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高校生が登戸研究所の聞き取り調査
第2次大戦末期、神奈川県から上伊那地域に疎開した陸軍の秘密機関、登戸研究所について、高校生5人が当時を知っている人たちから13日聞き取り調査をしました。 駒ヶ根市の中沢公民館。 中沢にも登戸研究所の一部が疎開し、短期間でしたが小型爆弾などのスパイ兵器の製造などが行われました。 中沢小学校も研究所になり、公民館は、その跡地に建設されました。 聞き取り調査をしたのは、辰野高校や箕輪進修高校の生徒たちが参加する上伊那高校生平和ゼミナールの5人です。 調査内容をまとめ、それぞれの文化祭で発表する予定です。 この調査に協力したのは、当時を知る地域住民2人です。 上村睦生さんの父親が登戸研究所で働きました。 「小学生のころ研究所には大量の黄燐があり、川遊びでやけどをした」 竹村寿彦さん。 終戦とともに秘密機関だった研究所を進駐軍に隠そうと資機材を処分した時の様子を見ていました。 「爆発はものすごい衝撃で、近所のガラスが割れ、窓枠も曲がるほどだった」 高校生たちは、メモをとりながら、初めて聞く事実に戦争を身近に体験している様子でした。 高校生平和ゼミナールは、19日の辰野高校の文化祭でこれまでに調査した資料をまとめ一般公開する予定です。
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箕輪南宮神社伝統 雨乞いの鹿頭奉納
箕輪町木下の南宮神社伝統の雨乞いの神事、鹿頭(ししがしら)の奉納が13日行われました。 13日は、小雨が降る中神事が行われました。 子ども達が鹿の頭に見立てた飾りをかぶり、境内を3周します。 およそ450年前の大干ばつの時に、雨乞いで雨が降ったことに感謝し、鹿を神様に献上したことが始まりとされています。 名前に「福」「大」「富」が付く地区で、天竜川より東側の福島・福与と、西側の大泉・大泉新田、富田、大萱が毎年交代で行っています。 今年は東側が担当しました。 この後、ご神体遷座の神事が行われ、ご神体を乗せた神輿が三日町の秋宮へ向かっていきました。 ご神体は12月に秋宮から春宮の南宮神社にふたたび遷座されます。
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木下南宮神社夏祭り 鼓笛隊パレード
箕輪町木下の南宮神社の例大祭に合わせ、南宮神社夏祭りが12日行われました。 夏祭りでは、児童による鼓笛隊パレードが行われました。 木下地区内で3つに別れ、区内を練り歩きました。 鼓笛隊パレードは、祭りを盛り上げようと毎年行われています。 児童は6月末から練習をしてきたということで、「ミッキーマウスマーチ」と「線路は続くよどこまでも」の2曲を演奏しました。 区の中心部を周る中隊は、ますや旅館駐車場など7か所で演奏を披露しました。 13日は、南宮神社伝統の雨乞いの行事、鹿頭踊りが行われることになっています。
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ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業10周年記念イベント
運動あそびや英語を幼少期から取り入れる、箕輪町の「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」の10周年記念イベントが12日、町文化センターで行われました。 イベントでは、10周年を記念して運動あそびと英語あそびの実践報告が行われました。 三日町保育園の園児が逆上がりや蛙飛びなどを披露していました。 ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業は、健康で知力に富み、国際舞台で活躍できる子どもをめざし、「運動あそび」「英語あそび・英語活動」「読育」「食育」の4点を柱に取り組んでいるものです。 イベントでは、運動遊びを考案した松本短期大学名誉教授の栁澤秋孝さんが実績を報告をしました。 それによりますと、運動あそび導入当時保育園の年中だった子どもの、小学校5年時点での体力測定の結果が、全国トップクラスだったということです。 栁澤さんは、脳科学の研究結果から、幼少期の体験が発育に大切だと話していました。 また、英語あそびの実践報告も行われました。 おごち保育園の園児は野菜の名前や色を英語で発表していました。 松島保育園の園児による英語の手遊び歌では、来場者も一緒になって手を動かしていました。 箕輪町では、今年度箕輪中学校にタブレット端末を導入するなど、ICT教育にも力を入れていきたいとしています。
