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箕輪町泉沢常会1組の各戸でイルミネーション
箕輪町木下、泉沢常会1組の各戸で飾りつけたイルミネーションが毎夜ともされ、色鮮やかな電飾の光りが冬の通りを明るく照らしている。
昨年に続いて2年目の取り組み。国道153号から箕輪工業高校に通じる道沿いで、賛同した各戸が庭木や玄関などに装飾。赤、青、黄色などカラフルな電飾が点灯するほか、サンタクロースやトナカイなどの飾りもあり、道行く人を楽しませている。
発案者の荻原省三さん「この通りを歩く多くの人にすばらしい感動を与えられたら」と話す。
クリスマスの25日まで毎日、日没から午後9時30分ごろまで灯すほか、24日と大晦日の31日は翌日の朝方まで点灯している。 -
古田人形芝居定期公演
箕輪町教育委員会主催の06年度古田人形芝居定期公演は2日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会、箕輪中学校古田人形部、箕輪西小学校と中部小学校の古田人形クラブが出演し、約300人の観客が地域の伝統芸能を楽しんだ。
中部小の古田人形クラブは本年度発足した。児童8人が毎月1、2回の練習で、人形の組み立て方から始まり動かし方などを練習している。公演では、「傾城阿波鳴門」の人形で、母親が歩いてきて座る、飛脚が手紙を渡す、娘のお弓と母親が抱き合うなど、練習して覚えた一部を熱心に発表した。観客は児童が操る人形の一つひとつの動きに大きな拍手を送った。
部員数が増えた箕輪中は、浄瑠璃「生写 朝顔話」に20年ぶりに挑戦し、部員全員が出演して演じた。 -
箕輪東小5年
花壇にごみ捨て防止看板設置箕輪町立箕輪東小学校5年生の「ひだまり村」(29人、丸山伸一教諭)は1日、環境教育の一環で取り組んできた花壇を整備し、ごみを捨てないよう呼びかける手作り看板を設置した。
同校グラウンド南東の県道沿いにある地域の花壇が利用されなくなり、空き缶、空きビンなどが多く捨てられる状況になっていたことから、5年生が花壇を整備してごみをなくそう-と、春から取り組んできた。
茂った木を切り、雑草を取り、苗を育てマリーゴールド、ダリア、サルビアなどたくさんの花を植えた。初夏から秋まで、手入れをしてきれいな花を咲かせた。
児童の手で生き返った花壇には、ごみの投げ捨てがほとんどなくなったが、冬の間は花がないため、「ごみ捨て防止に役立てよう」と、看板を作った。
児童の祖父が木材を提供し、看板の言葉を皆で研究。「ごみ捨てないで きれいな箕輪町 ひだまり村」と決め、文字を彫り、ペンキで色を塗って仕上げた。
落ち葉をはき、枯れ草を抜いて片付けた花壇に、皆の願いを込めて手作り看板を取り付けた。児童は、啓発用に班ごとにイラストなどを描いて小さい看板も作っており、完成次第設置するという。 -
箕輪手話サークル
ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞箕輪町の箕輪手話サークル(30人、尾曽共春会長)が、06年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞した。4日夜のサークルで尾曽会長が賞状と副賞を披露し、皆で受賞を喜び合った。
福祉分野などのボランティア活動を長年実践し、その功績が特に顕著な団体、個人を表彰する。大臣表彰感謝状は全国で38団体が受賞。長野県内では4団体(2団体、2個人)で、上伊那からは箕輪手話サークルのみ。
11月30日に県庁で伝達式があり、尾曽会長が出席した。
箕輪手話サークルは80年に発足。活動のメーンは学習会と、地域で暮らす聴覚障害者と会員の交流。聴覚障害者とコミュニケーションをとる手段として手話を学び、交流を通して聴覚障害者を理解することに重きを置いている。地元だけでなく上伊那、県などの手話関係の行事に積極的に参加し、楽しく手話を学び、交流を深めている。
尾曽会長は、「一番最初の会員が苦労してサークルを立ち上げ、今に至っている。皆さんの苦労に対してもらった表彰。これを出発点に私達もこれから20年、30年と続けていくようがんばりたい」と喜びを語った。 -
