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田楽座前座長 松田満夫さんの講演会
伊那市富県の歌舞劇団・田楽座は、来年2月の伊那公演に向けた企画として、前代表の松田満夫さんの講演会を開きました。
21日は、伊那市創造館で講演会が開かれ、伊那公演をサポートする実行委員や、一般など40人ほどが会場を訪れました。
講演したのは、田楽座の前代表・松田満夫さんです。
田楽座は、今年創立46周年を迎えましたが、松田さんは、創立1年後に田楽座に入り、45年のキャリアを持ちます。
松田さんは、幼少時代から、唄と踊りを愛した人生を振り返りながら、田楽座の歴史について話しました。
田楽座が創立した、1960年代は高度成長期で、若者は次々に都会へ行き、古くからの伝統芸能が、廃れていったといいます。そんな中で、地域にのこる芸能が大切なものだと訴えていこうと活動してきたということです。
田楽座では、来年2月20日(日)に公演を予定しています。
今後も、こうした活動を通して、公演をPRしていくということです。 -
伊那技専 台湾生徒と交流
南箕輪村の伊那技術専門校の訓練生は、22日、台湾から修学旅行で県内を訪れている、国立秀水高工業職業学校の生徒と交流をしました。
国立秀水高級工業職業学校は日本の工業高校にあたります。
伊那技専を訪れたのは、機械科や建築科の生徒20人です。
長野県では、観光振興策の一つとして、海外からの修学旅行の受け入れを積極的に進めていています。
年間およそ1500人の受け入れをしていて、地元の高校などで交流が行われています。
今回は、「より専門的で実践的な現場を見たい」との台湾側からの要望を受け、初めて伊那技術専門校で交流が行われました。
午前中は体育館で歓迎式が行われ、互いの学校の代表者による挨拶や、記念品等の交換が行われました。
午後からは、技専の訓練生と一緒にハンダを使い、電子回路の組み立てをしました。
初めて電子回路の組み立てをする台湾の生徒もいて、技専の訓練生らは、部品の説明や道具の使い方など、ゼスチャーを織り交ぜながら教えていました。
伊那技専の訓練生は「言葉は通じないが、いい経験になた。」と話していました。
台湾の生徒は「実習の授業は新鮮だった」、「将来日本に来て、技術や文化を学びたい」などと話していました。
国立秀水高級工業職業学校の生徒達は、23日まで県内に滞在し、25日帰国する予定です。 -
子守唄のある地域に
子守唄を通して、親子の絆や子育てしやすい環境について考えるイベント「子守唄フォーラムin伊那」が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
このイベントは、主婦や保健師、保育士などの住民有志で作る実行委員会が、子守唄をもう一度見直し、子育てについて提案していこうと開かれ、今年で2回目となります。
イベントには、およそ200人が集まり、いっしょに唄を歌ったり、子守唄をテーマにした話などに耳を傾けていました。
NPO法人日本子守唄協会の西舘好子さんは、「子守唄を歌う事により、子ども達は、母親のにおいや気配、安心感といった物を感じとり、信頼関係を築いていく大きな力がある」と話していました。
実行委員会の奥村伸枝さんは、「子守唄が、祖父母から孫、母から子へと唄われ、より一層、身近なものとなるような地域にしていきたい」と話していました。 -
三浦輝峰さん伊那市に絵画寄贈
伊那市出身の肖像画家、三浦輝峰さんが19日、伊那市に絵画を寄贈しました。
寄贈されたのは、油彩で描かれた100号の肖像画「ハープ奏者吉野直子」です。
地域の発展に尽くした人に贈られる伊那市善行功労賞を、11月3日に三浦さんが受賞し、それを記念して三浦さんが伊那市に寄贈したものです。
この画は、ハープ奏者吉野直子さんが1991年に伊那文化会館でコンサートを開いた際、描かれたものです。
寄贈された絵は、伊那市のいなっせ5階に展示されています。 -
2010ジャズフェスティバルin伊那
2010ジャズフェスティバルイン伊那が、20日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、第一部で伊那中学校吹奏楽部や地元のアマチュアバンドなど3グループが、第二部で蓼科高校ジャズクラブとプロのジャズバンド「シロクマ楽団」が演奏を披露しました。
これは、ジャズに親しんでもらおうと、NPO法人クラシックワールドなどが去年から開いているものです。
伊那中学校吹奏楽部は、部のテーマソングにしている「sing・sing・sing」という曲を披露しました。
この他一部では、伊那市などで活動している4人組のバンドJ-plusがオリジナル曲を披露しました。
