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新山小 マツタケご飯
伊那市の新山小学校で、9月に6年生が収獲したマツタケを使った松茸ごはんが、2日給食で提供されました。
松茸がふんだんに使われた松茸ごはんです。
9月28日に、6年生が地元のマツタケ博士藤原儀兵衛さんの山で収獲しました。
去年は不作で給食に出ませんでしたが、今年は92本、およそ6.5kg分を収穫したということです。
5年生の教室では、児童たちがマツタケの香りを楽しみながら味わっていました。
新山小学校では今月あと3回、マツタケが給食に提供されることになっていて、春巻きやすまし汁などに使われるということです。
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旧中村家「環屋」活用し通年観光へ
伊那市が進めている高遠町の旧中村家住宅「環屋」の改築整備が終わり、1日から営業が始まりました。
今後は、高遠町の通年観光の拠点として活用します。
環屋は、高遠町西高遠の国道361号沿いにあります。
江戸時代前期から中期の特徴を示す町屋形式の建物で、平成28年に所有者から土地と建物が市に寄付されました。
建物中央にあるいろりの間は、当時の雰囲気をそのままに残しています。
厨房には、そばを茹でる大釜や和洋折衷様々な料理に対応できる設備を整えました。
およそ30席の客席からは、高遠町の景色を眺めることができます。
他にも、プロジェクター付きの座敷がある他、着物のレンタルを行います。
総事業費は1億2,300万円で、半分を国の地方創生拠点整備交付金で賄っています。
今後はこの場所が通年観光の拠点となるよう、イベントや講座の開催、飲食店の出店を検討している人のチャレンジの場として活用していきます。
運営する一般社団法人環屋では、「人々が集う場所にしていきたいので、興味のある人は是非活用してもらいたい」と話していました。
(電話94-2251) -
台風24号 高遠町三義地区で避難勧告
非常に強い台風24号は、速度を上げながら北上していて、上伊那地域には30日の夜から1日の未明にかけて最接近する見込みです。
伊那市は、土砂災害の危険があるため、30日の午後3時に伊那市高遠町三義の17世帯36人に避難勧告を発令しました。
午後1時の30分頃、三善生活改善センターには5世帯8人が避難していました。
また、午後3時に長藤地区周辺に土砂災害の危険があるため333世帯803人に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令しました。
長野地方気象台によりますと、30日の午後6時頃から雨が強くなる見込みです。
南部では1日の正午までの24時間に降る雨の量は250ミリと予想されています。
また、最大瞬間風速は18メートル、最大瞬間風速は30メートルの予想です。
伊那市教育委員会では、台風24号の対応として、1日は市内すべての小学校の登校時間を午前10時にするよう通知しました。
市内の中学校は、文化祭の振り替え休みとなっていて、部活は午前10時以降に始めるよう通知しています。
箕輪町教育委員会では午後4時現在、対応を協議しています。
南箕輪村教育委員会では小学校の登校について1日の午前6時に判断するとしています。
JR飯田線は、30日の午後3時から運休となりました。
高速バスは、伊那バスターミナル発の午後4時以降の横浜・名古屋・大阪行きの便と、新宿行きの最終便が運休となりました。
長野地方気象台では、暴風による交通障害、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けています。 -
高遠ダム ライトアップ
伊那市高遠町の高遠ダムでは、多くの人に関心を持ってもらおうと、桜の時期に続いて2度目のライトアップを行っています。
山間地を流れる川をイメージして、青と緑の光で照らされています。
ライトアップは30日の夜までで、時間は午後6時から午後10時までとなっています。 -
歩いて撮って 田原の魅力探し
伊那市東春近田原地区全体をフィールドに、自然や歴史・文化などのチェックポイントで写真を撮りながら地区内を巡る「歩撮スタラリーが29日に行われ、参加者がラリーを楽しみました。
イベントには上伊那地域を中心に、諏訪市や飯田市などからおよそ100人が参加しました。
3時間の制限の中、3人ほどのチームで地区内に設けられたチェックポイントを探し、その場所の写真を撮って帰ります。
ポイントごとに点数が決められていて、その点数の合計で順位を競います。