「イルミネーションフェスタみのわ」始まる
箕輪町の中心街に数多く装飾されたイルミネーションが3日夜ともり、冬の市街地を色鮮やかに彩った。
中心街の活性化を目指し、町商工会が進めるTMO構想の実働部門「みのわTMOネットワーク2004」が初めて企画した「イルミネーションフェスタみのわ」。1カ月前から準備を進め、仲町、日の出、通り町、本町の各地区に飾った。
▽太陽のステージ▽銀河の誕生▽太陽系の誕生▽原始地球の誕生▽海の誕生▽恐竜の時代▽凍結の時代竏窒フ各ゾーンを設けて、宇宙の誕生から地球の誕生、生命の誕生を表現。市街地を歩く多くの人が足を止めて、色とりどりの電飾がつくり出す幻想的な世界に浸っていた。
イルミネーションの点灯は午後4時半縲恁゚後11時。期間は来年1月27日まで。 -
箕輪町国際交流員
タム・ヤングさん(29)箕輪町国際交流員として、箕輪西小学校と箕輪中部小学校で児童に英語を教えている。
英国ウェールズ出身。ペンブロックシャー大学でビジネス工学を専攻。就職して2年後、事業を興して造園業を経営した。
大学時代、留学していた日本人の友達に日本の話を聞いて関心を持ち、日本に行きたいと思っていた。その夢を実現したのは04年、ワーキングホリデーで初来日し、東京で英語講師の仕事に就いた。「子どもが好き。子ども相手で、楽しかった」。先生という仕事の楽しさを味わった。
翌年の05年4月から1年間、飯田市教育委員会で小・中学校の英語指導助手として働き、今年4月から箕輪町に来た。
英語指導助手と違い国際交流員は、授業を一人で受け持つ。1年生から6年生まで学年ごとにあいさつ、動物の名前、月や曜日、天気など教える内容を変える。1年生から4年生までは歌や絵本も取り入れ、6年生は会話を中心に指導する。
児童は英語の勉強を楽しみにしていて、「今日は英語ですか?」と質問してくるほど。授業中も、とても元気だという。
「教えることは難しくない。でも、授業の準備が大変」。小学校では、英語学習のカリキュラムはあるものの、まだ確立されていない。「もっとレベルアップしてやりたい。もっといいシステムがあれば」と、よりよい授業を目指し工夫を凝らしている。
「僕は皆さんが好き。一緒に英語の勉強を頑張りましょう。間違いを恐れず、やり続けてください」と、児童にメッセージを送る。
箕輪町の印象は、「人がやさしい。野菜がおいしい」。日常生活は、「外国人を見て会話ができないとためらっている日本人も、日本語で話しかけるとほっとして話してくれる。問題ない」という。
日本に来て驚いたことはパチンコ。音がうるさく、たばこを吸い「本当に変」。英国にはない娯楽施設で、なぜ好きなのかわからないという。
日本食はなんでも食べる。英国の主食はジャガイモやパン。日本は米で違いはあるが、「英国はおいしいものはない。日本はおいしい食べ物がある」と気に入った様子。着物や浴衣にも興味がある。初めて浴衣を着たときは外国人の顔と着物の組み合わせに少し違和感があったが、「2回目はOK」。浴衣姿で祭りにも出かけた。
東京での生活は日本語が話せなくても不自由しなかったが、飯田市に来てから「日本語が話せないと大変」と勉強を始めた。「きれいな日本語を話したい」。剣道やロック・クライミングの趣味があるが、今の趣味は「日本語の勉強かな」と笑う。
「僕は日本が好き。そして日本が僕を好き。ずっと日本で暮らしたい」という。 -
県議選 清水洋氏出馬表明
上伊那郡区選出の現職県議・清水洋氏(53)=志昴会、箕輪町=は2日夜、後援会の拡大役員会で、来春の県議選に同区から出馬する意向を示した。
「政治はあくまで結果責任。次の4年間はみなさんが豊かさを感じられるような政治を目指したい」と語った清水氏は、地域の熱意ある要望をいかにして県へ伝えていくかを次の4年間の課題の一つに上げた。少子高齢化問題については▽働くことを希望する高齢者の雇用体系の確立▽少子化対策に取り組む企業の減税▽県独自の奨学金制度の確立竏窒ネどに取り組む意欲を見せた。
村井県政については「地域の思いを届けるシステムができた」と評価しつつも、衆院議員時代の公設秘書を県の任期付き職員に採用したことなど批判。「いいことはいい、悪いことは悪いと伝え、県議としての筋を通したい」とした。
