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10月有効求人倍率 3か月連続上昇
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.88倍で9月から0.02ポイント上昇しました。 有効求人倍率は、8月から3カ月連続で上昇しています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を8.2%上回る1,208人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を10.6%下回る843人でした。 これにより、10月の月間有効求人倍率は、9月を0.02ポイント上回る0.88倍でした。 月間有効求人倍率が0.8倍を超えた9月からさらに0.02ポイント上昇したことにより、平成20年10月のリーマンショック後最高の倍率となっています。 ハローワーク伊那によりますと、全体的に景気は改善傾向にあるということで、主力の製造業では、前の月と比べて新規求人数が23.8%増加し187人となっています。 ハローワーク伊那では、雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」としています。 また、来年3月卒業の高校新卒者の求人倍率は0.94倍で前の月から0.04ポイント上昇しました。 就職内定率は74.6%で、前の年の同じ月と比べて5.3%上昇しています。
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「ペレット運んで」リヤカー寄贈
伊那市の小学校にペレットストーブを納入している駒ヶ根市の製造業・ヨウホクと伊那市のオザワ燃料が、28日、伊那市内の小学校6校にリヤカーを寄贈しました。 28日は、ヨウホクの北林 友和(ともかず)社長と、オザワ燃料の小澤 陽一社長ら3人が、久保村清一教育長に、目録を手渡しました。 寄贈したのは、ヨウホクが製造した折りたたむ事ができるリアカーで、1台7万5千円相当です。 駒ヶ根市のヨウホクは、ペレットストーブやリアカーなどを製造するメーカーで、伊那市のオザワ燃料が代理店となり、伊那市内の小学校6校に80台のペレットストーブを納入しています。 ペレットの運搬などに活用して欲しいと、ストーブが納入されている小学校6校にリアカーを送ることにしました。 ヨウホクの北林社長は、「ペレットだけでなくさまざまな場面で活用して欲しい」と話していました。 久保村教育長は「折りたためるのでコンパクトに収納できるし、子ども達も喜んで使うと思う」と感謝していました。
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箕輪町図書館でキャリアデザイン推進へ
箕輪町は図書館の資源を活用し、若者や女性の就職や起業等をサポートするキャリアデザインを推進するプロジェクトを始動させました。 27日夜は、初の運営会議が、町地域交流センターで開かれました。 委員は、町内の企業経営者や、商工会、箕輪進修高校の教諭など10人です。 近い将来全面改築を予定している新しい箕輪町図書館を見据えたプロジェクトとなっていて、知の拠点施設である図書館が地域の企業・商工会と連携し、若者や女性の起業・就職などをサポートしていこうというものです。 国の社会教育活性化支援プログラムの採択事業となっていて全国1100件の応募のうち109の事業の中に選ばれました。 これにより国から、今年度から3年間、毎年度110万円程度の補助が受けられます。 箕輪町では、これを活用して、町内の企業経営者による講座や、講演会を開き、若者の就職などにつなげたいとしています。 会議では、「女性の就職をサポートすることも目的とするならば、会議にも女性に参加してもらわないと意見を汲み取ることができないのではないか」といった意見や、箕輪進修高校の教諭からは、「文化祭で、企業の紹介ブースなどを設けて、生徒と企業が交流できる機会を設けられないか」などの要望が出ていました。 箕輪町では、年内にも次回の会議を開き、具体的な事業を決めていきたいとしています。
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上伊那地域観光戦略会議 おもてなし向上分科会初会合
上伊那地域の観光サービスの向上に力を入れようと、上伊那地域観光戦略会議のおもてなし向上分科会の初会合が26日、伊那合同庁舎で開かれました。 26日は、上伊那の商工団体や観光関係者などでつくる委員9人が集まり、ボランティアガイドの育成支援などの取り組みについて話し合いました。 委員からは、「ボランティアガイドが地域の歴史や文化を工夫して発信するとリピーターも増えるのでは」といった意見や、「おもてなしとは訪れた人が感じ取るもの。訪れた人がおもてなしを感じ取れるシーンを創りだすことが必要」といった意見が出ました。 平成24年の上伊那の観光客数はおよそ440万人、観光消費額はおよそ100億円で、ともに県内10広域中、下から3番目となっています。 また、観光客1人の1日あたりの観光消費額はおよそ2,000円で最下位となっています。 2回目の分科会は来年2月に開かれる予定で、施策展開などを話し合う予定です。
