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ケアマネジャーとリハビリ専門職との意見交換会
介護サービスのプランを建てるケアマネジャーと理学療法士などリハビリ専門職との意見交換会が11日伊那市役所で開かれました。 市内のケアマネジャーとリハビリ専門職およそ80人が参加し、グループごと意見交換をしました。 伊那市は市内のケアマネジャーを対象に毎月連絡会を開いていて、今回は地域包括ケアシステムの構築に向け、ほかの職種との連携を深めようと行われました。 ケアマネジャーの「認知症の人のリハビリはどうしたらいいか」といった問いに対し、理学療法士からは「その人が過去に好きだったことを一緒にやるとよい。良くしようとするのではなく、寄り添う気持ちで行うことが大事です」と話していました。
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成年後見制度を「講談」でわかりやすく
認知症、知的障害、精神障害などで判断能力が不十分になってしまった人をサポートする成年後見制度についてわかりやすく紹介するセミナーが、19日、伊那文化会館で開かれました。 セミナーは、伊那市社会福祉協議会と上伊那成年後見センターが開きました。 広く一般にも制度について知ってもらおうと、講談師の神田 織音(おりね)さんが、成年後見制度について講談しました。 講談では、知的障害のあるよしこさんと、よしこさんの近くに住む兄、アメリカに住む弟の3人の間に起きた金銭トラブルを紹介しました。 よしこさんの貯金が急に減っていることを聞いた弟が急きょ帰国すると、兄が、よしこさんの貯金を勝手におろして借金の返済に使っていることがわかり、トラブルをなくすために成年後見制度を利用するというストーリーです。 認知症や、障害者の貯金を勝手に使うことは虐待にあたることや、判断能力に応じて利用する制度が選べることなどが紹介されていました。 伊那市社協の伊藤隆会長は、「制度を必要とする人々にとって安心して生活できる地域にしていきたい」と話していました。 なお、上伊那では、郡内8市町村からの委託を受け、平成23年度に上伊那成年後見センターが設立されました。 センターの受任件数は、平成23年度は6件だったものが、27年度では46件と、年々増加しているということです。
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箕輪町社協に車イス寄贈
公益社団法人「小さな親切」運動上伊那支部はその活動の一環で9日、箕輪町社会福祉協議会に車イスを寄贈しました。 9日は小さな親切運動上伊那支部の山田益支部長が箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘を訪れ車イス1台を贈りました。 車イスは軽量で折りたたみ式になっていることから車の積み下ろしも楽にできるタイプとなっています。 小さな親切運動は昭和38年からはじまり作文コンクールや青少年育成事業など、「できる親切をみんなでしよう」をスローガンに活動する全国組織です。 上伊那支部には72の事業所が加盟していて福祉施設へ車イスを贈る活動などを行っています。 車イスを受け取った町社協の平井克則会長は「大変ありがたく思います。有効に活用させていただきます。」と感謝していました。
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郷土食を味わいながら交流
地域住民が郷土食を味わいながら交流する南福地ふれあいの会が8日伊那市富県の南福地公民館で開かれました。 ふれあいの会は南福地社会福祉協議会が開いたもので公民館にはお年寄りから子どもまでおよそ70人が集まりました。 子どもたちに、ふるさとの味を知ってもらおうと10年以上続いている行事です。 会では地元で採れた米を使った五平餅がつくられ集まった子どもたちが、おいしそうにほおばっていました。 また地元のそば打ち名人による打ちたてのそばも振舞われました。 南福地社協の宮下知夫会長は、「今は家庭で五平餅を食べる機会も少なくなってきている。子どもたちに郷土食の味を知ってもらいたい。」と話していました。
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箕輪町の福祉施設合同音楽会
箕輪町内の福祉施設合同の音楽会が10日、町文化センターで開かれました。 音楽会には、町内にあるデイサービスやデイケアなど、8つの事業所からおよそ170人が参加しました。 町内の福祉施設でつくる箕輪町福祉施設事業所連絡会が、利用者や職員同士の交流の場を設けようと開いたもので、隔年で行われています。 利用者が輪になり、童謡や歌謡曲などを披露しました。 中には小道具を使ったり、手話を交えて発表する施設もありました。 連絡会では、「利用者や職員が顔を合わせ、楽しめる場を作っていきたい」と話していました。
