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箕輪町ボランティア交流会
箕輪町ボランティア連絡協議会は17日、ボランティア交流会を松島のいきいきセンターで開いた。新聞紙を使ったレクリエーションや情報交換をして楽しいひとときを過ごした。
協議会加盟の14団体と個人の計36人が参加。ボランティア活動の輪が広がることを願い、町内で活動する仲間同士でレクリエーションで体を動かしたり、お茶を飲みながら歓談した。
各サークルが活動内容も紹介。箕輪手話サークルは、年末の大掃除に使う道具や掃除の合間に休憩で口にするものなどを当てるクイズをした。ほうき、はたき、バケツ、リンゴ、菓子などを手話で表し、集まった人は手話をよく見て答えを考えた。「手話は物を見た雰囲気を表しているものが多い」と解説があり、手話を覚えようと一緒にまねをしている人もいた。 -
エーデルこまがねでそば打ち実演
駒ケ根市の特別養護老人ホーム・介護老人保健施設エーデルこまがね(福澤亘施設長)は16日、そば打ちの実演を行い、できたそばを利用者らに振る舞った。同施設の配食を請け負っている日清医療食品中部支店(本社・東京都)の調理師酒井甲輔さんは集まった利用者らを前に「このそば粉は今年とれたものです」「つなぎにうどん粉を入れます」などと説明しながら、慣れた手つきでそばを打って見せた=写真。利用者は「私は初めて見るよ」「うまいもんだね」などと話しながら、そば打ちの様子を熱心に見つめていた。
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シルバー人材センター伊那地区、ささえあい募金を伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区は16日、地区会員から集めた「支え合い募金」、11万2200円を、伊那市に寄付した。
募金は「高齢者同士お互いを支え合い、高齢者福祉に役立ててもらおう」と始め、互助会ができた4年前からは地区ごとでしている。
伊那地区は、12日にあった地区懇談会で募金を呼びかけ、約207人の会員から平均500円の善意が集まった。
伊那地区の小林幸雄委員長は「高齢者のために使ってほしい」と話し、小坂樫男市長へとに手渡した=写真。
募金は主に高齢者福祉に関する事業に利用する。 -
外国籍児童就学支援街頭募金「サンタ・プロジェクト」
学校に通っていない外国籍児童の就学を住民一人ひとりが支えよう竏窒ニ17日、県内の国際親善団体などでつくる外国籍児童就学援助委員会は、伊那市のアピタ伊那店で外国籍児童の就学支援を目的とした街頭募金活動をした。地元で活動支援に当たるNPO・クローバーコミュニケーション信州も協力し、多くの募金を呼びかけた。
県内には約2400人の外国籍児童が在住しているが、その約4分の1が日本の学校や母国語学校に通っていない。外国籍住民らが母国語教室を開くこともあるが、国の規定する学校に該当しないため、公的な援助が受けられない。
こうした状況を受け02年、外国籍児童の就学を支援する委員会が発足。住民や企業などから寄付を募り、未就学児童や母国語教室の援助金に当ててきた。3年間で集まった寄付は約3千万円。
しかし、活動の中心は企業となってしまい、住民レベルでの認識が広がっていない。そのため委員会は、住民が主体的に活動するプロジェクトを目指す方針を決め、今月21日に、新たな活動主体「外国籍児童支援会議(仮称)」を発足する。会議には新たな27団体も参加し、それぞれの特色を生かした支援活動をしていく。
上伊那は県内でも外国籍住民が多い地域。今後、地域全体で外国籍児童の就学支援を支えていく必要が求められる。 -
禁煙友愛会寄付
日本禁煙友愛会駒ケ根支部(稲垣晃市支部長)は15日、創立40周年を記念して駒ケ根市に10万円を寄付した。稲垣支部長ら2人が市役所を訪れ、中原正純市長に「社会福祉のために」と寄付金を手渡した。中原市長は「皆さんの気持ちに沿えるよう弱い立場の人たちのために使わせていただく」と礼を述べた。寄付金は市社会福祉協議会の善意銀行に積み立てられる。
同会は2000年には創立35周年記念として市社協に対し軽自動車2台を寄贈している。会員数は創立時の約10人から年々増え、最盛期の95年ごろには1400人を数えたが、このところ減少気味なのが悩みという。 -