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伊那まつり委員会
今年の伊那まつり委員会が19日伊那市役所で開かれ、来年は8月2日(土)3日(日)に行うことを決めました。 委員会では第41回伊那まつりの結果と実績報告が行われました。 その中で堀内潤一郎伊那まつり実行委員長から伊那まつり会長の白鳥孝伊那市長へ花火大会の一般からの協賛金協力体制の検討を求める要望書が手渡されました。 花火の協賛金は長引く景気低迷などで、今年過去最低額の1,381万円でした。 過去最高額は平成10年の2,205万円となっています。 白鳥市長は「市民の協力を得られるか検討する、安価で沢山の花火をあげられる工夫も考えていく」と話していました。 このほか委員会では、来年の伊那まつりの日程報告が行われ、8月2日(土)と3日(日)に開催することが決まりました。
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最下位まっくん 大人気くまモンと再会
2011年のゆるきゃらグランプリで最下位だった南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが、同じ年のゆるきゃらグランプリで1位を獲得した熊本県の人気キャラクター「くまモン」と、再会を果たしました。 南箕輪村大芝高原には、くまモンをひと目見ようと村内外から多くの人が集まりました。 くまモンが姿を現すと、すぐさま人々が取り囲み、写真などを撮影していました。 人ごみを掻き分け、まっくんとの再会を果たしました。 2011年のゆるきゃらグランプリでくまモンは1位、まっくんが最下位だったことが縁で、今回、くまモンが南箕輪村を訪れました。 21日は、毎年恒例のチューリップの球根植えが大芝高原の花壇であり、南原保育園の園児と一緒に球根を植えました。 その後、会場を広場に移して、一般の人との交流が行われました。 くまモンは、お得意の体操を披露しました。 まっくんからは、ザザムシや蜂の子などの伊那谷の珍味がプレゼントされていました。 くまモンが公園を後にしようとする際には、見送りの人々が列を作っていました。 まっくんは、「地元では、くまモンにも負けない人気を獲得していると思っていた」と、くまモン人気に少しショックを受けているということです。
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内藤とうがらし普及へシンポジウム
旧高遠藩主、内藤家ゆかりの内藤とうがらしに関するシンポジウムが17日伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。 内藤とうがらしは、旧高遠藩主内藤家が屋敷のあった今の東京新宿で栽培していたとされています。 シンポジウムはその内藤とうがらしを地域活性化に活用しようと活動している住民グループ高遠版内藤とうがらしプロジェクトが開いたものです。 会場には七味唐辛子の生産メーカーや農産物加工グループなどおよそ70人が集まり意見交換をしました。 シンポジムで長野市の株式会社八幡屋礒五郎の室賀豊社長は「内藤とうがらしと一般の唐辛子では見た目は同じ物。差別化をどう図っていくかを考えなければならない。」と話していました。 シンポジウムではほかに内藤とうがらしを使った、おやきやなめたけなどの試食会も開かれ、参加者が味わっていました。 高遠版内藤とうがらしプロジェクトでは出された意見を参考に商品開発や普及活動に取り組んでいくということです。
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タウンステーション伊那まちで東北応援セール
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる、伊那まちの再生やるじゃん会は、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の海産物をタウンステーション伊那まちで16日から4日間販売します。 会場ではかつお節やのりなど、16種類が販売されています。 伊那まちの再生やるじゃん会は復興支援につなげようと、気仙沼市の海産物業者から定価で買い取り、販売することにしました。 やるじゃん会では、「東北のものを買うことで支援につながっていくのでぜひ来てほしい」と呼びかけています。 タウンステーション伊那まちでの販売は19日火曜日まで、20日水曜日は荒井や美篶など5か所で出張販売します。
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上伊那の景観を考えるツアー
