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箕輪町国際交流員
ニコラス・キンレッドさん「児童は皆すごい元気で英語に興味がある。毎日とても楽しい」
6月から箕輪町国際交流員として、箕輪北、南、東小学校の3校で英語を教えている。
「最初は緊張してたけど、すぐに緊張はなくなった」。学年ごとにカリキュラムを考えて単語や会話を教え、歌や本、ゲームなどを取り入れて楽しく学べるよう工夫している。
「もっと自然に英語が使えるといい。日本語を英語に訳すのではなくて、考えなくてもわかるようになるといいなと思う」
ニュージーランド出身。小さいころ、家に日本人がホームステイし、10歳の時には家族旅行で日本を訪れた。「秋葉原や京都に行って、金閣寺も見た。すごい感動した。日本はニュージーランドと全然違った」という。
兄が新潟県で働いた経験があった影響で、高校卒業後に来日し、新潟県で園芸の仕事に就いた。初めての一人暮らし、初めてのフルタイムの仕事。仕事は厳しく大変だったが、新潟での1年間は「面白かった」。雪が降るのも初めて見た。
帰国後、オークランド工科大学に進学。「正確な日本語を覚えたい」と日本語を専攻した。
新潟では友達に日本語を教わったが、当時は敬語を知らず、社長に「おい」と言ったことも。「社長は怒ってた。なんでだろうと思ってた」。大学で敬語を学び理由が分かったという。
大学では英語教授法も取得。卒業後は英語講師をしていたが、「ニュージーランドでは日本語はうまくなれない。日本で働いてもっと上達したい」と、箕輪町にやってきた。
日本に来て困ったことはATM。ニュージーランドでは24時間が当たり前。そのつもりで夜10時ころに行ったが閉まっていた。「セキュリティの問題だとは思うけど、夜閉まるのは不思議」。
生活の違いはあるが「日本での暮らしは楽しい」。日本食も大好きで、冷蔵庫には、いつも好きな梅干が入っている。
子どもの時の夢は俳優。演じることも、観ることも好き。「でも今は俳優は無理かな。だから仕事を頑張ってニュージーランドに家を建てて、日本に住みながら家を貸して…有意義にお金を使いたい」。そんな将来設計を立てている。(村上裕子) -
ドリームエンジェルスのクリスマスパーティー
宮田村の園児、児童らを中心にするエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス&ワークス」は16日、クリスマスパーティーを村民会館ホールで開いた。150人ほどが参加。歌って踊って、冬の1日をみんなで楽しんだ。
一昨年までは各年代ごと別々にパーティーを開いていたが、昨年から合同で開催。より賑やかになった。
ステージ上で日ごろの練習の成果を仲間に披露。音楽に乗って、軽快にステップを刻んだ。
クリスマスソングを歌ったり、ゲーム大会も。プレゼントもあり、パーティー気分を満喫していた。 -
小学生観劇
駒ケ根市文化財団と市教育委員会は駒ケ根総合文化センター開館20周年記念事業として20日、市内5小学校の児童を招待して文化芸術鑑賞会を文化会館で開いた。午前に1・2年生、午後に3・4年生がそれぞれ文化会館を訪れ、影絵劇団「かしの樹」による影絵劇「ピーター・パン」と「アンサンブル・オアーゼ」のバイオリン、チェロ、ピアノによる音楽演奏を楽しんだ。開演前にははしゃいで大騒ぎしていた児童らだったが、劇が始まるやいなやたちまち静かになり、夢中になってじっとステージを見詰めていた。
21日には市内幼稚園・保育園の年中・年長園児らが招待され、同劇団による「100万回生きた猫」を鑑賞する。 -
箕輪町男女共同参画いろはかるた応募作品展
箕輪町の男女共同参画いろはかるたに応募のあった作品の展示が、町役場ロビーで始まった。多彩なかるたに来庁者が関心を寄せている。
「あなたが考える男女共同参画の姿や願いを寄せて」と、町のパートナーシップみのわが募集した。
応募作品は103点。「ぬくもりを めざして進む みのわ町 一人ひとりが主人公」「明日また みんなで約束 仲良し小道」などがある。理想の箕輪町、理想の社会、男女の姿、家族の姿、子育て、地域の輪、慣習、人権、福祉など項目ごとにまとめて展示した。
応募作品は現在選考中で、12月末には終了予定。その後、イラストを書いて07年2月ころ、かるたの完成を目指す。
展示は今月27日まで。 -
駒工生が宮田村の学童保育で紙飛行機づくり指導
