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小中学生 食で高遠を学ぶ
小中学生が食の視点から高遠の歴史や文化について学ぶイベント「たかとお食フェス」が18日伊那市の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。
高遠町内の飲食店や農家、主婦グループらがおよそ21のブースを出し、ローメンや昆虫食、家庭料理などを紹介していました。
このイベントは、食を通して高遠の歴史を知り、郷土愛を育んでもらおうと上伊那広域連合や高遠の各種団体で作る実行委員会が初めて企画しました。
午前中は高遠小と高遠北小の全校児童およそ260人が会場を訪れ、それぞれのブースを周っていました。
こちらは「くりやきもち」です。
秋のお茶菓子の一つで、甘く煮た栗とその煮汁の中に小麦粉を入れこねて、焼いて作るという事です。
こちらは、唐辛子の加工品を作っている団体のブースです。
担当者が「高遠では江戸時代から唐辛子が栽培されていました」と説明していました。
子ども達は、五平餅に唐辛子みそやラー油を付けて味わっていました。
午後には高遠中学校の全校生徒およそ140人が会場を訪れたという事です。
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伊澤修二記念音楽祭 ポスターコンク表彰
伊那市が高校生を対象に行った伊澤修二記念音楽祭のポスター原画コンクールで高遠高校2年の栗原和也さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
17日は市役所で表彰式が行われ栗原さんに表彰状が贈られました。
最優秀賞に選ばれた高遠高校2年の栗原さんの作品です。
指揮をする伊澤修二が楽器をあやつり演奏している様子が描かれた作品で、色使いやリズム感のあるデザインが評価されました。
栗原さんの作品はポスターとチラシの原画に採用されました。
伊那市長賞に選ばれたのは高遠高校2年の廣瀬真梨乃さんの作品です。
高遠の自然と高遠で生まれた音楽をイメージした作品で細かな点まで丁寧に描かれている事が評価されました。
廣瀬さんの作品はチケットの原画に採用されました。
ポスター原画コンクールは高校生に音楽祭への関心を高めてもらおうと伊那市が行ったもので、市内の高校から24点の応募がありました。
伊澤修二記念音楽祭は10月26日に行われます。 -
旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で16日に野点の茶会が開かれました。
築250年近い趣ある住宅を眺めながら、日本ならではの文化に触れてもらおうと開かれたもので、大日本茶道学会伊那支部の会員が抹茶と和菓子を振る舞いました。
今年初めて琴の演奏も行われ、抹茶を味わいながら楽しんでいました。
また、旧井澤家住宅の中では高遠焼の展示即売会も開かれました。
旧井澤家住宅は、江戸時代中期に建てられたとされる造り酒屋の住宅跡で、伊那市の有形文化財に指定されています。
茶会を企画した伊那部宿を考える会では「日本古来の文化に触れながら、旧井澤家住宅の古民家ならではの良さに触れてもらえた」と話していました。 -
高遠高生 紙芝居を読み聞かせ
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は14日、高遠町図書館で紙芝居の読み聞かせを行いました。
この日、高遠高校の図書委員が、高遠町に古くから伝わる「龍勝寺山の姫小松」など5作品の紙芝居の読み聞かせを行いました。
「龍勝寺山の姫小松」の絵は、美術クラブの卒業生によるものです。
また、物語は国語の教諭に依頼して、子どもでもわかりやすい表現を工夫したということです。
訪れた子どもたちは、話の世界に興味を見せて、楽しんでいました。
生徒たちはこの日のために、1か月前から、練習をしてきたということです。
今回の読み聞かせには、親子連れなど、およそ10人が訪れました。
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K展 色鮮やかな作品ならぶ
伊那市高遠町の国画会会員、北原勝史さんが指導する教室「K・絵画サークル」の作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、14人の会員の近作およそ40点が並んでいます。
