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秋の叙勲 エリア内から3人が受章
秋の叙勲が3日に発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 信州大学名誉教授の柴田久夫さん。79歳(南箕輪村・瑞宝中綬章) 元上伊那歯科医師会会長の橋場正尚さん。81歳(伊那市・旭日双光章) 元学校医の福島正昭さん。87歳(箕輪町・瑞宝双光章)
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箕輪北小学校4年2組 育てたリンゴを販売
箕輪町の箕輪北小学校4年2組の児童は農家に協力してもらいながら育てたリンゴの販売を、2日に行いました。 販売開始前には20人程の列ができ、用意した80袋が15分で完売したという事です。 子ども達は、せっかく来てくれたお客さんにお詫びの気持ちとして試食用に持ってきた傷のついてしまったリンゴを一人一個無料で配布する事にしました。 この日の販売をPRする手書きのポスターやチラシを見て買いに来た人の中には、傷がついたものでもまとまった数で欲しいとお金を出して買っていく人もいました。 地元農家の畑で摘果や玉まわしを体験して、10月に収穫したリンゴです。 今年は台風の影響で傷がつき販売できるリンゴが例年より少ないですが、玉が大きく甘みがあり出来は良いという事です。 4年2組では、まとめの学習として今後、ジャムなどの加工方法を学習する予定です
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子ども達が木を使った遊びを体験
子どもが木を使った遊びを体験する「木ッズフェスタ」が30日、箕輪町文化センターで開かれました。 この日は、小学生までの親子連れが会場を訪れ、木を使った遊びを体験していました。 イベントは、箕輪町が「木育」事業の一環で初めて開いたものです。 このうち、木のロボットを作るコーナーでは、子ども達が用意された四角や棒の形をした木を使ってロボットを組み立てていました。 また同じ会場で自然エネルギーフェスタも同時開催されました。 長野県企業局のブースでは、箕輪ダムで検討が進められている水力発電計画を受け、水車で起こした電気で電車の模型を動かす展示をしていました。 箕輪町では「身近にある自然エネルギーについて考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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地蜂の巣コンテスト
伊那市地蜂愛好会は、地蜂の巣の重さを競うコンテンストを30日みはらしファームで行い、箕輪町の松本徹さんが優勝しました。 会場のみはらしファームには、会員20人から27個の地蜂の巣が持ち込まれました。 蜂が飛び出さないよう段ボールに入った巣に煙幕を入れ、眠らせた後に巣を取り出します。 そして一つ一つ重さを計っていきます。 計量を終えたものは、一列に並べられ、1キロ1万円ほどで、販売されました。 優勝したのは、3,166グラムで、箕輪町木下の松本徹さんでした。 去年の優勝は、7,300グラム、2位は、4,370グラムでしたが、今年は、天候不順の影響で小ぶりなものが目立ちました。 会場では、遠くから来た買い物客が珍しがってコンテンストや蜂の巣を見物していました。
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伊那ビデオクラブ 伊那市合併10周年で「高遠物語」お披露目
伊那ビデオクラブの伊那映像祭が29日に行われ、伊那市合併10周年を記念して制作したドキュメンタリー映像作品「高遠物語」がお披露目されました。 高遠物語は平成18年の伊那市合併から10年を記念して、伊那ビデオクラブが制作したものです。 城址公園での高遠囃子の演奏から番組が始まり、地域に伝わる祭りや文化、それを継承する人たちにスポットをあてた1時間15分の作品です。 手作りの弓で矢を恵方に向かって放つ正月の伝統行事や、寒ざらしそば復活への取り組み、高遠焼き継承者へのインタビューなどが取り上げられています。 赤羽仁会長は「歴史と文化の発信地、高遠をテーマにしたこの作品を多くの人に見てもらい伊那市の一体感をさらに深めたい」と話していました。 「高遠物語」は伊那市内の図書館や公民館などに配布する予定です。 伊那ビデオクラブの映像祭は平成19年に第1回が行われ、今回で8回目です。 この日は、会員が個人で制作した作品の上映も行われました。地域の歴史や身近な出来事などを取材した16人の作品が上映され、約200人が鑑賞しました。
