-
ペタッと貼ってピタッと飲酒運転根絶を
伊那警察署と伊那交通安全協会は、飲酒運転根絶を啓発するシールをつくり、13日伊那飲食店組合に手渡しました。 シールは、台紙からはがし簡単に衣服にはりつけることができます。 これまでバッジやワッペンなどで啓発してきましたが、より使いやすく、効果的なものをとシール式にしました。 13日は、伊那警察署で贈呈式があり、伊那飲食店組合の林孝司組合長に3,000枚が手渡されました。 組合には、伊那市と南箕輪村の305店舗が加盟していて、1店舗あたり10枚ほどが配られます。 これは、ハンドルキーパー運動の一環で、シール式による啓発は県内でも珍しい取り組みだということです。 伊那警察署管内の飲酒運転による交通事故は増加傾向にあるということで伊那署では、効果に期待しています。
-
親子で科学の楽しさに触れる
工作を通して科学の楽しさに触れる科学のおはなし会が9日、箕輪町地域交流センターで開かれました。 この催しは理科離れしている児童に科学の楽しさを知ってもらおうと箕輪町図書館が開いたもので会場には22組およそ70人の親子が訪れました。 講師は科学の楽しさを伝える活動をしているNPO法人ガリレオ工房の土井美香子さんが務めました。 風船を使って音の振動を感じる実験では子どもたちが風船に耳をあて、音が伝わる仕組みを学んでいました。 他に紙コップと糸を使い音が伝わる実験も行われ、参加した親子が楽しみながら科学に触れていました。 箕輪町図書館では科学の楽しさを知り、それらの本を読むきっかけにしてもらいたい。」と話していました。
-
公立高校前期選抜 合格発表
公立高校の前期選抜試験の合格発表が14日県内一斉に行われ、全日制では、4,318人にひと足早い春が訪れました。 このうち多部・単位制の箕輪進修高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出されると保護者が子や孫の番号を確認していました。 受験生は、それぞれの中学校で合否を確認したということです。 箕輪進修高校の前期選抜は、普通1部、2部、3部、工業1部で行われ108人が受験し65人が合格しました。 前期選抜試験は定時制・多部単位制も含め県内76校で実施され7,153人が受験し4,569人が合格しました。 上伊那では、7校で実施され655人が受験し404人が合格しました。 後期選抜は3月11日に試験が行われることになっています。
-
また大雪 交通機関に乱れ
上伊那地域に降っている雪は、14日夜から15日の昼前にかけて降り続く見込みで、多いところで40センチの積雪が予想されています。 交通機関にも乱れが出ています。 気象台は、午前10時50分に大雪警報を中部と南部に出しました。 この雪の影響で、上伊那の高校は、すべて午前中で授業を終えました。 伊那小学校、西春近北小学校、高遠小学校、高遠中学校、箕輪町の北小を除く4小学校は下校時刻を早めました。 この雪の影響で交通機関にも乱れが出ています。 JR飯田線にも遅れが出て、下校途中の高校生などに影響がありました。 辰野発午後5時20分飯田行きと飯田発午後5時44分辰野行き以降は上下線とも運休となっています。 伊那市駅では、多くの高校生たちが足止めとなっていました。 JR中央線の特急あずさとスーパーあずさは、上り下りとも運休となっています。 中央自動車道は、午後4時半現在、上りは、諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジ間が、下りは、小淵沢インターチェンジと諏訪インターチェンジの間が雪と事故のため通行止めとなっていて、高速バスは、名古屋線を除き午後の便から運休となっています。 長野道は、午後5時現在、安曇野インターチェンジと更埴インターチェンジの間が上下線とも通行止めです。 消防によりますと、午後4時現在3人が転倒などによりけがをしたということです。 JA上伊那では、果樹の支柱の点検や補強をするとともに、パイプハウスのビニールを取り外すよう注意を呼びかけています。 また、伊那文化会館では、あす予定していた行事を中止としました。 中止になったのは開館25周年記念事業の中村不折講演会です。 降雪により東京都在住の講師の交通手段が確保できないため、中止となりました。 文化会館では「楽しみにしていた皆様には大変申し訳ありません。」とコメントしています。
-
箕輪町まちづくり基本条例説明会