チェックポイントのひとつ、畑の中にある祠は近くに住む酒井一族の祖先が祀ったものだということです。
山裾にある庚申塔は、60年に1度地域の無病息災などを祈願して建てられるもので、田原地区に5つある組の中の藤口組が建立したものだということです。
参加者は雨が降る中、およそ40か所あるチェックポイントを探しながら歩いていました。
ある参加者は「通ることはあるけれど寄ることはないので、知ることができておもしろかった」と話していました。
伊那商工会議所青年部商工業委員会の川口宗一委員長は「雨になってしまい残念だったが、参加した人たちが楽しんで田原のことを知ってもらえたならうれしい」と話していました。
発着点の田原公民館に戻ってきた参加者には地元の米や野菜で作ったおにぎりや豚汁が振る舞われました。
ポイント上位者には、地元産の新米やりんごジュースなどが贈られたということです。 -
児童がマツタケ狩り体験
伊那市の新山小学校の児童は、マツタケ博士・藤原儀兵衛さんの山で28日マツタケ狩りを体験しました。
マツタケ狩り体験したのは新山小学校6年生10人です。
藤原さんは秋の味覚と収穫の喜びを知ってもらおうと子ども達を山へ招きました。
200メートルほど山を登ると、早速マツタケを見つけ、大事に収穫していました。
この日は92本、6・5キロほどを収穫しました。
採れたマツタケは来週給食の時間に味わうということです。
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山野草展示会29日と30日に開催
信州みのわ山野草クラブによる秋の山野草展示会が29日と30日の2日間、箕輪町の木下公民館で開かれます。
28日はクラブのメンバーが鉢を並べ展示会の準備をしていました。
展示作品は寄せ植えや石付け作品、斑入りの草木など約200点です。
展示会は29日と30日の2日間箕輪町の木下公民館で開かれ
山野草の苗の販売も行われます。
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新潟女児殺害受け緊急合同点検
今年5月に新潟市で起きた小学2年生の女児が殺害された事件を受け、全国一斉に登下校中の児童・生徒の安全確保を図るための緊急点検が行われています。
箕輪町でもセーフコミュニティ子どもの安全対策委員会が点検を行いました。
27日は、セーフコミュニティ子どもの安全対策委員会の委員17人が、町内12か所の通学路を点検して回りました。
点検したのは、小中学校から確認してほしいと挙げられた場所などです。
松島のセンターパークでは、駐車場や空き家といった子供を連れ込みやすい場所が近くにあることなどから点検の要望がありました。
近くには交通量の多い道路がありますが、樹木が茂り公園内は死角になっていました。
また、箕輪北小学校近くのバイパス地下道では、人や車の通行が少なく、夕方や夜間は暗いため犯罪が発覚しにくいとの声が上がっていました。
パトロールの強化や防犯カメラの設置など対策についても要望が出されています。
箕輪町では、点検を通して、子どもたちの安全を守るための対策につなげていきたいとしています。
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サン工業 300万円寄付
伊那市西箕輪に本社を置くメッキ加工業、サン工業株式会社は、子どもたちの健全育成に役立ててもらおうと、300万円を28日に伊那市に寄付しました。
この日は、サン工業㈱の川上健夫社長ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
サン工業では、次世代を担う子ども達の健全育成に役立ててもらおうと、2013年から毎年寄付を行っています。
今回は、来年2月で創業70周年を迎えることも記念して300万円を寄付しました。
川上社長は「子ども達の教育の一環に役立ててもらうとともに、郷土の良さを知ってもらうきっかけにもしてもらいたい」と話していました。
白鳥市長は「地元製造業をけん引する存在の企業に寄付をいただけてありがたい。保育園や学校教育の場で有効に使っていきたい」と感謝していました。 -
被災地の布で作品づくり
東日本大震災で被災した呉服店の着物などを使って作品をつくる「ちくちくきものワークショップ」が、伊那市荒井のワイルドツリーで27日に開かれました。
このプロジェクトは、東日本大震で被災した宮城県石巻市の呉服店の着物などを使って、50cm四方の布の作品を作るものです。
伊那市荒井出身でクラリネット奏者の橋爪惠一さんは、震災後楽器を被災地に送る支援を行いました。