駒ケ根工業高校情報技術科3年の生徒6人が19日、宮田村の学童保育の児童に紙飛行機づくりを指導した。11月に宮田小学校3年生と行なった交流が縁で、児童たちの熱い・スラブコール・スを受けて実現。ものづくりの楽しさを味わいながら、ゲームや雑談も楽しみ、年齢を超えてコミュニケーションを深めた。
学童保育を利用する宮田小3年生の児童が、11月の交流時につくった紙飛行機を仲間の前で紹介したのがきっかけ。3年以外の児童も興味を深め「ぜひ高校生のお兄さんたちに、教えてもらいたい」という話になった。
交流を行なっている、連携授業班、ラジコン班の生徒たちは申し出を快諾。村を訪れ、心待ちにしていた小学校1年から4年までの児童19人を懇切丁寧に指導した。
つくりながら、生徒と児童はすぐに仲良しに。心も体も寄り添ってふれあいの時間を過ごした。
神林伸也君(17)は「みんな素直で本当にかわいい。交流を重ねる中で、コミュニケーションの大切さを感じています」と話した。 -
伊那東部中・PTA親子文庫 読み聞かせ
伊那市の東部中学校のPTA親子文庫「すず竹文庫会」の会員と地域ボランティアの5人は、前年度から、学校で朝の読み聞かせ会を開いている。秋の読書旬間(4日縲・最終日の20日、本年度最後の読み聞かせをした。
読み聞かせを通じて地域の人と出会い、心を育てようと始めた事業。今年度は、ボランティアが5縲・2月の毎週、順番に各クラスを回り、詩や絵本などを朗読した。同旬間中は毎日訪れ、3年生を対象にブラックシアターも披露した。
この日は、代表の金丸恵美子さんら3人が2クラスを訪問。金丸さんは、人間とキツネが雪遊びする話、宮沢賢二の「雪渡り」を読み聞かせた。生徒らは音を立てず、静に物語を聞き入った。
同中学校図書館司書の高見さゆりさんは「生徒たちに変化が出てきている。最初は騒いでいた子どもたちも今では聞く態度が整ってきた」とし、図書館を利用する回数も増えているという。
図書委員長の3年、白籏沙也加さんも「人の話をよく聞けるようになった」と話す。
金丸さんは「中学生の感性豊かな時期にいろんな本を読んでもらいたい。なかなか読み聞かせが出来ていない親が増えているなか、私たちが一冊でも多く読み聞かせれれば」とし、来年度も継続した活動にしたいという。
生徒に本を読み聞かせる親子文庫の金丸さんら -
上伊那中部校長・教頭会が合同研修
上伊那の伊那市、南箕輪村の小中学校の校長、教頭らは16日、同市駅前ビルいなっせで、年に一回の上伊那中部校長教頭合同研修会を開いた。元県中学校長会長の毛涯章平さん(84)=豊丘村=の講演を通じて、学校運営者に何が求められているかを確認した。
研修会には、約50人の校長、教頭が参加した。県内の小中学校長を歴任し、豊丘村教育委員長も務めた毛涯さんは「教師・その憧れと自戒」と題して、自分の教職生活で学んだことを坦々と話し、教育者に必要なことを伝えた。
毛涯さんは、教師として歩み出した時の目標を振り返り、教師に対する憧れとして掲げた▽不易なるもの▽豊かな人間性▽円熟への憧れ竏窒フ3つについて講話。円熟への憧れではユーモアが必要とし「子どもの悩みをちょっと高みから眺め、子どもの緊張を受け流す能力が大切」と話した。
また、それらの憧れに対しての「肩書きに合う中身を持て」との自戒の重要性も訴えた。
上伊那中部の小学校校長教頭を前に話す毛涯さん -
高校生もAED取扱習得
南箕輪村の上伊那農業高校(北原光博校長)は19縲・2日の4日間、1年生を対象としたAED(自動体外式除細動器)などの一次救命処置の講習会を開いている。講師に伊那中央病院(伊那市)の医師や看護師らを招き、生徒らが処置方法を習得する。
県の指導で今年度から、全県下の高校1年生が救急救命療法を学ぶことになった。同高校では、4日間に分けて一年生161人、4クラスが心臓マッサージ、人口呼吸方法などの講習を受ける。
初日の19日は、生産環境科の生徒42人が受講した。スライドの説明を受けた後、受講者一人ひとりが人形を相手に実技講習。AEDの取り扱いを学んだ女子生徒は「緊急時にはパニックにならないよう気を付けたい」と話していた。
県では、県下の公立高校にAEDを昨年度、一斉配備した。上伊那農業高校では1月の配備から一度も使用する事例は発生していないという。
AEDの取り扱い方法を学ぶ上農高校の1年生 -
三沢ミュージックスクール発表会
