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コロナ禍の新卒採用情報共有
上伊那の企業でつくる伊那職業安定協会は、コロナ禍での新卒者の採用についてのセミナーを3日 伊那市の信州INAセミナーハウスで開きました。
セミナーには企業の人事担当者などおよそ40人が参加しました。
ハローワーク伊那の綿貫昭二所長は大卒者の雇用情勢について話をしました。
綿貫所長は「コロナの影響で県内の大卒予定者の就職内定率は10月末時点でリーマンショック以来11年ぶりに低下した」と話し、「特に短大生の内定率は、希望職種とのミスマッチもあり去年の67・4パーセントから59・8パーセントと7・6ポイント低下した」と説明しました。
セミナーでは他にコロナ禍での採用戦略やWEBでの企業説明会の事例報告が行われました。
セミナーは激変するコロナの時代の中で、採用情報を共有しようと初めて開かれました。
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伊那市高遠町の魅力をライブ配信
全国の旅行会社などが集まって国内外の旅の魅力を発信するイベントがこのほど開かれました。
イベントは、日本観光振興協会などが7年前から開いているものです。
イベントに出展していて、東京に本社を置き全国に支店がある旅行会社、東武トップツアーズがテレビ会議システムを使って地域の魅力を伝えるライブ配信を企画しました。
10月29日は伊那市高遠町の建福寺から、東武トップツアーズ伊那支店と、伊那市観光協会がライブ配信を行いました。
伊那市からの配信の内容は、高遠町の歴史や文化、食をPRするものです。
市観光協会の丸山舞さんが出演し、高遠町を紹介していました。
15分間のタイムスケジュールに沿って、高遠石工などを紹介しました。
イベントには、国内28の道府県、海外は30の国と地域から、延べ285の企業や団体が参加しているということです。
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10月の月間有効求人倍率0.84倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は、前の月を0.12ポイント上回る0.84倍でした。
今年5月以来5か月ぶりに0.8倍台に持ち直したものの、ハローワーク伊那では「このまま右肩上がりに行くとは考えていない」としています。
10月の月間有効求人数は2,526人、月間有効求職者数は2,995人で、月間有効求人倍率は0.84倍でした。
全国は1.04倍、長野県は1.03倍で、上伊那の0.84倍は県内12のハローワーク管内で最も低くなっています。
雇用情勢については「求職が求人を上回り、求人が鈍化傾向にあることから弱い動きとなっている」とし、前の月の判断を据え置きました。
ハローワーク伊那では、「5か月ぶりに0.8倍台に改善したものの、新型コロナの感染者が増加していることから、このまま右肩上がりに行くとは考えていない」としています。
なお、来年3月卒業予定の新規高卒者の就職内定率は67.9%で、前の年の同じ月を19ポイント下回りました。
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2月からキャッシュレス化
箕輪町商工会は町内の小売店や飲食店でカードにより支払いができるキャッシュレス化事業を来年2月から始めます。
26日、箕輪町商工会の会員が町役場を訪れ白鳥政徳町長に事業について説明しました。
事業はキャッシュレス化により新たな消費喚起につなげようと行われるものです。
町内80の店舗を目標に端末を設置しカードをかざすとポイントがたまるようになっていて将来的にカードをアプリに移行する計画です。
ポイントは商品購入以外に健康ポイントなども加わります。
事業費はおよそ1千万円で事業開始にともない、これまで町内の商店で行われていたメープルポイント事業は終了し来年5月にはキャッシュレス化事業を担う法人を設立する予定です。
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西箕輪MTBコース整備 知事表彰
長野県の令和元年度「地域発 元気づくり支援金」事業で、伊那市の西箕輪地域協議会が行ったマウンテンバイクのコース整備事業が知事表彰に選ばれました。
上伊那地域の優良事例表彰式が伊那合同庁舎で26日に行われました。
