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中尾歌舞伎秋季定期公演 親子の別れの物語
伊那市長谷の中尾歌舞伎秋季定期公演が6日に行われ、親子の別れを描いた悲哀の物語が上演されました。 「恋女房染分手綱―重の井子別れの段―」は、かつて腰元だった重の井が、奥家老の息子と不義密通の末に産まれた息子、三吉と再会します。 しかし父の切腹により死罪を逃れ調姫の乳母となった重の井は、母と名乗る事ができず、実の息子、三吉と再び別れざるを得ません。 母と子を演じたのは、伊那市東春近に住む森みちるさん、蔵之助くん親子です。 見せ場になると会場から多くのおひねりが飛んでいました。 最後に母、重の井は手鏡で離れゆく三吉の最後の姿をみつめ、幕が閉じます。 中尾歌舞伎秋季定期公演の模様は19日(土)から、ご覧のチャンネルで放送します。
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秋の叙勲 信大名誉教授 柴田久夫さん
秋の叙勲が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 7日は、信州大学名誉教授で南箕輪村の柴田久夫さんの喜びの声です。 「私には縁のない話だと思っていた。研究所時代の仲間や家族のおかげです」 瑞宝中綬章を受章した南箕輪村南原の柴田久夫さん79歳。 富山県出身の柴田さんは、富山大学薬学部を卒業後、京都大学農学部の博士課程を修了。 京都大学で助手を務めたのち、知り合いの教授が信州大学農学部にいたことが縁で32歳の時に南箕輪村に移り住みました。 信大農学部では、自然界に自生する植物から抽出した成分を分析する研究をしてきました。 キノコの研究では、抗菌作用がある成分をみつけています。 「こういうものが見つかった時は、本当にうれしかった。これが実際にどれほど役にたつかは他の人に任せるしかないが、基本的なことをやれたということはうれしい」 南箕輪村は、自身の研究に適した場所だったと話します。 「資料を調達するには、非常に恵まれていていいところだった」 1度取り組んだことは自分が納得するまで続けてきたことが成果に繋がったと振り返ります。 「始めたらとことん自分が納得いくまでやるということ。いわゆるコツコツと焦らずにやってきたということだと思うが、自分の好きなことをずっとやってこられて本当に幸せ」 秋の叙勲。8日は旭日双光章を綬章した伊那市の元上伊那歯科医師会会長橋場正尚さんの喜びの声をお伝えします。
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村民文化祭 花田景子さんが講演
南箕輪村の村民文化祭が5日、6日の二日間、村民センターで行われています。 5日は文化講演会が開かれ、貴乃花親方の妻、花田景子さんが講演しました。 花田さんは、「母として、妻として、女将として」と題し、自身の体験を話しました。 元フジテレビアナウンサーの花田さんは、1995年に第65第横綱の貴乃花さんと結婚しました。 現役時代は、「勝負の厳しさと食事の大変さに驚いた」と話していました。 また、会場には村内の個人や団体が出展した盆栽や書など1,200点の作品が展示されています。 村民文化祭は村文化団体連絡協議会が3日の文化の日にあわせ毎年開いています。 6日は、作品展示のほかステージ発表も行われます。
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伊那市子育てシンポジウム
子育てについて考えるシンポジウムが5日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 シンポジウムは伊那市合併10周年記念事業として開かれたもので、保育士の発表や講演が行われました。 伊那市では、保育の質の向上を目的に、新伊那市が誕生した平成18年に市内の保育士が中心となり「保育プロジェクト委員会」が発足しました。 委員会では、保育内容についての研究や各園での取り組みを発表するなどの活動を続けてきました。 今日のシンポジウムでは、美篶保育園の山岸恭子さんが、伊那市の保育の取り組みについて発表しました。 山岸さんは「思うように保育ができない時は職員で集まり話し合うことで解決方法が見えた。それを繰り返すことで子どもの満足感や達成感を感じるようになった」と発表しました。 その後、大阪教育大学教育学部の小崎恭弘准教授が「子どもたちの求める、人、場所、もの」と題して講演しました。 小崎さんは「保育士は“専門性のあるパワー”を持っていて、保護者を褒めたり子どもの力を引き出したりうまく使えば何倍も効果を発揮する」と話しました。 シンポジウムには県内外からおよそ200人が集まり、話に耳を傾けていました。
