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枝豆狩り
箕輪町の南部営農組合が水稲育苗ハウスで栽培している黒大豆の枝豆狩りイベントが27日、中原のJA上伊那北部育苗センターのハウスであった。約50人が訪れ一抱えもある枝豆を嬉しそうに持ち帰り、盛況だった。
水稲育苗ハウスを有効かつ効率的に利用し、農業生産に役立てようと、今年初めて黒大豆「玉大黒(タマダイコク)」の栽培に取り組んだ。第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系の確立のため、ハウス6棟約11アールで試験栽培している。
枝豆狩りは、1メートルの荒縄で結わえるだけ収穫した枝豆を持ち帰りできる。長岡区の夫婦は、「主人が枝豆が大好きで1年中食べる。黒豆は味が違っておいしい」「すごくうれしい。今日はおいしく飲める」と話しながら収穫していた。
育苗ハウスで黒大豆の栽培は珍しく、南部営農組合は先進地の事例などを参考に栽培。摘芯(しん)による収量などの比較試験では摘芯したほうが多く実がつく結果を得た。無農薬栽培で、少し虫がついてしまうなど来年に向け課題もあるが、柴正人組合長は、「初の企画だったが予想より大勢訪れてくれた。まめまめしく働き、正月には黒字になるようにとの願いを込めて、残りは黒豆として収穫する。来年も研究して育てていきたい」と話した。 -
中原地区子ども会が豪雨災害義援金送る
箕輪町の中原地区子ども会は25日、地区納涼祭で販売したかき氷の売上金全額2万円を7月の豪雨災害義援金に-と町に届けた。
会長の箕輪中学校3年泉伶奈さんが中原分館の唐沢優分館長と共に町役場を訪れた。泉会長は、「災害義援金のために集めたお金です」と平沢豊満町長に手渡した。町長は、「子ども会の皆さんの気持ちがうれしい。貴重なお金なので、皆さんにお渡ししたいと思います」と感謝した。
中原地区子ども会は小・中学生合わせて25人。「災害で大変な被害にあった家がある。少しでも力になりたい」と、役員で義援金を集める計画を立て、泉会長が中学生10人に電話連絡をした。
8月14日の分館主催「納涼祭」会場で、義援金目的の案内チラシを張り、中学生5人がかき氷を1カップ100円で販売した。氷は分館で購入し、かき氷の機械は中学生が家庭から持ち寄った。区民らの協力もあって売上は200食分2万円になった。 -
箕輪町女性団体連絡協議会長
釜屋美春さん箕輪町女性団体連絡協議会の申し入れにより、町で19年ぶりに開かれた女性模擬議会。女団連会長として議長の役に就いた。
「私達の企画に町の方が全力を上げて下さった。本当に感謝ですね。勉強不足のところもあったけど、町政を身近に感じることができて、いい勉強になった。皆がいい雰囲気の中で終わることができてよかったし、“行動する女団連”として、大きな成果だったと思う」
女団連は今年、「協働のまちづくりへ行動する女団連」をスローガンに掲げている。
町議会から町政に関心を持ってもらうために-と、女性模擬議会の話があった。昨年、伊那市で女性模擬議会があり関心を持っていたこともあり、「大いにやりましょう」と、町に申し入れた。
約2カ月半の準備期間に、皆で問題点を出し合い、検討し、女団連の各構成団体にふさわしい質問を選んだ。現職や元職の町の女性議員をはじめ、知り合いの町議らにもアドバイスを求め、一般質問の原稿を準備。「女性として子どもの教育問題はどうしても入れたい」「7月の豪雨災害も質問したほうがいいのでは」と、ぎりぎりまで調整が続き、会長として原稿確認の作業にも追われた。
当初、一人の持ち時間は10分だったが、町が15分に延長。しっかりと質問し、答弁を求める時間を与えてくれた。
最初は「間違いなく読めればいい」、次は「少しは町長さんや町部局の方の顔も見たほうがいい」と、皆で励まし合いながら練習を繰り返した。2回のリハーサルを経て、緊張の中で迎えた当日。議長席に座り、「初めはドキドキしてね。ここで町のいろいろなことが決まるんだなと厳粛な感じがして、きちんとしないといけないと身の引き締まる思いだった」。11人が模擬議員として登壇し、一般質問した。議長、模擬議員ともに初めてとは思えないほど堂々と立派に務め、無事に閉会した。
