭から足まで垂らす。重さは3キロ余にもなり、保護者に鹿頭を持ち上げてもらう子どももいた。
境内には地域住民らが集まり、かわいらしい行列を見守った。
鹿踊りを奉納すると、必ずといっていいほど、その日のうちに雨が降るという。
また、遷座祭もあり、厄年の男性がみこしを担ぎ、ご神体を三日町の秋宮へ移した。 -
【記者室】子どもに愛情を
全国でわらべうたの講習会をしている「わらべ唄保育研究会」の小林衛己子さんの講座が箕輪町であった。親子対象と大人対象の講座に定員いっぱいの参加があり、子どもたちはお母さんのうたを聞いたり、体を動かして遊んでいた▼今回の講座に限らず、町子どもセンターが開いている「わらべうた」もそうだが、親子でわらべうたをしているとき、子どもたちは本当に純真な笑顔を見せる。その笑顔に周囲の空気も優しく、柔らかく感じる▼小林さんは「愛してるよと言ってほしい」「愛してるよと触れてほしい」「丸ごと愛してほしい」と何度も繰り返した。参加したお母さん達は実践しているのだろうけれど、どれだけ大切か、改めて感じたのではないだろうか。(村上裕子)
-
箕輪町
サークル「楽しいハーモニカ」04年度の箕輪町公民館ハーモニカ講座の受講生有志が、講座終了後もハーモニカを続けようとサークルを作った。05年度の講座の有志も仲間に加わった。講師だった箕輪町木下の山本勝さんに引き続き指導を依頼し、皆で練習に励んでいる。
会員は24人。第2・第4木曜日に町文化センター研修室に集まる。使うハーモニカは「C」「A」「Am」の3本が中心。演奏曲は主に童謡・唱歌で、講師から何曲か楽譜をもらい、4グループに分かれてグループごとに練習する。順番に講師の前で吹き、個人指導も受ける。
グループ練習をすると、皆が一緒に吹いて互いに合わせていくので、自然に音が合ってくる。「一人で吹くとテンポが速くなったり遅くなったりするので、一緒に吹くことが一番勉強になる」と山本さんは言う。さらに、一緒に吹く中で、自分のくせも気付いて直すことができるという。
発表の場は、町の文化祭。時間制限の中で演奏曲を考え、2曲から3曲を披露する。
年2回くらいは要請を受けて福祉施設も訪問し、お年寄りがよく知っている「ふるさと」「ゆうやけこやけ」などの曲を選んで発表もしている。
ハーモニカは、「楽器そのものが手軽に入手でき、昔懐かしい曲が吹ける。最初はとっつきやすいが、吹き始めるとこれが難しい」と矢萩進代表。「技術を要求される。自分もうまくなりたいと思うからね」。奥が深い世界だという。
最初はハーモニカも1、2本持っていればいいと思うのだが、練習が進むと演奏の幅が広がるので別のハーモニカを購入するようになる。会員は最低でも4、5本は持っており、曲によって使い分け、1曲、また1曲とレパートリーを増やしていく。
皆で教え合い、和気あいあいと練習するサークル。これまで文化センターだけで練習をしてきたが、外に出てみよう-と、ながた荘に場所を移し、懇親を深めながらの練習も計画している。(村上裕子) -
箕輪町環境委員会
箕輪町は11日、環境委員会第4回会議を町役場で開いた。町環境基本計画改訂版の作成に向けた改定案を検討するため、委員を委嘱し、改訂版の構成や今後の日程などを説明した。
委員は12人。任期は11日から09年3月31日まで。委員長に小林求さん、副委員長に荻原弥生さんを再選した。
平沢豊満町長は、「環境問題は町としても大きな柱としていろいろな面でアプローチしている。地球環境にやさしい最先端の町になるように、環境基本計画、具体的な実施計画を検討いただく」と、委員の協力を求めた。
小林委員長は、「実行性のある計画ができるよう知恵とお力をお借りし、初期の目的が達成できるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。
今後の予定は、7月から9月に改定案を作成。平行して庁内職員による検討委員会を設けて行政の立場で環境施策を検討し改定案に盛り込む。9月末に改定案を完成させ町長に提出する。 -
みのわ祭り踊り講習会
