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ふるさとの文化継承を考える
ふるさとの文化継承を考える「ふるさと講座」が8日、伊那市のいなっせで開かれた。
ふるさと講座は、長野県シニア大学のOB有志でつくる「ふるさとを学ぶ会」が開いた。
伊那市古文書研究会の久保村覚人会長が基調講演し、伊那市荒井区内の萱の子供神楽の再興に関わった話をした。
子供神楽は、二十数年前まで駒ケ岳神社里宮で毎年踊られていた。
2年前、途絶えていた神楽を当時の伊那小学校6年生が復活させた。
久保村さんはこのとき、神楽の歴史などを子どもたちに話したという。
しかし、復活した子供神楽は、子どもたちが中学に進学したことで、今また途絶えている。
久保村さんは、「小さいときに習った舞は、おそらく忘れない。子どもたちに呼びかければ復活できると思う」と話し、地域文化の継承を呼び掛けていた。 -
美篶国民学校卒業生が資料館見学
戦時中の美篶国民学校、現在の美篶小学校の卒業生が7日、美篶小資料館を見学した。
7日美篶小資料館を訪れたのは、昭和20年に美篶国民学校を卒業した24人。
卒業生らは今年77歳を迎え、喜寿の記念に同級会を企画。公民館や保育園が新しくなり美篶の風景もだいぶ変わったということで、地元で当時を振り返ろうと資料館を訪れた。
卒業生らは美篶公民館の赤羽仁公民館長の案内で資料館の中を見学した。
在学時はまだ戦時中で、当時のものはあまり残っていないということだが、子どもの頃使った農機具などを見つけると触りながら当時を振り返っていた。
幹事を務めた美篶在住の森田喜幸さんは「みんな資料を見て、その場から動かなくなるくらい懐かしそうだった。資料館を訪れることができて良かった」と話していた。 -
元気に育て親と子の音楽会
親子でコンサートを楽しむ「元気に育て親と子の音楽会」が7日、伊那市のいなっせで開かれた。
親子約100人が訪れ、クラシックなどの演奏を楽しんだ。
この音楽会は、子育て中でコンサートに行けないお母さんのためにと始まり、今回で12回目になる。
クラシック曲やアニメの曲など10のプログラムで、合唱やフルートなどが披露された。
会場の親子は、静かに演奏に聞き入っていた。
ある母親は、「子どもと一緒に素晴らしい演奏を聴くことができてよかったです」と話していた。 -
上農高校公開講座
地域住民が生徒から学ぶ上伊那農業高校の一般公開講座が7日行われ、参加者が生徒から、フラワースタンドの作り方を教わった。
同校では、学校の様子を地域の人に知ってもらおうと年に1回、学科ごとに公開講座を開いている。
この日は、3つの講座が開かれた。
このうちフラワースタンドを作る講座では、生徒が講師になり、鉄を3千度の炎で溶かして継ぎ合わせる溶接を参加者に指導した。
生徒らは、3年生になってから農業機械の授業の中で溶接を学び、夏には資格も取得しているということで、火をあてる角度など細かなアドバイスをしていた。
参加したある女性は、「とても難しかったが、丁寧に教えてもらえた。玄関に寄せ植えを飾りたい」と話していた。
上農高校の公開講座は、本年度あと4回予定されていて、トマトケチャップやソーセージなどを作ることになっている。 -
落葉松祭でツリークライミング
南箕輪村の信州大学農学部の大学祭「落葉松祭」が7、8日の2日間の日程で開かれている。
農学部入り口の高さ15メートルのコナラの木では、枝にロープをかけて登るツリークライミングが行われた。
地域貢献サークルが森林整備作業を通じて知り合ったインストラクターに講師を依頼し、実現した。
コナラの木には、たくさんの木登り用ロープがかけられ、落葉松祭に訪れた子どもたちがチャレンジしていた。
このツリークライミング体験会は8日も行われる。
校舎の周辺には、数多くの模擬店が立ち並び、学生や地域住民たちで賑わっていた。
実行委員会では、「イベントを通して地域の人たちと交流を深めていきたい」と話している。 -
長谷小で孝行猿の日
長谷に伝わる親子猿の物語について学ぶ「孝行猿の日」が5日、伊那市の長谷小学校で開かれた。
3年生15人が、この日に向けて練習してきた孝行猿の劇を児童や祖父母の前で披露した。