K・絵画サークルは、高遠高校の美術教員をしていた北原勝史さんが、一般向けに開いた美術教室がきっかけで始まりました。
会場には立体的な表現を取り入れた作品や、色鮮やかな作品が多く並んでいます。
「第10回記念K展」は、21日(土)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
進徳館の歴史・偉人 一室に並ぶ
幕末から明治初期にかけて、教育界に多くの人材を輩出した進徳館に関わる展示が、伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
会場には、進徳館で実際に使われていた教科書や、ここで学んだ人物が作った文学作品などが並んでいます。
会場では、教科書のレプリカが置かれていて、実際に手に取って見ることができます。
進徳館は、幕末の高遠藩主、内藤頼直によって設立されました。
「第64回特別展 文よく武を制す」は、12月8日(日)まで、博物館の2階第3展示室で開かれています。
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没後10年 平山郁夫展
日本画家・平山郁夫さんの没後10周年にあわせた作品展が、伊那市のはら美術で開かれています。
会場には、平山郁夫さんの作品の版画30点が展示されています。
平山さんは、日本美術史に名を残す日本画家で、平成21年に71歳で亡くなってから今年で10年になります。
信州高遠の四季展では、4回審査委員長を務め、伊那市の名誉市民にもなっています。
会場には平山さんの代表作が並んでいました。
没後10年平山郁夫作品展は、23日まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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箕輪西小学校で運動会
秋の運動会シーズンがはじまり、上伊那の多くの小学校で14日、運動会が開かれました。
箕輪町の箕輪西小学校でも運動会が開かれ、全校児童106人が紅組と白組に分かれ点数を競いました。
児童は運動会に向けて早いクラスでは夏休み前から練習してきたということです。
高学年のリレーでは白熱した勝負が行われ、児童たちが懸命に走っていました。
大玉送りは、全校児童とその保護者が一緒になって行う競技です。
応援合戦では、紅白に分かれ大きな声で応援していました。
箕輪西小学校では、「練習の成果を発揮して頑張る姿や学年を超えて友達を応援する姿がみられました」と話していました。
14日はこのほか、伊那市の6校、箕輪町の1校、南箕輪村の1校で運動会が開かれました。
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伊那西高校定期演奏会 15日開催
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブと合唱クラブの定期演奏会が、伊那文化会館で開かれます。
38人の吹奏楽クラブは、13曲を演奏します。
ラテン音楽や、アニメ曲など3曲は、楽器を演奏しながらパフォーマンスを披露します。
合唱クラブは、 今年の NHK全国学校音楽コンクールの自由曲で銅賞を受賞した曲「夢」など、5曲を歌います。
2つのクラブ合同の「第16回定期演奏会」は、15日午後1時から、伊那文化会館の大ホールで開かれます。
入場は無料です。 -
直江津遭難の日で献花
1942年に中箕輪国民学校の児童が修学旅行中に新潟の海で亡くなった「直江津遭難の日」にあわせ、13日、箕輪中部小学校の児童が慰霊碑に献花しました。
13日、児童たちは登校すると、慰霊碑に花を手向け、手を合わせていました。
直江津遭難は、1942年9月13日に中箕輪国民学校、今の箕輪中部小学校の児童5人が、修学旅行中に新潟県直江津の海で波にのまれて亡くなったものです。
小学校には亡くなった児童の冥福を祈って建てられた慰霊碑があり、児童たちが手を合わせていました。
箕輪中部小学校では、命の大切さを子どもたちに伝えていきたいとしています。
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田楽座 御礼公演にむけて練習
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座は、20日からの稽古場公演に向けて12日、練習を披露しました。
公演は地元の人に感謝を伝えようと年に1度開かれていて、今年で26回目になります。
