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おはなしこんにちは
箕輪町図書館で12日、11月の「おはなしこんにちは」があった。親子約30人が絵本や紙芝居を楽しんだ。
10月は生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005のイベント「わくわくひろば」の催しがあり、「おはなしこんにちは」はお休みだったため、久しぶりの会。読み聞かせボランティアが担当した。
「もったいないばあさん」など絵本の読み聞かせ、紙芝居「はだかのおうさま」に、子どもたちはじっと絵を見つめながらお話の世界に入り込んでいた。
手遊びで両手でひげやカニ、チョウを作ったり、お話「かえるぼたもち」を聞き、工作にも熱中した。 -
箕輪中1年生が福祉体験
箕輪町の箕輪中学校1年生は10日、車いすや高齢者擬似体験などの福祉体験学習をした。3学期に計画するお年寄りを招く交流会に向け、お年寄りへの接し方などを学び役立てようと熱心に取り組んだ。
体験学習は7クラスを2日間に分け、今回が1日目。車いす、アイマスク、高齢者擬似体験に生徒の希望で分かれた。
車いす体験は、講師の町社会福祉協議会職員が「足が不自由で歩くことが困難な人が足の代わりに使う道具。車いすに乗って移動することがどんなことなのか、心で、体で感じてほしい」と、扱い方や乗り方を指導。動かすときは前後左右の安全確認をする、車いすを押す人は必ず曲がる、止まるなどの声かけをする-と教えた。
体育館に、マットでぬかるみ、三角コーンで狭い曲がり道、縄で砂利道を想定したコースを設置。一人ずつ自走を体験した後、3人1組で乗る、介助、記録の役割をしながらコースを移動し、高さ約20センチの段差の乗り降りも体験した。
生徒は、「マットの上は進みにくくて難しい。腕が疲れる」「高い段差を介助するのはちょっと難しい。車いすの人は大変だと思う」と話していた。 -
みのわ手筒会
今年10月、「みのわ手筒会」(40人、唐沢修一会長)が打ち揚げる手筒花火が、長谷村の空を赤く染めた。来年3月の伊那市、高遠町との合併を控え、「村」として開いた最後の「第22回南アルプスふるさと祭り」の前夜祭で太鼓演奏と競演。1本目の打ち揚げに会場はどよめき、最後は拍手の渦となった。上伊那郡内では地元箕輪町以外での初の打ち揚げで、長谷村の人々に、若い会員たちの心意気を見せた。
発足は02年5月。箕輪町商工会青年部が、「恵奈手筒会」による手筒花火イベントを知り、01年に訪問研修。地域活性化のために-との熱い思いを抱き、日本煙火協会をはじめ各行政機関の厳しい審査を経て、県内初の手筒花火打ち揚げ任意団体として誕生した。青年部員ら約40人で青年部とは独立した組織として結成し、現在は町の文化団体として活動している。
発足から2カ月後の7月、「2002みのわ祭り」で初の打ち揚げ。和火の美しさと、降り注ぐ火の粉の中に身を投じて打ち揚げる勇姿は感動を呼び、「箕輪の町に夢と希望を届けたい」という会の思いが実った。
みのわ祭りでの打ち揚げも今夏で4回を数え、すっかり定着。観客も、撮影に訪れるアマチュアカメラマンの数も毎年増えている。町内では長田自然公園夏祭り、八乙女区の盆祭にも招かれた。
今年は、町発足50周年記念事業のカウントダウンイベントを皮切りに計9カ所で打ち揚げている。
手筒花火の評判を聞き付け、県内はもちろん県外からも出演依頼がある。県外では岐阜県恵那市と中津川市で打ち揚げているが、会員の希望で、基本的には県内市町村のイベントに協力参加。これまで上田市、岡谷市、波田町、牟礼村、生坂村、三郷村などに出向き、旧長門町と旧和田村の新町合併記念振興事業のように記念事業に数多く参加している。
会費で運営する非営利団体。イベント主催者から火薬代と出演料をもらい、「体をはって打ち揚げる」。イベントは、約1カ月前から新聞やケーブルテレビ、チラシなどで広報するため、図らずも他市町村で「箕輪」の名が宣伝される。出向く先は北信や中信が多いため、箕輪町の情報発信の役割も担い、町をあまり知らなかった住民も関心をもってくれるという。
手筒花火だけでなく小型煙火も盛り込み、音楽と共に打ち揚げるスタイル。「また見たい」と反響も大きく、「また来て!また来て!」と子どもたちのラブコールもある。
「手筒の打ち揚げにより自己実現を図り、町内外の地域の皆様と広くネットワークを形成し、まちづくりと文化向上に貢献したい」
火薬を使う危険と隣り合わせの煙火打ち揚げ。会の願いを実現するために、安全性を第一に考え、打ち揚げ者全員が「煙火打揚従事者」資格講習を受け、皆が救命講習や打ち揚げの模擬訓練、警備訓練などに真剣に取り組むなど、ひたむきな努力を積み重ねている。