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みのちゃんバス 新ルートとダイヤ決まる
箕輪町内を走る巡回バス「みのちゃんバス」の、新たなルートとダイヤが決まりました。 これは、11日に役場で開かれた、箕輪町地域公共交通会議で決まったものです。 みのちゃんバスは、6つのコースがあり、そのうち「南東コース」と「北西コース」のルートとダイヤの見直しがありました。 南東コースは、役場を発着点とし、中学生の登下校に合わせた時間が新たに決まりました。 北西コースも発着点は役場で、高齢者の声を元に、ダイヤ変更により、ながたの湯での滞在時間が増えるとしています。 両コースとも、これまで運行していなかった月曜日も運行することが決まりました。 また、バスの運行の変更が始まる10月1日に合わせて、バスのデザインも変わり、青空をイメージした青色に、自然・文化・産業を表す三本線が描かれる予定です。
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みのわ健康アカデミー 楽脳フィットネス
みのわ健康アカデミーの卒業生を対象に認知症予防の「楽脳フィットネス」が11日、箕輪町の町民体育館で開かれました。 指導したのは、長野市のフィットネスサポートセンター代表の三浦弘さんです。 この日は、みのわ健康アカデミーの卒業生と今年度受講している10期生およそ100人が参加しました。 フィットネスは、リズムに合わせて足や手を動かしながら、しりとりをしたり、色や数字を覚えるゲームをしました。 三浦さんは「60歳を境に、脳が衰える傾向がある。定年退職などで仕事から離れても社会参加をすることが必要です」と参加者に呼び掛けました。 健康アカデミーでは、卒業生を対象に、昨年度から健康講座と体力測定を行っていて、卒業しても健康づくりの意欲を持ち続けてほしいとしています。
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台風8号 農作物被害なし
台風8号は、10日深夜に長野県に最も接近しましたが、上伊那地域への影響はありませんでした。 県内有数のスイートコーンの生産地南箕輪村の農家もほっと一息です。 南箕輪村大泉の清水忠雄さん。 若干倒れたものもあるということですが、台風の影響は少なくひと安心です。 台風一過の11日、伊那地域の最高気温は、30.3度と真夏日となりました。 台風8号は、10日深夜、長野県に最も接近しましたが、雨や風の影響はありませんでした。 10日午後4時48分に上伊那地域に出された大雨洪水警報は、午後11時22分に解除されました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村によりますと、雨や風による被害はなかったということです。 10日午後6時から運休していた南アルプス林道バスは、11日午前8時から運行を再開しました。 JA上伊那によりますと、11日現在、辰野町から中川村までの上伊那管内で、被害の報告はないということです。
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医療と介護連携へ 箕輪町検討会設置
箕輪町は、重度な要介護状態となった人でも最後まで地域で暮らし続けられるよう医療や介護、生活支援を一体的に提供できるシステム構築に向け検討会を設置しました。 「箕輪町医療と介護の連携検討会」は8日町役場で開かれ、医師や介護支援専門員など15人に平澤豊満町長から委嘱状が手渡されました。 箕輪町の人口に占める65歳以上の割合は、去年10月の時点では25.7%でしたが、団塊の世代が75歳以上となる2025年には30.2%になると予測されています。 今後高齢化が進み、介護が必要な状態となっても住み慣れた地域で最後まで生活できるように「住まい」や「医療」「介護」「生活支援」が一体的に提供できるシステムの構築が課題となっています。 会議では、現在抱えている課題について2つのグループに別れ意見を出し合いました。 出席者からは「一人暮らしや高齢者世帯が増え、連絡が年々難しくなってきている。」などの意見が出されていました。 検討会では、来年1月までに連携方法について意見をまとめる事にしています。