「町長さんから、ごみ問題や男女共同参画など女団連がリーダーシップを取る投げかけをいただき、女性のパワーに期待するお話もあったので、皆で勉強し検討していきたい」。“まちづくり”のためにと取り組んだ模擬議会で、今後の課題も見出した。
美容師として開業しているため町商工会女性部に所属。女性懇話会、ボランティアグループ「エコ・ネット」にも入っている。「女性が集まって勉強しあうのは自然な姿。女性の視点は平和的で愛があり、生命の尊厳も常に意識している。ストレートな意見が大事で、それが消えないように、草の根運動としてつなげていきたい」という。
女性団体として多くの女性議員誕生を願う一方で、議員という形で行政に参画していくことだけが最善策ではないとも考えている。「政策決定以前のほうが大事。地域の中で力を発揮し、町に意見を届けることはできる。市民活動が大事なので、その部分がどうしたら元気になるか常に考えたい」。
女性が地域の中で自分は何ができるのか考えていくことの大切さを実感している。「そのきっかけに、女性団体に入るのもいいと思う。関心を持って一歩踏み出してほしい」と同じ女性にエールを送る。 -
箕輪中部ヤンキースがミズノカップで準優勝
箕輪少年野球連盟に加盟する箕輪中部ヤンキースが、第15回ミズノカップ少年軟式野球大会(15、16、18、20日、松本市野球場ほか)で準優勝に輝いた。
今年のミズノカップは、ミズノ創立100周年記念大会で、新潟県と山梨県のチームも参加し、県内からは70チームと大会史上最多の72チームが出場して盛大に開かれた。
箕輪中部ヤンキースは、1回戦から3回戦まで順当に勝ち、準決勝リーグに進出。山形キヨミズ(東筑摩郡)に3対2、上高田少年野球(長野市)に7対2で勝ち、決勝リーグに進んだ。
決勝リーグは豊野アップルズ(長野市)を7対5で下したが、寿ヤングバード(松本市)に0対1で惜敗。優勝は逃した。優勝は寿ヤングバード、3位は豊野アップルズ。
箕輪中部ヤンキースは過去に、同大会で優勝2回、準優勝1回の経験がある。監督のこだわる“つなぐ野球”と、それに見事に答えた子どもたちの頑張りが、2度目の準優勝という素晴らしい結果につながったという。 -
ながた荘、ながた農園のトマトをみのわ園に届ける
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は24日、宿泊客用の収穫体験場として整備した「ながた農園」で収穫した無農薬栽培トマト約10キロを、特別養護老人ホーム「みのわ園」にプレゼントした。
今年、本格的に活動を開始したながた農園で、7月からトマトやキュウリのもぎ取り体験をしてもらっているが「初めて採った」「新鮮」と都会の宿泊客などに好評だという。野菜は料理などにも使っているが、たくさんのトマトが食べごろとなったため、お菓子の出張販売で交流のある「みのわ園」に提供しようと考えた。持参したトマトは、ながた荘の従業員が園を訪れる直前に収穫。お菓子の出張販売に合わせて持参した。
トマトを受け取ったお年寄りたちは「見事だね」「すごい」などと色付いたトマトに歓声をあげた。みのわ園は「それぞれの体調に合わせ、利用者たちにトマトを味わってもらう」と話している。 -
ながた荘によるお菓子の出張販売、みのわ園で好評
箕輪町の特別養護老人ホーム「みのわ園」で定期的にある「お菓子の出張販売」が、利用者に好評だ。菓子の販売に訪れているのは、みのわ温泉「ながた荘」。今年1月から、月2回のペースで園を訪れているが、その日を楽しみにするお年寄りも多く、20人近くが利用する日もあるという。
みのわ園は、外出できないお年寄りの生きがいづくりを目的に、約7年前、菓子の出張販売を導入。しかし昨年、販売を依頼していた業者が、出張販売の継続を断念。そこでみのわ園は、同じ町内にあるながた荘に出張販売を頼んだところ、ながた荘側も「お年寄りとの交流もできれば」と快く了承。交流を続けている。
ながた荘が持参する菓子は40種類ほど。麦らく、かりんとう、甘納豆といった昔懐かしい菓子を多く取りそろえ、ハッカあめが人気だという。
施設側が利用者の健康状態を管理しているが、個人の意を最大限尊重できるよう配慮している。 -
ふれあい広場27日
箕輪町社会福祉協議会の恒例、福祉の集い「ふれあい広場」は27日、町民体育館と武道館である。「広場で多くの人とふれいあいましょう」と多くの来場を呼びかけている。