箕輪町は、まちづくり基本条例の策定に向けた住民説明会を、12日夜、地域交流センターで開きました。 12日は、初めて条例案の説明会が開かれ、住民13人が出席しました。 去年8月から10回に渡り、条例案について検討してきた委員会から、説明がありました。 条例は、●まちづくりの基本理念や●権利と責務、●町政運営の基本原則などを定めたものです。 基本理念は、●まちづくりは箕輪町に住み、また活動する全てのものにより担われること。●個性豊かで多彩なまちづくりが推進され、相互の協働が活発に行われることなどを挙げています。 まちづくり基本条例は、全国では250を超える市町村で制定されていて、箕輪町の特徴は、安全安心な生活環境の確保や、災害発生時の対応などが取り入れられている点だということです。 説明会では、住民から、「解説書を作るなど、子供や、新たに引っ越してきた人にも理解してもらえるような対応を考えて欲しい」などの意見が出されていました。 説明会は、15日(土)にも、地域交流センターで開かれる予定です。 条例は、6月の策定を目指します。
-
箕輪地区しんきん経営者の会 新春講演会
アルプス中央信用金庫と取引のある企業でつくる箕輪地区しんきん経営者の会は、7日、新春講演会を箕輪町内で開きました。 講演会は、会員同士の情報交換の場として毎年この時期に開かれているものです。 あるしんと取引のある企業は、箕輪町内にはおよそ200社あり、新春講演会には90人ほどが参加しました。 全国にある信用金庫のシンクタンクの役割を持つ信金中央金庫の鉢嶺実さんが、環境変化に挑む中小企業の経営事例をもとに話をしました。 鉢嶺さんは「変化に対応できる力が企業の生死を分ける。独自に創出した価値は、時として価格を超える」など集まった経営者に訴えていました。
-
箕輪北小学校 全校児童が琴を体験
箕輪町の箕輪北小学校の児童は、3日から全校で日本の伝統楽器、琴の演奏を体験しています。 4日の2時間目は、2年生が体験しました。 琴の教室は音楽の授業の一環として、児童に日本の伝統楽器の琴を身近に感じてもらおうと毎年開かれていて、今年で4年目です。 講師は、上伊那や愛知県で琴の演奏を行っている3人です。 2年生は1年ぶりに琴に触り、「チューリップ」を弾きました。 講師の気賀澤美香さんは「あまり触る機会がない琴に触れて、親しみをもってもらいたい」と話していました。 琴の教室は5日まで行われ、全てのクラスが体験したということです。
-
箕輪経営研究会 新春講演会
企業経営者でつくる箕輪町経営研究会の新春講演会が箕輪町の伊那プリンスホテルで4日開かれました。 講演会は情報交換や会員同士の交流を目的に毎年この時期に開かれ4日は会員およそ50人が集まりました。 この日は、民間のシンクタンク 長野経済研究所の小澤吉則調査部長が「最近の経済情勢と2014年経済の見通し」と題し話をしました。 小澤さんは今年の経済見通しについては「県内企業はこれまで回復が遅れていたが円安や輸出の増加が見込まれ製造業を中止に持ち直しが予想される」と話しました。また、回復し始めた景気を継続的に右肩上がりにするには「技術を持つ事はもちろんだが、顧客のニーズを把握し顧客の要望に応えるファン作りをしていく事が重要」と話していました。 研究会では「経営者1人ひとりが元気になっていけるように今後も努力していきたい」と話していました。
-
全県インフルエンザ警報発令
上伊那では先週1週間、1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が30人を超え、2週連続の警報レベルとなっています。 長野県のまとめによりますと上伊那地域の1月27日から2月2日までの1医療機関あたりの患者数は48人で警報レベルの30人を超えました。 県全体でも44.66人で5日、警報が発令されました。 伊那ケーブルテレビの放送エリア内で5日現在学級閉鎖となっているのは、伊那西小学校1年の1クラス、箕輪東小学校2年の1クラス、沢保育園の2クラス、上古田保育園の1クラスとなっています。 県では手洗いをこまめに行うなど感染予防に努め、症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
-
東みのわ保育園 上棟式