28日開催の2007みのわ祭りに向け、踊り部会は9日夜、踊り講習会を町民体育館で開いた。約70人が参加してワクワクソングと箕輪天竜音頭・民謡流しを練習した。
ワクワクソングは踊り部会副部会長の木下順子さんが指導。ワクワクダンシングを踊りやすくアレンジしたワクワクダンシングIIを最初に練習し、その後、ワクワクダンシングも練習した。箕輪天竜音頭は副部会長の大槻博一さんが指導した。
参加者は振り付けを覚えようと講師の手本を真似しながら熱心に練習していた。
講習会は17日も町民体育館である。午後7時からワクワクソング講習会、午後8時から箕輪天竜音頭・民謡流し講習会。
祭り当日、踊りは153号線バイパス会場の東側車道を時計回りに進行する。ワクワクダンシングは午後3時縲・時半。3曲踊り5分休憩の60分流し踊り。箕輪天竜音頭・民謡流しは午後5時縲・時。15分踊り3分休憩。 -
親育ち元気アップ講座
箕輪町子どもセンターはこのほど、0歳から3歳の親子を対象にした親育ち元気アップ講座「わらべうたを楽しみながら親子のふれあいを深めましょう」を松島コミュニティセンターで開いた。親子対象講座に40組、大人対象講座に11人が参加し、親子のきずなを深める一手段であるわらべうたを学び合った。
講師は、千葉県在住の小林衛己子さん。93年に0縲・歳児の母子遊びの講座「まめっちょ」を設立し遊びや育児を指導。98年にわらべ唄保育研究会を設立し、全国でわらべうたの講習会をしている。
2、3歳児の親子を対象にした講座では、講師が子ども一人ひとりに布をふわっと飛ばしながら渡し、親子で布を吹いて飛ばしたり、丸めて広げるなどして遊んだ。子守歌も1曲皆で歌って覚えた。
講師は、最近は自動車やベビーカーの利用で親子の距離が遠いことを指摘。「わらべうたで肌と肌で触れ合ってほしい。丸ごと子どもを愛して、いつも愛してるよと言ってほしい」と話した。 -
箕輪町猟友会総会・応急手当講習会
箕輪町猟友会(小林弘人会長)は6日夜、07年度総会と応急手当などの講習会を松島コミュニティセンターで開いた。
総会に併せて応急手当の講習会を開いたのは今回が初。箕輪消防署員を講師に止血と骨折したときの応急処置、AEDの使い方を学んだ。
止血は、傷の心臓に近い側からタオルなど持っているものを巻く方法で、噴き出してくる血の場合は巻いたあとに傷を心臓より高い位置にして手で押さえる方法を学んだ。腕と足のときだけ出来る方法として脇の下、足の付け根の止血点を抑える方法も教わった。
総会では、06年度事業報告・決算、07年度事業計画案と予算案を承認した。
07年度事業は、鳥獣供養慰霊祭の開催、安全狩猟射撃会、安全狩猟講習会、狩猟解禁日の巡視パトロール、射撃大会への参加、有害鳥獣駆除の実施、カモシカ個体調整など。
小林会長は、「有害鳥獣駆除の出動回数が増えている。我々にしかできない社会貢献。協力をお願いしたい。無事故、無違反で経緯するようお願いする」とあいさつした。 -
県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業10月1日運用開始
箕輪町が職員説明会長野県と市町村、広域連合が共同で取り組む「県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業」が10月1日、運用を開始する。箕輪町は10日、初の職員説明会を役場で開き、電子申請の概要や提供サービスの選定などについて担当職員が説明した。今後、各係で提供サービスの項目を検討し、開始に向け準備を進める。
同事業は、例えば情報公開請求や講座申込みなどの申請を電子化し、住民がコンピューターを利用して手続きできるようにするもの。申請は簡易、Office、汎用の3種類。県、70市町村、6広域連合の計77団体が参加し、07年度は53団体が運用を始める。上伊那地域では全8市町村と広域連合の計9団体が参加する。
上伊那8団体の統一サービス提供手続きは▼情報公開請求▼犬の死亡届▼家屋の滅失申請-の3項目。
町は、3項目に加えて提供できるサービスを各係で早急に検討し、準備に入る。
木村総務課長は、「一つでも多くのサービスが提供できるようにお願いしたい」と職員の協力を求めた。