人と人とのふれあいや交流を大切にし、「だれもが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えよう」と開く。
広場は午前9時縲恁゚後2時。ステージ発表は午前10時縲怐B各コーナーは午前9時45分縲恁゚後1時。
特別企画は「アツキヨ」のライブ。アツキヨは、ギターとボーカル担当アツシと、聴覚障害のハンディを持ち手話を取り入れたサインボーカル担当kiyoによる音楽ユニット。町民体育館で午後1時縲怐B
ステージ発表は▽箕輪中学校吹奏楽クラブ▽みのわ手話ダンスの会▽日本舞踊羽月の会▽「アツキヨ」サイン会▽伊那養護学校舎子太鼓▽せせらぎ会▽ビートアクションフェアリー▽「アツキヨ」ライブ▽みんなでダンスダンス-。
コーナーは▽福祉体験コーナー=車いす、アイマスク、朗読、展示、手話、要約筆記など▽遊びコーナー=風船ふわふわ、ヨーヨー釣り、昔の遊び、紙飛行機、水鉄砲など▽販売コーナー=日用品バザー、手作り品の販売▽展示コーナー=学校給食の試食と紹介、福祉施設の作品展、福祉機器の展示、国際交流広場、押し花体験、ぱかぱか塾など▽食べ物コーナー=五平もち、おにぎり、焼きもろこし、焼きそば、焼いも、綿あめ、ジュースなど▽上伊那スポーツフェスティバルコーナー=スマイルボーリング、ペタンクなど-。休憩所で抹茶のサービスもある。
「ふれあい広場巡回車」のステッカーがついた巡回無料バスも運行する。 -
音声告知放送受信機の故障確認を
箕輪町の音声告知放送で、21日の落雷の影響により、受信機が聞こえなくなった加入世帯が出ている。町役場総務課広報係に問い合わせが来ており、係では「受信機が聞こえるかもう一度確かめてほしい」と呼びかけている。
受信機の緑色の電源ランプがついているのに放送が聞こえない場合、確認手順は(1)乾電池を取り外す(2)電源プラグをコンセントから抜く(3)電源プラグをコンセントに差し込む-。この操作で電源ランプが点滅すると通常の状態に戻り、放送が聞こえる。
確認手順に沿って操作しても電源ランプがつかないときは、機械本体の故障の可能性があるため、総務課広報係(TEL71・1610)へ連絡する。
音声告知放送は災害時などの情報も流れるが、万一のときに故障に気づいてもすぐ対応できない場合がある。係では、「確認をしてもらい、故障している場合は早めに連絡してください」としている。 -
19年ぶりに女性模擬議会
箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場であった。19年ぶりの女性議会で、11人が登壇し農業、商業、福祉、環境、教育行政など多岐にわたって質問した。
女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来となる。女性の視点からの声を町政に反映してほしい-と女団連が申し入れ、町も模擬議会開催を模索していたことから実現した。
模擬議会議員は25人。女団連に所属する11団体の代表が務めた。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。
豪雨災害で地域ふれあいマップが生かされた点について原田とみ子さん(エコ・ネット)が質問。平沢町長は「北小河内は一気に土砂が押し寄せたためパニック状態になり、組織的動きができにくかった。地震は瞬間的に起こる。パニックのときにどういう体制を作るかもう一度検討し、今回を教訓に生かしていきたい」と答えた。
唐沢喜美子さん(婦人教育推進協議会)は、天竜護岸利活用プロジェクトへの町の関わり方を質問。町長は「河川版のアダプトシステムを提案している。町はバックアップする」と答えた。大槻一子さん(ボランティアセンター運営委員会)はボランティアセンターの改善を尋ねた。町長は「ボランティアセンターの必要性は十二分に考えている。社協の機能をゆとり荘に移すことを考え中。場所は今の福祉センターがベターと思うが、貴重な意見をもらい素案を作りたい」とした。
議会を終えた釜屋議長は、「議会が身近になった。町長に、女団連のリーダーシップや審議会への積極的な応募など課題をもらったので、勉強し検討していきたい」と話した。 -
未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」発行
