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瑞雲墨志会会員展
下平瑞雲水墨画教室に通う生徒でつくる瑞雲墨志会の会員展が23日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、教室に通う上伊那地区会員の作品81点と、指導者の下平さんの作品23点の合わせて104点が展示されている。
下平さんは、駒ヶ根市出身の85歳。40年ほど前から書道を始め、水墨画も描くようになった。現在は、上伊那地域で9カ所、長野市で3カ所、水墨画教室を開いていて、生徒は約100人いる。
会員展は、水墨画教室に通っている会員同士の交流を図ると同時に、一般の人にも見てもらおうと行っている。
通い始めて4年未満の新人会員や、12年以上のベテラン会員らが、思い思いのテーマを水墨画や水彩画で表現している。
瑞雲墨志会会員展は27日まで。 -
上農定時制振興会総会
上伊那農業高校定時制が本年度をもって閉校となることに伴い、資金援助や生徒の教育支援を行ってきた定時制振興会も本年度で解散となる。
振興会の最後の総会が23日、開かれた。
定時制振興会は、伊那市や南箕輪村、同窓会などで構成され、定時制への資金援助や生徒の教育支援を行っている。
来年3月に解散することから、同日は最後の総会が開かれ、本年度の事業計画と予算が承認された。
本年度は、教材費などのほかに閉校に伴い学校誌を卒業生や教育関係者に配布するための資金10万円を援助していくという。
総会では、来年3月3日に定時制最後の卒業式と閉課程式、5日に同窓会主催の記念式典を行うことが学校から報告された。
上農定時制振興会は、昭和45年に発足した。副会長で南箕輪村の征矢鑑教育長は、「これまで定時制の振興に協力させて頂いて最後の総会の日を迎えた。今年度の卒業生が自分の希望する道に進めるよう最後まで見守りたい」と話していた。 -
日本墨絵会作品展
日本墨絵展による作品展が、22日から伊那文化会館で開かれている。
会場には、南信地区からよせられた作品を中心に114点が展示されている。
日本墨絵会では会員のレベル向上のため毎年この作品展を開いている。
最優秀賞となる玉雲賞には飯田市の竹村玉愛さんの作品、凛乎(りんこ)が選ばれている。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での主な受賞者は、日本墨絵会会長賞に箕輪町の赤羽敞子さん、日本墨絵会大賞に、伊那市の伊藤百合子さんが選ばれている。
日本墨絵会の吉澤玉昌会長は「例年になく大作ぞろい。多くの方に足を運んでいただきたい」と話していた。
この第13回日本墨絵展は、27日(日)まで伊那文化会館で開かれている。 -
伊駒流現代舞踊発表会
伊駒流舞踊会による伊駒流現代舞踊発表会が20日、伊那文化会館で開かれた。
発表会は日頃の稽古の成果を披露しようと行われたもので、73の演目が披露された。
このうち宗家家元の伊駒寿宜さんは男舞、任侠人生劇場を披露した。
伊駒流舞踊会は寿宜さんが伊那谷独自の流派としてはじめたもので、日本の伝統舞踊を基本に新しい創作舞踊を行っている。
寿宜さんは親の踊る姿を見て育ちその影響で舞踊を志したということで踊りの創作のほか、舞踊芝居も手掛けている。
20日の発表会では伊駒流舞踊会一同による伊駒音頭も披露された。
伊駒流舞踊会では踊りを通して健康づくりや人とのふれあいを広げていきたいと話している。 -
伊那西小児童がアマランサス学ぶ
伊那市の伊那西小学校の4年生10人が18日、伊那地域アマランサス研究会のメンバーに教わりながら、雑穀「アマランサス」の種をまいた。
4年生は今年、食物がどうやって育つかを学ぼうと、アマランサスの栽培に挑戦することにした。
研究会のメンバーは、「アマランサスは栄養価が高い食べ物。育てるだけでなく、食べて元気になってほしい」と話していた。
アマランサスは約1週間で15センチほどになるということで、子どもたちは今後、間引き作業などを行う。 -
芸大生が器楽講習会
伊那市内の中学校や高校の吹奏楽部の部員を対象に、東京芸術大学の学生が演奏指導する講習会が20日、伊那市のいなっせで開かれた。
