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竹久夢二の孫 みなみさんお話し会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている竹久夢二展に合わせ、夢二の孫の竹久みなみさんのお話し会が2日開かれました。 竹久夢二は明治17年生まれの「大正ロマン」を象徴する画家です。 夢二の孫で、現在81歳の竹久みなみさん。 昭和8年生まれで、翌年の昭和9年に夢二は亡くなっています。 みなみさんは、「夢二は甘党でおはぎが大好きだった。今でもお彼岸にはおはぎを食べて昔をしのびます」と話していました。 会場にはおよそ60人が訪れ、みなみさんの話に耳を傾けていました。
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高校生 大学生 社会人 第4回合同写真展
高校生や大学生、社会人のアマチュアカメラマンによる合同写真展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、36人の作品36点が展示されています。 合同写真展は今回で4回目で、上伊那農業高校、信州大学、駒ヶ根市を拠点に活動している旭光カメラクラブ、写真展実行委員会の4団体が出展しています。 写真の並び順は、生徒や学生のアイディアで決めました。 様々な年代が合同で写真展を開く事で、被写体や撮影方法の変化に富み、お互いに良い刺激になっているという事です。 上農高校、信大、旭光カメラクラブなどによる第4回合同写真展は、5月9日まで、伊那図書館で開かれています。
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中尾歌舞伎 春季定期公演
伊那市長谷の伝統芸能「中尾歌舞伎」の春季定期公演が29日中尾座で行われました。 今回上演された、「一の谷嫩軍記・熊谷陣屋の段」は、去年の春公演で上演を予定していた演目です。 しかし、去年3月に師匠の西村清典さんが亡くなり、上演は中止となりました。 主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられます。しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差しだし忠義を果たす悲話です。 見せ場となる直実が見得をきる場面や、直実の妻・相模が我が子の首を抱え悲しむ場面では、会場からおひねりが飛んでいました。 中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えましたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活しました。 現在は、春と秋の年2回定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されています。 中尾歌舞伎春季定期公演の模様は5月4日から伊那ケーブルテレビで放送します。
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漢字の読み書き指導方法の研修会
伊那市では、読み書きが困難な小学生の早期発見とその支援に取り組んでいて、22日は教職員を対象にした、指導方法の研修会が伊那北小学校で開かれました。 伊那市では、文科省委託事業として、「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援・教職員の専門性向上事業」を伊那北小学校をモデル校に昨年度から行っています。 この日は、今年度2回目の研修が開かれ、「漢字が覚えられない、練習しても忘れてしまう」など、漢字学習につまずいている子どもへの効果的な指導方法を学びました。 講師は、元横浜市立盲学校教諭で「口で言えば漢字は書ける」の著者、道村静江さんがつとめました。 道村さんは、「書いても漢字を忘れてしまう子どもに対しては、書くよりも先に声に出して書き順を覚える」事から始め、「その後書かせると効果的」としています。 喜ぶという漢字は、覚えにくい漢字の一つだが「十(じゅう)」「豆(まめ)」「口(くち)」の組み合わせでできていることや、よろこぶの「ぶ」だけ発音を変えて、送り仮名を覚えると良いなどと指導していました。 事例として、天候の候の字を覚えられなかった子どもに、「イ(にんべん)」「I(たてぼう)」「ユ(ゆ)」「矢(や)」と教えると「なるほど簡単」と言って覚えたと話していました。 伊那北小学校では、現在4年生が漢字の部首カルタを活用していて、今後は全校で活用したいということです。