箕輪町の子育て中のお母さん有志による「子育てママさんs」が、未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」第1号を発行した。
少しでも情報発進をしたい-と有志を募り、情報誌の編集・発行をする「子育てママさんs」を組織し、活動を始めた。
情報誌はA3用紙の両面印刷で、半分に折っている。企画▽親子でうたいましょう▽読んであげましょう▽出かけてみましょう-は毎回掲載。第1回は、歌は「ももたろう」、おすすめ絵本で「だるまちゃん・りんごちゃん」、町内保育園解放日「のんたんの日」を紹介した。町公民館おかあさんと一緒事業の案内もある。
特集は「子育てサークル全紹介」。町内有志サークル4団体、地区子育て学級10団体の活動日、登録者数、活動内容などを載せた。
情報誌は町文化センター、図書館、役場などに置き、10カ月児相談でも配る予定。今後は定期的に発行する。
発行記念プレゼントも実施中。詳細は情報誌で。情報と編集・発行に携わる仲間も募集している。問い合わせは町教育委員会町子どもセンター事務局(TEL70・6603)へ。 -
【記者室】女性議会
箕輪町で19年ぶりの女性模擬議会があり、女性団体連絡協議会の11人が一般質問した。緊張していると話していたが、議長はじめ質問議員は皆さんとても落ち着いて、堂々としているように見えた▼女性が議会を体験することは、行政に対する関心が高まり、模擬議員以外の多くの女性の関心も得られる。「大勢の女性議員の誕生を期待する」という町議長の言葉のように、女性議員を増やすことにも貢献できるかもしれない▼今回を機に例えば数年おきにでも、多くの女性が体験できる場が生まれると、行政や議会がより身近になり、協働意識も増すのではないだろうか。女性に限らず、子ども議会もいい。次代を担う箕輪の子たちが町に関心を持つ一助になるだろう。(村上記者)
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水稲育苗ハウス利用で黒大豆栽培
枝豆収穫、黒豆販売の栽培体系の確立探る箕輪町の南部営農組合は今年、水稲育苗ハウスの有効利用のため、JA上伊那北部育苗センターのハウスで黒大豆の栽培に取り組んでいる。
水稲育苗ハウスは4、5月に水稲苗を育て、水稲耕作者に配って年間の役目が終わる。残りの期間を有効かつ効率的に利用し、農業生産に役立てようと、これまで花、野菜の栽培、イチゴの採苗などで優先的に利用しているが、全ハウスの利用には至っていない。
このため、黒大豆を栽培し、第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系の確立のため、今年から試験栽培を始めた。
大豆の品種は「玉大黒(タマダイコク)」。栽培面積はハウス6棟で約11アール。6月1日に種をまいた。
伊那西部農業振興推進協議会の栽培技術試験も併せて実施。摘芯(しん)をすることによる収量などの比較試験で、7月27日に試験ハウスで摘芯をした。25日に調査する。
今年の栽培状況などをみながら、大豆栽培を来年につなげていきたい-としている。 -
箕輪町女性模擬議会24日
箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場である。11人が登壇し一般質問をする。
女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来、19年ぶりとなる。模擬議会の開催を町も模索するなかで、女団連から提案があり、双方の思いが一致して実現したという。
模擬議会議員は25人。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。女団連に所属する11団体から代表者が参加。11人が一般質問する。
一般質問の要旨は次の通り。
田中利子さん (1)ながたの湯及びながた自然公園の充実(2)青少年の健全育成
北原愛子さん (1)新規就農支援事業(2)農業後継者(3)地産地消
原田とみ子さん (1)町の環境美化、清掃(2)豪雨災害
小林ふさ子さん (1)少子化対策に対する町の対策と今後の取り組み(2)人権・男女共同参画づくり