その後、妻のしおみえりこさんが被災した呉服店のことを知り、このプロジェクトを始めました。
取り組みは日本のみならず世界33か国に広がっていて、およそ2,300枚の作品が完成したということです。
作品づくりは、被災地の布が無くなるまで続きます。
10月12日に、橋爪さんのコンサートが伊那市のいなっせで開かれる予定で、会場にはおよそ300枚が展示されることになっています。
また、津波で流されてしまった石巻市の文化ホールの新しいホールが2020年に完成する予定で、プロジェクトではホールの緞帳に作品を使用してもらうよう呼び掛けているということです。
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旧井澤家住宅でおからこ作り
伊那市西町の旧井澤家住宅で十五夜に月に供えて五穀豊穣に感謝するおからこ作りが26日行われました。
伊那部宿を考える会では、地域の風習を伝えていこうと13年前から毎年、おからこ作りを行っています。
26日は、もち米で作ったおからこや地元で採れたカボチャ・ネギ、里芋などを縁側に並べました。
今夜、月に供え27日の夕方、おからこ汁にして味わうということです。
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伊那西小に水車が復活
昭和43年に設置された伊那西小学校の学校林にある水車がおよそ10年ぶりに動き出しました。
26日は、全校児童52人が集まり水車を回す会が開かれました。
学校林にある水車は昭和43年に当時の校長が貴重な文化遺産を後世に伝えていこうと平沢地区から譲り受けたものです。
伊那西小学校では、全校児童が集いプールから水を引いて水車を回す「林間水車を回す日」が平成5年まで行われていました。
しかし水車の老朽化に伴い、この行事は平成5年に終了となりました。
平成20年に当時の6年生とその保護者達が修復し一度は復活しましたが再び動かなくなりました。
今回、伊那西地域を盛り上げようと活動する地元有志が今月、修復作業にあたりました。
学校林で間伐したさくらの木を使って水車台などを直しました。
さくらの木は水に強く腐りにくいということです。
伊那西小学校では、学校の宝として郷土の暮らしや歴史を調べるなど学習に活用していくとしています。
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キノコ採りで遭難 男性死亡
23日午後1時頃、伊那市西箕輪の70代の男性が、富県の山林でキノコ採りをしている最中に滑落し、死亡する事故がありました。
伊那警察署の発表によりますと、亡くなったのは、伊那市西箕輪の会社役員・矢野 正春さん(79)です。
矢野さんは、23日午後1時頃、伊那市富県の山林でキノコ採りをしている最中に足を滑らせ、およそ20メートル滑落し負傷しました。
同行した人から消防に救助要請が入り、伊那市内の病院に収容されましたが、午後6時10分ごろ死亡が確認されました。
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ごみ排出量438g目標へ
上伊那広域連合は、2028年度の家庭系ごみの1人1日あたりの排出量を来年度の目標値より24g少ない438gなどとするごみ処理基本計画第5次計画の素案を審議会に示し、了承されました。
これは25日に開かれた上伊那広域連合廃棄物政策審議会で示されたものです。
目標とする2028年度の家庭系ごみの1人1日あたりの排出量は、来年度の目標値462gより24g少ない438gとしています。
事業系ごみの目標値は、来年度の目標値8,497トンより258トン少ない年間8,239トンにするとしています。
また家庭系ごみの排出時の資源物量の占める割合は、来年度の目標値より0.7%多い24.8%に向上させるとしています。
審議会で素案は了承されました。
ごみ処理基本計画は5年ごとの見直しが求められていて、第4次計画策定から5年が経過したことから、今年度第5次計画を策定します。
10月中に上伊那広域連合長に中間報告を行い、12月に住民意見を集め、来年3月の計画策定を目指します。 -
キノコ採りの男性無事発見
22日午前6時頃から伊那市長谷にキノコ採りに出かけたまま行方不明となっていた市内の83歳の男性が、23日午前10時過ぎに発見されました。
男性にけがはありませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、22日午前6時頃、伊那市の83歳の男性が家族に「キノコ採りに行く」と言って出掛けたまま夜になっても家に戻らず家族が届け出を出しました。
