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箕工、多部制・単位制の校名を募集
高校改革プランの実施計画に基づき、09年度から移行する新しい多部制・単位制高校の設置準備を進める箕輪工業高校将来計画準備委員会は、新しい学校の校名と校歌、校章に関する意見を広く一般から募集している。 新知事に代わり、高校改革についてもさまざまな議論が取りざたされている。しかし、箕輪工業高校では従来から、新しい形態である「多部制・単位制高校」を理解してもらうには周知に時間をかける必要があるとして、速やかな準備を進めている。
校名などを一般から募集する背景には「新しい学校を地域の声によってつくっていきたい」という願いが込められており、これまでの箕輪工業高校同様、地域と共に根ざした学校づくりを目指す。
校名は、校名案とその命名の理由を明記し21日から9月19日までに、校歌・校章については具体的意見を明記して21日から12月29日まで募集する。
応募は郵送、FAX、電子メールで行い、住所、氏名を明記すること。
応募は、学校関係者と箕輪工業高等学校の未来を育てる会の小委員会が審査・選考する。
問い合わせは箕輪工業高校内将来計画準備委員会(TEL79・2140)へ。 -
武蔵野音大管弦楽団演奏会9月に
武蔵野音楽大学管弦楽団の演奏会が9月9日に駒ケ根市文化会館大ホールで開かれる(主催・同大、駒ケ根音楽文化協会など)。指揮者は同大客員教授でハンガリー国立劇場、ザルツブルク祝祭管弦楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団で指揮をするカールマン・ベルケシュ。ピアノ独奏は同大4年の園田紘子。演奏曲目はビゼー『カルメン』から第1、第2組曲、ショパン『ピアノ協奏曲第2番』、ムソルグスキー『展覧会の絵』。
午後6時30分開演。全席自由、一般2千円、小・中・高校生1500円。チケット取り扱いは駒ケ根市文化会館(TEL83・1130)など。 -
中学生伝統の夜店今年も
大田切区納涼祭賑やかに宮田村大田切区納涼祭は15日夜、同区集落センターで開いた。区と分館、育成会でつくる実行委員会の共催。20数年前に住民が手づくりで始めた祭りだが、今年も地元の中学生が軽食や金魚すくいなどの夜店を出店し、夏の夕べを盛り上げた。
中学生による夜店は祭りが始まった当初から続く伝統。今年も育成会と一緒になって、祭りを盛り上げようと準備段階から協力した。
焼きそばに五平もち、フランクフルト。金魚すくいやヨーヨーなどはチビッコの人気も集めた。
買い求める客に「ありがとうございました」と元気良くあいさつする生徒たち。多くの住民とふれあいながら、一生懸命に汗を流していた。
盆踊りや有志によるハーモニカの演奏などもあり、子どもから高齢者まで誰もが満喫。夏の思い出を地域みんなでつくり、田畑睦夫区長は「今後も末永く祭りを続け、親睦を図っていきたい」と話した。 -
新田区盆踊り
宮田村新田区の盆踊りは14日夜、農業者体育館駐車場で開いた。老若男女が踊りの輪をつくり、伝統の行事に親しんだ。
公民館分館(春日豊分館長)の主催で約200人ほどの区民が参加。新宮田音頭のほか、伊那節、木曽節などを輪をつくって踊った。
子どもたちには綿菓子やかき氷、大人にはビールやお酒のサービスもあり、祭り風情も満喫。ご近所同士、ふれあいも深めていた。
15日夜には北割区でも盆踊りがあった。 -
駒ケ根ベンチャーズライブ
駒ケ根市近郊在住の50歳代男性5人でつくるオヤジバンド「駒ケ根ベンチャーズ」のライブが14・15日夜、駒ケ根市中央の野外特設ステージで行われた。1960年代に世界的なエレキブームを巻き起こしたベンチャーズの往年の名曲をはじめ、加山雄三のヒット曲や演歌など38曲を次々に演奏=写真。得意の「テケテケ」サウンドを商店街に響かせた。
同バンドは少年時代にベンチャーズにあこがれたメンバーが約10年前に結成。今や各地のイベントなどに引っ張りだこの人気バンドとなっている。駒ケ根の商店街でのライブはお盆の定番となっている。 -
夏を書く描く展
