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箕輪町地域日本語教室 1学期修了式
箕輪町地域日本語教室の1学期修了式が4日に産業支援センターみのわで行われました。
式では、日本語教室に通う9人が1学期の修了証を受け取りました。
1学期は全12回授業を行い、税金についてや浴衣体験、海苔巻き作りなどを通して日本語や日本文化を学びました。
毎週木曜日の午前中に開かれていて、夜勤明けで学びに来る人もいるということです。
箕輪町多文化共生コーディネーターの入倉眞佐子さんは「これからもしっかりと学んでいきましょう」と話していました。
2学期は7月末から10月までで、おにぎり作りなどを行う予定です。
日本語教室は箕輪町が国の交付金を活用して取り組んでいるもので、今年で3年目になります。
町では「今後も外国人が安心して暮らせるよう続けていきたい」と話していました。
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雨乞いの神事 鹿頭行列奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社で14日、雨乞いの神事、鹿頭行列が奉納されました。
子どもたちが鹿の頭に見立てた飾りをかぶり太鼓やほら貝の音に合わせて境内を練り歩きました。
箕輪町無形文化財に指定されていて箕輪町福与と伊那市福島の子ども合わせて17人が奉納しました。
鹿頭行列は1558年永禄元年の大干ばつで当時の箕輪城主が雨乞いをしたところ雨が降り、それに感謝して鹿75頭を奉納したのが始まりとされています。
地区名に「福」「大」「富」というおめでたい字が付く伊那市、箕輪町、南箕輪村の天竜川をはさんだ6地区が毎年交互に行っていて今年は東側の福与と福島が担当しました。
来年は天竜川西側の大泉、大泉新田、大萱、富田の4地区が担当します。 -
伊那西高校でキャリアフェスティバル
伊那市の伊那西高校で、地元の企業の社員から話を聞き、自分の将来を考えるキャリアフェスティバルが12日に開かれました。
キャリアフェスティバルには、上伊那の製造業やサービス業、福祉事業所など23社がブースを出展しました。
生徒たちは、自分の興味のあるブースを回り話を聞きました。
このうち株式会社ニシザワのブースでは社員が「どんな商品が売れるのか、お客に喜んでもらえるかを考えることが大切だ」と話していました。
キャリアフェスには、伊那西高校の卒業生も参加し、後輩たちに就職した企業の説明を行いました。
伊那西高校では、地元で就職してもらうきっかけづくりにしてもらおうと、上伊那の産学官の団体でつくる郷土愛プロジェクトと協力し、キャリアフェスを行っています。
伊那西高校では3年生108人のうち19人が就職を希望しているということです。
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高遠高校で兜陵祭始まる
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が12日から始まりました。
12日は、体育館で校内祭が行われました。
全校生徒がカウントダウンにあわせて風船を飛ばし文化祭の開会を祝いました。
今年のテーマは「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ・・・私達の青春だ!!」です。
やりたいことを諦めることなく全力で取り組み、自分が主役となる文化祭にしようという意味が込められています。
生徒会が制作した動画に教諭たちが登場すると、会場は盛り上がっていました。
12日はほかに、クラスごとの発表が行われ、ダンスや合奏、制作した動画の上映が行われました。
兜陵祭では13日の午前10時から一般公開が行われ、展示や音楽専攻の生徒らによる発表が行われるということです。
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セイコーエプソン 再生紙ノートを村内児童に
諏訪市に本社を置くセイコーエプソン株式会社は、再生紙を利用したノート1,600冊を南箕輪村内の小中学校に10日贈りました。
この日はセイコーエプソン株式会社 人的資本・健康経営本部副本部長の窪田美彦さんらが南箕輪小学校を訪れ、児童会長の田中貴大さんにノートを手渡しました。
エプソンでは、使用済みの紙から再生紙をつくる製紙機を販売しています。
ノートはその製紙機でつくられた紙を製本し、ノートにしたものです。
エプソンでは、再生紙に触れることで子どもたちに環境保護について知ってもらおうと、一昨年から県内の小中学校を対象にノートを寄贈しています。
寄贈されたノート1,600冊は村内の小中学校の児童生徒に1人1冊ずつ配られるということです。 -
平和記念式典参加を前に事前学習
来月6日に広島市で開かれる平和記念式典に参加する箕輪町の小中学生の事前学習会が10日、箕輪町文化センターで開かれました。