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箕輪北小学校4年2組 育てたリンゴを販売
箕輪町の箕輪北小学校4年2組の児童は農家に協力してもらいながら育てたリンゴの販売を、2日に行いました。 販売開始前には20人程の列ができ、用意した80袋が15分で完売したという事です。 子ども達は、せっかく来てくれたお客さんにお詫びの気持ちとして試食用に持ってきた傷のついてしまったリンゴを一人一個無料で配布する事にしました。 この日の販売をPRする手書きのポスターやチラシを見て買いに来た人の中には、傷がついたものでもまとまった数で欲しいとお金を出して買っていく人もいました。 地元農家の畑で摘果や玉まわしを体験して、10月に収穫したリンゴです。 今年は台風の影響で傷がつき販売できるリンゴが例年より少ないですが、玉が大きく甘みがあり出来は良いという事です。 4年2組では、まとめの学習として今後、ジャムなどの加工方法を学習する予定です
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中尾歌舞伎秋季定期公演 本番間近 稽古に熱
中尾歌舞伎秋季定期公演が6日に伊那市長谷の中尾座で行われます。 本番を間近に控え役者達は熱のこもった稽古を行っています。 公演が行われる中尾座の舞台で1日夜、通し稽古が行われました。 今回上演する演目は「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」です。 幼い頃に生き別れた母と息子が再会しますが、訳あって母と名乗る事ができずに涙するという親子の悲哀を描いた作品です。 前回2011年の秋季公演以来5年ぶりの上演で、見どころは母と子が名乗る事ができずに別れて行くシーンです。 今回、初めて出演する伊那市高遠町の石川裕美さんです。高校時代から演劇が好きで、去年中尾座の舞台を見て歌舞伎をやってみたいと思ったのがきっかけでした。 中尾歌舞伎保存会では子ども達にも歌舞伎に興味を持ってもらおうと今回この演目を選んだという事です。 中尾歌舞伎の秋季定期公演は6日(日)午後1時30分から行われます。 なお、公演の模様は伊那ケーブルテレビの122チャンネルで生中継します。
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地蜂の巣コンテスト
伊那市地蜂愛好会は、地蜂の巣の重さを競うコンテンストを30日みはらしファームで行い、箕輪町の松本徹さんが優勝しました。 会場のみはらしファームには、会員20人から27個の地蜂の巣が持ち込まれました。 蜂が飛び出さないよう段ボールに入った巣に煙幕を入れ、眠らせた後に巣を取り出します。 そして一つ一つ重さを計っていきます。 計量を終えたものは、一列に並べられ、1キロ1万円ほどで、販売されました。 優勝したのは、3,166グラムで、箕輪町木下の松本徹さんでした。 去年の優勝は、7,300グラム、2位は、4,370グラムでしたが、今年は、天候不順の影響で小ぶりなものが目立ちました。 会場では、遠くから来た買い物客が珍しがってコンテンストや蜂の巣を見物していました。
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伊那ビデオクラブ 伊那市合併10周年で「高遠物語」お披露目
伊那ビデオクラブの伊那映像祭が29日に行われ、伊那市合併10周年を記念して制作したドキュメンタリー映像作品「高遠物語」がお披露目されました。 高遠物語は平成18年の伊那市合併から10年を記念して、伊那ビデオクラブが制作したものです。 城址公園での高遠囃子の演奏から番組が始まり、地域に伝わる祭りや文化、それを継承する人たちにスポットをあてた1時間15分の作品です。 手作りの弓で矢を恵方に向かって放つ正月の伝統行事や、寒ざらしそば復活への取り組み、高遠焼き継承者へのインタビューなどが取り上げられています。 赤羽仁会長は「歴史と文化の発信地、高遠をテーマにしたこの作品を多くの人に見てもらい伊那市の一体感をさらに深めたい」と話していました。 「高遠物語」は伊那市内の図書館や公民館などに配布する予定です。 伊那ビデオクラブの映像祭は平成19年に第1回が行われ、今回で8回目です。 この日は、会員が個人で制作した作品の上映も行われました。地域の歴史や身近な出来事などを取材した16人の作品が上映され、約200人が鑑賞しました。
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第30回伊澤修二記念音楽祭 澤学長が指揮