駒ケ根市の駒ケ根高原大沼湖畔の森のギャラリー「Komorebi」(こもれび)で伊那市御園の書家で手描き染め作家の宮下梨花さんの作品展「夏を書く描く展」が21日まで開かれている。「銀河」、「向日葵」(ひまわり)、「夕焼け」などの書作品と、草花を描いて染めたTシャツやブラウスなど、夏をイメージさせる作品約40点を展示している=写真。宮下さんが主宰する「蒼花会」の会員らの作品も併せて展示、販売している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。問い合わせはギャラリーを管理している喫茶「エーデルワイス」(TEL83・3900)へ。 -
南箕輪村
太鼓グループ「鼓龍」「仲間の顔を見ながら太鼓を打つのはいい。さらに人に見せる場があって、拍手でももらえば最高だね」
94年、村おこしに-と、南箕輪村が太鼓を購入し、「大芝高原太鼓」という曲を外部委託で作成。村公民館が太鼓教室を開いた。同年暮れ、教室で学んだ有志が、クラブチームを作って演奏を続けよう-と、「鼓龍」を立ち上げた。
最初は30人ほどでスタート。公民館教室はその後も2回あり、受講者の中から希望者が順次チームに加わった。太鼓初心者の集まりだったが、仲間同士で教え合い、学び合い、チームを作ってきた。
その後、20人くらいで活動する時期が長く続き、10周年を機にメンバーが入れ替わった。現在は、発足当初からの仲間は3人だけだが、高校生を含む16人で活動。小・中学生のグループ「CoCo龍」を作り、後継者の育成にも努めている。
太鼓のグループは、高価な太鼓の購入、音響の問題による練習場所の確保、太鼓の保管場所など活動に苦労していることが多い。さらに、打つのに熱心な人がいないと継続していくことは難しいという。
鼓龍は、村の太鼓やメンバーが個々に買い足した太鼓を使い、毎週火曜日の夜、2時間ほど村民センターで練習を重ねている。
「大芝高原太鼓」をはじめ、さまざな曲に挑戦し、大芝高原まつりや村民文化祭のほか、各地で公演してきた。手持ち曲の「大芝高原太鼓」にはファンもいる。「いい曲。大事に続け、後世に伝えていくチームにならないといけないと思っている」と井原夏二代表は言う。「村に新たな太鼓グループが生まれ、演奏してくれたら…」と期待もしている。
チームの課題は「輪」を作っていくこと。熱過ぎず、冷め過ぎず、太鼓チームとしては中間くらいの状態。「それをずっとキープしないとつぶれてしまう」。時には外部の指導を受け、正しい打ち方を勉強する。技術の向上を図りながら、「楽しく打ちたい。打つからにはうまく見られる打ち方もしたい」と、ばちを握る手にも力が入る。
新しい仲間をいかに育てていくかも課題で、「長年やってきた人と同じレベルとまではいかなくても、太鼓にのめり込むくらいにはなってほしい」と井原代表。「太鼓は奥が深くて魅力がいっぱい。それを自分で見つけてくれるようになってほしい」と願っている。
運動量も多く、リズム感も要求される太鼓だが、演奏する曲は、少し難しいくらいがいいという。「簡単な曲は面白くない。ここまで練習して、完成したというのがいい」。発表の場も大切で、人に見られることで成長し、観客から元気をもらう。
太鼓は、形は違えども、世界中どこにでもある。「自然発生的に、人間の欲求として太鼓があると思う。世界中の人が太鼓を打つ。その端くれに自分たちも携われるのはこの上ない喜び」。魂を揺さぶる太鼓の響き。その音に人が集まる。
26日に迫った南箕輪村の大芝高原まつりでは、初の担ぎ桶太鼓で、鼓龍独自のアレンジをした「大芝高原音頭Newヴァージョン」と、「オケ鼓っこ」を演奏し、鼓龍の心意気を見せる。 -
町1区盆踊り大会
宮田村町1区の盆踊り大会は14日夜、村役場駐車場で開いた。公民館分館(東野昌裕分館長)の主催で200人ほどが参加。輪になって踊り、住民同士がふれあいを深めた。
村内で活動するエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス」の園児や女子が、楽しいダンスを披露して開演。
区内有志の踊りサークルメンバーが指導して盆踊りは始まり、多くの住民も踊りの輪に加わった。
