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若手作家による高遠エフェクト 始まる
7人の若手作家によるアート展 高遠エフェクトが、28日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 28日は、7人のうち5人の作家が美術館に集まり、オープニング式典が行われました。 この高遠エフェクトは、伊那市高遠町出身で、現在は横浜市在住の染色家・藤沢 まゆさんと、中川村在住の画家・北島 遊さんが、地元で若手作家の展示会を開きたいと企画し、伊那谷ゆかりの作家や共感しあえる仲間に声をかけ実現しました。 藤沢まゆさんの作品は、日本の染色の伝統技術を用いて染めた絵がキャンバスを飛び出して展示されています。 繊維を使うアーティスト高須賀 活良さんの作品は、様々な自然の草花で染めた織物を展示しています。 伊那市出身で、さいたま市在住のムカイヤマ達也(たつや)さんは、油彩画を展示しています。 坂巻 弓華さんの作品はドローイングで、日記のように、思いや感じたことをつづっています。 神奈川県出身の大石 真央さんの作品は、綿や羊毛を使ったものです。 中川村在住の北島遊さんは、地元中川の風景を描き出しました。 北海道出身で、名古屋市在住の齋藤 麗さんは、紙とロウを使って高遠を表現しました。 展示会に参加しているのは、20代から30代の若手作家で、既成概念にない新しい表現を見てもらいたいと、美術館に今回の企画を提案しました。 会期中の週末は作家による、ワークショップ・イベントが企画されています。 6月20日と21日には染色教室やライブペイント、7月11日と12日には、コンサートやオリジナルグッズづくりなどが行われます。 大石さんの作品をかぶって、展示ケースの中で写真撮影できる企画もあります。 この高遠エフェクトは、7月12日(日)まで信州高遠美術館で開かれていて、入館料は一般500円となっています。
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県内トップレベルの工芸作品一堂に
県内の工芸作家の作品展「第35回 日本現代工芸美術長野会展」が24日から、伊那市の伊那文化会館ではじまりました。 長野会展は、工芸美術の普及発展などを目的に毎年県内各地で開かれ、上伊那での開催は22年ぶり3回目となります。 会場には、県内で活動し全国公募展や日展などに出品した作家の代表作や近作などが並べられています。 木彫や陶磁、染織、革など、それぞれの分野で県内をリードする工芸作家の作品が一堂に見られるとあり、会場には多くの人が訪れ、熱心に見ていました。 現代工芸美術家協会長野会の木下五郎会長は、「伝統と新しい技術や素材を融合させ、時代の先端を行く作品を創作していきたい」と話していました。 この作品展は31日 日曜日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれ、期間中は、毎日11時から作家による解説が行われる予定です。
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わが家のセーフティーリーダー委嘱
子どもたちの防犯意識向上を図る「わが家のセーフティーリーダー」の委嘱式が25日、南箕輪村の南箕輪小学校で行われました。 わが家のセーフティーリーダーは学校と家庭、地域が一体となり子どもたちの健全育成を図ろうと伊那警察署などが実施しているものです。 式では伊那警察署の内川政澄署長から南箕輪小学校の6年生の代表児童に委嘱状が手渡されました。 わが家のセーフティーリーダーに委嘱された児童らは学校や家庭での環境美化やあいさつの推進、防犯作文コンクールへの出品などを行うことになっています。 内川署長は「セーフティーリーダーとして考えたことを実行し下級生の見本となってください」とあいさつしました。 式では最後に児童会副会長の日戸達也君が決意を表明しました。
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くるみ割り人形 初の合同練習
6月14日公演の手づくりの演奏会「くるみ割り人形」の初めての合同練習が24日伊那市の伊那文化会館で行われました。 くるみ割り人形は、チャイコフスキー作曲でバレエやオーケストラ、合唱が共演します。 バレエは一般公募のくるみ割り人形バレエ団、オーケストラは伊那フィルハーモニー交響楽団、合唱はいな少年少女合唱団が担当し、出演者は合わせておよそ200人となります。 これまではそれぞれの団体で練習を重ねバレエは1年前から、オーケストラと合唱は半年前から準備をしてきました。 この日は3団体が一同に会し、ステージでの配置や演奏と合唱の音のバランスなどを確認しながら練習を進めていました。 手づくりの演奏会くるみ割り人形は6月14日公演予定です。 チケットは完売していて、実行委員会では急遽、前日13日のリハーサルを有料公開(500円)とすることにしました。 実行委員長の北沢理光さんは、「アマチュアによるくるみわり人形の演奏は県内では例がないと思う。 初めての挑戦で難しい面もあるが、新鮮な気持ちで是非成功させたい。」と話していました。