「孝行猿の日」は、長谷に伝わる民話を次の世代へ伝えていこうと、祖父母参観に合わせて行われている。
物語では、猟師が一匹の母猿を打ち殺し、家に持ち帰る。その夜、母親を失い、悲しんだ子猿たちが猟師の家に忍び込み、母親の体をさすって生きかえらせようとする。それを見た猟師は深く反省し、母猿の墓を造り、弔ったという話。
子どもたちのかわいらしい演技に、会場からはおひねりが飛んでいた。 -
伊那部宿周辺の石造物拓本展
伊那市伊那部の周辺にある石造物の拓本を集めた展示会が7、8日、伊那部の長桂寺で開かれる。
拓本展は、伊那部宿を考える会の資料研究部のメンバーが企画した。
伊那部周辺には、石造物がたくさんあるが、身近にありながらあまり目を向ける機会が少ないことから、今回の拓本展を企画し、6月ころから拓本を集めてきた。
伊那部宿にある桜の老木、伯先桜の近くにある道祖神の拓本をはじめ、伊那部宿や春日神社などにある石造物31基の拓本が集まった。
また、句碑なども多く残されていることから、俳諧が盛んだったこともうかがえるという。 -
箕輪町指定文化財「霧沢山論関係資料」特別公開
箕輪町の指定文化財「霧沢山論関係資料」が3日、特別公開された。
特別公開は、区や個人などが所有する文化財を広く公開し、有効活用していこうと、毎年「文化の日」の11月3日に行われている。
毎年、展示する資料は変更していて、今年は大出区が所有する町の指定文化財「霧沢山論関係資料」が展示された。
これは、江戸時代に現在の箕輪町と辰野町にあった14の村々が、山の入り会い権を主張し争った時の資料。
1694年に江戸の評定所が下げ渡した絵図や、裁判の記録を記した覚書、箕輪側の村々が証拠として示し逆転勝訴を勝ちと取った古文書の5点が公開された。
資料を所有する大出区では、年に一度、虫干しを目的に広げるだけで、地区の人達でも見る機会は少ないという。
町内から訪れたある男性は「先人達が代々守ってきた財産。重みを感じる」と話していた。 -
高校入試募集定員発表
来年度の県立高校の募集定員が2日、発表された。
来春中学校卒業予定の生徒が今年より多いため、来年度は辰野高校と伊那弥生ヶ丘高校の普通科がそれぞれ、1学級分にあたる40人の定員を増やしている。
上伊那の状況は次の通り。
辰野高校は普通科160人、商業科40人。
上伊那農業高校は生産環境科40人、園芸科学科40人、生物工学科40人、緑地工学科40人。
高遠高校は普通科120人。
伊那北高校は普通科240人、理数科40人。
伊那弥生ヶ丘高校は普通科280人。
赤穂高校は普通科160人、商業科80人。
駒ヶ根工業高校は機械、電気、情報技術の3つの学科一括で120人。
多部制の箕輪進修高校は普通科I部・II部・III部合わせて120人、クリエイト工学科はI部のみの募集で40人。
なお、選抜試験は前期試験が来年2月9日、後期試験が3月10日に行われる。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷の伝統芸能、中尾歌舞伎の秋季公演が1日、長谷の中尾座で行われた。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活した。
現在は、春と秋の年2回定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されている。
この日は、戦いの世の悲話「一の谷嫩軍記・熊谷陣屋の段」を上演した。
主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられる。
しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差し出すという物語。
最後に、主人公の熊谷直実が、武士の無情を悟り出家し旅立つ場面では、会場から大きな拍手が送られていた。 -
南箕輪村民文化祭
南箕輪村の文化の祭典、村民文化祭が10月31日から2日間、村民センターで開かれた。
村民文化祭は村内の文化団体の活動発表の場として毎年開かれている。
村民センター2階では作品展示が行われ、74団体の作品約400点が並んだ。