式では上伊那地域振興局の佐藤公俊局長から西箕輪地域協議会の向山利雄会長に表彰状が渡されました。
西箕輪地域協議会は、元気づくり支援金を活用し、みはらしファーム近くに上級者用マウンテンバイクコースを整備し、これまでにおよそ1000人が訪れたという事です。
地域の自然環境を活用した点や近隣施設との連携によりさらなる利用者の増加、発展性が見込める点などが評価されました。
西箕輪地域協議会の向山会長は「今年はコロナ禍で十分な活用はできていないが、魅力ある資源として発信していきたい」と話していました。
県知事表彰は県内10圏域それぞれ1団体が選ばれました。
上伊那の優良事例ではこの他に中川村の団体と駒ヶ根市がそれぞれ行った事業が上伊那地域振興局長表彰に選ばれました。
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地元の牛乳使用「とらの巻」認定
上伊那の酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、伊那市山寺の増田屋製菓の和菓子「とらの巻」を、地域の若手酪農家が開発した牛乳、おもてなし牛乳を使った商品として認定しました。
こちらが認定された和菓子「とらの巻」です。
どら焼きに使われる材料を巻いてつくった和菓子で、生地におもてなし牛乳が使われています。
一つ130円です。
2日は、協議会の下村篤会長から増田屋製菓の飯島秀昭店主に認定証が手渡されました。
上伊那地域酪農協議会では、地元の商品の販売促進につなげようと、おもてなし牛乳を使ったものを認定しています。
協議会の下村会長は「認定をきっかけにさらに地域の人に知ってもらいたい」と話していました。
協議会によりますと、とらの巻を含めて上伊那地域で4つの商品が認定されていて、今後も希望する店舗や団体があれば審査を行い、随時認定していくということです。
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伊那市が石仏カード制作
伊那市は高遠石工や市内の石仏について多くの人に知ってもらおうと「石仏カード」を制作しました。
第一弾として制作されたのが高遠町藤沢の「法華堂跡の夫婦像」のカードです。
11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで作られたもので、きのう高遠町内で開かれた石仏を巡るイベントで配布されました。
伊那市では今後シリーズ化していきたいとしています。
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麻でできたswitch式ヘンプマスク
伊那市御園で洋服の仕立て直しを行っている西野工房は麻でできたswitch式ヘンプマスクを作りインターネットでの販売を始めました。
switch式ヘンプマスクを作った西野工房代表の西野雅也さんです。
MとLの2つのサイズがあり西野さんが麻炭と呼んでいるマスクは3,200円、生成りは2,500円でネット販売されています。
布地を上下に分け、半分は伸び縮みがないしっかりとした着け心地、もう半分は伸び縮みする、ゆったりとした着け心地を組み合わせて織ったものです。
顎の部分と鼻の部分のフィット感を好みで代えられる織り方が特徴で特許を出願しています。
また耳にかけたときに痛みがないように耳掛けのひもの長さが調節できるようになっています。
布地に使われている麻は肌触りがよく、アクセントとして一部が草木染めで色づけされています。
西野さんは総合学習に力を入れている伊那小学校に子どもを通わせようと2018年に千葉県から移住してきました。
取引のある会社から依頼された洋服の仕立て直しを自宅の工房で行っていて新型コロナウイルスの感染拡大により必需品となったマスク作りを4月から始めました。
マスクは西野工房のホームページから購入でき麻炭が3,200円生成りが2,500円となっています。
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いな・ほっと券利用でポイント5倍
伊那市コミュニティーカード協同組合が発行している、い~なちゃんカードと伊那市のプレミアム商品券、「いな・ほっと券」を使って買い物をすると、カードにつくポイントが5倍となるキャンペーンが20日から始まりました。
キャンペーンは、市内におよそ80ある、い~なちゃんカード加盟店で買い物をした場合、カードを提示して、いな・ほっと券で精算すると、カードにつくポイントが5倍になるものです。