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赤羽敞子さん 箕輪町に墨絵を寄贈
箕輪町松島の赤羽敞子さんは、水芭蕉の墨絵を27日に箕輪町に寄贈しました。 この日は、赤羽さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に墨絵を寄贈しました。 赤羽さんは「玉珠」の名前で15年程前から墨絵を描いています。 今回町に寄贈した作品は、3年前に萱野高原に行ったときに見つけた水芭蕉を見ながら描いたものです。 縦1メートル20センチ横80センチで、麻の紙に描いています。 この作品は、今年6月に伊那文化会館で開かれた「日本墨絵展」で長野県知事賞を受賞しました。 また、今年7月から9月に行われたイルミネーションフェスタみのわ2016のポスターにも使われています。 白鳥政徳町長は「大切に扱って多くの人に見てもらえるところに飾りたい」と話しました。
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命のカプセル無料配布で周知
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は、安全・安心のまちづくり推進の一環で、携帯型命のカプセルと夜行反射材を26日、無料で配布しました。 命のカプセルは、名前や住所、血液型などを書いた緊急連絡カードを入れておくカプセルです。 この日は70歳以上の高齢者と障害者を対象に箕輪町役場で無料配布が行われました。 今回配布された、携帯型の命のカプセルは、キーホルダーやストラップなどとして身につけられるようになっています。 訪れた人たちは、職員から使い方の説明を受けながら受け取っていました。 命のカプセルを受け取ったある高齢者は「子どもと別々に暮らしているが、何かあった時のために自分の情報を伝えてくれるので安心」と話していました。 協議会では、今回の無料配布用に1000セットを用意していて、余ったものについては、今後随時配布することにしています。
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森林づくり県民税 活用の現場を視察
長野県森林づくり県民税を使った里山整備について考える「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」は26日、里山整備の現場を視察しました。 この日は、林業関係者や建築士など、委員10人が箕輪町三日町の現場で間伐作業の様子を視察しました。 視察は、支援金が使われた現場を見て、適切に税金が使われているかを確認するものです。 視察した林は、三日町の御射山三社が所有する社有林で、現在間伐した木材を搬送するための林道を整備しています。 伐採された木材は、加工されたあと東北復興支援材として活用されるということです。 ある委員は「実際に現場を見ることで適切に使われているということが実感できた」と話していました。
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全国学力テストの結果公表すべき
箕輪町の白鳥政徳町長は文部科学省が行っている全国学力テストの学校別結果について個人的考えとしたうえで公表すべきとの考えを24日示しました。 24日箕輪町役場で開かれた記者会見で白鳥町長は「結果は学校内でとどめず傾向を知る上で個人的には公表すべきだ」と述べました。 町ではこれまで結果について公表していませんでしたが、来年以降公表できないか検討するよう、町教育長に指示したということです。 また白鳥町長は現在町で行っている「一味違う子ども育成事業」の英語あそびについて抜本的に見直すとの考えを示しました。 英語あそびは保育園に講師を招き英語を学ぶものですが、その成果の論証が必要だとしています。 町では今後、英語あそびによりコミュニケーション能力がついているのか、テストを導入したほうか良いかなどそのあり方について検証していくとしています。
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病児・病後時保育実施で子育て支援