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「いけばなの本質を求めて」池坊巡回講座
「いけばなの本質を求めて」をテーマにした池坊巡回講座が26日、伊那市のいなっせで開かれました。 巡回講座は池坊中央研修学院が全国の地方支部の指導として行っているものです。 巡回講座は全国180か所をまわるもので伊那支部の講座にはおよそ400人が集まりました。 講師を務めたのは池坊中央研修学院准教授の井口寒来さんです。 井口さんは松、ツツジ、クロユリなどを使い解説を交えながら実演していました。 井口さんは「花は命として扱うべきで、花を使った工作ならば、いけばなとは言えない。 花をいけるという意味を再確認し作品に反映させてもらいたい。」と話していました。
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中尾歌舞伎 29日の本番前に練習に熱
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春の公演が29日祝日に行われます。 本番を前に歌舞伎保存会では練習に熱が入っています。 24日夜は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが、中尾座に集まり、稽古を行いました。 演目は、「一谷嫩(いちのたにふたば)軍記(ぐんき) 熊谷(くまがい)陣屋(じんや)の段(だん)」です。 去年の春上演するはずの演目でしたが、30年近くメンバーを指導してきた西村清典師匠が去年3月に亡くなったため、春の公演は中止となりました。 指導者を失った保存会では、今回、通常よりも1か月ほど早い1月下旬から稽古を始めました。 5年前に上演したビデオを参考にしながらそれぞれが練習を重ねてきました。 熊谷陣屋の段は1時間半の大作で、戦の悲しみと武士道のむなしさを浮き彫りにした物語です。 古典的な格調を備えた名舞台とされています。 源義経に仕える主人公の熊谷(くまがい)直実(なおざね)は、一の谷の戦いで、平家の公家・平敦盛と戦います。 義経からの「若い平家の命を散らすな」との心を察した熊谷は、敦盛を助け、年の近いわが子・小次郎を身代りに立てます。 熊谷の前半での勇壮な見得、わが子の死に驚く熊谷の妻・相模の嘆き、熊谷の押し殺した「くどき」などが見所です。 中尾歌舞伎保存会の春の公演は、29日祝日の午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で上演されます。
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自慢の歌声披露
カラオケ愛好者が自慢のノドを披露するいな歌謡祭が24日伊那市のいなっせで行われました。 歌謡祭では、ステージ衣装をまとった約40人が、日ごろから歌いこんできた十八番を披露していました。 いな歌謡祭は、今回で11回目となります。 出演者は、50代後半から80代までで、平均年齢は70歳を超えているということですが、会場には年齢を感じさせない力強い歌声が響いていました。 平日ということもあり、観客の入りは今一つでしたが、いな歌謡祭実行委員会の今井ひろしさんは、「照明、音響がしっかりしている大きなステージで歌うことは、良い勉強の機会。お互いの歌を聞くことで、さらにレベルアップしていってほしい」と話していました。 実行委員会では、10月にも秋の演歌まつりを予定しています。
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多層指導モデル「MIM」研修会
読み書きのつまずきなど、発達障害の可能性がある児童に対応する取り組みを27年度から全小学校で始める伊那市教育委員は、教職員を対象にした研修会を10日に開きました。 伊那市役所で開かれた研修会には、市内小学校の教職員およそ50人が参加しました。 伊那市教育委員会では、昨年度文部科学省の事業を受託し、伊那北小学校をモデル校として全校児童を対象に読み書きの向上を図る取り組みを行いました。 小さい「つ」や、きゃ・きゅ・きょなどの特殊音節につまずきが見られる児童に対応した「多層指導モデル(MIM(ミム))」の指導法を導入しました。 MIMは、特殊音節のある言葉を発する時に動きをつけることで、音と文字の結びつきを理解しやすいように開発されたものです。 伊那北小学校では1年間の取り組みを通して、「児童が学習に意欲的に取り組み、個々の苦手なことや支援方法などを知ることができた」としています。 研修会では、MIMの定着を目的に日本各地の小学校で研修を行っている東京芸術大学大学院の栗原光世さんが講師を務めました。 栗原さんは「MIMを活用することでつまずきそうな児童の早期発見に繋がる。つまずきが深刻化する前に対応することを目指してほしい」と話しました。 今年度、伊那市では全ての小学校で1年生を対象にMIMの取り組みを行うということです。