また、今回の戦局については「大変厳しい選挙になる」とし、出席者に協力を求めた。 -
箕輪町07年度保育料を諮問
箕輪町保育料審議委員会は30日夜、町役場で初会合を開き、平沢豊満町長が07年度保育料を白紙諮問した。
町長は、委員を委嘱し、「税源移譲の関係で保育料にも微妙に影響する。忌たんのないご意見をいただき、適性なご検討をお願いしたい」と話した。
委員は町議会議員、民生児童委員、主任児童委員、町保育園保護者会正副会長、保育園長会長、知識経験者ら10人。委員長は民生児童委員会長の星野和美さん。保育料、園の運営状況、運営費などの説明を受け協議した。
町は06年度、保育料徴収の階層と年齢の区分を細分化し、階層は7階層から9階層、年齢は2区分から3区分に改定して保育料を引き下げた。 -
箕輪町07年度予算編成方針
箕輪町の平沢豊満町長は1日、07年度予算編成方針を示した。一層の「行政経営」型の町政運営の強化・充実と改革推進の考えを示し、選択と集中を図り限られた財源で最大の効果を生むための取り組みを徹底的に進め、メリハリのある予算編成を求めた。
「地方自治体は、自己責任・自己決定に基づく行政運営がより一層求められ、従来の『行政管理』型から『行政経営』型の自治体運営への転換が重要」とした上で、予算編成では「枠配分方式」を継続し、事業のスクラップ・アンド・ビルドをして選択と集中を図る方針を示し、基本となる10項目を設定した。項目は▽振興計画の具体化▽行政改革の推進▽06年度当初予算の経常経費一般財源以内にする経費の効率化▽自主財源の確保-など。
予算編成にあたっての基本姿勢に、最小コストで最高品質の町民サービスなど5項目を改めて指示した。 -
【記者室】古田人形芝居公演
箕輪町上古田地区を中心に江戸時代から伝承されてきた人形浄瑠璃「古田人形芝居」。箕輪西小学校の古田人形クラブが、結成15周年を迎えた。記念事業の古田人形を語る会で児童は、人形の扱いや役の気持ちを理解する難しさに苦労しながらも、できた喜びを味わい、「来年もやりたい」と話した▼古田人形芝居は箕輪中学校に古田人形部があり、今年から箕輪中部小学校にもクラブが発足した。保存会は児童、生徒が人形芝居を継承していくことに期待を寄せている▼実際に人形に触れ、演じることで、伝統芸能への理解や関心が深まる。将来、後継者になるかもしれない小・中学生も出演する本年度の古田人形芝居定期公演は今日、箕輪町文化センターホールである。(村上裕子)
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イルミネーションフェスタみのわ
3日点灯セレモニー箕輪町の中心市街地活性化のため活動する「みのわTMOネットワーク2004」が、「イルミネーションフェスタみのわ」を初企画した。「地球と生命」をテーマに3日から07年1月27日まで、センターパークまつしまを中心にイルミネーションで市街地を彩る。
みのわTMOネットワーク2004は、町商工会が進めるTMO構想の実働部門。04年、日の出商工会が独自で松島駅前通りに電飾をつけたことをきっかけに、05年はTMOの活動として範囲を広げて、今年は委員会を組織して本格的なフェスタを計画した。
フェスタは3カ年計画で、今年は「地球と生命 パート1」。▽太陽のステージ▽銀河の誕生▽太陽系の誕生▽原始地球の誕生▽海の誕生▽恐竜の時代▽凍結の時代-の各テーマを設け、宇宙の誕生から地球の誕生、生命の誕生をイルミネーションで表現する。7メートルもある恐竜も出現する。
点灯セレモニーは3日午後5時から、センターパークまつしま。午後3時から6時まで、ゲーム大会もある。
23日は、町道6号線ゆりの木通りを歩行者天国にする。時間は午後3時縲恁゚後9時。
町道6号線沿いに開設したTMO事務所は、美術ギャラリーとして開放する。 -
箕輪西小がプリンターカートリッジ回収ボックスを町役場に引き渡し
エコ活動への協力を竏秩B使用済みのプリンターインクカートリッジを回収している箕輪西小学校の児童が30日、町役場を訪れ、庁舎内に回収ボックスを設置した。購買福祉委員長の柴聖人君は「家や知り合いで使用済みのカートリッジがあったらいただけるとありがたいです。よろしくお願いします」と、協力を呼びかけた。
