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もっと野鳥とふれあいたい
宮田小1年2組、イメージふくらませエサ台づくりに宮田村宮田小学校1年2組は、野鳥を目の前で見たいと取り組みを始めた。28日は日本野鳥の会の小口泰人さん=駒ケ根市福岡=を迎え、村周辺に生息する野鳥の生態をビデオなどで学習。どのようなエサ台を作れば鳥たちが寄って来るか、考えをふくらませた。
同学級は5月と10月に、県野生鳥獣救護ボランティアも務める小口さんから保護しているフクロウなどを見せてもらい、野鳥に興味を持った。
しかし、普段の生活では野鳥を見ることが難しく、児童たちは「もっと目の前で見てみたい。鳥に近付くには、どうしたらいいんだろう」と疑問が深まった。
小口さんにお願いして、野鳥と接する方法をアドバイスしてもらうことに。この日は、弱い鳥、強い鳥で食べるものも違えば、エサの取り方も様々であることを学んだ。
台を作ったり、吊るすなどエサによって近付く方法があることも知ったが、小口さんは「どんな風にしたら鳥が来るか、一人ひとりアイデアを考えてみて」と呼びかけた。
今後は各児童が工夫してエサ台を作成し、家庭に設置する予定。さらにみんなで協力して校内にも設け、鳥との距離を近づけようと子どもたちの夢は広がっている。 -
駒ケ根市民音楽祭
第40回駒ケ根市民音楽祭が26日、駒ケ根市文化会館大ホールで開かれた。市内で活動する24グループが出演し、合唱に器楽演奏に日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
小・中学生では赤穂小合唱部、赤穂南小合唱団、中沢小合唱団、赤穂中3年6組がそれぞれ透き通った美しい歌声を響かせたほか、赤穂南小金管バンド、赤穂中吹奏楽部は吹奏楽を、赤穂中3年8組は筝の演奏を披露して大きな拍手を受けていた。 -
来年の干支を見に行こう、宮田小2年2組
イノシシの姿目に焼きつけ、年賀状に宮田村の宮田小学校2年2組は27日、来年の干支(えと)であるイノシシを見学に駒ケ根市東伊那の飼育園地を訪れた。年賀状にイノシシの絵を描こうと観察したもので、児童たちは目を凝らして姿を追った。
ある児童の親類が飼育していたことから、イノシシとの対面が実現。子どもたちの大半は初めて見る本物の迫力に「大きい」「かわいい」と歓声をあげた。
柵ごしだが、子どもたちが近寄ると、5頭ほどのイノシシは猛ダッシュで飼育園内を右往左往。
それでもしっかりと目に焼きつけ、まだ幼いことから立派な牙(きば)がないことなど、短時間で集中して観察した。
同学級は昨年も今年の干支である犬を観察して年賀状を製作。今年も近く、絵を描き始める予定だ。 -
宮田小2年中原さんが牛の絵で県知事賞
宮田村宮田小学校2年の中原未帆さん(9つ)=南割区=の牛の姿を描いた絵画作品が、「第21回くらしと牛乳、牛さんありがとう絵画コンクール」(県牛乳普及協会主催)で県知事賞を受賞した。
クラス全員で村内の牧場へ出かけ、牛を観察した時に描いたもの。背中の凸凹感など、草を食べている牛の姿を伸び伸びと、描いている。
コンクールには898点の応募があり、中原さんを含む金賞受賞者12人の表彰式は2日に長野市で開かれる。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」が大鹿村大磧神社で伊那路歌舞伎シーンを撮影
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」の撮影が26日、大鹿村大河原の大磧神社舞台で行なわれた。地元の大鹿歌舞伎(映画では伊那路歌舞伎)の上演シーンを撮影した。上下伊那の住民500人余が観客役で出演し、後藤監督の指示のもと、タイムリーな掛け声、即興の野次、花を投げたり、時には笑い転げるなど大熱演で、映画を盛り上げた。
村歌舞伎の演目は平賀源内作「神霊矢口渡」の「頓兵衛住家の段」。美丈夫の新田義峰役の役者が花道をしすしずと登場すると、客席から「待ってました!」「いい、男!」と声が掛かり、矢口の渡し守、頓兵衛の娘、お舟には「ほれちゃだめよ」と、すかさず野次、バラバラと花も飛んだ。