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伊那市出身の宮代さん 故郷で陶器展
伊那市中央出身で東京都在住の陶芸家、宮代房子さんが22日から、伊那市境のギャラリーカフェ「カレッタ」で「ふるさと展」を開いています。 ギャラリーには、ツユクサやヤマアジサイなどの草花を題材に絵付けした湯のみや茶碗、皿など、およそ200点が並んでいます。 作品は、素焼きにした陶器にちぎった和紙を張り、下絵の具で染め付けするという伝統手法が用いられています。 和紙ににじんだ下絵の具が、優しいイメージを作り出すということです。 宮代さんは現在67歳、40代半ばから和紙染めを始め、20年が経ちます。 今回は、宮代さんの父と母が残した墨絵とちぎり絵をモチーフにした作品も展示されています。 宮代さんの陶器展、「ふるさと展」は5月2日まで、伊那市境のギャラリー&カフェ、カレッタで開かれています。
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山の遊び舎はらぺこ園児がみそ玉作り
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこの園児28人は22日、みそ造りに挑戦しました。 はらぺこでは、昔ながらの方法で作ったみそを味わおうと、毎年手造りしていて、今年で10年目になります。 園児は交代しながら、すり鉢で大豆をつぶしていました。 残った大豆は手回し式の機械ですりつぶしました。 子どもの力では少しハンドルが重いようで、大人が手助けしながら回していました。 10キロの大豆を全てつぶすと10キロの麹と3キロの塩を混ぜ、みそ玉を作りました。 みそ玉はワラの上で1か月ほど寝かせた後、たるに入れ、年内寝かせて完成させるということです。 熟成したみそは、このような色になります。 今回作ったみそは、みそ汁などの料理で味わうということです。
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全国学力テスト 上伊那でも
全国のすべての小学校6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが21日、実施されました。 このうち伊那市の伊那東小学校では、6年生100人がテストに臨みました。 全国学力テストは、平成19年度から文部科学省が行っています。 県内では小学校と中学校合わせて559校で実施され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内全ての小中学校でも行われました。 今回のテストでは、これまでの国語と数学、算数に加えて理科も行われました。 全国学力テストは、各市町村の教育委員会が学校別に成績を公表できます。 伊那市・箕輪町・南箕輪村の教育委員会では学校別の公表はしない考えで、結果を踏まえ今後の授業のあり方について活かしていくということです。 テストの結果は文部科学省が夏頃に発表する予定です。
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伊那東大社 小学生が浦安の舞奉納
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の春の例大祭で地元の小学生が浦安の舞を奉納しました。 舞を奉納したのは伊那東小学校の6年生16人です。 全員初めての経験で、3月下旬から例大祭に向け練習を重ねてきました。 伊那東大社によりますと浦安の舞は昭和15年に世界平和や五穀豊穣を願い作られたという事です。 子どもたちはゆっくりとした曲に合わせて手の先まで丁寧に動かし舞っていました。 伊那東大社は100年以上の歴史があり中央、日影、上新田、下新田、上の原、境の6つの区が氏子となっています。 大総代の久保田吉成さんは、「舞をきっかけに、神社に感心を持ち、地域の伝統を引き継いでいってもらいたい」と話していた。
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高遠城址公園で桜奏会が高遠囃子の巡行
