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福祉有償運送開業
障害者の交通手段となる福祉有償運送事業の開業式が2日、伊那市の福祉まちづくりセンターで行われた。
事業を行うNPO法人伊那市身体障害者福祉協会の会員など40人が参加して開業式を行い、運転手に委嘱書を手渡した。
福祉有償運送事業は、伊那市社会福祉協議会が昨年度まで行っていたが、デイサービスの送迎が優先されるため運行時間が限定され、利用者の要望に十分応えきれないことから廃止となった。
この廃止を受け、協会では障害者の交通手段を確保しようと去年NPO法人を立ち上げ、2日から事業を開始した。
車両は会員の乗用車4台が使用され、運転は専門の講習を受けた6人が担当する。
利用するには、協会の会員になることが必要で、年会費が2千円、利用料金は5キロまでが500円、5キロ以上は2キロごとに100円が加算される。
伊那市身体障害者福祉協会の竹松猛会長は、「会員一人一人が責任と自覚を持ち、お互い助け合いながら障害者の社会参加の一助としたい」と話していた。
NPO法人が福祉有償運送事業を行うのは市内ではこれが3例目で、伊那市では来年度以降、利用頻度に応じて一定額を補助する予定。 -
ふれあい広場上棟式
介護予防拠点施設を経営するふれあいの里は、箕輪町木下にある施設隣りに、交流や研修などを行うふれあい広場を建設している。
30日、工事関係者などが参加して上棟式を行った。
ふれあい広場には、トレーニングルームや研修室が設置される予定で、お年寄りと地域の人たちとの交流の場として、地域の介護技術の研修会場として活用される予定。
施設は、これまでふれあいの里の駐車場として利用されてきた場所に建設されていて、木造平屋建て、延べ床面積約170平方メートル。総事業費は約3400万円で、厚生労働省からの交付金3千万円が使われている。
ふれあいの里の宮坂道廣社長は、「施設利用者だけでなく、地域の多くの人に使ってもらい、活気のある施設になればうれしい」とあいさつした。
ふれあい広場は3月16日の完成を目指す。 -
上伊那福祉協会50周年式典
社会福祉法人上伊那福祉協会の創立50周年記念式典が30日、いなっせで行なわれ、元日本テレビアナウンサーの小林完吾さんの記念講演もあった。
上伊那福祉協会は、昭和34年に設立された南箕輪養老院会が基になっていて、現在では老人ホームなど10の施設を上伊那地域で運営している。
会長の平澤豊満箕輪町長は、「法律のしばりもあり、厳しい経営を強いられているが、住民からの期待は年々高まっている」と式辞を述べた。
式典では、50周年を記念してデザインを公募したロゴマークとイメージキャラクターが発表され、感謝状が贈られた。
元日本テレビアナウンサーの小林完吾さんは、「私の介護録 悔いなき看取りを」と題し講演した。
小林さんは、講演中で倒れた話を皮切りに福祉や医療、高齢化社会の問題について話した。
上伊那地域の高齢化率は、25パーセントで4人に1人が65歳以上の高齢者。福祉協会の施設のベッド数は816床だが満床状態で、入所は順番待ちの状況となっている。 -
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区が村老人ホームに車いす寄贈
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区は27日、南箕輪老人ホームに、車いす1台を寄贈した。
南箕輪地区では例年、年末の地区懇談会で募金を集め、老人ホームに車いすを贈っている。今回で7回目。
老人ホームの職員は「車いすが足りない状況なのでありがたい。とても助かる」と感謝した。
また、この日、車いすの寄贈に訪れた南箕輪地区員の清水武茂さんは「会員の善意の活動。喜んでもらえてうれしい」と話していた。 -
障害者施設の自主製品カタログ完成
販路を広げ工賃アップを図ろうと、NPO法人長野県ヘルプセンター協議会と上伊那にある8つの障害者福祉施設が、自主製品をPRする「自主製品カタログ」を作成した。
カタログには、伊那市のアンサンブル伊那、ゆめわーく、コスモスの家など、上伊那にある8施設の自主製品が掲載されている。
商品はクッキーやケーキ、小物入れ、お茶などさまざまで、値段や注文方法を各ページに載せている。
複数の施設の製品を掲載したカタログは、県内でも初めての試みになる。
障害者就労支援センターなどの利用者は、普段、各施設で製品作りをしている。
しかし、それを販売して得られる収入は極端に低く、時給に換算すると100円程度だという。
カタログは120部作り、今後、各市町村の窓口や企業に配布する。増刷も予定している。 -