利用方法は、いな・ほっと券で商品を購入するとともにい~なちゃんカードを提示します。
通常100円につき1ポイントがつきますが、期間中は5倍で、1ポイント1円として加盟店で使うことができます。
いな・ほっと券は、加盟店全店で使うことができます。
また、い~なちゃんカードのプリペイド機能を使って代金を支払うと、5%還元のキャンペーンも始まりました。
伊那市コミュニティーカード協同組合が、いな・ほっと券の発行に合わせ、地元の店舗で商品券を使ってもらおうと、キャンペーンを企画しました。
キャンペーン期間は、この日から来年1月15日(金)までです。
い~なちゃんカードは、市内およそ80の加盟店で無料発行することができます。
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銀座に志かわ25日にオープン
東京銀座に本店がある、高級食パン店「銀座に志かわ」長野伊那店が、11月25日にナイスロード沿いにオープンします。
店は伊那市上新田のナイスロード沿いで、オープンに向けた準備が進められています。
銀座に志かわでは水にこだわり、アルカリイオン水をつかって高級食パンを製造しているということです。
18日は、オープンを前に内覧会が開かれました。
2年前に東京銀座で開業した「銀座に志かわ」は、これまでに31の都道府県で80店舗以上を展開していて、長野県内での出店は今回が初となります。
商品は、食パン1本2斤のみで、税込み864円です。
銀座に志かわによりますと、絹のようにやわらかく、ほんのりと甘みのある味だということです。
銀座に志かわ長野伊那店は、25日(水)にオープン予定で、1日400本限定生産、売り切れ次第終了です。
営業時間は午前10時から午後6時までで、不定休です。
電話での予約もできるということです。
電話:96-0248
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外国人向けの伊那谷「食」モデルツアー
伊那市の食・そばやガレット、野菜を県内在住の外国人に味わってもらうモデルツアーが、15日市内で開かれました。
ツアーには、外国人5人を含む13人が参加しました。
一行は、まず、伊那市高遠町の高遠城址公園内にある高遠閣を訪れ、そばを味わいました。
モデルツアーを企画したのは、伊那市地域おこし協力隊の五嶋 博之さんです。
五嶋さんは、今年4月から、海外からの誘客を図るインバウンドコンダクターとして協力隊に赴任しました。
高遠そばやガレットなど、伊那谷の食をテーマに、県内在住の外国人向けのツアーを今回初めて企画しました。
参加者は、焼き味噌と辛み大根で食べる打ち立ての高遠そばを味わっていました。
このイベントには、プロバスケットボールチーム・信州ブレイブウォリアーズアカデミーが集客に協力し、市内の飲食店や農家などが料理や体験などのコンテンツを提供しました。
午後には、伊那谷野菜を使ったガレットやリンゴのシードルを味わったということです。
五嶋さんは、外国の人達の意見を聞きながら、伊那谷の食の魅力を打ち出し、インバウンドの受け入れにつなげていきたいとしています。
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もみじ湖 観光客で賑わう
箕輪町のもみじ湖で木々が赤く色づき、多くの人たちでにぎわっています。
もみじ湖周辺にはおよそ1万本のもみじが植えられています。
箕輪町観光協会によりますと、今年は10月末から本格的に色づき始め、先週一気に紅葉が進んだということです。
箕輪ダムから3キロ上った売店近くでは、平日にもかかわらず、駐車場が満車になっていました。
去年の来場者数は延べ3万1千人でしたが、今年は9日までに4万8千人が来場したということです。
今年は多くのメディアにとり上げられたことで、来場者数が伸びているということです。
なお、もみじの景勝地は葉が落ちているところもあります。
夜には景勝地近くの600メートル区間でライトアップが行われています。
町観光協会によりますと、ダム周辺のもみじの見ごろは今週末までで、ライトアップは23日までとなっています。
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村民プール今年度で閉場へ
南箕輪村が運営する、大芝高原の村民プールが、今年度で閉場することが決まりました。
9日は、村役場で村議会全員協議会が開かれ、村民プールの閉場についての報告がありました。