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進徳館の日 元最高裁判事の那須弘平さん講演
高遠藩の藩校「進徳館」の教育精神を見つめ直し、受け継いでいこうと23日、恒例の進徳館の日の行事が行われ、高遠城址公園内にある高遠閣では伊那市富県出身で元最高裁判事の那須弘平さんが講演しました。 23日は、市内からおよそ150人が訪れました。 講演では、戦後最高裁創設に尽くした二人の高遠人、1869年生まれで枢密院顧問を務めた伊沢多喜男と、1908年高遠藩の内藤家に生まれ、裁判官となった内藤頼博について話しました。 二人は戦後の新憲法制定に伴う裁判所の構成について議論を交わしたということです。 那須さんは、「伊沢は最高裁判事に有識人を多く入れるよう主張し、15人の判事のうち5人が裁判官以外の有識人となった。戦後の最高裁の在り方を決める大切な議論だった」などと話していました。 伊那市では、高遠藩の藩校、進徳館で行われていた教育の精神を現代にも生かしていこうと、毎年5月に進徳館の日を設け、式典や講演などを行っています。
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済州島仮面劇「トゥルナヌム」来伊
韓国済州島の農村芸能の仮面劇グループ「トゥルナヌム」が22日伊那市を訪れ、歌舞劇団田楽座と交流しました。 トゥルナヌムは、幸福と楽しさを分かち合うという意味です。 韓国の仮面劇は、農民が厳しい日常生活のなかでも、笑いを忘れずに伝えてきた伝統芸能で、高い芸術性も持っているということです。 打楽器を中心にセリフとパントマイム、伝統的な衣装と仮面をつけて演じられます。 今回来日したトゥルナヌムは、韓国外国語大学のサークルで仮面劇を継承し公演してきたメンバーが中心です。 松本公演のため来日しましたが、日本と韓国との友好親善を続けているグループが中心となり伊那での文化交流を実現させました。 トゥルナヌムは、農夫と牛、鳥と猟師が登場する伝統的な仮面劇を披露。 会場は、そのユーモラスな動きに笑いに包まれていました。 今回は、済州島の小学生でつくるグループも伝統の踊りを披露し拍手に包まれました。 一方、田楽座は、日本各地に伝わる民族芸能を披露しました。 トゥルナヌムのメンバーは、迫力のある演奏に引き付けられた様子で、リズムをとったり手拍子をしていました。 交流の世話人をつとめた唐木達雄さんは、「日本と韓国の友好・親善を築いていくためには、こうした市民レベルの交流が大切だ」とあいさつ。 トゥルナヌムのシム・キュホさんは、「交流できて涙が出るほどうれしい。次回は済州島でお会いしましょう。」と今回の交流を喜んでいました。
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映画「ほかいびと 伊那の井月」 ヨーロッパで好評
漂白の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」がヨーロッパで上映されました。映画関係者は、現地の反響が大きかったと上映会の成功を報告しました。 21日、井上井月顕彰会が、ヨーロッパ上映について報告会を開きました。 映画「ほかいびと 伊那の井月」は、4月21日と25日にフランスで、27日にドイツで、今月19日には、イタリアで開催されているミラノ万博で上映されました。 フランスとドイツの上映会には、北村皆雄監督も出席し、映画について現地の人の生の声を聞きました。 日本政府が運営するパリの日本文化会館での上映会に携わった現地の職員からは、「世界各国の日本文化会館で上映したいので英語の字幕版を作ってほしい」との依頼があったということです。 英語字幕版は現在制作中で、来月始めにはパリへ送るということです。
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高遠高校生徒が中学生に美術指導
伊那市の高遠高校で美術を専攻している生徒は、21日、高遠中学校の美術の時間に行われた写生会で、絵の描き方を指導しました。 この日は、高遠中学校の写生会が学校周辺の施設や寺などで開かれ、全校生徒が自分で選んだ風景を描きました。 中学生を指導したのは、高遠高校芸術コースで美術を専攻している2年生と3年生14人です。 地域の小学校や中学校との連携を深めようと行われたもので、今年で3年目です。 高校生は、中学生の絵を見てアドバイスをしたり、質問に答えるなどしていました。 高遠高校では、来月、書道専攻の生徒が高遠小学校で書道を指導する事になっているほか、音楽専攻の生徒が、7月に高遠北小の音楽会に参加する事になっています。