長野県建築士会上伊那支部による上伊那地域の景観を考えるツアーが16日行われました。 これは、長野県発地域元気づくり支援金活用事業で行われたもので、およそ90人が参加しました。 景観とは何か?をテーマに箕輪町の下古田や南箕輪村の大芝高原など5か所を回りました。 東京大学アジア生物資源環境研究センターの堀繁教授が講師をつとめました。 堀教授は景観とは「見たいものが景観ではなく、見る視点があるから景観」と説明していました。 下古田では仙丈を望むには見たいものも、視点も良いが、萱野高原を見た場合は手前の木が大きすぎるため視点が悪いと説明をしていました。 景観を良くするためには、こまめな手入れも必要と話していました。 長野県建築士会上伊那支部の堀口隆支部長は「景観は地域の活性化に大きく影響する。多くの人たちに景観の意味を理解してほしい」と話していました。
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花火 一般市民からも協賛を
伊那まつり花火委員会は、長引く景気の低迷などにより協賛額が年々減少しているとして、一般市民からも協賛を得られるよう要望書を15日に提出しました。 15日開かれた第41回伊那まつり実行委員会の反省会で、花火委員会の鈴木一比古副委員長から堀内潤一郎伊那まつり実行委員会委員長に要望書が手渡されました。 要望書によりますと、協賛額は年々減少していて、今年は、過去最低の協賛額だったということです。 今年の協賛額は、1,381万千円で、最高額だった平成10年と比べると700万円減少しているということです。 さらに、花火の原材料価格の高騰と消費税の増税で花火業者から値上げをせまられているということです。 花火委員会では、従来の商工業者からのみでなく一般市民からも協賛の協力をしてもらい、伊那まつり花火大会を継続できるよう要望しています。 実行委員会では、最高決定機関の伊那まつり委員会にこの要望をあげていくことにしています。
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南アルプス林道バス8年ぶり5万人
今シーズンの伊那市営南アルプス林道バスの利用者が、8年ぶりに5万人台を突破しました。 15日で今シーズンの運行が終了し、4月25日からの利用者は、5万561人となりました。 平成17年以来8年ぶりの5万人台達成です。 運行最終日の15日は、あいにくの天候となり、始発以外は全て運休となり乗客はいませんでした。 午前9時頃、唐沢洞門から雪になり、午後2時、北沢峠は30センチの積雪になりました。 長谷総合支所の南アルプス林道管理室によりますと、5万人突破は、富士山の世界遺産効果や北アルプスの天候不良、広報活動など相乗効果で利用客が伸びたものと分析しています。 10月の紅葉シーズンに台風が通過するなどマイナス要因もある中で、久しぶりの5万人超えに関係者は喜んでいます。 去年の利用者数は、4万5,841人でした。 来シーズンの営業は、4月25日からの予定です。
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西駒山荘を回想する講演会
中央アルプスの安全登山に寄与してきた西駒山荘の98年間の歴史を、郷土史家や、歴代の小屋管理人などが回想する講演会が9日、伊那市の創造館で開かれました。 これは、山岳関係者などで組織する西駒こまくさ会が主催しました。 郷土史家であり、中学校教諭時代に生徒を連れて西駒登山をした春日博人さんは「小屋ができる前は、学校登山でも野営をしていた。小屋のありがたさを後世に伝えなければならない。」 高遠中学校教頭で、長野県の近代史に詳しい塚田博之さんは「中箕輪尋常高等小学校の遭難がなければ学校登山はこれほどまで続かなかっただろう」と話しました。 講演会では、98年前に西駒山荘を建設した中心人物の子孫にあたり、自身も改築に係った内ノ萱の唐木 好春さんと同じく内ノ萱で小屋の管理人をつとめた室岡 智明さん、現在の管理人宮下拓也さんが、小屋にまつわる思い出を語りました。
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ベンリー伊那上牧店13日にオープン
ハウスクリーニングや水回りのメンテナンスなどを行う全国チェーンのベンリー伊那上牧店が13日オープンしました。 昨夜はベンリー伊那上牧店で店舗スタッフなどによるキックオフミーティングが行われました。 ベンリーは、愛知県清須市に本社があり、全国に200店舗があるチェーン店です。 ハウスクリーニングや引っ越しの手伝い、各種業務代行など利用者の要望に応じてサービスを行います。 ベンリー伊那上牧店の板倉光店長は、「地域に密着し、地域に愛される店舗にしていきたい」と話していました。
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新名称「北沢峠 こもれび山荘」
