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箕輪町で小学校英語教育研修会
平成23年度から実施される小学校の外国語活動に備えるための研修会が30日、箕輪町交流センターで開かれた。
小学校の外国語活動は英語に早くから親しんでもらうため文部科学省の新学習指導要領により、平成23年度から5・6年生で始まる。
研修会は、それに伴い、指導者として求められる役割を知り、不安を解消してもらおうと箕輪町内の小学校教諭を対象に開かれた。
講師は箕輪町の小中学校に外国語指導助手ALTとして派遣されているニコラス キンレッドさんらが務めた。
研修会では授業方法について説明があり、児童が上手に話せたらほめてあげるなど、英語は楽しいものだと思わせるよう指導することが大切だと話していた。
また英語の学習は文法を覚えたり、日本語に訳すことではなく、外国人とコミュニケーションがとれるようにすることが目的だと意識を変えてもらいたいと話していた。
箕輪町では、すでに平成15年度から小学校の全学年で英語の授業を行っていて、指導者のレベルアップを図ることで、さらなる授業の充実につなげていきたい竏窒ニしている。 -
年末特別警戒出陣式
12月1日から始まる年末特別警戒の出陣式が30日、伊那市役所で行われた。
伊那警察署のほか、各市町村の青色防犯パトロール隊や交通安全協会などのメンバー約180人が集まった。
年末特別警戒は犯罪や交通事故が増えるこの時期に合わせて毎年行われている。
出陣式で依田公雄署長は、「伊那署管内では、軽犯罪は減少傾向にあるが、強盗事件が6件発生している。市民の皆さん、一人ひとりが防犯と交通安全に心がけるようにしてほしい」と話した。
その後、青色回転灯の付いた車やパトカーなどが市役所をスタートし、市街地を巡回しながら防犯と交通安全を呼び掛けた。
今年、伊那警察署管内では、コンビニエンスストアなどを襲う強盗事件が6件発生していて、今回の集中警戒でも、コンビ二や金融機関に注意を呼び掛けていきたいとしている。
そのほか、ATM集中警戒や交通安全運動、検問の強化などを行う予定。 -
木下ふれあいそば祭り
打ちたての新そばが味わえる、木下ふれあいそば祭りが28日、箕輪町の木下公民館で開かれた。
そば祭りは、箕輪町木下の住民有志でつくる、木下ふれあいそばの会が毎年開いているもので、今年で10年目になる。
会では、休耕田でソバを栽培していて、今年は例年並の約100キロを収穫したという。
この日のそば祭りでは、会員がそばを打ち、約180人分を用意した。
ふれあいそばの会の加藤正秀会長は、「ソバを食べて地域の人が交流できる触れ合いの場になればうれしい」と話していた。 -
箕輪町教育委員長 平出紘一さんに
箕輪町の新しい教育委員長が、北小河内の平出紘一さん(67)に決まった。
26日開かれた箕輪町臨時教育委員会で、前委員長の任期満了による退任に伴い、新しい委員長を教育委員の互選で決めた。
平出さんは元教諭で、平成14年3月に箕輪町の箕輪東小学校校長を務めたのを最後に定年退職した。平成14年4月から町の教育委員を務めている。 -
箕輪西小古田人形クラブ公演
箕輪西小学校の古田人形クラブは25日、保護者の前で古田人形芝居を上演した。
保護者向けの発表は年1回行われていて、この日は参観日に合わせて公演をした。
上演したのは「傾城阿波鳴門 巡礼歌の段」。
これは、お家騒動にからみ離れ離れに暮らす親子の情を描いている。
箕輪西小の古田人形クラブは、4年生から6年生までの15人で、週1回、1時間ほど練習をしている。
子どもたちは、練習の成果を発揮し、人形を巧みに操って熱心に演じていた。
保護者は、子供たちが演じる人形芝居に見入っていた。 -
箕輪町で満蒙開拓の話
第2次世界大戦中に満州開拓団として海を渡った体験者の話を聞く会が22日に箕輪町郷土博物館で開かれ、6人が満州での暮らしぶりや敗戦当時の記憶を語った。
戦時中、日本が国策として力を注いだ満州の開拓。
箕輪町を含む上伊那北部10町村は、富貴原郷開拓団を結成し、国外に活路を求めた。
体験者の話を聞く会は、町の郷土博物館が、町史にも記録されていない歴史を知ってもらおうと計画した。
