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飯田線と地酒をつなぐ呑みあるきトレイン
JR飯田線と沿線の蔵元の地酒をつなぐイベント“秋の呑みあるきトレイン”が28日行われました。 出発駅の伊那北駅では市内の4つの蔵元が参加者に地酒を振る舞いました。 このイベントは伊那市や飯田市などでつくるJR飯田線活性化期成同盟会が企画したものです。 伊那から飯田まで電車で移動しながらそれぞれの地域の地酒を味わおうというもので上下伊那から約70人が参加しました。 イベントでは伊那市のほか駒ヶ根市、飯田市でも途中下車しそれぞれの地域の地酒を楽しんだということです。 また飯田から伊那に戻った一行は市内で開催された信州伊那街道 秋の呑みあるきにも参加したということです。
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そばイベント3週連続で雨
5週連続で信州そば発祥の地をPRするそばイベントは先週、先々週と雨にたたられ3週目となる28日もあいにくの雨となりました。 伊那市高遠町の高遠城址公園で山麓一の麺街道フェスタが開かれましたが3週目の今回も雨降りとなりました。 麺街道フェスタでは国道361号でつながる岐阜の高山ラーメン、木曽のすんきとうじそば、伊那の信州そばとローメンの店がテントを並べました。 麺街道フェスタ実行委員会の飯島進実行委員長です。 また高遠城址公園では28日からもみじ祭りが始まりました。 園内のもみじは色付きはじめたところで見頃は来週末ころだということです。 山麓一の麺街道フェスタは29日も予定されています。
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サクラコマ新パッケージお披露目
伊那市の製造業者などが連携して開発したお土産品「サクラコマ」の新しいパッケージが27日お披露目されました。 新しいパッケージは日本のお土産をイメージした和服の女性が描かれています。 市内の企業などでつくる製造業ご当地お土産プロジェクトチームによるシンポジウムが伊那市の伊那商工会館で開かれお披露目されました。 デザインを手がけたのは和歌山県生まれで大阪工業大学工学部卒業の漫画家、たなかじゅんさんで、全日本製造業コマ大戦のイメージキャラクターを手がけています。 ご当地お土産プロジェクトチームとたなかさんは、そのコマ大戦で知り合ったことがきっかけで新パッケージのデザインを描くことになりました。 サクラコマは回すと花びらが開く仕組みでご当地お土産プロジェクトチームが開発しました。 シンポジウムはこれからのものづくりについて考えようと開かれたもので会場には製造業者など約50人が集まりました。
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信州の名工 長野オリンパス 平澤和彦さん
卓越した技能をもち、県内産業の発展に功績のあった人を知事が表彰する「信州の名工」に、長野オリンパス株式会社の平澤和彦さんが選ばれました。 平澤さん「信じられなくて正直びっくりしています。今でも本当に私でいいのかという気分でいます。」 伊那市荒井在住で、長野オリンパス株式会社に勤める、平澤和彦さん51歳。 平澤さんは、昭和60年に箕輪工業高校を卒業後、オリンパスに入社しました。
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「中小企業経営と地域との関わり」6割がプラスの影響
アルプス中央信用金庫がまとめた伊那谷・経済動向中小企業景気レポートによりますと、祭りへの参加や商店街の活性化など地域での活動が会社の経営にプラスの影響を及ぼしていると回答した企業が6割近くを占めました。 あるしんの取引先203社に対し「中小企業経営と地域との関わり」について実施したアンケートで、約9割の企業が何らかの地域活動に取り組んでいると回答しました。 地域活動が自社の経営に及ぼす影響については、57.2%の企業が「プラスの影響」または「どちらかといえばプラスの影響」と回答しました。 地域活動の内訳は、「祭りなどのイベントへの参加」が一番多く49.2%、次いで「商店街・中心市街地の活性化」が32.4%、「観光振興活動」が24.9%となっています。 また、今年7月から9月の業況について「良かった」とする企業の割合25.4%から「悪かった」とする企業の割合22.2%を引いた業況判断指数は3.2でした。 「良かった」とする企業の割合が「悪かった」とする企業の割合を上回り業況判断指数がプラスになったのは、調査が始まった平成15年9月以降初めてです。