桜がライトアップされた伊那市の高遠城址公園で観光客をもてなそうと、高遠囃子の巡行が、17日夜に行われました。 演奏を行ったのは、高遠に江戸時代から伝わる高遠囃子の保存と伝承を行っている桜奏会のメンバー20人です。 太鼓や笛などを手に持ち、ライトアップされた桜の下、公園内を巡りました。 桜奏会によりますと、高遠囃子は、江戸時代の中期、1700年代に高遠の商人が江戸や大阪から持ち帰ったものを地元に伝えたとされています。 高遠閣を出発し、桜雲橋を渡ってテンポがゆっくりな本囃子を演奏しながら公園を1周しました。 二の丸まで戻ると、今度は、テンポが速い帰り囃子を奏でながら、元きた道を逆に進んでもう1周しました。 桜奏会の北條良三会長は、「城下町の情緒を感じてもらいたい」と話していました。 伊那市によりますと、高遠城址公園の桜は、現在、花の落下が盛んですが、雨など降らなければ桜吹雪も含めて来週火曜日頃まで楽しめそうだということです。
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クロスペンアカデミー開講 馬場さん講演
伊那北高校の薫ヶ丘クロスペンアカデミーの一環で、伊那市狐島出身で岩波書店編集局部長の馬場公彦(ばばきみひこ)さんが11日講演しました。 11日は伊那市の伊那文化会館で講演会が開かれ、生徒や保護者およそ800人が参加しました。 伊那北高校出身の馬場さんは、北海道大学文学部を卒業し、現在は岩波書店編集局部長を務めています。 馬場さんは、日本の出版文化について、「本を読む習慣が薄れ、本を通して知識を吸収するライフスタイルが変わりつつあることと、デジタル化で書籍の形が変わりつつあるという2つの大きな転換点に居る」と話しました。 生徒たちには、「今の社会がどうなっているかを見極め、将来自分がどう貢献できるのか考えていく必要がある」と呼びかけていました。 薫ヶ丘クロスペンアカデミーは、年間を通して15回開かれていて、生徒に広く社会を知り、将来について考えてもらおうと、同窓会やPTA、伊那北高校が主催しています。
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仲仙寺開創1200年 秘仏本尊御開帳
伊那市西箕輪の仲仙寺開創1200年を記念した御開帳が18日から始まり、43年ぶりに秘仏本尊の十一面観世音菩薩が公開されました。 18日は本堂で開闢法要が行われ、上下伊那の天台宗の住職や総代、地域住民が見守る中、厨子が開かれました。 秘仏本尊の十一面観世音菩薩は、高さおよそ70センチ。 頭の上に11の顔があり、喜びや怒りなど11の姿を表すとされています。 本来は60年に一度の御開帳の時しか見ることができませんが、今回仲仙寺の開創1200年を記念して特別に公開されました。 仲仙寺は平安時代の816年に慈覚大師により開山されました。 法要が終わると早速参拝客が訪れ、秘仏に手を合わせていました。 参道では稚児行列が行われました。 華やかな衣装を身にまとった檀家の家の子ども達18人の他、地域住民などおよそ120人が練り歩き、御開帳に花を添えました。 仲仙寺の御開帳は5月8日まで行われます。 時間は午前9時から午後5時までで、拝観料は300円です。 期間中は客殿で寺に伝わる宝の展示会が開かれる他、4月26日と5月3日には羽広獅子舞の奉納が行われます。
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宮澤梅径社中展
板に文字を刻んで装飾する刻字の伊那地域における草分け的な存在、宮澤梅径さんの社中展が17日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、社中60人の作品、250点が飾られています。 社中創立35周年記念として開かれていて、会場には多くの人が鑑賞に訪れていました。 刻字は、カツラやヒノキの板に文字を彫り、水彩画や金箔で色をつけます。 伊那を中心に遠くは松本や安曇野のメンバーもいます。 こちらの作品は、額も手づくりしました。 宮澤さんは、「奥が深くやればやるほど新たな発見がある。カラフルで絵画的な作品を見てもらいたい。」と話しています。 宮澤梅径社中展は、19日日曜まで伊那文化会館で開かれています。
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仲仙寺 本尊と回向柱をつなぐ善の綱をかける