伊那市は子育て支援として病気療養中の子どもを預かる病児、病後児保育を箕輪町と駒ヶ根市の施設で24日から始めました。 病児、病後児保育は箕輪町の上伊那医療生協にある「いちごハウス」と駒ヶ根市の、まえやま内科胃腸科クリニックの「すずらん病児保育室」で行われます。 いちごハウスは1歳から小学校6年生まで、すずらん病児保育室は1歳から小学校3年生までとなっています。 料金はいちごハウスが1人1日3,000円、すずらん病児保育室は1人1日1,000円となっていて西箕輪診療所の病後児保育は継続していくということです。
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生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展
箕輪町出身の探偵小説家、大下宇陀児(うだる)の生誕120年を記念した特別展が町郷土博物館で開かれています。 会場には、宇陀児(うだる)の直筆の原稿や写真、作品が掲載された雑誌など161点が展示されています。 大下宇陀児は、明治29年、箕輪町木下に生まれました。 九州帝国大学卒業後、商工省臨時窒素研究所に勤務していましたが、在職中に書いた小説「金口(きんぐち)の巻煙草」が雑誌に掲載され、探偵作家としてデビューしました。 宇陀児は69歳まで生き、370以上の小説を残しました。 江戸川乱歩と親交があり、乱歩に次ぎ、日本探偵作家クラブの2代目会長を務めました。 また、箕輪中部小学校の校歌も作詞しました。 23日は展示解説が行われ、学芸員の柴(しば)秀(ひで)毅(き)さんが宇陀児の作風やエピソードなどを紹介しました。 会場には、宇陀児の作品が読めるコーナーもあります。 生誕120年探偵作家大下宇陀児展は11月13日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。 11月3日には宇陀児のミステリークイズ、12日には未公開資料の特別見学が予定されています。
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定時制・通信制高校の生徒が生活体験を発表
定時制・通信制高校に通う生徒が生活の中で感じた事を発表する生活体験発表大会の県大会が、箕輪町文化センターで、22日に開かれました。 箕輪進修高校定時制4年の有賀光さんは、「私の挑戦」と題して体験談を発表しました。 有賀さんは人見知りの性格を克服するためスーパーのレジ打ちのアルバイトを始めました。積極的にお客さんに話しかける事を心掛けたところ、そこでの触れ合いにやりがいを感じたという事です。 将来は保育士になる事を目標にしていて「前向きにあきらめなければ夢は叶う事を子ども達に伝えたい」と話していました。 この日は、地区大会から選ばれた県内の10校から10人の生徒が発表しました。 この大会は働きながら学ぶ青少年を支援している定時制通信制教育振興会が開いているものです。 大会の結果、最優秀賞には諏訪実業高校定時制2年の関佳歩さんが選ばれ、来月東京で開かれる全国大会に出場する事になっています。
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「富玉会」が箕輪町富田で玉ねぎの苗植え
箕輪町富田で玉ねぎを栽培している「富玉会」は、地域の子ども達と一緒に玉ねぎの苗植えを22日に行いました。 会長の向山勝一さんが子ども達に玉ねぎの苗の植え方を指導しました。 富玉会は休耕田で玉ねぎを育てる事で遊休荒廃農地の解消に取り組んでいる住民有志のグループです。 会の活動は今年で7年目で、毎年地元の子ども達と苗植えと収穫を行っています。 玉ねぎは来年6月末に収穫しカレーを作って味わう予定です。
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箕輪町地域包括ケアシステム推進協議会「協議体」設置へ
箕輪町地域包括ケアシステム推進協議会が18日箕輪町役場で開かれ、来年4月から町主体で行う介護予防などの取り組みを進める「協議体」を地区ごとに設置する方針が示されました。 地域包括ケアシステムは、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせるよう、医療・介護・介護予防・生活支援・住まいに関する支援を包括的に行うシステムの構築を推進するものです。 会議で示された最終案によりますと、これまで国が主体となって行ってきた通所型・訪問型の介護予防・日常生活支援サービスは、来年4月から町主体のサービスに移行します。 これに伴い、町では、課題や必要な取り組みをどのように地域で展開していくか組織づくりや役割分担などを検討する「協議体」をすべての区に設置することを目標としています。 協議体は地区社協やセーフコミュニティ―などの団体で組織し、ごみ出しや買い物といった住民主体型の事業を担います。 箕輪町では富田区と中原区をモデル地区に指定し勉強会やアンケート調査を実施してきました。 また、区ごとに地域ケア会議を実施したり生活・介護支援サポーターの養成を行うなど、事業移行に向けた取り組みを進めています。 次回の会議は年明けに開かれる予定で、各区や団体の事業に向けた取り組みの進捗状況が報告される予定です。