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伊那商工会議所青年部 育てた米でカレー販売
伊那商工会議所青年部は、自分たちで育てた米を使ったカレーを28日にセントラルパークで行われるハロウィンイベントで販売します。 20日は、青年部のメンバーとその家族が集まりカレーの試食会を開きました。 青年部は、5月に転勤などで伊那に来た人達と一緒に田植えをするイベントを行いました。 米は、そのイベントで育てたコシヒカリで、420キロを収穫しました。 地域の人とのつながり作りや地産地消につなげようと、収穫した米をカレーにして提供することにしました。 カレーには、上伊那農業高校で育てたジャガイモ、にんじん、タマネギを入れるほか、上伊那産の鹿肉を使用します。 伊那商工会議所青年部のハロウィンイベントは28日(土)に伊那市のセントラルパークで行われます。
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みはらしファームで信州伊那新そばまつり
地元産のそばが味わえる信州伊那新そばまつりが伊那市西箕輪のみはらしファームで21日と22日の2日間行われています。 信州そば発祥の地伊那を全国にPRしようと10月15日から始まった5週連続のそばイベントの第二弾として行われました。 西箕輪産のそば粉を使い、せいろそば、かけそば、行者そばをそれぞれ500円で販売しています。 雨にもかかわらず多くの人が訪れ打ちたてのそばが完成すると長い列ができていました。 会場ではほかに、信州伊那そば打ち名人の会のメンバーによるそば打ちも披露されました。 まつりは22日まで行われ、そば打ち体験や種類の違うそばを食べ比べるソバリエコンテストなどのイベントが企画されています。
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ドローンで鹿検知コンペティション
山の中に複数置かれた鹿のはく製をドローンを使って探し出す 鹿検知コンペティションが20日、伊那市長谷の鹿嶺高原で行われました。 途中から濃い霧と雨のためコンペティションは不成立となりましたが悪条件の中でもドローンを飛ばすチームもありその技術力を示していました。 鹿検知はドローンの活用を柱とした新産業技術のまちを目指す伊那市が行っているドローンフェス・イン・イナバレーのイベントの一つとして開催されたものです。 野生動物による農林業の被害対策としてドローンを活用し実用化につなげようと企画されました。 鹿のはく製を探す早さや数、位置情報の正確さを競うもので全国の企業や大学など14チームが参加しました。 鹿嶺高原に指定されたエリア縦200メートル、横700メートルの中に鹿のはく製が複数置かれていて検知の時間は10分間です。 鹿のはく製には体温に近いものとするためカイロが取り付けられました。 ドローンには赤外線カメラで熱を検知するものや鹿の形を認識するものなどそれぞれのシステムが搭載されています。 鹿嶺高原は途中から雨が降り濃い霧に覆われたためコンペティションは不成立となりましたが希望するチームがドローンを飛ばしていました。 悪条件の中でもドローンを飛ばし鹿検知を行ったチームもありその技術力の高さを示していました。 検知の結果は21日に発表される予定です。
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ドローンフェス2日目 性能について説明
伊那市長谷と高遠町を会場に、ドローンフェスin INA VALLEYが18日から行われています。 2日目の19日は、ドローンを使ってダミーの鹿を探す競技に参加するチームの製品説明が、高遠町のほりでいドームで行われました。 ドローンフェスin INA VALLEYは、ドローンの活用に関する技術開発や事業展開を目指して研究機関や企業が参加するもので、伊那市が開きました。 この日は、ダミーの鹿をいかに早く正確に探すことができるかを競う「鹿検知コンペティション」が行われる予定でしたが、雨のため各出場チームがドローンの性能について説明しました。 イベントには全国25のチームから応募があり、選考の結果14チームが出場しています。 ドローンフェスには、アイドルグループの「ももいろクローバーZ」のメンバーがゲストとして登場し、会場を盛り上げていました。 鹿検知コンペティションは、20日午前8時30分から長谷の鹿嶺高原で行われる予定です。 伊那ケーブルテレビでは、20日も午前8時30分から122chで大会の模様を生中継します。
