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伊那公園 ロトウザクラ咲く
伊那市の伊那公園では、ロトウザクラが咲き始めています。 ロトウザクラは、中央区の区制100周年を記念して平成16年に植樹されたものです。 管理する中央区では、開花は例年より3日ほど早く、見ごろは21日頃だということです。
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中條さん蝶の話
伊那市創造館で開催中の展示「信州の様々な蝶」にあわせ、標本を寄贈した伊那市荒井の中條隆さんが17日、蝶について話をしました。 中條さんは、親子2代にわたって収集した1万5千匹の蝶の標本を、去年7月に伊那市に寄贈しました。 創造館では現在その標本の一部を展示しています。 中條さんは「日本に土着しているチョウは250種で、そのうち150種が長野県で生息が確認された。長野県は寒暖差や標高差が大きく山林が多いため、日本で一番多くの蝶を見ることができる」と話していました。 この展示は、去年12月から始まり、これまで3回内容を入れかえていて、今回は「シジミチョウ・海外の蝶」がテーマです。 この「信州の様々な蝶」は5月7日まで伊那市創造館で開かれています。
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南箕輪村沢尻地区社協 新1年生を祝う会
南箕輪村の沢尻地区社会福祉協議会は来年度小学校と中学校に入学する子ども達を祝う会を17日に開き、住民と子ども達が交流しました。 沢尻区から南部小学校に通う新1年生と南箕輪中学校に通う新1年生、合せて14人が参加しました。 沢尻地区社協では子ども達の進学祝いと住民との交流を兼ねて平成18年から毎年祝う会を開いています。 この日は社協のメンバーが手作りした赤飯や煮物などが振る舞われました。 アトラクションでは伊那マジッククラブに所属している地元の主婦、桑原たか子さんがマジックを披露しました。 沢尻地区社協では「子ども達の成長を地域で見守る事で、安全に楽しく学校に通ってもらいたい」と話していました。
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井上井月を偲ぶ句会
伊那市手良の住民有志が、思い思いの俳句を楽しむ井上井月を偲ぶ句会が15日、手良公民館で開かれました。 この日は、地域住民から集まった29の句を、長野県シニア大学で俳句指導を行う羽場桂子さんが添削しました。 季語の重なりやテンポなどを羽場さんがアドバイスしていました。 「陽にはえて梅花ふくらみ香りたる」という句は、「陽にはえて梅花開きて香りたる」と添削されました。 羽場さんは「基本を守り、リズムよく詠むことを意識してください。添削されても、自分で作った俳句として堂々と表に出してください。」と話していました。 井上井月を偲ぶ句会は、句会のほかに、散策しながら俳句をつくる吟行も毎年行っています。
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元気アップクラブ高尾 コンテストで最高賞
伊那市山寺高尾町の住民を中心に健康づくりや介護予防に取り組んでいる「元気アップクラブ高尾」は、3月4日に開かれたご当地体操コンテストの県大会で、最高賞の最優秀賞を受賞しました。 12日は、元気アップクラブ高尾のメンバー7人らが、市役所を訪れ、受賞を報告しました。 クラブは、平成25年に結成し、月に3回集まって健康づくりのための体操をしています。 県内8チームが出場したご当地体操コンテストに初めて出場し、最高賞となる最優秀賞を受賞しました。 コンテストでは、歌謡曲の「きよしのズンドコ節」に合わせて、伊那市独自の体操を披露しました。 クラブには、60代から80代までの15人が所属していて、そのうち3組は夫婦で参加している点も評価されたということです。 クラブでは今後お揃いのユニフォームを作るということで、「受賞を励みに活動を継続していきたい」と話していました。
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高校入試後期合格発表 上伊那917人に春
県立高校の後期選抜の合格発表が16日行われ上伊那では917人の受験生に一足早い春が訪れました。 伊那市の伊那北高校です。 午前8時半に職員が合格者の受験番号が書かれた紙を掲示板に張り出しました。 今朝はあいにくの雨となりましたが合否を確認しようと多くの受験生やその保護者が訪れていました。 貼り出された紙に自分の番号を確認すると、喜びの表情を浮かべていました。 伊那北高校の後期選抜試験には、普通科、理数科合わせて225人が受験し、210人が合格しました。 上伊那の公立高校8校では、960人が受験し917人が合格しました。 上伊那で再募集を行うのは全日制が辰野、上伊那農業、高遠、駒ヶ根工業高校です。 多部単位制が箕輪進修高校、定時制が赤穂高校です。 上伊那の高校の入学式は来月4日から7日に行われる予定です。
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高遠町の西村さん宅アズマイチゲ可憐に
伊那市高遠町上山田の西村 周一さん宅では、キンポウゲ科の多年草「アズマイチゲ」が可憐な花を咲かせています。 西村さん宅の庭には、アズマイチゲ500輪ほどが花を咲かせていました。 西村周一さんの妻・泰子さんも、庭にでて花を愛でていました。 泰子さんが嫁いできたときにはすでに庭に群生していたということです。 今年は例年より一週間ほど遅く見ごろとなり、同じく遅い花となったフクジュソウとともに楽しむことができます。 午前11時ごろから午後2時頃まで、日が当たると花が開くということです。 アズマイチゲの見ごろは、今月いっぱいだということです。 15日の伊那地域の最高気温は、20.9度で、きのうに引き続き5月上旬並みの暖かい1日となりました。 16日は前線をともなった低気圧の通過に伴い寒気を引き込むため平年並みに気温が下がるということです。