町の学校環境プログラムを受け「自分たちにできるエコ活動」を進めてきた箕輪西小は今年の8月から、ほとんどの家庭で廃棄処分されている使用済みカートリッジの回収を始めた。今回、より多くの人に協力してもらおう竏窒ニ、回収ボックスの設置を町に依頼した。エコアクション21活動に取り組む町も、その一環として回収ボックスの設置を引き受けた。
使用済みカートリッジはベルマーク運動の対象となるため、同校では16万点を目標に回収し、来年の運動会に使うテントを購入したいとしている。
回収するカートリッジはキャノン、エプソン製の2種類。収集時に分別してもらえるよう、2種類の箱を作った。回収箱は役場入り口、電話ボックス前に設置されている。 -
山の上企画
赤花ソバ、みのわ温泉源泉を使った新化粧品発売箕輪町三日町の山の上企画(山崎勝美代表)は1日、箕輪町でなじみの赤花ソバと、みのわ温泉源泉を使用した源泉シリーズの化粧品を新発売する。
商品は化粧水、化粧ジェル、ボディソープ、シャンプー、トリートメント、赤花ソバ固形石けん。
乾燥させた赤花ソバ(高嶺ルビー)と源泉を使い、信州らしくリンゴの香りをつけた。保湿効果とアロマによるリラクゼーション効果があるという。石けんは泡立ちがよく、さらに泡切れもよいのが特徴。固形石けんのみ香りを加えず素朴に仕上げている。
04年から06年の2年間の商品開発研究で、モニター調査の結果、ソバアレルギー反応は無いという。
固形石けん630円、そのほかの商品は各1500円。
同時発売する「透明感の有る肌用洗顔石けん」は、植物性石けん素地にローズマリーと国産の天然鉱石ブラックシリカを加えている。価格は1200円。1日縲・5日までは販売記念で千円。
山の上企画で販売する。問い合わせは同企画(TEL79・3338)へ。 -
箕輪町除雪会議
箕輪町は29日、除雪や凍結路面対策のための06年度除雪会議を町役場で開き、業務委託する町内業者計19社に除雪計画を説明し、協力を求めた。
計画では、主要幹線道路で積雪5-10センチ以上を目安に委託業者が除雪作業を始める第1時体制は、総延長99キロ、70路線。午前7時ころまでに除雪する優先重点路線も含む。雪害対策本部が設置された場合の第2次体制は、総延長24キロ、51路線。
雪捨て場は、町営西部運動場、町スイミングプール駐車場、町営沢運動場南側、一の宮リズムグラウンド、天竜川の高水敷。
永岡助役は、「町は路線も多く、町の皆さんがまだ寝ている時間の作業になるが、今年度も協力をお願いしたい」とあいさつした。
町は、12月の広報で「除雪・凍結路面対策について」のチラシを配布。自宅周辺道路と除雪路線に指定されていない「みのちゃんバス」路線の除雪、道路脇の雪だまりの除去など町民の協力を呼びかけている。 -
山の上テラスのクリスマス・イルミネーション
箕輪町三日町の「山の上テラス」(山崎勝美代表)で12月1日、クリスマス・イルミネーションが始まる。点灯は25日まで。
5年目を迎え、今年のテーマは「Love Peace 縲怦、ある平和縲怐v。電飾は教会をメーンに、地上には10メートルもある十字架を作り、クリスマスツリーやサンタクロース、スノーマン、ハートなど庭中に飾りを施した。長さ5メートルの5線譜に、ある曲の楽譜の一部を現した飾りもある。
山の上テラスが自然エネルギーに取り組んでいることから、今年も点灯にかかる電力の3分の1は、風力と太陽光発電でまかなう。
毎日午後5時半に点灯。終了時刻は15日まで午後9時、16日から25日までは午後10時。 -
ながた自然公園
11月末で今季の営業終了箕輪町長田の「ながた自然公園」は30日で、本年度の営業を終了する。
宿泊棟、マレットゴルフ、焼肉広場、足湯は12月から来年3月まで利用できない。テニスコート3面の利用は、ながたの湯フロントに申し込む。ただし積雪時は使用できなくなる。 -
平沢豊満箕輪町長就任式
箕輪町長選挙で無投票当選した平沢豊満町長(65)は、2期目の町政運営のスタートとなる29日、約150人の職員の拍手に迎えられ初登庁した。