伊那市が募集していた南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新しい名称が決まりました。 「北沢峠 こもれび山荘」です。 12日は、新しい名称を選定した長衛荘新名称選定委員会の中山彰博委員長らが市役所を訪れ選定結果を白鳥孝市長に報告しました。 疲れた登山者にホッとできる場所のイメージを与えることや長衛の人柄を連想させること、アットホームな登り口のイメージを表していることなどを選定理由としています。 伊那市では、長衛荘の近くにある北沢駒仙小屋の名称を長衛小屋に戻したことから登山客の混乱を避けるため新しい名称を募集しました。 伊那市の公式HPや全国の山岳雑誌などで新しい名称募集を呼び掛けた所、全国45都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 審査の対象となったのは978点で3回の委員会を経て「北沢峠 こもれび山荘」を選びました。 委員会が選定した「北沢峠 こもれび山荘」の新しい名称は市議会12月定例会に提出され、可決されれば正式に決定されます。
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南アルプスについて意識の共有 初ミーティング
南アルプスジオパークや長谷ビジターセンターについて地域や関係者の意識を共有するための初めての試み「南アルプスジオパークプロデュースミーティング」が9日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 ミーティングには、市内外からボランティアガイドや小学校の教諭、高校生など予定より20人ほど多い51人が集まりました。 南アルプスのイメージや魅力を語りあい、今後どのように活用していくかを考える機会にしようと開かれたものです。 午前中は「これからの南アルプス山麓を語る」をテーマに、グループごと南アルプスを活用した地域振興策について意見を出し合いました。 ミーティングでは、最後に意見をまとめて発表しました。 伊那市では、2回目のミーティングを年度内に開く考えで「出されたアイディアが次に繋がるよう取り組んでいきたい」と話していました。
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求職中の若者対象 職場見学会
実際に職場を見学することで就職活動に役立ててもらおうと、若年者を対象にした職場見学会が、7日、伊那市内で開かれました。 7日は、伊那市内にある企業、株式会社サカイヤと、日本電産サンキョー㈱を見学しました。 これは、松本市に本部を置く長野労働局などでつくる若年者地域連携事業推進センターが、若者の就職を支援しようと行ったものです。 7日は、伊那市を中心に20代から30代までの求職中の5人が参加しました。 5人は、サカイヤの金澤 幸宣工場長から説明を受け、工場を見学しました。 ㈱サカイヤ伊那工場では、自動車の内装表示パネルなどを生産しています。 参加者からは、自動車産業では受注量に季節的な変動はあるのか、どのような人材が欲しいのかなどの質問が出されていました。 若年者地域連携事業推進センターでは、こうした見学会やセミナーを通して、若者の就職につなげたいとしています。
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女性支援「Wee+」来年1月オープン
人生を前向きに楽しむ女性を応援する施設・アクティブエイジングプラザWee+(ウィー)が、来年1月に、伊那市西春近にオープンします。 7日は、設立についての説明会が、オープンを予定している建物で行なわれました。 wee+代表をつとめる井坪美佳さんは、「女性が集まってお互いにつながり元気になれる場所にしたい」と話していました。 井坪さんは福井県から駒ヶ根市に嫁ぎ、出産や子育てをする中で、女性のスキルアップや交流、自立に向けた取り組みが出来る場所の必要性を感じたといいます。 そうした中で、就職・結婚・出産など変化する女性のライフステージをサポートする場としての「wee+」設置を決めました。 以前カラオケ店舗だった3階建ての建物を改装して活用します。 施設利用者は女性限定とし、1階は喫茶スペースやハンドメイド作品を販売するレンタルボックススペース、2階は、期間限定で店舗運営を体験できるチャレンジショップ、3階は、多彩な講座を開講するレッスンルームなどとして活用します。 また、部屋を貸し出し、ホームパーティや女子会などとしても活用できるようにしたいということです。 wee+では、オープンまでに各種講座の講師や、ショップの出店者、スタッフなどを募集しています。(電話96-7995 担当:内藤さん) 井坪さんは、Wee+で資格や技能を取得し、店舗運営のノウハウを学び、地域に出て出店する、女性の自立支援の場所にもつなげていきたいとしています。
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山麓一の麺街道フェスタ開催