三沢ミュージックスクール(三沢照男代表)は17日、第39回発表演奏会を駒ケ根市の市文化会館大ホールで開いた。同スクールで学ぶ幼児から一般の約70人が代わる代わるステージに立ち、それぞれピアノ、声楽、マリンバを演奏。1年間練習を重ねた努力の成果を立派に披露した。幼児や小学校低学年児童によるピアノ演奏では、足がペダルに届かないほど小さな子たちが大きなコンサートグランドピアノに向かい、もみじのような手を懸命に使ってベートーベンやモーツァルト、ショパンなどの曲を見事に弾きこなした=写真。
客席には多くの保護者や祖父母らが訪れ、出演者よりも緊張した表情で食い入るように子どもや孫の演奏ぶりを見詰めていた。 -
冬の天体観測教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館と市立博物館は17日夜「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら約20人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念なことにあいにくの曇り空。遠くに光る中央アルプス千畳敷のホテルの灯りを望遠鏡で眺めて気を晴らした=写真。
参加者らはかっぱ館の室内で、スクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話す日食や月食、流星群など、来年観察できる天文現象の話を聞いた。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は16日、06年度第3回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約120人が集まり、同大教授の田村正枝さんによる「がん患者と家族を支える看護」を聞いた。田村さんは「がん患者の生存率は以前より上がっているが、再発の恐怖は依然として大きい。がんとともにどうつきあっていくか、周囲がどうサポートしていくかが今後も重要な課題だ」と話した=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
公開講座は7月に同大教授の廣瀬昭夫さんの「私が担当した卒業研究の成果と思い出竏茶Aロマセラピー、自律訓練法、玄米食、健康に良い水、死生観」が、9月に前田樹海助教授の「県内の看護職者はどんなふうに働いているのか竏抽ナ護人的資源統計の課題と展望」がそれぞれ行われた。 -
(12)埜葩染教室(上村まち子代表、18人)、駒ケ根市中沢
発足から14年の歴史を刻む中沢公民館の埜葩染教室、来年から2年掛りで童謡シリーズに取り組む。先駆けて制作した第1作「朧(おぼろ)月夜」は11月の中沢文化祭で発表され、「日本画のようにきれい」と話題を呼んだ。原画は講師の前田埜衣さん(埜葩工房主宰)が描き、受講生の春上薫さんが、菜の花の黄色はエンジュの種を用い、セイヨウアカネ、ロック、桜など8種類の草木で染め上げた。
講師に手描友禅作家の前田埜衣、素位さん親子を迎える同教室は、発足当初は中沢地区の草木を採取し、色染め。染めることでそれぞれの植物が持つ色目を学んだ。次に型紙を使って型染もした。
3年前には4年がかりで伊那七福神を染めた掛軸を全員が完成させた。七福神は指導者の埜衣さんが原画を描き、色別に4-6枚の型紙を作り、つむぎの白生地に、ヤマモモやアカネ、ロックウッドなど草木から抽出した色を1色ずつを重ねた。作品完成後、7カ寺を回り、朱印を受けた。
今回の「童謡シリーズ」は全員で取り組む大作の第2弾、2年がかりで完成させる。第1作目の「朧月夜」に続き、「夕焼け、小焼け」「雨降りお月さん」「おさるのかごや」「しゃぽんだま」などに挑戦する。
埜衣さんが描いた原画をコピーし、紙に張り付け、1作品で7、8枚の型紙を起し、できるだけ、中沢、東伊那の草木、実、根などを使って、染め上げる計画。
埜衣さんは「受講生ひとり一人が頑張りやで、息の長い教室になった。草木染の技術がこの地に根付き、芸術の域に達する人が出てくれば、うれしい」と期待。素位さんは「それぞれ個性があって面白い。教えることで自分自身が勉強になる」と話している。
代表の上村さんは「それぞれの色合いを求めて、想像しながら染めている。すばらしい講師に恵まれ、幸せ」。教室発足当初からの受講生の松崎みどりさんは「全員ができ上がりまでに4年間かかった伊那七福神が1番の思い出」と話していた。 -
上伊那農業高校の生徒が社会人講師を招いてそば打ち体験
上伊那農業高校で14日、地元専門家を招いたそば打ち体験授業があった。生産環境科の3年生約40人が参加。伊那市内で直売所を経営しながら伊那市そば打ち名人の会の会長も務めている小林史麿さん迎え、そばや直売所について学んだり、そば打ち体験した。