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上伊那で働く外国人を対象に救命救急講習
大規模災害や緊急時に備えて、上伊那で働く外国人を対象にした心肺蘇生法などの講習会が1日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 これは、大規模災害時や緊急時に災害弱者となりやすい外国人に防災意識をもってもらい、救命処置の方法を知ってもらおうと伊那青年会議所が初めて開いたものです。 ブラジルやフィリピン、中国などから来て上伊那で働いている外国人16人が参加し、伊那消防署の署員が講師を務めました。 胸骨圧迫では、両手を重ねて胸の間に置き、1分間に100回のテンポで深く押し込みます。 伊那青年会議所では、いざという時に助けてくれる仲間を作り、外国人も安心して暮らせる地域を作っていきたいと話していました。
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統合の高遠保育園 移転新築へ
来年4月に計画されている伊那市の高遠第1保育園と第4保育園の統合で、伊那市は新しい園舎を建設する方針を昨夜開かれた審議会で示しました。 29日夜市役所で開かれた審議会に伊那市は、後期保育園整備計画の素案を提出しました。 高遠保育園については、当面は、第1保育園を必要最低限の改修で対応しますが、新しい園舎の用地の選定確保と既存施設の後利用の検討を同時に進めながら移転新築するとの方針を示しました。 当初は、第1保育園の園舎を改修し周辺環境を整備して、引き続き今の施設を利用することを中心に地元と協議を進めてきましたが、地域住民からは、園舎移転新築を望む声が多く寄せられていました。 伊那市は、新築時期については未定としています。 白鳥孝市長は、「子育てにはこれまで以上に力を入れて、成長した時にふるさとを思い戻ってくる循環を生み出していきたい」とあいさつしました。
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体を動かす介護予防講演会
伊那市内の介護予防活動をさらに推進しようと、体操を取り入れた講演会が、29日、伊那市役所で開かれました。 講演会に先立ち、いきいきサポーターによる体操が行われました。 いきいきサポーターは、伊那市内の各地で、体操や運動を通して介護予防を推進しています。 今年3月には、しあわせ信州ご当地体操コンテストで1位となる優秀賞を受賞しています。 音楽に合わせて、参加者も一緒に隣の人の肩をたたくなどの体操を行いました。 そのあと、長野県健康づくり事業団の健康運動指導士 五十嵐 宏美さんが講演しました。 長野県では、平成25年度に、ずくだすガイドというガイドラインを作りました。 長野県の方言「ずく」を使って、日常生活よりも10分多く、体を動かすことを促すものです。 講演では、五十嵐さんの指導で、参加者も体を動かしました。 ひじから腋にかけて、やさしく何度かさすり、二の腕をつかむようにして往復すると、参加者からは首を回すのが楽になったとの声が上がっていました。 伊那市内には、9月1日現在、65歳以上の高齢者は2万255人いて、高齢化率は29%です。2年後の平成29年には、30%を超える見込みだということです。
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上伊那地区賛助会 傾聴ボランティア伊那が発表
シニア大学伊那支部のOBなどでつくる「上伊那地区賛助会」の今年度の集いが27日、伊那市のいなっせで開かれました。 賛助会は、それぞれの趣味や生きがいを大切にしながら、社会貢献に繋げようと活動しています。 この日は17のグループのうち、4つのグループが日ごろの活動を発表しました。 福祉施設などで傾聴活動をしている「傾聴ボランティア伊那」は、認知症の症状の1つ“物とられ妄想”のやり取りを実際に披露しました。 「財布がない。誰かにとられたかもしれない」と騒ぐ姑に、嫁はどのような対応をしたらいいのかという内容を発表しました。 メンバーは「最初から指摘すると自分の事を否定されたと思ってしまう。まずはしっかり受け止めてあげることが大切」と話していました。 上伊那地区賛助会は、シニア大学のOBを中心におよそ300人が会員となって活動しています。
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中病で災害拠点病院訓練