国道361号沿線の名物麺料理が集まる、山麓一の麺街道フェスタがあすまで、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。 麺街道フェスタは岐阜高山から木曽、伊那をつなぐ、国道361号沿いの麺料理をPRしようと実行委員会が毎年開いているものです。 伊那市の行者そば、高遠そば、ローメン、木曽町のすんきそば、高山市の高山ラーメン。 訪れた人たちは、列を作って買い求めていました。 このうち高山ラーメンは濃い味のスープに縮れ麺が特徴です。 木曽のすんきそばは、赤カブのカブ菜を乳酸発酵させたものがそばにかけられていて、酸味のある味わいが特長です。 フェスタは高遠城址公園の紅葉に合わせて毎年開かれていて、秋の彩を楽しみながら、それぞれの地域の自慢の麺を味わうことができます。 山麓一の麺街道フェスタは3日まで開かれています。
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高遠城址の秋まつり
250本のカエデが色づき始めた伊那市高遠町の高遠城址公園で秋まつりが1日から始まりました。 春とは違う風情を楽しんでもらおうという高遠城址の秋まつりは、今年で12回目になります。 高遠城址公園には、1,500本のコヒガンザクラと250本のカエデがあり、秋は、園内が赤や黄色に色づきます。 園内には、菊や内藤トウガラシも展示されているほか、信州そば発祥の地をピーアールする新そばまつりが同時開催されています。 高遠閣では、地元産の新そばを使った高遠そばの販売が行われています。 訪れた人たちは、焼き味噌で味わう高遠独特のそばを味わっていました。 信州そば発祥の地伊那をアピールしようと実行委員会は、10月20日の行者そばまつりから4週連続でイベントを行っています。 今回の新そばまつりは、第3弾、2日から第4弾として国道361号沿線の麺を集めた山麓一の麺街道フェスタが高遠城址公園内の特設会場で行われることになっています。 高遠城址の秋まつりは、10日までの予定で、期間中は、物産販売や高遠ばやしの演奏なども計画されています。
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上伊那の9月月間有効求人倍率
上伊那の9月の月間有効求人倍率は0.86倍で8月から0.07ポイント上昇しました。 月間有効求人倍率が0.8倍台となったのは4年10カ月ぶりです。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を18.8%上回る1,326人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を8.6%下回る784人でした。 これにより、9月の月間有効求人倍率は、8月を0.07ポイント上回る0.86倍でした。 月間有効求人倍率が0.8倍を超えたのは4年10カ月ぶりで、平成20年10月に起きたリーマンショック直後の水準に持ち直したということです。 ハローワーク伊那によりますと、有効求人倍率が伸びた主な要因は、派遣業者からの求人数が増えたことや求職者数が減少してきていることとしています。 ハローワーク伊那では、雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」としています。
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新執行部全会一致で承認
会頭をはじめとする伊那商工会議所の新しい執行部の選任議案が24日市内で開かれた臨時議員総会で全会一致で承認されました。 新しい会頭には、サン工業株式会社の川上健夫社長が就任します。 川上社長は、平成16年の11月1日から3期9年にわたり副会頭を務めてきました。 新しい副会頭には、広瀬建設工業株式会社の唐木和世社長、株式会社南信美装の吉澤文男社長、株式会社玉扇グローバルの中村和之社長が就任します。 専務理事には、伊那商工会議所の伊藤正専務理事代行兼事務局長が就任します。 新執行部の任期は、11月1日から3年間です。 3期9年間会頭をつとめた向山公人会頭は、10月31日で退任し、伊那商工会議所顧問となります。 向山会頭は、プレミアム商品券の発行や物産展・商工祭の見直し、工科短大の誘致など3期9年の間に取り組んだ事業を振り返り、新しい執行部への協力を求めました。 藤沢秀敬副会頭は、11月から監事に、荒木康雄副会頭は、参与となります。 24日の臨時議員総会の冒頭、株式会社三心の伊藤五男会長に永年勤続30年の日本商工会議所会頭からの表彰状が伝達されたほか、ローメンでギネスに挑戦した伊那中学校生徒会に感謝状が贈られました。
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美和ダムが観光スポットに
