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伊那商工会議所 中小企業支援を伊那市へ要望
伊那商工会議所は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、客足の低下で売り上げが減少している中小企業への支援対策を伊那市に11日要望しました。
11日は、伊那商工会議所の唐木和世会頭らが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
商工会議所によりますと新型コロナの感染拡大により市内の飲食店ではキャンセルが相次ぎ、事業の継続に不安を抱えている経営者も出てきているという事です。
要望は伊那市として新型コロナで影響を受けている事業者へ「運転資金などの一部を補助する事」や「資金繰りの改善の為に借り入金の返済期間の延長や低利子での新たな貸し付け措置」、「国などの支援策の情報共有と周知の徹底を行う」ことなどを求めています。
唐木会頭は「終息が見えない事が一番の不安。早い対応をお願いしたい」と話していました。
伊那市では今週中に経済団体や金融機関を集めた会議を開き、来週には伊那市として独自の経済対策を示す事にしています。
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伊那公園 コロナ影響で桜まつり縮小
伊那市の桜の名所のひとつ、伊那公園の桜を管理する「桜愛護会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため桜まつりを規模縮小して行うことを決めました。
10日の伊那公園です。
前日の暖かさでロトウザクラの蕾が開きました。
毎年まつり期間中、伊那公園桜愛護会では園内にぼんぼりや屋台を設置し、桜まつりを行っています。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、ぼんぼりは設置するものの、屋台をつくらず、規模を縮小することを決めました。
4月12日に園内で予定されていたまつりも中止が決まっています。
高澤勝会長は「今年は愛護会結成20周年でさまざまな企画を計画していたが、こればっかりはしょうがない。」と話していました。 -
成美さんが映画の完成を市長に報告
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー~伊那谷幽玄の戦い~」のプロデューサーの成美さんが10日、映画の完成を白鳥孝伊那市長に報告しました。
この日は成美さんが市役所を訪れ、白鳥市長に完成を報告しました。
「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ヶ根市の伝説「霊犬早太郎」をもとにした映画です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影地の上伊那で先行上映が行われ、伊那市の旭座で2週間上映しおよそ600人が訪れたということです。
成美さんは「プロデューサーとして地域の魅力を発信する第一歩になりました。協力ありがとうございました」と話していました。
4月から岡谷市や上田市など県内5つの映画館でも上映される予定で、それぞれの初日には舞台挨拶も行われることになっています。 -
商工会議所が経営相談窓口設置
新型コロナウイルス感染拡大に伴う相談窓口です。
伊那商工会議所は「新型コロナウイルスに関する経営相談窓口」を開設しました。
支援制度の案内や資金繰りに関する相談を受け付けます。
時間は、平日の午前8時30分~午後5時で、電話番号は、72-7000です。
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さくら祭りの開催判断 17日頃に
伊那市の白鳥孝市長は、4月1日からの開催を予定している高遠城址公園のさくら祭りについて、新型コロナウイルスの影響を考慮して、3月17日頃を目途に開催の最終判断をする考えを、5日に示しました。
これは、5日市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
伊那市では、2月開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議で、例年通り4月1日から行う方針を示していました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策が広がる中、状況を見て開催について改めて判断するとしています。
市観光協会では「中止する・しないの両面での課題を総合的に考えて判断したい」としています。 -