林とく江さん (1)生ごみの減量とリサイクル施設の設置
荻原弥生さん (1)介護保険(2)生活改善
池上智恵子さん (1)若年母子家庭の自立支援(2)学童保育(3)未満児保育
浦野美保子さん (1)中心市街地活性化法改正における町行政の商業振興(2)大型店と地元商店街の空き店舗対策(3)1集落1店舗の誘致と助成
伊藤喜代子さん (1)子育て支援(2)公園・緑地利用
唐沢喜美子さん (1)元気センター(2)天竜護岸利活用
大槻一子さん (1)福祉施策とボランティアセンターの改善(2)今後のボランティアセンターのあり方(3)総合的な多目的ボランティアセンターの設立が必要 -
箕輪町スイミングプール利用まとめ
箕輪町教育委員会は20日に今季の営業を終了した町スイミングプールの利用状況をまとめた。26日間の営業で4315人が水泳を楽しんだ。
今季は7月15日にプール開きをし、20日までの28日間で雨天中止が2日間、営業は26日間だった。無料開放したプール開きは幼児から一般まで150人が利用。シーズン中に有料入場者と無料入場者を合わせ4315人が訪れた。05年度は27日間営業で4258人で、本年度は57人とわずかに利用が多かった。入場料合計は39万5900円。
スイミングプールの忘れ物を、町文化センターで保管している。町教委は、「心当たりのある方は取りに来てください」と話している。
忘れ物は水着、ゴーグル、バスタオル、水泳帽子、帽子、日傘、浮き輪、ボール、水筒、眼鏡ケースなど。名前を書いたものもある。問い合わせは文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町で絵本作家・あきやまただしさんを招いたお話し会
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、絵本作家・あきやまただしさんを招いた読み聞かせ講演会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。約200組の親子が集まり、あきやまさん独特の絵本の世界を楽しんだ。
絵本や読み聞かせなどに触れ、子どもたちに豊かな心を育んでもらうことなどを目的として活動する同会は今年、子ども夢基金の助成を受け年内に4回のイベントを企画。今回はその2回目で、これまで箕輪町に招いたことがなかった絵本作家に講演を依頼した。
あきやまさんは、子どものリクエストに応じて自身の作品『へんしんトンネル』や『たまごにいちゃん』などを感情のこもった口調で読み上げた。子どもたちも、一緒に言葉を口にしながら、絵本が繰り広げるさまざまな世界を楽しんでいた。また、作品に登場する主人公をテーマとした歌の披露などもあり、会場をわかせた。 -
箕輪町滞納整理24日から
箕輪町は24日から9月1日までを滞納整理重点期間として、庁内を上げた滞納整理に取り組む。
8月は滞納整理月間。重点期間は、主に現年度分で、町が納付書、督促、催告書を送付しているがまだ未納になっている税、料金を徴収する。
対象は町民税(1期6月)固定資産税(1期4月)軽自動車税(全期5月)国民健康保険税(1期6月)介護保険料(1期6月)水道料(2月縲・月検針分)下水道使用料(2月縲・月検針分)住宅使用料(4・5・6月)保育料(4・5・6月)。
滞納整理は課長、係長、事務担当者、税務財政課・収納対策室の職員64人が、2人1組の班編成で取り組む。 -
陶芸講座(後期)開講
箕輪町公民館の06年度陶芸講座(後期)が18日、町文化センター創作室で始まった。受講者は、粘土を練って作品づくりに取り組んだ。
初参加4人を含む20人が受講。箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんが指導する。7回の講座で作陶が4回、素焼きと本焼きを文化センターの窯で体験する。
初回は、作陶の題材として市川さんがタタラ作りの花器を紹介。筒型で足を付ける。前期から継続して参加している受講者は、題材の花器のほか、それぞれが作りたいものに挑戦した。
初めて参加した人は、粘土を練る基本から指導を受けた。汗をかきながら熱心に練り、たま作りという成型方法でろくろに玉のように丸くした粘土をのせ、粘土をつまみ上げて茶わんなどを作った。