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18日伊那駅伝号砲 花で応援
春の全国高校伊那駅伝が、18日に開かれます。 花で応援選手たちを応援しようと、伊那市振興公社の職員は、発着となる伊那市陸上競技場に15日育ててきた花を飾り付けました。 伊那市振興公社が管理するビニールハウスには、見ごろとなった芝桜とパンジーのプランターが並んでいます。 11月から準備を始め、氷点下になるときにはストーブを炊いて温度を調節し、駅伝当日にちょうど見ごろになるように管理してきたということです。 伊那市振興公社の職員6人は、手分けをしてプランターを運びだし、伊那市陸上競技場へと向かいました。 競技場では、芝桜とパンジーが交互になるように並べていました。 合わせて300鉢がトラックの周辺に飾られました。 春の高校伊那駅伝2018は、18日(日)に、女子は午前10時から、男子は午後0時10分から、振興公社の花が飾られた伊那市陸上競技場を発着に行われます。
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長谷地区の課題や対策を話し合う座談会
伊那市長谷の地区ごとの課題や対策について話し合う「長谷暮らし座談会」が7日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 座談会は、地域の課題や取り組みについて考えるきっかけにしようと、長谷地区社会福祉協議会が開いたものです。 7つの地区ごとに分かれて、今年度の取り組み状況や課題、対策を話し合いました。 参加者からは「高齢者の支援マップを早めに作り、完成したら区民全員が目を通すことが大切だ。」 「地区の行事に若い世代も参加できる企画を取り入れていきたい。」 「高齢者の状況を把握して孤立を防ぎたい。」などの意見が出ていました。 また、多くの地区から、空き家対策について考えるべきだとの意見が出されていました。 この日は、区の役員や地域社協会長など、およそ70人が参加しました。 座談会は今年度3年目で、来年度以降も引き続き開催し、地域の助け合いの意識を高めていきたいとしています。
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伊那地域 5月上旬並みの21.1度
14日の伊那地域の最高気温は5月上旬並みの21.1度で今年一番の暖かさとなりました。 南箕輪村大芝では、なずな摘みをする人の姿が見られました。 14日の伊那地域の最高気温は平年より11度高い5月上旬並みの21.1度でした。 長野地方気象台によりますと14日のように気温が上がるのは15日までの予想です。
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みぶの里で伊那駅伝の応援旗設置
伊那市美篶の複合福祉施設みぶの里で13日、春の高校伊那駅伝の応援旗が設置されました。 みぶの里の職員や利用者が選手へのメッセージを書いた15本の応援旗を立てました。 みぶの里は伊那駅伝男子の第二中継所となっていて当日は選手やスタッフの休憩所として施設を開放するということです。 伊那駅伝は18日に伊那市陸上競技場を発着に行われ女子は午前10時、男子は午後0時10分スタートです。
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お年寄りが卒園児に手作りのコサージュ贈る
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里の利用者が13日、高遠保育園の卒園児に手作りのコサージュをプレゼントしました。 さくらの里利用者と園児は互いの施設を行き来し歌や劇を披露するなどして交流してきたということです。 コサージュはお年寄りが卒園児26人分を手作りしたものです。 コサージュをつけてもらった園児はお礼に歌を披露していました。 高遠保育園の卒園式は26日に予定されていて式にはコサージュをつけて参加するということです。
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伊那谷アウトドア・自然体験推進連携会議 発足
上伊那地域の高原や里山を観光資源ととらえ活用法について考える「伊那谷アウトドア・自然体験推進連携会議」が発足しました。 12日は、初めての会議が伊那合同庁舎で開かれ、県や市町村、商工団体、アウトドア事業者など、およそ30人が出席しました。 会議では、県が上伊那管内の山岳観光地を紹介した他、出席者がアウトドア事業に関して今後取り組んでいくことや課題などをあげていました。 南信地域のアウトドア団体の代表は、「観光客の取り合いをするのでなく、他団体や自治体と連携しながら進めていきたい」と話していました。 今後は、年に数回会議を開き、気軽に訪れることができる入笠山や萱野高原などの活用法などについて協議していくということです。
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長谷中3年生 ラー油の活用を考える