公民館の高齢者講座ゆずり葉学級では、今年の活動テーマ「エコ」にちなんで、いらなくなったチラシで作ったカゴや鍋敷きなどを展示していた。
また1日はホールでステージ発表が行われ、ハーモニカの演奏や舞踊、合唱など、35団体が日頃の練習の成果を披露した。
会場を訪れた人は「村内でこんなにたくさんの文化団体が活動しているとは思わなかった。地域の文化に触れることができた」と話していた。 -
上伊那ものづくりフェア
上伊那の小中学生が家庭科や技術の授業で作った作品を展示した上伊那創造ものづくりフェアが、31日と11月1日の2日間、伊那市のいなっせで開かれている。
フェアは、子供達の日頃の成果を見てもらおうと、上伊那の技術や家庭科の教職員で作る研究会が主催し、毎年開いている。
会場には、ペンさし、エコバック、本棚など、子供たちが取り組んだ作品230点あまりが並べられている。
中には幼児向けに作った作品のコーナーもあり、名札や絵本が並べられていた。
6歳の娘と訪れた母親は、「中学生が作ったとは思えない」と驚き、絵本を開いていた。 -
新山小学校で地域公開参観日
本年度から小規模特認校に指定された、伊那市の新山小学校で31日、地域に授業が公開されました。
新山小は、本年度から少人数制の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる小規模特認校に指定されている。
この日は見学会と位置づけ、祖父母参観に合わせて地域公開参観が行われ、学区外から3組、学区内から1組の親子が見学した。
現在新山小は全校児童36人で、今年入学した児童の中には学区外から通う児童もいる。
見学に訪れた親子は子ども達と一緒に授業に参加するなど、小規模校ならではの教育を体感していた。
岩崎勝幸校長は「学校に関心を持ってくれている人が少しでもいてくれてうれしい。実際に見学してもらったことで学校の良さをわかってもらえたと思う」と話していた。
新山小では、今後も地域公開参観日を設けるなど、市内の多くの人に学校の良さをPRしていきたいとしている。 -
県立高校入学志願者数第1回発表
来年度の県立高校入学志願者数の第1回調査結果が30日、発表された。
各募集定員は、今年度の定員などから算出された仮の数字。
辰野高校は普通科前期に45人、後期に69人。
商業科前期に22人、後期に30人が志願している。
上伊那農業高校は、生産環境科前期に49人、後期に62人。園芸科学科前期に42人、後期に48人。生物工学科前期に58人、後期に72人。緑地工学科前期に33人、後期に37人が志願している。
高遠高校は、普通科前期に71人、後期に96人。
伊那北高校は、普通科前期に130人、後期に283人。理数科前期に46人、後期に35人が志願している。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科前期に199人、後期に347人が志願している。
赤穂高校は、普通科前期に120人、後期に199人。
商業科前期に77人、後期に108人が志願している。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で、前期に65人、後期は89人となっている。
多部制の箕輪進修高校。普通I部に前期37人。
普通II部は、前期7人。普通III部は、前期3人が志願。
普通I・II・III部の後期は一括募集で69人。
工業I部は、前期9人、後期9人が志願している。
次回の志願者数調査の結果公表は、来年1月上旬を予定している。
また正式な募集定員は、来月2日に発表される予定。 -
31日から県高校芸術文化フェス
31日、11/1の2日間、県高校芸術文化フェスティバルが伊那市を中心に開かれる。
フェスティバルにあわせて、30日は、伊那弥生が丘高校体育館で、県高校マーチングバンド・バトントワリングフェスティバルが開かれた。
フェスティバルには、バトントワリング部門に長野西高校や松商学園高校など4校が参加し、日ごろの練習の成果を発表した。
体育館では、高校生らしく元気で華やかな演技が繰り広げられていた。
県高校芸術文化フェスティバルは、高校生の芸術文化活動の発表の場として開催されるもので、文化系クラブの交流の場となっている。