就任式で平沢町長は、「初心に帰り、すばらしいまちづくりにまい進したい。輝かしい歴史の1ページが築かれるよう、職員の皆さんとスクラムを組んで一歩一歩前に進めていきたい。行政責任として福祉水準はイコール・オア・ベター、一味違う箕輪の子ども育成、環境や下水道はじめ道路整備、協働をベースに町民と一丸になった知恵とズクを出した取り組みを進めたい。自治体運営は行政経営型を引き続きやりたい。職員が町民のリーダーとなって行政間競争に打つ勝てる行政を作っていく。やった人が報われる体制がさらに明確になっていく。仕事を通じて自己実現できる体制を組んでいきたい。慌ただしく忙しい4年間になると思う。全力投球でいくが、皆さんのご理解とご協力をいただきたい」とあいさつした。
桑沢昭一助役は、「よりよい町づくり目指して職員が一丸となって取り組むことは町長さんと同じ。激務なので健康に留意され、県下に誇れる町づくりのためご尽力をお願いします」と歓迎の言葉を述べた。 -
ボランティアセンター検討委員会が要望
箕輪町ボランティアセンター検討委員会(大槻一子委員長)は27日、デイサービスセンターゆとり荘の改築で社会福祉総合センターに事務局を置く町社会福祉協議会が来年移転することに伴う跡地利用で、「ボランティアセンターとして引き続き使わせていただきたい」と平沢豊満町長に要望した。
ボランティアセンターは現在、社会福祉総合センターを拠点に、2階の1室「ボランティアルーム」で活動している。同センター運営委員会が9月、一般公募5人を加えて25人で検討委員会を組織。「住民から愛され必要とされるボランティアセンター構築」のため、5回の会議で構想や具体案をまとめた。
要望では、ボランティアセンターとして利用する場合の社会福祉総合センターの改修案として▽車両が横付けできる玄関▽2階にトイレ設置▽車いす利用者も会議ができるよう1階に大広場の確保-など具体的な案を挙げ、理想とするセンターの平面図も添付した。
町は、福祉空間等整備事業でゆとり荘周辺を整備し、サービスの幅を広げるため町社協の機能を集中させる計画。社会福祉総合センターの跡地利用は福祉課を中心に検討している。
平沢町長は、「趣旨を酌みながら内容を確認し検討したい」と答えた。 -
国際交流ボランティア大会
窓拭き、落ち葉掃除できれいに箕輪町国際交流協会の日本語教室と子どもポルトガル語教室は25日、ボランティア大会で日ごろ教室会場として利用している町文化センターで窓拭きと落ち葉掃除をした。
授業で使う文化センターに感謝の気持ちを込めた掃除で、初めて計画。外国人を対象とした日本語教室、母国語を学ぶ子どものためのポルトガル語教室の生徒ら約30人が参加した。
センターの大きな窓を丁寧に拭き、子どもたちも竹ほうきで建物周辺の落ち葉を掃き集め、約1時間かけてきれいに掃除した。
終了後はポルトガル語教室の母親が作ったケーキを食べ、皆で交流した。 -
地域交流センター等利活用検討委員会初会合
箕輪町が国のまちづくり交付金事業を活用して進める、箕輪消防署の建替えに伴う消防署と地域交流センターの複合施設の建設に向け、町は27日、地域交流センター等利活用検討委員会の初会合を町文化センターで開き、地域交流センターを生かした子育て支援についてワークショップ形式で意見を出し合った。
計画では、施設は現消防署エリアに建設。12月中に基本設計、07年3月までに実設計し、07年度に着工する。07-08年度事業で、消防署が新施設に移転後、現在の署を取り壊す予定。
検討委員会は、地域交流センターや地域交流広場の利活用について検討、審議する。検討の柱は▽地域交流センターを生かした子育て支援▽同センターを生かした地域防災▽周辺施設との連携による世代間交流-。会議は3回程度開く予定で、毎回1つの柱について意見を出し合い、意見で反映できるものは設計に反映する。
委員は一般と町役場からの計7人。委員長に戸田勝利さん(総務課総務係長)、副委員長に白鳥紀子さん(社会教育委員・民間子育て支援)を選出した。
桑沢助役は「地域交流センターをどう活用するか、皆さんからの意見を参考に設計に取り掛かる。いい知恵を出し合って、いいものを造っていきたい」とあいさつした。 -