立正佼成会が米寄贈
立正佼成会伊那教会(舘脇義人教会長)は15日、玄米150キロを駒ケ根市に寄贈した。同教会の三沢宏至渉外部事務局長らが市役所を訪れ「わずかだがどうぞ福祉に役立てて」と中原正純市長に目録を手渡した=写真。中原市長は「毎年のお気持ちに感謝する。米は市が委託し、市社会福祉協議会が運営している一人暮しのお年寄り向け配食サービス『ときめきランチ』で使わせていただく」と礼を述べた。
同協会の米寄贈は1961年、三六災害の被災者を救済するために行われたのが最初。 -
歳末募金に寄付
箕輪町内の2団体は16日、福祉センターを訪れ、町社会福祉協議会の平沢豊満会長に、会員の善意が詰まった歳末助け合い募金を届けた。
長寿クラブ連合会(浦野順司会長)は44万1943円を寄付。会長ら役員5人が届けた。地区によって65歳以上と70歳以上の組織があり、会員は2386人。「これからいい社会をつくりたい、幸せな町づくりをしたい」と、恒例の歳末募金に1人あたり200円を寄付した。 -
ライオンズクラブが寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は15日、歳末助け合い運動と赤い羽根共同募金に5万円を寄付した。北原会長ら3人が駒ケ根市役所を訪れ「福祉のために役立てて」と中原正純市長に募金を託した=写真。中原市長は「毎年末の温かい志に感謝する。市民の中には毎日の生活が大変な人もいるが、そんな社会的弱者のために使わせていただく」と礼を述べた。
募金は県共同募金会駒ケ根支会(会長・中原市長)を通じて県共募に送られる。 -
保健補導員会終了式
宮田村保健補導員会(宮木まさ子会長、30人)は14日、今年1年間を振り返り、終了式を開いた。半数の委員が2年の任期を終えるが、今後も継続して地域の保健活動に協力していくことを確認。全員で救急法の講習を受け、仕事納めした。
今年は各地区で積極的な活動を展開。新田区やつつじが丘区は補導員0B、大原区は女性部と協力して健康教室などの事業を積極的に繰り広げた。
大田切区は広報活動に力を入れたほか、自主防災組織の救護班に協力。町1区は認知症の学習会、町3区は料理教室を開くなど、新たな事業も実施した。
町2区、北割区、南割区、中越区、大久保区も住民に参加を呼びかけて「歩け歩け運動」などを精力的に実施。ふれあいを通じた住民の健康増進に力を入れた。
終了式では各事業を報告し、地域に根ざした活動の重要性を再確認。来年の役員も決め、会長に新谷秀子さん=中越区=、副会長に宮本碧さん=町1区=、森田美津子さん=大田切区=を選出した。
引き続き救急法の講習会を開き、伊南行政組合北消防署の職員から心肺マッサージなどの手ほどきを受けた。 -
駒ケ根ロータリー募金寄付
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長)は12日夜、第24回例会と年末家族会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。席上、歳末助け合い募金として10万円を駒ケ根市に、530(ごみゼロ)運動協賛金として10万円を駒ケ根530運動推進連絡会(新井徳博会長)にそれぞれ寄付した=写真。中原正純市長と新井会長は「皆さんの志に感謝し、大切に使います」とそれぞれ礼を述べた。
家族会には会員と家族ら約70人が参加し、ジャズバンドの生演奏をバックにダンスを楽しむなど、和やかなパーティのひとときを過ごした。 -
いなっせでこどもたちのクリスマス会
クリスマスを前に13日、入園前の幼児と親を対象とした「こどもたちのクリスマス会」が、伊那市駅前ビル「いなっせであり、約180組の親子が歌や紙芝居などを楽しんだ。
伊那市の子育て支援グループ「こどもネットいな」の主催で2年目となる。今年は伊那福音協会有志などがトーンチャイムやパネルシアターを披露。クリスマスにちなんだ音楽や人形劇が、親子を楽しませた。
最後に、2人のサンタクロースが登場し、子どもたちは「どこからきたの」「年はいくつですか」などと次々に質問。「トナカイはどこにとめてきたんですか」と素ぼくな疑問を投げかける子どももおり、会場は笑顔に包まれた。