記憶をたどり体験談を話したのは6人で、開拓団に参加した動機や現地での暮らしぶり、敗戦後の苦労などを振り返っていた。
当時二十歳で満州に渡った南箕輪村大芝の松沢よし子さん(85)は、生まれて1年にならない我が子をはしかで亡くし、現地で火葬にされた記憶を話していた。 -
伊那バス 伊那本線廃止検討
伊那バスが運行する伊那市西町の伊那バス本社前から辰野町、箕輪町を結ぶ路線、伊那本線が本年度をもって廃止することが24日、南箕輪村地域公共交通会議で明らかになった。
伊那本線の廃止は、乗客数が少なく採算がとれないことが大きな要因になっている。
伊那本線は現在、伊那バス本社から伊那中央病院を経由して、箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線と辰野駅を結ぶ路線が運行されている。
伊那バスによると、最も多く運行している伊那バス本社と箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線で、平均乗客数が1.7人となっていて、伊那本線全体の赤字額は約1700万円に上るという。
伊那バスの藤澤秀敬社長は「独自で運行している生活路線は乗客数が少なく採算がとれない状況。みなさんの足として長年運行してきた路線なので非常に残念」と話している。
路線の廃止には関係市町村の同意が必要になるということで、唐木一直村長は「まだ住民に周知されていない。地域からの声を聞いて村として判断したい」と話していた。
伊那バスでは、伊那市内を走る市内西循環線についても採算がとれないとして廃止を検討していて、今後伊那市で説明会を開く予定。 -
21年度認定米に上伊那の農家2軒
専門家が厳選した今年度の認定米50品が決定した。
上伊那では、伊那市と箕輪町の生産者の米が、認定米に選ばれている。
認定米制度は、確かな品質で、産地が明確な農産物を県が認定する制度。
農薬や科学肥料の使用を厳しく制限し、専門家の食味審査に合格した米が認定米となる。
今回上伊那では、小黒川水系の水で栽培した小沢の田畑伊三郎さんのコシヒカリと、箕輪町北原で栽培した唐沢金実さんのコシヒカリが、認定米に選ばれた。
これらの米は、県が認定した米としてのブランド価値を付けて販売することができるようになる。 -
おごち保育園の親子がスイートポテト作り
箕輪町おごち保育園の園児とその母親が19日、スイートポテト作りに挑戦した。
19日は年中園児19人とその母親が一緒に、スイートポテトを作った。
親子クッキングは、食育の一環として毎年行っているもの。
サツマイモは、園児と母親が一緒に植え、秋に収穫したものを使用した。
子どもたちは、母親に手伝ってもらいながらイモをつぶしたり、カップに盛りつけたりしていた。
焼きあがったスイートポテトは、園児全員で味わった。 -
上古田保育園でもちつき
箕輪町の上古田保育園の園児が18日、もちつきに挑戦した。
地元の民生委員に教わりながら、年長園児11人が杵と臼を使ってもちつきをした。
初めてもちつきに挑戦した子どもたちは、「よいしょ」の掛け声に合わせて、一生懸命杵を振り下ろしていた。 -
ファミリーサポーター講座開講
子育て中の家族を支援する、ファミリーサポーター養成講座が17日、箕輪町で開講した。
町では、子育て中の家族を支援しようと来年度からファミリーサポートセンター事業をスタートさせる。
ファミリーサポーターは、子育て中の家族とその援助を行う人それぞれが会員になり有償で行う会員組織。
上伊那では、伊那市と駒ヶ根市がファミリーサポートセンター事業をスタートしている。
この日はサポーターの希望者を対象に講座が開かれ、町内を中心に36人が参加した。
講座では、看護師の加藤ヨシ子さんによる「子どもの安全と病児の世話」と題した講演が行われ、子育てのポイントについてアドバイスしていた。
講座は4回行われ、子供が病気になった時の食事や救急法などについて学習することになっている。
サポーターの資格を取得した人は、来年4月から活動をスタートさせることになっている。 -
生産者が学校調理室見学
小中学校へ給食用の野菜を納めている箕輪町内の生産者は16日、箕輪西小学校を訪れ調理室の見学をした。
これは、町内の栄養士や農家などでつくる学校給食地域食材利用推進会議が、調理の現場に対する理解を深めようと開いた。