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伊那商工会議所 商店街の活性化学ぶセミナー
伊那商工会議所は、商店街の活性化と売り上げの向上を目的としたセミナーを11日に開き、商店主などが店づくりのポイントを学びました。 大阪府で生活雑貨の販売とカフェの経営を行っている宮地なおみさんが講師を務めました。 セミナーには、小売業や飲食業の事業主や創業を考えている人など30人が参加しました。 宮地さんは地元で商店街の活性化のために経営のアドバイスをしています。 宮地さんは、「本当に来て欲しい一人の人を想像し、その人が好むように、外観や店の中の雰囲気のほか、提供する商品、呼び込むためのダイレクトメールの全てを同じ世界観で統一する事が大切です」とアドバイスしていました。
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ガレットマルシェで食べ比べ
上伊那の12店舗のガレットが楽しめる信州伊那谷ガレットマルシェが15日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 イベントでは、食べ比べしやすいようミニサイズのガレットが600円で販売されました。 鹿肉を包んだものや、スープの中にガレットを入れたものなど、12種類が販売されました。 このイベントは、地域の人たちにガレットを味わい、親しんでもらおうと信州伊那谷ガレット協議会が開いたもので、今年で2回目です。 家庭でもガレットを作ってもらおうと、そば粉とレシピ、上伊那産の木材で作った調理器具のセットが初めて販売されました。 また、イベントでは食、農などに係る4人が「結いから生まれる新たな食文化」と題したトークセッションを行いました。 食を通じた地域の掘り起こしを行っている㈱・バリュー・クリエーション・サービス社長の佐藤真一(しんいち)さんは「飲食店と農家が一緒になることで地域の魅力を守ることができる」と話していました。 伊那谷ガレット協議会の渡邊竜朗会長は、「ガレットはあらゆる具材が使える、結いのシンボルのようなもの。他業種と関わることで違う視点を取り入れ、楽しく活動を続けることができる」と話していました。
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5週連続新そばイベント 行者そば祭り
信州そば発祥の地伊那をPRする5週連続新そばイベントが今週から始まりました。 その第1弾として行者そば祭りが伊那市荒井の内の萱スポーツ公園で15日行われました。 会場では、荒井区の住民やそば打ち名人の会が打ったそばが2000食用意され、700円で提供されました。 行者そばは、今から1300年ほど前に、内の萱を訪れた行者がそばの種を置いていったことが始まりとされています。 訪れた人たちは、うちたてのそばを辛つゆにつけて味わっていました。 五週連続そばイベント、来週は21日と22日に西箕輪のみはらしファームで新そば祭りが行われます。
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伊那商工会議所青年部のハロウィンイベント28日に開催
伊那商工会議所青年部のハロウィンイベント「ハロウィンなday(デイ)&(アンド)night(ナイト)2017」が、28日土曜日に伊那市のセントラルパークと坂下公会堂で行われます。 13日は伊那商工会議所青年部のメンバーがイベントについての記者会見を開きました。 今年のハロウィンイベントは昼の部のほか、初めて夜の部も行われます。 昼の部はセントラルパークで屋台村が開かれ、仮装コンテストが行われるほか、伊那の名物料理などが販売されます。 今年は初めてチャレンジショップとして、起業を考えている人や学生などがブースを出店します。 夜の部はハロウィンパーティーとして、坂下公会堂の三階で立食パーティーを開きます。 仮装コンテストのほか、ハロウィンにちなんだゲームが行われます。 夜の部の参加費は3,500円、中高生は千円です。 参加費のうち500円分を集めて伊那中央病院のプレイルームにおもちゃを寄贈します。 目標金額は5万円としています。 伊那商工会議所青年部のハロウィンイベントは28日(土)に行われます。