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古田人形10年ぶりに新しい演目
箕輪町の古田人形芝居保存会は10年ぶりに新しい演目に取り組んでいます。 来月6日に飯田市で行われる公演でお披露目します。 保存会は、毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古をしています。 新しい演目は「壺坂観音霊験記沢市内の段」で保存会では7つ目の演目となります。 盲目の夫沢市と目が見えるように観音様に祈り続ける妻お里の、夫婦愛を描いた作品です。 今年の春、町の交付金を活用して新しい演目に使う3体の人形を購入しました。 人形を使った稽古は、今年の4月から行われていて、昨夜はメンバーたちが人形の動きを確認しながら操っていました。 沢市を操るメンバーは、「沢市は目が見えないので動作が難しい」と話していました。 指導には、小学生時代から古田人形を操っている40代の2人があたっています。 新しい演目は11月6日に飯田市で行われる伊那人形芝居公演でお披露目されます。 地元では12月3日の定期公演で上演することになっています。 古田人形芝居は、風よけや豊作を祈る神への奉納として箕輪町上古田地区を中心に行われたと伝えられていて、町の無形民俗文化財に指定されています。
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昭和35年度箕輪中学校卒業 同級生4人展
昭和35年度に箕輪中学校を卒業した同級生4人による作品展示会が、箕輪町文化センターで開かれています。 展示しているのは、仲西明江さんの書道、林正さんの写真、宮崎さよ子さんの童画、吉崎英子さんのパッチワークです。 4人は、昭和35年度に箕輪中学校を卒業した今年で71歳になる同級生です。 2011年にも合同の展示会を開いていて、今回が2回目です。 2年に1度開く同級会でお互いの近況を話した時に、それぞれが長年趣味で芸術に打ち込んでいることを知り合同展を開いています。 吉崎さんは箕輪町に住み続けていますが、その他のメンバーは地元を離れ、会う機会も少ないということです。 三日町出身で大町市在住の宮崎さよ子さんは、幼い頃に遊んだ澄心寺での記憶を童画に描きました。 第2回四人展は、23日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。
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箕輪の農産物や雑貨を販売 いいこといち
箕輪町の農家やクラフト作家、飲食店などが出店する「いいこといち」が15日みのわ天竜公園で初めて開かれました。 伊那地域の今朝の最低気温は平年より3.3度低い4,7度で、今期最低となりました。 寒い朝となった15日、いいこといちでは、無農薬の野菜や、手作りの小物、コーヒーや軽食などが提供されました。 朝8時過ぎには地域住民が訪れ、パンや野菜などを購入していました。 いいこといちは、箕輪町の農産物やものづくりの魅力を、地域の人たちに再確認してもらおうと初めて開かれました。 主催したのは、箕輪町地域おこし協力隊の廣瀬(ひろせ)桃子(ももこ)さんを中心に、有志で立ち上げた実行委員会です。 会場にはテーブルやパラソルが設置され、訪れた人たちがコーヒーを飲んだり朝食を食べてくつろいでいました。 廣瀬さんは、「これからも継続してイベントを行っていきたい」と話していました。
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柴和彦さん 木彫り作品を箕輪町に寄贈