この日は、野菜農家など5人が箕輪西小を訪れ、調理現場を見学した。
栄養士の佐野実郷さんから、納品された野菜を一つひとつ検査することや、使用した食材は2週間冷凍保存するなど、安全対策についての説明を聞いた。
また、給食を作るには、野菜は大きい物が利用しやすく、固いもの、虫食いのものがあると調理しづらいと話していた。
参加したある生産者は「学校を訪れ、口に入るまでの大変さを改めて感じた。今後も野菜の質、大きさ、農薬の適正使用など生産管理を徹底したい」と話していた。 -
カントリーカフェでサルサダンス
男女のペアで踊るラテンダンス「サルサ」のワークショップが14日、駒ヶ根市のカントリーカフェで開かれた。
この日は、箕輪町在住で伊那市内でサルサダンスを教えているキューバ人、ヨシベル・シスカルドさんがデモンストレーションを披露し、そのあと一緒に踊りながら、集まった人たちにダンスを教えた。
サルサダンスは、南米のキューバやプエルトリコからアメリカへと伝わったラテンダンスで、男女のペアで踊る。
ある程度ステップは決まっているが、互いに目でコミュニケーションをとりながら踊るため、初めて出会った人でも、一緒に踊ることができるのが魅力だという。
この日は、地元の駒ヶ根市だけではなく、伊那市や箕輪町からも参加者が集まり、ダンスを楽しんでいた。
今後も、定期的にこうしたイベントを開きたいという。 -
箕輪町 新型インフルエンザワクチン接種補助
箕輪町は、生活保護世帯と町民税非課税世帯を対象に、新型インフルエンザワクチン接種の補助をする。
16日開かれた箕輪町議会臨時会で、全会一致で可決された。
対象は、生活保護世帯と町民税非課税世帯約2200人で、事業費は1300万円となる見込み。
対象者は、国の示したスケジュールに従い、医療機関でワクチン接種を行う。
医療機関への支払いは、各個人が行い、役場にある申請用紙に領収書を添付し担当窓口に提出すると、費用が振り込まれる仕組みになっている。
事業費1300万円は、県からの補助などを活用する。
また臨時議会では、非課税世帯で、70歳以上のみの高齢者世帯等を対象に、1万円分の福祉灯油券を配布する事も決まった。 -
お菜洗い場 オープン
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯近くの駐車場に、14日からみのわ温泉のお湯を利用した、お菜洗い場が設置された。
お菜洗い場は、野沢菜やカブなどを暖かいお湯で洗ってもらえるようにと毎年設置されている。
14日は雨が降る中、朝からカブを洗いに1組の夫婦がお菜洗い場を訪れていた。
みのわ温泉のお菜洗い場は地域外からの利用者も多く、毎年岡谷市や塩尻市から訪れる人もいるという。
訪れた夫婦は13日に採ったばかりのカブ200個を半分に切りながらひとつずつ丁寧に洗っていた。
箕輪町では多くの人が利用できるよう、ゆずりあって使ってもらいたい竏窒ニしている。
みのわ温泉のお菜洗い場は12月6日までで、時間は午前8時から午後8時。使用料は無料。 -
箕輪町予算編成方針説明会
箕輪町の来年度予算編成方針説明会が12日、役場で開かれ、平澤豊満町長が事業見直しと重点施策への財源配分を指示した。
来年度は財政状況が一層厳しくなると見込まれることから、平澤町長は「事業を徹底的に見直し、効果あるお金の使い方をしてほしい」と職員に求めた。
説明会には係長以上と予算編成担当の職員が出席した。
箕輪町では、法人町民税が、今年度の決算見込みで、前年度に比べ約2億7千万円減少すると見ている。
来年度も町民税の減少が見込まれている。
平成22年度の予算編成にあたっては▽幼児から中学生までの子ども育成事業など重点施策への財源配分▽一般財源で7%の縮減▽事業を見直しゼロからの予算構築竏窒|イントに挙げている。
町では、各課から提出される予算のヒアリング、査定を行い、来年1月下旬ころに当初予算の内示を予定している。 -
沢保園児お年寄りとおはぎ作り
箕輪町の沢保育園の子どもたちが10日、地域のお年寄りとおはぎと作って交流した。
もち米を混ぜて炊いたご飯をお年寄りがまるめ、年長の園児が味付けした。
できあがった、きなこ、ごま、あんこの3種類のおはぎは、おやつの時間にみんなで味わった。 -