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」は25日、箕輪町文化センターであった。親子連れら35人がわらべうたを歌い、一緒に楽しく遊んだ。箕輪町民ら有志によるおなはしを楽しむつどい実行委員会の主催。子ども夢基金助成活動。
福音館書店社外講師として全国で講演活動をしている神奈川県茅ヶ崎在住の荒川薫さんを講師に招いた。
わらべうた「おてぶしてぶし」は、どんぐりが左右どちらの手に入っているかを当てる。皆で歌い、荒川さんが両手をにぎって差し出すと、子ども達が集まって「こっち」と指差し、「おおあたり」と当たると飛び上がって喜んでいた。
「もどろもどろ」「おちゃをのみにきてください」など、参加者皆で輪になって遊んだ。 -
箕輪町・共に活き活き~認め合おう、支えあおう「男と女」~
さわやかパートナーのつどい「共に活き活き」が26日、箕輪町文化センターであった。38歳で主婦から尼僧に転身し、全国各地で講演活動などをしている愛知県良正庵の庵主・小林良正さんを迎え、パートナーへの配慮や感謝を向けることの大切さを学んだ=写真。
小林さんは「和顔愛語縲怩竄ウしい言葉とほほえみ縲怐vを演題に講演。「年をとると『これくらいで分かっているだろう』と思いがちになるが、本当は分かっていないことが多い」と、夫婦関係を指摘。感謝の気持ちをきちんと伝えたり、互いを名前で呼び合うなど、ちょっとした心遣いや言葉を掛け合うことの重要さを示し、「たったこれだけのことで心が丸く収まってくる。『ありがとう』『お願いします』を1日1回でも家族に言えるように努力してほしい」と呼びかけた。 -
南部営農組合収穫感謝祭
箕輪町南部営農組合(柴正人組合長)の収穫感謝祭が25日、木下公民館であった。地元農産物販売、新そばの試食やとん汁のサービスに地域住民が訪れ、にぎわった。
地元農産物販売コーナーは長いも、ゴボウ、白菜、無農薬栽培のキャベツ、リンゴなどを販売した。JA上伊那グリーンセンターみのわによると、今年は白菜やキャベツの出来がよく、リンゴも味がいい。ソバの収量も多かったという。
今年は、水稲育苗ハウス有効利用のため、黒大豆を第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系を確立しようと初めて試験栽培した黒豆も販売。人気を集めた。
箕輪営農組合(藤沢邦彦組合長)の収穫感謝祭は26日、JA上伊那の三日町支所で正午から午後3時まで。 -
箕輪西小古田人形クラブ結成15周年記念行事
古田人形を語る会箕輪町の箕輪西小学校古田人形クラブの結成15周年を記念して22日夜、古田人形を語る会が西小であった。現役クラブ員、卒業生で箕輪中学校の古田人形部員、古田人形芝居保存会員ら33人が集まり、クラブの活動や人形芝居を語り合った。
古田人形芝居は上古田地区を中心に江戸時代から伝承されてきた人形浄瑠璃。79年に箕輪中学校に古田人形部ができ、92年に箕輪西小にクラブができた。03年には善行青少年、青少年健全育成功労者内閣官房長官賞を受賞した。
クラブは毎月3回程度、保存会員の指導で練習し、校内発表会や12月の古田人形芝居定期公演で「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を発表する。今年は4年生から6年生までの13人が活動。17日には15周年記念公演をし児童、保護者、地域住民ら約200人が鑑賞した。
児童は「足の高さや歩くとき、人形の気持ちがわかるようにというのが難しかった」「教えてもらってなんとかできるようになった」「来年もやりたい」など思いを発表した。
保存会員は「芸に完結はない。それが魅力。一生の趣味という気持ちで続けてくれたらなと思う。ぜひ継続して仲間に入ってきてくれることを希望している」と、クラブの児童による古田人形芝居の継承に期待を寄せた。 -
箕輪町
ぷち・らぱん代表
戸田真理子さん夫の両親が暮らす箕輪町に今年7月、夫より一足早く、東京から引っ越してきた。「雑貨の店をやったら」との夫の言葉で起業を決意。「かわいい大人のためのうるおい雑貨」をコンセプトに中心商店街に店を構え、新たなスタートを切った。