県伊那文化会館や駒ヶ根市文化会館、伊那北高校、伊那弥生が丘高校などを会場に、音楽祭や英語ディベート大会、ダンスフェスティバルなど多彩な催しが計画されている。
30日は、マーチングバンド、バトントワリング参加校によるパレードがいなっせ広場からJR伊那北にかけて行なわれ、フェスティバル開催を市民にアピールしていた。 -
伊那愛石会水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第49回水石展が31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。
38個は、山や湖、などを連想させる山水景石とよばれるものや模様が現れている紋様石、色彩が美しい色彩石。人や動物、仏像などの姿をした形象石とよばれているものが17個展示されている。
伊那愛石会では、生活の中に自然の力を取り入れ、情景を連想させる高尚で優雅な趣味だと話している。
50周年となる来年は、これまでの受賞作を一堂に展示する計画もある。伊那愛石会の水石展は、31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。 -
高遠高校と長野大学が協定締結
伊那市の高遠高校と、上田市の長野大学が、相互交流と教育内容の充実を図るための高大交流に関する協定を締結した。
伊那市役所で29日、調印式が行われた。
式では、高遠高校の丸山富永校長と、長野大学の嶋田力夫学長が、調印書を取り交わした。
高遠高校は福祉コースがあることなどから、平成19年に長野大学社会福祉学部と協定を締結した。
この協定により、高遠高校では、生徒の学習環境が向上したほか、教師も指導技術を磨くことができたという。
また、社会福祉学部への指定校推薦枠を利用して、ほぼ毎年、生徒が長野大学に進学している。
さらに交流を深めようと今回、高遠高校が申し入れ、学部だけでなく大学全体と協定を締結することになった。
調印式の中で、長野大学の嶋田力夫学長は「県内の高校生の8割以上が、県外の大学に進学してしまう。地域を担う人材育成を進めるためにも、ユニークな高校作りをしている高遠高校との連携は意義深い」とあいさつした。
また、高遠高校の丸山富永校長は、「優秀でたくましい人材育成にむけ、ともに手を携えて進むことができることをうれしく思う」とあいさつした。
今回の協定締結で、これまで指定校推薦枠は社会福祉学部に2人だったのを、長野大学にある3つの学部全てに3人ずつと定員が拡大されたほか、長野大学の大学祭に高校生を招待するなど、さまざまな交流を行なう予定。 -
アマランサスの絵お礼プレゼント
伊那地域アマランサス研究会は26日、アマランサスの絵を描いた伊那市の園児にお礼のプレゼントを贈った。
伊那市内の保育園を代表して、26日は高遠第1保育園で、研究会加工部会の伊藤好部会長らが、園児にお絵描き帳を贈った。
研究会は、アマランサスに、より関心を持ってもらおうと、今年初めて園児の絵画作品展を計画した。
高遠第1保育園では、年長児26人が、自分たちで育てたアマランサスを描いた。
伊藤部会長は、「絵を描いてくれて本当にうれしい。アマランサスをぜひ覚えて、興味を持ってください」とあいさつした。
研究会の呼びかけで、今回は市内8つの保育園で年長児を中心に248人がアマランサスの絵を描いている。
絵画作品展は11月2日から13日まで、伊那市役所市民ホールで開かれ、すべての作品を展示する予定。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ、江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は11月23日まで。 -
木下一の宮の開拓事業 特別展
箕輪町木下一の宮地区の開拓事業などにまつわる特別展大地を拓く(ひらく)が箕輪町郷土博物館で開かれている。
特別展は、食糧の自主生産が見直されている今、郷土の先人達が苦労した時代を見つめなおす機会にしてもらおうと開かれたもの。
会場には戦後の一の宮の開拓事業や西天竜用水と開田、旧満州富貫原郷開拓団の3つの開拓にまつわる写真や資料などが並べられている。