「お金ではなく、価値あるものとして評価いただいていることがうれしい。皆さん、見て帰るときの笑顔がすごくいいですね」
観客の目に焼き付く手筒花火のように、会員の心には、花火のごとく輝く観客の笑顔が映っている。(村上裕子) -
箕輪町公民館子育て学級で手作りおやつ
箕輪町公民館の子育て学級は10日、町保健センターで親子で楽しくおやつを作り、出来たてを味わった。
町の管理栄養士の指導で、こねる、丸めるなど親子で一緒にできる「ホワイトボールクッキー」「バナナロール」「ココアミルク」の3品を作った。
血液検査の結果などから一般的に脂肪の摂り過ぎ傾向があることから、「ココアミルク」は牛乳だけでなくスキムミルクを加える、「バナナロール」はバナナにきな粉をまぶして食パンで巻くが、バナナの甘みがあるので砂糖は使わないなど、ちょっとした工夫を取り入れたレシピを紹介した。
親子13組が参加。エプロンと三角きんを着けた子どもたちは、クッキー生地を手の上でコロコロ丸めたり、パンでバナナを巻いたりと大活躍。お母さんと一緒に楽しんだ。
オーブンの前に行儀良く座ってクッキーの焼き上がりを待つ子どももいて、お待ちかねの試食は、皆で作ったおやつに「おいしい!」と笑顔を見せていた。 -
「税を考える週間」小・中学生の書、標語、作文作品展
11日から17日までの「税を考える週間」に合わせ箕輪町と南箕輪村は11日、小学生の書道、中学生の標語・作文の作品展を始めた。箕輪町は文化センター、南箕輪村は役場庁舎ロビーで17日まで展示する。
次代を担う児童・生徒に、税金に理解と関心を持ってもらおう-と作品を募集。小学生の書道は4年生が「ぜいきん」、5年生「税金」、6年生「納税」の文字を書いた。町は書650点、標語84点、作文23点。村は書415点、標語236点の応募があった。
入選者は次の皆さん。
箕輪町
【小学生書道】 ▼町長賞=小林由里香(中部小4年)市川沙綾(同5年)市川佳世(同6年)▼教育委員会賞=小木曽真理(東小4年)北原佳美(中部小5年)柴千夏(北小6年)▼商工会長賞=加藤亮太(南小4年)那須綾乃(同5年)井口優花(同6年)▼町納税貯蓄組合長賞=森下茉湖(北小4年)田辺夢佳(同5年)浦野優花(中部小6年)▼伊那法人会箕輪支部長賞=藤沢聡美(中部小4年)関瑠美夏(同5年)釜屋秀雄(西小6年)▼町青色申告会長賞=新村真梨(西小4年)黒河内康介(同5年)柴郁実(東小6年)
【中学生標語】 ▼町長賞=柳沢拓矢2年▼教育委員会賞=有賀由希子1年▼商工会長賞=那須野梓2年▼町納税貯蓄組合長賞=原美央菜2年▼伊那法人会箕輪支部長賞=中村直貴2年▼町青色申告会長賞=山浦千鶴1年
【中学生作文】 ▼町長賞=柴稜祐1年▼教育委員会賞=河手藍1年▼商工会長賞=漆戸勇貴2年▼町納税貯蓄組合長賞=林絢子1年▼伊那法人会箕輪支部長賞=中林和希1年▼町青色申告会長賞=倉島翼1年
南箕輪村
【小学生書道】 ◆伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞▼金賞=有賀慎吾(南小6年)清水李野(南部小6年)▼銀賞=山口茜(南小6年)有賀恵理(南部小6年)小林夢佳(南小5年)溝口晶子(同)木村さき(同4年)◆村租税教育推進協議会長賞▼金賞=福沢萌(南小6年)征矢麻里(同)若林日和(南部小6年)福島美季(南小5年)御子柴萌子(同)鹿角桜(同4年)堀裕未(同)林真言(南部小4年)▼銀賞=福沢拓哉(南小6年)原佑実(同)篠田瑞生(南部小6年)田中佑季(南小5年)大野田真子(同)中山知夏(同4年)山下彩希(同)田渕渓悟(南部小4年)▼銅賞=永井愛華(南小6年)鈴木詩織(同)毛利勇太(南部小6年)有賀拓海(南小5年)北原小町(同)原風音(同4年)宮本瑶子(同)西村彩香(南部小4年)
【中学生標語】 ◆伊那税務署長賞▼最優秀=緑川雅人2年▼優秀=成田綾3年◆上伊那地方事務所長賞=崇島里奈2年◆関東信越税理士会伊那支部長賞=白鳥巧馬3年◆村租税教育推進協議会長賞▼金賞=耳塚亜弥3年▼銀賞=田島郁美3年▼銅賞=松崎衣里3年 -
強盗への対処方法を確認
伊那署は9日、年末特別警戒に向けて、本年初めての強盗模擬訓練を箕輪町松島の八十二銀行箕輪支店で開いた。職員は訓練で銀行強盗の対処方法を確認し、緊急時の対応に備えた。
伊那署員が演じる2人組の犯人が、刃物で利用者をおどして人質にし、金を奪い車で逃走するところを逮捕する想定。行員は警察到着まで時間を引き伸ばす、犯人の特長を覚える、逃げる犯人に向けてカラーボールも投げつける窶狽ネどの役割で対応した。