伊那市の伊那中央病院は、大規模地震を想定した災害拠点病院としての訓練を、24日に行いました 訓練は、午後8時に伊那谷断層帯を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で行われました。 伊那中央病院は、災害時に地域の拠点病院として24時間被災者を受け入れる、県の災害拠点病院に指定されています。 訓練では、全体の流れを把握するための机上シミュレーションを行いました。 まず、負傷者が運ばれてくると、ケガの度合いによって色分けし治療の優先順位を決めるトリアージを行いました。 待機していた各病棟に患者が運ばれてくると、マニュアルにそって対応していました。 訓練では、今年度導入した階段避難車の他2次トリアージの訓練なども行われ、200人を超える職員が参加していました。
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気仙沼直送サンマ あす伊那で販売
東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市出身者でつくるグループ「リアス気仙沼」は25日伊那市で開かれる「いなまち朝マルシェ」で、故郷で水揚げされたサンマを販売します。 24日は、伊那市のますみヶ丘平地林で開かれたイベントで一足はやく参加者に焼きサンマを振る舞いました。 リアス気仙沼は、震災で被災した故郷を応援しようと活動している、東京などに暮らす気仙沼出身者のグループです。 伊那市在住の野溝清美さんもメンバーの一人で、去年から気仙沼直送のサンマを販売しています。 今年のサンマ漁は不漁で水揚量は去年と比べ半分程で販売できるか心配されました。 しかし23日はこれまでの不漁と打って変わり、気仙沼市魚市場には、470トン近くのサンマが水揚げされ、伊那での販売分を確保する事ができました。 気仙沼直送のサンマは25日、午前10時から伊那市のセントラルパークで開かれる「いなまち朝マルシェ」で販売されます。 焼きサンマと生サンマ合わせて500本を予定していて、価格は1本200円です。
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アステラス製薬がパンセの会に車いす移送車寄贈
東京都に本社を置き医薬品の製造・販売を行うアステラス製薬株式会社は、NPO法人パンセの会に車いす移送車1台を、23日、寄贈しました。 23日は、アステラス製薬の高橋勇二統括室長ら5人が、パンセの会が運営する伊那市東春近のグループホームもりハウスを訪れました。 贈られた車いす移送車は、ワンボックスタイプで、車いすに乗ったまま乗り降りすることができます。 アステラス製薬では、社会貢献活動の一環として平成9年から毎年車いす移送車を全国各地の福祉施設に寄贈していて、今年は6台総額1,500万円分を送りました。 NPO法人パンセの会は、重度身体障がい者やその家族の集まりで、ほとんどの人が車いすを利用しています。 送迎には、家族やスタッフの自家用車を使用していたということでパンセの会では、「乗り降りが楽になりありがたいです」と感謝していました。
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信州こころん 新そば祭り
伊那市東春近の県指定障害者就労支援施設「信州こころん」の新そば祭りが、23日と24日の2日間行われています。 会場では、高遠町で収穫したそばの実を使った蕎麦が振る舞われています。 信州こころんは、障害者就労支援施設として3年前に建てられ、利用者が接客や調理などを行う蕎麦店を営業しています。 新そば祭りは、普段の仕事の様子を地域の人に見てもらおうと行われています。 訪れた人は打ちたての蕎麦を味わっていました。 また会場では、利用者が育てた野菜や果物の直売も行われています。 新そば祭りは24日までで、時間は午前10時から午後2時30分までです。 蕎麦は1人前1,000円で、バイキング形式の料理も一緒に味わうことができます。
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パンセの会 チャリティ映画上映会 31日に
重度身体障がい者やその家族などでつくるNPO法人パンセの会は、グループホーム建設の資金にあてようと、31日に、チャリティの映画上映会を開きます。 上映会は、31日(土)に、伊那市の旭座で開かれます。 午前10時から、細田守監督作品で「バケモノの子」、午後2時から磯村一路監督作品の「おかあさんの木」を上映します。 パンセの会では、重度身体障がい者のグループホーム建設を目指しています。 2012年から本格的に資金集めをはじめ、映画上映会などを開いて活動資金を積み立てています。 建設の補助金を県に申請し審査も通ったということですが、国の方針転換により、補助財源が大幅に削減され、今年度、パンセの会への補助は予算計上されませんでした。 県からの補助は白紙に戻りましたが、会では、当事者や家族から資金を集めたり、借り入れ金を財源に、建設にむけ準備を進めています。 しかし目標額の3000万円には程遠い額しか集まっていません。 チャリティ上映会は、その建設費用に充てようと行っていて4年目です。 イベントなどが重なったせいか、今年はチケットの売れ行きが心配だということで、パンセの会では多くの来場を呼び掛けていました。 チャリティ上映会は31日(土)に伊那市の旭座で開かれ、料金は一人千円となっています。