また、西天竜の開拓事業の完成を記念して建てられた記念碑の拓本も紹介されている。
碑は昭和25年に箕輪町木下建立されたもので高さ約8.5メートル、幅約2.4メートル。
特別展では、当時の碑文作業や除幕式の写真などが飾られている。
この特別展大地を拓くは11月23日まで箕輪町郷土博物館で開かれている。
来月1日には、学芸員による展示の解説などが予定されている。
期間中入場料は無料。 -
【カメラリポート】伊那市西町春日町長寿会「折り紙手芸教室」
包装紙や広告の裏紙を規定のサイズに切って折りたたみ、組み合わせて糊付けすれば、ひよこやウサギ、鶴など様々な形を作ることができる。
伊那市西町の春日町長寿会には、この折り紙手芸の教室があり10人ほどが参加している。 -
伊澤修二記念記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える、伊澤修二記念音楽祭が25日、伊那市内で開かれた。
第二部の伊那文化会館には、およそ600人が集まった。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で23回目を迎えた。
現在交流は音楽祭にとどまらず、学生による市内中高生への吹奏楽指導なども行われている。
音楽祭では、東京芸大の教授で、音楽コンクールの国際大会での優勝経験を持つ、迫昭嘉さんが指揮をしながらピアノを弾くという妙技を見せる場面もあった。
また、音楽祭のために結成された地元合唱団が、学生オーケストラと共演し、会場を訪れた人たちを魅了していた。
演奏を聞いたある人は「伊澤修二先生がきっかけで、地元でこんなに良い演奏が聴けるということはとても素晴らしい事だと思う」と話していた。
25日は、市内の中学校や高校で藝大生による吹奏楽の指導が行われる予定。 -
西春近南小児童 地元の森で枝打ち
伊那市の西春近南小学校の児童は21日、地元の森を守ろうと、枝打ち作業を行った。
西春近南小の5年生と6年生53人が、西春近財産区の大平林道周辺で枝打ちをした。
西春近南小では、子供達が自然保護や森を育てる活動を行う「緑の少年団」の活動の一環として、毎年この時季に枝打ちをしている。
子ども達は、西春近財産区の議員などから、「枝に対し直角にノコギリをあてること」「幹の皮をむかないように切ること」などの指導を受けていた。
枝打ちは、地面に光が当たるようにするもので、雨が降っても崩れにくい、丈夫な山をつくるために大事な作業だという。
またこの日は、野鳥保護を目的に鳥の巣箱を7つ付けた。
この巣箱には来年の春、シジュウカラなどが卵を産みつけるという。 -
箕輪西小児童が栗拾い
箕輪町の箕輪西小学校の児童が20日、木下一の宮の栗園で栗拾いを楽しみんだ。
栗拾いに訪れたのは、箕輪西小学校の1年生から3年生約60人。
栗園は、町内で大根栽培をしている「わかば農園」が管理していて、地元住民に開放している。
児童は、約70本の栗の木が植えられた園の中を歩いて栗を拾った。
いがの中に入っている栗を取り出したり、地面に落ちている栗を探していた。
栗拾いは去年に続いて2年目だが、今年は虫食いの栗も多く、収穫は少なめだったという。
ある児童は、「いがが痛かったけれど楽しかったです」と話していた。
20日拾った栗は、それぞれ家に持ち帰ったという。 -
はるちかコーロ・フェリーチェ
伊那市東春近で活動するコーラスグループ、はるちかコーロ・フェリーチェのコンサートが17日、県伊那文化会館で行われた。
今年で6回目を迎えたコンサートには約700人が訪れた。
はるちかコーロ・フェリーチェは、平成元年に地元東春近の主婦らによって発足し今年で20年を迎えた。
現在では、地元東春近をはじめ市内外から35人のメンバーが集まって練習を積み重ねている。
コンサートは3部構成で行われ、このうち第2部では沖縄をテーマにした楽曲が披露された。
メンバー達は手作りの衣装に身を包み歌声を披露し、会場からは大きな拍手が送られていた。
実行委員長の高見さゆりさんは「これまで多くの方に支えられ20年を迎える事が出来た。これからも会員一丸となってがんばっていきたい」と話していた。 -