犯人役がダミーの拳銃で行員に対し威嚇(いかく)の発砲、「金を出せ」「動いたら殺すぞ」などと声を荒げると一同が緊張。窓口担当の伊藤理恵さん(23)は「犯人の特長を覚えようと気をつけていたが、拳銃を持っていてパニックになってしまった。日常の業務でも短時間で特長を覚える訓練を実践していきたい」と感想を述べていた。
金融機関での強盗発生件数は9月末現在、全国で87件、県内では2件。昨年は県内で3件あり、そのうち1件は東伊那郵便局(駒ヶ根市)で発生している。
伊那署では年末に向けて金融機関、コンビニエンスストア、パチンコ店など、業種別の訓練を企画している。 -
知事と箕輪町長が懇談
田中康夫知事は9日、箕輪町役場を訪問し平沢豊満町長と懇談した。
知事は県の組織再編案などを説明。平沢町長は、農業振興地域指定解除のスピード化などを要望した。
知事は、「役場を訪れて話を聞くほうが実情が聞ける。組織再編はご理解いただいた。農振は各地方事務所で時間がかかっても、本庁舎で時間がかかってもいけない。話があったら私も農政の部署もすぐ共有していく」とし、県が派遣している交流職員については「日常的に住民と接する仕事をさせてもらい、勉強させてもらっている」と感謝した。
県立高校再編整備案で多部制・単位制への転換候補として校名が挙がっている箕輪工業高校の同窓会役員らが、地域の現状と同校の必要性を話し理解を求める場面もあった。 -
箕輪町06年度保育料を本年度中検討へ
箕輪町保育料審議委員会(星野和美委員長)は9日、06年度保育料を本年度中に検討するため、平沢豊満町長の白紙諮問を受けて審議を始めた。
委員会は今年6月の05年度保育料答申時に、(1)今後保育料の検討は前年度中に行うこと(2)十分なコスト分析を行うこと(3)箕輪町保育料徴収金額表の、階層・年齢区分の見直しを検討すること-という付帯事項3点をつけていた。今回、前年度中検討の付帯事項に基づき委員会を再開した。
町長は、「近隣の実態を確認いただき、町としての方向付けを答申いただきたい。建設的な意見をうかがいたい」と白紙諮問。星野委員長は、「少子化がからむ子育て支援の重要な審議。十分に住民の意識も考慮して検討していきたい」とあいさつした。
町は、04年度保育園運営費決算額、保育園児童年齢別保育士数、児童数、郡内の06年度保育料改定動向などの資料を説明した。委員会は今後、コスト分析、階層・年齢区分の見直しを挙げた残りの付帯事項を併せて検討していく。 -
みのわ健康アカデミー演歌体操
熟年者の健康づくりに取り組む箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の集団健康講座・演歌体操が8日、町文化センターであった。学生は演歌に合わせて軽快に体を動かした。
学生は毎週、個々のカリキュラムでトレーニングに励んでいる。月1回は集団健康講座があり、6回目。駒ヶ根市の北原よしえさんが指導した。
ステップを踏む、腕を左右に伸ばすなど基本の4つの動きを繰り返して「人生いろいろ」の曲に合わせて踊ったり、丸く輪になって座布団の上に座り、前の人の背中を野菜を切るまねをしてとんとんたたいたり、さすったりして「カレー」を作り、一つひとつの動作に笑いがこぼれるなど、楽しく体操に取り組んだ。
今後は、音楽講座やニュースポーツ講座を予定している。 -
箕輪町職労企画
永遠の平和願い「ヒロシマの被爆パネル展」箕輪町職員労働組合は14日まで、平和への祈りを込めて、「ヒロシマの被爆パネル展」を役場1階ロビーで開いている。
町発足50周年の今年、町職労は結成30年を迎えた。人類が決して忘れてはならない節目の戦後60年、広島・長崎に原子爆弾が投下されて60年の年でもあり、さまざまな節目を迎え、町が非核平和宣言都市の自治体であることから、意を決してこれからの活動に反映しよう-と、パネル展を企画した。
自治労広島県本部から借りた写真75点を展示。巨大な原子雲、廃墟、焼土となり余じんがくすぶる市街、倉庫の鉄骨の残骸、アスファルトに焼きついた荷車と人の影、黒焦げの兵士、死直前の被爆兵士、皮膚組織が破壊された熱線による火ぶくれ、手当てを待つ被爆者など、広島で起きた惨劇の写真が並ぶ。
職労の宣誓文「NO MORE ヒロシマ」には、「パネル展は決して“見世物”ではありません。この現実を直視し、目の当たりにして下さい。決して風化させてはならない現実を永遠の平和とするために」と記している。
写真など資料の返却時に、自治労広島県本部への感謝の気持ちと平和への祈りを込めて千羽鶴を贈るため、鶴を折るコーナーも設置。「平和への祈りを込めて、どうぞ鶴を折っていってください」と話している。 -