子どもたちはサンタクロースから一人ひとりプレゼントを受け取った後、ジングルベルを合唱。少し早く到来したクリスマスを満喫していた。 -
みはらしの湯、社協へ使用済みタオルなど寄贈
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は13日、この1年間で集めた使用済み切手やタオル、プルタブなどのアルミを市社会福祉協議会へ寄贈した。
福祉活動の一環としての取り組みで5年目。使用済みタオル150枚、アルミ55キロ、古切手400枚、使用済みテレホンカード30枚が集まった。
職員への呼びかけに加え、入浴客にも一層の協力を求めてきた結果、アルミは昨年の倍近い量が集まった。
市社協の御子柴龍一会長は「毎年大変なことだが、小さい善意が大きく現れた。みはらしの湯を利用するみなさんの好意があってこその結果。ありがたい」と話していた。
寄贈品は、車いす購入のための資金などに換金される。 -
こまくさ園が10周年クリスマス
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)が運営する小規模通所授産施設こまくさ園は開設10周年を迎え、8日、町内で記念式典とクリスマス会を開いた。利用者や家族、職員、ボランティアら約50人が参加し、節目を祝い、さらなる発展を誓った=写真。
堀越会長は「95年4月の開設以来、手探り、試行錯誤の連続の中で、10年を迎え、ようやく充実して運営できるまでになった」と振り返り「厳しい環境の中で咲くコマクサのように、しっかりと根を張り、可れんな花を咲かせて」とあいさつ。 来賓の初代園長、小池良衛さんはコマクサの花の写真を披露し「小中学校の校歌に駒草が歌われていることから、園の名称にした」と紹介した。
10年勤続利用者の紹介で式典を閉じ、クリスマス会に移った。
熊崎安二前社協会長の発声で乾杯、ジングルベルを歌い、家族会の花笠音頭などで盛り上がった。
同園は95年4月、利用者8人と職員3人で開所。受託作業やEMぼかし、廃油石けんなど自主事業を行う。96年簡易炭焼き窯を設置し、竹炭づくり、カレンダー制作販売。01年7月、消防署跡地に移転。03年4月、運営主体を社協に変更。同年11月簡易紙漉き装置を導入。現在、利用者は16人。 -
伊那共同作業の家でクリスマス会
伊那市の伊那共同作業の家で15日、クリスマス会があった。
同施設のクリスマス会は例年、市内にある共同作業所2つと合同で開き、今年も「輪っこハウス」と「ユイマール共同作業所」の利用者が集まった。
今年は、伊那市の天竜河畔病院職員や伊那ライオンズクラブの公衆委員会会員らがボランティアで施設を訪問。ゲームや歌、ダンスなどを披露し、利用者たちを楽しませた。
伊那LC公衆委員会は例年、市社会福祉協議会の「ふれあい広場」に参加していたが、マンネリ化した活動を見直し、今年は「障害を持つ人たちについてもっと知ろう」とクリスマス会への参加を企画した。 -
「障害者の日」のつどい
伊那市福祉団体連絡協議会主催の05年「障害者の日」のつどいは11日、伊那市役所多目的ホールであった。100人近くが参加し、障害者自立支援法の解説や駒ヶ根市の大法寺住職・藤塚義誠さんの講演を熱心に聞いた。
だれもが安心して暮せる地域づくりを市民皆で考えよう-と開催。障害者自立支援法について、市の福祉課長が説明した。
自立支援法は、障害保健福祉の総合化、制度の持続可能性の確保、自立支援型システムへの転換を目指す。障害ごと異なる法律によって提供されていた福祉サービスを一元的に提供する、就労支援を抜本的に強化する、支給決定のプロセスを明確化する-など主な内容を紹介した。
ライブ、市内共同作業所の製品販売もあった。 -
悠生寮慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は11日、駒ケ根市の知的障害者福祉施設悠生寮(菅沼義郎寮長)を慰問に訪れ、自慢ののどを披露して利用者らを喜ばせた。ステージに登場する会員が代わる代わる歌う石原裕次郎、五木ひろし、三橋美智也、天童よしみなどのお馴染みの歌の数々に、集まった利用者らは手拍子を打ったり一緒に歌ったりして楽しいひとときを過ごした。終盤、飛び入りで登場した利用者が『北国の春』を歌い始めると客席からも合唱が起きるなど、会場は大きな盛り上がりを見せていた=写真。