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上伊那医師会附属准看護学院で戴帽式
伊那市狐島の上伊那医師会附属准看護学院で、21日に戴帽式が行われ、半年間の基礎的な学習を終えた1年生が、看護の道への誓いを新たにしました。 戴帽式を迎えたのは、今年4月に入学した1年生です。 上伊那を中心とした18歳から50代前半までの36人です。 戴帽式は、半年間基礎教科を学んだ学生たちを准看護学生として認める儀式として、毎年この時期に行われています。 学生らは、ナースキャップをかぶせてもらうと、ナイチンゲールの像に灯された火を一人ひとり受け取りました。 全員が受け取ると、看護の精神が謳われた「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。 学生を代表して辰野町の原明日華さんは「半年間の学習で、看護の奥深さと厳しさ、責任の重さを実感した。初心を忘れず努力を重ねます」と謝辞を述べました。 1年生は来年2月から伊那中央病院、昭和伊南総合病院、辰野病院で実習を行う事になっています。
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アンサンブル伊那10周年 アンサンブルマルシェ
知的障害者の就労支援などを行っているアンサンブル伊那は、開設10周年を記念して4日アンサンブルマルシェを開きました。 アンサンブル伊那の日頃の活動を地域住民に知ってもらおうと開かれました。 会場には利用者が作った製品や農作物が並び、訪れた人が買い求めていました。 社会福祉法人アンサンブル会が運営するアンサンブル伊那は、知的障害者の就労の場として平成17年5月に開設し、今年で10周年となりました。 現在利用者はおよそ90人で、カフェでの業務やクッキーの製造、木工製品の制作などを行っています。 4日はこのほかに、カフェの新メニュー牛すじカレーが特別価格で提供されました。 カフェの食事券などが当たる宝投げも行われ、訪れた人たちでにぎわいました。
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長野県南部防災対策協議会 天竜川沿いのごみ拾い
南信地域の建設業者でつくる長野県南部防災対策協議会は、28日、天竜川や三峰川の環境美化活動としてごみ拾いを行いました。 飯田、駒ヶ根、伊那の3地区に分かれ環境美化活動が行われ、伊那地区には、15社から30人が参加しました。 長野県南部防災対策協議会では、毎年この時期に「ラブリバー天竜の日」と名付けた河川清掃を行っていて、今年で25回目となりました。 天竜川の殿島橋から新水神橋までと、三峰川の合流点から榛原河川公園までの川沿いを歩き、ごみを拾いました。 10年ほど前までは、家具や家電などの不法投棄が多かったという事ですが、近年はペットボトルや空き缶などのごみが目立っているという事です。 午前中いっぱい作業を行い、ごみ袋36袋分が集まったという事です。 協議会では、「ごみを捨てる人がいなくなるよう活動を続けていきたい」と話していました。
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10月から訪問看護事業
伊那中央病院は在宅医療の希望者増加にともない10月1日から訪問看護事業を始める計画です。 訪問看護では緊急時を考慮し24時間連絡対応体制が整えられます。 25日は伊那市役所で伊那中央行政組合議会が開かれ訪問看護事業に関する条例案が全会一致で可決されました。 訪問看護は退院してからも在宅医療が受けられるもので、リハビリテーションや緩和ケアのほか医師の指示による医療処置が行われます。 専属の看護師3人が看護にあたり1人当たり月に40件の訪問をすることを目標としています。 業務を行う地域は伊那中央行政組合構成市町村の伊那市、箕輪町、南箕輪村で当面は伊那中央病院を退院し在宅医療を希望する人を対象とします。 時間は午前8時30分から午後5時15分までで緊急時も考慮し24時間連絡対応体制を整えるとしています。 伊那中央病院ではこれまでに段階的に「みなし指定」として訪問看護事業を行っていて7月には114件を訪問したということです。 伊那中央病院ではほかに入院患者の寝たきり防止や家庭復帰を推進するための回復期リハビリテーション病棟をつくり、新たに24床を設置する計画です。 専任の医師のほか看護師を配置し開設は平成28年5月以降を予定しています。 伊那中央病院の平成26年度の決算はおよそ2億8000万円の黒字で6年連続の黒字となっています。 伊那中央病院では地域の中核病院として住民が24時間安心して最適な医療サービスを受けられる体制を整えたいとしています。