【記者室】トレンチ調査見学会
箕輪町内であった伊那谷断層帯トレンチ調査見学会。水田に掘った穴には、「断層運動に伴って変形した地層が認められた」との説明どおり、崖に向かって持ちあがっている地層がくっきりと見えていた▼研究員は「1万年よりは新しい地層を見ている」とさらりと説明したが、1万年とは想像もできない年月。中学時代の担任は理科教諭で、確か地学が専門だったように記憶している。担任が話していた「ロマン」とはこういうことだったのかなと、地層を見てふと思った▼断層が活動して大地震が発生した歴史を地層のずれをもとに解明し、将来発生する地震の長期的な予測をするための今回の調査。政府の発表は来年秋ころらしい。どんな発表がされるのだろうか。(村上記者)
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署員の趣味を寄り集めて展示
・ス芸術の秋・スに合わせて伊那署は11日まで、署内の1階ロビーと道場で「署員お宝展」を開いている=写真。署員が趣味としている短歌、写真、生け花、、魚拓、鉄道模型などを約60人が100点ほど出品し、訪れる人の目を楽しませている。
互いの趣味を持ちより、交流や気持ちの余裕をつくるなどを目的に企画した初めての試み。展示のなかには警察官ならではの、県下拳銃射撃大会で50点満点を記録した標的窶狽ネどもある。
伊那署は、今後も年1回の開催を目指す考え。櫻井誠副署長は「伊那署にきたついでにでも見ていってください」と地域住民に呼びかけている。 -
箕輪町06年度予算編成方針説明会
箕輪町は8日、06年度予算編成方針説明会を役場で開いた。平沢豊満町長は、「過去の延長線上には正解はない」とし、事務事業の再構築や施策の重点化と優先順位の選択などに取り組み、“チェンジ”をテーマに、考え方を変えた前向きな予算編成を職員に求めた。
町長は、「地方自治体には自己責任・自己決定に基づく行政運営が一層求められている」とし、『行政経営』型の行政運営への転換の重要性を指摘。06年度は、04年度に導入した「枠配分方式」を継続し、行政経営型の町政運営の強化・充実と、過去2年間でなお残っている改革の推進を求める考えを示した。
基本方針に▽振興計画(実施計画)の具体化▽行政改革(行政経営計画)の推進▽05年度当初予算一般財源の5%効率化(努力目標)-など7項目を示し、予算編成の基本姿勢として▽最小コストで最高品質の町民サービス▽選択と集中による事業効果の早期発揮▽民間活力の活用▽職員一人ひとりの職務分担領域の拡大▽コスト・スピード・チェンジ・サービス-の5項目をあらためて指示した。
「上伊那でも自治体競争が出てくる。自由な発想で現状を変えていくようにやってほしい。国もドラスティックに変わっているので、ドラスティックに変えてほしい」と“チェンジ”を強調し、「全国に先駆けて新しい改革の自治体の旗手となるようがんばって」と話した。 -
ねんりんピック太極拳競技出場
箕輪町の向山初美さん、北條裕子さん長野県の登録団体「箕輪伊北太極拳」に所属する箕輪町の向山初美さん(68)=木下、北條裕子さん(67)=松島=が、60歳以上対象の第18回全国健康福祉祭ふくおか大会「ねんりんピックふくおか2005」(12縲・5日、福岡県)に県代表として出場する。8日、町教育委員会にあいさつに訪れた。
向山さんは箕輪町太極拳部部長、北條さんは太極拳和円代表で、ともに指導者。昨年10月に長野市であった県大会(予選会)に、長野市と飯田市在住の上級クラスの選手と計6人のチームで出場し優勝。出場権を得た。2年に1度しか出場できない大会だが、2人とも4回目の出場。01年の広島大会では6位に入賞している。
全国大会は、24式太極拳を自由選曲の音楽に合わせ4分以内で演舞。基本技術、構成、全体の調和など減点方式で採点する。大会に向け2月から、長野市や箕輪町で月1縲・回の練習を重ねてきた。
小林通昭教育長は「気をつけて、楽しんでやってきてください」と激励。2人は「しっかり練習も積んだので上位をねらって精いっぱいやりたい」と抱負を語った。 -
箕輪町郷土博物館で昔のカメラを使った撮影会開催
50年前に触れてみよう窶狽ニ箕輪町郷土博物館で6日、昭和30(1950)年代に普及していた二眼レフカメラを使った撮影会があった。集まった家族連れなどは、館内に再現された50年前の生活空間の中で被写体になったり、撮影に挑戦した。
同館は27日まで、町発足50周年記念特別展として、50年前の居間を再現したセットを設置。その時代に使用していた道具の展示もあり、11月中は毎週日曜日、来場者が昔の道具を体験できるイベントをする。征矢写真店の店主・征矢進さんを講師に迎えた。