器楽講習会は、10月に開かれる第24回伊澤修二記念音楽祭の事業の一環として開かれ、東京芸術大学音楽学部の学生30人が講師を務めた。
今年から講習会は、子供たちがより充実した指導を受けられるよう、時間はこれまでの半日から一日になった。
市内の中学や高校に通う生徒約240人が参加し、楽器ごとに分かれ指導を受けた。
このうちチューバ練習では、生徒から「思うような音が出ない」との質問に対し、芸大生は「ピアノなどで正確な音を聞き、イメージする事が大切」とアドバイスしてい
た。
またパーカッションの指導では、「姿勢を大切にして、力でたたくのでは無く、腕全体を使い肩からしならせるようにすると常に安定した音が出るようになる」と話していた。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が芸大の初代学長を務めたことが縁で交流がある。 -
新講座「ふるさと再発見講座」開講
南箕輪公民館主催の新しい講座、ふるさと再発見講座が19日、村民センターで開かれ、久保から出土し、全国的に注目を集めている「人体文付有孔鍔付土器」の謎に迫った。
講座は、村に残る歴史や文化を学び、村の素晴らしさを確認するとともに、村民同士のつながりを深めてもらおうと始まった。
会場には地域住民ら約30人が集まり、村教育委員会の学芸員、友松瑞豊さんの説明に耳を傾けた。
講座の初回は、昨年9月からイギリスで開かれた土偶展にも出展された、村の文化財「人体文付有孔鍔付土器」について学んだ。
この土器は、約4千5百年前の縄文時代中期頃のものと推測され、平成7年に久保地区から出土した。
友松さんによると、この土器の用途については2つの説、「酒造器説」と「太鼓説」が立てられているという。
また、人体文の付いた鍔付土器の出土は珍しく、希少価値が高いという。
ある参加者は「今回詳しい説明を聞いたことで改めてそのすごさを感じた。この土器は村の誇り」と話していた。 -
みのわ芸術祭 10周年
箕輪町内の文化団体が日頃の活動成果を発表する「みのわ芸術祭」が19日、箕輪町文化センターで開かれた。
みのわ芸術祭は、箕輪町内の文化団体でつくる、みのわ芸術文化協会が開いていて、今年で10周年を迎えた。
節目の今年は、上伊那の郷土芸能鑑賞が行われた。
披露されたのは、地元箕輪町をはじめ伊那市や駒ヶ根市の伝統芸能合わせて5つ。
このうち、箕輪町無形文化財に指定されている、箕輪南宮神社例大祭で奉納される「お鹿行列」は、今回初めて神社以外の舞台で披露された。
お鹿行列は450年続く雨乞いの神事。
今年の例大祭で奉納を担当する福与地区の総代と氏子41人が、厳かな雰囲気の中、伝統行事の様子を再現していた。
このほか芸術祭では、絵画や陶芸などの作品も展示された。
作品展示は20日まで。 -
西春近南小でプール開き
伊那市の西春近南小学校で17日、プール開きが行われた。
全校児童151人がプールの回りに集まり、プール開きの式があった。
同日は式のみで、実際にプールには入らなかった。
式では、各学年の代表が今年の目標を発表した。
竹内実校長は、天気が悪いときも一生懸命授業に取り組む、水の中で練習することも遊ぶこともがんばる、事故の無いように安全に注意するという3つの約束を守るよう、子どもたちに呼びかけていた。
最後に子どもたちが、プールに向かってシーズン中の無事をお願いした。
西春近南小学校では、天候などを見ながら来週から水泳の授業を行う予定。 -
伊那弥生高マンドリン 全日本フェス出場へ
伊那弥生ケ丘高校器楽クラブは、7月に開かれる全国ギターマンドリンフェスティバルに向け練習に熱が入っている。
同校器楽クラブは、長野県のギターマンドリンフェスティバルで入賞し、全国フェスティバル出場を決めた。
フェスティバルは全日本高校ギターマンドリン音楽振興会が開いていて今年で40回目となる。
マンドリンのほか、ギターやコントラバスによる演奏技術を競うもので、伊那弥生ヶ丘高校は平成2年から毎年出場しているという。
過去、全国でも優秀賞を受賞したことがあるということで、生徒らは今回も上位入賞を目指し練習に励んでいる。