早朝から警察や消防団などが捜索を行い、23日午前10時過ぎに山林内で男性の無事が確認されました。
男性は疲労している様子だったということですが、けがはありませんでした。 -
伊那西吹奏楽・合唱 定演
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブ・合唱クラブ合同の第15回定期演奏会が、伊那文化会館で23日に開かれました。
演奏会は、自分たちで創りあげたものを地域の人たちに伝え喜んでもらおうと開かれたもので、今年で15回目です。
吹奏楽クラブと合唱クラブそれぞれが発表したほか、合同演奏も行われました。 -
手良でヒガンバナ見ごろ
伊那市手良の竹内洋子さんが育てているヒガンバナとキバナコスモスが見ごろとなっています。
手良八ツ手にある竹内さん宅前の道沿いに、ヒガンバナと黄色い花をつけるキバナコスモスが植えられていて、現在見ごろとなっています。
10年ほど前から育てていて少しずつ増やしてきたという事です。
ヒガンバナとキバナコスモスが両方楽しめるのは、9月末までだという事です。
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中学生親子がお寺で合宿
伊那青年会議所は、箕輪町長岡の長松寺で中学生とその親が合宿を行う「お寺de修行 親子合宿」を23日と24日に開催します。
20日は伊那市内で伊那青年会議所のメンバーが記者会見を開き、イベントの詳細を発表しました。
伊那青年会議所では今年3月に伊那市から辰野町までの中学生を対象に「大人に対する意識調査」を行いました。
かっこ悪い大人のイメージとしては「マナーが悪い」「お礼や感謝ができていない」の順で多かった事から、まずは大人から自分を見つめなおし、成長しようと合宿を計画しました。
合宿は23日の夕方から24日かけ行われ、座禅や写経などを親子で行います。
参加は既に締め切っていますが、22日までに希望があれば若干は受け入れが可能だという事です。
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高遠焼展示販売会22日から
伊那市西町の旧井澤家住宅で高遠焼の展示販売会が22日から開かれます。
展示販売会では高遠焼を伝承する浦野真吾さんの県展や現代工芸美術展への出品作品のほか茶碗、湯飲みなど日常で使う陶器300点が並べられます。
高遠焼は江戸時代、月蔵山から高遠城内に水を引くために作られた土管が始まりとされています。
会場には浦野さんの祖父、唐木米之助さんの作品も展示されています。
展示販売会は旧井澤家住宅を管理運営している伊那部宿を考える会が地域の歴史や文化を知ってもらおうと開くもので7回目となります。
入館料は大人200円高校生以下は無料で期間は22日から24日までとなっています。
また24日午後1時から野点の茶会も予定されています。
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秋の交通安全運動始まる
夕方から夜間にかけての歩行者や自転車の交通事故防止などを重点目標に掲げた秋の交通安全運動が21日から始まりました。
伊那市役所で行われた開始式には交通安全協会や警察の関係者などおよそ80人が参加しました。
出発式で伊那警察署の駒村公孝署長は「9月に入り伊那市では2件の死亡事故が発生している。これ以上事故が起きないよう、ドライバーに安全運転を呼び掛けていきたい」と話していました。
伊那警察署管内ではきのう現在で194件の人身事故が発生していて、負傷者は221人、亡くなったのは3人です。
出発式を終えると安協の会員ら30人は、伊那市のベルシャイン伊那店で街頭啓発を行いました。
11日に市内で自転車の女性がトラックと衝突する死亡事故が起きた事から、自転車の安全運転を呼び掛けるクリアファイルを配りました。
秋の交通安全運動は30日までで通学路や生活道路の安全確保と歩行者の保護を呼びかけます。
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高遠ダムパフェ お披露目
伊那市と高遠さくらホテルが共同開発した「高遠ダムパフェ」
の試作品が21日お披露目されました。
お披露目された「高遠ダムパフェ ポム」です。
ポムはフランス語でりんごの意味です。
上伊那産のりんごをスライスし煮たものや、キャラメルソースを混ぜ合わせたものが盛り付けられています。
生クリームやリンゴ、アイスクリームがダムを、液体状のヨーグルトが湖を表現しています。