就活情報をLINEで発信
伊那職業安定協会は、新型コロナウイルスの影響でイベントが延期になったことを受け、就職活動中の学生を対象に、無料通信アプリ「LINE」を使った、情報発信を3月1日から始めました。
伊那職業安定協会のホームページに、LINEに繋がるQRコードが掲載されていて、読み取ると登録することができます。
伊那職業安定協会では、5日に開催予定だった「上伊那地区企業説明会」を4月16日に延期としました。
そういった中で学生に情報を提供しようとLINEで発信を行うことにしました。
伊那職業安定協会では、「各地で説明会が中止となり学生の皆さんは不安かと思うが、地元の情報を発信していくので、焦らずに企業研究を続けてほしい」と話していました。
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さくら祭り 4月1日から
伊那市高遠町の高遠城址公園で行われるさくら祭りの対策打ち合わせ会議が26日に総合福祉センターやますそで開かれ、期間中は新型コロナウイルスの感染防止に取り組みながら祭りは予定通り4月1日から行うことが確認されました。
会議では、今年の高遠城址公園のさくら祭りの日程や交通対策などについて話し合いました。
新型コロナウイルスの感染防止のため、全てのスタッフがマスクを着用し、手洗い、うがい、消毒を行うとしています。
来園者への対応として、園内数か所に消毒液の設置、マスク着用の呼び掛けなどを行うということです。伊那市では「感染拡大防止の重要な時期で、県の方針に基づいて同様の対策を取っていく」としています。
新型コロナウイルスの影響で、園内外のポイントを巡りスタンプを押して絵ハガキを完成させる「版画ラリー」は中止となりました。
今年初の取り組みとしてさくら祭り期間中にお披露目予定だった、仮想現実(VR)を使って高遠城の戦いを再現するシアターは中止とし、今後のイベントでお披露目するということです。
今年の公園開きは3月27日に行われる予定で、祭り期間は4月1日から30日までとなっています。 -
新型コロナウイルスで特別融資
新型コロナウイルスの影響が地域経済にも広がるなか日本政策金融公庫では業績が悪化した旅館、飲食店、喫茶店に対し特別融資を始めました。
旅館には最大3,000万円、飲食店、喫茶店には最大1,000万円を融資し期間は最長7年間としています。
日本政策金融公庫では新型コロナウイルスの影響を受けた経営者の融資や返済など相談窓口を設けていて迅速できめ細かな対応をしていきたいとしています。
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テレビで注文 7月からスタート
伊那市と伊那ケーブルテレビが共同で進める「ICTライフサポートチャンネル」の概要が、25日に開かれた伊那市議会全員協議会で説明されました。
この日は伊那市役所で市議会全員協議会が開かれ、概要が説明されました。
伊那ケーブルテレビの画面上でリモコンを使って買い物サービス、交通サービス、医療サービス、安心サービスが受けられるもので、専用機器とインターネット環境が必要です。
高齢者のみ世帯など対象となる世帯は、伊那市が導入費用の一部を補助する予定で、専用機器の購入や工事などの初期負担は5,500円、利用料は月額2,200円となっています。
またサービスのひとつ、買い物サービスは「ゆうあいマーケット」という名称で7月から行われます。
画面上で注文した商品が店舗からドローンで地域の公民館などに運ばれ、公民館に取りに行くか地区ボランティアが届けるというシステムです。
来年度は非持、溝口、黒河内、中尾でサービスの提供が始まり、順次地域を拡大していくということです。
ドローン配送システムと併用して、軽自動車でも配達を行う予定です。
事業費はおよそ3千500万円を見込んでいます。 -
移住検討者に企業の魅力をPR
首都圏から伊那市への移住・定住を考えている働き盛り世代を対象に、地域に魅力的な仕事があることを知ってもらうイベントが23日、東京都新宿区で行われました。
イベントには、伊那市内のメッキ業や木材加工業、酒造業、飲食業など10社の経営者が参加しました。
伊那市が、移住定住を考えている人に、不安要素のひとつである地域の仕事について知ってもらおうと初めて開きました。
パネルディスカッションでは、参加した経営者らが自社の紹介をしたほか、伊那で働くことの魅力やどんな想いで仕事をしているのかなどを話しました。
㈲スワニーの橋爪良博社長は「アルプスに囲まれた田舎の伊那市にこんな会社があるんですね、と言われます。何をやっているかというと、3Dプリンターを使った造形をやっています」と説明していました。