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伊那市長谷で南アルプスふるさと祭り
今年で34回目となる南アルプスふるさと祭りが、伊那市長谷の美和湖公園で8日に行われ、地域の特徴を活かした屋台やステージ発表などで賑わいました。 会場には、地域の食材を使った料理や特産品を販売する17ブースが並びました。 伊那市商工会長谷支部は、ジビエ料理をPRしようと猪鍋を提供しました。 信州伊那谷ガレット協議会の加盟店は上伊那産のそば粉と長谷で採れた野菜を使ったガレットを提供しました。 目当ての品を買い求めた人たちは、会場内で味わっていました。 まつりに初めて参加した長谷小学校3年生のブースでは、訪れた人が、三峰川の石に絵を描いたり竹にシールを貼って鉛筆たてを作る体験をしていました。 ステージでは、長谷中学校の3年生が太鼓を演奏しました。 実行委員会によりますと、約3,800人が祭りに訪れたという事です。
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赤果肉リンゴ新品種「いなほのか」発表
信州大学農学部の伴野潔教授は、そのまま食べることができる赤果肉リンゴ「いなほのか」を13日発表しました。 赤果肉リンゴの新品種「いなほのか」です。 これまでのものと比べ酸味がおさえられ、そのままでも食べやすくなったという事です。 13日はリンゴ農家が大学を訪れ伴野教授から品種の特徴について説明を聞いたり、試食をしました。 伴野教授は、平成11年から赤果肉リンゴの研究を始めました。 伴野教授によりますと、これまでのものは、酸の量が7~8パーセントでそのまま食べると酸味が強い事から酒の醸造など加工用に用いられているという事です。 いなほのかは、交配させた品種の中から酸の量が少ない系統を選び育てたもので、0.64パーセントとそのままでも食べやすい物ができたとう事です。 上伊那の苗木業者2社で、いなほのかの苗木の生産が進めらていて、訪れた農家も新たな品種に期待を寄せていました。 伴野教授は、今後はさらに色づきがよく、大きな実のなるリンゴの開発を進めていきたいとしています。
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木製の鹿のダミーでドローンフェスPR
今月18日から4日間伊那市で開かれるドローンフェス・イン・イナバレーをPRする木製の鹿のダミーが伊那市役所に展示されています。 鹿のダミーはドローンフェスを広く知ってもらおうと伊那市が募集したもので小学生などが描いたカラフルなペイントがほどこされています。 ドローンに関する技術開発や事業展開に向けた伊那市の取り組みを発信するもので長谷の美和湖や鹿嶺高原などが会場となります。 ドローンの性能を体験できたり、はく製の鹿を探す競技などが行われ伊那ケーブルテレビでは19日と20日の午前8時30分から122チャンネルでその模様を生中継します。
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とみがた そばと松茸まつり
地元でとれた松茸や手打ちそばを提供する「とみがた そばと松茸まつり」が、伊那市富県のJA上伊那富県支所で9日行われました。 まつりでは、地元産の松茸を使った松茸ごはんと、手打ちそばのセットが800円で提供されました。 訪れた人たちは、早速味わっていました。 とみがたそばと松茸まつりは、地域の人たちに地元で松茸がとれることを知ってもらい活性化につなげようと3年前から行われています。 今年は不作で、松茸を集めるのに苦労したということですが、多くの人に味わってもらおうと例年より多い5キロが集まりました。 また、抽せんで松茸1本が当たる福引も行われました。 250食限定で、1時間ほどで完売になったということです。 会場の外では伊那市消防団音楽隊による演奏会も行われ、訪れた人でにぎわいました。
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伊那市高遠町しんわの丘ローズガーデンで秋のバラ祭り