定番演目の伝統芸「とりさしまい」のリズムや配役を新しくした「さいとりさし」や、津軽のメドレーなど、全8演目を披露します。
この日は、その中から獅子舞の練習を行いました。
演出を担当している遊佐愛実さんは、「稽古場公演は舞台と客席の距離が近いため、一緒に楽しめるような舞台にしたい」と話していました。
「第26回稽古場公演 よっておくんな田楽座」は、伊那市富県の田楽座稽古場で、20日から23日
まで開催されます。
入場にはチケットが必要で、前売り券は1000円。ホームページからも購入できます。
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県立歴史館会秋季企画展「戦国 小笠原三代」
千曲市屋代の長野県立歴史館は、国宝7点、重要文化財3点を含む美術工芸品や古文書など103点を展示する、開館25周年を記念した秋季企画展、「戦国 小笠原三代 長時・貞慶・秀政 故実とネットワークを縦横に駆使した一族の運命」を10月14日まで開催します。
この企画展は、長野県の大名で松本藩主などを務めた、小笠原秀政が今年、生誕450年の節目に当たることで計画。
小笠原家が、群雄割拠の時代をどう生き抜いたのかを、戦いの歴史だけでなく、
現存する仏像などを通じた信仰から紐解いています。
長野県立歴史館 開館25周年記念秋季企画展「戦国 小笠原三代」は10月14日までで観覧料は、一般300円、大学生150円、高校生以下は無料です。
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歯の衛生ポスター 唐澤君(箕輪中)最優秀
上伊那歯科医師会が小中学生を対象に募集した歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が11日開かれ最優秀賞5点が決まりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で最優秀賞に選ばれたのは中学校の部で箕輪中学校2年の唐澤来駕君の作品です。
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールは、上伊那歯科医師会が毎年行っているもので、今年で67回目になります。
今年は小中学校合わせて26校から646点の応募がありました。
最優秀賞と優秀賞の作品は県のコンクールに提出されます。
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伊那美術展特別企画 作品について語り合う
伊那市の伊那文化会館で開かれた、第95回伊那美術展で入賞した高校生と伊那美術協会の会員が語り合う特別企画が7日、行われました。
会場に美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話を聞きました。
ジュニア大賞を受賞した伊那西高校の城生ことりさんは、「日長石の青年」を制作しました。
城生さんは、「特に色にこだわって作りました。濁らないようにしながら、原色をあえて残すように工夫しました。」と話していました。
ジュニア準大賞を受賞した伊那北高校の宇田川紗登美さんは、「備忘録」を制作しました。
宇田川さんは、「幼いころの純粋さと未来への希望を感じられるような作品にしました。」と話していました。
また、同じくジュニア準大賞を受賞した高遠高校の米森翔さんは、「本音」を制作しました。
米森さんは、「自分の本音を聞き出そうとする他人がいびつに見えました。作品ではそれを表現したかった。」と話していました。
特別企画は、次世代育成を目的に、伊那美術協会が開いたもので、協会は、「若い人にできるだけ美術に触れてほしい」と話していました。
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伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校の第52回合唱コンクールが6日伊那文化会館で行われ、2年A組と3年D組の2クラスが金賞に選ばれました。
伊那北高校の合唱コンクールでは、例年金賞に選ばれるのは1クラスですが、審査の結果同点だったとして、今回2年A組と3年D組の2クラスが選ばれました。
音楽の兒玉智紀教諭は「2クラスが選ばれるのは初めてではないか」と話していました。
コンクールには1年生から3年生までの18クラスが参加し、練習の成果を披露していました。