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「南箕輪村に障害者グループホームを」
南箕輪村の障害者グループホームの在り方について検討してきた委員会は、設置を推進することなどを盛り込んだ建議書を、24日、唐木一直村長に手渡しました。 この日は検討委員会の原 雅章委員長らが、村役場を訪れ、唐木村長に建議書を手渡しました。 原委員長は、障害者グループホームの不足は緊急に改善すべき課題であり、早急な整備が必要で、村が支援し推進すべきだと提案しました。 建議書では●グループホームの施設整備と運営は、村が公募・選定した民間事業所が行い、施設は新築とする。●施設整備経費に対し村の補助制度をつくり、事業主の負担の軽減を図る。●グループホームの設置場所の選定・確保や地域との調整は村が積極的に支援することなどを求めています。 委員会は、平成25年9月から、2年間・8回にわたり、グループホームについて検討してきました。 唐木村長は「必要性は重々承知している。行政がどのように支援するのか、慎重に検討し、早急に対応したい」と返答しました。
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伊那市社会福祉協議会が豪雨災害の被災地に土のう袋送る
伊那市社会福祉協議会は、関東・東北の豪雨災害の被災地栃木県鹿沼市に、土のう袋を送りました。 15日はボランティア6人が土のう袋を発送するための梱包作業を伊那市福祉まちづくりセンターで行いました。 14日に松本市のNPO法人ローカル・コミュニティ代表の高田克彦さんからの要請で、伊那市が土のうに使う袋2,000袋を社協に提供しました。 高田さんは災害ボランティアコーディネーターとして3年程前から社協で講演などを行っていて、その縁で今回支援を要請したということです。 鹿沼市では現在、泥の除去作業などに使用する土のうが不足しているということです。 土のう袋は16日には現地の鹿沼市ボランティアセンターに到着する予定です。
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福祉の祭典 ふれあい広場
福祉の祭典、ふれあい広場が13日伊那市山寺の福祉まちづくりセンターで開かれました。 ふれあい広場は誰もが住みよい福祉のまちづくりについて考えようと伊那市社会福祉協議会が開いたもので今年で9回目です。 会場ではステージ発表が行われたほか屋台も並びました。 今年ははじめて中心商店街の店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会特別出張販売も行われ訪れた人たちがお目当ての品を買い求めていました。 ステージ発表のうち伊那弥生ヶ丘高校書道部は書道パフォーマンスを行いました。 部員らは「希望」「挑戦」「感動」「奇跡」の4つの言葉を音楽に合わせて力強く書いていました。 また伊那市社協を利用している歌好きのグループ、ひばりコーラスは合唱を披露していました。
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子ども中心に据え地域づくり
伊那市の長谷地域では、学校を中心に据えた地域づくりの検討が始まっています。 子どもを中心にして、世代間交流をはかり、少子高齢化や過疎化に対応していこうという取り組みです。 伊那市の長谷公民館。 3日は、社会福祉協議会のよびかけで、行政や保育園、小中学校、地域おこし団体の代表らが顔をそろえました。 人口減少に伴い子どもが急激に減っている現状を踏まえ、子どもを中心にその親や祖父母、高齢者クラブの世代間交流をはかろうという、これからの地域づくりについて検討が進められています。 目指すのは、長谷中学校区地域支えあい組織。 昨夜は、企画を立案するプランニングチームと、それを実行するアクションチームで活動していく方針を確認しました。 事務局は、長谷中学校に置き、地元のひとたちが集うことができる地域コミュニティの拠点としていきたい考えです。 出席者からは、「保育園、小学校、中学校の連携は必要だが、保護者意識を壊していかないとほんとの交流はできない」 また、「形骸化する恐れがあるので、機能する組織にしていく必要がある」などといった意見が出されていました。 伊那市社会福祉協議会では、孤独感を持つ人たちのつながりを感じられる場として、まちの縁側づくりを進めています。 社協では、長谷中学校を会場にまちの縁側サミットの開催も計画しています。