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高遠第2・3保育園児 馬耕を見学
伊那市高遠町の農家、林亮さんが、馬を使って田んぼを耕す馬耕を園児に見てもらおうと20日、高遠第2第3保育園の園児を田んぼに招待しました。 今ではほとんど見ることがなくなりましたが、馬耕は、昭和30年代頃まで実際に行われていました。 馬耕で3aの田んぼを耕したのは、伊那市高遠町の農家、林亮さん33歳です。 保育園から2キロほどを歩いて園児も到着し、農耕馬に声援を送っていました。 林さんは、4年前の東日本大震災で、機械を動かす電気や燃料などが不足したことから、いざという時のために、今回初めて馬耕に挑戦し、自分の子どもが通う保育園を招待しました。 この日は、伊那市高遠町で馬の調教をしている、「うまや七福」から、10歳のオーストリア産の農耕馬、オスのビンゴを借りてきました。 背中に、スキと呼ばれる道具を取り付け、力強く引っ張っていました。 この日は、地元の人たちも農作業の手を休めて、昔懐かしい馬耕を見学していました。 休憩時間には、農耕馬のビンゴに園児が草や人参をあげていました。 耕した田んぼは、水を張り、農耕馬にクワを付けて代掻きを行うということです。
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南中伝統 経ヶ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事、経ヶ岳強歩大会が20日行われ、生徒たちは標高2000メートルのゴール地点を目指しました。 午前7時、1年生から3年生の450人は合図に合わせスタートの大芝高原から、ゴールの経ヶ岳8合目を目指し一斉に走りだしていきました。 南箕輪中学校伝統の経ヶ岳強歩大会は、今年で63回目となります。 コースの全長は約8キロで、スタート地点とゴールの標高差は1200メートルあります。 スタートから30分後の午前7時30分には、最初のランナーが、経ヶ岳2合目を通過していきました。 大会の結果、男子は1時間34分5秒3年生でサッカー部の清水龍斗君が優勝。 女子は2時間1分21秒で3年生で陸上部の金森佑奈さんが2年連続で優勝を果たしました。
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箕輪西小学校で選書会
学校で購入する本を児童が選ぶ「選書会」が、箕輪町の箕輪西小学校で開かれました。 19日は、全校児童90人が体育館に並べられた600冊のから1人1冊気に入った本を選びました。 学校で購入する本を児童が選ぶ選書会は、町内の各小学校で去年から行われています。 児童が自ら本を選ぶことで興味や関心を持ち、図書館の利用をすすめようというものです。 箕輪町では、乳幼児へ絵本をプレゼントしたり、保育園や小学校で読み聞かせを行うなど「読育(どくいく)」に力を入れています。 児童は何冊も手に取り、じっくりと見ながらお気に入りの本を選んでいました。 この日1人1冊選んだ本は、6月上旬に学校の図書館に置かれる予定です。 選書会は7月までに町内全ての小中学校で行われることになっています。 各学校では、本の感想や紹介を掲示したりポップ作りなどを行うということです。
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新宿の児童が伊那で間伐体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる新宿の小学生が18日、伊那市ますみヶ丘平地林で間伐体験をしました。 間伐体験をしたのは新宿の落合第六小学校の6年生31人です。 18日はますみヶ丘平地林を管理しているNPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーが指導にあたり伐採の実演をしました。 新宿では平成21年度から小学校6年生の自然体験カリキュラムとして、ますみヶ丘の平地林にある「新宿の森」で間伐体験を行っています。 「新宿の森」は伊那市と提携し新宿区が開設したもので自然と触れ合う環境学習や、伊那市民との交流の場として活用されています。 児童らは間伐することにより残った木が成長し森林保全につながると説明を受けたあとノコギリを使って実際に木を切っていました。 児童らは新宿では体験することができない間伐作業を楽しんでいました。
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御嶽海母校 木曽青峰と伊那養護相撲交流