村によりますと、施設は老朽化が進んでいて、利用を継続する場合、プール槽やシャワーなどの修繕費に約3,000万円かかるということです。
毎年、7月下旬から8月中旬まで営業していますが、去年までの直近5年間は約40万円の赤字で、今後も黒字が見込めないことから、今年度限りで閉場することとなりました。
村民プールは1975年の開場以来、45年間営業を続けてきました。
なお、施設の後利用については未定だということです。 -
社会人としての心構え学ぶ
新入社員が社会人としての心構えを学ぶセミナーが27日伊那市の伊那商工会館で開かれました。
セミナーではあいさつの練習が行われ参加者が基本姿勢を学んでいました。
講師は社会保険労務士の田畑和輝さんが務めました。
田畑さんは「気持ちの良いあいさつは職場で良好な人間関係をつくります。明るく声を出し、姿勢にも気を
つけてください。」と話していました。
セミナーは伊那商工会議所人材育成委員会が開いたもので上伊那の企業8社から32人が参加しました。
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来春卒業の学生を対象に緊急合同企業説明会
ハローワーク伊那などは、来春卒業の学生を対象にした対面方式での緊急合同企業説明会を、2日に伊那市の伊那合同庁舎で開きました。
説明会には、来年の春卒業予定で地元就職を希望する学生20人が参加しました。
製造業や建設業、サービス業など37の企業の人事担当者が、自社の製品や雇用形態などを説明していました。
伊那公共職業安定所などは、例年春に合同企業説明会を開いていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で延期となっていました。
Web面接を中心に就職活動を進めてきた学生から不安の声が寄せられていることから、1度に複数の企業と直接話をする機会を提供しようと、今回開かれたものです。
ハローワーク伊那によりますと、来春卒業を予定している学生の内定率は、例年より低い状況が続いているということです。
都会での就職から地元就職に舵を切る学生が増加傾向にあるということで、企業側にとっては「厳しい状況は変わらないがいい方向に進んでいる」ということです。
ハローワーク伊那では、個別に情報提供をするなどし内定に繋げていきたいとしています。 -
もみじ湖ドライブインシアター
新型コロナの感染防止策として車の中で映画を楽しむ「ドライブインシアター」が、31日、箕輪町のもみじ湖イベント広場で行われました。
時間になると、もみじ湖イベント広場に車が入ってきました。
会場には縦5m、横10メートルの大型スクリーンが設置されています。
もみじ湖ドライブインシアターは、車の中から映画を鑑賞するイベントです。
新しい生活様式を取り入れたイベントとして箕輪町観光協会が初めて行いました。
音声は、FMラジオを使って流し、訪れた人は聞こえ方などを確認していました。
箕輪町が制作した動画も放映されました。
会場には出店も並び、訪れた人たちが思い思いに過ごしていました。
なお上映したのはCGアニメーション映画の「シング」です。
イベントにはおよそ70台が参加したということです。
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あるしんレポート 景況感厳しさ増す
アルプス中央信用金庫が四半期に一度発表している伊那谷・経済動向、中小企業景気レポートによりますと、今期の上伊那地区景況感は厳しさを増しています。
レポートによりますと、7月から9月の今期の業況は、良かったとする企業が8%、悪かったとする企業は67.6%で、業況判断指数はマイナス59.7と前期を1.7ポイント下回り、景況感は厳しさを増しています。
さらに、来期の見通しについて、良いと予想する企業は5.7%、悪いと予想する企業は69.3%で、業況判断指数はマイナス63.6と、今期をさらに上回る悪化を予想しています。
また、新型コロナウイルスの対応についての特別調査では、売り上げ高がコロナ前の水準に回復する時期の見込みについて、すべての業種で3割以上が「わからない」と回答し、先行きが見通しづらい状況となっています。 -
高遠城址もみじ祭りで新そば提供
31日から始まる高遠城址もみじ祭りに合わせて伊那市高遠町の高遠閣と一般社団法人環屋では新そばを提供します。
30日、高遠閣で高遠そば打ち愛好会のメンバーが新そば祭りで提供するそばを打っていました。