伊那市女性連絡協議会が古布を寄付
伊那市女性団体連絡協議会は22日、市内の福祉施設に寄付する古布とタオルの仕分け作業を伊那市役所で行った。
11団体の代表が伊那市役所の多目的ホールに集まり、作業を行いました。
同協議会は、ボランティア活動の一環として毎年市内の福祉施設に古布などを寄付している。
古布とタオルは各団体の会員が持ち寄ったもので、古布はおよそ300キロ分、タオルは500枚集まり、11団体の代表が仕分けした。
協議会の春日幸子会長は、「年々会員の意識が高まっていて、集まる数も増えてきている。有効に使ってもらえたらうれしい」と話していた。
この後参加者は、仕分けした古布やタオルを伊那市社会福祉協議会に届けた。 -
心臓病の山下夏君(飯田市在住)支援でチャリティーカット
飯田市在住の心臓病患者山下夏くんの海外での心臓移植を支援しようと12日、伊那市の理容室ワイズヘアーがチャリティーカットを行った。
これは店長の吉田明弘さんが、子どもを持つ親として何か協力できないか竏窒ニ企画した。
チャリティーカットは、3500円のコースのみ全額を募金するというもので、夏君に成人になってほしいという願いを込めて成人の日に行った。
夏君は現在7歳。患っている心臓病は、発病率が50万人に1人というまれな病気で有効な治療法もなく、海外での心臓移植しか命を救う方法がない。
海外での移植手術には、渡航費、手術費など合計で1億8千万円かかるという。
夏くんを支援する活動は全国的にも広がっていて、現在およそ1億4千7百万円が集まっている。
ワイズヘアーでも去年の12月から募金活動をしていて、現在6万円が集まっている。
ワイズヘアーでは今月末まで募金箱を設置して、協力を呼びかけていくという。 -
障害者福祉施設の製品販売に反響
去年12月に行われた障害者福祉施設の製品注文販売は、50万円以上を売り上げる反響があった。
製品の注文販売は、12月3日から9日までの「障害者週間」に、伊那市の伊那合同庁舎と上伊那の各市町村庁舎で行われた。
上伊那地方事務所によると、販売金額は、製品の売上が約38万1千円、障害者施設が共同で制作した年賀状の印刷が約16万8千円で、全体で約55万円になった。
製品はカレンダーやクッキー、エコたわしなどで、最も売り上げが多かったのはアンサンブル伊那のクッキーだった。
年賀状は、個人事業者などからの受注が多かったという。
この販売会は、共同作業所や授産施設の製品を多くの人に知ってもらい、障害者の社会参加を支援しようと、今年初めて上伊那地方事務所が開いた。
各施設では販路の拡大が課題となっていて、今回の販売会をきっかけに、上伊那地域の作業所製品の販売カタログを作ることが決まり、今月中に完成する予定という。 -
養護老人ホームみすず寮改築へ
伊那市美篶の養護老人ホームみすず寮の改築工事が、来年度事業で行われることになった。これは7日開いた、みすず寮を運営する上伊那福祉協会の地域協議会で確認された。
養護老人ホームみすず寮は1972(昭和47)年に建設され築37年。
老朽化による雨漏りや、廊下が狭く歩行器を使ってのすれ違いができないなどの不都合な点があることから、建て替えが決まった。
上伊那福祉協会では、上伊那8市町村の代表などで組織する建設委員会を近く立ちあげ、施設の概要などを検討していく計画という。 -
国際ソロプチミスト伊那が寄付
国際ソロプチミスト伊那は24日、福祉に役立ててもらおうと伊那市に5万円を寄付した。伊藤静子会長ら3人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に5万円を手渡した。
国際ソロプチミスト伊那は、女性の地位向上などを目的に社会奉仕活動を行っている。
今月開いた例会で、会員対象のチャリティーオークションを行い、その時の売上金で伊那市に5万円、駒ヶ根市に3万円、箕輪町に2万円を寄付した。
伊藤会長は、「ささやかな気持ちですが、継続していくことが目標。会員が楽しみながら笑顔で奉仕できることが一番うれしい」と話していた。 -
サーチが車椅子寄贈
パチンコ店などを経営する伊那市の株式会社サーチが24日、車椅子3台を伊那市に寄贈した。
役員の天野博夫さんら二人が小坂樫男市長のもとを訪れ、車いすを届けた。
地域の福祉に役立ててもらおうと、サーチでは今年3月から、車いすの購入を目的に各店舗や従業員の家庭で出るアルミ缶を集めてきた。
その結果、12月中旬までにおよそ13万円分のアルミ缶を回収し、車いす2台を購入した。
もう一台は会社が費用を負担して3台の車いすを寄贈することにした。