伊那市高遠町出身で日本の音楽教育の基礎を確立した伊澤修二の功績をたたえる第30回伊澤修二記念音楽祭が29日行われ、東京芸術大学の澤和樹学長が指揮をしました。 伊那文化会館で行われた第2部には、東京芸術大学の学生オーケストラや公募で集まった伊澤修二記念音楽祭合唱団などが演奏を披露しました。 今回は初めて澤学長が出演し、全員合唱の伊那市の歌で指揮をしました。 伊澤修二は、東京芸術大学の前身の東京音楽学校で初代校長を務め、日本の音楽教育の基礎を確立したとされています。 記念音楽祭は、修二の功績を顕彰しようと、毎年開かれていて、今回が30回目となります。 澤学長は「今後も40回、50回と続けていける充実した音楽祭にしていきたい」と話していました。 高遠中学校を会場に行われた第一部の公演では、高遠町の小中学生や高校生が出演しました。 このうち、高遠北小学校の5年生12人は音楽劇「森は生きている」を発表しました。 9月から練習を始め、東京芸術大学の佐野靖(やすし)教授から歌唱指導を受けました。 少女たちが森に住む精霊から自然の大切さを学ぶという物語で、地元高遠町の自然を大切にしたいという気持ちを込めて演じたという事です。 この音楽祭の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。
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商業美術家の不折にスポット
明治から昭和初期にかけて新聞や雑誌の挿絵の他、会社のロゴマークを手がけた商業美術家としての中村不折にスポットを当てた展示会が伊那市創造館で開かれています。 兵庫県の「日本盛」株式会社のロゴマーク。 諏訪の宮坂醸造株式会社の地酒「真澄」。 東京新宿の老舗食品メーカー「中村屋」。 これらよく目にするロゴマークは伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折によるものです。 伊那市創造館では不折生誕150年記念企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」を開催しています。 1866年、慶応2年東京に生まれた不折は母親のふるさと高遠に移り住みます。 20歳を過ぎてから絵画の修行のため東京に戻り明治から昭和初期にかけて、洋画家としてまた書家としても活躍しました。 フランス留学も経験し絵画では西洋画法のもと中国の故事をテーマにした作品を次々と発表します。 洋画家としてまた書家としても名を馳せた不折が商業美術家として制作にあたっていた理由について伊那市創造館の捧剛太館長は「貯めたお金で絵画や書の研究をするため」と話します。 企画展では遊び心のある不折の一面を見ることができます。 掛け軸の中には一文字書き忘れていたため後から小さく書き加えた作品があります。 当時の新聞の付録として配られた世界一周双六もあります。 伊那市創造館の企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」は10月31日まででしたが11月14日まで期間を延長し開かれます。 入場料は大人200円。上伊那の小中高生は無料です。
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公立高校 募集定員公表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校の生徒募集定員を26日、公表しました。 辰野高校は普通科120人、商業科40人。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人。 高遠高校は、普通科120人。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で120人。 赤穂高校定時制は、40人。 箕輪進修高校は、普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業科Ⅰ部は40人。 なお、選抜試験は前期が来年2月8日に、後期が3月8日に行われる予定です。
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「自主制作映画祭2016」 様々なジャンルの20作品を上映
「自主制作映画祭2016」が、伊那市創造館で22日に行われ、東京や大阪、伊那谷で制作された様々なジャンルの自主映画が上映されました。 映画祭には、東京や大阪で活動する自主制作映像作家の作品15本と、伊那谷で制作された作品5本が上演されました。 伊那谷で制作されたものは3分から15分のショートムービーで「1シーンに必ず伊那の名物が写っている事」が今年のテーマです。 中にはソースかつどんをテーマに取り上げた作品もありました。 映画祭では、コメディーや青春ドラマなど様々なジャンルの作品が上映されました。 誰もが簡単に動画撮影ができるようになった時代に伊那谷から新しい映像作品を生み出そうと伊那市創造館が企画した映画祭で、今年で2年目となっています。