全国フェスティバルは7月24、25日に大阪で開かれる。 -
染色アーティスト 藤沢まゆさん染色展
伊那市高遠町在住の染色アーティスト、藤沢まゆさんの作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には藤沢さんの染色の作品11点が並んでいる。
藤沢さんは高遠町出身の23歳で、高校卒業後、東京にある美術の専門学校で染色と出会い、作品づくりを始めた。
地元で作品づくりをしたいと今年4月に高遠に戻り、今回初めて地元で展示会を開いた。
藤沢さんは、ぬかやもち粉を混ぜた染色用の糊で絵を描き、その上に一色ずつ色を染めていく手法で作品づくりをしている。
布の柔らかい質感を活かすために、水色やピンクなど淡い色を使うようにしているという。
藤沢さんの作品展は、来月18日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている。
美術館の入館料は、一般500円、小学生150円となっている。 -
山岸書道教室作品展
伊那市の美篶の書道教室「山岸書道教室」の作品展が16日まで、伊那市高遠町のガーデンテラス四季の杜で開かれている。
会場には、書道教室に通っている30人の作品52点が並んでいる。
「筆を使って書きたい言葉」を書いた毛筆作品と、鉛筆など、筆以外の物を使って書いた硬筆の手紙などが展示されている。
作品展は、普段展示する機会がない硬筆の作品もみてもらおうと開いた。
テーマは「想いを書く」。両親や友達への感謝の気持ちを手紙にしたり、ペットに宛てた手紙など様々な作品が並んでいる。
指導者の山岸美峰さんは「字を書くことが少なくなった現代で、それぞれの想いを書いて作品にすることの楽しさを知ってもらいたい」と話していた。 -
旧井澤家住宅で田楽座公演
伊那市西町の旧井澤家住宅で、歌舞劇団田楽座の公演が13日にあった。
古民家を使って伝統文化を継承していこうと、井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が計画した。
田楽座は、伊那市富県を拠点に全国的に活躍している歌舞劇団で、踊りや笛、太鼓による伝統芸能を披露した。
獅子舞では、獅子が観客席に飛び込んで、来場者の頭などをかんでまわった。
伊那部宿を考える会の矢沢巧会長は、「忘れかけた日本のふるさとを思い出してもらい、伝統文化を継承していきたい」と話してた。
その昔、井澤家住宅で遊んだことがあるというお年寄りは、「ここに来るととても懐かしい」と当時のことを思いだし懐かしんでいた。
この日、旧井澤家住宅周辺には、太鼓や笛の音が響いていた。 -
伊那市西春近諏訪形御柱祭斧入れ
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形の御柱祭。
13日は、四本の御柱を伐採する、斧入れ式が区内の山林で行われた。
式には、諏訪形諏訪神社の氏子ら、およそ40人が参加。
最初に、一の柱の前で、祭りの安全を祈願し、神事が行われた。塩や酒で清めを行い、斧入れ班の池上義郎 班長が、柱に切りこみを入れた。
その後、木遣りの合図で、一の柱の伐採作業が始まった。
今回、一と二の御柱は、幹の太がおよそ2メートル近くある大木の為、実行委員会では、安全に配慮し、初めて伐採を業者に委託。伐採を行った担当者は、電動ノコギリを慎重に動かし、10分程で一の柱を倒した。
柱が倒れると、参加した氏子らは、写真を撮ったり、年輪を数えたりして、無事に柱が倒れた事を喜んでいた。
13日は、一の柱から四の柱を順番に倒し、午後1時半過ぎに四本すべての柱が倒された。
四本の御柱は、山に寝かされ、9月の山出しの時を待つ。 -
子ども地球サミット制作発表
南箕輪村で7月30日から3日間の日程で開催が予定されているエコロジー啓蒙イベント、「子ども地球サミット」の制作発表会が13日、村公民館であった。
「子ども地球サミット」は、村からエコの大切さを発信していこうと開かれるもので、今年で3回目。
南箕輪小学校を会場に行われるエコミュージカルは、介護を題材に「人にやさしい、地球にやさしい心」の啓発がテーマ。