また、熊谷直実が大見得を切ったとたん、かつらが落ち、客席に転げるシーンもあり、エキストラ500人は文句無しの大笑いを演じて、後藤監督も大満足、1回で「ОK」が出た。
参加者は自前や借り物の銘仙の着物、もんぺ、半てん、詰襟学生服、セーラー服など昭和10年代の服装で参加。「本番」の声が掛かり、カチンコが鳴ると緊張するが、準備やテスト時は、酒を酌み交わしたり、お菓子をつまんだりと、ロケを楽しんいた。
家族4人で参加した飯島町七久保の竹沢綾子さんは「たんすの肥やしになっていた着物が日の目を見た。勇気を出して、出て良かった」。大鹿村の近藤元さんは「いつもの大鹿歌舞伎の雰囲気が出ている」と話していた。 -
民話とハーモニカミニコンサート
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は06年度親子・子どもふれあい事業の11月の巻として25日「民話とハーモニカミニコンサート」を同館で開いた。赤穂公民館の講座が母体となって昨年結成された「はつらつハーモニカクラブ」と、東伊那公民館の講座生らでつくる「おはなしを語る会」のメンバーらが出演し、それぞれ見事な語りと演奏を披露した。
駒ケ根ハーモニカクラブは『夕焼けこやけ』『赤とんぼ』『里の秋』など童謡を中心に郷愁を誘うやわらかな音色で合奏を奏でた=写真。おはなしを語る会は4人が代わる代わる登場して『仁王様の夜遊び』『雪女』などの民話を情緒たっぷりに語った。聴衆は目を閉じて語りやハーモニカを聴きながら晩秋の静かなひとときを楽しんでいた。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」が飯島陣屋でロケ
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」のロケが25日、飯島町の信州飯島陣屋で行なわれた。
この日は陣屋の一室を歌舞伎練習場(歌子の家)に見立てて、少女歌子が少年雪夫と踊りの練習をするシーンを撮った。歌子役の兼尾瑞穂さん、大島空良君(雪夫役)のほか、歌子の養父で浄瑠璃の師匠、東浦鶴太夫役の赤塚真人さん、クラスメイトの子役5人が出演。
歌子と雪夫が「梅川・忠兵衛」を情緒たっぷりに踊り、赤塚さんはいぶし銀の演技で、慈愛と厳しさに満ちた父親、師匠役を演じた。
この日はこの冬1番の冷えこみだったが、陣屋前には、身近で行なわれる映画撮影を見学しようと、近所の住民らが集まり、ストーブで暖を取りながら、興味津々の様子で見入っていた。
26日は大鹿村大碩神社舞台で、村歌舞伎の上演シーンを撮影する。飯島町民をはじめ、地元住民500人が観客の役で出演する。
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高教組上伊那支部が教育基本法改正反対を訴えるチラシ配り
長野県高等学校教職員組合上伊那支部は24日、伊那市駅前ビル「いなっせ」周辺でチラシ配りを行い、今国会の最重点法案とされている教育基本法の改正法案の廃止を訴えた=写真。
野党の強い反発の中、与党の単独採決で衆院を通過した改正法案は今月17日に参院入り。野党の強い反発により一時審議がストップするなど、与野党の対立は深まっているが、今国会での成立を目指す与党は会期延長も視野に入れて動いている。
それに伴い、教育基本法を守ることを目的とする県内の団体などでつくる「教育基本法を活かす県民ネットワーク」は、23縲・6日、各地で改正法案反対を呼びかけるPR活動を実施。その一環として、同支部は駅前でのPRを行った。
この日は、8校から代表者約15人が参加。道行く人たちに改正法案反対を強く訴えた。田中聡書記長は「改正法案は憲法9条を改正するための足がかり。法案が通れば、国の考え方を教育で縛るようなことが可能となってしまう」と話していた。 -
宮田中若草学級、笑顔で接客交流深め