2度目の受講となる女性は、「いろいろ作ってみたいけど、植木鉢を作りたいと思って参加した」と話し、作品づくりに没頭していた。 -
箕輪南小教職員が救急講習受講
箕輪町の箕輪南小学校の教職員は18日、箕輪消防署員の指導で、自動体外式除細動器(AED)を用いた応急手当を含む普通救命講習を同校で受講した。
教職員はAEDの講習を1回は受けるよう県教育委員会の指導があるため、夏休み中に計画。教職員13人が参加した。
講習内容は、心肺そ生法、AED、止血法、異物の除去。AEDは意識、呼吸、循環のサインがない傷病者に対して使うもので、音声メッセージの指示に従って電極パッドを張る、心電図を解析する、除細動(電気ショック)のボタンを押すなど操作方法を学び、人形で実際に練習した。
心肺そ生法では、意識の確認、気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージなど一連の流れの説明を受け、人口呼吸2回、心臓マッサージ15回のサイクルを一人ずつ練習。心臓マッサージは手を置く位置の確認方法や、ひじを伸ばして体重をかけて押すなどポイントを確認しながら熱心に学んだ。 -
箕工、多部制・単位制の校名を募集
高校改革プランの実施計画に基づき、09年度から移行する新しい多部制・単位制高校の設置準備を進める箕輪工業高校将来計画準備委員会は、新しい学校の校名と校歌、校章に関する意見を広く一般から募集している。 新知事に代わり、高校改革についてもさまざまな議論が取りざたされている。しかし、箕輪工業高校では従来から、新しい形態である「多部制・単位制高校」を理解してもらうには周知に時間をかける必要があるとして、速やかな準備を進めている。
校名などを一般から募集する背景には「新しい学校を地域の声によってつくっていきたい」という願いが込められており、これまでの箕輪工業高校同様、地域と共に根ざした学校づくりを目指す。
校名は、校名案とその命名の理由を明記し21日から9月19日までに、校歌・校章については具体的意見を明記して21日から12月29日まで募集する。
応募は郵送、FAX、電子メールで行い、住所、氏名を明記すること。
応募は、学校関係者と箕輪工業高等学校の未来を育てる会の小委員会が審査・選考する。
問い合わせは箕輪工業高校内将来計画準備委員会(TEL79・2140)へ。 -
ながた農園トマト収穫体験
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は、宿泊客に野菜収穫の楽しみを味わってもらおうと、無農薬栽培の「ながた農園」でトマト収穫体験をしている。18日、3組の家族が真っ赤に実ったトマトをもぎ取り、とれたてのトマトやキュウリをその場で味わった。
みのわ振興公社が今年から、温泉スタンド南側に整備した「ながた農園」で、トマトやキュウリを無農薬で栽培している。
収穫は予約制で、朝食後のチェックアウトまでの時間に、希望する宿泊客が体験する。1バケツ300円で15個の中型トマトをもぎ取ることができ、おまけもある。
この日は、東京都と千葉県からの家族が農園を訪れ、よく熟れたおいしそうなトマトを探してもぎ取った。取ったばかりのキュウリもみそを付けて味わい、「土の匂いがして、瑞々しくておいしい」と喜んでいた。
5歳と2歳の子どもを連れ東京から訪れた鈴木恒伯さん家族は、「普段は体験できない。野菜がなっている様子を子どもに見せてあげられてよかった」と話していた。
ながた農園は、トマトが140本ある。体験は12日から始まり東京、千葉、愛知から訪れた30組が楽しみ、東京箕輪会の会員も参加した。今後、実の状態を見ながら8月末までは体験をする予定。 -
箕輪町松島区で夏祭り用のちょうちんを新調
箕輪町松島区で16日、「夏祭りin松島」があり、祭りに向けて新調した55基の提灯(ちょうちん)が、集った区民に初披露された=写真。
松島区はこれまで、商店街の店舗名などが書かれた提灯を使用していたが、すでに営業を止めた店の名前が残っているなどしたため、松島分館が主体となり、祭り用提灯を新調。町の地域活性化事業交付金の助成を受け、音響設備も新たに購入した。
松島区には39の常会があるが、改めてそれを確認する機会も少ない。そこで、提灯を見て改めて松島区への認識を深めてもらおう竏窒ニ、55基のうち39基には、地区内の常会名を一つ一つ明記。残り16基は、8基ずつ「松島区」「松島分館」と書いた。