音楽会の模様は10月にご覧のチャンネルで放送します。
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50回の節目 高遠城下まつり
今年で50回目となる高遠城下まつりがきょう、伊那市高遠町で
行われました。
まつりでは50回の節目を記念してオリジナルの手ぬぐいが作られました。
手ぬぐいには高遠閣や石仏、鎧兜などでかたどった「高遠」の文字などがデザインされていて町民踊りの参加者に配られたほか訪れた人たちには1本300円で販売されました。
高遠町商店街は歩行者天国となり様々なイベントが行われ高遠中学校の生徒と高遠太鼓保存会が太鼓の演奏を披露しました。
高遠北小学校の児童は戦国時代に高遠城主だった仁科五郎と織田軍の攻防を表現した舞、孤軍高遠城を披露しました。
高遠城下まつりは1967年に商店の大売り出しに合わせて始まった絵島まつりが前身です。
50回記念として行われた今回は地元のほか交流のある新宿区や猪苗代町、三宅村などから11団体250人が参加し祭りを盛り上げていました。 -
クラスが団結 弥生音楽会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が5日伊那文化会館で開かれ3年D組が最優秀賞に選ばれました。
3年D組が歌った「群青」という曲は東日本大震災のあとに福島県の中学生の言葉を歌にしたものです。
音楽会はクラスごとのコンクール形式で行われ最優秀賞に選ばれた3年D組がアンコール演奏をしました。
音楽会の模様は21日土曜日午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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東部中吹奏楽部 9月16日に定演
伊那市の東部中学校吹奏楽部は9月16日に開かれる定期演奏会に向けて追い込みに入っています。
東部中吹奏楽部は、3年生 28人、2年生26人、1年生24人の78人で活動しています。
演奏会では、みんなが知っている曲を聞いてもらおうと、「USA」や「嵐メドレー」などを演奏する予定で、きのうは振り付きで練習をしていました。
東部中吹奏楽部は夏に開かれた県大会では銀賞を受賞しました。
演奏会に向けて、夏休み中も練習してきたということです。
木下瑠菜部長は「3年生のソロや振り付けなど見所がたくさんあって、みなさんと楽しめる演奏会なので是非来てもらいたいです」と話していました。
東部中吹奏楽部の定期演奏会は、9月16日の午後1時から伊那市の伊那文化会館大ホールで開かれます。
入場は無料です。 -
藝大卒業生が東部中生徒へ合唱指導
伊那市の東部中学校の生徒は2日、東京藝術大学大学院を修了した指揮者から合唱指導を受けました。
指導を受けたのは、東部中学校の全学年の生徒およそ900人です。
講師を務めたのは、東京藝術大学大学院を修了し、合唱指揮者として活躍する黒川和伸さんです。
生徒たちは、11月の合唱コンクールで歌う曲の指導を受けました。
黒川さんは、「背筋をのばすこと」、「歌うときに口をとがらせること」、「目は指揮者で、口は真正面に」、と3つのポイントを生徒にアドバイスしていました。
こうした東京藝術大学と伊那市の学校との交流は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の初代校長を務めたことが縁で行われています。
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第95回伊那美術展
上伊那の美術愛好家が一堂に集う第95回伊那美術展が、伊那文化会館で1日から始まりました。
伊那美術展は、日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門を発表する展示会です。
今回は、会員や一般、高校生の作品を合わせて126点が並んでいます。
美術展では審査も行われ、最高賞の伊那美術協会賞には辰野町の長崎 祐司さんの作品が選ばれました。
ジュニア大賞は、伊那西高校2年生で駒ヶ根市の城生 ことりさんの作品が選ばれました。
美術展は、8日(日)まで伊那文化会館で開かれています。(2日は休館日)
7日(土)の午後2時からは、高校生の入賞者を囲んで作品について話し合うイベントが予定されています。
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井月さんまつり いなっせで開催