宮田村宮田中学校の自律学級「若草学級」は23日、村民会館で開かれた心の健康を考えるつどいに参加。陶芸、木工など自身の作品を販売し、会場を訪れた多くの人たちと交流を深めた。
学校で汗して拾い集めたギンナンも人気。買い求める人との会話しながら、3人の生徒が接客に励んだ。
「ありがとうございました」と元気で清々しいあいさつ。訪れた人たちも笑顔で、生徒たちとのふれあいを楽しんでいた。 -
白心寺でコンサート
響き渡る音色と歌声に阿弥陀様もうっとり?!‐。宮田村町2区の浄土宗・白心寺は23日、同村を拠点に活動する弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」のバイオリン奏者浅井万水美さんら国内外で活躍中の演奏家、声楽家4人を迎えオペラ公演を開いた。十夜法要記念のコンサート。檀家に加え地域住民も数多く集まり、一流の音楽を堪能した。
浅井さんはアンサンブル信州でコンサートマスターを務めるなど、実力ある演奏家。
今回は仲間でチェロ奏者の城戸春子さん、テノール歌手の田代誠さん、ピアノ奏者の腰塚賢二さんと組んで公演した。
本堂に集まった約150人の聴衆を前に、宮田小中学校の校歌など耳なじみの曲からスタート。ムーンリバーといったジャズの定番から、サン=サースの白鳥まで、幅広い楽曲で会場を楽しませた。
同寺の山田弘之住職はアンサンブル信州の運営に協力するなど、音楽文化の地域定着に尽力している。
今までも雅楽など本堂で6回の演奏会を開いてきたが、アンサンブルメンバーによるものは2回目。浅井さんは「宮田を訪れると、、いつも我が家に来たような気分になる」と話し、熱心な地元のファンに音楽の楽しさを伝えていた。 -
箕輪西小古田人形クラブ結成15周年記念行事
古田人形を語る会箕輪町の箕輪西小学校古田人形クラブの結成15周年を記念して22日夜、古田人形を語る会が西小であった。現役クラブ員、卒業生で箕輪中学校の古田人形部員、古田人形芝居保存会員ら33人が集まり、クラブの活動や人形芝居を語り合った。
古田人形芝居は上古田地区を中心に江戸時代から伝承されてきた人形浄瑠璃。79年に箕輪中学校に古田人形部ができ、92年に箕輪西小にクラブができた。03年には善行青少年、青少年健全育成功労者内閣官房長官賞を受賞した。
クラブは毎月3回程度、保存会員の指導で練習し、校内発表会や12月の古田人形芝居定期公演で「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を発表する。今年は4年生から6年生までの13人が活動。17日には15周年記念公演をし児童、保護者、地域住民ら約200人が鑑賞した。
児童は「足の高さや歩くとき、人形の気持ちがわかるようにというのが難しかった」「教えてもらってなんとかできるようになった」「来年もやりたい」など思いを発表した。
保存会員は「芸に完結はない。それが魅力。一生の趣味という気持ちで続けてくれたらなと思う。ぜひ継続して仲間に入ってきてくれることを希望している」と、クラブの児童による古田人形芝居の継承に期待を寄せた。 -
小沢さちピアノリサイタル
伊那市出身のピアニスト小沢さちさんのピアノリサイタルが22日夜、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMORで開かれた。伊那市の人材教育・派遣業ワーク・トラスト主催。約100人の聴衆が集まり、小沢さんの奏でるベートーベン、ショパン、ブラームスなどの名曲の調べに酔った。小沢さんは曲の合間に語りも披露。「ピアノを弾く時、以前は間違えないように、などと考えながら弾いたものだったが、最近は作曲家の人生に思いをはせながら弾くようになった」などと笑顔で語り掛けた。
小沢さんは伊那北高、桐朋学園大ピアノ科卒。同大弦楽器伴奏研究員修了。現在同大付属音楽教室講師。ソロ、室内楽コンサートのほか、内外の演奏家の伴奏やなどに活躍中。 -
箕輪中学校安全願い隊発足
箕輪町の箕輪中学校で22日夜、生徒の安全を見守る保護者やボランティアの「安全願い隊」が発足した。町内5小学校は、みまもり隊組織がすでに活動しており、箕輪中の発足で町内全小・中学校で子どもを見守る体制が整った。