初年度から特別講師を務めている元宝塚歌劇団の但馬久美さんの他、韓国を代表する伝統音楽演奏者、キム ドクスさんらによるスペシャルコンサートも行われる。
この模様は、インターネットでライブ配信されることになっている。
子ども地球サミットは、7月30日から3日間村内で開かれ、ミュージカルは、8月1日に南箕輪小学校の体育館で行われる。 -
伊那愛樹会盆栽展
丹精込めて育てたサツキが並ぶ伊那愛樹会の盆栽展が、11日から伊那市のいなっせで始まった。
いなっせ2階ギャラリーには、サツキの盆栽40点が並べられている。
今年は、春先の天候不順で苦労したということだが、前日からの暖かさで花はいっきに見頃を迎えている。
伊那愛樹会の盆栽展は、13日まで入場無料で開かれている。 -
おひさまクラブ油絵展
伊那市を中心とした油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」の油彩画展が、伊那市の伊那図書館で開かれている。
おひさまクラブは、いなっせで開いていた油絵教室の卒業生らが集まり2004年に発足した。
造形画家の碓井伍一さんを講師に毎月2回の教室で学んでいる。
伊那図書館で開かれている展示会には会員9人の力作26点が並べられている。
それぞれが風景や人物などを題材に感じたままを表現している。
代表の平澤孝一さんは「それぞれが自由な表現で描いている。作品を見て楽しんでほしい」と話していた。
おひさまクラブの油絵展は13日まで伊那図書館で開かれている。 -
西駒山荘の袋式トイレ説明会
集団登山を予定している伊那市の伊那中学校で、山荘の袋式トイレの使い方の説明会が、10日に開かれた。
10日は、中央アルプス、西駒山荘の管理人、宮下 拓也さんが伊那中学校に出向いて説明した。
伊那中学校では、7月22日23日の1泊2日の予定で集団登山を行う。
10日は、登山を予定している2年生130人ほどが、説明を聞いた。
日本各地の山荘は、以前、し尿を山の上で埋めるなどの処理をしていたが、登山者の増加に伴い、し尿により、河川の汚染や、環境汚染などにつながり、問題となっていた。
西駒山荘では対策として、環境への負荷が少なく、比較的コストも安い袋式トイレを採用している。
宮下さんは、実際に袋式トイレを見せながら中学生に説明していた。
西駒山荘への集団登山は、伊那中学校のほか上伊那3校が予定していて、順次説明会が開かれる。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりをPRするポスターの原画の審査が9日、伊那市役所で行われた。
審査の結果、最優秀賞には、西箕輪中学校2年西組の高橋透君の作品が選ばれた。
今年は市内5つの中学校から202点の応募があった。
高橋君の作品は楽しそうな祭りのイメージが表現されていることなどが評価された。
ポスターは今月下旬完成予定で、市内や近隣市町村の公共施設に貼られることになっている。 -
西箕輪通学合宿始まる
5泊6日公民館に宿泊しながら学校に通う通学合宿が、伊那市の西箕輪公民館で行われている。
通学合宿は、西箕輪小学校の児童が、公民館に泊まって共同生活をしながら学校に通うという取り組みで、今年で6年目。
今年は、4年生から6年生までの37人が参加している。
自分達で協力しながら、食事を作ったり、勉強したりする。
通学合宿では、毎年、信州大学農学部の学生がスタッフとして協力していて、子どもたちと、一緒に寝泊りするなどして交流する。
5泊6日という長期間での通学合宿は、県内でも珍しい取り組み。
1日目となる6日は、子どもたちが、大学生と一緒に遊んだり、キャンプファイヤーで交流会などが行われた。
キャンプファイヤーでは、火を囲んで自己紹介が行われた。
通学合宿は、11日(金)までで、子どもたちは、学校に通いながら、共同生活を送ることになっている。 -
黒田辰己切り絵展
松本市在住の黒田辰己さんの「花の切り絵展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、花や蝶をモチーフにした作品約40点が展示されている。
これから季節を迎えるハスの花やアジサイなど、どれも身近な花をモチーフとしている。