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おごち保育園 お別れ会
東みのわ保育園の開園にともない、8月に60年の歴史に幕を下ろすおごち保育園で6日お別れ会が開かれました。 お別れ会は、多くの保護者にも参加してもおらおうと日曜参観に合わせて開かれおよそ170人あまりが出席しました。 会では、保育園の歴史を振り返るスライドの上映や卒園した保護者が当時の思い出を振り返っていました。 おごち保育園は昭和30年12月24日に箕輪町で7番目の保育園として開園しました。 現在の園舎は昭和52年に建てられたものでこれまでに1419人が巣だっていったという事です。 地元の南小河内区長と北小河内区長は、昭和31年3月、卒園児第1期生として保育園を巣立ちました。 式の最後には、子供達がうたを披露し、園舎に別れを惜しんでいるようでした。 東みのわ保育園は8月18日に開園する予定です。
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おとなのクラフトイベントinみのわ
様々なクラフトの制作体験ができる「おとなのクラフトイベントinみのわ」が5日、箕輪町文化センターで開かれました。 トールペイントやチョークアートなど、14の教室が開かれ、およそ300人が体験しました。 このうち、箕輪町松島のクラフト作家、柴和彦さんの教室では渓流魚の木彫り体験が行われました。 柴さんは5年ほど前から木彫りを始め、趣味の渓流釣りがきっかけで魚をテーマに作品を作っています。 教室に参加した6人は、サワラの木を使ってアマゴを彫りました。 参加者は、柴さんから彫る順番や力の入れ方などを教えてもらうと、作品作りに集中していました。 イベントは、公民館・郷土博物館・図書館の三館連携事業として行われたもので、今後も大人から子どもまで多くの人が楽しめる行事を行っていきたいとしています。
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森林税上伊那地域会議
森林税を活用して行う施策について住民の意見を聞く上伊那地域会議が4日伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、委員に委嘱されている関係する団体の代表など9人が出席しました。 森林税は、平成20年度から導入されていて、間伐や里山の集約化などが進められています。 25年度からは間伐した木材の搬出支援も始まりました。 税収規模は、毎年6億円ほどです。 委員からは、近年のゲリラ豪雨で山における作業道整備が崩壊をもたらす危険があるとして、県の指導強化を求める意見や森林を伐採してのメガソーラー開発を危惧する意見がありました。 会議では、市町村の申請により配分される総額1,328万円の森林づくり推進支援金の配分案が示されました。 伊那市は、松くい虫の被害木の処理などに420万円、箕輪町も松くい虫対策などに151万円、南箕輪村は、大芝高原関連などに116万円が配分される見通しです。
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上伊那の観光 じゃらんに
上伊那8市町村と鉄道やバス会社などで組織している上伊那観光連盟は、さらなる誘客をはかるため、アンケート調査を実施し、リクルートが発行している旅行専門雑誌じゃらんの無料ガイドブックを作成します。 アンケートは、消費者ニーズを把握するためGAP調査と言われる手法で行います。 上伊那地域にある観光施設や食を中心に50項目を聞きます。 調査は、インターネットで行い、関東・中京それぞれ400人ずつと県内200人の合わせて1,000人が対象です。 7月中に行い、そのアンケート結果に基づきじゃらんの無料ガイドブックを8月中をめどに作成します。 この事業は、県の元気づくり支援金を活用するもので、665万4,000円の予算案が4日の総会で承認されました。 観光連盟会長の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷は全国に知られておらず、上手に情報発信をする必要がある。もうかる観光を目指し、広域一丸となって進めたい」とあいさつしました。 また、「具体的な目標値を掲げてとりくまなければ成果はあがらない」として、各市町村単位で将来に向けた観光消費額の目標を定めることも確認しました。 平成25年度の上伊那の観光消費額は、111億円で県内10広域中下から3番目、1人あたりの観光消費額は、1人あたり2,427円で最も低くなっています。