伊那市長谷のダム施設などが、都会に住む人たちから観光スポットとして脚光を浴び始めています。 24日は、中京圏から、日帰りバスツアーに参加した34人が、長谷の美和ダムや洪水バイパストンネルなどを見て歩きました。 美和ダムの洪水バイパストンネルは、ダム機能を恒久的に維持するためのもので、全国で2番目に作られ、全国で唯一公開されています。 トンネルでは三峰川総合開発事務所の職員が、「長さは4300メートルで、1秒で25メートルプールが満杯になるほどの水を流す事ができる」などと説明していました。 参加者は、写真を撮ったり、構造や機能などについて次々に質問していました。 このツアーは、ダムなどの構造物に関心を持つ人達のニーズに答えようとネクスコ中日本が今年初めて企画したものです。 トンネルが通行できなくなる出水期を避け、今月に入り2回行われました。 参加した人は、「ダムが好きな人は多いと思います。そういう人をターゲットにしたツアーはいいですね」「バイパストンネルが見たくて参加しました。大人になったら社会見学がないのでこういうツアーはおもしろいです」と話していました。 観光客は、この日、秋葉街道なども散策したということです。 ツアーは、好評のため、来年も実施される予定だということです。
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南アルプス 原生林の魅力
伊那市長谷・南アルプスの気軽に楽しめる散策コース、原生林の登山道の魅力を紹介します。 国立公園内に整備された原生林の登山道は、北沢峠のバス停から300メートルほどにある国立公園一種の入り口付近から始まり、およそ30分の下りのコースです。 この日は、伊那市南アルプス林道バス林道管理係長の伊藤卓郎さんが、コースを案内してくれました。 登山道は、平坦な下りの道のりで、スニーカーでも歩くことができます。 シラビソやコメツガを中心とする原生林で、朽ち木に生い茂ったコケが木漏れ日に光を受けて輝きます。 大平山荘前で、一旦林道を横切り、再び登山道へ入ってきます。 国立公園内のため、道からそれることは禁止されていますが、それゆえの無垢の自然を楽しむことができます。 南アルプス林道バスは、今年からフリー乗降サービスを始めていて、原生林の散策を希望すれば入り口で乗り降りさせてくれます。 南ア林道バスは、雪が降り始める11月中旬頃まで運行を予定しています。
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南ア林道 紅葉見頃に
伊那市長谷南アルプスの林道の紅葉が見頃を迎えています。 南ア林道バスは、標高860mの仙流荘から2032メートルの北沢峠までの21キロ間を1時間かけて結びます。 その道のりでは、色づき始めた紅葉を楽しむことができます。 山々はダケカンバやナナカマド、ツルアジサイなどで赤や黄色に染まっています。 この日は、紅葉と雲の共演を楽しむことができました。 ホシガラスが、これから訪れる冬に備えて、次々に実をついばんでいました。 南アルプス林道バスは、今年から希望した場所でバスを降りることができる、フリー乗降サービスを始めています。 南ア林道バスの運転手は「南アルプスは山登りだけの場所ではないことを知ってもらいたい。バスを使って紅葉を楽しんでもらいたい」と話していました。 バスの料金は仙流荘から北沢峠まで片道1,100円で、紅葉の見頃は、20日ごろピークを迎えるということです。
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障害者就職・雇用相談会
上伊那地域の障害者を対象にした就職・雇用相談会が、17日、伊那市のいなっせで開かれました。 これは、障害者の雇用促進を図ろうとハローワーク伊那が毎年この時期に開いているものです。 今年は、企業は、去年より6社多い25社、求職者は去年より2人多い102人が参加しました。 参加企業が増えたことについてハローワーク伊那では、今年4月から障害者の法定雇用率が1.8%から2%に引き上げられたためと見ています。 ハローワーク伊那管内の障害者の9月末の有効求職者数は412人で、内訳は 身体障害が147人、知的障害が82人、精神障害が174人などとなっています。 412人のうち45歳以上が222人で、中高年の割合が高くなっているということです。 参加した40代の男性は、「法律が変わっても、障害者雇用について浸透していないと感じる。去年も参加しているので、今年こそ良い結果を出したい」と話していました。 ある企業の人事担当者は、「法定雇用率を達成することが必要だし、幅広く活躍してくれる人をみつけたい」と話していました。 ハローワーク伊那では、「上伊那の求人倍率は、0.79と県内でも2番目に低く、厳しい雇用情勢は続いている。一般・障害者の求人が増えるように求人開拓を進めたい」と話していました。
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「長衛荘」新名称に1,300点超応募
伊那市長谷、南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新名称に、全国から1300点を超える応募がありました。 北沢峠にある山小屋は「長衛荘」の名で親しまれてきましたが、近くにある「北沢駒仙小屋」の名称を「長衛小屋」に戻したことから、登山客の混乱を避けるため、伊那市が新名称を募集していました。 伊那市は、全国の山岳雑誌や、公式ホームページなどで9月30日まで募集を呼びかけてきました。 その結果、全国45の都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 1301点のうち、審査対象となったのは978点で、山岳関係者や地元住民などで作る「長衛荘新名称選定委員会」が選考を行います。 第2回新名称選定委員会は、今月28日に開かれる予定で、それぞれの委員が絞込んできた名称を検討するということです。 委員会が選考した新名称は、12月市定例議会に提出され、可決されれば、決定する予定です。