サン工業㈱の川上健夫社長は「新しいフィールドでも情熱を傾けられるものを見つけられれば、仕事も充実するしいろんな出会いにもつながる」と話していました。
会場には首都圏に住むおよそ100人が訪れ、話に耳を傾けていました。 -
ビッグデータ 伊那市の経済分析
国が提供する地域経済のビッグデータをもとに分析した、伊那市の経済を考える地方創生セミナーが、伊那市の伊那商工会館で5日開かれました。
講師を務めたのは、日本商工会議所で地域経済の調査などをしている鵜殿裕さんです。
鵜殿さんは「全国と比較して伊那市で特化している産業は、生産規模は大きくないが家具と食料品を含む農林業だ。
農林業の成長をより重要視していく必要があるのではないか」と話していました。
また、「観光と農林業を組み合わせたビジネスも1つの戦略となるのではないか」と話していました。
講演には伊那商工会議所の会員や市の職員などおよそ60人が参加し、講演に耳を傾けていました。
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女性向け起業・創業セミナー
女性向けの起業・創業を考えるセミナーが14日伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれ、市内で起業した女性が自らの体験を語りました。
セミナーではパネルトークが行われ、市内に住む2人のパネリストが女性の創業をテーマに自らの体験を語りました。
中村美紀さんは伊那市日影の「酒文化いたや」の敷地内で食品や雑貨などの小売店を起業し、現在では料理教室を開催しています。
田中聡子さんはフリーランスのライター・伊那市地域おこし協力隊・箕輪町内の企業に所属するといった3つの仕事を持つパラレルワーカーです。
パネルトークでは「創業しようと思ったきっかけ」「仕事の時間の管理の仕方」などについて参加者からの質問に答えていました。
このセミナーは伊那商工会議所が女性の起業を支援し地域経済の活性化につなげようと開いたもので、市内を中心におよそ50人が参加しました。
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白ブドウの発泡酒 発売
駒ヶ根市の南信州ビールは、伊那市の伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培した白ブドウを使った発泡酒「シャルドネホップ」を、4日に発売しました。
この発泡酒に使われている白ブドウはヨーロッパ品種の「シャルドネ」です。
伊那市西春近の寒天メーカー・伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培したものです。
販売を前に、南信州ビールとぱぱな農園による発表会が開かれました。
南信州ビールでは6次産業化の一環として地元農産物を使ったフルーツビールの開発に力を入れていて、これまで林檎を使ったアップルホップや赤ブドウを使ったヤマソーホップを販売しています。
今回は白ブドウを使った商品の開発を模索する南信州ビールの呼びかけに、試験的にシャルドネを栽培している「ぱぱな農園」が応えて実現しました。
去年は長引いた梅雨や干ばつ・日照不足に苦労したものの600キロのシャルドネを収穫し、仕込み作業をして先月下旬に完成しました。
スッキリとしたブドウの味の特徴を生かすため、麦芽と果汁のバランスを果汁75%とし、ホップは苦味を抑えシャルドネの香りと調和するドイツ産アロマホップを使用したということです。
シャルドネホップは、330ミリリットル入りで参考小売価格は476円(税抜)。
上伊那を中心とした酒販店で販売されます。 -
箕輪町の企業支援で受注額1億円超えの見通し
箕輪町は2017年に企業支援相談員を配置し、全国の企業からの注文を町内の企業に仲介する取り組みを行っています。
今年度、相談員を通した受注額が初めて1億円を超える見通しです。
箕輪町の企業支援相談員の中野敏廣さんです。
全国の企業の仕事の情報を、町内の製造業300社の中から対応できそうな企業に提供し、受発注の仲介役を務めています。
町ではこの取り組みを3年前から始めていて、受注額は2017年度は1,402万円、昨年度は3,262万円でした。
今年度は複数の企業の技術を組み合わせて付加価値の高い製品を製造できるよう企業のグループ化を実施。
1月末までに8,178万円の受注があり、年度末までに1億円を超える見通しです。
受注しているのは関東や中京の半導体の製造装置や家電製品の部品が主だということです。
今後は5億円を目標にさらに取り組みを進めていきたいとしています。
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12月の有効求人倍率1.43倍