天野さんは「一人の力は知れているが、積み重ねることで大きなことができると実感した。今後もこうした取り組みを続けていきたい」と話した。
車いすは福祉まちづくりセンターで利用されるという。 -
伊那広域シルバー人材センター伊那地区の会員が伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区会員が25日、伊那市に約13万6千円を寄付した。
この日は、シルバー人材センター伊那地区の増田幸佑代表らが、市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の、60歳以上の人たちで組織し、各種の仕事を請け負っている。支え合い募金は、毎年この時期の実施しているもので、集まった募金は各市町村に寄付している。
増田さんは「地域の高齢者福祉に役立ててもらいたい」と話していた。 -
上伊那圏域福祉フォーラム
上伊那圏域福祉フォーラムが6日、南箕輪村民センターで開かれた。
フォーラムには上伊那各地の福祉関係者など150人が参加した。
6つのグループに分かれて開いた分科会のうち、発達障害のある子どもなどの療育についての分科会では、6人のパネリストがそれぞれの立場から発言した。
療育とは、「医療と連携して育てる」という意味で、自閉症や多動性障害など、軽度発達障害の子どもたちをどのように育てていくかが話し合われた。
軽度発達障害の子どもを持つ母親は、「子どもが診断されるまでは母親の教育が悪い、しつけが悪いと言われ、つらかった。障害がわかって、子どももつらかったことが分かり、障害を克服する手段になった」と自身の体験を語っていた。
また保育園、小中学校、高校、そして社会と連携した支援が必要竏窒ニの話し合いも行われた。
箕輪進修高校の鈴木義明教頭は、「午後や夜間部がある進修高校は、特別支援教育の一翼を担っている。多くの生徒にとって最終の学校となるので、困難はあるが、社会の理解を得ていくために、生徒たちを励ましていきたい」と話していた。 -
県日本画会伊那支部が作品展
長野県日本画会伊那支部の作品展が9日から、伊那市のいなっせギャラリーで開かれている。
会場には、日本画の作品40点ほどが並んでいる。
作品展は、伊那地域で展示される機会がない秋の日本画県展に出品したメンバーの作品を飾るために開かれた。
作品は風景や花をモチーフにしたものが多いが、中には土器や猫を描いたものもある。
この会には元々指導者がいたが、亡くなってからは、お互いに教えあい、テーマも個人個人で選んでいるため、作品に個性が出ているという。
伊那支部はできて40年近くになるが、メンバーはほぼ同じということで、気心が知れていて、お互いの作品についてなんでも言い合える仲間だという。
関係者は、「メンバー同士で批評するのも刺激になるが、多くの人に見てもらうことも刺激になります」と話していた。
この作品展は15日まで。 -
箕輪町ボランティアセンターがオープン
箕輪町の新しいボランティア拠点施設「みのわふれ愛センター」が、7日オープンする。
6日は、記念式典が行われ、参加者が施設のオープンを祝った。
みのわふれ愛センターは、箕輪町福祉総合センターの一階部分を改築した。
これまで社会福祉協議会の事務所として使われていた場所をリフォームして、多くの人が談話できる広いスペースや調理室などを設けた。
この日は、施設の愛称の応募の中から、上位3作品の表彰も行われた。
箕輪町社会福祉協議会の柴財埜会長は、「元気のある町づくりにつながるよう、施設を有効に利用していってもらいたい」と話していた。
この後、参加者らが施設の使い初めとして交流会を開き、もちつきなどをして楽しんだ。 -
特別養護老人ホームさくらの里で高遠高校生が交流
伊那市の高遠高校の生徒は19日、伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里でお年寄りと交流した。
高遠高校福祉コースの2年生と音楽コースの生徒がさくらの里を訪れ、歌を披露した。
高遠高校では、地域のお年寄りとの交流を深めようと、定期的にさくらの里を訪れている。
今回は、音楽コースの生徒が歌をうたい、福祉コースの生徒は、お年寄りの隣りでリズムをとりながら交流した。
秋にちなんだ童謡などが歌われると、お年寄りは口ずさんだりしながら楽しんでいた。
福祉コースの教諭は、「日常生活の中でお年寄りと触れ合う機会がない生徒が増えている。交流を通して、自然に手助けや話ができるようになってほしい」と話していた。 -
身寄りの無い人のお墓、伊那に完成
東京都台東区の「山谷」地区にあるホスピスで最後を迎え、親族や引き取り手の無い人の遺骨を納める墓が伊那市西春近の「やすらぎ霊園」に完成し、17日、関係者など10人が参列する中、納骨式などが営まれた。