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天然ガスパイプライン検討 勉強会発足へ
上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部が15日懇談し、天然ガスを供給するパイプラインの上伊那地域への整備について官民合同の勉強会を立ち上げ、検討していく事が確認されました。 上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部は2008年から毎年懇談会を開いています。懇談は冒頭のみ公開で行われ、今年は天然ガスのパイプライン整備などについて話し合いました。 上伊那では、天然ガスを使用する都市ガスが整備されておらず家庭や企業ではプロパンガスを使用しています。 経営者協会上伊那支部によると、天然ガスはプロパンガスと比較し二酸化炭素の排出量が少なく、発熱量あたりの単価が低いという事です。 パイプラインの整備は、リニア開業などの交通網整備を見据え将来的な企業誘致にも有利な条件となると期待しています。 天然ガスを供給するパイプラインは、新潟県から諏訪市を経由し静岡県まで整備されています。 経営者協会上伊那支部では、「天然ガス供給業者の誘致や、整備費用、プロパンガスを扱う既存の事業社への対応など課題は多い」とし、「まずは、技術的な面から導入可能かどうか検討していきたい」としています。
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アルクマがゆるキャラグランプリ投票呼びかけ
今年のゆるきゃらグランプリにエントリー中の、長野県の観光PRキャラクター「アルクマ」が、10日、JR飯田線伊那市駅前で、投票を呼びかけるPR活動を行ないました。 10日朝は、登校などでJRを利用する人たちに、アルクマが投票を呼びかけました。 アルクマは、去年のゆるきゃらグランプリで、865体中、24位と健闘しました。 今年は、10位以内を目標にしていて、長野市、松本市に続いて、JRの駅では3か所目となる伊那市で今日PRしました。 女子高校生が、一緒に写真を撮るなどしていました。 長野県では、1日1回投票できるので、是非投票して欲しいと話していました。
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南箕輪村6次産業化検討ワーキングチーム 加工品試食
地元農産物の加工販売を目指す南箕輪村6次産業化検討ワーキングチームの会議が10日役場で開かれ、27日の農産物フェア・軽トラ市に出品する加工品の試食が行われました。 この日は、村内の青年農業者やJA営農部、役場関係者ら10人が集まり、27日の農産物フェア・軽トラ市でどの加工品を販売するのかを決めるため試食しました。 6次産業化検討ワーキングチームでは、長期間保存できるドライ加工に焦点をあて、開発しました。 その結果、パセリで作ったジェラートとパン。 ドライ加工したりんごのスナック。 きのこ、ねぎ、パセリ、トマト、キャベツをドライ加工したものは料理の具として販売します。 南みのわ農産物フェア軽トラ市は、27日午前9時から午後2時まで、大芝高原味工房駐車場で開かれます。
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元記者の八木さん 古い建物で居酒屋&カフェ オープンへ
大阪府出身で、信州大学農学部を卒業した、元新聞記者の八木 択真(たくま)さんは、伊那市坂下に残る築75年の建物を、地域情報発信の拠点となる、居酒屋&カフェとして11日にオープンさせます。 オープンするのは、小沢川沿いにある、昭和13年に建築された元橋場歯科を改装した建物です。 店主の八木さんは、現在34歳。大阪府堺市出身で、信州大学農学部卒業後、産経新聞社の記者になりました。 大学時代に伊那にいた頃から、この地域の魅力を感じていたといいます。 東日本大震発災直後に、現地に八木さんが取材に行き記事を書きました。 仕事は充実していましたが、幸せとは何かを考えるようになりました。 9年間勤めた仕事を辞めて、今年2月に伊那に戻り、この店を開く準備を進めてきました。 森林科学科を卒業した八木さんは、地元の間伐材を使ってカウンターを手づくりしたほか、地元の木工職人に家具の製作を依頼するなど内装にもこだわりました。 2階にもスペースを設け地域の若者が集まる場所にしたいと話します。 「酒とカフェ はしば」は、11日、居酒屋のみの営業でオープンし、カフェは、11月頃から始めたいとしています。