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は前の月と同じ1.43倍でした。
月間有効求人数は3,580人、月間有効求職者数は2,495人で、去年12月の月間有効求人倍率は1.43倍で、前の月と同じでした。
県は1.5倍、全国は1.57倍でした。
ハローワーク伊那では「新規求人が減少しているものの雇用情勢は堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
また今年の春卒業予定の新規高卒者の去年12月末現在の就職内定率は92.2%となっています。
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伊那谷ライター 来年度発足
上伊那の観光情報を発信する組織「伊那谷ライター」が、来年度発足します。
30日は伊那市のいなっせで伊那谷ライター新設に向けた講座が開かれ、信州大学広報室参事の伊藤尚人さんが話をしました。
講座は、長野伊那谷観光局と株式会社産直新聞社が主催したもので、上伊那8市町村の担当者や観光関連の企業などから22人が出席しました。
上伊那の観光づくりを推進する組織「長野伊那谷観光局」では現在、3月末の完成を目指してウェブサイトのリニューアルを行っています。
「伊那谷ライター」は、観光局の会員となっている市町村担当者などがライター登録を行い、新しくなったウェブサイトに文章や写真を載せて上伊那の観光情報を発信するものです。
長野伊那谷観光局では、「幅広い情報や体験談をSNSやコラムを通して発信し、誘客につなげていきたい」としています。
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2020年の日本の景気は「悪い」7割
アルプス中央信用金庫の上伊那の中小企業景気レポートの特別調査で、2020年の日本の景気の見通しについて、7割の企業が「悪い」と回答し、景況は厳しさを増すと予想していることがわかりました。
アルプス中央信用金庫が、3か月ごとに行っている中小企業景気レポート「伊那谷経済動向」
が、2020年の景況について行った特別調査によりますと、2020年の景気をどのように見通しているかとの問いに対し「良い」と答えたのは9.3%、悪いと答えたのは、69.2%で、去年の同じ調査よりも、さらなる悪化を予想しています。
自社の業況については、良いとの回答は6.4%、悪いと回答したのは51.2%で、特に、小売業で業況感のマイナスが大きくなっています。
業況が上向くのはいつ頃の見通しかとの問いには、「今年中に良好感が出る」と回答した企業が44.3%あった一方で、「改善の見通しが立たない」と回答した企業が32.7%ありました。
また、去年10月から12月までの業況判断指数も、マイナス33.7と前回から15.2ポイント下がり、業況感は厳しさを増しています。
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中央アルプス 国定公園化へ
環境相の諮問機関「中央環境審議会」は、中央アルプスを国定公園に指定するとした諮問通り、27日に即日答申しました。
これにより、年度内に中央アルプスが国定公園に指定される見通しです。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で、都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、固有種のヒメウスユキソウなどの植生や高山帯特有のチョウなど貴重な生態系があり、優れた風景地であることが指定理由となっています。
指定されると、公園内は保護規制計画の対象となり、5種類にゾーン分けして植生などを保護するとしています。
対象は駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の一部、西駒山荘周辺が指定されています。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「中アの国定公園化で、伊那谷は国立公園と国定公園が両側にある地域になる。これは強み。これまで以上にうまく連携してやっていく必要がある。もちろん上伊那だけでなく木曽地域との連携も必要になってくる」と話していました。
今後、3月に告示され、正式に指定される見通しです。 -
いなまちゼミ 6日から始まる
伊那市内の商店や専門店の店主が講師を務め、暮らしに役立つ知識やプロの技を学ぶことができる「いなまちゼミナール」が、6日から市内21事業所で始まりました。