各クラスの正副学級PTA会長とボランティア8人の計46人でスタート。生徒の登下校時間帯に通学路に出て安全を見守る。都合のつく時間帯で目安は登校が午前7時から8時、下校(冬期)は午後4時45分から6時ころ。登校時は交通安全、下校時は不審者や交通安全を中心にし、特に自宅近くの通学路で人通りが少なく見通しが悪い場所、交通量が激しく危険な場所に立ったり、学区内を散歩する。
隊員は町安全みまもり隊連絡協議会が用意した腕章と帽子を着用する。
発足の会では、隊員を委嘱し、活動を確認。PTA会長は「生活や教育全般で何気なく、そして深くつながることで地域がつながる。この会が子どもと地域がつながる絶好の機会になればと思う」とあいさつした。 -
おしゃべりミュージックコンサート26日に
音楽指導者でつくる宮田ミュージックサークル(MMC)は26日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを宮田村民会館で開く。メンバーによる演奏のほか、指導する同村の「サタデーシンガーズ」、飯島町の「音のカーニバル」の子どもたちがオペレッタを上演。本番に向けて練習に励んでいる。
コンサートは3部構成で、1部のオペレッタ「最終列車のあとで」は28人の児童が出演。宮田駅に季節を運んでくる列車をイメージし、楽しい歌声に乗ってストーリーが展開していく。
子どもたちは本番に向けて熱心に練習。最高の舞台にしようと、気持ちをひとつにして取り組んでいる。
2部はモーツアルトの名曲を特集し、3部はテレビ、映画、CMなどでおなじみの曲を演奏。MMCのメンバーがピアノ、声楽、フルート、三味線など、多彩な楽器でコラボレーションを繰り広げる。
「子どもたちの元気なオペレッタに、聴き慣れた曲の数々。多くの人に足を運んでもらい、みんなで楽しみたい」とMMCの瀧澤智恵子代表は話す。
チケットは5百円。問い合わせは村民会館85・2314まで。 -
白心寺で十夜法要
宮田村町2区の浄土宗・白心寺(山田弘之住職)は23日、十夜法要を営んだ。檀家を中心にした小学生12人が稚児となり、礼賛舞(らいさんまい)を奉納。先祖を供養し、五穀豊穣、安心した暮らしができることに感謝した。
同寺では毎年、礼賛舞を十夜法要にあわせて奉納。今年も小学3年から6年までの女子が稚児の衣装に着飾り、会場に集まった約100人の檀家の前で堂々と披露した。
十夜法要は同宗派の3大法要のひとつ。かつては陰暦の10月5日から十日十夜続けたことから、その名が付いた。今は農作物の収獲時期とも重なるため、天の恵みに感謝する意味も込められている。 -
伊那ビジネス専門学校 来春新コーススタート
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三澤清美校長)は22日夕方、パソコンの高度な操作技術などを習得する新コース「パソコンエンジニア」を来年4月から設けることを発表した。同コースは、高度な技術を持った人材を求める、地域企業が増えたことへ対応するために設置した。
従来のワード、エクセルなどのアプリケーションソフトの習得のほか、パソコン本体のネットワークプログラムの設定、情報システムの開発サポートなどの基礎知識を2ヵ年で学習。一般教養、マナー、簿記などもカリキュラムに組まれている。
就職に向け、「初級システムアドミニストレータ」「MOS検定(マイクロソフト認定技術資格)」など、専門的な資格習得の支援もする。
伊那ビジネス専門学校では、新コース設置のほか、来年度新入生の募集に向け、特待生制度を設けたり、校内のバリアフリー化をするなど、地域に愛される学校づくりに取り組んでいる。
入学希望などの問い合わせは、同専門学校(TEL76・2260)へ。
新入生募集を呼び掛ける新コース「パソコンエンジニア」の担当講師 -
上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展