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箕輪町の平澤澄子さんに 警察ボランティア協会特別功労会員表彰
箕輪町沢の平澤澄子さんは、長年にわたり少年警察補導員として地域の青少年の健全育成に尽力したとして功労表彰を受賞しました。 3日、平澤さんが伊那警察署を訪れ、小山満彦署長に受賞の報告をしました。 平成14年に少年警察補導員となった平澤さんは、これまでの活動が認められ、長野県少年警察ボランティア協会会長から表彰されました。 夫の平澤豊満箕輪町長が進める安心安全のまちづくりの一端を担おうと、日ごろから、子ども達への声掛けなどを積極的に行ってきたということです。 現在、伊那警察署管内には46人の補導員がいて、大型店での巡視や街中での声掛けなどを行い、警察と連携して、青少年の非行防止、健全育成に努めています。
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災害時のLPガス供給で協定
箕輪町と長野LP協会上伊那支部、長野県LPガス協会の3者は災害時のLPガス供給確保などに関する協定を締結しました。 30日は町役場で調印式が行われ平澤豊満町長と上伊那支部の小沢陽一支部長が協定書を取り交わしました。 これは災害時の生活支援を目的に結ばれたもので避難場所へのLPガス供給のほか設備の点検、復旧などが行われます。 小沢支部長は「食事を作る際や暖房など万一の時には力を発揮できるよう組織をあげて尽力したい。」 平澤町長は「災害時に安定的に供給されれば住民にとって心強い。」とあいさつしました。 箕輪町は避難者の受け入れや生活物資の提供にかんするものなど各種団体と災害協定を結んでいて、今回が69番目となっています。
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伊那消防組合 規律訓練
伊那消防組合の規律訓練が2日伊那市の市民体育館で行われました。 訓練は、消防活動の基礎となる動作を迅速かつ的確に出来ることを目的としています。 この日は、伊那消防組合管内の署員合せて68人が参加しました。 署員らは、回れ右や整列などの基本動作や30人程で構成するグループから8人程のグループに構成し直す動作などを確認していました。 この訓練は3日も行われる事になっています。
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自動車第4、小型第6、ラッパ第3分団 優勝
箕輪町消防団のポンプ操法、ラッパ吹奏大会が29日、役場で開かれ自動車ポンプは第4分団が小型ポンプは第6分団、ラッパ吹奏は第3分団が優勝しました。 大会には、町内にある6つの分団からそれぞれの競技に代表チームが出場しました。 選手たちは大会にむけ、5月中旬から訓練を行ってきたという事です。 大会の結果、自動車ポンプは木下の第4分団が、小型ポンプは長岡・南小河内・北小河内の第6分団が、ラッパ吹奏は松島・中原の第3分団が優勝しました。 大会の模様は7月1日からご覧のチャンネルで放送します。
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東みのわ保育園 完成8/18開園
箕輪町南小河内に建設が進められていた東みのわ保育園が完成し30日、引渡し式が行われました。 箕輪町が、おごち保育園と長岡保育園の統合保育園として建設を進めてきた、東みのわ保育園が完成しました。 保育園は6,700平方メートルの敷地に新築され、鉄骨平屋建て、延床面積1,750平方メートルで、事業費はおよそ6億円、です。 建物には上伊那の保育園では初となる、地中熱を使った冷暖房施設が設置されたほか、太陽光発電も行われます。 保育室は、全部で9つあり、全て床暖房が備わっています。 保育園の定員は120人で、0歳児から2歳児までの未満児保育も行われます。 引渡し式で、平澤豊満箕輪町長は、「明るくあたたかみのある園舎ができた。最新の設備を活用し、子どもたちがのびのびと生活できるようにしたい」と挨拶しました。 東みのわ保育園は、7月末におごち保育園と長岡保育園の保護者を対象に見学会を行い、8月18日(月)から利用が始まります。
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湯澤さん&なるみさんがトークライブ