今回はそのゼミの一つ、「体の歪みチェックと骨盤調整の体験」をリポートします。
伊那市美篶にあります「カイロプラクティックうさぎ」さんにお邪魔しました。
ゼミでは、骨格の歪みが体にどのような影響を及ぼすのか講座で学んだあと、骨盤を調整することで、姿勢などにどのような変化が現れるのかを体験しました。
うさぎの店主・平光 恵さんから骨盤調整の施術を受けました。
リポーター「肩こりが改善してヒップアップしました!」
店舗の専門性を活かして、普段はなかなか知ることができない知識を学ぶことができます。
平光さん「普段はお客さんへのアプローチというと、チラシや地域紙などで呼び掛けることがほとんどですが、このような形で直接お話しながらお客さんにお店を知ってもらう機会はありがたい」と話していました。カイロプラクティックうさぎ(080-8706-4631)
いまなちゼミナールの受講料は教材・材料費を除くと基本無料。
伊那商工会議所が企画するこのいなまちゼミナールは今回で2回目です。
「きれい・健康」「調理・食べる」「学ぶ」「ものづくり・体験」の4つのジャンルに21の店舗が参加しています。
商工会議所の担当者も、商店・専門店の新たなファンづくりから始まり、ひいては地域経済の発展につながるよう期待を寄せています。
このいなまちゼミナールは来月6日まで、市内21店舗で行われています。
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企業や市町村で仕事始め 2020年スタート
上伊那地域の多くの企業で6日に、2020年の仕事始め式が行われ、新たなスタートを切りました。
このうち、精密温度調節装置やバルブなどの開発・製造を手掛ける伊那市高遠町上山田の伸和コントロールズ長野事業所でも仕事始め式が行われました。
伸和コントロールズでは、神奈川県の本社と国内外の事業所をテレビ会議システムで繋いで式を行いました。
幸島宏邦社長は、「それぞれの事業所の社員が一体感を持ち、ワンチームとなって成果をあげていきましょう」と訓示しました。
佐々木勇長野事業所長は、「今年は次世代移動通信5Gの実用化に伴い製品の受注が大幅に増えることが予想される。信頼を勝ち取っていきたい」と話していました。
伸和コントロールズでは、現在伊那市の上ノ原工業団地に新工場を建設していて、完成は10月を予定しています。 -
地元での就職考える「かみいなシゴトフェス」
年末に帰省する学生に地元での就職を考えてもらう、かみいなシゴトフェスが28日伊那市のいなっせで開かれました。
会場にはおよそ50の企業が出展し担当者が学生に会社案内をしていました。
かみいなシゴトフェスは地元の企業を知り就職を考えてもらおうと上伊那広域連合などが行ったもので保護者や友人同士で気軽に参加できるものとなっています。
企業の担当者と学生の間に机はおかず膝と膝を突き合わせて話をすることで互いの距離感を縮める工夫もされています。
上伊那広域連合によりますと県外の大学などに進学した学生が地元に戻る割合は4割に満たないということで、県外で就職した人が数年後、地元で再就職するUターンにも力を入れていきたいとしています。
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入野谷などで使用食器 みはらしの湯で販売
伊那市観光株式会社は、今年12月1日で休館となったゼロ磁場の宿・入野谷などで使用していた食器の販売を、26日から、西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯で行っています。
ロビーには、今年12月1日をもって休館となった伊那市長谷のゼロ磁場の宿・入野谷で使用されていた食器や、そのほかの伊那市観光が運営する施設で使用しなくなった食器などが販売されています。
価格は100円からと廉価での販売となっています。
入野谷は、旧長谷村時代の1998年に建設されましたが、ゼロ磁場ブームが去ると利用者が減り、赤字が続いていました。
累積の赤字を増やさないため、伊那市は、入野谷を当面の間休館とし、民間などで新たな引き受け手を探しています。
みはらしの湯によると、食器は、家族の人数分などまとめて購入する人が多いということです。
ロビーに並んでいる以外にも、倉庫にはまだ様々な種類の器があり、順次入れ替えていくということです。
この食器の販売は、在庫がなくなるまで行われます。
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伊那商工会議所女子会プロジェクト知事表彰
長野県の平成30年度地域発元気づくり支援金事業で、伊那商工会議所女子会プロジェクトが行った、健康経営トライアル事業が知事表彰事業に選ばれ、4日に伊那合同庁舎で表彰状が伝達されました。