伊那養護学校の児童生徒と木曽町の木曽青峰高校相撲部が、18日、相撲で交流をしました。 以前伊那養護学校に勤務していた職員と、木曽青峰高校相撲部の前の監督が知り合いだったことがきっかけで、相撲の交流が始まり、今年で11年目です。 過去には、今年3月の大阪場所でプロデビューを果たした、御嶽海も訪れています。 この日は、御嶽海の後輩にあたる相撲部の6人が伊那養護学校の生徒40人と土俵で組み合いました。 体格のよい相撲部の生徒を相手に、養護学校の子ども達は何とか土俵の外に出そうと、果敢に勝負を挑んでいました。 中には、力強く押し切って飛び跳ねて喜ぶ生徒の姿もありました。 伊那養護学校寄宿舎指導員の熊崎武志さんは、「礼儀作法を学び、競技に触れて、親睦を深めてもらいたい」と話していました。
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竹内徹さん鈴木岬さん兄妹展
伊那市高遠町在住の洋画家竹内徹さんと、竹内さんの妹で日本画家の鈴木岬さんの兄妹展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、竹内さんの作品55点と、鈴木さんの作品35点が展示されていて、二人で作品展を開くのは今回が初めてです。 竹内さんと鈴木さんは伊那市高遠町に生まれ、幼い頃から絵を描いて遊んでいました。 洋画家の竹内さんは、長野一水会の代表で、日展に35回入選しています。 特に雪景色を多く描いていて、のどかな風景を感じてもらいたいということです。 日本画家の鈴木さんは、日本画県展や日本画院展に入選し、現在は俳画塾を主宰しています。 風景画のほか、土器と植物をモチーフにした絵も描いていて、「永遠の命」がテーマだということです。 竹内徹さんと鈴木岬さんの兄妹展は、25日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊藤一夫さん絵馬に関する講演会
現在伊那市創造館で開催中の「伊那の大!大絵馬博覧会」に合わせ、絵馬に関する講演会が16日に開かれました。 伊那市創造館では、西箕輪の仲仙寺を中心に、県内の絵馬の展示会が開かれています。 上伊那郷土研究会顧問の伊藤一夫さんは、たくさんの馬が描かれた「千匹馬群遊大絵馬」の研究に取り組んでいて、今日は仲仙寺の絵馬の特徴について話しました。 仲仙寺には、1849年から1902年にかけて奉納された6面の絵馬があります。 伊藤さんは、「6面の絵馬が奉納されている仲仙寺は、全国一の数ではないか」と話していました。 また、「高遠藩に納められた米は馬にのせ伊那街道を通り運ばれた。そのため馬が多く使われ、その信仰が仲仙寺にも集まったのではないか」と話していました。
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高尾神社の例大祭とツツジまつり
伊那市山寺の高尾公園で、16日、高尾神社の例大祭とツツジまつりが行われました。 例大祭では、地元の小学生9人が浦安の舞を奉納しました。 子ども達は、区民らが見守る中厳かな舞を披露していました。 高尾公園は、昭和4年に山寺商工会が整備しました。 神社は昭和8年、地域の開発と発展を願い山梨県の高尾講の本社からのご神体を祀ったのが始まりです。 以来、商売繁盛や五穀豊穣を願い毎年例大祭を行っていて、今年で83回目です。 公園内には、およそ500本のツツジが植えられていて、会場を彩っていました。 まつりでは、自転車やおもちゃが当たる福引きなどがあり、子ども達で賑わいました。 山寺区では、「小売店が少なくなり厳しい状況だが、まつりを心の支えに、区をあげて盛り上げていきたい」と話していました。
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法華道の北原さん テイ沢夫婦岩で石仏発見
古道法華道を復活させた伊那市御園の北原厚さんは、長谷のテイ沢にある夫婦岩で4基の新しい石仏を発見しました。 入笠山山域のテイ沢です。 そのテイ沢付近は、高遠町荊口から半対峠を超えて富士見町までを結ぶ石堂越えと呼ばれる古道です。 石堂越えは、平安時代からあったとされ、法華道としても使われていたということです。 その古道の途中に沢をはさんで夫婦岩があります。 奥の女岩の頂上には、以前から石仏があったことは知られていました。 北原さんは、2週間ほど前にその写真を撮ろうと岩の周辺を調べたところ、これまでに知られていない4基の石仏を発見しました。 こちらがその石仏です。 3基は、浮き彫りで、1基は、線彫りです。 下の部分にはイノシシが、上の方には3つの顔があります。 石仏に詳しい伊那市文化財審議委員会の竹入弘元委員長によりますと、これは摩利支天だということです。 摩利支天は山岳信仰も意味しているということです。 こちらは、男岩。 同じく摩利支天が浮き彫りされている石仏がありました。 これまでこの夫婦岩には、17の石仏が確認されていました。 北原さんは、切り立った夫婦岩に石仏をまつることは、その危険性から命をかけた修行の一面もあったのではないかと推察しています。