伊那市出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんと、タレントなるみさんのトークライブが28日箕輪町で行われました。 湯澤さんは伊那市東春近出身、なるみさんは西春近出身で春富中の同窓生です。 トークライブは、箕輪町松島のカフェ プラットで行われ、地元を中心に遠くは千葉県から約60人のファンがつめかけました。 2人は、それぞれの経歴を話しながら、お互いに質問しあいました。 なるみさんが曲はいつ作っているのかと聞くと、湯澤さんは、「自転車に乗っている時」などと答えていました。 湯澤さんが、アイドルグループオトメコーポレーションを卒業したときの心境について聞くと、なるみさんは、「次のステップを目指そうと思った」などと答えていました。 2人は、それぞれ新曲も披露し、会場は、笑いと拍手に包まれていました。
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力作30作品を審査
伊那ビデオクラブの作品審査会が29日美篶公民館で開かれました。 上伊那地域を中心にビデオ愛好家が集う伊那ビデオクラブは、毎年作品コンクールを開いて撮影技術や編集テクニックの向上を目指しています。 今年で17回目になるコンクールには、会員から30の作品が寄せられました。 審査は、クラブ員のほか、映画監督の後藤俊夫さんや伊那市、地域の報道機関があたり、10点満点で点数をつけていきます。 作品は、地域の風景や出来事、伝統文化や技術をテーマにしたものなど様々です。 中には、社会問題を反映した特殊詐欺被害に関するものもありました。 表彰式は、7月13日にいなっせで行われる予定で、各賞が発表されることになっています。
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死亡事故ゼロ最長記録更新 269日に
過去50年間の伊那市・箕輪町・南箕輪村の交通死亡事故ゼロの最長記録は268日でしたが、27日、最長記録を更新し、269日を達成しました。 伊那交通安全協会によりますと、伊那市、箕輪町、南箕輪村で、過去50年間の死亡事故ゼロの最長記録をきのう更新し、269日を達成しました。 平成25年10月1日に、伊那市西春近で発生した事故で76歳の女性が死亡して以来、交通死亡事故の発生はありません。 なお、これまでの過去最長記録は、平成18年12月17日から、平成19年9月10日までの268日でした。 伊那交通安全協会では、各種会合や、講習会で、交通死亡事故ゼロの継続を訴えていくとしています。
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メディカルシミュレーションセンター本格運用開始
特殊な機器を使って若い医師などが訓練する伊那中央病院のメディカルシミュレーションセンターが、27日から本格的な運用を始めました。 県内で導入されるのは初という内視鏡検査シミュレーターです。 実際の人体データから得た3次元のコンピューターイメージを使い、手触り感などの現実感を備えた内視鏡検査のトレーニングを行う機器です。 組織の変形など生体反応をリアルに表現しています。 シミュレーションセンターは、①心肺蘇生エリア②内視鏡手術・検査・超音波検査エリア③脳・心臓血管内手術エリア④診療・看護基本エリアに分かれていて、あわせて40の機器が配置されています。 さらに、シミュレーション演習は、ライブで見たり、録画することができるようになっていて、演習の振り返りや教育材料としても活用できます。 病院を運営する伊那中央行政組合組合長の白鳥孝伊那市長は、「若い医師や地域医療従事者の研修の拠点として、中心的な役割を担う施設」とあいさつしました。 伊那中央病院メディカルシミュレーションセンターは、県の地域医療再生基金を活用し、1億4,000万円をかけ病院南側に整備されました。
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箕輪町で戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人たちの霊を慰める戦没者慰霊祭が、26日、箕輪町文化センターで行われました。 戦没者慰霊祭は、箕輪町社会福祉協議会と箕輪町が毎年この時期に行っています。 箕輪町では、明治時代の西南戦争から日清・日露、太平洋戦争などで602人が犠牲となっています。 26日は、町関係者や遺族会など約110人が参列し、花を手向け冥福を祈っていました。 の平和を推進する事が私たちの責務」と式辞を述べました。 箕輪町遺族会の柴宮勇一会長は謝辞で「戦後69年が過ぎようとしている今、不戦の誓いを新たにするためにも慰霊祭には大きな意味がある」と話していました。