またシャインマスカットを載せたりんごは船をイメージしてカットされ見た目の楽しさも演出しています。
ホテル隣に高遠ダムがあることからさくらホテルではこれを誘客につなげようとダムにちなんだ食べ物「ダムカレー」を提供していてパフェはその第二弾となります。
高遠さくらホテルでは試作品に改良を重ねたのち価格を決めて「高遠ダムパフェ ポム」を提供する予定です。
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長野県障害者文化芸術祭 作品展示
第21回長野県障がい者文化芸術祭に出品した箕輪町内の作品の展示会が20日から始まりました。
最優秀賞となる県知事賞を清水 末子さんが受賞しました。
こちらが県知事賞を受賞した清水さんの書「初釜」です。
「奇をてらうことなく淡々とした素朴な線で表現した調和体で、それがなんとも言えない気品を漂わせ、格調高くまとめられている」と評価されました。
また、奨励賞には大槻優さんの作品が選ばれました。絵手紙25枚をまとめたものです。
落ち葉や和紙、毛糸などを使って花などを表現しています。自作の俳句も添えています。
会場には、今月15日から16日まで長野市で開催された県障がい者文化芸術祭に出品された29人の作品44点が展示されています。絵画や切り絵などが並びます。
作品の展示会は、来月3日まで、箕輪町役場玄関ホールで開かれています。
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富県で観光客が栗拾い
伊那市富県の観光農園くり栗坊主園では、栗拾いが最盛期となり、秋の味覚を求めて連日多くの観光客が訪れています。
19日は、愛知県から大型バスが到着し、観光客が栗拾いを楽しんでいました。
くり栗坊主園は、地域の活性化と荒廃地の解消のため、平成9年から地元有志でつくる高烏谷栗栽培組合が管理しています。
園には、2.5ヘクタールの敷地におよそ1000本の栗の木が植えられています。
今年は、夏の気温が高かったため例年より1週間ほど早い開園だということです。
観光客は、いがの中から栗を取り出し、かごいっぱいに集めていました。
栗拾いは、入園料800円で1キロまで持ち帰ることができ、それ以上は1キロ700円で販売しています。
くり栗坊主園の栗拾いは、今月いっぱい楽しめるということです。
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22日に伊那フェス開催
伊那市の伊那中学校3年3組の生徒は、22日に、中心市街地で映画上映や物販などの様々な企画で700人の集客を目指す伊那フェスを開催します。
3年3組の教室では19日、フェスに向けての準備が進められていました。
フェスでは、伊那市に語り継がれてきた「勘太郎」を復活させようと映画の上映や寸劇などを計画しました。
19日は、寸劇の練習や調べてきたことのまとめを行っていました。
3年3組の生徒たちは、総合学習の時間を利用し、2年生の時から地域活性化に取り組んでいます。
これまで、市街地にイルミネーションを飾ったり、空き店舗を活用した写真展の企画などを行ってきました。
活動の集大成となる今年は、勘太郎をメインに学習を進めてきました。
生徒たちは、かつての伊那町は今では見ることができないほど活気があったことを知り「賑わいを取り戻せないか」という思いでイベントを企画したということです。
当日は、生徒たちがデザインした勘太郎Tシャツや2年生の生徒が伊那の隠れた美景を撮影したポストカードの販売なども企画しています。
19日の中心市街地の店舗では、フェスに合わせて、40年前の商店主の写真あてクイズなどが行われています。
店主らは、中学生の活動に期待を寄せています。
伊那フェスは、22日の午前10時からいなっせ北側広場、シマダヤ、セントラルパークの3会場で開かれることになっています。
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敬老の日 各地で敬老会
敬老の日の17日、各地で敬老会が開かれました。
箕輪町の伊那プリンスホテルでは、松島区の長寿者慰安会が開かれ、地区内の70歳以上のお年寄り210人ほどが参加しました。
松島地区社会福祉協議会では、毎年地域のお年寄りに楽しんでもらおうと長寿者慰安会を開いています。
会では、松島保育園の園児が踊りを披露しました。
参加したお年寄りも曲に合わせて手拍子をしていました。
16日には、伊那市上牧の敬老会が開かれ、70歳以上のお年寄り43人が招かれました。
伊那市富県の春日くに子さんが、音楽と運動、レクリエーションを組み合わせた「音楽レクリエーション」を行いました。