新宮田音頭に木曽節とおなじみの曲から、盆踊りには珍しいフォークダンスの「マイム、マイム」まで多彩。夕闇から夜が深まっていくにつれ熱気も高まっていった。
大会は9回目と伝統は浅いが、育成会、PTAなど地域が一つになって協力。
ヤキソバや綿菓子、飲み物などを提供する屋台も設けたほか、子ども花火大会もあり、世代を超えて多くの住民が盆の夜を満喫した。 -
「ネイチャー伊那谷」第12回写真展
駒ケ根市、飯田市などに在住のアマチュア写真家クラブ「ネイチャー伊那谷」(片桐勝彦会長)は第12回写真展「自然賛歌」を駒ケ根市の市立博物館市民ギャラリーで18日まで開いている。中央アルプス駒ケ岳の四季折々の表情を見事にとらえた作品や、コマクサなどの愛らしい高山植物を撮影した写真など、会員7人がそれぞれ撮影した自信作60点を展示している。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時(最終18日は午後4時30分)。問い合わせは同館(83・1135)へ。 -
伊藤允子さん(62)
「完成した時の喜び、作品をほめてもらった時のうれしさ。子どもから大人まで気軽に楽しめるアート」-。
14世紀のイギリスの学術書から誕生した「3DBООKS(飛び出す絵本)から始まった3Dアート。4、5枚のカードをカットし、遠近法により、除々に立ち上げ、立体感を出す、アメリカ生まれの今、注目の自分で創るインテリアアート。
◇◇
東京都出身。1980年、3Dアートの第1人者、藤井理恵さんの作品展で藤井さんに出会い「やってみないか」と誘われ、軽い気持ちで体験教室に。時間内に完成出来なかった作品を、藤井さんはきれいに組み立てて自宅に届けてくれた。「そこまでやってくれるなら」と、藤井さんの熱意にほだされ、教室に通うようになった。藤井さんは初めて会った時から、3Dアートの担い手にと白羽の矢を立てていたようだ。
最初はアメリカの風景画の作成が中心で、「作る以上はおかしな物は作れない」と真剣に作品づくりに励んだ。「子どもがなく、夫婦2人でのんびり暮らしていたため、カルチャースクールの講師になろうという欲は無かった。しかし、いい作品を作ろうという気持ちはひと一倍あった。他人との競争でなく、自分の感性の生かした作品を作りたいと思った」。
89年に講師に、92年にはアメリカ本部の講師になり、日本橋三越の文化センターの講師に迎えられた。翌年はよみうり日本テレビ文化センターからも声がかかった。「カルチャースクールは夢を追うもの。生徒さんは優雅に楽しくやりましょうという奥様方がほとんどで、講師も生活感がない方が喜ばれた」。
背伸びしない、自然体で教えるセミナーは、生徒に好評。感性豊かで、格調高い作品は高く評価され、追っかけのファンができるほどになった。
97年独立しアトリエ・ミミパンソンをオープン。スタッフ5人を抱え、のんびりと楽しく教えていた。
そんな時、夫の和男さんは定年を機に第2の人生は田舎暮らしをしようと提案。「そんなに長野県に行きたいのなら、一緒に行ってあげよう」と、土地を探し、03年中川村に家を建て、移転した。「中川村のみなさんはいい人ばかり。後から来て、お仲間に入れていただき、みんなと仲良く暮らせてうれしい」。
現在、自宅(アトリエ・ミミパンソン)と中川村田島のア・ラ・ソンテなかがわで3Dアートを教えている。
詳細は伊藤さん(TEL88・4858)2人暮らし。大口国江
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駒ケ根市に新ALT着任
駒ケ根市は前任者の任用期間満了に伴い、市内の小中学校で児童・生徒に英語を教えるALT(外国語指導助手)に、英国ポーツマス出身のマシュー・チャールズ・リトルさん(21)を新たに採用した。10日、市役所教育長室を訪れたリトルさんに中原稲雄教育長が人事通知書を手渡し「日本の子どもたちは外国に比べて引っ込み思案。どうかその心を開いてほしい」と笑顔で要望した=写真。リトルさんは土産に持参した英国のカレンダーをプレゼントした。任用期間は07年8月までの1年間。再任用もある。