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南箕輪村 南部小学校児童が田植え体験
南箕輪村の南部小学校の児童は、14日、学校近くの田んぼで田植えを体験しました。 田植えを行ったのは、5年生41人です。 南部小学校では、毎年5年生が総合的な学習の一環で田植えを体験しています。 この日は、学校近くの田んぼに、コシヒカリと、もち米のモチヒカリの苗を植えました。 指導したのは沢尻の農家、池上智志さんです。 池上さんは、毎年南部小学校の児童に苗植えの指導をしていて、今年で8年目になります。 児童らは、苗を受け取ると、均等に植えていきました。 児童は今後、月2回、稲の生育を観察し、水の管理などは農家の池上さんが行います。 9月下旬から10月上旬頃に稲刈りをして、11月の収穫祭で、おにぎりにして全校児童や保護者と一緒に味わうということです。
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竜北保育園で交通安全教室
伊那市山寺の竜北保育園で、14日、交通安全教室が開かれました。 14日は、地区の安全協会の会員や伊那市交通指導員など7人が園児の指導に当たりました。 園児たちは、教わったとおりに、しっかりと左右を確かめて横断歩道を渡っていました。 これは、伊那市内のすべての公立の保育園などで毎年、2回行われています。 この時期の教室は新しい年度を迎え、子どもたちに交通安全への意識を高めてもらう目的です。 年長の園児は、近くの国道153号まで出かけ、信号機のある横断歩道を渡るなどしました。 指導者たちは、「青になっても安心せずに、必ず安全を確認してわたってほしい」などと話していました。 竜北保育園の有賀みどり園長は「体で交通安全を感じる良い機会。保護者と学ぶ時間も作っていきたい」と話していました。 この交通安全教室は、7月上旬まで各保育園で順次開かれます。
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伊那市内小学校で花育スタート
花に親しむことにより、豊かな心を育てようという「花育」の今年度の学習が伊那市内の小学校でスタートしました。 13日は、伊那市の東春近小学校で、355人の全校児童に1人2本ずつ上伊那産のアルストロメリアが贈られました。 アルストロメリアの生産量は、上伊那地域が日本一で年間に1300万本程栽培されています。 花育は、伊那市とJA上伊那、生産者が連携して行うもので昨年度スタートしました。 生産者から話を聞くことで地域の産業について理解を深めると共に、花に触れる機会を増す狙いもあります。 贈呈式が終わると3年生は、近くの花卉生農家・橋爪恭治さんから花を長持ちさせるコツなどを学びました。 橋爪さんは、「花は、飾ったりする事で周りが華やかになる他、気持ちを伝える時に使われます」と子どもたちに話していました。 花育は市内の全小学校で行われ、今後は、花卉農家のハウスなどを見学する予定です。
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小中学生が将棋で真剣勝負
全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会の南信予選が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから、小中学生21人が出場しました。 大会は、小学生の低学年の部と高学年の部、中学生の部の3つのブロックに分かれ行われました。 参加者はブロックごとに総当たり戦で対局し、上位2人が県大会出場の切符を手にします。 対局が始まると、子供たちは、真剣な眼差しで将棋盤を見ては、慎重に自分の駒を動かしていました。 また、会場では、プロ棋士、佐藤(さとう)秀司(しゅうじ)七段による指導対局が行われました。 佐藤さんは、対局を終えた子供達や保護者等、一度に6人を相手に将棋をさし、状況にあったさし方などを教えていました。 全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会、長野県大会は、5月24日(日)に松本市で開かれることになっています。
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仲仙寺御開帳 3週間で約1万5千人の来場
開創1200年記念の御開帳が行われていた伊那市西箕輪の仲仙寺で8日、行事を締めくくる結願法要が行われ、秘仏の扉が閉められました。 3週間の御開帳期間中、およそ1万5千人が参拝したということです。 8日は、檀家総代らおよそ30人が見守る中、御開帳の最後を締めくくる結願法要が行われました。 仲仙寺では、先月18日から開創1200年を記念した御開帳が行われていました。 期間中、本来は60年に1度の御開帳の時にしか見られない秘仏本尊の十一面観世音菩薩が43年ぶりに公開されました。 21日間でおよそ1万5千人が訪れたということです。 法要では、師田香雪住職が真言を唱える中、本尊の扉が閉められました。 次回の御開帳は、16年後の平成43年となります。 本尊と回向柱を結んでいる善の綱は10日に取り外されますが、回向柱はしばらくの間残されるということです。