北部営農組合収穫イベント
箕輪町北部営農組合による大根と白菜の収穫イベントが8日、沢の畑で行われた。地域住民が次々と訪れ、大根と白菜を収穫した。
この収穫イベントは、北部営農組合が遊休農地を解消し農業振興につなげようと行っていて、今年で3年目。
今年は、一般的には大根などが不作ということだが、北部営農組合の畑では豊作で、出来はいいという。
組合員が育てた野菜は市価の半額ほどで購入できるとあって、訪れた人たちは10個、20個とまとめて買い求めていた。
箕輪町内から訪れたある男性は、「毎年来ている。安く買えるのでうれしい」と話していた。 -
箕輪町指定文化財「霧沢山論関係資料」特別公開
箕輪町の指定文化財「霧沢山論関係資料」が3日、特別公開された。
特別公開は、区や個人などが所有する文化財を広く公開し、有効活用していこうと、毎年「文化の日」の11月3日に行われている。
毎年、展示する資料は変更していて、今年は大出区が所有する町の指定文化財「霧沢山論関係資料」が展示された。
これは、江戸時代に現在の箕輪町と辰野町にあった14の村々が、山の入り会い権を主張し争った時の資料。
1694年に江戸の評定所が下げ渡した絵図や、裁判の記録を記した覚書、箕輪側の村々が証拠として示し逆転勝訴を勝ちと取った古文書の5点が公開された。
資料を所有する大出区では、年に一度、虫干しを目的に広げるだけで、地区の人達でも見る機会は少ないという。
町内から訪れたある男性は「先人達が代々守ってきた財産。重みを感じる」と話していた。 -
赤そばの刈り取り
箕輪町上古田金原地区の4.2ヘクタールの赤そば畑で4日、実の刈り取り作業が始まった。
金原地区は、赤そばの里として、一面に赤そばが栽培されている。
8月9日に種をまき、秋に見頃を迎えた赤そばは、収穫期を迎えている。
収穫はコンバインを使い、古田の里赤そばの会の唐澤幸道さんが1週間ほどかけて刈り取っていく。
茎が乾く午前10時から午後2時位までの時間帯でないと収穫が難しいという。
昨年は、収穫作業が遅れたため180キロの収量だったが、「今年は鳥獣被害も少なく期待できる」と唐澤さんは話していた。 -
「文化の日」に合わせ各市町村で表彰式
「文化の日」の日の3日、各市町村で表彰式が行われた。
伊那市表彰式典では、永年にわたり各種分野で活躍した9人と1団体が小坂樫男市長から賞状を受け取った。
教育文化功労は、地域医療に携わる傍ら図書を寄贈したとして近藤廉冶さん、俳人井上井月を研究している春日愚良子さん、古道法華道の復興に力を注いだ北原厚さん、月刊俳句雑誌みすずを主宰し俳句文化の振興に力を注いだ城取信平さん、地域の特性を活かして生涯学習事業に取り組んだ城取茂美さん、永年にわたり体育指導員を務めた松本守博さんの6人。
産業振興功労は、アルストロメリアの栽培の先駆者春日照夫さん、社会福祉功労は、永年にわたり保護士をつとめた伊藤光宣さん、保健衛生功労は、地域医療に携わる傍ら市の保健予防活動に協力した宮脇博子さん、善行功労は、地域情報の記録、発信活動に力を注いでいる伊那ビデオクラブ。
受章者を代表して城取信平さんは、「更に新しい気力を持って7万4千市民の1人として少しでも市の役に立つ人間にならねばという思いを深くした」と謝辞を述べた。 -
箕輪町イルミネーションフェスタ準備進む
14日から箕輪町で開かれるイルミネーションフェスタの準備が進められている。
イルミネーションフェスタは町の活性化を図ろうと、地元商店街の事業者や住民でつくるみのわTMOネットワーク2004が開いているもので、今年で5年目。
1日の準備には、箕輪中学校の生徒がボランティアとして参加した。
今年も松島の町道6号線、セントラルパークまつしまを中心に飾り付けをしている。
中学生達は、メンバーから教わりながら電球を網に巻きつけたりして作業を行っていた。
14日に点灯式が予定されていて、甘酒や焼き鳥のサービスなど、さまざまなイベントが企画されている。
また今年、イルミネーションフェスタのイベントに関する情報を提供していこうとホームページを制作した。
みのわTMOネットワーク2004では多くの来場を呼びかけている。
イルミネーションフェスタは14日から来年1月9日まで。 -