リトルさんはヨーク大学で英国史を学んで卒業。日本の文化、歴史などに深く興味を持ち、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)により来日した。将来は教師を目指すといい、英国でアシスタント教師をした経験もある。趣味はハイキングやバドミントン、サッカー、テニスなど。日本語は今のところ少し話せる程度。 -
高校生ものづくりコンテスト
県下6会場で3日から行われている「第6回高校生ものづくりコンテスト」の電子回路組立部門長野県大会が9日、駒ケ根市の駒ケ根工業高校で行われた。県内の工業高校3校でそれぞれ選抜された生徒9人が出場し、与えられた課題に挑んだ=写真。1位は松本工業の前田直人君と小口宏之君が分け合い、北信越大会(9月、新潟県)への出場権を得た。駒工からは2人が出場し、情報技術科3年の林和延君が奨励賞を獲得した。
課題は制限時間内に制御対象回路と配線組立回路を製作し、事前に製作した接続ケーブルでコンピュータに接続して制御プログラムをプログラミングすることにより、指示通りに発光ダイオードを表示させたりモーターを制御するシステムを完成させるもの。回路製作(ハードウエア)とプログラミング(ソフトウエア)の両面が審査される。 -
薬草石けん手作りで、子どもたちが挑戦
宮田村図書館は10日、小学生高学年を対象に薬草石けんづくり教室を開いた。養命酒駒ケ根工場が全面的に協力して指導。20人の参加者は4種類の生薬とハーブを使って、肌にやさしい世界に一つだけの手づくり石けんを完成させた。
ユキノシタ、カンゾウ、カモミール、ローズヒップの粉末を適量とって、溶かした特殊な石けんに配合。よくかき混ぜ、冷した。
わずか30分ほどで、オリジナルの薬草石けんが完成。「意外と簡単。自分の家で使ってみたい」と、初めての体験に子どもたちも喜んだ。
養命酒駒ケ根工場内に昨年オープンした健康の森では、薬草を使った一般向けの各種講座を開講。石けん教室も月に1回開いているが、今回が初めて外部で教える出張講座となった。
「手軽なので子どもたちも取り組みやすいはず。少しでも関心を寄せてもらえれば」と、指導にあたった同社の村田勝優さん、唐沢昌宏さんは話した。健康の森の講座に関する問い合わせなどは82・3310まで。 -
南箕輪村のALT
米国出身のカレンさん着任南箕輪村の南箕輪中学校で指導する外国語指導助手に、米国フロリダ州マイアミ出身のブルック・カレン・ムーエンチャウセンさん(25)が着任した。10日、唐木一直村長が辞令を交付した。
カレンさんは初来日で、9日に村に到着した。南箕輪村の印象を「とてもきれい。高い山があって、緑も花も多い。とてもすてき」と感激した様子で話した。
父親はドイツ人、母親はキューバ人。サウスフロリダ州立大学で心理学を専攻。サマーキャンプで子どもたちと接した経験がある。読書、サルサのダンス、音楽鑑賞が趣味。フロリダで8カ月間、日本語を学んできた。
子どもと関わりながら働くことが好きで、長い間日本に来たいと思っていたことから、ALTの仕事を選んだという。任期は07年8月6日までの1年間。2学期から南箕輪中で指導する。
唐木村長は、「子どもたちに英語を教えてほしい」とし、「遠いところに来て最初は大変だけど、少しずつ慣れて、日本語も覚えて」と話した。 -
ハンガリー国立歌劇場オペラ「トスカ」
出演児童を募集伊那市の県伊那文化会館は、10月19日午後6時30分開演のハンガリー国立歌劇場引越公演、プッチーニ「トスカ」に出演する児童を募集している。
オペラ「トスカ」に欠かせない児童合唱団が出演する場面に、地元の子どもに出演してもらおうと計画。「海外の本格オペラ劇場との共演にふるって応募して」と呼びかけている。
募集対象は10歳から12歳。ただし、指定のパートを歌う場合は前後2歳の幅は想定する。男子は変声期前が理想。人数は16人。男女8人ずつが望ましいが、応募の中から協議し決定する。身長は特に指定はないが、目安は110センチから150センチ。
出演場面は第1幕開演後約27分後「聖歌隊はここに縲怐v(約4分間)、第1幕開演後約42分後「神であるあなたを縲怐v(約5分間)。イタリア語での上演になる。合唱のパートは1パート。