今年6月の開園を目指す東みのわ保育園の上棟式が4日、箕輪町南小河内の園舎建設地で行われました。 この日は、東みのわ保育園に通う予定の園児や建設関係者などおよそ110人が出席し、上棟を祝いました。 東みのわ保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合して建設します。 建設費はおよそ5億9,700万円、建物は鉄筋平屋建てで、面積はおよそ1,750平方メートルです。 太陽光発電や、冷暖房に地中熱を利用するなど、自然エネルギーが活用できる設備も備わるということです。 式では、園児に向けてお菓子が投げられました。 おごち保育園の井澤恵美子園長は「園児が大人になっても思い出に残るような一日になりました。大人になって親になっても今日のことを思い出してほしい」と話しました。 東みのわ保育園は6月上旬の開園を目指しています。
-
そこはかに ただ ただただ そこはかに
箕輪町文化センター付属劇団歩の朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」が2日に上演されました。 17人の出演者が、環境のまったく違う場所で生きる若い男女と、2人をとりまく周囲の人とのかかわりを声のみで表現した前衛的な作品です。 歩が朗読劇を行うのは、結成以来2回目で、年が明けた1月4日からほぼ毎日稽古を続けてきました。 客席との間には、ストーリーと関係する自転車やテレビ、パソコンがつまれています。 2人をとりまく言葉の羅列。 最終的に2人を死に導いてしまいます。 演出をてがけた飯島岱さんは、「言葉が軽くなってきている今、言葉の持つ意味を再認識してもらいたかった。」と話しています。
-
箕輪北小学校 給食でザザムシ味わう
箕輪町の箕輪北小学校の児童は、30日、給食でザザムシを味わいました。 これは、1月24日から始まった給食週間に合わせて、伊那谷の三大珍味のひとつを味わってもらおうと学校の栄養士が企画したものです。 近くにすむ関二千六さんが天竜川でとったザザムシを佃煮に加工したものを購入しました。 1年生は、ほとんどの子どもがザザムシを食べるのが初めてです。 給食室の前には、生きたザザムシも展示され、子ども達が興味深そうに観察していました。
-
自衛隊が演奏 箕輪ふれあいコンサート
群馬県に拠点を置く陸上自衛隊第12音楽隊の箕輪ふれあいコンサートが25日、箕輪町の町文化センターで開かれました。 箕輪ふれあいコンサートは、箕輪町自衛隊協力会が2年に1回開いているものです。 会場には500人が訪れ、満席となりました。 陸上自衛隊第12音楽隊は、群馬県が活動の拠点で、群馬、栃木、長野、新潟の4つの県で演奏活動を行っています。 25日は交響曲やドラマのテーマソングなど12曲を演奏しました。 箕輪町自衛隊協力会の市川治實会長は、「地域の安全を守ってくれる自衛隊の活動を音楽を通じて知ってもらいたい」と話していました
-
給料町長10%減、副町長8%減 審議会が答申
輪町特別職報酬等審議会は、平成26年度の町長の給料について、今年度と同様の10%減額、副町長の給料については、8%減額する答申を28日にしました。 この日は、審議会の黒田重行会長が平澤豊満町長に答申しました。 町長と副町長の給料は、平成21年度から今年度まで5年連続10%減額していました。 来年度、町長は10%の減額を維持し、副町長は8%に緩和する方針を示しました。 審議会では、「東日本大震災の復興やアベノミクス効果で、上伊那の月間有効求人倍率も県の平均まで改善してきているが、4月から始まる増税を前に、町民が景気の回復を実感できるかは不透明。 改革の先頭に立つ町のリーダーとして、引き続き抑制措置を継続する自らの姿勢を明らかにして、この難局に対処する必要がある」としています。 適用されれば、町長の給料月額はこれまで通り74万7千円、副町長の給料月額は13,400円上がり61万6千400円となります。 平澤町長は、この答申を尊重する方針です。
-
劇団歩 朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」稽古
箕輪町文化センター付属、劇団歩は、来月2日に朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」を上演します。 本番を目前に控え稽古にも熱が入っています。 この日は、歩のメンバーを中心に出演する10人が、箕輪町商工会で声を出していました。 朗読劇の主人公は全く別の環境で生活する男女2人です。 主人公を中心に2人を取り巻く周囲の人との関わりを声だけで表現します。 主人公以外は、多い人で1人10役以上やるということです。 この作品の原作は、箕輪町の飯島宗之さんが書き、父で劇団歩の演出を務める飯島岱さんが脚色・演出しました。 劇団歩は2003年に団員12人でスタートし、去年4月に創立10周年を迎えました。 劇団歩の朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」は、 2月2日午後1時と午後4時から、箕輪町文化センターホールで開かれます。 チケットは、一般が1,000円、高校生以下は500円となっています。