平和記念式典は原爆が投下された8月6日に毎年開かれています。
今年は箕輪町では初めて小中学生とその保護者25人が参加します。
事前学習は箕輪町教育委員会が開いたもので参加の動機について発表していました。
ほかには被爆体験者の証言をまとめたビデオを視聴しました。
参加者は原爆により罪のない一般市民が亡くなったり、辛い思いをかかえて生きてきた人たちの話を聞いていました。
参加者は作文により選考された小中学生で来月5日に出発し原爆ドームなどを見学します。
6日には平和記念式典や「ひろしま子ども平和の集い」に出席する予定です。 -
三宅小学校の児童が高遠北小学校を訪問
伊那市の友好都市、東京都三宅村にある三宅小学校の児童が4日高遠北小学校を訪れ交流しました。
三宅小学校の5年生15人がお揃いの水色のTシャツを着て高遠北小学校を訪れました。
両校の5年生同士が交流しドッジボールを楽しみました。
旧高遠町と三宅村は昭和45年1970年に友好町村盟約を結びました。
江戸時代、大奥の女中だった絵島と歌舞伎役者の生島の悲恋「絵島生島事件」で絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となっています。
小学校の交流は平成7年1995年から始まり、三宅島の雄山大噴火で一度中止となりましたが、その後は全島避難している間も毎年行われているということです。
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伊那北理数科1年生 大腸菌培養実験に挑戦
伊那市の伊那北高校理数科の1年生は、今年度取り組む細菌培養の研究に活かそうと、大腸菌の培養実験を6月13日に行いました。
この日は、細菌に詳しい信州大学農学部の伊原正喜准教授が講師となり、理数科の1年生40人が大腸菌の培養実験に挑戦しました。
伊原准教授は、「大腸菌はおよそ30分に1回分裂し増えていく」と説明していました。
伊那北高校では、2022年から信州大学と連携し授業を行っていて、生徒は今年度細菌培養の研究を行うことになっています。
この日の実験は、その事前学習として行われ、実験の手順や道具の使い方を教わっていました。
伊那北高校では、「自然科学に関する知見を広げ、今後の研究に活かしてほしい」としています。
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髙木東六さん 生誕120年記念展
作曲家で伊那市の名誉市民の髙木東六さんの生誕120年記念展が伊那市の創造館で開かれています。
7月7日は髙木さんの誕生日で、7日はそれに合わせオープニングイベントが行われました。
オープニングイベントでは、髙木さんが疎開中の伊那で使用していたピアノで演奏が行われました。
訪れた人達はピアノにあわせ、水色のワルツや伊那市の歌を歌いました。
記念展では、髙木さんが作曲した水色のワルツや伊那市の歌、オペラ春香の資料などが展示されています。
髙木さんは、1904年に鳥取県で生まれた作曲家です。
太平洋戦争中の1945年の東京大空襲で家を焼かれ伊那に疎開しました。
伊那では7年間暮らし、オペラ春香や歌謡曲・水色のワルツを作曲しました。
1948年には、伊那にあった3つの高校合同のコーラスグループを作り指導したという事です。
伊那市の古旗功さんは、コーラスグループのメンバーで、髙木さんから直接指導を受けたという事です。
生誕120年記念展は11月4日までの予定で、随時資料を追加していくという事です。
また、伊那市では8月11日に髙木さんの研究者による講演や作曲した曲を歌う「髙木東六先生の功績」をいなっせで開く予定です。
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東春近小学校で七夕の飾りつけ
伊那市の東春近小学校1・2年生は、3日に七夕の飾りつけを行いました。
東春近小1・2年生は、七夕飾りに使う竹を学校近くの竹林に取りに行きました。
竹林は、老松場の丘・古墳公園整備委員会が管理していてクラス分の4本を提供しました。
東春近小学校では毎年、竹をもらって飾りつけを行っているということです。
竹は、児童たちが学校まで持って帰りました。
教室では、短冊にそれぞれの願い事を書きました。
書き終わると短冊や飾りを竹に結んでいきました。
七夕飾りは廊下に立ててみんなが見れるように14日頃まで飾っておくということです。
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箕輪町総合教育会議 箕輪西小を視察
箕輪町総合教育会議が2日開かれ、関係者が箕輪西小学校の授業を視察しました。
2日は、白鳥政徳町長や町の教育委員など約15人が訪れ、授業を見学しました。
3年生の社会の授業では販売の仕事について学んでいて、箕輪町内にあるスーパーマーケットについて調べています。