練習は9月から10月19日までの日曜日午前中を予定。会場は伊那文化会館小ホール、大ホールほか。舞台けいこは公演当日のリハーサルで行う。
公演当日のスケジュールは、ホール入り(開演2時間半縲・時間前)-衣装合わせ-リハーサル(1時間程度)。本番は第1幕開演より約25分後からで、終了後に解散。衣装は劇場側で用意する。出演の報酬や交通費は支払わない。
申し込み期限は20日。申し込みは同会館(TEL73・8822、FAX73・8599、Eメールjigyou@inabun.or.jp)へ。 -
富県公民館長 伊藤恒良さん(70) 伊那市富県
伊那市高遠町の風景などをテーマに全国公募した絵画展、第3回信州高遠の四季展で、作品「押出待春」(20号)が洋画の金賞を受賞した。応募総数は日本画と合わせて522点(内・洋画442点)。同展初出品で、全国公募の中から選ばれたことに自分でも驚いている。
「まったく瓢箪(ひょうたん)から駒」竏秩B・ス知人からの呼び掛けで出品した・スというのが裏話だ。
会派・一水会に所属、絵は高校時代から描き続けている。美術教師として、小中学校では教べんをとり、現在は地元公民館の館長。自分は洋画家でもなく、画業一筋のプロでもない。趣味でやってきたことだという。
「賞を取るつもりもなくて出したので、自分が一番ビックリしている。これからは金賞に恥じない絵を描いていきたい」 -
「田楽座」で夏の教室・熱気あふれ
伊那市富県を拠点に活躍する歌舞劇団「田楽座」の一般を対象とした体験教室「夏の教室inでんがくざ」が始まっている。期間中は関東、関西、九州などから延べ約200人がけい古場を訪れ、交流を深めながら練習に励む。
伝統芸能を学びたい人のため、約20年以上続く恒例教室。7月下旬縲・月中旬、「1泊2日」「1日体験」の2コース、計6回を実施、講師の座員らが太鼓、踊り、笛などの技術指導をする。
9、10日の2回目の「1泊2日コース」には、約50人が参加し、学びたい演目ごとに分かれ、それぞれが熱心に練習。東北地方の「さんさ踊り」を学ぶ、教員森岡まどかさん(34)=大阪府=は「田楽座の温かな雰囲気が魅力」と参加理由を話していた。 -
記者室大口落語
今年も喬駒会の落語の季節になった。「柳家喬太郎独演会」は7回を数える。オーバーでなく抱腹絶倒、人情ものはしっとりと、話芸のうまさは鳥肌が立つ。第1回の時は真打に昇進したてで「キョンキョンと呼んで」などとおどけていたが芸術選奨文部科学大臣賞という立派な賞をもらい、人気も実力も落語界の大物、貫禄十分▼1度聞いたら、はまる面白さ、最近では「いつ喬太郎師匠は来るの」と催促されるほど。喬太郎師匠の人気に後押しされ、安楽寺さんの協力で、10人ほどのスタッフだが、27日の夜はお客様で本堂をいっぱいにするぞと、気合を入れている▼継続の秘訣は、スタッフが楽しみながらやっている事、収支をとんとんにする事と覚えたり。ご協力を(大口記者)
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子ども神輿、今年も元気良く
宮田村大原区は5日、大原天満宮の例祭にあわせて26回目の大原祭を開いた。豪雨災害に配慮して一部内容を自粛したが、子ども神輿(みこし)が元気良く区内を練り歩いた。
大人神輿と花火を中止したが、今年も地域が団結。40人以上の子どもたちが神輿を引き、祭りの到来を告げた。
会場ではチビッコも楽しめるゲームコーナーのほか、露店気分を味わうスペースも。
夜は演芸大会を開き、多くの住民が自慢の歌声や一芸を披露。東京から大野八郎一座の特別参加もあるなど、楽しいステージにみんなで酔いしれた。 -
男女共同参画地域フォーラム県・村合同実行委員会
男女共同参画地域フォーラム県・村合同実行委員会の初顔合わせが8日、中川文化センターであった=写真。12月9日、中川村で開く男女共同参画地域ファーラムinなかがわの開催要綱を決めた。
村からは男女共同参画推進委員や各種団体代表ら約50人が、県からは男女共同参画推進県民会議、連合婦人会、県女性会議など諸団体代表ら約20人が参加した。