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、第7回秋のバラ祭りが、7日から始まりました。 しんわの丘ローズガーデンには、約170種類2千本のバラが植えられています。 秋のバラは、春に比べ小ぶりながら花本来の色が出るのが特徴で、鮮やかな色合いを楽しめるという事です。 バラまつりは9日までで、期間中、毎日、豚汁のサービスやバラの育て方相談を行っているほか、9日午前9時からは参加費無料のヨガ体験が企画されています。 しんわの丘ローズガーデンのバラの見ごろは今月20日頃までだという事です。
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西駒山荘 今シーズン初雪舞う
中央アルプス将棊頭山直下にある伊那市営西駒山荘から、一足早い冬の便りが届きました。今シーズン初となる雪が舞いました。 雪は次第に雨が混ざり、午後2時には雨に変わったということです。 初雪の観測時期は、平年並みだということです。 西駒山荘は、毎年体育の日まで営業していますが、営業期間中、毎年雪が見られるわけではないということです。
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新山地区の循環バスでキノコ狩り
伊那市の新山地区を循環するバスを利用しキノコ狩りを楽しむツアーが、5日、行われました。 トンボの楽園近くのバス停に循環バスが止まり、キノコ狩りツアーの参加者が新山地区に降り立ちました。 ツアーには上伊那を中心に13人が参加しました。 参加者は、トンボの楽園の裏山へと入り、それぞれにキノコを採っていました。 とったキノコは後で鑑定をするということです。 なかなかキノコは見つかりませんでしたが、食べられるものを見つけた参加者もいました。 ツアーは、新山地区を走る循環バスをイベントで活用し、地元の足となる公共交通を守っていこうと去年から行われています。 参加者は、キノコ狩りを楽しんだ後、新山のレストランで昼食をとり、直売所で買い物をするなどして過ごし、循環バスで帰ったということです。
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観光客と農家を結ぶ新たなツアー企画
伊那市の農業と、東京都に住む人たちの観光ツアーとを結びつけた新しいイベントが、2日間の日程で行われました。 1日は、観光客10人が伊那市西箕輪のリンゴ園「白鳥農園」を訪れ、収穫を体験しました。 「人と会う観光」をコンセプトに、ツアーと農家を結びつけることで、伊那市の農業を活性化させようと、元地域おこし協力隊の齋藤俊介さんが企画したものです。 参加した人たちは、農園の白鳥昇さんから「もぎ取ったリンゴを軍手で磨くとつやつやになりますよ」と説明をうけ、実際に試していました。 ある参加者は「こんなに自然豊かな場所で作られているリンゴだとわかると本当に美味しそうだなと感じる。誰が作っているのかもわかるので安心。早く味わってみたい。」と話していました。 白鳥農園の白鳥昇さんは「実際に作っているところ、人を見てもらって、ツアー客と新たな関係が出来る。今後も続けていきたい」と話していました。 齋藤さんは「ツアーにも、農産物にもそれぞれに付加価値がつく。伊那市の農業のファンが増えればうれしい」と話していました。
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南信で初 小黒川スマートIC開通
中央自動車道の南信では初となるスマートインターチェンジ、小黒川スマートインターチェンジが、30日開通しました。 小黒川スマートインターチェンジは今日午後3時に上下線ともに開通となりました。 スマートインターチェンジは伊那ICから2.9キロ、駒ヶ根ICからは12.2キロの位置に整備されました。 ETC専用で、24時間利用できます。 一日当たりの利用台数は、上りが900台、下りが700台を見込んでいます。 総事業費はおよそ15億円で、およそ4億円を伊那市が負担しました。 開通により、観光振興の促進や、企業誘致、大規模災害時の救急・支援活動の迅速化につながると見込んでいます。 開通に先立ち、式典が行われ、テープカットやくす玉割りで開通を祝いました。 また、抽せんで決められた最初の通行車両8台に、ネクスコ中日本から開通通行証明書と記念品が贈られました。 上り線では、辰野町の茅野拓也さんが運転する車が最初に通行しました。 なお、駒ヶ岳スマートインターチェンジは今年度中の開通を予定しています。