取り組みは、県の「創意ある学校経営支援事業」の一環として実施しているもので、授業の中では学べない実際の現場などを地元の専門家から学ぶことを目的としている。
3年生が小林さんの授業を受けるのは2年目。最初に産直市場の役割やそばの歴史、そばを使った地域お越しの事例などを学んだ後、そば打ちを体験。
班ごとに別れて、自分たちで栽培したそばから作ったそば粉約4キロを使用した。
2ミリ幅でそばを切り分ける最後の工程に苦戦する生徒も多く、小林さんは鮮やかな手つきでそば切りを披露すると「すごい」関心していた=写真。
授業に参加した山口翔さん(18)は「伊那はそばが盛んな地域だけど、知らなかったこともあり、知ることができて良かった」と話していた。 -
南箕輪中で携帯電話の実態調査 所持率は46%
南箕輪中学校は、生徒の携帯電話に関する実態のアンケート結果をまとめた。それによると、携帯電話を持っている人は46%(家族共用含む)だったことが分かった。また、利用は、家族と生徒の間で、ずれがあることも浮かび上がった。
携帯電話は、インターネットを通じたいじめ、性犯罪などに結びつく危険性がある。学校側は子どもが何の機能を利用しているか知らない保護者がいることを指摘し「生徒から携帯電話を取り上げることは難しい。子どもを守るためにも、それぞれ家にあったルールを作ってほしい」と促している。
アンケートは、全校430人を対象に、初めて取り組んだ。携帯電話の有無、利用状況、使用料金、親との約束など23項目。
携帯電話の所持(家族共用)は1年生30・8%、2年生43・9%、3年生53%。生徒専用は30・8%だった。中学校入学時に購入したケースが多く、入学祝いや、小学校に比べて帰宅時間が遅くなるためとみる。
利用する機能は、メールが約4割と最も多く、着メロなどサイト情報、電話、カメラと続いた。メールは学校の友人や学校外の友人、親などで、1日1縲・0件が3分の2を占めた。50件以上も40人近い。学校で使用できないことから、家にいる時間はほとんど携帯電話に費やしている実態で、連絡を取る手段というより、メールやインターネット接続に興味があることがうかがえる。
1カ月間の使用料金は5千縲・万円が4割を超え、中には3万円以上もいた。
学校側は、生徒にインターネットのマナー・モラルを指導。また、保護者には授業参観日に合わせて結果を報告し、インターネット接続を通じ、予想される危険性について話した。 -
箕輪東小学校5年「ひだまり村」
06年4月、箕輪町立箕輪東小学校に「ひだまり村」が開村した。5学年に進級した「ひだまり学級」が、「ひだまり村」として新たな生活を始めた。
テレビ番組の「DASH村」にヒントを得た。村人は児童29人。村長に「ひょっこりひょうたん島」のドンガバチョ、副村長に担任の丸山伸一教諭が就任し、村のテーマとして『挑戦せずしてあきらめることはできない』を宣言した。教室では、操り人形の村長が村人を見守っている。
「ひだまり村の田畑や花壇を作ろう」を合言葉に、キノコの駒打ちから活動が始まった。
花壇作りは、同校グラウンド南東の県道沿いにある地域の花壇を再生した。利用されなくなり空き缶、空きビンなどが多く捨てられる状況を見て、花壇を整備してごみをなくそう-と、箕輪町環境教育プログラムへの参加にも位置付け、取り組んできた。
茂った木を切り、雑草を取る花壇作り。時には片隅で、40匹ものミミズ捕獲作戦も密かに行われた。
苗を育てマリーゴールド、ダリア、サルビアなどを植えた。「5月ころからいろいろな花を植え替えていたので、慣れていて皆と協力して手際よく進めることができた」。初夏から秋まできれいな花を咲かせ、人々の目を楽しませた。
花壇へのごみの投げ捨てはほとんどなくなったが、花がない冬の間、「ごみ捨て防止に役立てよう」と、大型看板も手作りした。村人皆の願いを込めた言葉『ごみ捨てないで きれいな箕輪町 ひだまり村』を刻んで設置。「遠くから見てみたらすごく良かった」と満足の出来となった。
畑では大豆、トマト、サツマイモなどを育てた。草地を開墾して果樹園も作り、副村長の家のブドウと桃の木を植えた。収穫したブドウは1人10粒くらい。「すっぱいのもあったけれどおいしかった」。大事に大事に味わった。
米作りでは、もち米を栽培し、44キロ収穫した。もちつき、とん汁作りで収穫を祝った。