祭りでは、流しそうめんやヨーヨー釣り、かき氷などといったさまざまな催しが並び、みのわ祭りが中止となったことで踊ることができなかった「箕輪天竜音頭」なども実施。伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」の公演もあり、訪れた親子連れなどを楽しませていた。 -
箕輪町無形民俗文化財「おさんやり」
箕輪町の南小河内で16日、町無形民俗文化財「おさんやり」があった。地元の青年約60人が交代で柴舟を担ぎ、集落を回って、1年間の災厄を払った。
柴舟は高さ3メートル、長さ8メートル、重さ600キロ。30縲・0代を中心に、白い衣装を着た男性が20人ずつ担いだ。担ぎ手は盆太鼓の音に合わせ、気合いを入れ、足早に進んだ。
青年層の減少で、重い柴舟を担いで体を痛める人が出たことから、本年は一部をキャスター付きの台車で引いた。
集落を巡航し、夜になってから、舟を壊した。その破片を持ち帰り、家の門口に掲げると、厄除けになるといわれている。
おさんやりに合わせ、南小河内盆祭実行委員会の文化財保護功労者表彰(県文化財保護協会)の報告、盆祭の拠点となる旧屯所の改築披露があった。 -
箕輪町で夏ソバ刈り取り
箕輪町水田農業推進協議会の夏ソバ部会(日野国章部会長)が栽培している夏ソバの刈り取り作業が終盤を迎えている。
町内では今年、従来から夏ソバを栽培している中部営農組合に加え、2営農組合が新規参入し、夏ソバ部会を設立。町水田農業推進協議会が乾燥機など一式を購入した。
17日は、中部営農組合と東箕輪営農組合長岡支部が作業した。長岡支部は9人が刈り取り、乾燥、秋ソバ播種に取り組んだ。箕輪ダム下の1ヘクタールの畑では、コンバインを運転する人、トラクターをかける人など分業し、作業に精を出した。19日ころまでに刈り取りを済ませ、秋ソバの播種を終わらせる予定。
夏ソバの蒔きつけ面積は中部6ヘクタール、南部1・2ヘクタール、東箕輪2ヘクタール。今年は雨の影響で少し生育が遅れ、わずかに品質が低下したという。刈り取りは今月7日から始まっており、JAに出荷し販売する。 -
箕輪町木下・盆恒例ソフトボール大会
箕輪町木下の盆の恒例行事「区民親睦ソフトボール大会」が16日、箕輪工業高校グラウンドであった。帰省中の人たちや、中学生、女性も参加し、夏の暑さも忘れて和気あいあいと熱戦を楽しんだ。同区、公民館の共催。
47回目を迎える常会対抗の大会に、全41常会のうち15常会から18チームが出場、応援団も含めると約600人が参加。試合は4ブロックに分かれ、それぞれトーナメントで優勝を競った。
区民らは、全速力で塁に向って走ったり、思いっきりスイングしたりと日ごろの運動不測を解消。観戦する家族らは「ナイスバッティーング」「あと1点で逆転だぞ」などと、熱い声援を送っていた。
大会の実施当初は30以上の常会が参加していたが、近年は人数が集まらない竏窒ネどの理由で参加人数は減少。実行委員は「参加する常会を増やしていきたい」と区民の交流の場の活気が高まることを願っている。 -
郷土史クラブで土鈴作り
箕輪町内の小学生が学ぶ郷土史クラブはこのほど、縄文時代に思いをはせながら、土鈴作りを楽しんだ。
クラブは小学4年生から6年生を対象に月1回、町郷土博物館で開いている。本年度は21人が活動している。
三日町御射山遺跡から出土した縄文時代中期の「土笛」や資料を見たあと、各自が作りたい土鈴や土笛の図案を描き、制作に取りかかった。
土鈴は、お椀の形を二つ作り、小石を新聞紙に包んでお椀の中に入れ、二つを合わせて球形にし、竹べらなどで好きな文様を描く。
子どもたちは野焼き陶土をこね、きれいな丸みが出るようにお椀の形を作り、サッカーボールやネコ、時計など好きな模様を描いた。鈴を作るのは初めてで、「おもしろい」「うまく鈴ができるか楽しみ」と話していた。
残った陶土で土笛も作った。作品は1カ月ほど乾燥させてから焼いて仕上げる。 -
原爆と人間展
箕輪町教育委員会は31日まで、「原爆と人間展」を町文化センター展示コーナーで開いている。原爆が投下された広島と長崎、被爆者の様子などを伝える写真や絵などのパネルを展示している。