子どもたちが、視察に訪れた人たちに、「良く行く店や、その店に行く理由」についてインタビューしていました。
6年生のクラスでは、総合学習の授業を視察しました。
赤そばの里で黒曜石を見つけたことから、町郷土博物館の学芸員を招き、石器や土器について質問していました。
視察後の会議で「地域の題材を取り上げることでより関心がわき、子どもの探求心につながる」「子どもたちが主体的に活動する時間を大切にしていると感じた」などの意見が出ていました。
箕輪町総合教育会議では、町の教育の現状を確認しようと年に1回視察を行っています。
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伊那市議会6月定例会閉会
伊那市議会6月定例会は新たに提出された議員提出議案など6議案を含む11議案全てを原案通り可決し28日に閉会しました。
議員提出議案のうち、国の地方自治法の一部を改正する法律が成立したことを受け、衆参両院の総務委員会の付帯決議を十分にふまえた制度運用を求める意見書提出について賛成19、反対1の賛成多数で可決されました。
今定例会に提出された11議案は全て原案の通り可決されました。
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農林科学の研究と教育支援で助成金
農林科学の研究と教育の支援をしている公益財団法人信州農林科学振興会は、信大農学部助教や留学生などに助成金を28日に贈りました。
南箕輪村の信州大学農学部で贈呈式が行われ、振興会から目録が手渡されました。
研究者に対する助成として信大農学部助教など3人に合計60万円。
教育助成として信大の大学院生3人に合計120万円。
国際交流助成として信大農学部外国人留学生支援の会に12万円が贈られました。
研究者を代表して信大農学部助手の椎葉湧一朗さんは「研究資材の購入費やフィールドワーク実施など役立てていきたい」と謝辞を述べました。
振興会では伊那中央ロータリークラブなどからの協力を得ながら県内の農林業の人材育成と教育の助成を目的に毎年贈っています。
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ミクロネシア児童ら 高遠小で交流会
ミクロネシア諸島の児童や生徒24人が28日に伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ児童と交流しました。
これは国立信州高遠青少年自然の家の交流事業で行われたものです。
体育館で交流会が開かれ、ミクロネシアの児童・生徒は地域の伝統的な踊りを披露しました。
23日の土曜日に来日して東京都に滞在し、前日国立信州高遠青少年自然の家に到着したという事です。
高遠小学校の児童は校歌を披露しました。
国立信州高遠青少年自然の家での受け入れはコロナ禍以来4年ぶりだということです。
ミクロネシアの児童・生徒たちは国立信州高遠青少年自然の家での自然体験や、ホームステイを行い、7月2日に帰国するという事です。 -
わが家のセーフティーリーダー委嘱
箕輪中部小学校の6年生88人が防犯意識の向上を図る「わが家のセーフティーリーダー」に20日、委嘱されました。
箕輪中部小学校で委嘱式が行われ伊那警察署の駒津一治署長から代表児童に委嘱状が手渡されました。
「わが家のセーフティーリーダー」は学校と家庭、地域が一体となり子どもたちの健全育成を図ろうと伊那警察署が行っているものです。
式のなかで駒津署長は「学校や社会のルールを守り自分や家族が安心して暮らせるにはどうしたらよいか考えて実行してください」とあいさつしました。式ではほかに代表の児童3人が決意を述べました。
伊那警察署管内では今年度「わが家のセーフティーリーダー」に合わせて3校の112人を委嘱することにしています。
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上農生がホタルの繁殖に取り組み
南箕輪村の上伊那農業高校里山コースの生徒はホタルが飛び交う環境づくりを進めようとホタルの繁殖に取り組んでいます。
19日に箕輪町三日町でホタルがいる、かまくらざわ生きものの里に上農の生徒と教諭が訪れました。また観察のため、近くの箕輪南小学校の児童を招きました。
繁殖にはオスとメスを捕まえなければいけませんが、メスはほとんど飛ばず草むらで動かないということで探すのに苦労していました。
生徒らはホタルをつかまえると虫かごに入れていました。
昨夜はオス3匹、メス1匹をつかまえることができました。
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伊那弥生ケ丘高校跡地利用 大学誘致も一つの選択肢
伊那市の白鳥孝市長は、高校再編による伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用について「大学誘致を一つの選択肢として県に提案していきたい」との考えを示しました。