同会は25年前の設立以来、各地の老人ホームや障害者福祉施設を慰問するなどの活動を続けている。悠生寮を訪問するのは昨年に続いて2回目。 -
南箕輪村子育てサロンでクリスマスケーキづくり
南箕輪村のボランティアセンターで12日、子育てサロンがあった。30組の母親と子どもが参加。伊那市の洋菓子店・菓匠Shimizuから、シェフ・パティシエの清水慎一さんを講師に迎え、クリスマスケーキのデコレーションに挑戦した。
清水さんは昨年、村社会福祉協議会の福祉体験教室でケーキ作りの講師を務めた。そのつながりで今年、子育てサロンの講師を依頼した。
幼児の待ち時間が長くならないよう、スポンジはあらかじめ準備したものを使用。清水さんは、生クリームの泡立てから飾り付けまでの作業を説明しながら披露。参加した母親たちは、清水さんの鮮やかな手つきに見入っていた。
参加者も、協力し合いながらデコレーションに挑戦。会話も楽しみながら、ホイップクリームや季節のフルーツを丁寧にデコレーションし、色とりどりのケーキを仕上げた。 -
シルバー人材が障子張り講習会
師走を迎え、駒ケ根広域シルバー人材センター飯島地区は7日、飯島町親町のコスモス園で、小島紙店(駒ケ根市)の平沢徹さんを講師に、障子張り講習会を開いた。
会員ら27人が参加、まず、黄ばんだり、破れた障子紙をはがす作業から取り掛かった。障子のさんを湯でぬらし、浮かせて古い紙をはがし、ぞうきんでさんの汚れを落した。
障子張り専門ののりを水で伸ばし、はけでさんにのりを乗せ、ロールに巻かれた障子紙を置き、そっと転がして張り、手で中から外にしわを伸ばした。
張り終えた障子から、スケールを使って、四方を切りそろえた。
平沢さんは「のりは塗り忘れがないように。体と紙を平行にして、ロールを転がす。張ったら、すぐにカットする」などポイントを指導した。
参加者は「プロのやり方は違う。早くきれいに張れた」と、しきりに感心していた。
飯島地区には年間一般家庭から障子の張り替え依頼が20件ほどあるとか。 -
ガールスカウト長野26団がフリーマーケット
ガールスカウト長野26団(40人、木部則子団委員長)は11日、ピースパックプロジェクトの資金集めのため、フリーマーケットを伊那市総合福祉センターで開いた。
ガールスカウト日本連盟は94年から10年間、平和提唱事業で、難民高等弁務官事務所の協力のもと、アフガニスタン難民の子どもたちにピースパック(文房具)を送った。今年度から、タイ国内にあるミャンマー難民キャンプの子どもたちにピースパックを送る。
26団は、ピースパック30袋、靴2箱を送る予定で、文房具購入や輸送にかかる資金を集めるため、家庭から提供した衣類などのほか、スカウトが手作りしたクッキー、ポップコーン、小物入れ、飾り物などを販売した。
木部団委員長は「世界市民としての、世界の平和のための活動。知らない国のことを知ることの取り掛かりでもあり、自分達が平和であることをあらためて自覚する活動でもある」という。
来年1月に袋詰め作業をして発送。各地から集まるピースパックは春にミャンマーに届ける予定。 -
介護フォーラム
介護保険法施行から6年がたち、法律の改正などによって制度の方向性が大きく変わろうとしていることから駒ケ根市は10日「第6回介護フォーラム竏窒ォずこうみんなでやさしい老後」を文化会館で開いた。約60人が参加し、意見発表や講演などを通じて介護についてあらためて考えた。
同市町二区の下澤弘美さんは意見発表で「母親の介護をしている時は自分の中で般若と菩薩の気持ちが入れ替わっていた」と介護の苦悩を吐露した。飯島町で宅幼老所「まんてん」を運営する与曽井学さんは「認知症のお年寄りの介護に当たる人の辛さは大変なもの。地域住民が互いに支え合うことが大切だ」と訴えた=写真。
講演「105歳を共に生きて竏酎c母小倉遊亀との日々」も行われ、文化勲章受章の日本画家小倉遊亀さんの孫、森寛子さんが祖母への思いと介護について語った。 -
市民フォーラム「こころの扉をひらく」
統合失調症についての理解を深めてもらおうと県精神障害者家族会連合会は9日、市民フォーラム「こころの扉をひらく」を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。約120人の聴衆が集まり、県立駒ケ根病院院長の樋掛忠彦さんの講演「こころの扉をひらく竏駐搓㍽ク調症の理解、病気と薬について」を聞いたほか、音楽療法士北畑道子さんの話を聞いた。