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を作っている柴和彦さんは、箕輪町に作品を13日に寄贈しました。 柴さんが寄贈したのは、カジカ・アマゴ・イワナが泳いでいる様子を表現した作品です。 魚の表情や色、動きまで細かく再現されています。 制作期間はおよそ3か月で、ヒノキの端材から作っていて、作品は大きいもので35センチあります。 柴さんは、56歳の時に会社を早期退職し、趣味の渓流釣りがきっかけで魚の木彫りを本格的に始めました。 自宅横に工房を構え、日々作品作りに励んでいるということです。 白鳥政徳町長は「魚の表情がおもしろい。大切にして多くの人に見てもらえる場所に展示したいです」と話しました。 柴さんは「今後は美術展にも積極的に出展していきたい」と話していました。
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秋晴れの下 天竜健康ウォーク
自然と触れ合いながらウォーキングを楽しむ「天竜健康ウォーク」が10日、箕輪町内で開かれました。 この日は秋晴れのもと、420人が箕輪町松島のみのわ天竜公園を出発していきました。 イベントは、自然に触れながら健康づくり・体力づくりをしてもらおうと開かれているもので、今年で9回目になります。 5キロ・9キロ・13キロの3つのコースが用意されていて、自分の体力に合った距離を歩けるようになっています。 このうち13キロのコースは、長岡にあるみのわダムを経由するルートで、参加した人たちは色づき始めた木々の中、箕輪ダムを目指していました。 また、5キロのコースは天竜川護岸を往復する平坦なコースで、ベビーカーを押しながら参加する人の姿も見られました。 ある親子連れは「自然に触れながら歩けるのでとても気持ちが良い」と話していました。
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福与諏訪社 子ども神輿練り歩き
箕輪町の福与諏訪社の例大祭で子ども神輿が地域を練り歩きました。 子ども神輿は、午前10時30分に福与公民館を出発しました。 9日は、福与区の園児から小学生およそ50人が神輿を担ぎ地域を練り歩きました。 神輿の練り歩きは、地元の有志でつくる「福与と人を元気にする会」が、住民参加による地域起こしを進めようと行っています。 一度は途絶えた神輿の練り歩きですが6年前に新たに子ども神輿を作り復活させました。 子どもたちは、福与公民館を出発し諏訪社までの1キロのみちのりをおよそ1時間かけて練り歩きました。 福与と人を元気にする会では、「祭りをとおして子供ばかりでなく大人も楽しみ、地域の絆を深めていきたい」と話していました。
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「みのわの魅力発信室」設置から1年 10人が移住
移住定住や空き家対策、情報発信を目的に、箕輪町の「みのわの魅力発信室」が設置されて1年となります。 これまでに10件の空き家が利用され、10人が町へ移住してきました。 箕輪町南小河内の日輪寺です。住職が不在で長い間空き家になっていましたが、移住者が利用する事になりました。 松本市からここへ移住を決めた、関野浩さん43歳です。 関野さんも、みのわの魅力発信室の呼びかけにより町へ移住を決めた一人です。 7日、妻の理恵子さんと共に、地元の大工の手を借りながらリフォームを行っていました。 愛知県出身の関野さんは10年前に東京でヨガ教室を始めました。 山が好きで3年前に松本市に移住しましたが、ゆっくりと活動できる教室の拠点が欲しいと移住先を探していました。 地元住民から、空き家となっている日輪寺を誰かに使ってもらいたいと役場に申し出があり、箕輪町に相談していた関野さんに物件を紹介しました。 箕輪町では、去年12月に町内の空き家の全戸調査を行い、今年3月から町HPで空き家バンクとして物件の情報を公開しています。去年12月から今年9月末までに32件の登録があり、3件が売却、7件が賃貸で契約が成立しています。 今年7月から始めた南小河内の田舎暮らし体験住宅は、9件、27人の利用がありました。 これらの活動により、去年10月から今年9月末までの約1年間で10人の移住に繋がったという事です。内訳は県内が3人、県外が3人、海外が4人となっています。 町では、まずまずの手ごたえを感じているという事で今後も継続してさらに広くPRをしていきたいとしています。
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まちづくり地区懇談会 始まる