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伊那中央病院に病理診断科新設
伊那中央病院は7月1日から人体から採取した細胞などから病気を診断する、病理診断科を新設します。 25日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会6月臨時会で組合側から提出され、可決されました。 病理診断科は、病気の治療方針を決めるため、採取した細胞などを顕微鏡で検査する最終機関です。 これまでも病理診断医はいましたが、法の改正により、病理診断科を設置することが必要になりました。 また、伊那中央行政組合議会全員協議会も開かれ、平成25年度の決算見込みが報告されました。 平成25年度の支出は103億2,200万円、収入が106億9,000万円で、3億6,800万円の黒字となっています。 伊那中央病院は、平成21年度から5年連続の黒字となる見通しです。 また、現在も不足することのある駐車場が、北棟の建設でさらに不足する見通しで、ドクターヘリのヘリポート、南北に1万平方メートルの用地を駐車場として取得する計画が示されました。
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第17回 日本墨絵展
上下伊那の水墨画を描いている人たちでつくる日本墨絵会の第17回日本墨絵展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、会員の作品71点が並んでいます。 作品展は、1年に1回作品の発表の場として開かれています。 今年は、サイズが30号以上の大きな作品に挑戦した会員が多いということです。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市長賞に伊那市美篶の栗田絢子さんの作品「春近し」と、 日本墨絵会大賞に伊那市長谷非持の中山玉峰さんの作品「乗鞍淨晨」が選ばれました。 ある会員は、「年に1回の作品展なので多くの人に見てもらい、水墨画に興味を持ってもらいたい」と話していました。 第17回日本墨絵展は、29日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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土砂災害危険箇所を点検
県や自治体、地域住民による土砂災害危険箇所パトロールが23日、箕輪町などで行われました。 パトロールは土砂災害の危険がある場所を知りその対策について考えようと伊那建設事務所などが行ったものです。 このうち箕輪町では県や町の職員のほか地域住民が沢の桑沢川などをパトロールしました。 桑沢川では上流の一部が土砂崩落していて大水がでたとき崩落が拡大する恐れがあることが確認されていました。 県では8月を目途に町内で土砂災害の危険がある地域を警戒区域に指定することにしていて住民に災害に備えてもらうよう呼びかけていくということです。
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たべりこ 7/20オープン
箕輪町大出の農産物直売所「にこりこ」の隣に、レストラン「にこりこキッチンたべりこ」が来月20日にオープンします。 旧そば処留美庵の施設を活用し進められていた改築工事が終わり、23日箕輪町に引き渡されました。 建物の延床面積は、286平方メートルで、費用は建物が4,960万円、調理場が340万円となっています。 建物にはオープンテラスが設けられ、季節によっては外で食事が楽しめます。 調理場については使えるものは残し、新たにスチームオーブンやガスコンロ、食在庫を入れたということです。 平澤豊満箕輪町長は、「地産地消として、多くの人に利用してもらえる施設にして行く」と話していました。 たべりこはバイキング方式で、料金は大人一人1,500円、だということです。 にこりこキッチンたべりこのオープンは、来月20日(日)を予定していて、営業時間は午前11時から午後3時、10月までは休まず営業したいということです。
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箕輪写友会 写真展 開催