樋掛さんは以前精神分裂病と呼ばれていた統合失調症について「遺伝性だという誤解や偏見があるがそんなことはなく、ストレスや神経過敏などの原因で誰にでも起こり得る病気だ」とした上で「幻聴などの症状が出るが薬物療法などで治すことができる。周囲の人が病気についてよく理解し、温かい気持ちで接することが大切」と訴えた=写真。 -
文化祭バザー収益市に寄付
伊那市西町区の伊那部町内会などは8日、文化祭バザーの収益金の一部3万2千円を同市に寄付した。
市の福祉に役立てばと、14年前から続く恒例。伊澤勉町内会長と伊那部宿を考える会の田中三郎会長ら2人が市役所を訪れ、小坂樫男市町に寄付金を手渡した。
文化祭バザーは11月中旬、伊那部集会所で開催。地域住民が持ち寄った野菜、贈答品などの販売のほか、本年は同市境南の漫画家・橋爪まんぷさんの似顔絵会もあり盛況だった。
また伊那部町内会などは、地元社会福祉協議会へバザーの収益金の一部4万円を寄付している。 -
社会福祉協議会合併協議会
伊那市、高遠町、長谷村の社会福祉協議会合併を検討する第6回合併協議会が8日、伊那市福祉まちづくりセンターであった。前回提案した各種事務事業に関する提案を承認。障害者訪問介護事業など8事業に関する事前提案があった。
現在は3市町村に事業所がある指定障害者居宅介護事業については、財政的側面から長谷村の事業所を高遠町の事業所と統合することを提案。これまで伊那市社会福祉協議会が運営してきた伊那市総合福祉センターの運営については、指定管理者制度導入に伴い、今年度で市社協への委託廃止となることを、改めて確認。協定項目として提案した。
伊那市福祉まちづくりセンター「ふれあいーな」について、指定管理者制度の指定業者として08年度まで現行運営を継続。3市町村の高齢者生活福祉センター事業、長谷村のデイサービスセンターや小規模多機能施設の運営についても、現行通りの継続を提案した。 -
松岡産業寄付
駒ケ根市の廃棄物処理業松岡産業(松岡宅吉社長)は6日、市役所を訪れ、同社の創立30周年と新社屋完成を記念して20万円を市に寄付した。松岡社長は「増え続ける不法投棄防止のために役立てて」と寄付金を中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「資源循環型社会の構築に向けて、環境事業振興資金として有効に使わせていただく」と礼を述べた。
市民生活課は、後を絶たない不法投棄ごみの回収やパトロール、市民への啓発などの防止対策に活用していくことにしている。 -
砂防等施設維持管理ボランティア活動支援事業調印式
駒ケ根市を流れるねずみ川流域の中割、北割二、小町屋、市場割、上赤須の各区役員や水利水路組合員などでつくる「ねずみ川関連地域連絡会」(塩沢淳一会長)の活動が県の砂防等施設維持管理ボランティア活動支援事業として認定を受けることになり6日、駒ケ根市役所で確認書の調印式が行われた。塩沢会長、中原正純市長、松下泰見伊那建設事務所長が出席してそれぞれ確認書に調印した。塩沢会長は「ねずみ川は市の中心部を流れる環境保全や生活用水にとっても大切な川。調印を契機にさらに一層努力し、川を愛し守っていきたい」とあいさつした。認定により今後、同会が行う砂防や護岸、草刈り、床固めなどの活動に対し、県が草刈り機の燃料や替刃など消耗品の援助を行っていく。
中原正純市長は「市民参加と協働のまちづくりの模範となる先進的な活動に感謝と敬意を表する。環境美化にさらに取り組んでほしい」と期待を述べた。
認定は県下4番目。伊那建設事務所管内では初。 -
市長一日父親
駒ケ根市母子寡婦福祉会(熊沢宏子会長)は3日、10年前からの恒例となった中原正純市長を迎えての「市長さん一日父親」を同市障害者センター高砂園で開いた。親子ら約50人が参加し、にぎやかにもちつきやゲームなどを楽しんだ。
庭に用意された2つの臼を囲んだ子どもたちは張り切ってきねを振り下ろすが、慣れないせいか手つきがどうも危なっかしい。見かねた中原市長が代わってきねを手にし、力強くつき出すと見守る子どもたちから「すごい」「いい音」と感嘆の声が上がった。エプロン姿で奮闘する一日父親の手本を見て要領を得た子どもたちは代わる代わる元気にきねを振るった=写真。