男女共同参画地域フォーラムinなかがわは、12月9日午後12時30分から、「男女が共に輝くために-ともに歩もう「男(ひと)」と「女(ひと)」をテーマに中川文化センターで開く。主催・村・県男女共同参画推進県民会議など。
趣旨は地域における男女共同参画社会の形成に向け、意識の向上を図るために開催。対象は中南信地区の県民、村民約300人。内容は開会行事に続き、事例発表・寸劇「地域で男女参画を」、アトラクション(陣馬太鼓、梅干元気体操)、記念講演で締めくくる。講師は向井万起男さん(慶応義塾大学医学部助教授、医学博士)、妻は宇宙飛行士の向井千秋さん。演題は「女房が宇宙を飛んだ」。
また、役員選出も行ない、実行委員長に大場靖子さん(村男女共同参画推進委員会長)、同副に矢沢勝さん(同副会長)、竹中則子さん(県共同参画をめざす会)を選んだ。
今後の日程は▽9月=チラシ、ポスター作成▽11月中=第2回実行委員会、当日係分担、仕事内容を決める▽12月8日=会場準備-など。 -
箕輪町公民館の楽しい陶芸講座(前期)作品展
箕輪町公民館の06年度楽しい陶芸講座(前期)が終了し、10日昼まで、受講生の作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。
6月1日に開講し全7回の講座で、箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんが指導した。受講生は、初参加5人を含む16人。タタラと重ねつぎの2通りで、熱心に作陶に取り組み、素焼きと本焼きを体験した。
作品はタタラで作った桶の花器、丸い形や壁掛けの花器、カップなどで、色も緑、茶、白、グレーなどさまざ。手作りの温もりが感じられる力作74点が並んでいる。 -
信州高遠美術館所蔵作品展
伊那市の県伊那文化会館は、新伊那市発足記念特別展「信州高遠美術館所蔵作品展」を開いている。
同美術館所蔵品を中心に旧伊那市所蔵の軸を含む65点を展観し、新伊那市の発足を祝い、新伊那市所蔵の文化財の価値をあらためて実感してほしい-と企画した。
作品は11作家による日本画、油彩画、版画、彫刻、素描。
池上秀畝の六曲一双「鶴松図屏風」、縦260センチ、横137センチの大きな軸「渭塘奇遇」、すべて種類が異なる朝顔の素描14点、中村不折が書いた池上秀畝の画塾「伝神洞」の表札、平山郁夫の中国南部の風景「朦朧たる太鼓」、木内克の女性像やネコのテラコッタ11点と素描などがある。テラコッタは、11点もの数が並ぶことは珍しいという。
学芸員は、「コレクションのほんの一部だが、ぜひ新市の美術品を見てほしい」と話している。
20日まで。午前10時縲恁゚後5時半。月曜休館。観覧料一般500円。高校生以下無料。問い合わせは同館(TEL73・8822)へ。 -
民間教育研究大会が南箕輪で
第48回県民間教育研究大会が6日、南箕輪村民センターで始まった。初日は教員ら約100人が参加。記念講演、パネルディスカッションなどで、地域、学校、保護者でつくる学校教育とは何かを考えた。7日まで。県民間教育研究団体連絡協議会(新海寛委員長)の主催。
和光大学人間関係学部の梅原利夫教授が「地域とつくる学校、学びあえる学校とは」と題して講演。学力、教育基本法の改正などについて、スライドを使いながら話をした。
梅原教授は「学力とは、学習の過程で開発され獲得された能力のうち、その後の生活と学習で使いこなせるように定着した能力」と主張。「日本の子どもは、できるけど分からない」との特徴があり、「楽しく分かりやすい授業を提供する必要がある」とした。
初日はテーマ別のフリートークもあり、障害児教育、不登校と教育竏窒ネどについての意見を交わした。
7日は国語教育、生活指導、図工・美術などの11の分科会に分かれ、話し合った。 -
石ころウォッチングに親子30人余
駒ケ根市おもしろかっぱ館は5日、親子・こどもふれあい事業「石ころウオッチング」を開いた。夏休み中の親子連れなど30人余が参加し、岩石の基礎知識について説明を受けた後、駒見大橋上流の天竜川や、太田切川との合流点で河原の石を拾い、分類した。