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箕輪町で古田の里赤そば花まつり
赤そばの花の見ごろに合わせて、箕輪町の上古田区は地元で採れたそば粉を使って打ちたてのそばを提供する「古田の里赤そば花まつり」を30日と10月1日の2日間行っています。 赤そばは普通のそばと比べてコシがあり、もちもちとした食感があります。 赤そばが900円、普通のそばが500円で2日間で合わせて900食分が提供されています。 赤そばによる地域振興を図ろうと毎年行われているまつりで、区が主催するようになって今年で14回目となります。 そばは、信州箕輪そば打ちの会のメンバー16人が打ち、作業の様子を見学する事ができます。 上伊那を中心に県内外から多くの人が訪れ、打ちたてのそばを味わっていました。 赤そば花まつりは上古田公民館で10月1日まで行われています。
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上伊那8月 有効求人倍率1.78倍
上伊那地域の8月の有効求人倍率は、前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワーク伊那では「引き続き堅調に推移している」として、判断を据え置きました。 8月の有効求人数は4800人、有効求職者数は2699人で、有効求人倍率は前の月を0.08ポイント上回る1.78倍でした。 ハローワークによりますと、製造業の求人数がおよそ千人と全体の2割近くを占めていて、今後もまとまった求人意欲があるという事です。 8月の有効求人倍率は、長野県全体では1.62倍、全国では1.52倍となっています。
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みのわACTIVITY協会設立 新フェンシング丼披露
「食で箕輪を元気にしよう」をキャッチコピーに、町内の飲食店店主などでつくる「みのわACTIVITY協会」の設立総会が27日、地域交流センターで開かれ、リニューアルした「フェンシング丼」がお披露目されました。 「みのわACTIVITY協会」は、町内の飲食店店主や企業などが、名物や土産品などを開発・販売して地域の活性化に繋げようと立ち上げました。 設立総会に合わせて、今回新たに開発された「フェンシング丼」がお披露目されました。 これまでのフェンシング丼は、2012年に小中学校の栄養教諭らが考案し、去年、町の名物料理に認定されました。 しかし、提供する店が徐々に減ってきたことから今回名前も「フェンシング丼マルシェ」として新たに考案されました。 白米の上に、箕輪産のトマトやパプリカ、きのこ、信州味噌などを混ぜたものをかけ、ロゴをプリントした海苔を付けます。 「フェンシング丼マルシェ」は、10月から町内の7店舗で800円前後で販売される予定です。 今後は、一般の人にも気軽に食べてもらえるよう、レトルトの販売も検討しているということです。
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米澤酒造 全面リニューアルで11月にオープン
伊那市の伊那食品工業株式会社の子会社で、日本酒「今錦」を醸造している中川村の米澤酒造が、全面リニューアルし11月にオープンします。 28日は、伊那食品工業株式会社で記者向けの説明会が開かれました。 米澤酒造は、1907年明治40年に中川村で創業し、日本酒「今錦」を造っています。 平成26年からは、伊那食品工業㈱の子会社となりました。 施設設備の老朽化が進んでいたことから、今回全面リニューアルをしました。 新しく酒蔵見学コースや、中央アルプスを眺めながら試飲できるコーナーなどを設けたということです。 伊那食品工業の塚越寛会長は「地域の観光拠点として訪れてもらえるような施設を目指したい。」と話していました。 米澤酒造のリニューアルオープンは、11月下旬の予定です。
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観光地めぐる周遊バス 519人利用