黒田さんは松本市在住の65歳。10年ほど前から会社勤めの傍ら、切り絵を創作し、退職した後、本格的に作品づくりに力を入れてきた。
今回、初めてかんてんぱぱホールで展示会を開いた。
黒田さんの花の切り絵展は12日まで。 -
手良小児童飾り寿し作り
県の食育月間に合わせ、伊那市の手良小学校は、今週が給食週間。9日は、給食週間の特別メニュー、飾り寿しを子供達が味わった。
子ども達が味わった飾り寿しは、具材をカニの形になるように並べて作った巻き寿し。
これは、食を通して感謝の気持ちを持ってほしいと、手良小学校の給食週間に合わせて作られた。
飾り寿しは手間と時間がかかるため、9日は3、4年生60人分だけ作った。
手作りのありがたさを知ってもらおうと給食調理員がアイディアを出し合い、練習もしたという。
手良小学校では、「給食週間を通して、何気ない食事もいろいろな人の力でできていることを子ども達に知ってもらいたい」と話している。 -
山村うたごえの輪8周年
毎月1度集まって童謡や唱歌などを歌う会、「山村(さんそん)うたごえの輪」の活動が8周年を迎えた。
5日の夜には、8周年を記念したコンサートが開かれた。
山村うたごえの輪は、毎月第一土曜の夜、南箕輪村民センターで開かれている。
歌の好きな人達が自由に集まり、童謡や唱歌、懐メロなどを歌う。
平成14年に発足し、8年目を迎えた。
普段の例会では、ピアノを使って歌っているが、記念の例会では、他の楽器演奏者を招いて、コンサートを行っている。
この日は、ギター教室に通い、福祉施設などで慰問演奏を行なっている4人組、もみじっこドルチェがギターを演奏した。
記念例会には、村内外から35人ほどが参加し、ギターの演奏に合わせて歌を歌った。
山村うたごえの輪を開いている南箕輪村の倉田加代子さんは、「近所の目を気にすることもなく大きな声で歌えるし、声をあわせて歌うと楽しい時間が共有できる」と話していた。
この山村うたごえの輪は、毎月第1土曜の夜7時から、南箕輪村民センターで開かれている。
歌集代として500円必要で、だれでも自由に参加できる。 -
手づくりの演奏会「スターバト・マーテル」
市民による手づくりの演奏会が6日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、ドヴォルザーク作曲の「スターバト・マーテル」が長野県内で初めて演奏された。
演奏会は、ソリスト4人を迎え、今回のために結成した市民による合唱団と、伊那フィルハーモニー交響楽団によって行われた。
スターバト・マーテルは、十字架に架けられたわが子イエスの死を嘆く聖母マリアの詩から始まる。
全部で10楽章あり、すべてを演奏すると約1時間20分かかる。
今回、長野県内では初めて、全10楽章が演奏された。
合唱団の団員は、上伊那をはじめ中南信や県外から参加した約120人で、去年の2月から月2回の練習を重ね、今日のステージに立った。
演奏会では、聖母マリアの悲しみや祈りを歌い上げていた。 -
伊那美術展6日から
伊那美術協会による伊那美術展が6日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
伊那美術展は、上伊那地区の高校生以上を対象に毎年開かれている公募展で、今年で86回目。
5日は、伊那文化会館で、作品の審査会と展示準備が行われた。
最高賞の伊那美術協会賞に選ばれたのは、伊那市出身で東京都在住の北原恵子さんの洋画「アンビリカル・コード」。
2番目の賞となる伊那市長賞には、伊那市の小林洋子さんの染色の作品「未来(つぎ)の空へ」が選ばれた。
伊那美術展は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、会員作品139点と、一般・ジュニアの入選作品69点の合計208点が展示される。
伊那美術展は13日まで。 -
三浦輝峰さん肖像画・風景画展
伊那市出身の画家、三浦輝峰さんの肖像画・風景画展が、坂下のはら美術で開かれている。
会場には朝の伊那谷を描いた風景画や、大小様々な肖像画などの油絵60点が並んでいる。
三浦さんは伊那市富県出身の68歳で、現在は佐久市に住んでいる。