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創造館開館5周年記念講演
伊那市の創造館開館5周年を記念した建築に関する講演会が、9日、開かれました。 講演会には、およそ100人が集まりました。 創造館は、昭和5年に建てられた旧上伊那図書館を平成22年にリニューアルしたもので、今年で開館5周年を迎えます。 国の重要文化財に指定されている諏訪市の温泉施設片倉館を設計した森山松之助が、旧上伊那図書館の基本設計を行っています。 講演会では、茅野市出身の建築家藤森照信さんが話しをしました。 藤森さんは、「片倉館は、製糸業を営んでいた片倉財閥が公共の福利厚生施設として森山松之助に作らせた。ヨーロッパの建物を参考に作られている他、浴室の壁には高遠焼のタイルが使われている」などと話していました。 また、「旧上伊那図書館の建設費を寄付した武井覚太郎は、片倉財閥の重役だった」と、2つの施設の関係性についても触れていました。 創造館では、開館した5月に毎年建築に関する講演会を企画していて「今後もより多くの人に建物や建築について興味を持ってもらいたい」と話していました。
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上伊那吹奏楽祭
上伊那地域の中学校や高校、一般の吹奏楽団が一堂に会する上伊那吹奏楽祭が3日に行われました。 上伊那吹奏楽祭は、2011年の東日本大震災で、楽器を失った東北の吹奏楽部を支援しようとチャリティーコンサートを行ったのがきっかけでスタートし、今回で5回目になりました。 年々参加団体も増え、今年は、中学や高校、一般の吹奏楽団22団体が参加しました。 関係者は、「コンクールとは違い、自分たちも楽しんで演奏できる吹奏楽の本来の良さがある」と話していました。 また中学生にとっては、先輩の演奏を聞くことができるめったにない機会で、刺激を受けている様子でした。 伊那弥生ケ丘高校吹奏楽クラブは、アニメソングのメドレーを披露。 ステージいっぱいに繰り広げられる動きのある演奏で、聴衆を魅了していました。
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竹久夢二の孫 みなみさんお話し会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている竹久夢二展に合わせ、夢二の孫の竹久みなみさんのお話し会が2日開かれました。 竹久夢二は明治17年生まれの「大正ロマン」を象徴する画家です。 夢二の孫で、現在81歳の竹久みなみさん。 昭和8年生まれで、翌年の昭和9年に夢二は亡くなっています。 みなみさんは、「夢二は甘党でおはぎが大好きだった。今でもお彼岸にはおはぎを食べて昔をしのびます」と話していました。 会場にはおよそ60人が訪れ、みなみさんの話に耳を傾けていました。
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高校生 大学生 社会人 第4回合同写真展
高校生や大学生、社会人のアマチュアカメラマンによる合同写真展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、36人の作品36点が展示されています。 合同写真展は今回で4回目で、上伊那農業高校、信州大学、駒ヶ根市を拠点に活動している旭光カメラクラブ、写真展実行委員会の4団体が出展しています。 写真の並び順は、生徒や学生のアイディアで決めました。 様々な年代が合同で写真展を開く事で、被写体や撮影方法の変化に富み、お互いに良い刺激になっているという事です。 上農高校、信大、旭光カメラクラブなどによる第4回合同写真展は、5月9日まで、伊那図書館で開かれています。
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中尾歌舞伎 春季定期公演