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上伊那教育会が少年の塔 慰霊祭
上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした青少年の慰霊祭が24日伊那市の伊那公園にある少年の塔の前で行われました。 多くの義勇軍が上伊那から送り出された理由について上伊那教育会専務理事の矢澤静二さんは当時の上伊那教育会の内紛が背景にあると話しています。 義勇軍は太平洋戦争中、満州開拓のため国策として募られた16歳から19歳の男子です。 上伊那教育会が中心となり奨励し上伊那からはおよそ800人が海を渡りました。 敗戦後ソ連の捕虜になるなど91人が命を落としたということです。 満蒙開拓団について研究している矢澤さんによりますと昭和15年には上伊那で180人の募集がありましたが希望したのは22人に留まったということです。 その頃、上伊那教育会は生徒を満州に送り出すことに消極的な会長と積極的な副会長の対立が激しくなり両者が更迭される上伊那教育会事件が起きたと話します。 矢澤さんはこの事件を知る人はほとんどいないとしたうえで2人の更迭後、教育会はこの事件による名誉回復のために義勇軍の人数を増加させたと話しています。 矢澤さんの調べによりますと昭和17年には81人の募集に129人が集まったということで、教育会の内紛が義勇軍増加の一因だと話しています。 少年の塔は鍬を持ち遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で上伊那教育会や満蒙開拓青少年義勇軍遺族会などが昭和36年に建立したものです。 慰霊祭は上伊那教育会が毎年行っているものでおよそ30人が出席しました。
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全国学力テストの結果公表すべき
箕輪町の白鳥政徳町長は文部科学省が行っている全国学力テストの学校別結果について個人的考えとしたうえで公表すべきとの考えを24日示しました。 24日箕輪町役場で開かれた記者会見で白鳥町長は「結果は学校内でとどめず傾向を知る上で個人的には公表すべきだ」と述べました。 町ではこれまで結果について公表していませんでしたが、来年以降公表できないか検討するよう、町教育長に指示したということです。 また白鳥町長は現在町で行っている「一味違う子ども育成事業」の英語あそびについて抜本的に見直すとの考えを示しました。 英語あそびは保育園に講師を招き英語を学ぶものですが、その成果の論証が必要だとしています。 町では今後、英語あそびによりコミュニケーション能力がついているのか、テストを導入したほうか良いかなどそのあり方について検証していくとしています。
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生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展
箕輪町出身の探偵小説家、大下宇陀児(うだる)の生誕120年を記念した特別展が町郷土博物館で開かれています。 会場には、宇陀児(うだる)の直筆の原稿や写真、作品が掲載された雑誌など161点が展示されています。 大下宇陀児は、明治29年、箕輪町木下に生まれました。 九州帝国大学卒業後、商工省臨時窒素研究所に勤務していましたが、在職中に書いた小説「金口(きんぐち)の巻煙草」が雑誌に掲載され、探偵作家としてデビューしました。 宇陀児は69歳まで生き、370以上の小説を残しました。 江戸川乱歩と親交があり、乱歩に次ぎ、日本探偵作家クラブの2代目会長を務めました。 また、箕輪中部小学校の校歌も作詞しました。 23日は展示解説が行われ、学芸員の柴(しば)秀(ひで)毅(き)さんが宇陀児の作風やエピソードなどを紹介しました。 会場には、宇陀児の作品が読めるコーナーもあります。 生誕120年探偵作家大下宇陀児展は11月13日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。 11月3日には宇陀児のミステリークイズ、12日には未公開資料の特別見学が予定されています。
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定時制・通信制高校の生徒が生活体験を発表