この日は、伊那合同庁舎で平成30年度の地域発元気づくり支援金事業の優良事例が表彰される、地域づくりフォーラムが開かれました。
上伊那地域振興局の佐藤公俊局長が、伊那商工会議所女子会プロジェクトのメンバーに表彰状を手渡しました。
女子会プロジェクトは、地域発元気づくり支援金事業で、健康経営トライアル事業を行いました。
女性の目線で職場の健康を考えようと健康セミナーや、ウォーキングイベントを行ったことが、健康経営優良法人認定企業の増加につながり、女性の意見も多く取り入れたことが評価されたということです。
伊那商工会議所女子会プロジェクト代表の平澤きよ美さんは「これからもそれぞれの立場で地域の為に励んでいきたい」と話していました。
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10月の有効求人倍率1.5倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は、9月を0.02ポイント上回る1.5倍でした。
月間有効求人数は3,770人、月間有効求職者数は2,517人で、10月の月間有効求人倍率は1.50倍でした。
県は1.53倍、全国は1.57倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として、前の月の判断を据え置きました。
また、来年3月卒業予定の新規高卒者の就職内定率は、10月末現在で86.9%となっています。
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来年の伊那まつり9月12日・13日に開催の案
毎年8月の第1土曜日と日曜日に開催されている伊那まつりについて、来年は東京オリンピック・パラリンピックの開催を考慮して、9月12日(土)と13日(日)に行うとする案が、21日に実行委員会に出されました。
12月13日に開かれる伊那まつり委員会で、開催するかどうかも含め最終決定されます。
この日は伊那市防災コミュニティセンターで伊那まつり実行委員会が開かれ、来年の開催日程について事務局から提案がありました。
例年、伊那まつりは8月の第1土曜日と日曜日に行われていますが、来年は東京オリンピックが7月22日から8月9日まで、パラリンピックが8月25日から9月6日まで開催されることから、日をずらして9月12日と13日に行うとする案が出されました。
東京オリンピック・パラリンピックでは、地方からも多くの警察官や警備員の動員要請が出されると予想され、伊那まつりへの協力が得られない可能性を考慮しての案だということです。
今回の案は、来月13日に開かれる伊那まつり委員会に出されることになっていて、開催するかどうかも含めた最終的な決定がされる見通しです。
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伊那西部・西春近・西箕輪 来年度からドアツードア乗合タクシーへ移行
伊那市地域公共交通会議と伊那市地域公共交通協議会の会合が18日、市役所で開かれ、来年度から伊那西部、西春近、西箕輪地区のお手軽乗合タクシーを、ドアツードア乗合タクシーへ移行することが報告されました。
ドアツードア乗合タクシーは、AIによる自動配車システムで、目的地までの最適な経路を通り、利用者のニーズに合った運行を行うものです。
委員19人が参加した会合では、来年度のバスやタクシーの運行計画について伊那西部、西春近、西箕輪の3地区を、現在のお手軽乗合タクシーから、ドアツードア乗合タクシーに移行することが報告されました。
伊那市は、本格運行に向け、実証実験を行っていて、今月1日から15日までの10日間を西春近地区、18日から30日までの11日間を伊那西部、西箕輪、旧市街地北部を対象として検証を進めています。
西春近地区では、172件の利用があり、複数が乗車する乗合は50件、乗車人数は252人で、乗合の割合は約3割でした。
この結果について白鳥孝市長は、18日に開かれた定例記者会見で「前回の実証実験よりも広いエリアで利用されている印象を受ける。利用状況も良い数字だ」と話しました。
報告を受け、会合に参加した人たちからは、「利用者が高齢者のためアプリで予約ができていない」「一般のタクシー利用との線引きが必要だ」などの意見が挙がっていました。
3地区のドアツードア乗合タクシーの運行について、今後は、実証実験の結果を踏まえ、来年1月に運賃などを協議するということです。
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信大3年福田さん 飲食業に挑戦!