第18回箕輪写友会写真展、が23日から、箕輪町文化センターで始まりました。 写真展は毎年開かれているもので、会場には風景を写した写真が並べられています。 写友会のメンバーは箕輪町在住の写真愛好家13人で構成され、今回は26点の近作を展示しています。 箕輪写友会写真展は29日(日)まで箕輪町文化センターで開かれています。
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ホタルの灯を取り戻せ! 松島の水辺公園
ホタルのいる地域を取り戻そうと、箕輪町の松島区と区会議員OBでつくる水辺公園を守る会は20日夜、公園内にホタル60匹を放ちました。 昨夜は、地域住民や関係者およそ30人が見守る中、ホタルが特製の蚊帳の中に放たれました。 公園内に設置されたこの蚊帳は、ビニールハウスの骨組を利用した手づくりのものです。 ホタルの成虫を放つのは去年に続き2回目で、今年は蚊帳の大きさを3倍ほどに広げました。 水辺公園を守る会では、ホタルと人の憩いの場にしようと一昨年、荒れ地だったこの場所を1年かけて整備しました。 園内に東屋を設置した他、水路を整備したり木を植えるなどしてきました。 また、ホタルの住む環境を整えようと、水路内にホタルの幼虫の餌となる巻貝の一種「カワニナ」を増殖させ放つなどの活動を行っています。 蚊帳の中に放たれたホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルそれぞれ30匹ずつです。 30匹がケースからだされ、オスメスつがいとなっている残りの30匹は、繁殖の為しばらくケースの中に入れておくということです。 園内の水路にホタルの幼虫は確認できていないということで、水辺公園を守る会では、今年はホタルを蚊帳から出さず繁殖するのを待ちたいとしています。
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新図書館建設について町民アンケート実施へ
箕輪町は、15歳以上の町民1,500人を対象に新図書館建設に関する町民アンケートを実施します。 箕輪町議会全員協議会が17日役場で開かれ、アンケートの概要について説明しました。 アンケートは、新図書館建設の必要性についてと、事業費や候補地など町が示した基本構想についての2点です。 この2点について賛成、反対、どちらとも言えないの3つから選択します。 町は、新図書館の建設候補地として、上伊那農業協同組合箕輪町支所がある場所を中心とし、事業費は用地取得を含め10億円ほどを見込んでいます。 調査対象は、町内に住む満15歳以上で、1,500人を無作為で抽出します。 アンケートは、来月上旬に送付し、8月に集計、9月の全員協議会で結果を報告するとしています。 また、17日の会議では再生可能エネルギーの利用施設建設について、ガイドラインを設けることを明らかにしました。 対象となる施設は、発電容量が10キロワット以上で、太陽光、小水力、風力発電です。 事業者に対し、町に計画書を提出することや住民説明会を開き計画の概要を明らかにすることなどが盛り込まれています。 このガイドラインは、来月1日に施行され、町では、新聞や広報を通じて周知させたいとしています。
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箕輪町消防団伝統「赤魚会」
箕輪町消防団が、地域で採れた珍味で町や区の関係者などをもてなす伝統の懇親会「赤魚会」が8日役場駐車場で開かれました。 懇親会が始まる3時間前、役場駐車場では、消防団幹部が準備を進めていました。 テーブルに並べられたのは団員が調達し調理した、イモリやどじょう、サワガニ、赤魚などです。 午後3時、乾杯の合図で赤魚会が始まりました。 今年の赤魚会には、町の関係者や各区の区長、小学校の校長などおよそ60人が招待されました。 出席した人達の中には、初めての人もいて、イモリの素揚げをとまどいながら口へと運んでいました。 赤魚会は、昭和30年代後半、災害や火災の現場で、分団間の連携を深めようと幹部が赤魚を肴に酒を酌みかわしたのがはじまりです。 その後、お世話になっている地域の人達を、地元で採れる珍味でもてなそうと招待するようになったという事です。 箕輪町消防団正副分団長会長の伊藤真吾さんは「先輩方がおこなってきた大事な行事が無事に終わってほっとしている。 今後も絶やさないよう伝えていきたい」と話していました。