この墓は、東京の山谷地区でホスピス「きぼうのいえ」を運営するNPO法人山谷・すみだリバーサイド支援機構がつくったで、墓は宗教にとらわれない形式で建立。31人の遺骨が納められた。
「きぼうのいえ」は、ホームレスや路上生活者など、身寄りが無く、病や人生の苦難にある人々に、安らかに最後を迎えてもらおうと、6年前に東京の山谷地区に開設した。これまでに、82人が最後を迎え、37人の遺骨は、親族や様々な事情により、引きとられる事無く、この施設の礼拝堂や東京の谷中霊園に安置されていた。
そのため、同団体は、都内で墓を作る土地を探していたが、宗教や広さなどの問題があり、見つける事が出来ずにいた。
そんな中、代表の山本雅基さんの妻・美恵さんが伊那の出身で、故郷伊那の「緑や木に囲まれた美しい景色の中で眠ってほし」との願いや、親戚である唐木屋石材工芸の協力もあり、この場所に墓を作る事となった。
代表の山本さんは「最後の住む場所を提供でき、ほっとした」と話していた。 -
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井さんが帰国報告
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井潤さん=伊那市=が18日、伊那市役所を訪れ、帰国報告をした。
織井さんは、東京で幼稚園の教諭をしていた経験を生かし、平成18年9月から今年9月までの2年間、エチオピアの首都アジス・アベバで活動。現地で国立の教育大学で幼稚園教諭を目指す学生に美術や工作などを指導してきた。
貧富の差が激しいエチオピアでは、日本以上の学歴社会で、幼稚園でも国語、算数、英語などを学んでいるという。
そのため織井さんは、学習に教材や歌などを取り入れ楽しく勉強できるような指導方法の検討もしてきた。
織井さんは「指導方法を実践した先生から、『子どもが楽しんで集中してくれた』という感想を聞いた。子どもたちがもっと楽しく過ごせる幼稚園になってくれるといいです」と語った。 -
伊那中央病院で防災訓練
伊那市の伊那中央病院で10日、、秋の防災訓練があり、約130人の職員が訓練に臨んだ。
この訓練は、毎年春と秋の2回、実施しているもの。
例年は全体で行う想定訓練だったが、この10月に消防対の班編成を新しくしたことから、今回は消火班、避難誘導班、救護班、連絡通報班など、各班の個別訓練とした。
訓練では、最初に火災発生の連絡が入り、その後、各職員が自分の持ち場へ行き、役割を確認。
講評では、訓練の様子を見ていた伊那消防署員から、マニュアルをきちんと見ることの重要性などの指摘を受けていた。 -
伊那市社会福祉大会
伊那市社会福祉大会が8日、伊那市の県伊那文化会館で開かれ、美篶小学校5年1組の児童が福祉活動の発表をした。
大会は地域の社会福祉の向上を目指し、毎年開かれているもので今年3回目。
大会では講演の他、美篶小5年1組の児童の活動発表があった。
子ども達は、総合学習で美篶寮と交流をしており、手品を披露した時のおじいさん、おばあさんの反応や、一緒にカレンダー作りをして感じたことなどを1人1人発表した。
また、美篶寮でも評判が良かったという天竜川の伝説を劇にした、「天竜」の一部を披露した。
なお大会宣言では、全ての地域住民が住みよいまちづくりを進めること、地域助け合いの社会を実現するため協力すること、などが採択された -
伊那市美篶でボランティア移送事業開始
伊那市で4地区目となるボランティア移送事業が7日、美篶地区でスタートした。
ボランティア移送事業は、伊那市が車両や維持費用を負担し、各地区の社会福祉協議会がボランティアを募り、お年寄りを病院まで乗せていく。
伊那市では、平成18年に西春近地区で始まり、続いて東春近、手良で行なわれていて、美篶地区で4地区目となる。
7日は美篶支所で開始式があり、市や社協、運転ボランティアが参加して事業のスタートを喜んだ。
美篶地区社協の後藤郁会長は、「行政にすべておまかせする時代は終わった。お互い助け合う『結い』の精神で、この輪を更に広げていきたい」とあいさつ。
酒井茂副市長は、「他の地域への波及効果を期待したい」と話した。
また、運転ボランティアを代表して伊藤幸男さんは、「やさしさと思いやりをもって安全・確実にお届けしたい」と抱負を話した。
利用の対象となるのは、概ね65歳以上の高齢者のみの世帯で、現在29人が登録されている。
また運転ボランティアは37人が登録している。 -
ボランティア功労者に表彰状伝達
長年ボランティアとして福祉分野で活動してきた伊那市高遠町の高橋かつみさんに10日、厚生労働大臣の感謝状が贈られた。