町教委は毎年この時期に、同展をしている。被爆し背中全面が焼けただれ「殺してくれ」と叫ぶ少年、死の灰で遊び髪の毛が抜け皮膚がただれた子ども、首のない子どもを背負って歩く母親、死者を焼く炎の前で立ち尽くす家族、アメリカの原爆傷害調査委員会の検査を受ける被爆者などパネルは34枚。
地獄絵のようなパネルとともに、原爆の恐怖、被爆者の訴え、平和への願いを伝えている。 -
箕輪町成人式
06年度の箕輪町成人式は15日、町文化センターであった。新成人211人が出席し、懐かしい友や恩師との再会を喜び、大人として自覚を胸に新たな人生のスタートをきった。
新成人の有志で組織する成人式実行委員会による式で、対象の新成人は333人(男性152人、女性181人)。みのわ太鼓の祝太鼓演奏で開幕した。
実行委員長の荻原大樹さんは、「成人式を迎え、今度は私達が地域や町を守っていく立場になったと実感している。この先は、想像以上に厳しく大きな壁にぶつかると思うが、仲間達と共にどんなときも夢を持ち、逃げることなく壁を乗り越えていけると思う。この日を境に、少しずつ自分たちの足で立ち、今度はだれかを守ることができる強さと優しさをもった大人として活躍していくことを誓う」とあいさつした。
新成人を代表して唐沢なぎささん、有賀大輔さんが意見発表した。
平沢豊満町長は、「成人として出発する今、自分自身の将来を真剣に考え、積極的かつ建設的な姿勢で悔いのない人生を送ってほしい。公平、公正な実行力を持ち、国内はもとより世界で活躍する日本人になることを期待する」と祝福。恩師7人が祝いのことばを送った。
式終了後は記念撮影と立食パーティーがあった。 -
飲酒運転しないで!
交通少年団が新成人に呼びかけ箕輪町内の小学5、6年生有志で組織する町交通少年団は15日、成人式があった町文化センターで、新成人に「飲酒運転をしないでください」と呼びかけた。
毎年恒例の活動。団員20人が参加した。式を終え、立食パーティーに向かう新成人に、「飲酒運転一発取り消し」のシールを張ったカラビナを手渡し、交通マナーの遵守を呼びかけた。新成人は「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。 -
ながたの湯
入場者180万人達成箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は15日、入場者180万人を達成した。98年12月14日のオープン以来2496日目で、180万人目とその前後者に記念品を贈った。
みのわ振興公社の平沢豊満社長(箕輪町長)は、「多くの方に利用いただき大変うれしい。ながたの湯に入ると夏バテしないし、体の調子がよくなる。これからも利用してほしい」とあいさつした。
180万人目は3日に1回利用しているという箕輪町松島の農業遠藤鏘一さん(67)。この日は、家族や親戚と訪れた。「1千万人目を当て込んでたんだけどね」と冗談を言いながら、「こういう賞は初めて。うれしい。今年は宝くじが当たりそう。ここのお湯は最高で、来るたびに心が安らぐ」と話していた。
179万9999人目は、南箕輪村久保の会社員五味和久さん(40)。180万1人目は、箕輪町大出の会社員小口正芳さん(48)だった。
180万人目には、ながた荘ペア宿泊券とアレンジ花、前後者には、ながたの湯お買い物券(3千円分)とアレンジ花をプレゼントした。
みのわ温泉はナトリウム炭酸水素塩温泉。“美人美肌の湯”として親しまれ、1日平均721人が利用している。 -
箕輪町民野球大会
箕輪町教育委員会主催の第52回町民野球大会は14日、21チームが参加して番場原運動場であった。昨年より3チーム多く、照り付ける真夏の太陽のように熱い熱い戦いを繰り広げた。
町民の親ぼくを深めようと中学生以上を対象にした恒例の大会。トーナメント方式7回戦で競った。
地区の分館単位や、同級生などで作るチームで、箕輪中学校野球部も出場。毎年参加する常連が多く、盆野球のために地元に帰ってくる人もいる。
「盆野球の楽しみは試合後の慰労会」で、大人は目の前にちらつくビールや焼肉を楽しみにプレーに熱中。1試合でレフトスタンドに2本、ライトスタンドに1本の計3本のホームランにベンチが沸いたり、「打ったらちゃんと走れよ」「打たせてくれたらビール半額にするよ」などと野次も飛んだり、真剣勝負の中にお祭り気分も加わり、試合を楽しんでいた。