「第7回千両千両井月さんまつり」が31日と9月1日の2日間、伊那市のいなっせで行われました。
1日目は、井月が生きた伊那の幕末維新の時代をテーマにした講演会などが開かれました。
講師を務めたのは、元高遠町歴史博物館館長の北原紀孝さんです。
北原さんは、「幕末から明治維新の中でも、俳人として作品を残してきた井月はたくましい」と話していました。
また、いなっせでは井月の作品や、井月の美しい字体を目指した市内の小学生の習字が展示されました。
「千両千両井月さんまつり」は、江戸末期から明治初期に、放浪の俳人として伊那を訪れた井上井月の生涯やその時代について考えるイベントです。
まつり2日目は、「第28回信州伊那井月俳句大会」が開かれました。 -
ピザ窯づくり 墨つけ・仕口加工
総合学習のピザ窯づくりを通して森林整備などを学んでいる、南箕輪小学校の児童は27日、伊那市の株式会社相模工匠の工場で、ピザ窯の小屋の接合部分の加工を行いました。
児童たちは、接合する形を書く「墨付け」をおこなった木材に、慎重にノコギリの刃を入れていきました。
これは、木材と木材を接合する「仕口」をつくる作業で、木造建築では重要な作業になります。
ノコギリで切断した部分は、木の接合をしやすいように、かんなで「加工」をしました。
児童たちは今後、小屋の屋根づくりなどを行っていくということです。 -
戦国時代に思い馳せ 狼煙リレー
下伊那郡根羽村から諏訪地域までを、日本古来の伝達手段「狼煙」でつなぐ、南信州狼煙リレーが31日に行われました。
伊那市東春近では小学生が参加して狼煙を上げました。
午前10時に根羽村で上げられた狼煙の合図は、10時25分に伊那市へと伝わってきました。
煙を確認すると、東春近原新田の一本松公園でも小学生が狼煙台に点火しました。
一本松公園には、東春近小学校の6年生や地区住民などおよそ100人が集まりました。
狼煙台には、油分が多く煙が出やすいことから杉の枝が使われました。
この日は風が強く横に流されましたが、次の狼煙台にもリレーされたということです。
参加した児童らは「あんなに高く煙が上がるとは思わなかった」「昔の人たちがいろんな方法を考えたから今の暮らしがあるんだなと思った」と話していました。
東春近公民館の野溝和人館長は「たくさんの子どもに参加してもらえてうれしかった。少しは戦国時代に思いを馳せてもらえたんじゃないかな、と思う」と話していました。
狼煙リレーは、戦国時代に武田信玄が、伊那谷で狼煙を使っていたことから、再現させることで地域間交流を図ろうと行われているものです。 -
南箕輪小 ピザ窯小屋づくり
総合学習のピザ窯づくりを通して森林整備などを学んでいる、南箕輪小学校の児童は27日、伊那市の株式会社相模工匠の工場で、ピザ窯の小屋の接合部分の加工を行いました。
児童たちは、接合する形を書く「墨付け」をおこなった木材に、慎重にノコギリの刃を入れていきました。
これは、木材と木材を接合する「仕口」をつくる作業で、木造建築では重要な作業になります。
最初はノコギリを細かく動かして切る道を作り、児童たちは丁寧に木材を切っていきました。
ノコギリで切断した部分は、木の接合をしやすいように、かんなで「加工」をしました。
児童たちは今後、小屋の屋根づくりなどを行っていくということです。 -
高校再編考える会 協議の継続求める
上伊那の住民有志でつくる高校再編を考える上伊那の会は、「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」がまとめた意見提案について、住民の意見が反映されていないなどとして、協議の継続を求めています。
27日は、伊那市役所で考える会が記者会見を開き、協議の継続を訴えました。
考える会では、23日に開かれた最後の協議会でまとった意見提案について、まだ再編について知らない住民が多いことや、住民の意見が反映されていないことなどから、協議の継続を求めていくとしています。
会では「いつのまにか高校がなくなっている、ということがないようしっかり住民の意見を聞いてもらいたい」と話しています。 -
高校の将来像 意見提案まとまる
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会の第9回会議が23日伊那市のいなっせで開かれ長野県教育委員会に提出する意見提案をまとめました。
意見提案では具体的な校名には触れず高度な学びへの希望に答える普通科教育の拠点となる学校や多様な学びを保障するための総合学科高校、総合技術高校の設置が望ましいとしています。