二眼レフカメラの正面には、ピント調節用と撮影用、2種類のレンズがあり、ピント用で焦点を合わせると、撮影用のピントも合うよう連動している。「当時としては画期的だった」と征矢さんは話していた。シャッタースピードは光の具合などに応じて調節する必要があり、会場の環境にあった4秒と8秒で撮影した。
カメラが好きで、どういうものか知りたかったという家族は「そういえば昔こんなカメラで撮影していたけど、こんなに長い間じっとしていたっけ」と話し、撮影を楽しんだ。
13日は、50年前の箕輪町の様子などを収録した8ミリフィルムの上映会がある。町文化センターで午後1時から。
問い合せは箕輪町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
箕輪町で第2回文化懇談会
みのわ芸術文化協会の「文化懇談会」が6日、箕輪町社会体育館などであった。町内で陶芸に携わる約30人が集まり、陶芸作品の鑑賞やそれぞれの活動発表を通して、交流を深めた。
町内の芸術活動に携わる人たちの結び付きを強める目的の懇談会で2回目。光風会や信濃美術会の会員で、伊那市在住の芸術家・横山光一さんを講師に迎えた。
参加者は、町民文化祭に出品された陶芸作品を横山さんの解説で鑑賞。出品者も参加しており、横山さんは「これはいい作品」「もっと大きく作るといいですね」などと、直接アドバイスをした。
それぞれの活動を発表したり、横山さんの陶芸体験についての講演もあった。
横山さんは「みなさん生涯の生きがいとして熱心にやっており、その思いが伝わる。頑張ってもっと伸びていってほしい」と話していた。 -
マナビィランド
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005のイベント「マナビィランド」が5日、役場駐車場であった。フリーマーケットや包丁研ぎ、野菜市などでにぎわった。
箕輪町消費者の会やガールスカウト第34団のフリーマーケット、箕輪中部小学校5年2組はフリーマーケットや野菜販売、野良っ娘の会による野菜市などの店が並んだ。
上伊那建労連箕輪分会青年部(部員43人)は、恒例の包丁研ぎ、まな板直し、まき販売をした。格安の包丁研ぎはリピーターが多く、毎年200丁以上の依頼がある。今年も受付時間前から待つ人がいるほど盛況で、部員は休む間もなく包丁研ぎに精を出していた。売り上げは、町社会福祉協議会に寄付する。 -
箕輪町安協女性部、保育園で親子交通安全教室
箕輪町の長岡保育園で4日、町交通安全協会女性部による「親子交通安全教室」があった。ヤマト運輸の協力で、イヌやネコなどの着ぐるみマスコットが、事故に遭わないために注意する点や、正しい横断歩道の渡り方などを楽しく教えた。
保育園での交通安全教室は女性部が中心になりこうれいで、長岡保育園が町内9園の最後となる。町内の交通事故当事者には、若い女性や高齢者が多いため、若い母親にも学んでもらおう窶狽ニ、帰宅時刻を選んだ。
マスコットは、トラックの周りで遊んだ時にどんな危険があるかなどを実演。また、急に止まれない車の特性を紹介し「車の周囲で遊ばないことや、道路に急に飛び出さないことなどを心がけてほしい」と説明した。横断歩道の渡り方も実践。園児らも、園庭に設置した仮設の横断歩道を、正しく横断した。
女性部員は「子どもたちが事故に遭わないように」との思いを込めた手作りマスコットを園児にプレゼントした。 -
みのわ町民文化祭 音楽・芸能の広場
箕輪町発足50周年記念事業「生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005」の催しの一つ、「みのわ町民文化祭」音楽・芸能の広場が5日、町文化センターであり、町民が生涯学習の取り組みの成果を披露した。
まなびピア箕輪6年目の今年、展示の広場・音楽の広場・芸能の広場は、98年までの「箕輪町民文化祭」の名称を復活させ新たに「みのわ町民文化祭」とし、町民が自ら取り組み、町の皆の文化祭という意識を高め、独自性を出した文化祭にしようと、実行委員会を作って開いた。
音楽の広場は合唱や大正琴、金管バンド、吹奏楽、ハーモニカ、邦楽など20プログラム。芸能の広場はジャズダンス、エアロビクス、バレエ、日舞、民謡など25プログラム。各団体とも日ごろの練習の成果を存分に発揮して堂々と発表。会場を埋めた観客は惜しみない拍手を送った。 -
力作ぞろい展示の広場
「みのわ町民文化祭」の展示の広場が4日、町社会体育館で始まった=写真。町内の個人や団体による生涯学習活動や、小中学生の学業の成果が一同に並び、多くの人の目を楽しませている。町公民館で活動するクラブ・サークルなどでつくる実行委員会の主催。