土地利用確認書取り交し
岐阜県に本社を置く農業生産法人わかば農園(株)が、箕輪町で育てている大根の畑の裏作として、地元酪農家が家畜用飼料を育てるための確認書の取り交しが28日、行われた。
大根畑を提供するわかば農園と、箕輪町酪農振興協議会の会員2人、仲介役の箕輪町営農センターの3者が、箕輪町役場で確認書を取り交した。
この取り組みは、わかば農園が箕輪町富田などで借りている大根畑の裏作として、地元酪農家が家畜のエサとなるライ麦を育てるもので、昨年から行われている。
わかば農園にとっては、病気などの連作障害を避けることができ、また酪農家にとっては、家畜用飼料の自給率アップにつながるというメリットがある。
ライ麦の種は、わかば農園が購入し、播種や収穫は酪農家が行う。
わかば農園の三浦福雄会長は「去年初めて取り組んだ結果、質の良い大根ができた。お互いにとっていい取り組みになっている」と話した。
また、酪農振興協議会の根橋英夫会長は「お互い協力しあい、農業の振興つなげていきたい」と話していた。
ライ麦は、富田と木下の合わせて6haで栽培され、近いうちに種をまき5月に収穫する予定という。 -
木下一の宮の開拓事業 特別展
箕輪町木下一の宮地区の開拓事業などにまつわる特別展大地を拓く(ひらく)が箕輪町郷土博物館で開かれている。
特別展は、食糧の自主生産が見直されている今、郷土の先人達が苦労した時代を見つめなおす機会にしてもらおうと開かれたもの。
会場には戦後の一の宮の開拓事業や西天竜用水と開田、旧満州富貫原郷開拓団の3つの開拓にまつわる写真や資料などが並べられている。
また、西天竜の開拓事業の完成を記念して建てられた記念碑の拓本も紹介されている。
碑は昭和25年に箕輪町木下建立されたもので高さ約8.5メートル、幅約2.4メートル。
特別展では、当時の碑文作業や除幕式の写真などが飾られている。
この特別展大地を拓くは11月23日まで箕輪町郷土博物館で開かれている。
来月1日には、学芸員による展示の解説などが予定されている。
期間中入場料は無料。 -
新型インフルエンザ拡大 休校も
伊那市と箕輪町の小中学校などでは、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、休校などの措置がとられている。
休校になっているのは西春近北小学校。新型インフルエンザに感染したとみられる児童数は200人中30人で、休校期間は26日縲・0日。
学年閉鎖になっているのは、東部中学校3年生。生徒302人中42人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東部中学校の学級閉鎖は2年生7クラス中1クラス。生徒38人中5人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東春近小学校は1年生が学年閉鎖。児童56人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、西箕輪中学校の1年生2クラス中1クラス。生徒30人中5人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
伊那北小学校は、1年生3クラス中1クラスと、5年生3クラス中1クラス。2クラスの児童63人中13人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・0日。
箕輪町の箕輪中部小学校は、5年生4クラス中2クラス。2クラスの児童64人中10人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・1月2日。
休園になっているのは、伊那緑ヶ丘幼稚園。園児45人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
美篶保育園は、園児154人中7人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
伊那東保育園は、園児72人中5人と、職員1人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、緑ヶ丘敬愛幼稚園の年中2クラス中1クラス。園児13人中2人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