伊那市西箕輪の仲仙寺開創1200年を記念した御開帳が18日から始まります。 17日は本尊と回向柱を結ぶ善(ぜん)の綱(つな)がかけられました。 17日は総代会のメンバー10人ほどが集まり、回向柱に綱をかけました。 善の綱は、回向柱と本尊の十一面観音を繋ぐ、長さ32メートルの5色の綱です。 綱は本堂の中まで伸びていて、先端は、本尊の右手に結ばれています。 本堂から柱の方まで綱を伸ばし、上部に括り付けます。 そのあと一周巻いて下にたらされました。 この綱に触れることで、本尊に直接触れたのと同じご利益があるとされています。 18日は午前10時半から扉を開く開闢法要が行われ、43年ぶりに本尊が公開されます。
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伊那職業訓練協会 工科短大振興会に寄付
伊那技術専門校を支援してきた伊那職業訓練協会は来年度開校する南信工科短期大学校を支援する振興会に、70577円を寄付しました。 15日は、伊那市の伊那技術形成センターで、訓練協会の宮脇眞会長から、振興会の向山孝一会長に目録が手渡されました。 訓練協会は、昭和44年に伊那技専の支援や地域振興を目的に上伊那の製造業等が中心となり設立されました。 南信工科短大の来年4月の開校に伴い伊那技専が閉校する事から、訓練協会は解散し、事業費の残金の全額を寄付する事にしました。 振興会の向山会長は「工科短大が初期の目的を達成し、成果が上がるよう振興会として大切に使わしていただく」と話していました。 訓練協会の宮脇会長は「機械や電気といった事を学ぼうとする若い人達は県外へ流出し、なかなか戻ってこない。 工科短大には歯止めになるよう期待している」と話していました。 振興会には現在120社余りが会員となっていて、今年の夏には、学生を対象に技術や技能についての講演会を開催する計画です。
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宮城県仙台市高砂中学校の教諭が東部中を訪問
東日本大震災後、タカトオコヒガンザクラの苗木を贈った縁で伊那市の東部中学校と交流している宮城県仙台市の高砂中学校の教諭が14日東部中を訪れ、震災直後の様子や桜について報告しました。 東部中学校を訪れたのは、高砂中学校の小野寺篤教諭と南羽拓海教諭です。 2人は、おくられた桜の名前を書いたのぼり旗を東部中の生徒に手渡しました。 高砂中に植えられていたソメイヨシノが津波で枯れてしまったのを知った東部中がタカトオコヒガンザクラの苗木を贈ったのをきっかけに、両校の交流は4年目を迎えます。 これまでインターネット上のテレビ電話などで交流をしてきましたが、直接感謝の気持ちを伝えたいと思い、今回東部中を訪れたということです。 池口正博校長は「先輩たちが始めた桜プロジェクトを通して今後どんな交流ができるかを考えてもらいたい」と生徒達に呼びかけました。 高砂中に植えられた桜、「未来(みち)」と「希望(あかり)」は、3日に開花し現在満開だということです。 桜は順調に成長していて、年々開く花も増えているということです。 今年の8月には、東部中の生徒が高砂中を訪れる予定です。
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富県小子ども自転車クラブ初練習
伊那市の富県小学校子ども自転車クラブの今年度の初練習が13日行われました。 富県小子ども自転車クラブには4年生4人、5年生4人、6年生10人の合わせて18人が所属しています。 13日は富県小学校の体育館で今年度の初練習が行われました。 自転車をゆっくりこぐ練習は自転車乗りの基本だということで児童たちは足がつかないように身体を安定させてペダルをこいでいました。 富県小の自転車クラブは交通安全意識の向上などを目的に活動していて毎年大会にも出場しています。 大会はS字走行などの技能のほかに交通ルールの知識を問う学科があり去年は15団体ほどが参加した県大会で7位でした。 クラブは授業が始まる前の朝に交通安全協会などの指導を受けながら練習していて今年は大会で5位以内を目指すということです。
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箕輪町木下の洋画家 荒川於鶴さん個展