陶芸や、書道、木彫り、絵手紙、生け花など約1150点を出品。本年度は町発足50周年に関連した行事などが多かったぶん、昨年度より150点ほど多い展示物が集まった。
展示品は初心者からベテランまでの力作がそろう。刺繍グループは、テーブルクロスやクッションなど、温かみのあるオリジナルの手作り作品を並べた。
午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。6日まで。
5日は、みのわ町民文化祭の音楽の広場が5日午前10時から、芸能の広場が午後2時から、共に町文化センターである。 -
伊那谷断層帯トレンチ調査見学会
箕輪町内で行っている伊那谷断層帯トレンチ調査の見学会が3日、箕輪中部小学校東側水田の調査地点であった。「複数回の断層運動に伴って変形した地層が認められた」との報告に、地域住民ら約40人が興味深く地層を眺めた。
文部科学省の委託による補完調査の一環。産業技術総合研究所活断層研究センターが9月末から、町内3カ所で調査している。断層が活動して大地震が発生した歴史を地層のずれをもとに解明し、将来発生する地震の長期的な予測をする目的。
伊那谷自然友の会常任理事の松島信幸さん、活断層研究センター研究員の近藤久雄さんが説明した。
松島地区は10月18日から掘削。断層が隆起してできた伊那谷断層帯の崖をまたぐように幅3メートル、深さ3メートル、長さ15メートルの四角い穴を掘り地層の断面を調査した。
川が運んだ地層、池や湖のような環境でできた地層などが見えるが、地層が崖に向かって上がり、崖の所で持ち上がっている。研究員は「伊那谷断層が西側が持ち上がる動きをしたことで変形してできた地層」と説明し、年代は測定中だが、「1万年よりは新しい地層を見ている見込み」と話した。
トレンチ調査は95年に上下伊那6カ所で実施して以来10年ぶり。当時は3カ所で断層の証拠となる地層が認められたという。 -
箕輪町指定文化財特別公開
箕輪町郷土博物館は3日、寺や個人所蔵により普段は見ることのできない町指定文化財の古文書と仏像を特別公開した。
11月1縲・日は「文化財保護強調週間」。文化財保護の普及・啓発のため全国的に文化財にかんする行事があり、町郷土博物館も週間に合わせて初めて計画した。
公開した町指定有形文化財は、「普済寺文書」(普済寺所蔵)、「渕井文書」「金銅製誕生仏」(いずれも個人所蔵)。
普済寺文書は「寺領安堵状」「寺領書出」(いずれも天正12年)「朝日受永朱印状」(慶長6年)。渕井文書は「知行安堵状」(天正14年)「知行書出」(天正15年)。
徳川家康が箕輪領を治めていたことを証明する重要な史料で、「寺や渕井氏がそれまで所有してきた土地は従来通り所有を認めるかわりに、徳川氏に忠誠を誓いなさい」という意味の文書だという。
「金銅製誕生仏」は、県史跡の上ノ平城跡で出土。お釈迦様の誕生を祝う花まつりのときに甘茶をかける仏像として知られる。古い形式の痕跡が見られ、箕輪地方と仏教との関係を考えるうえでも貴重な史料。
来館者は、文書や誕生仏をのぞきこむようにじっくりと眺め、貴重な文化財に関心を寄せていた。 -
箕輪町の水路に間伐材で作った木製甲ふた設置
伊那土地改良区は3日、箕輪町福与の瀬沢川北側にある右岸幹線水路に、カラマツの間伐材を利用した木製甲ふたを設置した。
県のコモンズ支援金を利用した事業で、地域住民20人も参加。同水路には、建設した1963年から現在までの間、金網が設置されていたが、さびて老朽化していたため、地域から「どうにかしてほしい」との要望があった。そこで伊那土地改良区が中心となり、環境にも配慮した水路整備の実施を計画。設置距離は約55メートル。
福与区の丸田晃区長は「地元としても大きな水路。傾斜を背負っており、土砂が流れ込めば下段の水田が被害を受ける。地区の安全のためにもありがたい」と話していた。
木製甲ふたの設置は2年目。昨年取りつけた伊那市福島地区のふたは、現在も良好だという。
伊那土地改良区の三澤一徳理事長は「今後も地域資源を活用した環境によい整備を継続したい」と話していた。 -
12のスクラム防災サミット
豊島区と箕輪町など災害協定締結市町の12自治体が相互支援を宣言東京都豊島区、豊島区と災害時相互協力にかかる防災協定を締結している箕輪町など6市5町が集う「12のスクラム 防災サミット」が1日、約600人が参加して豊島区の豊島公会堂であった。4月に防災協定を結んだ箕輪町は、平沢豊満町長はじめ関係者23人が参加。12区市町が互いに連携し、災害時に相互支援する共同宣言を採択した。