講師は化石が専門で、鉱物にも詳しい明星高校(府中市)教諭の北村健治さん=駒ケ根市出身。北村さんは参加者に「石の色によって、黒っぽい色、白っぽい色、中間色に分け、形などで大まかに分類し、種類を特定する」と説明。
この後、駒見橋上流の河川敷に移動。水の流れ、石ころの様子などを観察した後、石ころの上に1メートルの竹の棒を流れの方向に並行に置いて、棒に触れた石ころを50-百個拾い、色でグループ分けした。
子どもたちは「白っぽくて、黒い粒があるからカコウ岩かな」「緑色の石はチャートだろう」などと、興味津々の様子だった。 -
南箕輪村
ハーモニカクラブ
ポコリットみなみみのわ「楽しくが基本。少しくらい間違えても、皆で演奏すれば怖くない」。ハーモニカの好きな仲間が集まり、心安らぐ美しい音色を求めて演奏を楽しんでいる。
03年度、南箕輪村公民館の初心者ハーモニカ教室で学んだ有志が、ハーモニカを続けていこう-と、04年3月に発足させた。翌年、04年度の教室修了生の有志も参加し、現在は村内在住者を中心に16人が所属している。
初心者ハーモニカ教室は、クラブ代表の高嶋一人さんが01、02年に飯島町で開いた教室に参加したのをきっかけに、村公民館に要望して開講した。講師に、飯島町の教室で指導していた西本一郎さん=飯田市=を招いた。西本さんは、日本ハーモニカ芸術協会公認指導員師範、信州ハーモニカ同好会顧問。クラブ発足後はクラブ講師も依頼し、毎月1回の指導を受けている。
活動は毎週水曜日の夜2時間、村公民館で例会を開く。第1水曜日は講師に教わり、残りの週は習ったことを基本に皆で練習に励む。基礎を大事に、ドレミを吹くだけでなく、ベース奏法、マンドリン奏法、バイオリン奏法などさまざまな奏法の習得を目指している。
以前は月2回の例会だったが、家ではなかなか練習できないため、毎週の例会に切り替えた。会員の負担にならないように、「来れる人は来てやりましょう」という軽い呼びかけで始めたが、毎回ほぼ全員が集まるほど出席率がいい。
「ハーモニカは音色がいいんだよね。何とも言えない哀愁があって」「1曲吹けると楽しくなる」「息をしてりゃ音がするし、健康にもいい」
ハーモニカに魅了された会員は、50歳代から70歳代。夫婦も2組いる。「クラブはとってもいい雰囲気。和やかでね」。男女がおよそ半分ずつで、茶話会をしたり、忘新年会をしたりと、交流も深めている。
演奏発表の場は、村の文化祭、村社会福祉協議会のデイサービスセンターや社協まつりなど。西本ハーモニカ教室の発表会にも参加する。11教室125人が集まる発表会で、今年は9月に飯田市である。合奏2曲と2人の独奏を予定しており、今はその練習に取り組んでいる。
デイサービスセンターでの演奏は、クラブ発足の年の04年12月から続けている。クラブ活動目標の一つ、地域貢献活動の一環で、年に8月と12月の2回計画する。
今年は、「自立した村で、歌を通じて村民の心を一つにしたい」との願いを込め、61年に作られ今はほとんど歌われていない「南箕輪村民歌」のほか、「大芝高原音頭」をハーモニカ演奏用に編曲し、披露する。
クラブ名の「ポコリット」は、音楽用語の「ポーコ(少し)」と、「リタルダンド(だんだん遅く)」の略記リットを合わせた造語。あせらず、ゆっくりでもいいから吹けるようになれば-との思いで名づけた。
名前の通り、ゆったりと楽しく活動し、哀愁漂うハーモニカの音を響かせている。(村上裕子) -
いいだ人形劇フェスタin駒ケ根
駒ケ根市立図書館は5日、視聴覚室で「いいだ人形劇in駒ケ根」を開いた。恒例の「夏休みお楽しみ会」のスペシャルバージョンで、飯田市の保育士で構成した劇団「座・ころりん」「くろすけ」が出演、夏休みの1日を、人形劇とブラックシアターで和やかに過ごした。
百人余の親子が鑑賞、蛍光色の人形が幻想的な世界を作り出す「くろすけ」のブラックシアター「まっくろネリノ」でスタート。中間でアンパンマンの手遊びを楽しみ、おじいさんがおにぎりを転がすとネズミの穴にストン。穴の中から「おにぎりころり、スットントン」と楽しい歌声が聞こえてきた。歌にひかれ、おじいさんも穴の中に:。なじみの人形劇「おむすびころりん」で盛り上がった。 -