これは、20日に市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は「地域の環境も変化しているので小規模なサテライトキャンパスも含めて、幅広く誘致について検討していきたい」と話しました。
伊那市は産学官民連携のまちづくりの検討組織を8月に立ち上げます。
その中で伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用についても話し合いを行うということです。
ほかに、市役所職員の名札について、プライバシーの保護やトラブル防止の観点から、フルネーム表記の廃止に向け、作業を進めているということです。
実施時期は未定だということです。
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後継者不足の古田人形芝居 継承に奮闘
長野県の選択無形民俗文化財に指定され、今年伝承300年となる箕輪町の古田人形芝居。
後継者不足にあえぎながら、保存会会員は伝統の継承に奮闘しています。
17日 午後8時。メンバーが集まってきます。
公民館近くにある小屋から舞台装置を運び、手際よく組み立てていきます。
保存会は毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古を行っています。
この日は、7月13日にある地元・上古田公民館での定期公演に向け、披露する演目の一つ「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」の稽古を行いました。
登場する人形は、主役「お七」一体のみです。
パソコンで音声を流しながら稽古が始まりました。
古田人形芝居保存会には、現在、人手不足により、三味線がいません。
公演本番では、三味線を外部に委託しています。
稽古は録音で行っているのです。
人形芝居は、一体につき、3人で操ります。
「伊達娘恋緋鹿子」では、前半と後半で操り手を変更するため、全体では6人が人形を操る演目です。
保存会では、箕輪町内を中心に高校生から80代までの15人が会員として活動しています。
太夫や三味線のほか鐘などの鳴り物の担当もあります。
レパートリーは7演目ありますが、人手不足により、登場人物が多い3演目は発表できない状態となっています。
保存会では、興味を持ってもらおうとSNSで情報発信を始めました。
多くの人に関心を持ってもらい、伝統文化を継承していきたいと考えています。
古田人形芝居保存会の上古田公民館での公演は、7月13日(土)午後7時30分開演で、誰でも入場できます。
披露される演目は、「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」と「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の2演目です。
入場は無料です。
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伊那節を後世に 小学校で講習会
伊那市は、伊那谷に伝わる民謡伊那節を後世に継承しようと、今年度から市内の小学校で踊りの指導を行います。
17日は、初めての講習会が西箕輪小学校で開かれました。
指導を受けたのは、西箕輪小学校の3年生、2クラス合わせておよそ70人です。
伊那節振興協会のメンバーおよそ10人が学校を訪れ、伊那節の歴史や踊り方を教えました。
伊那節を踊り始めて60年以上になるという秋山勝子さんが、振り付けやその意味を説明しました。
秋山さんは、「天竜川の川の流れを表現するものなど、伊那節には10個のふりがあります。指先をまっすぐに伸ばすときれいに見えます」と話していました。
伊那節は、江戸時代に権兵衛峠を越えて伊那と木曽を行き来する時にうたわれていた馬子唄で、現在では伊那まつりの定番の踊りとなっています。
伊那市では昨年度、伊那節を後世に残していこうと踊りを撮影し、市の公式ホームページに掲載しました。
今年度からは、小学校での指導に本格的に取り組み、後継者の育成につなげていきたいとしています。
西箕輪小学校では、今後発表の場を設けたいとしています。
指導講習会は、今年度伊那小学校でも開かれます。 -
コマツ 箕輪町へスポットクーラー寄贈
箕輪町沢の総合建設業 株式会社コマツは、町にスポットクーラー2台を5日に贈りました。
5日は株式会社コマツの小林芳直社長が社会体育館を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。
スポットクーラーは、縦横40センチ、高さ1メートルで、電源を入れると10度~20度の冷風が出てきます。
下部にはキャスターが付いていて、移動させる事もできます。
コマツでは20年前から、小中学校を支援しようと、ボランティア作業や物品の寄付を行っていて、スポットクーラーは、去年に続き2回目です。