「日本列島歌の旅」と題して、参加者が衣装を身に着け様々な地域にゆかりのある曲を歌いました。
地区や公民館の役員は女装して登場しました。
主催した上牧公民館では、「これまで地区を担ってくださった皆さんにはこれからも元気で地区を見守ってほしい」と話していました。
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美篶で彼岸花咲きはじめる
伊那市美篶の三峰川堤防沿いで、彼岸花が咲きはじめています。
堤防沿いには、およそ1,000本の彼岸花が植えられていて、徐々に花が開き始めています。
彼岸花は、伊那市美篶青島の矢島信之さんが平成26年に植えたものです。
矢島さんによりますと、彼岸入りの20日頃まで楽しめるということです。 -
清水寺で上棟式
伊那市手良の楳有山清水寺の本堂の移転新築の上棟式が16日行われました。
上棟式では餅投げが行われ、檀家や地域住民が集まりました。
清水寺は1639年創健で、1901年に火災で焼失しました。
その後空き家だった民家を改築し本堂としていましたが、老朽化のため今回移転新築することにしました。
客殿を含む本堂は木造平屋建てで、面積はおよそ360平方メートルです。
建設費はおよそ1億5千万円で全国で寺の建築を手掛ける宮城県の本田工務店が工事を請け負います。
上棟式では、綱を引いて棟木を上げる「曳綱の儀」や棟木を打ち付ける「槌打の儀」など、上棟の伝統的な儀式も行われました。
建設委員会の北原國人委員長は「檀家や地域の人たちの信心の中心として、また災害時には避難の場として十分に活用できるような場所になってほしい」と挨拶しました。
寺澤秀孝住職は「地域の人たちが気軽に集まれるような寺にしていきたい」と話していました。
本堂は、来年7月に完成予定で、11月には落慶法要を予定しています。
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青葉の会 風景写真が並ぶ
伊那市内の写真愛好家でつくる青葉の会の展示会が、伊那図書館で開かれています。
会場には、24点が展示されています。
長野県内の風景写真が中心で、この1年間で撮影したものの中から1人2点を出品しました。
この作品は、伊那市の伊藤好幸さんの作品「フィナーレ」です。
8月下旬に南箕輪村の大泉川と夕焼けを撮影したものです。
青葉の会は、伊那市内の写真教室に通っていたメンバーが22年前に立ち上げたもので、会員は13人います。
毎月2回例会を開き技術を磨いている他、年に3回撮影旅行に出かけています。
青葉の会写真展は23日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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県内最高齢に南箕輪の女性
長野県は、県内の100歳以上の高齢者人数のまとめを14日、発表しました。
県内最高齢は南箕輪村の女性で、年齢は113歳となっています。
県によりますと、県内最高齢は南箕輪村在住の女性で、明治38年生まれの113歳だということです。
最高齢の女性には、県から祝い状や祝いの品が送られることになっています。
なお、県内の100歳以上の人数は1,727人で、このうち伊那市が57人、箕輪町が10人、南箕輪村が11人となっています。 -
箕輪町・木下区・箕輪進修高校が協定
地域課題の解決や若者の人材育成などをより進めるため、箕輪町と木下区・箕輪進修高校は、連携協力に関する協定を13日、締結しました。
13日は、箕輪町役場で、白鳥政徳町長と青木俊夫木下区長、北島匡晃校長が協定書を取り交わしました。
箕輪町では若者が活躍できるまちづくりを重点施策とし、高校生が安心して学び、また、高校生の視点を地域づくりに活かすことを進めています。
箕輪町と木下区、箕輪進修高校は、これまでも教育や防災、地域づくりなど様々な面で連携協力を進めています。
協定は、連携協力のさらなる深化を進めようというものです。
連携協力事項は、生徒の安全や教育・人材育成、地域の防災などについての6項目です。
現在の取り組みとして町では箕輪進修高校でのあいさつ運動に町職員が参加したり課題ゼミの授業の協力などを行っています。
木下区は、高校生の意見を反映させ通学路の街路灯の設置やインターンシップの地元企業での受け入れをしています。
箕輪進修高校は、生徒による木ノ下駅前や通学路のごみ拾い、町内のイベントへのボランティア参加をしています。
箕輪町によりますと、自治体と区・高校が連携協定を結ぶのは全国的にみても珍しいということです。