「食は、普通は出されたものを食べるだけだが、自分で作るとすごく大事そうに食べたり、全然違う。主体的に関わったことは全部跳ね返ってくる。体験学習はすごい大事なこと。村の中でいろいろなことに挑戦し、勉強してきた。興味を持って取り組めてきたと思う」と丸山副村長は言う。
村には鈴虫や、「マイケル」「美江子」などと名づけられたカブトムシもやってきて、村人と一緒に暮らしてきた。
農作業や花壇整備がひと段落したこれからは、日本の文化に触れようと、収穫した大豆やサツマイモで昔からの日本の手作り料理に挑戦する計画。陶芸の取り組みも始まった。
「おじいさん、おばあさんから昔の知恵を学びたい」。地域の人に教わり、地域の人との交流も考え中。ひだまり村の挑戦はまだまだ続く。(村上裕子) -
南箕輪中生 落穂拾い米をマリ共和国へ
飢餓に苦しむ人たちのために役立てよう竏窒ニ、南箕輪村の南箕輪中学校(堀田実校長、430人)は15日、自分たちで落ち穂を拾って集めた米をアフリカのマリ共和国に送るため、仲介に立つJA上伊那へ受け渡した。
10月末にあった落ち穂拾いで集めた米と、地域住民からの寄付とを合わせた249キロを送る。1958(昭和33)年から始まった落ち穂拾いは、備品の購入費用にすることなどを目的に実施していたが、生徒の発案で94年から飢餓に苦しむ国へ送ることになった。
JA上伊那では、ボランティア団体を通じて98年から地域の農家などから集めた支援米をアジアやアフリカへ送っている。本年は管内から660キロの米が集まったという。
地区生徒会長の水谷正広君(14)は「生徒としてできることをしたつもり。送った米がお腹を空かせた子どもたちや貧しい人々の生活を支えるものになってくれれば」と話した。
JAの職員に発送する米を受け渡す生徒たち -
東伊那郵便局でスタジオイマイ絵画作品展
駒ケ根市東伊那にアトリエを構える造形作家今井由緒子さんが主宰する絵画教室「スタジオイマイ美術研究室」の受講生らの作品展が同市の東伊那郵便局(小林敏明局長)ロビーで22日まで開かれている。駒ケ根市と伊那市に住む受講生5人がバラやフジなどの花や風景をモチーフに思い思いに描いた油絵、水彩画やちぎり絵などの作品6点を展示。訪れた人たちは待ち時間などに作品に目を向け、1枚1枚じっくりと見入っている=写真。
今井さんは東京芸術大彫刻科卒。各地で展覧会を開催するなど首都圏を中心に活躍中。96年には駒ケ根高原にモニュメントを制作、設置している。 -
箕輪の伝説の大型紙芝居
せせらぎ会が箕輪東小で読み聞かせ箕輪町の箕輪東小学校で12日、読書週間の行事で、朗読ボランティアの箕輪町図書館サークル「せせらぎ会」が、箕輪町の伝説を紹介する大型紙芝居を全校児童に読み聞かせた。
町郷土博物館が10、11月に開いた特別展「みのわの伝説」の関連行事で、せせらぎ会がみのわの伝説を紙芝居で紹介していたことから、児童に地元の話を紹介してほしい-と依頼した。
せせらぎ会の来校は初めて。会長ら5人が「あばれ天竜」「八乙女物語」の2作品を読んだ。児童は、町内の八乙女地籍の名前の由来の話などにじっと聞き入った。
読書週間は11日から19日まで。図書委員会のパネルシアター、母親文庫の劇などの企画があり、毎朝の読書や家庭読書にも取り組んでいる。 -
箏の音色に、園児うっとり
宮田村中央保育園(関礼子園長)で14日、保護者らの有志2人が園児に箏の演奏を聞かせた。アニメやクリスマスソングなど耳なじみの多彩な内容で、園児たちが伝統楽器の美しい音色に親しんだ。
園児の母親である岩永裕子さん=町3区=が、関園長から打診を受けて快諾。指導者の唐澤博子さん=伊那市=とともに同園を訪れ、清らかな箏の音色を響かせた。
となりのトトロや大きな古時計、クリスマスにちなんだジングルベルなど5曲を演奏。
子どもたちは琴の音にあわせて一緒に口ずさみ、体も動かした。
「きれいな音だった」と園児たちは大喜び。特別に箏もさわらせてもらい、弾き方を教わる姿もあった。
岩永さんと唐澤さんは「難しい曲だけではなく、こういう世界もあると知ってもらい、興味を持ってもらえたら」と、目を細めた。
関園長は「保育園で箏を演奏してもらうのは始めて。子どもたちの良い経験になった」と話した。 -
【オペラ歌手 佐野成宏さん】
・ス光り輝く声・スと賞賛されるテノール歌手。世界の各地でオペラやコンサートに出演するなど、多忙な日々を送っている。
「時差ぼけもあるし疲れる。でもやりがいがあって楽しいし、舞台に立って拍手をもらうと疲れも吹き飛ぶ。舞台は生きがいというより人生そのものですね」
◇ ◇