上農生が農業鑑定競技全国大会で優秀賞受賞
上伊那農業高校の3年生6人が茨城県で開かれた農業鑑定競技の全国大会で優秀賞を受賞した。
16日、青木正幸校長から生徒たちに賞状が伝達された。
農業鑑定競技は、全国の農業高校が参加する農業クラブ全国大会の審査部門の一つで、農業に関する機械や生産物からさまざまな情報を読み取ったり計算したりして得点を競う。
競技は、農業や演芸、畜産など9つの区分があり、上伊那農業高校から選抜されて出場した8人のうち6人が優秀賞に入賞した。
8人中6人の入賞は、県下でも優秀な成績だという。
6人は、岩波葵さん、千葉浩代さん、宮崎桂吾君、唐木健太朗君、宮下竣君、田本光君で全員が3年生。
6人は、競技会に向けて、夏休み前から学校の授業に加え、インターネットや先輩のノートで勉強してきたという。
今回の優秀賞受賞で生徒たちは、「努力すれば結果がでることを実感できた」「努力してとれた賞なので、仕事に就いてからの励みになる」などと将来への自信につながったようだ。
競技会には、千人以上が参加し、上位3分の1が入賞を果たした。 -
伊那市民美術展
プロからアマチュアまでバラエティーに富んだ作品が並ぶ伊那市民美術展が16日から、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで始まった。
会場には、伊那市民美術会の会員62人の洋画や日本画、工芸など68作品が飾られている。
会員同志の交流や研さんの場として、年に1回開かれていて、今回で32回目を迎えた。
風景や人物、静物、具象、抽象など題材や表現方法もさまざまで、中央で活躍しているプロから初心者までバラエティー豊かになっている。
会場を訪れた人たちは、足を止め見入っていた。
伊那市民美術展は20日まで。 -
南箕輪中学校で落穂拾い
南箕輪中学校の伝統行事、落穂拾いが16日、村内の田んぼで行われた。
同校の落穂拾いは、午後の授業時間を使って、全校生徒483人が地区ごとに分かれ一斉に行う。
一粒一粒のお米を大切にして食べ物の大切さを学ぼうというものだ。
以前は、自分たちの学校のために行っていたが、平成6年からは、生徒の発案により食糧難の国に支援米として送られるようになった。
昨年は、集められた237.7キロをJAを通じて西アフリカのマリ共和国に送った。
広大な田園地帯が広がる役場西側の田んぼでは、下を向きながら落穂を拾う生徒たちの姿があった。
ある男子生徒は、「自分たちが拾った米が、誰かの役に立つことはうれしいしやりがいがある」と話していた。
生徒たちは、今年も1人1キロ、全体で380キロを目標に買い物袋に落穂を入れていた。 -
扇秀流扇秀会が発表会
日本舞踊、扇秀流扇秀会の発表会が11日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
発表会は、会が発足して15周年を迎えたことを記念して行われた。
この日は会員35人が日頃の練習の成果を発表した。
扇秀流扇秀会は、上伊那に6つの教室があり週2回の練習をしているほか、市内の老人施設で発表をしたり、演歌コンサートの前座をするなど活躍している。
出演者たちはスポットライトを浴びながら、あでやかな着物姿で踊りを披露し、会場からは、おひねりが飛んだり、大きな拍手が送られていた。
家元の扇秀敏冴さんは、「地域や会員のみなさんに支えられ15周年を迎えることができた。これからも精一杯頑張っていきたい」と話していた。 -
リンゴの葉摘み作業
伊那市の東春近小学校4年生の児童は13日、リンゴの収穫前の葉摘み作業をした。
東春近小学校では毎年、4年生が総合学習の一環で、東春近田原の伊藤一路さんの果樹園でリンゴ学習をしている。
児童達は、これまでリンゴの花を摘む摘花作業などをしてきた。
この日は、リンゴの収穫前の大事な作業、葉摘み。
リンゴは太陽の光に当たることで赤く色づいていくため、リンゴの周りの葉を摘んで光があたるようにする。
児童達は、伊藤さんに教えてもらいながらハサミで不要な葉を切っていた。
11月には、リンゴの収穫体験が予定されていて、児童達は「はやく、赤く実ったリンゴを食べたい」と話していた。