箕輪町木下在住の洋画家、荒川於鶴さんの個展が、9日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には0号の小品から130号の大作まで30点が展示されています。 山梨県出身の荒川さんは現在68歳。結婚を機に箕輪町に移り住み、30代の時に公民館の講座で油絵を始めました。 33歳で長野県美術展に初入選、47歳で国展に初出品し初入選しました。 個展を開くのは2013年以来2回目で、ヨーロッパを旅した時の風景などを題材にした近作を展示しています。 130号の大作「鳥になった日」は、 10年ほど前に亡くなった母の思いを表現したということです。 荒川於鶴さんの個展は、14日(火)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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高遠石工研究センター設立
江戸時代を中心に全国各地で活躍した高遠石工の作品の保存、継承を目的とした「高遠石工研究センター」が設立しました。 11日は、設立総会が伊那市のいなっせで開かれました。 高遠石工は、石仏をはじめとした彫刻作品を数多く残した石工集団です。 江戸城の石垣を築いた他、お台場に大砲を備える際には土台作りを任されたとされていて、上伊那を中心に全国各地に作品が残っています。 伊那市荒井の映像クリエイター熊谷友幸さんが伊那谷の石仏を撮影した際に高遠石工の魅力にひかれ、研究センターの設立を発案。 賛同した地元の研究家や石仏の所有者、一般市民などおよそ20人が会員となっています。 代表理事を務める伊那市文化財審議委員会委員長の竹入弘元さんは「これまではそれぞれ独自に研究してきたが、今後は団結して多くの人に知ってもらい石工の再認識を図りたい」と挨拶しました。 総会では、作品を映像と写真で記録しオープンデータ化していくことや、勉強会、調査報告会の開催など、調査研究と情報発信を柱とした事業計画が承認されました。 今後は、会員を80人ほどに増やす他、活動のための寄付金を募るとしています。
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山寺に伝わる やきもち踊り奉納
長野県無形民俗文化財に指定されている、伊那市山寺のやきもち踊りが11日、白山社八幡社合殿で奉納されました。 やきもち踊りは、春の例祭で毎年奉納されています。 保存会の会員35人ほどが羽織袴姿で飛び跳ねるユニークな踊りを披露しました。 踊りは、前踊り、中踊り、後踊りの3回行われます。 踊りの合間には酒盛りが行われ、アユの塩焼きを肴に、キセルをふかしてどぶろくを酌み交わします。 酔いが回り、足元がおぼつかなくなった踊り手が、観客から冷やかされる場面もありました。 後踊りが終わると、踊り手が一斉に鳥居の外へ逃げ出します。 一番最後の人に厄がつくと言い伝えられていて、我先にと鳥居の外を目指していました。
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仲仙寺御開帳に向け回向柱
伊那市西箕輪仲仙寺の開創1200年を記念して行われる御開帳に向け、10日回向柱(えこうばしら)が本堂前に建てられました。 触れるとご利益があるとされる回向柱。 高さは4メートル、重さは150キロほどのヒノキの柱です。 御開帳を意味する奉開扉 本尊十一面観世音 諸願成就 などと書かれています。 96歳になる先代で名誉住職の師田賢説さんが筆を振るいました。 10日は、総代会のメンバー20人ほどが集まり、柱を建てました。 客殿から本殿へと柱を移し、穴を掘って建てました。 15日すぎに本尊の十一面観音の右手から30メートル離れた回向柱まで善の綱と呼ばれる 5色の綱を張る予定です。 十一面観音は、60年に一度公開されていて、前回は、昭和47年の4月でした。 それから60年後は、平成43年、2031年になりますが、開創1200年の今年は、特別に公開されます。 仲仙寺開創1200年を記念した御開帳は、4月18日の正午から5月8日まで行われます。
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くるみ割り人形公演をPR
いなっせにある伊那市生涯学習センターに6月に行われる手作りの演奏会「くるみ割り人形」をPRするコーナーが設けられました。 くるみ割り人形のストーリーにちなんでお菓子の国をイメージした人形や小物が並んでいます。 チャイコフスキーのくるみ割り人形は、第11回手づくりの演奏会として一般公募のバレエ団と伊那フィルハーモニー交響楽団、いな少年少女合唱団が共演します。 6月14日、伊那文化会館大ホールで、チケットは全席自由1,000円。 生涯学習センターで販売されています。 実行委員会では、早めの購入を呼び掛けています。
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明音寺でお花まつり法要