第33回上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展は23日、伊那市の市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで始まった。上伊那の小中学校と伊那養護学校の46校の生徒・児童約400人が図画工作、習字など260点を出品している=写真。27日まで。
子どもたちの表現活動の発表の場として設けた展示会で、地域住民に障害者に対する理解を深めてもらうなどの目的。関係者によると、この作品展を励みに、制作に取り組む児童・生徒らは多いという。
折り紙のパンダやゾウなどの動物、厚紙のビルや電車で「みんなの町」を作った共同制作品、野菜や紙粘土で表現した恐竜の模型などを出展。それぞれが楽しみながら制作した様子がうかがえる、個性豊かな展示に来場者の足が止まっている。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。 -
飯島地区教育懇談会
飯島中学校で20日夜、飯島地区教育懇談会があり、保護者や教諭ら40人余が全体会と分科会で、ニートなど教育問題について意見交換した。県教職員組合上伊那支部主催。
全体会で、飯島中学校の米山隆司教諭が「いじめや不登校など子どもに関わる問題が山積している。子どもたちの環境をより良いものとするように一緒に考え、語り合おう」と開催趣旨に触れてあいさつ。
続いて、赤穂東小学校の丸山元資教諭が、同支部児童・生徒理解専門委員会が9月に実施した「子ども・保護者の就業意識調査」結果について説明し、問題提起した。
この中で、丸山教諭は「就きたい仕事、就かせたい仕事」について、小学生男子は運動、スポーツ、女子は芸能、マスコミが多いが、中学生になると減っている。小学生男子に多い技術、技能、女子に多い医療、福祉は中学生になるとさらに増えている。これは自分の将来を現実的に考えるようになったからだと思われると分析。
また「仕事を選ぶ条件」に子ども、保護者ともに興味、関心ややりがいを重要視している。男子は中学生になると「お金を稼ぐこと」も大切だと考え、女子は小、中学生ともに「社会や人に役立つこと」に意味を見出している。
「親の仕事を知っているか」については、ほぼ知っているが、働いている親の姿を見たことがある子どもは半数。親と同じ仕事に就きたいという子どもは少ない。同様に同じ仕事に就かせたいという父親、母親も少ない。ほぼ半数の父親、母親は自分の仕事に就かせたくないと思っているとした。
最後に「子どもたちは仕事にたいする興味があり、やってみたい仕事に思いを馳せ、親の職業も良く知り、自分の将来を小中学生のうちから考えている」とし、子どもたちの働く意欲につながる6カ条に(1)仕事の内容について話しをする(2)職場を見せる(3)やたら物を買い与えない(4)家事を手伝わせる(5)子どもと一緒に何かを作る(6)よくほめる-を挙げた。 -
伊那西高校で公開講座
伊那市の伊那西高校で18日、公開講座があった。地域住民など約100人が参加し、それぞれが関心のある分野について学んだ。
地域の生涯学習の一端を担うことを目的として始まった取り組みで4年目。姉妹校の飯田女子短期大学などからも講師を迎え、日常生活で使える内容などを充実させている。今年は健康、パソコン、編みもの、体操などの7講座を開講した。
飯田女子短期大学の平山恵美子助教授は、「あなたの健康問題竏註謔クは自分の身体を知ろう竏秩vと題して、メタボリックシンドロームと高血圧、高脂血症などとの関係を解説。その後、参加者自身に血圧や血糖値を測定してもらい、適性数値との比較をした=写真。
25日は伊那西高校卒業生で現在はNHKのテレビ体操でアシスタントなどをしている有賀暁子さんによる「正しいラジオ体操!!竏註g体にうれしいその効果竏秩vや、歎異抄について学ぶ「歎異抄のこころ4」を開講する。午後2時縲恁゚後3時半。受講無料。
問い合わせは伊那西高校(TEL72・4091)へ。 -
落ち葉たきコンサート