11歳の時、心臓病の手術のため入院していた松本市の信大病院でクリスマス・コンサートがあった。
「プロではなく学生だったと思うが、そのバイオリンの演奏を聴いているうちになぜか涙が込み上げてきて止まらなくなった。病気で不安だったせいもあるかもしれない。でもそれまでにない大きな感動を受けた。音楽が心に語りかけてきた初めての経験だった」
中学2年から合唱部。赤穂高校でも声楽部長を務めたが、卒業後は東京経済大に進んだ。
「家業の燃料店を継ぐつもりだったから。親は大学時代は人生を見極めるための時間だと言ってくれたので、気楽な学生生活を送れた」
学内の合唱部のほか、武蔵野合唱団にも入団していたが、ある時、指導していた指揮者の小林研一郎さんが不意に練習を止めて指差し「君は今何をしているの?」と聞いてきた。
「経済の勉強です」 「そうか…。経済なんかやめて音楽をやった方がいいね」
それまでは好きな歌を楽しんでいただけだったが、音楽という職業も選択肢にあるのだ竏窒ニ気づかされた瞬間だった。
それでもプロを目指すまでには思い切れず、大学はそのまま卒業した。しかしその後、本格的に声楽を勉強しようと決意し、東京音大専修コースを経て東京芸術大声楽科に入学。卒業後はさらにイタリアに留学した。
「本場のレッスンで今までやってきたことが通用するどうか不安だったが、発声は良いと言われ、少し自信がついた。一方で、もっと勉強しないと全然駄目だということも分かった」
アリアを歌う際「音と音がつながらない」と指摘されたのだ。
「レガートというが、言葉をもっとしゃべりのようにスムーズに歌えと言われた。それが難しくてすごく苦労した」
イタリアに住み、腰を落ち着けて練習したが、習得にはその後1年、2年とかかった。
「イタリア語が話せるようになると自然に言われたことが分かるようになってきた。やっぱり本場で勉強することは大切だな、とよく分かりました」
◇ ◇
「幸せだったのは意外とスムーズに自分の道を見つけることができたこと。こんな時代だから夢を持てないという声も聞くが、夢って実は意外と近い所に転がっているんじゃないか。どんなことでもいいから夢を持っていることは大事だと思う。今の夢は超一流のオペラ歌手になること。音楽にはこれで満足ということはない。次から次へと目標を立てながらやっていきたい」。
来年5月23日には駒ケ根市文化会館でコンサートを開く予定。世界で活躍する・ス光り輝く声・スが故郷に錦を飾る。
(白鳥文男) -
箕輪南小で職員劇
箕輪町の箕輪南小学校で12日、読書旬間行事の一環で、職員劇があった。本「もりのクリスマス」を南小バージョンにしたオリジナル「南小のクリスマス」を熱演し、児童を楽しませた。
本を読むだけでなく活用する方法の一つとして劇化することを紹介する目的もある職員劇。職員の個性を生かした台本で、“ニック先生とゆかいな仲間たち”が出演した。国際交流員のニコラス・キンレッドさんがサンタクロースを演じ、先生たちに運動するためのタイマー、赤い目に効くニンジン、眼鏡などをプレゼント。楽しいせりふや動きに児童は笑いながら見入っていた。
劇の前後はニュース番組仕立てで、6年生が協力し、ニュースキャスターや劇中のコーラスなどを担当した。
南小の読書旬間は15日に始まる。校内には読書歴、親子ですすめる本、手紙、制作した本の帯、「椋鳩十」シリーズから自由に選んだ本の感想文など、各学年ごとに工夫を凝らしたテーマで展示発表している。 -
伊那西高校の文芸部4人が全国高等学校文芸コンクールで優良賞に入賞
全国から2万4152点の文芸作品が寄せられた第21回全国高等学校文芸コンクール(全国高等学校文化連盟主催)でこのほど、伊那西高校文芸クラブの4人の作品が優良賞となった。応募総数が1万点以上あった俳句部門で入賞した3年生の唐木まなかさんと、詩部門で入賞した部長の蔡●さんが全国で表彰を受けるのは2度目。表彰式を23日にひかえ蔡さんは「それぞれレベルの部門でレベルの高い人たちが集まってくる場にまた行くことができるのは嬉しい」と笑顔を見せた。
4人の作品は県のコンクールで入賞した後、全国コンクールへ送られていた。
2年生では県のコンクールで最優秀賞となった下平恵さんが短歌部門で、春日千香子さんが詩部門で初入賞。「作品をつくる時は賞に入る入らないは考えていないので驚いた」「全国コンクールに出したことを忘れていたので、受賞はすごく嬉しい」と、それぞれに喜び語る。
俳句部門で入賞した唐木さんの作品「畦焼きの匂いをまとう家路かな」は、生活の中で感じたことをありのままに17音で表現したことなどが評価された。