朗読劇「この子たちの夏」
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いいじま文化サロン(後藤俊夫監督)は5日夜、飯島文化館で、朗読劇「この子たちの夏-1945年ヒロシマ・ナガサキ」を地人会上演台本で自主上演した=写真。
地元の小学生から高齢者まで約30人余で創りあげた舞台を200人余が鑑賞。被爆者の悲惨さを直視し、悲痛な叫びに耳を傾け、「生きぬく強さ」に共感し、核廃絶、不戦の誓いを新たにした。
作品は被爆した母たちを中心に、多岐にわたる手記や記録、詩歌の中から構成。背景に記録映像の映像が投射され、臨場感を与えた。
舞台は61年前、1945年8月6日午前8時15分、広島から始まり、「からりと晴れた真夏の朝、お姉さんは勤労動員にいきました」「おばあ様はお墓参りにいきました」と楽しい夏休みの朝の様子から始まり「ピカリと私の前に赤鬼が立った」「一瞬にして真っ暗になった」「全身焼きただれ、血まみれの人々」「顔から背中、胸にかけて皮が剥げはじめた人」。原爆投下直後の目をおおう地獄絵。9日午前11時2分長崎と続き、子どもたちの未来と平和への願いと祈りで締めくくった。 -
南割区育成会が田原市吉胡で児童交歓、夏の思い出刻む
宮田村南割区育成会の親子52人はこのほど、1泊2日で愛知県田原市に足を運び、吉胡地区育成会と交流した。1980(昭和55)年から続く児童交歓。海水浴を楽しんだり、夕食をともにして、楽しい夏の思い出を刻んだ。
互いに小学校5、6年生の児童と保護者が参加。歓迎式に続いて、さっそく伊良湖岬で海水浴を満喫した。
南割の子どもたちにとって、普段の生活では目にする機会がない太平洋。たっぷり3時間ほど、泳いだり、砂浜で遊んだりもした。
交歓会を兼ねた夕食でも楽しく談笑。友情の輪を広げていた。
翌朝はみんな一斉に起床してラジオ体操。灯台まで散歩したり、市内観光も楽しんだ。
天候にも恵まれ、南割の子どもたちも真っ黒に日焼け。さまざまな思い出を胸に、一段と成長した姿があった。 -
村の元気を歌に、栃若さんが新曲
宮田村新田区でちゃんこ料理屋を営む元力士で歌手の栃若清光さんが、村の活性化に一役買おうと、新曲「絶唱・宮田村」を完成させた。旧知の清水靖夫村長と話しをするなかで、「若者をはじめ、みんなが希望を持つようなスケールの大きな楽曲にしたい」と自ら作詞の原案を手がける力の入れよう。CD発売の時期は未定だが、耳に残る・ス元気ソング・スに仕上がった。
天竜川や駒ケ岳など豊かな自然を散りばめながら、清新な風土を壮大に表現。アップテンポの曲調で、若くて元気な宮田村をアピールしている。
角界引退後、大阪を拠点に歌手活動していた栃若さんが、村内に移り住んで19年。10数年前つくった「新宮田音頭」は、村民に今も親しまれている。
宮田村を題材にした楽曲をつくるのは、それ以来。清水村長から「若い子を育て、もっと元気な宮田にしたい」と考えを直接聞き、構想をふくらませた。
「村長の熱意を何とか歌にして、協力したいと思った。みんなに知ってもらい、口ずさんでもらえたら」と話す。
あわせて新曲「好いたスイタの宮田村」も完成させ、以前にも楽曲を提供したことがある晶川真奈さんが歌う。 -
元気いっぱい「伊那東小の伊那まつり」
伊那まつり「市民おどり」に向けて練習してきた、伊那東小学校3年生と保護者でつくる「なのはな連」は5日夕方、校庭で、踊りの成果を披露した。約300人が集まり、・ス手作り祭り・スで盆踊りと手持ち花火を楽しんだ。
伊那まつりが中止となり、急きょ児童たちの発表の場を設けた。学年PTAの飯沢秀和会長は「中止は被災者のことを考えると仕方ない。今日は校庭で元気よく楽しもう」とした。
そろいのTシャツやバンダナなどに身を包み、手製の山車(だし)の周りに円をつくり、踊りを開始。熱気を帯びた校庭には、手足を大きく動かし、掛け声を出して、祭りを満喫する笑顔が広がった。
昨年冬から、月2、3回ずつの練習を重ねてきた児童たち。田畑小春ちゃんは「本当はいろんな人に見てもらいたかった。けど、できてよかった」とよろこんでいた。