上伊那地域振興局が今年8月中に運行させた観光地を巡る周遊バスは、合計で519人、1日平均で19.2人が利用したことがわかりました。 周遊バスは、8月1日から27日までの27日間、JR伊那市駅から、大芝高原・はびろ農業公園みはらしファーム・かんてんぱぱガーデン・駒ヶ根高原を1日2往復するコースで運行されました。 利用人数は合計で519人、1日当たりの平均は19.2人、1便あたりの平均は9.6人でした。 最も利用が多かったのは最終日の27日で64人、最も少なかったのは2日の6人でした。 利用者の内訳は、上伊那が7割、県内が1割、県外が2割でした。 上伊那地域振興局では、「一定の手ごたえがあった」として、今後について検討したいとしています。 なお、この事業は長野県が各地域の振興局へ独自予算として配分している地域振興推進費を活用していて、事業費はおよそ230万円となっています。
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伊那商工会議所セミナー 働きやすい環境づくりについて考える
伊那商工会議所は、やりがいを持って働きやすい環境づくりについて考えるセミナーを、27日に伊那商工会館で開きました。 埼玉県在住の高坂麻紀さんが講師をつとめました。 高坂さんは1994年に、東京ディズニーランドを運営する(株)オリエンタルランドに入社しました。 ディズニーランド15周年の時には、全ての従業員をまとめる役割を担い、キャラクターと共に全国を回りイベントを開催してきました。 高坂さんは、ディズニー流のやりがいのある働きやすい環境づくりの方法として、共通の目標を掲げる事をあげました。 ディズニーランドでは、「訪れた人にハピネスを届ける」という従業員全員の共通の目標を持つ事で、一人一人が力を発揮しチームワークも高められる環境をつくっているという事です。 伊那商工会議所では、男性も女性も働きやすい職場環境をつくる事で個人の能力を最大限に発揮させ、企業の発展につなげていきたいと話していました。
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上伊那農商工マッチング交流会
農作物の生産者や加工業者と、それを仕入れて販売する観光事業者や食品関連企業とを結びつける上伊那農商工マッチング交流会が、27日に伊那市の伊那商工会館で開かれました。 会場には、上伊那を中心に農作物を生産する農家や加工業者の21のブースが並び、観光事業者や飲食店、食品関連企業の担当者が訪れ、それぞれのブースを見てまわりました。 交流会は、農作物の生産者とそれを仕入れて販売するバイヤーを結びつける場として上伊那地域振興局などが開いたもので今年で4回目となります。 去年は交流会をきっかけに10件の取り引きが成立したという事です。 今年は「地消地産」をテーマにしていて、バイヤーが欲しい物は何かを知る事で、売れるものを生産していくための仕組みづくりを進めていきたいとしています。
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企業の昼食支えた組合 60年の歴史に幕
上伊那地域の工場や事務所に昼食用の弁当を配達している伊那市工場福祉事業協同組合、通称「伊那べんとう」が、今月末で解散しおよそ60年の歴史に幕を下ろします。 26日は、注文を受けた弁当2000食が車に積み込まれ、上伊那地域のおよそ250社に向けて出発していきました。 伊那べんとうとして知られる「伊那市工場福祉事業協同組合」は、昭和37年に伊那市西町に設立されました。 高度経済成長により地域で電子部品工業などが急成長する中、昼食を供給する仕組みがなかったことから、地元企業の経営者らが立ち上げました。 事業所からの注文を受けて昼食用の弁当を配達するほか、春の高校伊那駅伝や伊那まつりのスタッフ用の弁当なども供給しています。 施設の老朽化が進み、現状の設備では継続が難しいこと、また、コンビニエンスストアなどが増え、昼食を供給するという当初の目的を達成したことから、22日に開かれた理事会で解散が決まりました。 矢澤克明専務は「なくなってしまうのは残念だが、事業所の皆さんの昼を支えるという当初の目的は達成できた。派手ではないが、健康のことを考えた弁当でみなさんの昼を支えたという自負はある」と話していました。 この日は、昭和43年から35年間勤めた元社員の中村憲雄さんが訪れ、写真を見ながら当時を懐かしんでいました。 中村さんは「忙しい時は1日に6,000食を配っていた。少し遅れてしまったりすると授業員の皆さんが待ち焦がれた様子で迎えてくれた。組合の役目はしっかり果たせたのではないかと思う」と話していました。