地区の課題について住民と行政が意見を交わす、まちづくり地区懇談会が6日箕輪町の南小河内公民館で開かれました。 地区懇談会には区民およそ40人が集まりました。 懇談会は地区が抱える課題を行政が聞き解決の方策をともに考えようと開かれたものです。 区民からは区内にあり現在休診となっている東部診療所について町はどのように考えているかとの質問がありました。 東部診療所は患者数の減少や医師の退職により今年4月から休診となっています。 町ではこれについて近くで利用していた人には不便をかけるが直営までして診療をする必要はないとしています。 出席者からは区内の人口減少を心配し子育て支援に力を入れてほしいとの要望も出されていました。 町では去年589人だった南小河内の人口は2040年には430人に減少すると予測しています。 南小河内では人口減少が続く中地区の伝統行事をどのように伝えていくか考えていかなければならないとしています。 まちづくり懇談会は南小河内を皮切りに町内15地区で開かれることになっていて町ではそれぞれの地区の課題を把握し改善につなげていくとしています。
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箕輪陶芸研究会 寄付
箕輪町の陶芸愛好者でつくる箕輪陶芸研究会は3日、チャリティバザーの収益金を町に寄付しました。 この日は向山智充会長らが箕輪町役場を訪れ、収益金44,850円を白鳥政徳町長に手渡しました。 会では、先月24日と25日に開催した展示会に併せてチャリティバザーを行いました。 会員が作った湯のみや一輪挿しなど250点が販売され、完売しました。 向山会長は「町の福祉のために役立ててほしい」と話していました。
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障がい者文化芸術祭 入選者表彰伝達式
第19回長野県障がい者文化芸術祭で入選した人の表彰伝達式が29日、箕輪町役場で行われました。 この日は役場で表彰伝達式が行われ、白鳥政徳町長から第19回長野県障がい者文化芸術祭で入選した4人に表彰状が伝達されました。 その中で、箕輪町木下の熊谷義雄さんの写真は最優秀賞に選ばれました。 大芝高原で鳥を見て微笑む少女を撮影した作品です。 箕輪町内からは写真や切り絵など31点が出品され、最優秀賞に1点、優秀賞に2点、特別賞に2点、奨励賞に1点の、合わせて6点が入選しました。 白鳥町長は「丁寧で丹精込めて作った作品が多い。健常者も頑張らなければという思いがします」と話していました。 作品は、10月5日(水)まで、箕輪町役場1階の町民ホールに展示されています。
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第21回みのわ美術展 開催
箕輪町内の美術愛好者でつくる「みのわ美術会」の作品展が、町文化センターで開かれています。 会場には、みのわ美術会の会員の作品と一般公募の作品合わせて61点が並んでいます。 作品は、日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門です。 みのわ美術会には、町内の40代から80代の人が所属していて、多くの人に見てもらおうと毎年この時期に作品展を開いています。 今年は、一般公募の5人の作品が入選し、このうち2人の作品が奨励賞に選ばれました。 奨励賞に選ばれたのは、唐澤庫吉さんの彫刻作品と、小島佳代子さんの工芸作品です。 唐澤さんは現在85歳で、仁王像の細かな部分まで再現されている点が評価されました。 また、小島佳代子さんの工芸作品は、見る側に様々なイメージをさせるような点が評価されました。 みのわ美術会の中澤達彦会長は「それぞれがこだわりを持って作品づくりに励んでいる。多くの人に見てもらいたい」と話していました。 第21回みのわ美術展は、10月2日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。
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箕輪町の保健師が無料で子育て相談
今年7月にオープンしたイオン箕輪店内にある町の子育て支援センターで、保健師による無料子育て相談が28日から始まりました。 午前10時のオープンと同時に3組の親子がイオン箕輪店内にある子育て支援センター「ほっこりルーム」を訪れました。 この日は、町の保健師1人が、訪れた母親の相談にのっていました。 1歳の子どもを持つ母親は、おやつはどのくらの量をあげればよいのか、歯磨きはフッ素入りの歯磨き粉を使った方がよいのかなど、日常で感じている疑問について保健師に相談していました。 町では、深刻に悩む前に気軽に相談できる場所をつくろうと「ほっこり保健室」と題した無料相談を始めました。 今後は、毎月第4水曜日の午前10時から正午まで開催予定で、無料で保健師が相談に応じます。 町では、子育てに関する事から、母親自身の健康や悩み事まで、何でも気軽に相談してほしいとしています。