伊那市の伊那合同庁舎で伝達式が行われ、高橋さんと、駒ヶ根市の1団体に宮坂正巳上伊那地方事務所長から感謝状が手渡された。
高橋さんは現在84歳。25年ほど前から地元のボランティアグループに入り、デイサービスセンター利用者の介助などを行ってきた。
その後、高遠町のボランティア団体が連携をとれるよう、連絡協議会を設置したほか、ボランティアの育成にも力を入れてきた。
最近では、定期的に地元のお年寄りを訪問したり、伊那市社会福祉協議会が一人暮らしのお年寄りを対象に配っているお弁当に、季節の花などを描いた絵手紙を添える活動などもしている。
今年度、全国で感謝状の伝達を受けた個人は21人、団体は37団体となっている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ふれあい広場
地域住民に福祉について身近に感じてもらうイベント「ふれあい広場」が21日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれた。
ふれあい広場は世代や障害を越え、同じ地域で一緒に生きている仲間であることを実感・共感してもらおうという福祉のおまつり。
この日はあいにくの雨となったが、会場では福祉団体などが食べ物や手作り作品の販売、各種ステージ発表を行った。
知的障害者の通所施設「ゆめわーく」のブースには、通所者が製作した手さげ袋やテーブルクロスなどが並べられていた。これらの作品はカランコ織りと呼ばれていて、作るのに小さいもので半日、大きな作品になると1カ月以上かかったという。
また別のブースでは、伊那手話サークルがビデオを使った講座や、手袋を使い指文字の展示を行っていた。会員らは「多くの人が手話を身につけ、聴覚障害者への理解を広めていきたい」と話していた。
ふれあい広場実行委員長の平澤正貴さんは、「雨で人が来るか心配でしたが、多くの人に来ていただいた。世代や障害を越え楽しんでもらえるイベントになりました」と話していた。 -
「桐の木から生まれた人形」展
伊那市の人形作家 御子柴明實さんと、御子柴さんの教室に通う生徒の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、御子柴さんと生徒8人の作品、35点のほか、生徒たちが持ち寄った小物などが展示されています。
作品展は、「桐の木から生まれた人形たち」と名付けられていて、どれも桐の木からつくられています。
人形は、木を掘って、貝殻を砕いた粉をなんども重ね塗りし、布をきめこんで作ります。
時間も手間もかかるという事で、長いものでは1年ほどかかっているということです。
中には、自分の孫をモデルに作ったものや、節句のために作った雛などが並んでいました。
御子柴さんは、「忙しい合間を縫ってコツコツと作った作品ばかり。若い人たちに関心を持ってもらいたいし、興味のある人にはぜひ挑戦してもらいたい」と話していました。
この、桐の木から生まれた人形たち」は、7日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪町で、ふなとりどろんこ天国
泥だらけになって自然と親しむイベント「ふなとり泥んこ天国」が31日に箕輪町松島の休耕田で行われました。
このイベントは、箕輪町公民館松島分館が行ったもので、子どもやその保護者30人ほどが参加しました。
松島分館では、屋外に出て親子でふれあう講座フリースクールを行なっていて、今回もその事業の一環です。
休耕田には、5月に放したフナが3センチから5センチのものに育っていて、子どもたちは泥だらけになって魚を追い回していました。
松島分館の中村博志分館長は「今の時代、泥の感触を知らない子どもも多い。土とたわむれるいい機会です」と話しています。
ある保護者は「こどもも生き生きしているが親も夢中になってしまう。とったフナは、家の池で育てる予定」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪町で福祉の祭典、「ふれあい広場」
箕輪町の福祉の祭典、「ふれあい広場」が31日、松島の町民体育館などで開かれました。
体育館では、ステージ発表が行なわれ、会場を訪れた人たちが音楽やダンスを楽しみました。
展示コーナーには、福祉施設の入所者たちが作った作品や地域社協の活動が紹介されていました。
屋外では、ボランティア体験エリアとして車いすやアイマスクの体験会が開かれていました。
子どもたちは、遊び感覚で車いすを体験し、「段差はやっぱり大変」と話していました。
この日は、改修工事が終了した社会福祉総合センター1階のボランティアセンターもお披露目されました。