定時制・通信制高校に通う生徒が生活の中で感じた事を発表する生活体験発表大会の県大会が、箕輪町文化センターで、22日に開かれました。 箕輪進修高校定時制4年の有賀光さんは、「私の挑戦」と題して体験談を発表しました。 有賀さんは人見知りの性格を克服するためスーパーのレジ打ちのアルバイトを始めました。積極的にお客さんに話しかける事を心掛けたところ、そこでの触れ合いにやりがいを感じたという事です。 将来は保育士になる事を目標にしていて「前向きにあきらめなければ夢は叶う事を子ども達に伝えたい」と話していました。 この日は、地区大会から選ばれた県内の10校から10人の生徒が発表しました。 この大会は働きながら学ぶ青少年を支援している定時制通信制教育振興会が開いているものです。 大会の結果、最優秀賞には諏訪実業高校定時制2年の関佳歩さんが選ばれ、来月東京で開かれる全国大会に出場する事になっています。
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高校入試志願者数 第一回予定調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入試志願者を対象に行った1回目の予定数調査をまとめ、21日に発表しました。 伊那弥生ヶ丘は、去年の募集人員240人を119人上回る359人が志願を予定しています。 来年度の各校の募集人員は今月26日に公表される予定です。 第2回予定数調査は、来年1月上旬に公表されます。
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23日に春富中吹奏楽部ラストコンサート
伊那市の春富中学校吹奏楽部のラストコンサートが23日に伊那文化会館大ホールで開かれます。 コンサートを間近に控え部員らは熱のこもった練習を行っています。 ラストコンサートは3年生にとっては最後のステージで3年間の集大成となります。 当日はマーチングを取り入れたものやポップスなど16曲を披露します。 吹奏楽部は57人で活動していて今月開かれたマーチングコンテスト東海大会で優秀賞を受賞しています。 吹奏楽部の金子正洋顧問は「活動を締めくくる3年生、引き継ぐ1・2年生とともに精一杯の準備を進めてきたので楽しんでもらいたい。」と話していました。 酒井憂亜部長は「去年に引き続き今年はさらにレベルアップした楽しめる、感動できるステージを用意しました。みなさんの心に響く演奏をしたいです。」と話していました。 春富中学校吹奏楽部のラストコンサートは23日日曜日午後1時半から伊那文化会館大ホールで開かれます。
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上農祭で農産物販売や学習成果発表
南箕輪村の上伊那農業高校の文化祭第97回上農祭の一般公開が16日行われました。 上農祭では生徒たちが育てた農産物の販売コーナーや屋台が並んでいました。 生産環境科の教室では南箕輪村の農産物のラベルデザインが展示されていました。 ラベルは農産物のPRに若い感性を取り入れようと南箕輪村地域おこし協力隊が上農高校に依頼し作られたものです。 一般公開ではラベルデザインの人気投票が行われ訪れた人が気にいったデザインにシールを貼っていました。 デザインしたのは大芝高原の味工房で販売している野菜や味噌など8品です。 このラベルを貼った農産物の販売も行われ人気を集めていました。 上農祭名物の農産物の販売では米や野菜、果物のほか加工品などが用意されました。 上農祭の一般公開では生徒が栽培した農産物の販売や日頃の学習の成果が披露され保護者や地域の人など多くの人が訪れていました。
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親子対象の囲碁教室でプロが指導
囲碁に興味のある親子を対象にした囲碁教室が16日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 囲碁教室は子どもたちに囲碁に興味を持ってもらおうと日本棋院上伊那支部が開いたものです。 囲碁を打つことができる子どもたちは支部のメンバーと対局し腕を磨いていました。 まだ打ちかたを知らない子どもたちはプロの王唯任5段が基礎から指導にあたっていました。 王さんは「囲碁は想像力が高まるほか発想が豊かになります。またコミュニケーション能力も養われるので子どものうちから親しんでもらいたいです。」と話していました。 日本棋院上伊那支部では来年1月まで全10回の教室を開き囲碁の普及に務めていくということです。
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手作りロボットで技術力競う
手作りロボットで技術力を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が16日伊那市創造館で開かれました。 大会には南信地域の中学校8校から34チームおよそ100人が参加しました。 ルールは大河ドラマ真田丸にちなみ、紙で作った手裏剣やまきびしをどれだけイスに乘せられるかを競うものです。 イスの上には真田家の家紋、六文銭をイメージしたCDを6枚並べ合戦ムードを演出していました。 西箕輪中学校のロボットは2つのゴムベルトの回転を利用して手裏剣を飛ばしていました。 伊那中学校のロボットはバネの力を利用して手裏剣を飛ばしていました。 南箕輪中学校のロボットもバネの力を利用して手裏剣を飛ばしていました。 南信大会は辰野中学校が優勝しましたが11月に大町市で開かれる県大会は今回の結果にかかわらず希望すれば出場することができるということで参加する各チームは改良を重ね県大会に臨むことにしています。