上伊那地区の小学校などの合唱団と伊那文化会館付属ジュニアオーケストラによる「落ち葉たきコンサート」が19日、伊那市生涯学習センターホールであった。子どもたちの音楽会で、これまでの練習の成果を存分に発揮し、楽しみながら演奏した。
NPO法人クラシックワールド主催で今年で3回目。出演は伊那小学校、赤穂南小学校、伊那東小学校、高遠小学校の各合唱団、いな少年少女合唱団、ジュニアオーケストラ。
合唱団は1校15分の持ち時間で、今年練習してきた曲を熱唱。ジュニアオーケストラは3曲を披露した。
最後はジュニアオーケストラとステージに立った高遠小合唱団、会場全体で「翼をください」「夢の世界を」の2曲を演奏し、子どもたちが音楽を通して交流した。 -
駒ケ根マンドリーノ定演
駒ケ根市を中心に活動するマンドリンクラブ「駒ケ根マンドリーノ」は18日夜、第27回定期演奏会を同市の文化会館大ホールで開いた。ステージには約30人の団員のほか、飯田マンドリンクラブ、信州大マンドリンクラブ、駒ケ根市民吹奏楽団のメンバーなどが加わった総勢約60人が登場。クラシック、ポピュラー、童謡など内外の十数曲を次々に演奏した=写真。マンドリン独特のきらびやかで繊細な響きにギターやコントラバスが厚みを添えた見事なアンサンブルがホールいっぱいに響き、訪れた聴衆はうっとりと聴き入っていた。
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宮田中PTAに文部科学大臣賞
親子の絆、足元から見つめ直す取り組み評価保護者と子どもが手紙交換する「親子レター」を企画するなど、親子の絆を深める積極的な取り組みが高く評価され、宮田村宮田中学校PTAが優良PTAとして文部科学大臣表彰を受けた。関係者は受賞を喜びつつ「家庭でのコミュニケーションを大切にし、学校、地域とも連携して、さらに絆を深めていきたい」と足元を確かめている。
同PTAは学校美化作業やレクリエーションなど、親子一緒に汗を流す事業を毎年企画。「親子レター」も3年前から始めた。
年に1回は親と子が手紙を書き、交換するもの。小田切元治同PTA会長は「親も子も口では言えないことを、手紙にすると気持ちを現せる部分も多い」と話す。
17日に東京都内のホテルで表彰式があり、小田切会長と堀井健一前会長が出席。20日夜は同中を訪れ、新津吉明校長、新井洋一教育長に受賞報告した。
「親子レターが、行ったきりのダイレクトメールにならないよう、家庭内のコミュニケーションを見つめていきたい」と掘井さん。
新津校長は「学校だけでは解決できない問題も山積。連携プレーで、さらに信頼関係を強めていければ」と話した。 -
ビオラの音色で・ス世界旅行・ス
宮田村を拠点にした弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」で音楽芸術監督を務め、世界的なビオラ奏者の兎束俊之さんの演奏会が19日、同村民会館であった。各国の名曲を集め、約400人の聴衆は音楽で・ス世界の旅・スを満喫した。
アンサンブル信州の特別演奏会「ビオラベストコレクション縲恊「界音楽紀行縲怐vと題して開き、兎束さんが教授を務める東京音楽大学講師の広瀬宣行さんがピアノで参加した。
バッハ(ドイツ)、モーツァルト(オーストリア)、ショパン(ポーランド)、チャイコフスキー(ロシア)など、世界の著名作曲家の名曲を次々演奏。
滝廉太郎の「荒城の月」、古謡の「さくらさくら」で締めくくった。
ビオラとピアノの繊細な音色で繰り出す耳なじみの曲の数々は、会場を圧倒。子どもたちの姿も多かったが、じっくりと聴き入っていた。 -
リンゴ生産者とジャム作り交流 春富中
伊那市の春富中学校の1年生(5クラス・計160人)は14、15、20、21日、各クラスごとの日程で、地元のリンゴ生産農家の伊藤豊子さん(75)との交流「地産リンゴで旬の果物を味わう調理計画」で、りんごジャムづくりをしている=写真。
生産者と共に地産農作物を味わい、交流を深める目的。昨年度までの3年間は、県の地産農作物の普及事業で伊藤さんと交流していたが、本年度は事業が終わったため、伊藤さんの好意でリンゴの提供を受けて開いた。