箕輪町の松島保育園は、年中2クラス中1クラス。園児25人中3人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
また、新型インフルエンザによる学級閉鎖が増えている現状に配慮し、28日に予定されていた中部連合音楽会は中止になった。 -
上伊那医療生協病児保育開始
上伊那医療生活協同組合は25日、職員を対象に、入院を必要としない病気やけがの子供を預かる保育サービス「病児保育室」を開所した。
施設は、箕輪町の上伊那生協病院の南側の建物の一室を改装し設置され、関係者約20人が出席して開所式が行われた。
病児保育は、保育園で預かってもらえない病気やけがの子供を預かるサービス。
上伊那医療生協では、子供の病気などによる子育ての負担を軽くし、安心して働ける環境をつくろうと、上伊那で初めて病児保育室を開いた。
施設の広さは44平方メートルで、部屋の中は、より病状の重い子供を隔離する部屋があり、保育士の資格を持つスタッフが常駐する。
上伊那医療生協の小林伸陽理事長は「病児保育の先駆けとなり、医療体制のバックアップをしていきたい。また、ゆくゆくは一般にもサービスを行えれば」と話していた。 -
もみじ湖夢まつり
箕輪ダムの秋の恒例イベント、もみじ湖夢まつりが25日、箕輪ダムイベント広場で開かれた。
もみじ湖夢まつりは、地域農業の活性化を目的に活動するもみじ湖夢くらぶが毎年開いているもので、今年で7回目。
まつりでは、住民有志による出店が並んだほか、長靴飛ばしなどさまざまなイベントが行われ、会場を盛り上げていた。
まつりの人気イベント、ロール転がしでは、重さ300キロのロールをチームごと転がして、およそ30メートルのコースを往復してスピードを競った。
途中でロールを相手チームのロールにぶつけてしまうチームがあるなど、会場は盛り上がった。
また主催したもみじ湖夢くらぶが作るもみじ湖夢ワインの初物がお披露目され、去年収穫し、1年間熟成されたワインの味を堪能していた。
根橋英夫会長は「大勢の人が来てくれてうれしい。みなさんに楽しんでもらえたと思う」と話していた。 -
箕輪西小児童が栗拾い
箕輪町の箕輪西小学校の児童が20日、木下一の宮の栗園で栗拾いを楽しみんだ。
栗拾いに訪れたのは、箕輪西小学校の1年生から3年生約60人。
栗園は、町内で大根栽培をしている「わかば農園」が管理していて、地元住民に開放している。
児童は、約70本の栗の木が植えられた園の中を歩いて栗を拾った。
いがの中に入っている栗を取り出したり、地面に落ちている栗を探していた。
栗拾いは去年に続いて2年目だが、今年は虫食いの栗も多く、収穫は少なめだったという。
ある児童は、「いがが痛かったけれど楽しかったです」と話していた。
20日拾った栗は、それぞれ家に持ち帰ったという。 -
TOTOもみじカップ フットサル大会
箕輪町サッカー協会が主催する第3回TOTOもみじカップフットサル大会が、18日、ながたの湯併設テニスコートで開かれた。
大会は2日間に渡って行われ、初日は、小中学生チームが、2日目の18日は、一般参加チームが出場し、熱戦を繰り広げた。
一般参加のオープンの部には、県内外から20チームが参加した。
決勝に勝ち上がったのは、水色のユニフォーム伊那市のチームAC INAと、紫色のユニフォーム箕輪町のチームSPIRIT。
前半、ブラジル人を中心とするチーム、AC INAが相手の隙をついて得点を挙げるが、前半終了直前に、SPIRITが1点を返す。
同点で迎えた後半でも、AC伊那がまずゴールを決め、2対1とするが、SPIRITが、後半終了間際に1点を返し、試合は延長戦へ持ち越される。
延長戦は、先に得点を取ったほうが勝ちとなるVゴール方式で、延長戦間もなく得点した、AC INAが優勝を決めた。 -
三日町保育園児が地震体験
箕輪町三日町保育園の年少から年長の全園児が19日、地震体験車に乗って地震の揺れを体験した。
東海地震などを想定した最大で震度7の揺れが起こり、園児は体を大きく揺られ、机の足にしっかりとつかまっていた。