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障害者製品 ネット販売開始
伊那市内の障害者社会就労センター製品の販路拡大をはかろうと、17日からインターネットを使ったオンラインショッピングが始まりました。 17日は、福祉まちづくりセンターでインターネット販売開始式が行われ、オンラインショッピングがスタートしました。 販売されるのは、伊那市社会福祉協議会が運営するゆめわーく、輪っこはうす・コスモスの家、さくらの家の3か所の障害者就労センターの製品です。 布やビーズ製品など50品目があります。 オンラインショップの名は、伊那谷のさくら商店。 高遠コヒガンザクラのように日本中の人に知ってもらい、施設利用者の工賃アップをめざします。 オンラインショップ、伊那谷のさくら商店は、伊那市社会福祉協議会のホームページから入ることができます。
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二胡の音色 震災被災地へ
諏訪市を中心に中南信地域で中国の伝統的な弦楽器、二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんと生徒有志は、10月に東日本大震災の被災地宮城県石巻市でボランティアコンサートを開きます。 7月26日、ボランティアコンサートに向けた練習がスタートしていて、月にほぼ2回のペースで当日に向け仕上げていきます。 教室を指導しているのは、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼さん。 生徒のひとり、山田寿子(としこ)さんが、震災で父親を亡くしたことを知り、2013年に石巻で初めてコンサートを開きました。 東日本大震災発災から5年が経過し、風化が進む中で、被災地の人たちを忘れないよう、疲れた心を癒してもらおうと3年ぶりのコンサートを計画しました。 ボランティアコンサートには、諏訪や伊那、飯田の教室で学ぶ生徒の有志40人が参加することになっています。 現地では、2日間にわたり小学校や高齢者の福祉施設でコンサートを行う計画です。 コンサートは、10月2日と3日に行われます。 参加者たちは、現地の復興の様子も見てくる計画です。
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高齢者世帯75%が買い物週1回以下
伊那市社会福祉協議会が、市内の農村部の高齢者世帯に行った買い物環境に関するアンケート結果がまとまりました。 それによると、全体の75%が買い物は週に1回、またはそれ以下であることがわかりました。 20日は、伊那市役所で、伊那市の職員や市議会議員、商店主などが参加して、報告会が開かれ、高齢者を対象に行った買い物に関するアンケート結果が報告されました。 アンケートは、今年、4月から6月にかけて、市内で高齢者世帯率が30%を超える富県、手良、西箕輪、高遠町、長谷地区の65歳以上の高齢者のみ世帯に対し、社協の職員が聞き取りを行い、84世帯から回答を得ました。 免許がない割合は、男性が11%、女性が71.2%で、女性のほうが買い物弱者になりやすい傾向が出ています。 また、買い物の頻度は、42.9%が週に1回程度、32.1%が、それ以下で、全体の75%が、週に1回以下でした。 特に、運転免許を持たない高齢者の独り暮らしの女性が、買い物頻度が少ない傾向が見られました。 普段買い物をしている93.6%が5キロ以上離れたスーパーで買い物をしていて、71.4%が移動手段として家族の送迎を含め自動車を利用していました。 報告会では、伊那市社協が先進地視察で訪れた、沖縄県での取り組みが紹介されました。 沖縄では、地域で出資し、経営する共同売店の取り組みがあります。 共同売店では、購買機能だけでなく地域の人々が集う拠点としての複合的な機能が見直されているということです。 報告会では、参加者同士の意見交換も行われました。 出張して移動販売を行っている中心市街地の商店主のグループ「伊那まちの再生やるじゃん会」からは、行政のサポートを求める声も上がっていました。 伊那市社協では、買い物弱者対策は、伊那市に担当課を置き、複合的に取り組んでいく必要を指摘しています。 伊那市社協では、今後もこうした話し合いの場を持ちながら、買い物弱者支援の取り組みを広げていきたいとしています。
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高遠高校の生徒が乳児だっこ体験