店名は仏語で小さいウサギの意。子どもが一文字ずつ読めるよう平仮名にした。店にはフランスとベトナムの品、今まで使ったブランドなど自分の好きなものを置こうと考えた。なくてもいいけど、あれば生活がうるおう。そんな「うるおい雑貨」をそろえた。
オープンから2カ月。若い世代が店を探して訪れる。「おかげさまで毎日忙しい。皆さんゆっくり見てくださって、居心地がいいのかなと本当にうれしい」と微笑んだ。
東京では、接客マニュアルを作り指導する仕事をしていた。仕事を辞める前の1、2年はホスピタリティーも学び指導していたが、実際の接客は初。「接客の基本は、心から来ていただいたことに感謝すること。自分が教えていたことは間違っていなかった」と実感した。
ターゲットは20歳代後半から30歳代。東京のイメージは、30歳代で結婚し35歳で2、3歳の子がいる。しかしここでは「こんなに若い人がいると思わなかった」と驚いたほど若い世代、小さな子ども連れが多いという。
店内は1軒の家をイメージしキッチン、クローゼット、勉強部屋などテーマを持たせたディスプレイだが、客層を見て、お母さんの買い物中に子どもが遊んで待てるコーナーも新たに作った。定休日もディスプレイを変えたり、半受注の棚を作ったりと忙しい毎日を送っている。
もともと雑貨が好きで、お気に入りはアメリカのスーパーで買ったポパイの缶詰。ホーローは15年も愛用している。パリを訪れるときも、わざわざアパートに泊まり、例えばヨーグルトなどかわいいパッケージのものを買い、中身を食べて容器を持ち帰る。
料理好きで、台所用品はかわいいものが欲しいと、特に布きんは色柄がきれいなフランスものにこだわる。「ちょっとした贅沢。小市民なんですけどね」と、トイレットペーパーも柄物を使う。
購入するばかりでなく、身近にあるビンに手を加えるなど、型にはまらず自由な発想で雑貨を生活に取り入れている。
勤めていたころは、「雑貨屋さんを見てまわるのが息抜きだった」。買ってはみたものの家に帰ったらサイズが合わないなど、買い物で失敗したこともある。「一度家に帰って考えて」。自身の経験からのアドバイスだ。
箕輪での生活も4カ月が過ぎた。「本1冊買うにも手に入らないなど、あまりにも地方と東京の違いを感じた。だから、私の店に雑貨が好きで集まってくれる人には、ここに来ればあるというふうにしてさしあげたい」。商売よりも友達づくりを考えて始めた店。「皆さんがとても温かい。無理しないで、ずっと長くやっていけたら」。
ハンドメイド作品を展示する店内の無料貸出テーブルをきっかけに、人が集まる試みとして、12月にハンドメイドフェスタを計画している。(村上裕子) -
箕輪中学校安全願い隊発足
箕輪町の箕輪中学校で22日夜、生徒の安全を見守る保護者やボランティアの「安全願い隊」が発足した。町内5小学校は、みまもり隊組織がすでに活動しており、箕輪中の発足で町内全小・中学校で子どもを見守る体制が整った。
各クラスの正副学級PTA会長とボランティア8人の計46人でスタート。生徒の登下校時間帯に通学路に出て安全を見守る。都合のつく時間帯で目安は登校が午前7時から8時、下校(冬期)は午後4時45分から6時ころ。登校時は交通安全、下校時は不審者や交通安全を中心にし、特に自宅近くの通学路で人通りが少なく見通しが悪い場所、交通量が激しく危険な場所に立ったり、学区内を散歩する。
隊員は町安全みまもり隊連絡協議会が用意した腕章と帽子を着用する。
発足の会では、隊員を委嘱し、活動を確認。PTA会長は「生活や教育全般で何気なく、そして深くつながることで地域がつながる。この会が子どもと地域がつながる絶好の機会になればと思う」とあいさつした。 -
ファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会12月3日開催
天竜川流域の自然に親しみ、健康と友情を育み仲間の輪を広げるファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会が12月3日、箕輪町である。町民有志の実行委員会が準備を進めている。
実行委員会は、天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」で組織。町が昨年度から始めた熟年者の健康レベル向上を目的とした「みのわ健康アカデミー」1期生の有志、ランニングチームちいむもみじも協力している。