これまで構築してきた相互支援体制をより実践的なものにしよう-と開催。高野之夫豊島区長は、「12自治体が互いに連携し、全力をあげて助け合おう」とあいさつした。
豊島区と協定を結ぶ市町は、山形県遊佐町、埼玉県秩父市、福島県猪苗代町、埼玉県三芳町、岩手県一関市、岐阜県関市、群馬県神流町、栃木県那須烏山市、新潟県魚沼市、箕輪町、茨城県常陸大宮市(協定締結順)。
12区市町が防災への取り組み状況を発表し、地域、家族、各自治体の“きずな”を強めていく大切さを確認。
各自治体に暮す全ての人の安全・安心な生活実現を目指し、▽平常時から防災の情報を共有し、災害時の円滑な支援活動に役立てる▽防災サミット参加自治体が被災した場合は相互に協力し、優先的かつ効率的な支援活動を実施▽防災の協力関係を契機に各分野での交流をさらに深め、互いの発展を目指す-と共同宣言をした。
新潟県魚沼市の星野芳昭市長が「新潟中越地震から1年が経過して」と題して基調講演。パネルディスカッションでは、旧堀之内町の区長、総務課長、ホームヘルパー、学生ボランティアらが、地震発生時の活動などを振り返った。 -
05年度箕輪町功労者表彰式
「文化の日」の3日、05年度箕輪町功労者表彰式が役場であり、自治、教育、消防、交通安全の4分野で尽力した4人を表彰し、長年の功績を称えた。
受賞者は自治振興功労・坪井栄寿さん(72)=福与卯の木=、教育振興功労・渕井光久さん(77)=長岡石仏上=、消防功労・福田英治さん(70)=松島坂井北=、交通安全功労・三沢康人さん(71)=沢長田=。本年度の4人を含めこれまでの受賞者は195人になった。
平沢豊満町長は、「功績は枚挙にいとまがない。感謝と敬意を表し、今後とも町政運営のため温かいご指導、ご協力をお願いしたい」と式辞。
功労者を代表して渕井光久さんは、「課せられた職務を大過なく全うできたのは、町、仲間、地域の皆様のご指導、ご助力、ご協力があったればこそ。受章は支えてくださった皆様の代表としていただいたと思っている。慶事を契機に残りの人生をより有意義に過ごす所存」とお礼の言葉を述べた。 -
箕輪町職員共済会作品展
箕輪町職員共済会(理事長・桑沢昭一助役)は2日まで、職員の作品展を役場3階講堂で開いている。一般の観覧もできる。
共済会のクラブ活動や個人の趣味、研究などの成果発表の場として毎年秋に開く恒例の展示会。会員は約330人で、呼びかけに応じて約70人が出展した。
盆石、盆栽、生け花、陶芸、編物、ビーズアクセサリー、織物、パッチワーク、トールペイント、粘土細工、木目込みアート、絵本、手描き友禅、絵画、写真など作品は多岐にわたり、いずれも力作ぞろい。「新潟県中越地震災害の記憶」と題した山古志地区を歩いた調査報告もある。 -
箕輪町発足50周年記念特別展「箕輪町ができた頃…」
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005の催しの一つ、町発足50周年記念特別展「箕輪町ができた頃…」が29日、町郷土博物館で始まった。会期は11月27日まで。毎週日曜日にイベントもある。
町は55年1月1日、旧中箕輪町、箕輪村、東箕輪村の3町村が合併して発足した。町発足当時に焦点をあて、時代の大きな転換期だった昭和30年代の箕輪町について、「景観・くらし・なりわい」の3つの視点で展示している。
景観は、国道153号線が舗装される以前の木下地区の写真と現在を比較。なりわいは養蚕や農閑期の仕事、当時の居間の風景、くらしは荷車、自在かぎ、電気コンロ、炭火アイロンなどの道具類を紹介している。
展示見学した郷土史クラブの小学生は、体験コーナーで蓄音機やラジオ、足踏みミシンなど当時の道具を実際に使ってみたり、居間に座ったり、古い写真や道具を興味深く見て楽しんでいた。
入館無料。開館時間は午前9時-午後5時(入館は午後4時半)。月曜休館(祝日は開館)。問い合わせは同館(TEL79・4860)へ。 -
第3回もみじ湖夢まつり
第3回もみじ湖夢まつりが30日、箕輪ダムイベント広場であった。好天に恵まれ町内外から家族連れらが大勢訪れ、シートを広げてくつろいだり、イベントに参加して楽しんだ。箕輪町東箕輪地区有志による「信州もみじ湖夢くらぶ」(根橋英夫代表)などでつくる実行委員会の主催。
メーンイベントの「牛さんのおにぎり杯争奪第2回ロール転がし競争大会」は、消防や農協、スポーツチーム、地元の箕輪東小学校PTAら21チームがエントリー。優勝賞品の「米」獲得を目指し、牛の飼料を詰めた重さ400キロのロールを必死に転がした。