-
無量寺で節分準備 「福ます」作り
箕輪町北小河内の無量寺で、来月の節分の豆まきで使う「福ます」の準備が、27日に行われました。 無量寺の中川弘道住職が、約60個の福ますの準備を行いました。 ますに書かれた文字は、幸せを願う「福」と、健康・長寿を願う「寿」です。 このますは、2月3日の節分の行事で、年男年女などによる福豆まきで使われます。 無量寺の節分の行事は2月3日に行われ、午後3時から護摩祈祷会、午後4時から福豆まきが行われます。
-
節分を前に恵方巻きづくり
2月3日の節分を前に、恵方巻き作りが25日、箕輪町の松島コミュニティセンターで行われました。 25日は、松島区の親子30人ほどが参加し、アニメのキャラクターの巻きずしと恵方巻きを作りました。 松島分館が開いたもので、年に2、3回季節の行事や郷土料理作りなどを行っています。 講師を務めたのは、箕輪お花ずしの会代表の原美代子さんです。 恵方巻きは、大阪を中心に関西地方に伝わる風習で、節分に恵方に向かって巻きずしを無言で食べると願い事が叶うとされています。 参加者は、目や口、鼻などパーツごとに作っておいたものを最後に合わせて巻いていました。 松島分館では、「今日は練習です。節分にまた各家庭で作ってください」と呼びかけていました。 なお、今年の恵方は東北東となっています。
-
伊那署管内2社が優秀事業所に
若者からの交通安全を進めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールで、伊那警察署管内からは、2社が優秀事業所として表彰されました。 24日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。 県内154の事業所が参加したコンクールで、伊那警察署管内からは、信英蓄電器箔株式会社と大明化学工業株式会社が優秀事業所に選ばれました。 最優秀事業所は3事業所、優秀事業所は27事業所でした。 信英蓄電器箔、大明化学のヤングドライバークラブは、交通安全期間中の出勤時間に会社近くで啓発活動をしたり、独自にシートベルト着用調査をしている活動が評価されました。 信英蓄電器箔の井口美穂さんは、交通安全メッセージの部で佳作に選ばれました。 井口さんの祖母が交通事故にあっていることもふまえ、お年寄りの道路横断を気遣う内容のメッセージでした。 ヤングドライバーコンクールは、県警本部や長野県運転管理者協会などが毎年行っていて今回で24回目になります。
-
今年最高 10.5度
24日の伊那地域は、午後2時37分に今年最高となる10.5度を記録し、3月中旬の陽気になりました。 長野地方気象台によりますとこの暖かさは25日まで続くということです。 春の訪れを告げる福寿草が顔を出し始めました。 伊那市長谷溝口にある常福寺。 日当たりが良い裏庭の東側斜面は、春先になると数多くの福寿草が咲きます。 24日は、この暖かさにつられてか、早くも数輪が顔を出していました。 見ごろは、2月中旬ころだということです。 気象台によりますと、この日の伊那地域は、高気圧に覆われ、南から暖かい空気が入ってきたためで、25日も10度くらいまで気温が上がると見られています。 25日の夜遅くから雨となり、26日以降は、再び冬型の気圧配置となり真冬の寒さが戻ってくるということで、体調管理に注意を呼びかけています。
-
県がインフルエンザ注意報発令
長野県は22日、全県にインフルエンザ注意報を発令しました。 長野県の1月13日から19日の間のインフルエンザの発生動向調査によると、県全体の患者数が983人、一医療機関あたりの患者数は11.3人となり、注意報発令基準である10人を超えました。 このうち、伊那地区の定点当たりの患者数は13.25人でこちらも基準を超えています。 県では、かからないようにするために、手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなどを呼びかけています。 また、かかってしまったら、うつさないようにするために、早めの受診や学校、職場は休むようにと呼びかけています。
-
長野県溶接技術コンクール開催