会場を訪れたある男性は「地元でジャズを聴く機会があまりないので、今日は楽しめた」と話していました。 -
伊那市西町のえびす講祭り 賑わう
商売繁盛や五穀豊穣をねがうえびす講祭りが19日、伊那市西町のえびす神社で行われました。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年から続く恒例行事です。
毎年農作業が一段落するこの時期に行われるのがならわしです。
境内には屋台が並び、福引きなどで賑わっていました。
午後5時からは宝投げが行われ、訪れた人は手をのばして福を呼び込んでいました。 -
シルバーとフェルトのアクセサリー展
シルバーとフェルトのアクセサリー展が、伊那市西町のハルヒポタリースタジオで開かれています。
アクセサリー展は、地味な服装になりがちな冬に、アクセサリーを身につけて華やぐ装いを提案しています。
ハルヒポタリースタジオでは、作家とその作品を紹介する場として、定期的に展示会を開いています。
シルバーは、岐阜県の彫金作家竹野みゆきさんの作品です。
指輪やネックレスなどシンプルなデザインで、曲線を大事に作られているということです。
フェルトは、諏訪郡原村のフェルト作家友枝圭子さんの作品です。
ブローチや帽子など楽しさ、温かさを醸し出した作品ということです。
このアクセサリー展は24日(水)まで、ハルヒポタリースタジオで開かれています。 -
箕輪西小で古田人形クラブが発表
箕輪町の箕輪西小学校の古田人形クラブの子どもたちは、18日練習の成果を発表しました。
箕輪西小学校の古田人形クラブは、4年生から6年生までの17人が活動しています
平成4年に発足し、今年で19年目になります。
毎週水曜日に練習していて、その成果を、18日、朝は全校生徒の前で、午後は保護者の前で披露しました。
上演したのは「傾城(けいせい)阿波(あわの)鳴門(なると) 順礼歌(じゅんれいうた)の段(だん)」です。
これは、お家騒動にからみ離れ離れに暮らす親子の情を描いた作品です。
子供たちは、生き別れた母子の情愛を、人形で表現していました。
母の顔と右手を動かしているのは、クラブで唯一の6年生・上野 紅香(くれか)さんです。
箕輪西小の古田人形クラブは、12月4日(土)に開かれる古田人形芝居の定期公演にも出演する予定です。 -
小さな親切運動作文コンクール 美篶小5人入賞
小さな親切運動作文コンクールで、伊那市の美篶小学校の5年生5人が入賞しました。
15日は、学校に小さな親切運動上伊那支部の山田益支部長が訪れ、入賞した5人に賞状を手渡しました。
美篶小学校では、優秀賞に5年の三澤亨佳君が、金賞に中嶋夏樹君と伊東知樹君が、銀賞に村田奈々子さんと小松洸君が選ばれました。
優秀賞の三澤君は「父親が仕事の配達先で、お年寄り世帯の為に、雪かきをしている事を知り、自分でも何か出来る事をしていきたい」と話していました。 -
職場体験リスト作成へ
伊那市は地元企業の協力を得て、中学生の職場体験を受け入れてくれる企業のリストを作成します。
この日は、教育関係者や企業関係者でつくる伊那市キャリア教育推進委員会が開かれ、リストを作成することを確認しました。
職場体験は、キャリア教育の一環として行われているもので、働くことに対する生徒の意識を養うことなどを目的としています。
伊那市では、市内6校の中学校が毎年2年生を対象に職場体験を実施しています。
現在、受け入れ企業を各校で探してますが、企業の情報がないため、探すのが難しい状況です。
そこで、地元企業から職場体験の受け入れが可能かどうかの情報を寄せてもらい、リスト化することで、体験先を開拓し、スムーズに実施していきたいとしています。
今後は、企業から情報を募るほか、学校にもこれまでに受け入れ実績のある企業の情報を寄せてもらいます。
リストは、来年2月頃にとりまとめを行い、来年度の職場体験から活用していく予定です。 -
創立25周年記念 伊那フィル定期演奏会
創立25周年を記念した伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が14日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では、アマチュアオーケストラに人気があるというベートーヴェンとチャイコフスキーそれぞれの交響曲第5番が演奏されました。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は、伊那フィルが第1回定期演奏会で演奏した曲です。
団員にとって思い入れの深い曲ということで、熱の入った演奏を披露していました。