小林社長は「夏に向け体に負担がかからないよう、授業や部活などで活用してほしい」と話していました。
白鳥町長は「社会体育館は災害時には避難所となる。授業以外でも、あらゆる場面で活用させて頂きます」と感謝していました。
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吹奏楽定演で演劇部とコラボ
伊那弥生ケ丘高校吹奏楽クラブの第34回定期演奏会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では初めての試みとして演劇部とともにステージを展開しました。
演劇部は吹奏楽クラブの演奏と連携しながら童話「オズの魔法使い」をもとにした劇を披露していました。
吹奏楽クラブは1年生10人、2年生8人、3年生9人の合わせて27人で活動しています。
演奏会は自分たちを支えてくれている人たちへの感謝の気持ちと吹奏楽の楽しさを伝えようと開かれたもので今回で34回目となります。
保護者など会場を訪れた人たちは演奏と演劇が連携したステージを楽しんでいました。
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鹿頭行列に向け福与でほら貝・太鼓の練習
7月14日の箕輪南宮神社の例大祭、鹿頭行列の本番に向けた福与地区のほら貝と太鼓の練習が、8日から始まりました。
この日は、福与地区のほら貝と太鼓を担当する福与諏訪社の社務員7人が、練習を行いました。
ほら貝は、音を出すのにコツが必要だということで、まずは、音が出せるかどうかをチェックしました。
音を出すことのできた那須 喜行さん、中村新一さんが担当することになりました。
それ以外のメンバーは太鼓です。
太鼓は、12年ほど、福与地区で指導に当たっている中村政一さんに教わりながら動きを確認していました。
鹿頭行列は、箕輪町の箕輪南宮神社の例大祭で奉納される400年以上続くとされる雨乞いの行事です。昔、箕輪郷だった地区を天竜川の東と西に分け、1年毎に交代で行事を行っています。
今年は東側の伊那市福島と箕輪町福与が当番です。
鹿頭を被った子どもたちが練り歩き、周りでほら貝と太鼓が披露されます。
この日は、1時間ほど太鼓の動きを確認していました。
ほら貝と太鼓の練習は、29日まであと2回予定されています。
鹿頭行列の本番は、7月14日となっています。
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進徳館の日で様々なイベント
江戸時代の高遠藩の藩校「進徳館の日」に合わせた行事が、伊那市高遠町で25日に行われました。
進徳館は、信州教育の源流となったといわれる高遠藩の藩校です。
進徳館の館内に展示されている孔子・孟子などの五聖像の前で、白鳥孝市長など関係者が拝礼しました。
進徳館では、伊那市内で活動する茶道教室の表千家 竹村社中が野点を行いました。高遠中学校の生徒が、ボランティアで、茶などを運んでいました。
会場を高遠閣に移して、第30回 進徳館の日の行事が行われました。
会場には、今年生誕150年となる高遠町出身の画家・池上秀畝が手掛けた絵と書が、きょうのみの限定公開で展示されていました。
白鳥市長は、「実践・体験を重視する伊那市の教育の象徴として進徳館を守り伝えたい」とあいさつしました。
イベントでは、高遠中学校の田中幸一校長と、原洋一教諭が、観光ボランティアとして活動する生徒たちについて講演しました。
高遠中学校では、高遠城址公園の桜を見に訪れた観光客に対し、駐車場やトイレの提供、桜茶のふるまいなどを行っています。先輩たちから受け継いだ「おもてなしの心」を大切にしながら、SNSで映えるスポットや、案内標識の作成など、新たなおもてなしにチャレンジしたことなどを紹介していました。
高遠スポーツ公園文化体育館では、進徳館の日記念少年剣道大会が開かれました。
伊那市内の小学校低学年から中学生まで19チーム163人が出場しました。
剣道大会は、「文武両道」を掲げた進徳館にちなんで行われていて今年で26回となります。
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上農生と富県小児童サツマイモ植え
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒と伊那市の富県小学校の児童は5月23日に小学校近くの畑にサツマイモの苗を植えました。
この日は上農高校のコミュニティデザイン学科里山コースの2年生19人と富県小学校4年生の児童24人が一緒にサツマイモの苗を植えました。
品種は紅あずまで、30センチ間隔で植えていきました。
児童は高校生から植え方を教わりながら丁寧に植えていきました。
上農高校では林業や農業に興味を持ってもらおうと、上伊那地域の小学校と世代間交流を行っています。
交流は2年計画で、今年はサツマイモの苗植えなどを通して親睦を深め、来年は経木を使ったものづくりを一緒に行い、森林資源の活用やものづくりに興味を持ってもらう計画です。