顧問の伊藤あけみ教諭は「3年生には最後の思い出になるし、2年生には良いステップになる。作品づくりを通じてものの見方も変わってくると思う。そういう見方を大切にしてほしい」と語った。 -
大田切育成会が座禅会
宮田村大田切区の青少年健全育成会は10日早朝、年末恒例の座禅会を北割区の真慶寺で開いた。子どもから大人まで約30人が参加。心を静め、自分と向き合った。
座禅を組み精神を統一。無心の時間を過ごした。「心が洗われた」と参加者。子どもたちも普段にはない・ス静・スの世界を体験し、自身を見つめ直した。
境内の清掃も行ない、朝粥で朝食。心も体も晴れやかに、1年を締めくくっていた。 -
こども相談員新設、子育て支援充実に
乳幼児医療費負担も小学3年生まで引き上げへ宮田村議会12月定例会一般質問は12日開き、受診1回につき300円を超える乳幼児医療費について全額行政が負担する対象年齢を来年度村が独自に、小学校3年生まで拡充する考えを清水靖夫村長が明らかにした。子育て支援は同村政が重点施策として掲げるが、来春教育委員会に設ける「こども室」には、子どもと保護者の悩みなどに専門的に応じる「こども相談員」を配置する考えもあわせて示した。
就学前の乳幼児についての医療費は村と県が半額づつ負担。村は今年度から独自に小学校1年生まで対象年齢を引き上げて、村費で負担している。
村によると現在、上伊那地方で3年生までを対象にしているのは飯島町、箕輪町、南箕輪村、中川村の4町村。
こども相談員は、関連業務の経験者を新規に採用する予定。
保育から小中学校の教育まで一貫した窓口として新設する「こども室」の発足と同じく、来年4月から業務を開始する。
勉強や学校生活の悩み、心の問題、健康上の不安など、園児、児童、生徒、そして保護者のあらゆる相談に乗る。
一般質問の答弁で新井洋一教育長は「住民の皆さんのこども室に対する期待は高く、応えられるよう取り組んでいく」と話した。
また、村教委は宮田中学校でいじめとみられる事例が本年度は2件あったと報告。新井洋一教育長は「いずれも指導の中で解決している」と答弁した。
昨年度は同中で4件あったとも示し、宮田小学校では昨年度1件、本年度は現在までに事例がなかったとした。 -
人気絵本作家飯野和好さんが読み語り
南箕輪村民センターで10日、人気絵本作家飯野和好さんの「おっと、痛快読み語りの旅でぃ、南箕輪宿」があった。親子連れなど約250人が集まり、飯野さんの語りに耳を傾けた。
飯野さんは、絵本「ねぎぼうずのあさたろう」などの著者として知られる。
まわしがっぱに、三度笠で旅に出る主人公あさたろうにちなみ、飯野さんも同じ衣装で登場。伊那市の読み聞かせグループ「パパ’Sプロジェクト伊那」メンバーとチャンバラを繰り広げ、会場を沸かせた。
飯野さんは「本はいろんなことができる。その人によって読み方ができる楽しいもの」と話し、絵本「ねぎぼうず竏秩vをスクリーンに写し出しながら浪曲調の語りで観客を引きつけた。 -
新山小を考える会が市に活動計画提言
伊那市の新山小学校などの存続を願う住民の集まり「新山保育園・小学校を考える会」(若林敏明会長)は11日、市に対し、地区の保育教育にかんする今後の活動計画を提言し、問題解決に向け、行政と協働して考えていく体制を構築することを要請した。
児童数減少で「適切な時期に統合など」との方針を示した市に対し、存続を危ぶむ住民らが9月に会を発足。これまでに連続したワークショップのほか、住民フォーラム、住民アンケートなどを実施し、対策を区民らで協議してきた。
提言した今後の活動計画の内容は、(1)地域の合意形成(2)児童数を減らさない努力と増やす方策(3)自然豊かで小規模校という環境を生かした魅力ある保育教育の実践竏窒ネどの柱で構成。これらの活動を進め、一定の児童数を確保していきたいとしている。
市教育委員会など関係各課の関係者との非公開の話し合いの後、若林会長は「担当関係者らと率直な意見交換ができたが、それぞれの対策が簡単に解決できる課題でないことが分かった。今後も協議してもらえることは確約した」とした。
会は来春、活動計画の一つである、授業や時間外(放課後)の保育・教育を支援する地域住民らによる組織「新山子どもサポーター会議(仮称)」を立ち上げてる考え。「課題を解決する力は住民の結束力と実践活動が一番重要」と話している。
今後の活動計画を関係各課へ報告する若林会長(中央) -
宮田中生徒が総合学習の成果発表