お釈迦様の誕生を祝う「お花まつり」が8日、箕輪町の明音寺で行なわれました。 この日は、明音寺の総代など三役と、檀家でつくる明音寺仏教婦人会の会員およそ80人が参加して、お花まつり法要が行われました。 4月8日は、お釈迦様が、2,500年ほど前に、現在のネパールで生まれた日とされています。 お釈迦様が生まれたときに天から甘い雨が降ったと言い伝えられていて、そのことから、お花まつりでは、釈迦像に甘茶をかけてお祝いをします。 参加者の代表が、お釈迦様に甘茶をかけました。 明音寺仏教婦人会では、「今後も伝統を守り、後世に引き継いで行きたい」と話していました。
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「ダウン症の天才書家 金澤翔子の世界展」始まる
ダウン症の書家として知られる東京都在住の、金澤翔子さんの個展が、9日から伊那市坂下のはら美術で始まりました。 9日は、金澤さんが母・泰子さんとはら美術を訪れ揮毫を行いました。 現在29歳の金澤さんは、5歳の時に書道を始めました。14歳の時に病気で亡くなった父、裕さんとの約束で二十歳の時に初めて個展を開き、以来、全国各地で個展や揮毫などを行っています。 2012年には、NHKの大河ドラマ「平清盛」の題字を書いています。 縦98センチ、横3メートル60センチの紙に書かれた文字は「共に生きる」です。 東日本大震災以降、この文字を書く事が多くなったということです。 会場には、金澤さんの作品50点が展示されていて、伊那市で個展が開かれるのは今回が初めてです。 「ダウン症の天才書家 金澤翔子の世界展」は、伊那市坂下のはら美術で21日(火)まで開かれています。
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オルタナティブスクール伊那谷まあるい学校 正式オープン
公立の学校に籍を置きながら通うことのできる学校「オルタナティブスクール伊那谷まあるい学校」が、7日から伊那市高遠町のポレポレの丘で正式にオープンしました。 この日は、県内外から16人の子どもとその保護者が集まりました。 オルタナティブスクールは、公立の学校に籍を置きながら通うことができ、子ども達が別の学び方を選択できる学校です。 元公立小学校教員で伊那市上新田在住の濱大輔さんが開いています。 去年4月にプレオープンとして開校し、机や椅子のない状態から1年間試行錯誤を重ね、準備を進めてきました。 初日の7日は、去年11月に建てたモンゴルの移動式住居「ゲル」の中で本を読むなどして過ごしました。 参加者はあすまでの2日間、テントを立てたり自炊をしたりして過ごす予定です。 オルタナティブスクール伊那谷まあるい学校は、火曜日から金曜日と祝日の午前10時15分から午後6時に開校しています。 現在は、4歳から高校1年生までの17人が通うことになっています。 学校では夏までに今のものよりも大きいゲルをもう1棟建てる予定です。 問い合わせ:090-4950-2615(濱さん)
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歯科衛生士目指して
歯科衛生士を目指す公衆衛生専門学校の入学式が6日行われました。 式で今年度入学する19人が入場すると拍手で迎えられました。 入学するのは上伊那地域から7人、諏訪地域から7人、飯田下伊那と中信地域から5人の合わせて19人です。 県公衆衛生専門学校は1969年に開設されこれまでの卒業生は1600人を超えています。 式辞で合木康典校長は「これからの学校生活で将来の目標をさがしあこがれや夢を目標、目的に置き換えて努力してください。」と激励しました。 また入学生代表が誓いの言葉を述べました。 入学生は3年間、歯科衛生士になるための専門教育を受けることになっています。
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伊那北高校新入生244人が入学
伊那市の伊那北高校の入学式が6日行われ、244人が新たな生活をスタートさせました。 新入生は、吹奏楽部の演奏に合わせて会場へ入場しました。 今年は、普通科に204人、理数科に40人のあわせて244人が入学しました。 澤井淳校長は、「世界が必要とする人材になるため、3年間をどう取り組むかが鍵。何をしたら良いのか自分で考え、一日一日を大切にしてほしい」と式辞を述べました。 新入生を代表して古畑夏音さんが宣誓しました。 新入生は、7日全校顔合わせ会、8日オリエンテーションにのぞみます。 9日からは、通常授業が始まる事になっています。