伊那市の高遠高校福祉コースの2年生は、授業の一環で、20日乳児の抱っこ体験をしました。 この日は、高遠町保健センターで、6か月児健診があり、抱っこ体験はそれに合わせて行われました。 生徒たちは、お母さんたちからアドバイスを受けながら、赤ちゃんを抱っこしていました。 高遠高校福祉コースには「子どもの発達と保育」の科目があります。科目のなかで保育園実習などがあり、抱っこ体験もその一環です。 福祉コースには25人の生徒がいて、そのうち9人が体験を行いました。 中には、男子生徒に抱かれて泣き出してしまう赤ちゃんもいました。 福祉コースでは、10月にも、保育園実習を予定していて、子どもの成長などについて学ぶということです。
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株式会社日本ピスコ 献血に協力し、厚生労働大臣から感謝状
16年以上継続して献血に協力している南箕輪村の株式会社日本ピスコに、厚生労働大臣から感謝状が贈られました。 6日、伊那保健福祉事務所で感謝状の伝達式が行われ、伊那保健福祉事務所の西垣明子所長から、日本ピスコ経営管理グループ総務チームの佐々木和実課長に感謝状が伝達されました。 日本ピスコの主力工場となっている南箕輪村の第一・第二工場では、身近な社会貢献活動として年に2回献血を実施しています。 関連会社の従業員を含め、去年は、のべ122人が献血に協力しました。 佐々木課長は、「献血の必要性と重要性が広まるように、今後も続けていきたい」と話していました。 感謝状は、日本ピスコを含め県内7つの企業や病院に贈られました。
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車いすで歩道の危険性を確認
車いすに乗って歩道の改善点などを考えようと、31日福祉関係団体や県、伊那市の職員が伊那合同庁舎周辺の歩道を確認しました。 脳性マヒで重度の障害がある市川直哉さん。 誰もが暮らしやすい街づくりを考えていこうというサークルひまわりのたね代表をつとめています。 この日は市川さんの案内で、県や市の職員が車いすに乗り、歩道を通行しました。 市川さんは、川北に住んでいて、電動車いすで中心市街地まで移動し、買い物や医者に通う生活をしています。 今回は、日々通行している歩道を確認しました。 普段から危険と感じている所が多くあります。 合同庁舎前の歩道。 雨水を車道側に流すため、傾斜しています。 この傾斜が車いすには危険だといいます。 市川さんは、このように歩道に危険があることを上伊那圏域障害者自立支援協議会権利擁護部会で発言し、今回の現場確認となりました。 いなっせ前のスクランブル交差点です。 この歩道には、車いすがスムーズに通れるようにと縁石に切り込みが入れられています。 現地確認後の意見交換会。 伊那建設事務所の職員は、「気づかないことが多かった。今後の道路の維持管理に参考になった。」と話していました。 伊那市の職員は、「1人で車いすで出歩くのは、こわいと感じた。」と話していました。 市川さんは、「外に出て人と触れ合うようつとめている。もっと気軽に出かけられるような歩道にしてもらえるとありがたい。」と話していました。
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高校生が一日看護体験
上伊那の高校生を対象とした一日看護体験が29日、伊那市の伊那中央病院で行われました。 上伊那の4つの高校から35人が参加しました。 高校卒業後の進路について考えてもらおうと、伊那中央病院が行っているものです。 車椅子体験や血圧測定のほか、今年は初めてメディカルシミュレーションセンターの機器を使って看護技術体験をしました。 採血のシミュレーターでは、実際に血管に針を刺していました。 伊那中央病院では、「体験をきっかけに、未来の医療を担う人材になってほしい」と話していました。
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お産の環境充実に期待 伊那市に産科医開業
伊那市日影に産科・婦人科の菜の花マタニティクリニックが27日開業しました。 伊那市で初となる新規開業支援の補助を受けた産科医として出産の環境充実に期待が寄せられています。 27日の開業を前に25日、医療機関や行政関係者を招いての内覧会が行われました。 菜の花マタニティクリニックは産科医不足を補おうと伊那市が創設した支援制度を活用しての初の産科・婦人科医院です。 10年以上継続して分娩を扱う医療機関が対象で2000万円の補助を受ける計画です。 分娩室には広めの分娩台がありフリースタイルの分娩が可能となっています。 また畳の上で出産できる和室の分娩室も設けられています。 医院長は元飯田市立病院婦人科部長の鈴木昭久さんです。 鈴木さんは地域で安心してお産ができる環境づくりを進めたいと開業を決意しました。 伊那市では新しい医院の開業が産科医療体制の充実につながればと期待しています。 菜の花マタニティクリニックでは里帰り出産についての相談を受け付けるほか不妊治療にも取り組み、年間360件の分娩を扱う計画です。