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空き家に関する協定締結
箕輪町は、町内の空き家などの適正管理を推進する協定を27日、締結しました。 役場で調印式が行われ伊那広域シルバー人材センターと町内の一般廃棄物収集運搬業者3社でつくる箕輪町廃棄物事業協同組合、箕輪町が協定書に調印しました。 この調印は、相互に連携、協力を行い、町内の空き家等の管理の適正化を推進し、安全安心なまちづくりを進めようというものです。 シルバー人材センターは、除草や清掃、庭木の剪定などを行います。 廃棄物事業協同組合は、一般廃棄物の片付けや処分などを行います。 箕輪町によりますと空き家の適正な管理の推進に関する協定は県内で、初めてだということです。 町では今後、広報誌やHPを利用して業務などをPRしていくということです。 町の調査によりますと町内に空き家の可能性が高い建物が420棟あるということです。 白鳥政徳箕輪町長は「協定を機に町内の空き家の管理が適正に進み移住・定住につながれば」と話していました。
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自宅で簡単ローメン販売へ
ローメンを提供する店舗でつくる伊那ローメンズクラブは、家庭で電子レンジを使って簡単にできる真空パックのローメンを開発しました。 電子レンジで簡単に作れるローメンで、スープ風と焼きそば風が味わえます。来月5日から東京都新宿区の三越伊勢丹で開かれる新宿フェスタでの販売に合わせて開発したものです。 製造は、真空パックなどの加工施設が整っている箕輪町の農産物販売所にこりこの加工場に依頼しました。 上伊那産の小麦粉ハナマンテンが麺に使われていてキャベツは地元産です。 蒸麺、マトン、キャベツが入った袋に水とごま油を入れて真空パックにします。 これにより、およそ2週間ほど日持ちするということです。 このまま、電子レンジで3分温めると本格的なローメンを味わえます。 クラブ会長の唐沢正也さんは「都会の人たちに伊那の名物を味わってもらいたい」と意気込んでいます。 真空パックのローメンは2食1500円で販売されることになっています。 伊那ローメンズクラブでは、伊勢丹での売れ行きなどを見て、地元でも販売していきたい考えです。
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福祉の集い ふれあい広場
箕輪町の福祉の集い「第27回ふれあい広場」が25日文化センターや地域交流センター一帯で開かれました。 「今日のふれあいを、あすからの元気につなげよう」をスローガンに、だれもが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えようと毎年開かれています。 会場には、町内の福祉施設利用者のちぎり絵や小物などの展示、車椅子などの高齢者疑似体験など、様々なコーナーが設けられ多くの人でにぎわっていました。 このうち、点字を教わる福祉体験コーナーでは、訪れた人達が練習用の点字器を使いカタカナや数字の打ち方を教わっていました。 指導したボランティアのスタッフは「絵本に点字をすることで、目が見えない人でも、読み聞かせができるようになります。 親子の触れ合いにとっても、必要なものです」と話していました。 体験したある女性は、「コミュニケーションの手段の一つとして覚えてみたいです」と話していました。
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信大農学部1年生 箕輪町で基礎演習
信州大学農学部森林科学科の1年生は森林と田園との関係性などについて学ぶ基礎演習を23日箕輪町で行いました。 箕輪ダムでは、岡野哲郎教授が、水源林の樹木の構成や、課題などについて話しました。 岡野教授は、「箕輪ダムの水源林にはカラマツの割合が多く、特に60年前に植樹されたものが半分以上占めている」と話し、「機能を維持していくためには、水源林にある木を年代ごと均一に整備していく事が大切です」と話していました。 森林科学科の基礎演習は、地域社会と森林が持つ歴史的な背景を結びつけて考えていこうと行われていて、今年は初めて箕輪町で実施されました。