技術・家庭科の城倉徳子教諭がリンゴジャムの作り方を説明してから、生徒らがリンゴを細断し、水や砂糖と一緒に煮込んでいった。自宅では包丁も握らないという、田畑祐貴君(13)は「家族に味わってもらいたい」と味に満足していた。
伊藤さんは「含まれているペクチンは病気への抵抗力がある」などと、リンゴの栄養価を解説。リンゴを育てる生産者の思いについても話していた。 -
井口(旧姓小林)深雪さんが講演
飯島町の飯島中学校で15日、今年3月イタリア・トリノで開催されたパラリンピックの金メダリスト、井口(旧姓小林)深雪さん(33、視覚障害者=を招き、教育講演会を開いた。全校生徒と保護者約百人が聴講した。
講演に先立ち、プロジェクターでバイアスロン競技について理解を深め、トリノパラリンピックでの井口さんの活躍を映したビデオを鑑賞した。また、壇上で、10メートル離れた位置に腹ばい、2・5センチの的を打つバイアスロン射撃を実演、見事的中させ、並外れた正確さと集中力に感嘆の声が上がった。各学年の代表生徒3人と小林孝行教諭も挑戦、惜しくも的中できず、競技の難易度の高さを示した。
「私の歩んだ道」と題した講演では盲学校での恩師との出会い、バイアスロンを始めたきっかけから話し始め、トリノのロングで金、ショートで銀の2個のメダルを取れたことに触れ「23歳から目標を持ち、10年掛けて、頑張ったことが結果につながった。目標を達成するには時間が掛かる。メダルを取ったのは自分だが、両親の思い、ガイドの小林卓司さんや恩師、裏方で支えてくれた色々な人のお蔭で取ることができた。自分1人の力では勝つことはできない」と話し「友だちを大切に、両親とよく話し、夢や目標に向かって、一生懸命頑張り、やり抜いて」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会チャリティ芸能祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は17日、第9回チャリティ芸能祭を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約360人が集い、単位クラブごとに歌や踊りなどの出し物を披露し合って楽しんだ=写真。開会に先立って、会員らの参加費から経費などを差し引いた6万円が駒ケ根市社会福祉協議会に寄付された。
ステージには会員らのグループが次々に登場して民謡や歌謡曲、童謡などを歌ったり曲に合わせて踊ったりしたほか、三味線や太鼓などの見事な演奏を披露した。演奏が1曲終わるごとに会場のあちこちから「うまい」「いいぞ」などと大きな声援と拍手が飛んでいた。 -
小学校に自殺予告メール届く
伊那市内の小学校に16日朝、自称中学2年生から「死のうと思います」と、実行日17日午後5時を指定した自殺予告メールが届いた。市教育委員会は「(調査の結果)生徒を特定できなかった」としながらも、午後6時50分時点で、該当すると思われる中学校の2年生全員の帰宅を確認した。
メールは15日午後0時41分、携帯電話から小学校のパソコンに送信。メールには「中2です。小学校5、6年といじめにあって、先生にも伝えたけれど、聞いてもらえなかった。冷たいあの時の先生を困らせるために死のうと思います」とあった。
校長がアドレスに返信したが、すでに消され、連絡が取れなかった。携帯電話会社に依頼し、発信元を追跡している。
市教委によると、該当中学生約70人に対し、担任らが携帯電話の有無、いじめなどについて聞き取ったが、当時のいじめの報告はなく、当時の担任などからも「思い当たる節はない」と報告があった。
該当すると思われる中学校では17日朝、全校集会を開き、校長が生徒に命の大切さを訴えるなどの対応を取った。生徒たちは午後4時半まで学校にいたあと、担任の付き添いで下校した。
北原教育長は「各校へいじめには注意を払ってほしいと指示している。今後、いじめや虐待の相談体制を取りたい」と述べた。
いたずらの可能性があることについて、該当中学校長は「(いたずらであれば)教育活動を阻害することであり遺憾」とした。