信州大学農学部3年の福田渓樹さんはJR伊那市駅北側のグルメ横丁に「ジビエ居酒屋きくちゃん」を昨夜オープンしました。
長崎県出身の福田さんは、釣りやきのこ採りなど山の遊びが趣味で、大学1年のときにはワナの狩猟免許を取得しました。
伊那市猟友会の会員で捕獲した鹿やイノシシは自宅で調理し、大学の友人に振る舞ってきました。
1年前からは、ジビエ料理を提供する伊那市長谷のざんざ亭でアルバイトをしながら調理法について学んできたという事です。
より多くの人に、山の魅力を伝えたいと、今回グルメ横丁内にあるチャレンジショップでジビエ居酒屋を開業する事にしました。
開店直後には早速客が訪れ、玉ねぎと赤ワインのソースがかかった鹿のハーブローストや、福田さんオリジナルのクルミ入りタルタルソースで食べる鹿のカツを味わっていました。
チャレンジショップは山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクトが起業や出店のきっかけにしてもらおうとJR伊那市駅北側のグルメ横丁に整備したものです。
木曜日から土曜日まではタレントの成美さんがスナックを営業しています。
ジビエ居酒屋きくちゃんは水曜日の営業で、時間は午後6時から10時となっています。ただし12月の11日と25日は店をお休みするということです。
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消費税率引き上げで先行き懸念
アルプス中央信用金庫は消費税率引き上げの影響についてその調査結果をまとめました。
調査結果からあるしんでは個人消費の冷え込みなどから先行きを懸念する企業が多いとしています。
調査はアルプス中央信用金庫が取引先199社に対し行ったものです。
消費税率が8%から10%に引き上げられたことによる売り上げの影響についてどちらともいえないが36.3%、減少するが28.4%影響はないが14.8%となっています。
業種別でみると小売業では減少するが56.3%と最も多くどちらともいえないが21.8%影響はないが6.3%となっています。
これらからあるしんでは個人消費の冷え込みや駆け込み需要の反動も見込まれ先行きを懸念する企業が多いとしています。
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自転車活用推進協議会初会合
自転車を活用して観光やまちづくりなどについて考える自転車活用推進協議会の初会合が6日、伊那市役所で開かれました。
この日は、市の職員や自転車の普及活動に取り組んでいる人など18人が集まり、自転車の活用法についてのプレゼンテーションが行われました。
出席者からは、「自転車で訪れる場所への多機能水洗トイレの整備、看板などの多言語対応などが重要だ」との声が上がっていました。
他には、「車以外の移動手段は非常に少なく、電動アシストの自転車を広めることで高齢者の利用者の増加も見込める」などの意見も出ていました。
協議会は、自転車を使ってサイクリストの増加による地域振興や、健康増進、安全なまちづくりなどを目指してつくられたものです。
委員の任期は2年で、今年度中に自転車活用推進のための計画を策定します。
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役員改選で新会頭に唐木さん
伊那商工会議所の臨時議員総会が1日伊那市内で開かれ任期満了に伴う役員改選で新しい会頭に唐木和世さんが選任されました。
唐木さんは現在68歳で廣瀬建設工業株式会社の社長です。
2013年から伊那商工会議所副会頭を2期6年務め、筆頭副会頭として南アルプス観光魅力創出プロジェクト特別委員会などを担当してきました。
臨時議員総会では3人の副会頭も選任されました。
副会頭は再任で株式会社BISO社長の吉澤文男さん。
新任で清野建設株式会社社長の栗原敦司さん。
新任で伊那ケーブルテレビジョン株式会社社長の向山賢悟さんです。
また専務理事には伊藤正さんが再任されました。
正副会頭の任期は今月1日から令和4年10月31日までの
3年間となっています。