新そば祭りはもみじ祭りと同じ31日から来月8日まで行われ価格は1人前700円からとなっています。
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9月有効求人倍率0.72倍
上伊那の9月の月間有効求人倍率は、前の月を0.02ポイント上回る0.72倍でした。
新型コロナウイルスの影響で4か月連続の0.7倍台となっています。
9月の月間有効求人数は22,13人で、月間有効求職者数は3,076人でした。
月間有効求人倍率は0.72倍で、7月から4か月連続の0.7倍台となりました。
全国は1.03倍、長野県は1倍で、上伊那の0.72倍は県内最下位となっています。
雇用情勢については、「引き続き求職が求人を上回っており、求人が鈍化傾向にあるなど、弱い動きとなっている」として、7月と8月に続き判断を据え置いています。
ハローワーク伊那では「コロナの影響で依然として先行きの不透明感はあるが、製造業への派遣の求人が出始めるなど、徐々に明るい兆しが見えてきている」としています。
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ローメンズクラブがシールラリー
伊那ローメンズクラブは、加盟店で飲食をしてシールを集めると食事券として利用できるシールラリーのキャンペーンを、来月1日から開きます。
29日は、ローメンズクラブが伊那商工会館で、キャンペーンの記者会見を開きました。
キャンペーンの名前はGo To Eat 17(いな)キャンペーンです。
17のローメンズクラブ加盟店で、飲食をすると、千円毎にシールがもらえます。
20枚貯めると、千円分の食事券として使えるほか、ダブルチャンスとして豪華賞品が当たる可能性があります。
シールラリーは、11月1日から始まり、来年2月28日まで行われます。
おなじ店舗のシールが複数枚でも有効です。
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伊那市 リニア工事残土受け入れ
伊那市は、リニア中央新幹線のトンネル工事で出た残土およそ28万立方メートルを受け入れ、西箕輪の伊那インター工業団地の造成に活用します。
28日は市役所で伊那市議会臨時会が開かれ、リニア工事の残土を使い造成する土地の取得に関する議案が全会一致で可決されました。
残土の受け入れについては長野県の仲介で、伊那市とJR東海が協議を進め今月協定書を取り交わしたという事です。
受け入れる残土はおよそ28万立法メートルで、来年8月からおよそ3年にわたり運び込まれる計画です。
伊那市によりますと、残土を活用し造成するのは西箕輪の伊那インター工業団地の今回取得する2万9千平方メートルなどで、状況を見ながら拡張していく計画です。
今回の受け入れに関して、JR東海は負担金として5億2千万円を伊那市へ支払う事になっています。
白鳥孝市長は「今回の工事のほか、伊駒アルプスロードの建設などでも検討していきたい」と話していました。
長野県によりますと、現在リニア工事の残土を受け入れるのは飯田市と大鹿村で伊那市は上伊那で初めてだという事です。
また、28日の議会ではこのほかに、新型コロナ対策として小中学校の修学旅行のキャンセル費用の公費負担や子育て世帯の臨時給付金の支給などを含む9億2千万円の補正予算案も可決されました。
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「羽広荘西山亭」にリニューアル
新型コロナの影響で4月から休業していた伊那市西箕輪の羽広荘は、料亭「羽広荘西山亭」として来月1日にリニューアルオープンします。
本格的な再開を前に、今日からランチの営業が始まりました。
西山亭では、羽広荘の客室を活用し、個室で食事を楽しむことができます。
窓からは南アルプスや紅葉の景色が楽しめます。
ランチコースの1つ、牛陶板焼き御膳です。
国産牛や地元産の野菜にこだわっているということです。
伊那市観光㈱が運営する羽広荘は、新型コロナの影響で4月10日から営業を休止していました。
個室にトイレや風呂がないなど時代のニーズに合わなくなっていたため、休業を機に営業形態の見直しを行い、リニューアルを行うことにしました。
「西山亭」は、伊那市の西側の山のふもとを「にしやま」と呼ぶことから名付けました。
入口に検温器を設置している他、食事を完全個室にするなどの新型コロナ対策をとっています。
羽広荘西山亭は3日前までの完全予約制となっていて、コース料金の他に席料1人200円がかかります。