また新たな形態の学校を配置する場合について、「既存の学校を
閉じて新たな学校を開設するとの記述は削除されています。
ほかに高校再編を考える上伊那の会が求めていた説明会の開催については「意見は十分に聞いているので必要はない」としています。
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は意見提案を来月中に
県教育委員会に提出します。
県教委では県立高校第2期再編に協議会の意見提案を反映させていくとしています。 -
夏休み終わり 2学期スタート
長い夏休みが終わり、21日上伊那各地の小中学校で2学期の始業式が行われました。
このうち伊那市の富県小学校では27日間の夏休みが終わり、2学期が始まりました。
1年生のクラスでは、出欠を確認していました。夏休み中に作った工作や絵をクラスメイトの前で発表しました。
始業式では、全校児童118人が集まり、代表の3人が、2学期の目標を発表しました。
1年生の宮地 糸子さんは、「雑巾に穴が空くくらい頑張って掃除をしたい」
3年生の小幡 哲平君は「水泳のクロールと算数を頑張りたい」と発表しました。
6年生の岡野 真奈葉さんは「2学期は運動会など行事がたくさんあるので頑張りましょう」と全校児童に呼びかけていました。
塚田 博之校長は、「平和について考える夏休みにしてほしいとお願いしました。命を大切にする、人の痛みを想像することができる、小学生にできる平和に取り組みましょう」と話していました。
富県小学校の2学期は87日間となっています。
なお、伊那市の小中学校では、21が2学期の始業式のピークとなっています。
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弥生3人組バンド 全国大会へ
伊那弥生ケ丘高校軽音楽部の3人組ロックバンド、The Sunny Pablo(ザ・サニー・パブロ)は、7月に開かれた県大会で準最優秀賞を受賞し、21日に東京で開かれる「全国高等学校軽音楽コンテスト」に出場します。
この日は出発を前に3人が準備をしていました。
オリジナル曲「携帯なんていらねえよ」は「好きな女の子には携帯電話なんか使わずに、直接想いを伝えて欲しい」という想いを込めてメンバーが作った曲です。
リーダーの有賀隼亮さんは「最近の高校生はSNSで伝えたりするけれど、やっぱり想いは直接伝えて欲しいと思い作った」と話していました。 -
工業高校生が技術を競う
工業高校の生徒が日頃から培った技術を競う「ものづくりコンテスト 電子回路組み立て部門」の県大会が9日、南箕輪村の南信工科短大で開かれました。
コンテストには県内の4つの工業高校から15人が出場しました。
駒ヶ根工業高校からは電気科3年で西箕輪中出身の唐澤雅和さんと、宮田中出身の太田惟尋さんが出場しました。
課題は、2時間30分の時間内に電子回路の製作とプログラムの作成を行い、ランプを点灯させたり数値を表示する装置を作るというものです。
生徒たちは、はんだごてを使い、ハード部分の電子回路を製作していました。
回路がおおむね完成すると、今度はソフト部分にあたる制御プログラムを作成していました。
高校生ものづくりコンテストは、長野県工業高等学校長会が毎年開いています。
コンテストは、旋盤作業や電気工事など6部門があります。
電子回路組み立て部門では、コンピュータ制御システムの構築をテーマに、装置の完成度や技術が審査されます。
審査の結果、松本工業高校と岡谷工業高校の生徒の北信越大会進出が決まりました。
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就活準備合宿 地元就職を後押し
大学生などの地元就職を後押しする就活準備合宿が8日から、伊那市の知立市野外センターで
行われています。
上伊那広域連合が主催するこの合宿は、今回で4回目で、上伊那出身の学生を中心に、27人が参加しました。
1日目の8日は、社会保険労務士法人の田畑和輝さんが、就職活動の心構えについて話しました。
田畑さんは、自分の持っている特性を自ら発信することの大切さや、就職先を決める時に自分の
価値観を重要視することなどを話しました。
ある生徒は「合宿を通して地元企業の魅力を知りたい。将来は地域を活性化させる力になりたい」
と話していました。
合宿2日目のあす9日は、およそ30社の地元企業が参加し、人事担当者が面接時のアピール方法
などについて指導する予定です。