今大会は、協働のまちづくりに向け町保健福祉行政に役立てることができるよう、07年の正式大会(町共同開催)の準備のための大会。自分で歩いてイベント作りをする。企画段階から当日の運営まですべてを、来年度大会の検討材料にする。
コースは「にこにこコース(6キロ)」「しっかりコース(8キロ)」の2コース。天竜川の自然環境を守ること、町民の健康づくりや憩いの場として河畔道路の利活用も考える。コース途中で、7月豪雨災害で被災した北島地籍の天竜川堤防の現状も見学する。
会場は、みのわ天竜公園。午前9時半集合、10時スタート。公園の天竜河畔を発着とする東西橋までの上流3キロ地点折り返し。しっかりコースは、さらに下流帯無川合流点まで往復2キロ。歩き終わると公園でとん汁サービスがある。
参加は当日会場で受け付ける。小学生以下または重度の障害がある人の参加は保護者や介護者の同伴が必要。参加費200円(スポーツ障害保険など)。高校生以下は無料。
実行委員会は、「家族一緒に、友達を誘って参加し楽しいひとときを過ごしましょう」と多くの参加を呼びかけている。
問い合わせは実行委員会事務局の町公民館(TEL79・2178)へ。 -
農事組合法人みのわ営農設立発起人会最終会議
農事組合法人みのわ営農設立発起人会の最終会議が21日夜、箕輪町役場であった。定款と役員選任を承認し、設立総会の日程、議題を確認した。
協議で定款、役員選任をそれぞれ承認。発起人が署名捺印した。総会の議事は、組合の定款などの承認、加入者の承認、理事及び監事の選任、07年度事業計画・収支計画の承認など8議案と付帯決議。
みのわ営農は21日現在で組合加入者数582、出資口数は3万137口。出資金の1口額は100円(水田面積1アール)。07年度事業計画案の事業量計画は農作業受託が耕起・代掻き、田植え、収穫いずれも150ヘクタール。
設立総会は当初予定を変更し、12月17日に町文化センターで開く。記念講演会は午後1時30分から。設立総会は午後3時から。
記念講演の演題は「本当の食卓とは…次世代に伝えたい心豊かな暮らし」。講師は料理研究家の横山タカ子さん。自宅で料理教室主宰。長野県カルチャーセンター講師。 -
第4回子どもスポーツ大会
長なわとびの記録に挑戦箕輪町教育委員会と町子どもセンター主催の第4回子どもスポーツ大会は18日、町民体育館であった。児童、生徒は皆の息を合わせて長なわとびの記録に挑戦した。
町内の地区子ども会単位でチームを作り、小学生から中学生までが力を合わせてスポーツを楽しみ交流を深める目的。
なわとび2種目は▽5分間に低学年は5人1組、高学年と中学生は10人1組での連続跳躍数▽1分間に縄を通過した人数-。低学年、高学年、中学生ごとにチーム編成した。
子ども会ごとに練習を重ねて出場。1回でも多く跳ぼうと「1、2、3…」と数える声も大きくなり、失敗しても「もう一回」と挑戦。「跳んでる様子をイメージして」など、周囲の大人からアドバイスも飛び交った。
最長記録は、連続跳躍数は低学年が松島A49回、高学年は北小河内B44回、中学生は松島29回。通過人数は低学年が沢32人、高学年は木下100人、中学生は長岡75人だった。 -
赤ソバ刈り取り作業始まる
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で18日、住民有志の「古田の里赤そばの会」の耕作部(唐沢幸道部長)による赤ソバの刈り取り作業が始まった。
赤そばの里は本年度から、町の委託を受け上古田地区の住民有志の会「古田の里赤そばの会」が、観光的な歩道整備や景観整備も含め赤ソバの栽培、管理に取り組んでいる。
初日は耕作部の3人が集まり、霜が下りたためソバが少し乾くのを待っての作業となった。赤そばの里の面積は4・2ヘクタールと広いため、作業には3、4日かかる見込み。全体で千キロ収穫したい-としている。
刈り取った実は「きれいな、いい実。今年は花がきれいに咲いたから、実もいいのかもしれない」という。10日間ほど自然乾燥させ、とうみにかけて町に納める。