伊那市での個展は2年ぶりで、はら美術では3回目となる。
20歳の頃から趣味で肖像画や風景画を描き始め、2003年には全日本肖像美術協会展で内閣総理大臣賞を受賞した。
この三浦さんの肖像画・風景画展は、8日火曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
伊那CATVの番組「ギャラクシー賞」受賞
NPO法人放送批評懇談会が優秀な番組などを表彰するギャラクシー賞に伊那ケーブルテレビジョン制作の番組が入賞した。
3日東京で入賞番組の発表と表彰式があった。
ギャラクシー賞は、日本の放送文化の質的向上を目的に、NPO法人放送批評懇談会が行っているもので今年で47回目となる。
表彰式では優秀と認められた番組や個人、団体に楯が贈られた。
このうち伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「上伊那の戦争遺構シリーズ・語り継ぐ満州開拓」は報道活動部門で選奨を受賞した。
この番組は、満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州に渡った若者の過酷な運命や、遺族などの悲しみ、また当時の信濃教育会が積極的に義勇軍を送りだしていたという事実を伝えている。
放送批評懇談会からは、この番組について「伊那に住む関係者の貴重な証言を集め、歴史の事実を記録した業績を高く評価する」との選評があった。
表彰式にはNHKや民放、ラジオの関係者が集まり情報交換なども行われた。
今回ギャラクシー賞に入賞した作品のうち、ケーブルテレビ局制作のものは「上伊那の戦争遺構シリーズ」が唯一で、ケーブルテレビ局の受賞は過去47回の歴史の中で3社目となる。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会会員による「いけばな展」が、伊那市通り町のニシザワデパート4階で今日から始まった。
このいけばな展は、上伊那華道会会員286人のうち131人の作品を、前期と後期の2回にわけて展示している。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っている。
上伊那華道会は10の流派があり、各流派の指導者が集まってつくられた。
会場には、空間を最大限に活用した物や、花を緑の葉で引きたてた作品など、流派ごとに違った印象の作品が並んでいる。
上伊那華道会の福澤 登美子会長は「昔と比べ生活環境が変わってきた中で、伝統の中にも新しい物を取り入れていきたい」と話していた。
このいけばな展はニシザワデパート4階で、5日まで前期の作品、6、7日に後期の作品を展示する。 -
「富県と良寛さん」講座開講
「富県と良寛さん」をテーマにした公民館講座が31日、伊那市の富県公民館で開かれた。
この講座は良寛について知りたいという地域住民の声を受け開かれたもので、14人が集まった。
講師は富県公民館の小原洋一館長が務め、良寛の生い立ちや出家した理由、富県との関わりなどについて話をした。
良寛は江戸時代後期の僧侶で、分かりやすい言葉によって庶民に仏法を説いた。
小原館長は、「良寛は全国の寺を行脚し富県にある金鳳寺にも訪れたと言われている。それを裏付ける掛け軸が中川村の常泉寺から見つかっている」と話していた。
富県公民館の講座「富県と良寛さん」は3月まで全6回の講座を予定している。 -
伊那技専資格試験合格者11人に賞状伝達
南箕輪村の伊那技術専門校で昨年度の技能検定や資格試験に合格した訓練生に1日、賞状が伝達された。
昨年度合格した11人に、遠藤昌之校長から賞状が伝達された。
伊那技術専門校では、技術、技能に磨きを掛け将来に役立てようと、技能検定や資格試験に力を入れている。
今回、電気系保全作業2級や情報処理技術者試験などに11人が合格した。特に、長野県技能競技大会普通旋盤3級では、県内から受験した61人のうち、1位から3位までを伊那技専の訓練生が独占している。
2位となった南箕輪村の中島日出夫さんは、「試験を通して基本をしっかり学ぶことができた。就職したらより高度なものを求められるので、今学んでいることを大事にしたい」と話していた。