観客は、2つの交響曲に聞き入っていました。 -
箕輪北小児童が巣箱かけ
箕輪町の箕輪北小学校の5年生が11日、ながた自然公園で鳥の巣箱掛けをしました。
箕輪北小学校では、森や野鳥に関心を持ってもらおうと、毎年5年生が巣箱掛けをしています。
この日は、児童およそ70人が作業しました。
巣箱は、夏休み中に希望する児童が作ったものです。
地上から1・5メートルと3メートルの場所に、36個設置しました。
児童は、公園内を歩いて木を選び、鳥が入りやすいように巣箱の向きを考えながら、しっかりと木に縛り付けていました。
今回の巣箱は、穴の大きさからシジュウカラなどの巣作りを期待しているということです。 -
天野惣平さん作品展
伊那市高遠町在住の造形作家天野惣平さんの作品展が、伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
天野惣平さんは、伊那市高遠町芝平在住の造形家です。
毎年秋に、このギャラリーで展示を開いていて、20年ほどになります。
作品の材料は、かごを編む藤に銅版画で色を付けた和紙が巻きつけられたものを使っています。
天野さんが作る作品には、タイトルもテーマもありません。
天野さんは「作品を見るときに、言葉で考えるのではなく、心や体感でみてほしい」と話しています。
天野惣平展は16日(火)まで伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。 -
蟻塚城について学ぶシンポジウム
伊那市美篶笠原に存在したとされる、蟻塚城について学ぶシンポジウムが13日、笠原ふれあい交流センターで開かれました。
この日は、地域住民などおよそ60人が会場を訪れ、蟻塚城について知識を深めました。
蟻塚城はおよそ700年前、鎌倉時代から室町時代にかけて存在した城だと地域に伝えられています。
シンポジウムは、貴重な文化遺産について地域の人たちに知識を深めてもらおうと開かれました。
シンポジウムでは、長野県教育委員会の遠藤公洋さんが「蟻塚城のロマン」と題して講演しました。
遠藤さんは、城跡の形状や、周辺にあったとされる城や集落との位置関係を説明し「蟻塚城は、高遠城が織田勢に攻められた時代には存在していた可能性が認められる」と話していました。
また、辺りに深い堀がないことから「蟻塚城が、攻撃の拠点でもあった山岳寺院の可能性もある」と話していました。
遠藤さんは「伊那市は古文書に載っていないような文化財が数多く眠っている。豊かな歴史を感じてもらいたい」と話していました。
また、この後有識者によるパネルディスカッションも行われ、蟻塚城についての知識をさらに深めていました。 -
南部小と南箕輪小の児童が樹名板を設置
南箕輪村の小学生らが12日、大芝高原内の遊歩道周辺の樹木に木の説明などが書かれた樹名板を設置しました。
作業には、南部小学校2年生29人と南箕輪小学校2年生30人の、合わせて59人が参加しました。
樹名板の設置は、村の「村民参加で進めよう里の森育成推進事業」の一環で、小学生に森林体験をしてもらおうと行ったものです。
児童らは、10班に分かれ6種類ずつ樹名板を設置していきました。
信州大学農学部の学生や村の職員が指導にあたり、どんな実がなるかや、葉の形などを説明しました。
「村民参加で進めよう里の森育成推進事業」の総事業費はおよそ390万円で、そのうち262万円ほどが、県の支援金でまかなわれるということです。 -
南箕輪村で10年ぶり中学生模擬議会
南箕輪中学校の生徒が村議会を体験する、中学生模擬議会が10日、村役場議場で開かれました。
この日は南箕輪中3年の代表生徒7人が議員席に座り、唐木一直村長らに、質問や意見をぶつけました。
模擬議会は、中学生に村や議会に関心を持ってもらい、中学生の意見も村政運営に反映させようと10年ぶりに開かれました。
中学生たちは緊張した様子で、不法投棄の現状や、大芝高原の活用などについて質問していました。
飯塚由奈さんは、村のホームページをもっと若い人たちに見てもらう必要があるとして、大芝高原で使えるクーポンをホームページにのせるサービスを提供したらどうかと提案しました。
これに対して唐木一直村長は「ホームページの活用は課題となっている部分。参考にさせていただきたい」と答弁していました。
南箕輪村では今回の中学生の意見を、若い人たちの視点として、村政運営に役立てていきたいとしています。 -
伊那市美篶地区文化祭
伊那市美篶地区の文化祭が7日、美篶きらめき館で行われ、地域住民がステージ発表をしました。
ステージ発表では、公民館で活動している団体や個人など22組、延べ210人が日頃の成果を発表しました。