宮田村の宮田中学校は8日、1年間の総合学習の成果を全校や地域に向けて発表する「表現し伝えるプラムデー」を村民会館ホールで開いた。地域などに目を向けて調査、体験してきた生徒たち。地元の人との交流で芽生えた・ス郷土愛・ス、仲間との協力で再認識した友情の大切さなど、机上の勉強では得られない貴重な体験をステージ上で報告した。
今年度同校の総合学習(プラムタイム)は、各学級でテーマを決め実施。地域との交流、人との関わりに主眼を置いた取り組みが大半で、その成果をまとめてこの日に臨んだ。
ふれあいをテーマにした2年3組の「ものづくり班」は、生徒自ら出演するオリジナルの学園ドラマを製作し上映。
撮影時に意見の衝突もあった力作で、その苦労が映像を通じて友人を想う気持ち、団結する大切さとなって現れた。
「宮田村を売りだそう」をテーマに取り組んだ2年2組は、地元の特産品を使って新しい料理開発に挑戦。
交流した生産者の苦労、こだわりを報告し、実際に料理にすることで感じた郷土の豊かさ、地元への愛着を言葉にして発表した。
将来について考えた3年1組。各市町村役場をまわって市町村合併について調べた班の女子生徒は「将来は分からないが、合併せずに村を発展していってほしい」と締めくくった。
会場には多くの村民や保護者が足を運び、発表する生徒たちの姿に目を細めた。 -
地域の伝統をテーマとした創作劇、1月の講演に向けて準備が進む
伊那芸術文化協会は1月21日、地域の伝統文化を題材とした創作劇「伊那の方言劇・やきもち踊りとざんざ節縲怎Lンニョンニョ縲怐vを、伊那市の生涯学習センターで公演する。松山光事務局長は「自分たちの町の伝統芸能を分かり易く伝える舞台劇。若い人からお年寄りまで、多くの人に来場してほしい」と呼びかける。
さまざまな伝統文化の保存会が高齢化する中、若い人にも楽しく分かり易く地域の伝統文化を知ってもらおう竏窒ニ、昨年から初めた取り組み。「羽広の獅子舞をテーマとした昨年は、約300人が来場し、好評を得た。
今年は県の無形文化財民俗資料に指定されている伊那市山寺区の奇祭「やきもち踊り」と、長谷入野谷地域に伝わる伝統芸能「ざんざ節・キンニョンニョ」をテーマに、約1時間の舞台を企画。芸文協のスタッフが書きおろした台本を、県伊那文化会館の付属劇団「南信協同」が演じる。語りにはSBCアナウンサーの久保田祥江さんを迎えるほか、演技中にそれぞれの保存会メンバーによる演舞があるなど、充実した内容となっている。
現在は本番に向けて、台本の練り込みをしながら、演技練習が始まっており、12月に入ってから整理券配布も開始している。
当日は入場無料(ただし、整理券が必要)。開演は午後1時(会場は午後12時半)。
問い合わせ・申し込みは伊那市生涯学習センター(TEL78・5801)へ。 -
箕輪南小で地域のお年寄りとの交流会
箕輪町の箕輪南小学校は5日、地域のお年寄りとの交流会を開いた。地域の伝統文化を次世代に受け継ぐ機会を-と毎年開く会で、学年ごとにしめ縄や、たこ作りなど、お年寄りに教わりながら一緒に楽しんだ。
伝統文化や生活の知恵などを子どもに伝えてもらうと同時に、交流を深めながら子どもの顔も知ってもらい、地域で育ててもらおうと計画。
1・2年生はすいとん作り、3・4年生はたこ作りとたこ揚げ、5・6年生はしめ縄作り。児童の祖父母や地域のお年寄り24人が来校し、学年に分かれて交流した。
1・2年生は学級園で育てた大根や人参を使って、すいとんを作った。お年寄りと一緒に児童が野菜を切ったり、すいとんの作り方を教えてもらった。福与区の敬老会でダンスを披露したときの“おひねり”で買った肉も加え、味付けはしょう油と味噌で、各班ごとに味の違いが楽しめるすいとんが出来上がった。児童はできたてのすいとんを何杯もお代わりしてお腹いっぱい食べた。
2年生の児童の祖母、那須サチ子さんは、「女の子たちが包丁を使うのが上手だった。いつも畑ばかり行ってるから、交流会はとても楽しい」と話していた。 -
旭光カメラクラブ写真展
56年の歴史を持つ旭光カメラクラブ(吉村昇代表、13人)は「2006旭光写真展」を10日まで駒ケ根市立博物館で開いている=写真。上伊那在住の会員11人がそれぞれの思いを込めてこの1年間に撮影した作品35点が展示されている。いずれも自然の風景や花、人物などが見せる一瞬の表情を見事に切り取った力作ぞろい。
訪れた人たちは作品の美しい色彩と描写に感心した様子で、近寄ったり離れたりしながらじっくりと見入っていた。
午前10時竏柱゚後6時(最終日は午後5時)。入場無料。