参加者らは景気良く6升のもちをつき上げ、昼食に皆でおいしそうにほお張った。 -
聴導犬協会が移転新築の施設概要について発表
宮田村に本部を置く日本聴導犬協会は7日、同村民会館横(町3区)への移転が内定したことを受けて、今後建設する施設の概要などを発表した。2007年秋の完成を予定。現在よりも多い年間5縲・0頭の聴導犬や介助犬を育成し、地域に開けた交流の場にしていく考えも示した。
有馬もと会長は「村民の協力もあり、村が良い条件で土地を提供してくれた。地元へもっともっと還元したい」と説明。犬とのふれあいのなかで、教育や地域との交流にも取り組みたいと話した。
計画によると、村土地開発公社から約700万円で100坪を購入。訓練施設やユーザーが滞在する宿泊施設などが入る3階建ての本部棟を8千万円ほどかけて建設する。同じく同公社から賃貸する400坪は屋外の練習施設に使う。
総事業費は約1億円。財源は募金や寄付などで集めた自己資金約2100万円に加えて、助成金を見込んでいる。
聴覚障害者は全国に35万人いるが、聴導犬は全国に10頭。1000頭いる盲導犬に比べると認知度が低く、普及は進んでいない。
「聴導犬、介助犬をを取り巻く環境は施設的にも恵まれていない。私たちがモデルになって、全体の底上げが図ることができたら」と有馬会長は期待をこめた。
同協会は引き続き幅広い支援を求め、募金を呼びかけている。詳しくは同協会85・4615。 -
町内3団体が募金、収益など福祉や三宅島支援へ寄付
高遠町老人クラブ連合会と伊那広域シルバー人材センター高遠地区は6日、町の福祉事業に役立ててほしい竏窒ニ、募金を町役場に届けた。
老人クラブ連合会は、年末恒例の女性部の活動の一環として、会員一人数百円づつ集めた募金12万1800円を寄付。シルバー人材センターは「助け合い募金」として、11月末にあった地区懇談会の席上などで会員から募った3万3400円を届けた。
伊東義人町長は「会員の皆さんの心温まる募金ありがとうございます。町福祉のために有効に使わせていただきたい」と感謝した。
また、10月末から11月初旬にかけて展開した高遠城址(し)公園の秋まつりで、食事所や町内のそば店でそばを提供した人たちが、収益金の一部や募金の合計金3万4157円を、町が友好交流する三宅村(東京都)の帰島支援金として町に預けた。 -
伊那中央病院・伊那市にバザー収益寄付
伊那中央病院(小川秋實院長)は6日、10月末にあったバザーの収益金9万9050円を、伊那市へ寄付した。収益金は地域の福祉の向上に役立ててほしい竏窒ニ、本年は同病院組織市町村の同市へ、来年以降も順次組織市町村に寄付する考え。
バザーは同病院祭に合わせて実施。本年度が初めてで、職員が家庭から持ち寄った品物を販売した。バザー品はタオル、シーツ、陶器の皿など日用雑貨を中心に約500点を用意したが、開始1時間ほどで品物はほぼ完売したという盛況ぶり。
小川院長、薮田清和同病院事務部長らは市役所を訪れ、「福祉に役立ててほしい」と、小坂樫男市長に寄附金を手渡した。 -
有償福祉運送にかかる使用車両拡大特区に認定
伊那市はこのほど、国土交通省に対して申請していた「伊那市における福祉有償運送使用車両拡大特区」として認定された。
特区の内容は06年4月からNPOなどの非営利団体が心身障害者などへ提供する有償福祉運送に伴うもの。原則的に、4月以降の有償運送サービスには、福祉車両を利用することが規定されているが、今回の認定で、一部の団体が、セダン型車両を利用することが可能となった。
伊那市は、外出が困難な障害者・高齢者の増加に伴い、希望する時間に送迎できるボランティアの必要性を認めている。また、歩行は困難でも、福祉車両の機能を必要としない対象者もいるため「こうした対象者の運送にはセダン型車両が望まれる」として特区申請をしていた。
電車やバスでの外出が困難な障害者には、福祉タクシー券や高齢者バス・タクシー券の交付しているが、金額に上限があり、すべての外出需要が満たされているわけではない。
セダン型車両が利用できる条件については、福祉有償運送のため設置している協議会の検討に基づき今後決定する。