ステージ発表は、住民の発表の場をつくろうと、おととし22年ぶりに復活しました。
美篶地区伝統の獅子舞や、歌、踊りなど様々な発表が行われ訪れた人を楽しませていました。 -
高遠版「こちずぶらり」プロジェクト始動
伊那市の伊那図書館は、アメリカアップル社の携帯情報端末(iPad、iPhone)向けに、伊那市高遠町の古い地図を見ながら現在地を確認できるソフトで、新たな情報発信する準備を進めています。
ソフトは、京都府とソフトウエア開発会社と共同で開発を行い、来年の観桜期までに完成する予定です。
画面には映し出された古地図にはGPS機能を使い現在の位置を表示、また、地図上のマークを選択すると史跡などの説明や写真などが表示されます。
伊那図書館の平賀研也館長は「今回は、高遠町出身の画家池上秀畝の絵図を使用する。地図と、最新の携帯情報端末を使い、観光や教育など幅広い分野で活用できる新たな情報発信つなげたい」と話していました。
また、平賀館長は「ソフトには多くの人のアイデアを取り入れたい、12月4日には、昔の地図を使い、高遠城址公園周辺を散策するイベントを開くので多くの人に参加してほしい」と呼びかけていました。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷の伝統芸能、中尾歌舞伎秋季公演が7日、長谷の中尾座で行われました。
上演されたのは、「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」です。
4年ぶりに上演された演目で、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いています。
平家、源氏、安部一族、それぞれが婚姻により親族となっていますが、政治的な争いにより家族が崩壊する姿を描いた悲劇です。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争中に一時途絶えましたが、昭和61年に地域の若者が復活させました。
現在は春と秋の年2回、定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されています。
芝居の後半は、源義家と安部貞任、宗任の対決や旗を使って見えを切るなどの見せ場があり、会場から拍手が起きていました。 -
フェスティバル吟と舞
詩吟の楠洲流青年部によるフェスティバル吟と舞が3日夜、伊那市のいなっせで開かれました。
小学生から大人までが出演し、22のプログラムで詩吟と舞を披露しました。
このフェスティバルは今年で4年目です。
楠洲流青年部が、広く一般の人にも詩吟を知ってもらい、詩吟人口の底辺拡大につなげようと開いています。
今年は、会員のうち経験年数の浅い人から全国大会に出場している人まで、さまざまなレベルの人が出演しました。
出演者は、ステージで日頃の練習の成果を発揮し、熱心に吟じていました。
また詩舞と剣舞の発表もあり、詩吟に合わせて舞が披露されました。
フェスティバルでは、来場者が皆で詩吟に挑戦するコーナーもあり、会場全体で吟を詠じていました。 -
鈴木岬さん俳画百展
伊那市高遠町で俳画塾を開いている鈴木岬さんの作品展が4日から、伊那市のベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には、風景や植物などを描いた俳画およそ130点が展示されています。
鈴木さんは、高遠町の画家・竹内徹さんの実の妹で、長野県日本画会の会員です。
27年前から俳画に取り組んでいて、自宅で俳画塾を開いています。
俳画は、言葉を使わない俳句と言われ、絵で季節感や情緒を表現しているということです。
今回は、およそ2年間に描きためた作品が展示されています。
鈴木岬さんの俳画展は9日(火)まで、ベルシャイン伊那店で開かれています。 -
信州大学農学部 大谷 元教授 紫綬褒章受章
長年、様々な分野で貢献した人に贈られる秋の褒章。
信州大学農学部の大谷元教授は、学術などで顕著な実績を上げた人に贈られる紫綬褒章を受章しました。
信州大学では2人目、農学部では初の受賞者となります。
受章に対して大谷教授は、「本音を言うと、なぜ私が、(受章したのか)ですよ。叱られて叱られて育つタイプなんです。ここに来て褒めてやるといわれると驚いてしまって。」と笑顔を見せます。
大谷教授は、昭和24年生まれの60歳。畜産学を専門としていて、昭和47年に信州大学農学部を卒業、平成3年4月に、農学部の教授になりました。
現在は、信州大学の大学院農学研究科教授で、食料保健機能開発研究センター長を務めています。
大谷教授の功績の一つに、牛乳アレルギーの原因を明らかにし、牛乳タンパク質の処理法を解明したことが挙げられます。