箕輪町社会福祉協議会では、センターの愛称とロゴを募集しています。
募集期間は、9月26日までで、選ばれた人には記念品が贈られます。
町社協では、「温かみがあり癒されるボランティアセンター」をイメージして応募して欲しいと呼びかけています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
自然観察 ネイチャーゲーム楽しく
自然の中での遊びを通じて環境の大切さを学ぶ、自然観察会が30日、伊那市の鳩吹公園で開かれ、伊那市内の親子など9人が参加して、自然の中での遊び、ネイチャーゲームを通して自然を観察しました。
観察会は、五感を使って自然を楽しむ中で、環境の大切さを学んでもらおうと、豊かな環境づくり上伊那会議が開いたものです。
参加者らは最初に動物のパネルを使ったクイズをして、自然の中で生きている動物たちの特徴について学びました。
次に、広い鳩吹公園内の芝生の中や木の影に隠されたマークを探すゲームをして楽しみました。
参加者らは、公園内を歩き回り、態勢を低くしながらマークを探していました。
ネイチャーゲームの指導にあたった北原茂さんは、「あいにくの天気となったが、雨も自然現象のひとつ。身をもって自然を感じてもらえたと思う。」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
シニアグローリーツアー長野大会、10万円を寄付
チャリティーを兼ねたゴルフトーナメントが28日、信州伊那国際ゴルフクラブで開かれ、10万円が南箕輪村に贈られました。
シニアグローリーツアー長野大会で、2日間にわたって伊那国際ゴルフクラブで開かれています。
初日の28日は、50歳以上のシニアプロと上伊那を中心に関東・関西方面のアマチチュア、合わせて116人が参加しました。
この大会では、ゴルフの普及と地域貢献のため、チャリティーホールが設けられています。
28日一日で10万円が集まり、大会終了後に南箕輪村の唐木一直村長に目録が手渡されました。
唐木村長は「皆さんの真心に感謝します。村の福祉のため有効に使わせて頂きまたい」と話していました。
大会は明日、シニアプロを中心とした本戦が行われる事になっています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
高遠ポレポレの丘で園児がトマト摘み
伊那市高遠町のポレポレの丘を管理する高遠花摘み倶楽部は、28日、地元の園児をトマト摘みに招待しました。高遠第1保育園と第4保育園の園児が招待されました。
第1保育園からは年長園児19人が参加し、トマト摘みを体験しました。
アーチ型に作られた棚にトマトが成っていて、園児らは、気にいった実を選んでもぎ取っていました。
植えられているトマトは6種類で、どれも最近開発された品種だという事です。
高遠花摘み倶楽部では、ハーブなど殺菌作用のある花と、野菜を一緒に育てることで、野菜を無農薬で栽培する取り組みを始めています。
匂いが強いため害虫がよりつかないマリゴールドと一緒に栽培されているため、このトマトも無農薬栽培となっています。
野菜同士を組み合わせた無農薬栽培の取り組みは、他の地域でもありますが、花と野菜の組み合わせは独自の取り組みだという事です。
園児らは、甘くておいしいと話しながら、トマトをほおばっていました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那中央病院で看護師再就職支援研修会始まる
看護の仕事から離れている人に現場復帰を考えるきっかけづくりにしてもらおうと伊那中央病院で26日から看護士再就職支援研修会が始まりました。
伊那中央病院と県看護協会がタイアップして行った平成16年から実施しています。
今日から29日まで、病院の現状を学んだり人形をつかった注射・採血などを学びます。
今回参加したのは看護士の職から離れている人や、現在看護職として働いている人など12人です。
研修会では、安全な看護ケアに必要となる技術を理解するとともに看護職として貴重な人材である事を認識し再就職を目指します。
初日の今日は、最近の看護師の動向や医療の安全性などについて資料をつかって伊那中央病院の看護士が説明しました。
伊那中央病院の看護師は現在384人。今年度看護基準がみたされ7人の患者に対し1人の看護士がつく体制となりましたが、まだ看護師が不足している状態です。
講師を務めた看護師長の有賀のぶこさんは、この研修を通して一人でも多くの方に病院で働いていただきたいとはなしていました。
この看護師再就職支援研修会は29日まで行われます。
【伊那ケーブルテレビジョン】