10月に秋田県で開かれる溶接技術全国大会の代表選考を兼ねた、第53回長野県溶接技術コンクールが22日、南箕輪村の伊那技術専門校で開かれました。 伊那市の中村鉄工所の中村定夫さんが選手宣誓を行い、競技が始まりました。 コンクールは、溶接技術を向上させようと、開かれているもので、県内で溶接業務に従事している32人が参加しました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から合わせて5人が出場しています。 競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。 課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さ4.5ミリと9ミリの板の2種類を溶接しました。 審査結果の発表は3月中旬、表彰は4月23日に行われる予定です。 各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に秋田県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになっています。
-
箕輪町郷土博物館 富貴原郷開拓団の冊子刊行
箕輪町郷土博物館は、昭和16年以降に、箕輪町内などから満州を開拓するために渡った開拓団の冊子「満州開拓 富貴原郷開拓団の記憶」を刊行しました。 冊子には、開拓団の関係者でつくる富貴原会(ふきはらかい)の会員の手記が掲載されています。 当時子どもだった自分を守る母親の姿や、衣食が十分でなかった様子が綴られています。 博物館によりますと、昭和16年以降、満州へは、当時の箕輪町を含む、上伊那北部開拓団の団員およそ300人が渡りました。 上伊那北部開拓団はのちに、「富貴原郷開拓団」と呼ばれるようになりました。 開拓団の本部は、中箕輪村役場、現在の箕輪町役場にあったということです。 「富貴原郷開拓団の記憶」は、200部作られていて、上伊那の図書館や学校に置いてあるほか、箕輪町郷土博物館でも見ることができます。
-
交通安全優良団体 ICTが受賞
長年にわたり地域での交通安全活動が認められ、伊那ケーブルテレビジョンが交通安全優良団体、箕輪町の中村喜男さんが緑十字銀章を受章しました。 表彰式は17日に東京都で行われ、20日は受賞者が伊那警察署を訪れ、青木辰夫署長に報告をしました。 「交通安全愛のメッセージ」を制作、放送している伊那ケーブルテレビジョンは全日本交通安全協会会長から交通安全優良団体として表彰されました。 伊那ケーブルテレビでは平成13年から交通安全CMを放送していて、これが評価されました。 入社以来10年間CM制作に携わってきた放送部の小木曽容子さんは、「安協女性部の皆さんの案を基に、わかり易く伝えることを心がけている」と話していました。 箕輪町福与の中村喜男さんは緑十字銀章を受章しました。 中村さんは、昭和33年の免許取得以降長年交通安全協会の会員で、平成20年から24年まで伊那安協の副会長と箕輪町安協の会長を務めました。 中村さんは「受章の重みを胸に、元気なうちは、地域の交通安全に力を注いでいく」と話していました。 妻の久仁子さんには、長年夫を支えて来たことから、感謝状が贈られました。 伊那交通安全協会では「今後も女性部を中心に地域の人たちに交通安全を呼びかけていきたい」と話していました。
-
漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で19日小正月の伝統行事、大文字下ろしが行われました 朝8時に、漆戸常会の住民が地区内の辻に集まりました。 大文字は、五穀豊穣、家内安全などを願うもので、江戸時代から続く小正月の伝統行事です。 この日は12日に建てた高さ12メートルの柱を下ろす作業を行いました。 大文字に付けられた、花飾りは家の玄関に飾ると厄除けになるとされています。住民らは、荷台に広げられた飾りを手にとり、気に入った物を選び持ち帰っていました。
-
火災頻発 伊那消防署注意よびかけ