これにより牛乳アレルギー予防の乳児用粉ミルクが商品化されました。
また、大谷教授は牛乳タンパク質からつくられる成分が免疫力を高めることや、牛乳に含まれる抗体が花粉症を軽減することなどを明らかにし、実用化に貢献しています。
今後について大谷教授は、次のように話しています。「次に取り組みたいと思っているのは『がん』なんです。がんに効果があるのではないかという可能性が、乳タンパクからみつかっています。がんは、機能性食品の分野をやっていれば、誰でも取り組んでみたい課題です。必ずしも結果が出せるとは限りませんが、乳タンパクから、がんに効果のある機能性をみつけたいと考えています。」 -
劇団 伊那舞台 6日・7日公演
伊那を拠点に活動している劇団伊那舞台の第7回公演が、6日、7日の2日間行われます。
本番に向けて、団員の練習にも熱が入っています。
劇団伊那舞台は、本番に向けて、連日、稽古を行っています。
4日夜も、劇団の事務所で通し稽古が行われていました。
伊那舞台は、毎年秋に公演を行っていて、今回が7回目です。
今回上演するのは、中谷まゆみ作の「ビューティフル・サンデイ」という作品です。
ある日曜日、同性愛者の秋彦が恋人と暮らす部屋のベッドに、見知らぬ女・ちひろが寝ていました。
驚き、問い詰める秋彦ですが、ちひろは、ジョークであしらいます。
そこに、恋人の浩樹が帰ってきて、ちひろと意気投合してしまいます。
言葉を交わすうちに、3人に奇妙な信頼関係が芽生えていくというハートフルコメディです。
劇団伊那舞台の第7回公演「ビューティフル・サンディ」は、6日は午後7時縲怐A7日は、午後2時縲恂・輪町文化センターで上演されます。
入場料は500円です。 -
来年度高校生徒募集定員発表
来年度の県立高校の募集定員が4日、発表されました。
来年度は辰野高校と伊那弥生ヶ丘高校の普通科がそれぞれ、1学級分にあたる40人の減となっています。
上伊那の状況です。
辰野高校は、普通科120人、商業科40人の募集です。
上伊那農業高校は、生産環境科、園芸科学科、生物科学科、緑地創造科、それぞれ40人の募集です。
高遠高校は、普通科120人の募集です。
伊那北高校は、普通科240人、理数科40人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校は、普通科160人、商業科80人の募集です。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で、120人の募集となっています。
多部制の箕輪進修高校は、普通科I部・II部・III部合わせて120人、クリエイト工学科はI部のみの募集で40人です。
なお、選抜試験は前期試験が来年2月2日に、後期試験が3月9日に行われる予定です。 -
中尾歌舞伎 秋季公演にむけ練習に熱
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、7日の秋季公演本番に向けて、練習に熱が入っています。
2日は、衣装を着けて、練習が行われました。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史がありますが、太平洋戦争中に一時途絶えました。
戦後、40年のときを経て、昭和61年に地域の若者が、お年寄りの指導を受けて復活させ、今年で25年になります。
今回上演するのは、「奥州(おうしゅう)安達原(あだちがはら) 三段目 袖萩祭文(そではぎさいもん)の段」です。
4年ぶりに上演する演目で、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いた物語です。
平家・源氏・安部一族、それぞれが婚姻により親族となっていますが、政治的な争いにより家族が崩壊する姿を描いた悲劇です。
初めて中尾歌舞伎に出演する長谷小学校の池上幸穂さんは、母・袖萩とともに復讐と政治に振り回されるお君役を演じます。
池上さんは、「歌舞伎は思ったよりも難しいけれど、一生懸命練習しています。本番、観に来てください」と話していました。
この中尾歌舞伎秋季公演は、7日(日)、午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で上演されます。 -
オリンパス(株)辰野事業所の樋代卓司さん 黄綬褒章受章
オリンパス株式会社辰野事業場に勤める樋代卓司さんは、その道の業務に専念し、功績をあげた人などに贈られる黄綬褒章を受章しました。
県内のオリンパスでは、3人目の受章となります。
樋代さんは、昭和27年生まれの58歳。