催しは、エアロビクスダンスや箕輪太鼓演奏のほか、マウンテンバイクや乗馬体験、ゲームコーナー、竹馬作りなど盛りだくさん。新企画もみじ湖写生大会は、子どもから大人までが、わずかに紅葉し始めた山並みなどを描き、芸術の秋を満喫。搾りたて牛乳、きのこ汁のサービスには長蛇の列ができ、ふれあい動物園では、子どもたちがアイガモを抱いたりしてふれくあった。 -
箕輪町新エネルギーセミナー
04年度策定の「箕輪町地域新エネルギービジョン」に基づき、環境にやさしいまちづくりに取り組む箕輪町は28日、新エネルギーセミナーを役場で開いた。町職員や県、県内市町村職員対象のセミナーで、講演やバイオディーゼル燃料(BDF)精製の先進事例発表などを70人余が熱心に聞いた。
先進事例は、須坂市の市民団体「須坂エコライフネットワーク」の山岸頌正代表が発表。地球温暖化防止のため化石燃料を減らし、地域循環型エネルギーシステムの構築を目指し活動している。
主な活動は▽遊休農地に菜の花を栽培して菜種から食用油を生産▽市内から排出される廃食用油から軽油台替燃料BDFを生産▽BDFを市の公用車、ごみ収集車、農協の重機などに使用し普及-。
遊休農地での菜の花栽培が開墾作業のようになり負担になったことなども示し、今後の課題に▽地球温暖化防止の重要性の啓蒙活動▽会員拡大▽BDF普及拡大-などを挙げ、「地球温暖化防止に少しでも役立ちたい」と語った。
山梨大学工学部長の鈴木嘉彦さんが「持続可能な循環型社会とバイオマスエネルギー」と題して講演。NEDO技術開発機構が新エネルギー導入支援策を紹介した。高性能電気二重層キャパシタ蓄電システムを搭載したセニアカー、マイクロ水力発電装置、電気自動車、太陽光・風力のハイブリッド発電などの展示もあった。 -
信州もみじ湖夢くらぶ
自然豊かな箕輪町東箕輪で、「農業を生かして地域を活性化しよう」と、03年8月に発足した。ワイン生産に向けたブドウ栽培、アイガモ農法による「あいがも米」の生産などに取り組んでいる。
会員は東箕輪地区の有志を中心に20代から70代までの34人。ほとんどが兼業農家の勤め人。「これからの農業の技術も踏まえながら、いいもの、こだわりあるものを作って販売しよう」「もみじ湖を生かし、観光とタイアップしていこう」。夢をもってやるために、会の名前に「夢」を付た。
「うそのない正直なワインを作ろう」と始めたのがブドウ栽培。外国の原料ではなく、自分たちでしっかりしたものを育ててやりたい-と昨年4月、20アールの畑にワイン専用品種220本を植えた。元長野県果樹試験場長の柴寿さん=長岡=の指導で、赤ワイン用と白ワイン用を育てている。
今年10月、ブドウ600キロを収穫して原料出荷した。「糖度が命。栽培2年目にしていいものがとれた。自信が持てた」と根橋英夫代表は言う。
申込1口で毎年ワイン1本(720ミリリットル)を4年後から5年間届けるワインオーナーを募集。昨年は128本植えたが、さらに50本植えたいと新たなオーナーも募っている。
「“みのわ”では知名度がない。安心・安全で特色ある米を作りたい」と、低農薬、有機栽培の「あいがも米」の栽培にも取り組む。アイガモの“アイちゃん”は、ひなのときから水田に放し、稲穂がつくまで田で過ごす。食欲おう盛で雑草を食べるので、除草剤を使わずにすむ。
「牧場からの有機たい肥を入れた田で、もみじ湖の水を使う。化学肥料を使わないので収量は少ないが、味はいい。アイちゃんが元気に育っているのが安心の証拠」
特産化に向け、「信州“みのわ”の極上米」として来年度用「あいがも米」の予約も始める。
米栽培で重要な役目を担うアイガモを、さらに地域おこしに役立てよう-との考えもある。羽から骨まで全て使えるカモは、12月まで育て、肉はローストチキン、かも鍋、かもそばなどに利用。カモ肉を箕輪の特産にしようという構想だ。さらに、「アイガモは雌雄いつも一緒。アイちゃんはラブラブなので新婚さんに」と、羽を利用して羽毛布団や羽毛まくらなどの製品化にも夢が膨らむ。
「楽しみながら農業をしたい。農業は苦しい、暗いというイメージがあるが、夢をもって明るいイメージでやっていこう」。熱い思いを胸に挑戦は続く。
箕輪ダム「もみじ湖」イベント広場では、町が中止したイベントを、「もみじ湖夢まつり」として会で実行委員会を組織して開き3年目。「もみじ湖の水の恵みに感謝」する祭りは、10月30日午前10時縲恁゚後3時。
酪農地帯という地域性を生かした牛の飼料用ロールを転がす「牛さんのおにぎり杯争奪第2回ロール転がし競争大会」、搾りたて牛乳やきのこ汁のサービス、写生大会、ふれあい動物園、乗馬、マウンテンバイク、太鼓演奏、ダンス、農産物直売などがある。ワインオーナーの申し込み、「あいがも米」の予約も受け付ける。問い合わせは根橋代表(TEL79・0744)へ。 (村上裕子)