伊那消防署は、去年12月から今年1月15日までの間に伊那市で5件の建物火災があり、1人が死亡していることをうけ報道機関を通じ注意を呼びかけています。 伊那市を含む伊那消防組合の去年1年の火災件数は、62件で、前の年より14件増えています。 特に3月は、1か月間で23件の火災がありました。 これは、連日の晴天続きで空気が乾燥し、強い風が吹いている中で、たき火や土手焼きを行ったことが主な原因です。 火事による死者は減少していますが、高齢者2人が死亡しています。 放火や放火の疑いによる火災も多く、7件ありました。 伊那消防署では、「寒さが厳しい時期なので、暖房器具など火の取り扱いには、十分注意してほしい」と呼びかけています。 防火のポイントとして、 ●寝タバコをやめる ●ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する ●ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す ●お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる ことなどをあげています。
-
みのちゃんバス 路線・ダイヤ見直しへ
箕輪町のみのちゃんバスは、利便性向上に向け、路線・ダイヤの見直しを行います。 16日は箕輪町公共交通会議が開かれ、利用状況や利用者のアンケート結果が報告されました。 昨年度の利用者数は、平成23年度よりおよそ4千人多い3万4,904人で、そのうち7割が無料の利用者です。 利用者増加について町では、平成23年10月から無料の対象を75歳以上の高齢者などに拡大したことが要因とみています。 バスの利用者を対象に行い、56件の回答があったアンケートでは、4割が運行時間に不満があると回答しています。 その中で、「中学校の登下校の時間に合わせてほしい」「ながたの湯行きを増やしてほしい」といった意見がありました。 みのちゃんバスは交通弱者対策として平成16年度から運行を始め、現在は町内4つのコースを2台で運行しています。 車両の更新に合わせ、利便性向上のため大規模なダイヤの見直しを初めて行う予定です。 今後は、2月にホームページなどで意見を募集し、7月には路線・ダイヤを決定、10月からの運行開始を予定しています。
-
小河内神社筒粥神事 今年の世相は7分5厘
箕輪町の小河内神社で15日祈年祭が行われ「筒粥(つつがゆ)神事」で今年の農作物の出来や世相を占いました。 今年の世の中は「7分5厘」と去年より7厘上向きました。 筒粥神事は今年1年の五穀豊穣を祈願する小河内神社の祈年祭で行われます。 100年以上続いていると言われ、毎年小正月の1月15日の早朝に行われています。 朝7時すぎ、2時間ほどかけて炊き上げた大鍋のお粥の中から筒が取りだされ神殿へと運ばれました。 筒は葦の茎を21本束ねた物で米や野菜など農作物の出来や世の中の世相を筒に入った米粒の数で占います。占いの結果、世の中の世相は、去年より7厘上がり7分5厘、農作物では、ナスとトマトが極上となっています。 占いで使ったお粥を食べると1年間病気をしないとされていて、神事が全て終わると神社を訪れた人達にふるまわれていました。
-
箕輪町・南箕輪村 消防団出初式
箕輪町と南箕輪村の消防団出初式が12日に行われました。 箕輪町消防団の出初式には、団員206人が参加しました。 団員らは、箕輪町文化センター前で、平澤豊満町長と小松孝寿団長の観閲を受けました。 小松団長は、「大規模災害への備えなど、消防団員への期待は高まっている。火災がなくなるよう、一層、予防消防に務めてほしい」と訓示しました。 去年、箕輪町では14件の火災があり、被害総額は約830万円となっています。
-
上古田の天然リンク オープン
箕輪町上古田の町営上古田スケート場がオープンし親子連れが、滑りを楽しんでいます。 上古田スケート場は運動場に氷を張った天然リンクでコース1周がおよそ130メートルです。 12日に滑走可能となり、2日目の13日は親子連れなどで賑わっていました。 コースの内側は初心者が練習できるようになっていて、子どもたちがイスを使って滑っていました。 今年からスケート場を管理している、木下の赤沼節雄さんは「ここ最近の冷え込みで良いリンクができた」と話します。 上古田スケート場は入場無料で2月2日まで土日祝日の午前7時から午前10時まで滑ることができます。
-
火伏せと厄除け 大文字建て
箕輪町大出の上村で13日、地域の安全を願う大文字建てが行われました。 上村の大文字建てには住民およそ20人が集まりました。 柱には手作りの巾着のほか、紙でできた梅などを飾りつけました。上村の大文字は町無形民俗文化財に指定されていて毎年小正月に道祖神のある辻に建てられます。 その昔、度重なる火災や疫病が流行ったことから火伏せと疫病を防ぐためにはじまったといわれています。 上村の大文字は19日に下ろされ、飾りつけられた巾着は持ち帰り、厄除けとして家に飾っておくということです。