伊那市長谷の伝統芸能「中尾歌舞伎」の春季定期公演が29日中尾座で行われました。 今回上演された、「一の谷嫩軍記・熊谷陣屋の段」は、去年の春公演で上演を予定していた演目です。 しかし、去年3月に師匠の西村清典さんが亡くなり、上演は中止となりました。 主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられます。しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差しだし忠義を果たす悲話です。 見せ場となる直実が見得をきる場面や、直実の妻・相模が我が子の首を抱え悲しむ場面では、会場からおひねりが飛んでいました。 中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えましたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活しました。 現在は、春と秋の年2回定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されています。 中尾歌舞伎春季定期公演の模様は5月4日から伊那ケーブルテレビで放送します。
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漢字の読み書き指導方法の研修会
伊那市では、読み書きが困難な小学生の早期発見とその支援に取り組んでいて、22日は教職員を対象にした、指導方法の研修会が伊那北小学校で開かれました。 伊那市では、文科省委託事業として、「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援・教職員の専門性向上事業」を伊那北小学校をモデル校に昨年度から行っています。 この日は、今年度2回目の研修が開かれ、「漢字が覚えられない、練習しても忘れてしまう」など、漢字学習につまずいている子どもへの効果的な指導方法を学びました。 講師は、元横浜市立盲学校教諭で「口で言えば漢字は書ける」の著者、道村静江さんがつとめました。 道村さんは、「書いても漢字を忘れてしまう子どもに対しては、書くよりも先に声に出して書き順を覚える」事から始め、「その後書かせると効果的」としています。 喜ぶという漢字は、覚えにくい漢字の一つだが「十(じゅう)」「豆(まめ)」「口(くち)」の組み合わせでできていることや、よろこぶの「ぶ」だけ発音を変えて、送り仮名を覚えると良いなどと指導していました。 事例として、天候の候の字を覚えられなかった子どもに、「イ(にんべん)」「I(たてぼう)」「ユ(ゆ)」「矢(や)」と教えると「なるほど簡単」と言って覚えたと話していました。 伊那北小学校では、現在4年生が漢字の部首カルタを活用していて、今後は全校で活用したいということです。
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「いけばなの本質を求めて」池坊巡回講座
「いけばなの本質を求めて」をテーマにした池坊巡回講座が26日、伊那市のいなっせで開かれました。 巡回講座は池坊中央研修学院が全国の地方支部の指導として行っているものです。 巡回講座は全国180か所をまわるもので伊那支部の講座にはおよそ400人が集まりました。 講師を務めたのは池坊中央研修学院准教授の井口寒来さんです。 井口さんは松、ツツジ、クロユリなどを使い解説を交えながら実演していました。 井口さんは「花は命として扱うべきで、花を使った工作ならば、いけばなとは言えない。 花をいけるという意味を再確認し作品に反映させてもらいたい。」と話していました。
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中尾歌舞伎 29日の本番前に練習に熱
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春の公演が29日祝日に行われます。 本番を前に歌舞伎保存会では練習に熱が入っています。 24日夜は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが、中尾座に集まり、稽古を行いました。 演目は、「一谷嫩(いちのたにふたば)軍記(ぐんき) 熊谷(くまがい)陣屋(じんや)の段(だん)」です。 去年の春上演するはずの演目でしたが、30年近くメンバーを指導してきた西村清典師匠が去年3月に亡くなったため、春の公演は中止となりました。 指導者を失った保存会では、今回、通常よりも1か月ほど早い1月下旬から稽古を始めました。 5年前に上演したビデオを参考にしながらそれぞれが練習を重ねてきました。 熊谷陣屋の段は1時間半の大作で、戦の悲しみと武士道のむなしさを浮き彫りにした物語です。 古典的な格調を備えた名舞台とされています。 源義経に仕える主人公の熊谷(くまがい)直実(なおざね)は、一の谷の戦いで、平家の公家・平敦盛と戦います。 義経からの「若い平家の命を散らすな」との心を察した熊谷は、敦盛を助け、年の近いわが子・小次郎を身代りに立てます。 熊谷の前半での勇壮な見得、わが子の死に驚く熊谷の妻・相模の嘆き、熊谷の押し殺した「くどき」などが見所です。 中尾歌舞伎保存会の春の公演は、29日祝日の午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で上演されます。