来月1日から15日まではコース料理が10%引き、席料が無料となります。
なお宿泊は団体のみ続けるということです。
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大芝荘 11月から営業縮小へ
南箕輪村の大芝高原にある大芝荘は、来月から当面の間、毎週木曜日を定休日とし、昼の宴会や会食を休止するなど、営業を縮小します。
26日は、村役場で村議会全員協議会が開かれ、大芝荘の営業縮小に関する報告がありました。
村によりますと、新型コロナウイルスの影響で、大芝荘は4月から5月にかけて営業を自粛したほか、その後も旅行客などの利用者が減少したということです。
今年度上半期の売り上げが前年度と比べ約6,500万円、率にして85%減少したことから、営業の見直しを行うことにしたということです。
大芝荘は、来月から毎週木曜日が定休日となり、昼の宴会や会食の営業を休止します。
また、パル大芝は休業とし、12月からは大芝荘の日帰り温泉は営業を終了、宿泊客専用となります。
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オリンパスの2人が受賞
長野県は卓越した技能を持ち県内の産業発展に功績があった人を表彰する信州の名工を23日発表しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは箕輪町在住でオリンパス勤務の2人が選ばれています。
21日にオリンパス株式会社辰野工場で記者会見が開かれました。
信州の名工に選ばれたのはオリンパス株式会社辰野工場の堀達矢さんと、長野オリンパス株式会社の髙田清さんの2人です。
堀さんは岡谷工業高校卒業で箕輪町松島在住の47歳です。
受賞職種は光学レンズ工で、高精度レンズ研磨工の第一人者として高難度の製造業務に従事しています。
髙田さんは箕輪工業高校卒業で箕輪町木下在住の49歳です。
受賞職種は旋盤工で新製品や試作品、特別注文品など難易度の高い旋盤加工を担当しています。
信州の名工は県下で各分野の第一人者を知事が表彰するもので今年度は18人が選ばれています。
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訪日外国人向け モニターツアー
アクティビティを通じて自然や文化などに触れることができるアドベンチャーツーリズムの、訪日外国人向けモニターツアーが19日、伊那市高遠町で行われました。
モニターツアーには、モデルとして国内でインバウンドに携わっている外国人2人が参加しました。
ガイドを務めたのは高遠町のボランティアガイドふきのとうの会の小田中一男会長です。
通訳をしたのは、安曇野市の山岳ガイド、加集安行さんです。
初日の19日は、伊那市高遠町の歴史博物館を見学したあと高遠城址公園を歩き、城下町で買い物などを体験するコースです。
モデルを務めた2人は、高遠城の歴史について質問していました。
モニターツアーは、北陸信越運輸局や長野伊那谷観光局などが連携し、訪日外国人向けの観光プランをつくろうと行われたものです。
今月29日までに全8日間の日程で行われることになっていて、長谷でマウンテンバイクに乗ったり、横山のアクティビティ施設でパラグライダーを体験することになっています。
今後は、各モニターツアーの結果を踏まえ、今年度中に訪日外国人向けの新たな観光プランとして商品をつくるということです。 -
脱プラへ 「麦ストロー」完成
伊那市の委託を受け、市社会福祉協議会が制作を進めてきた、大麦やライ麦を使ったストローが完成し、22日、お披露目されました。
脱プラスチックの推進、農業と福祉の連携事業として今後の展開が期待されます。
麦ストローは、ロング3本、ショート2本、合わせて5本入りを198円で販売します。
伊那市では脱プラスチック推進を目指して、代替商品の「麦ストロー」の製品化を検討してきました。
委託を受けた伊那市社会福祉協議会が、製造を行いました。
麦は、伊那市の農家や信州大学農学部から提供を受けました。
障害者の多機能型事業所の通所者が、刈り取りから節の切り落とし、長さをそろえるための切断作業などを行い、製品化しました。
22日は、伊那市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長がその使い心地を確かめていました。
今年度は1000本のストローを作製しました。