メールを送信したと思われる中2生徒の出身小学校によると、5、6年生時に同生徒とかかわった教員から聞き取りをしたが、いじめの事実はなかったという。同校長は「これがいたずらであってほしいのが本心」と話している。 -
上伊那地区教育懇談会
県教職員組合上伊那支部が主催する06年度上伊那地区教育懇談会が15日夜、駒ケ根市の赤穂南小学校を会場に開かれた。同市竜西地区の小中学校PTAや教職員など約100人が参加し、学校や家庭での教育のあり方や問題点などについて意見を交わした。
今年度のテーマは「子どもたちに素晴らしい未来を贈るために」。全体会では問題提起として伊那養護学校の教諭らが問題点を報告したほか、上伊那教育白書で取り上た子どもや親に対するアンケートの結果についての報告などが行われた。
4分科会に分かれての討論で参加者らは「褒めることが大切なのはよく分かるが、いけないことを見逃さずにしかることはさらに大切」「欲しい物を買い与えられることに慣れているために我慢ができない子が多い。それがいじめやニートの問題にもつながっている」などと真剣な表情で意見を出し合っていた=写真。
懇談会は29日まで上伊那各地の15会場で開かれる。 -
小中学生の税に関するコンクール入選者決まる
小中学生を対象にした税に関する書道、標語、作文コンクールで、宮田村関係分の入選者が決まった。標語で、宮田中3年の澤下久仁香さんが伊那税務所長賞(優秀)を受賞。書道で宮田小6年の新井美香さん、作文で宮田中3年の所沢奈々さんがそれぞれ伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞に輝いた。
租税教育推進協議会、納税貯蓄組合連合会などが主催。
今年は村内から中学生の標語292点、作文14点、小学生の書道に323点の応募があった。作文を除く入賞作品は村役場ロビーに展示している。
入賞者は次の皆さん。
【小学生書道】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=新井美香(6年)▽同銀賞=草間洵奈(同)小田切雄、村沢茉美(以上5年)安田彩華(4年)
【中学生標語】▽伊那税務署長賞優秀=澤下久仁香(3年)▽同佳作=小野ちはる、浜田康貴(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=北原加奈(同)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=大澤すずみ(同)▽宮田村租税教育推進協議会長賞=芦部俊也、保科蘭、上田成剛(以上3年)田中大貴(2年)高坂栞(1年)
【中学生作文】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=所沢奈々(3年) -
園児に生音聴かそうと、父親バンド保育園で初ライブ
パパの演奏、カッコイイ‐。宮田村東保育園に我が子が通う父親4人が、園児たちに生の音楽を聴かせてやりたいとバンドを結成した。15日の園児誕生会で初演奏。耳なじみの曲に、子どもたちも・スノリノリ・スでライブを楽しんだ。
ギターの松田陽平さん、清水雅樹さん=ともにつつじが丘区=、ベースの小沢英治さん、ドラムの宮本雄一さん=ともに町1区=でバンドを組み、その名も「DaddyFour」(父親4人衆)。
父親参観の時に学生時代にバンドをやっていた話で盛りあがり、意気統合した。
この日の誕生会には、ギターとベースの3人が出演。大塚愛やゆずのヒット曲などを演奏した。
最初は大きな音に目を丸くしていた園児たちだが、耳なじみの曲に体を揺すったり、手を叩いたりして満喫。友達と手をつないでダンスする姿もあった。
「初めは不安だったけど、こんなにみんな
喜んでくれて」と3人。「普通にバンドをやるだけでは、子どもたちとのふれあいはできなかったはず。このような機会を与えてもらって、本当にうれしかった」と話した。
今後も練習を続け、保育園や地域の行事など出演したい考えだ。