サツマイモは9月ごろに収穫し、11月に焼きいも大会を開き味わうということです。
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伊那西小 林間と親しむ会
伊那市の伊那西小学校の学校林で、講師から自然の見方・感じ方を学ぶ「林間と親しむ会」が5月21日に開かれました。
講師は元小学校教諭で長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんが務めました。
野口さんは広さ1・8ヘクタールの学校林を周りながら、食べられる植物や毒がある植物について説明していました。
7種類の植物の葉で長さを競うネイチャーゲームも行われました。
以前は全校児童が飯ごう炊さんをするだけでしたが、1997年から森について学ぶ要素を加えた「林間と親しむ会」となりました。
お昼には、飯ごう炊さんを行い、協力してカレーを作り味わったということです。
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池上秀畝をテーマに歴博講座
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠町出身の画家、池上秀畝をテーマにした歴博講座が、5月19日に開かれました。
この日は、元上田市立美術館館長で、伊那文化会館でも8年間学芸員を務めた、滝澤正幸さんが話をしました。
滝澤さんは、美術史を専門とし、秀畝についての研究を行っていて、講座では、秀畝が生きた時代の美術界や作品について話しました。
滝澤さんは「秀畝は日本の伝統的な絵画方式を守る『旧派』の代表として活躍していたが、卓越した画力で新派的な美意識の画風も描くことができた」と話していました。
歴博講座は、高遠町歴史博物館が、2015年から地域の研究者や学芸員などの研究発表の場として開いているものです。
今回の講座は、16日まで開催中の、池上秀畝生誕150年の企画展に合わせて開かれ、会場には30人が訪れました。
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東春近田原 白山社で御田植祭
伊那市東春近田原の白山社の田んぼで五穀豊穣を祈願する御田植祭が1日に行われました。
御田植祭では最初に神に供える米を栽培する「斎田」と呼ばれる田んぼで神事を行いました。
田植えは、氏子総代や早乙女姿になった伊那市出身でタレントの成美さんなどおよそ15人で行いました。
筋着けと呼ばれる農機具を使いながら等間隔になるように苗を植えていきました。
稲刈りは9月中旬に行われ、米は12月の新嘗祭で奉納されるということです。 -
大人の社会科見学 水力発電所を見学
箕輪町公民館講座「大人の社会科見学」の一環で、参加者が長岡の信州もみじ湖発電所を2日見学しました。
2日は参加者7人が発電所を見学しました。
計画では、水道週間にちなんで水に関連する浄水場やダム、発電所を電動アシスト自転車で巡る予定でしたが雨の為、発電所に現地集合しました。
信州もみじ湖発電所は、長野県企業局が運営する施設です。
職員は、「年間330世帯の電力を賄っている」「災害が発生しても自立運転により発電を続けられる」などと説明していました。
箕輪町公民館では、秋の紅葉シーズンにもみじ湖を電動自転車で巡る講座を開催する予定です -
南箕輪中学校と韓国の生徒が交流
南箕輪村の南箕輪中学校に、学校交流訪問で韓国の中学校の生徒が31日に訪れました。
南箕輪中学校を訪れたのは、韓国ソウル市の中学生29人です。
30日に上伊那に到着し、駒ヶ岳登山を行ったということです。
この日は体育館で交流会が開かれ、南中の生徒が校歌を歌いました。
韓国の生徒は、自分の学校を紹介していました。
昼は各教室に分かれて給食を食べました。
韓国の生徒は南中で授業も受けました。
この交流は、宮田村が行うインバウンド事業に南箕輪村教育委員会が協力し行われたものです。
生徒はあす帰国するということです。
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上農で起業家フェス 将来を考えるきっかけに
起業した人から話を聞く「起業家フェス」が、南箕輪村の上伊那農業高校で、27日に開かれました。
この日は、2年生160人がグループに分かれ、飲食店を営む人や、会社を経営する人など、村内外の20人から話を聞きました。
講師は、起業したきっかけや仕事に就く時に大切なことを話しました。
このうち、南箕輪村北殿のパン店、ニコテイルの向山志緒美さんは、「苦手なことを無理にやるより、自分が好きで得意な分野の仕事に就くことが大切です」と話しました。
起業家フェスは、キャリア教育の一環で開かれたもので、上農高校では、「多様な働き方を知って選択肢を広げ、将来を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。