現在は、ストローに加工できない麦が多く、選別や加工に手間と時間がかかるということで、どのように効率化していくかなど課題は残ります。
伊那市によると自治体と事業者が協力して、麦ストローを製品化するのは全国的にも非常にめずらしいケースだということです。
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「とっとき」を上伊那の新名物に
箕輪町内の飲食店主有志は、上伊那の新しい名物料理にしようと「牛肉と信州みそ」を使用した「とっとき」を20日お披露目しました。
とっときは多くの店で提供しやすいよう、調理方法に決まりはなく、牛肉と信州みそを使えばそれぞれの店舗独自のメニューで提供できます。
こちらは、ゆとろぎroom5884の「とっときブリトー」です。
ブリトーの中身は、信州みそと牛ひき肉の肉みそです。
ビストロなゆたの「とっときガレット」です。
ソースに肉みそが使われています
燈花の「とっとき弁当」です。
牛肉とみその炒め物などが入れられています。
20日は箕輪町役場で料理がお披露目されました。
「とっとき」は牛肉と信州みそを使用した創作料理で、箕輪町の飲食店主有志で結成した「とっとき会」が考案したもので、「とっておき」という意味が込められています。
とっとき会では、食を通じて県内から上伊那地域への誘客を図ろうと名物となるような料理を考案しました。
20日は白鳥政徳町長が味を確かめていました。
現在上伊那の10店舗で順次提供が始まっているということです。
とっとき会では、来年の春から夏にかけ観光客向けのPRを行う予定で、それまでに提供店舗を増やしていきたいとしています。
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箕輪西小児童が赤そばのキャラを作成
箕輪町の箕輪西小学校6年生は、赤そばの里をPRするイメージキャラクターを作成しています。
現在候補にしているのは5体です。
箕輪西小学校の6年生は「赤そばの里を広めよう」をテーマに学習していて、より多くの人に赤そばの里を知ってもらおうとイメージキャラクターを作ることにしました。
どのキャラクターが良いか住民の声を聞きながら決めたいと、20日は上古田の住宅を1軒ずつ回り住民に投票してもらいました。
町役場に投票箱が設置されていて、今週金曜日まで誰でも投票できます。
キャラクターは今月下旬に決定するということです。
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外国人向けの観光プランづくり研修会
アクティビティを通じて自然や文化などに触れることができる、訪日外国人向けのアドベンチャーツーリズムについての研修会が5日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。
研修会は、国土交通省北陸信越運輸局が開いたもので、主に南信地域の観光業に携わる関係者およそ20人が参加しました。
アドベンチャーツーリズムは、登山やサイクリングなどアクティビティ体験を通して地域の自然や文化を知ってもらうものです。
この日は、東京の旅行会社の担当者が講師として招かれ、外国人向けのアドベンチャーツーリズムのプランづくりやガイドについてのポイントを話しました。
研修会は、19日にも予定されていて、外国人のモデルを相手にモニターツアーの実習を行うということです。
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コロナ禍の経済状況 意見交換
上伊那の市町村長と長野県経営者協会上伊那支部の懇談会が8日伊那市内で開かれ、コロナ禍における地域の経済状況について意見を交わしました。
懇談会には首長や経営者などおよそ30人が出席し、冒頭のみ公開で行われました。
新型コロナの影響を受けた上伊那の経済状況は9月に入りわずかながら改善したことなどが報告されました。
出席者からは「上伊那が一丸となって経済対策を行うことが必要だ」との意見が出されたという事です。
長野県経営者協会上伊那支部の井上修支部長は「コロナの災いの中でしかできない事がある。前向きにとらえ対策を行っていきたい」と話していました。
白鳥孝上伊那広域連合長は「企業と行政が連携し、持続可能な環境を作り、地方から国を支える仕組みを作っていきたい」と話していました。
上伊那の企業で組織する長野県経営者協会上伊那支部は、地 域の活性化を目指して平成20年から上伊那の市町村長との懇談会を開いています。