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あさみちゆきさんコンサート 10周年
伊那市観光大使で歌手のあさみちゆきさんのコンサートが15日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 あさみさんは、2007年から毎年伊那市でコンサートを開いていて、今年で10周年となります。 15日はあさみさんのオリジナル曲やカバー曲など16曲を披露しました。
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伊那市西箕輪大萱 7年ごとに一度の長持ち担ぎ
7年ごとに一度行われる伊那市西箕輪大萱の長持ち担ぎが15日に行われ、地元住民が地区内を練り歩きました。 大萱の長持ち担ぎは、地元にある熊野社の秋の例大祭に合わせて行われました。 大正時代に寒天作りの出稼ぎに行っていた若者が諏訪の御柱祭を見て地元でも何か祭りをやろうと長持ちを奉納したのが始まりとされています。 以来、7年ごとに一度、諏訪の御柱祭と同じ年に行われています。 この日は一日かけて区内を周り11か所で長持ち担ぎと笠踊りを披露しました。 長持ちを担ぐ時に歌う歌は3種類あり、歌詞は仙丈ヶ岳や西駒ヶ岳、天竜川といった地元の風景などを歌ったものにアレンジしているという事です。 各所で長持ちや笠踊りが披露されると、長持ち担ぎを奉納する熊野社を目指して出発します。 大萱区では「祭りに対する関心が薄れつつあるが、色々な形で継続していきたい」と話していました。
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中村不折 個人所有のコレクション74点を展示
伊那で幼少期を過ごした書家で画家の中村不折生誕150年を記念して、個人が所有する不折の作品を展示する「私たちのコレクション展」が、伊那文化会館で15日から始まりました。 日本画や洋画、書、不折が個人に宛てた手紙やはがきのほか、解剖学を研究していた不折が書いた書籍など74点が展示されています。 中村不折生誕150年を記念して伊那文化会館が企画した展示会です。 個人が所有していて公の場で展示されていない作品を多くの人に見てもらおうと公募したところ、上伊那を中心に南信地域から200点を超える応募がありました。 こちらは伊那市の77歳の男性が所有する日本画です。 若者が老人に靴を履かせている中国の物語のひとこまを描いた作品で今回初公開です。 中村不折生誕150年記念 私たちのコレクション展は11月13日まで伊那文化会館で開かれています。10月22日(土)と11月5日(土)には学芸員によるギャラリートークが行われるほか、11月3日には、美術品を集める楽しみ方を専門家が教える講演会も予定されています。
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赤穂高校創立100周年で柴田光さんが記念講演
駒ヶ根市の赤穂高校創立100周年記念式典が15日に行われ、伊那市出身で昭和35年に赤穂高校野球部で甲子園に出場した柴田光さんが記念講演を行いました。 昭和17年生まれの柴田さんは、伊那市西春近出身です。 当時赤穂高校野球部に所属していて、昭和35年に甲子園に出場しました。昭和40年に東海大学付属相模高校に保健体育の教諭として就職し野球部を創設、初代監督を務めました。相模高校は昭和45年に甲子園で全国優勝し、転任先の東海大学付属浦安高校でも野球部を甲子園へと導きました。 この日は、母校の赤穂高校創立100周年記念式典に合わせて柴田さんの記念講演が行われました。 柴田さんは野球部時代甲子園に出場した経験から「運を味方にするには日々の努力が必要です」と話していました。 赤穂高校は大正6年に開校し今年創立100周年を迎えました。 記念式典で、創立百周年記念事業実行委員会の中原正純会長は「100年という歴史的な重みの上にこれからの100年を築いていくかは私共にかかっている。若い人が地域をつくりあげる先頭にたってほしい」と式辞を述べました。 式典には赤穂高校の生徒や卒業生が参加し、100年の節目を祝いました。
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南箕輪中伝統の「落ち穂拾い」