駒ヶ根工業高校工業化学科を卒業後、オリンパス光学工業株式会社伊那工場に入社しました。
顕微鏡などの光学機器に使われる金物部品の表面処理業務におよそ40年間携わり、高い技術を取得しました。
陽極酸化処理と呼ばれるこの技術は、アルミニウムを着色したり摩耗を防ぐ為に表面に薄い膜をはることです。
樋代さんは「ここで得た技術を伝えるためにも、後進の指導に取り組んでいきたい」と話していました。 -
東山魁夷館開館20周年記念版画展
東山魁夷館の開館20周年を記念した東山魁夷版画展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、東山魁夷の生涯の作品の中でも代表的な作品の版画100点ほどが並んでいます。
版画は、魁夷の日本画を基に複製されたものが主で、そのほか、オリジナルの版画もあります。
東山魁夷は、昭和を代表する日本画家で1999年に90歳で亡くなりました。
横浜に生まれ神戸で育ち、千葉県にすまいを構えますが、長野県を「作品を育ててくれた故郷」と呼び、79歳のときに、作品を長野県に寄贈します。
それを記念して東山魁夷館が長野市に建てられ、今年20周年を迎えました。
今回は、東山魁夷の足跡を辿れるように、時代に沿って作品が展示されています。
この東山魁夷展は、11月21日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
入場料は、一般300円、高校生以下は無料です。 -
新山小で地域公開参観日
昨年度から小規模特認校に指定されている、伊那市の新山小学校で30日、地域公開参観が行われました。
地域公開参観は祖父母参観に合わせて行われたもので、この日は保護者の他学区外から3家族が訪れ、授業の様子を見学しました。
新山小学校は、昨年度から少人数の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる「小規模特認校」に指定されています。
地域公開参観は昨年度から行われていて、現在、見学にきた子ども2人が学校で学んでいます。
見学後に入学を決めた児童の保護者は「」と話していました。
見学に訪れた親子は授業に参加しながら、新山小ならではの教育を体感していました。
見学したある親は「」と話していました。
岩崎勝幸校長は「新山小の普段通りの生活を見てもらい、小規模校ならではの良さを感じてほしい」と話していました。 -
西春近北小学校 枝打ちや間伐を体験
伊那市の西春近北小学校の児童は27日、地域の山林で、枝打ちや間伐を体験しました。
この日は、西春近北小学校の5年生と6年生68人が、西春近小出三区の山林で枝打ちや間伐などの森林整備を行いました。
これは、子供達が中心となって自然保護や森を育てる活動をする「みどりの少年団」の活動の一環で、森林の果たす役割を学びふるさとの自然を大切にしようと毎年行われています。
指導したのは、西春近財産区議会の議員9人です。
子ども達は「枝は、幹に一番近いところから、ノコギリの全体を使って切る」など指導を受けていました。
ある児童は「高いところの枝を切るのは、手が疲れて大変だけど、楽しい」と話していました。 -
高校入学志願者第1回予定数調査結果
来年度の県立高校入学志願者数の第1回調査結果が29日、発表されました。
各募集定員は、今年度の定員などから算出された仮の数字です。
辰野高校。普通科前期に47人、後期に63人。
商業科前期に13人後期に20人が志願しています。
上伊那農業高校は、生産環境科前期に23人、後期に47人。
園芸科学科前期に49人、後期に68人。
生物科学科前期に41人、後期に52人。
緑地創造科前期に30人、後期に44人が志願しています。
高遠高校は、普通科前期に28人、後期に58人。
伊那北高校普通科前期は募集がなく、後期に314人が志願しています。
理数科前期に52人、後期に42人。
伊那弥生ヶ丘高校普通科前期は募集がなく、後期に356人が志願しています。
赤穂高校普通科前期は募集がなく、後期に179人が志願しています。
商業科前期に80人、後期に95人。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で、前期に69人、後期は86人となっています。
多部制の箕輪進修高校。
普通I部に前期29人。
普通II部は、前期9人。
普通III部は、前期1人です。
普通I・II・III部の後期は一括募集で普通I部に62人。
普通II部に19人。
普通III部に3人。
工業I部は、前期16人、後期19人が志願しています。
次回の志願者数調査の結果公表は、来年1月上旬を予定しています。
また正式な募集定員は、来月4日に発表される予定です。