南箕輪中学校伝統の落ち穂拾いが14日、学校近くの田んぼで行われました。 この日は、全校生徒453人が稲刈りの時に落ちた「落ち穂」を拾いました。 落ち穂拾いは南箕輪中学校の伝統行事で、昭和33年に学習資材の購入を目的に始まり、今年で59回目になります。 5年前からは東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町の志津川中学校に送っています。 今年は長雨の影響で稲刈りが終わっていないところも多く、例年に比べて拾える田んぼも少ないということです。 ある生徒は「今年は落ち穂を拾うのが大変だけど、少しでも役に立てれば」と話していました。 生徒たちは、1人1キロを目標に落ち穂を拾っていました。
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小林さんパッチワークキルト展 23日まで
伊那市西箕輪在住の小林恵子さんのパッチワークキルト作品展が伊那市の旧井澤家住宅で12日から開かれています。 会場には、およそ2メートル四方のタペストリーやバッグなど57点が展示されています。 小林さんは20年前に趣味でパッチワークを始め、現在は市内で教室を開き、長野県工芸美術展にも作品を出展しています。 花の写真や絵本などを基にデザイン描き、作品作りをしているという事です。 こちらは、1年がかりで作った作品です。 円を組み合わせて作った柄に、赤や黄色のバラの花が縫い付けられています。 赤色のバラは小林さんが幼少期に着ていた着物で作ったという事です。 作品では着物を利用する事が多く、小林さんは「着物を使っていた母や祖母の事を思いながら作品を作っています」と話していました。 小林恵子個展 パッチワークキルト作品展は23日まで伊那市の旧井澤家住宅で開催されています。 時間:午前9時~午後5時(最終日23日は午後3時まで) 入場:大人200円 高校生以下無料 休館:18日(火)
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琴伝流大正琴 伊那市で長野県大会
大正琴の流派「琴伝流大正琴」の長野県大会が、2日に伊那市の伊那文化会館で開かれ、県内から集まった48団体が演奏を披露しました。 長野県大会は、北信から南信までの地域持ち回りで毎年この時期に開かれていて、今年は伊那市が会場となりました。 大会は、賞はつけずに、日ごろの練習の成果の発表の場として開かれています。 大正琴は100年ほど前に誰でも気軽に楽しめる楽器として作られました。 琴伝流では昭和50年代から、ソプラノ、アルト、テナー、ベースと音域の異なる大正琴でのアンサンブル演奏を始めたという事です。 大会では、演奏にコーラスを織り交ぜる団体もあり、それぞれ工夫を凝らした演奏を披露していました。
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科学を楽しみながら学ぶ
科学を楽しみながら学ぶおもしろサイエンスショーが5日南箕輪村の南部小学校で行われました。 おもしろサイエンスショーで講師を務めたのは仙台のサイエンスインストラクター阿部清人さんです。 水の入ったコップにプラスチックの板をかぶせ逆さにし手を離すとどうなるかという実験で阿部さんは、「水が板を下向きに押す水圧より上に押し上げる大気圧の方が大きいため水が落ちない」と説明していました。 サイエンスショーは科学のおもしろさを感じてもらおうと南箕輪村教育委員会が村内の小中学校で行っているものです。 講師を務めた阿部さんは「子どもたちの理科離れが問題となっているなかその不思議やおもしろさを知ってもらいたい。」と話していました。
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上農生が農産物のラベルをデザイン
南箕輪村の農産物のラベルデザインを上伊那農業高校の生徒が考える、上農×南箕輪村ラベルデザインプロジェクト研修が5日、上伊那農業高校で行われました。 5日は上農高校生産環境科の生徒39人がデザインしたラベルの案を生産者が見て感想や要望を伝えていました。 このプロジェクトは株式会社産直新聞社と南箕輪村地域おこし協力隊が地元の高校生の力を借りて地域振興につなげようと行われたものです。 高校生がデザインしたのは南箕輪村大芝高原の味工房で販売している味噌やジュース、米などの農産物8品です。 1か月ほど前に生産者から話を聞きイメージを膨らませデザインを考えました。 生徒は「派手過ぎずしかし目立つように工夫した」「どんな年代でも買いやすものにした」などと 説明していました。 生産者は「私たちが考えつかない斬新なものが多く関心した。」と感想を話していました。 プロジェクトでは今回出されたデザインから生産者がひと品1点を選びそのラベルを貼った商品を味工房や今月15日から始まる上農高校の文化祭で販売する計画です。