伊那市長谷の長谷中学校の3年生は、内藤とうがらしから作ったラー油の活用方法を考える調理実習を12日、行いました。 長谷中学校の3年生は、地元でとれる伝統野菜「内藤とうがらし」を栽培し一味唐辛子やラー油を作りました。 調理実習は、自分たちで作ったラー油の活用を考えようと行われました。 12日は、地元で鹿料理を提供している、ざんざ亭の長谷部晃さんに協力してもらい、餃子を作りました。 餃子づくりでは、伊那谷でとれた鹿のすね肉と生徒が家から持ちよった野菜にラー油を混ぜ合わせていました。 ペペロンチーノづくりでは、フランスで料理修行の経験がある伊那市の吉澤藤吾さんが指導にあたり、ソースにラー油が使われました。 この他に、ラー油を使ったミネストローネも作り、出来上がると全員で料理を味わいました。 長谷中学校では、来年度も引き続き地産地消を目指し、内藤とうがらしについて取り組んでいくということです。
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美篶の写真愛好家 大森英明さん写真展
伊那市美篶の写真愛好家大森英明さんの「祭」をテーマにした写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで12日から始まりました。 会場には、上伊那を中心に県内外で撮影した祭りの写真およそ90点が並んでいます。 大森さんは、写真歴30年ほどで、これまで富士山や桜などの風景を撮影してきました。 3年ほど前からは人物に興味を持ち、県内外の祭りに出向いては撮影するようになったということです。 大森さんは、「初めて行く現場がほとんどだったので、テクニックは使わずにきれいに撮ることだけに専念した。いきいきとした表情や躍動感を見てほしい」と話していました。 写真展は18日日曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那中生徒が空き店舗に写真と川柳を展示
伊那市の伊那中学校1年生は、登下校時に撮影した写真とそれにあわせて詠んだ川柳の展示を、12日から中心市街地の空き店舗で始めました。 会場となった島田屋1階には、伊那中1年生の作品およそ120点が展示されています。 伊那中学校では、年に1度放課後に地域を散策して自分たちの住むまちについて学ぶ「道草の日」があります。 1年生は、この時間を利用し通学路などで思いおもいの写真を撮影しました。 また、総合学習で地域活性化に取り組む2年3組の生徒は、この日のために数回にわたり会場の掃除をしてきました。 12日は、1年生全員と2年3組の生徒が参加してオープニングセレモニーが行われました。 また、会場を提供した島田屋の竹村恵利子社長に感謝状が贈られました。 伊那中学校の武田育夫校長は、「上伊那広域連合をはじめ地域の人の協力があって実現できた。生徒達のふるさとへの思いがつまった展示になっているので、足を運んでほしい」と来場を呼び掛けています。 展示会は、26日月曜日まで島田屋1階で開かれています。
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東日本大震災から7年 被災地に思い馳せる
東日本大震災から、今日で丸7年となります。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、伊那地域でも被災地へ思いをはせました。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされました。 伊那市福祉まちづくりセンターでは、災害ボランティア研修会が開かれ、参加者が黙とうを捧げました。 研修会には、災害時のボランティアに興味がある人や、上伊那の社会福祉協議会の職員など、57人が参加しました。 研修会では、東日本大震災発生時に被災地でボランティア受け入れの支援を行った長野県社会福祉協議会の福澤信輔さんが「災害時に知っておきたいこと」と題して話しました。 福澤さんは、「被災地支援の基本は被災者中心・地元主体・協働の3つです。地元主体の支援を今一度考えていきましょう」と話していました。
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貝沼の住民が交流「にじいろサロン」
伊那市富県貝沼の住民がゲームを通して交流を深める「にじいろサロン」が10日、貝沼公民館で開かれました。 にじいろサロンには、幼児からお年寄りまで貝沼の住民45人が参加しました。 わなげやストラックアウト、ボーリングなど4種類のゲームを楽しみました。 にじいろサロンは、世代をこええて交流することで、地域全体で子どもを育てていこうと、貝沼社協「ふれあい」が年に2回開いています。 貝沼社協の埋橋初会長は、「核家族化が進む中、住民が顔を合わせることで、いざという時にも助け合える関係を作っていきたい」と話していました。
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花さんありがとう 感謝伝える
卒業式を前に、伊那市の新山小学校で、6年生を送る会が7日、開かれました。 今年度の卒業生は、竹村花さん一人だけです。 送る会では、在校生37人が竹村さんを拍手で迎えました。 竹村さんは同級生の転校に伴い4年生から一人となりました。 送る会では、学年ごと歌や手品などを発表し、児童たちは「花さんが卒業するのは寂しいです」「児童会を引っ張っていってくれてありがとう」など感謝の気持ちを伝えていました。 5年生は6年間の思い出を振り返るビデオを上映しました。 竹村さんは、お礼に下級生全員の似顔絵が書かれたキーホルダーをプレゼントしていました。 新山小学校の卒業式は、16日に行われることになっています。
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上伊那の松くい虫被害 29年度は減少見込み
上伊那の今年度の松くい虫による被害量は、去年12月末現在3,989立方メートルで、昨年度の同じ時期と比べて536立方メートル減少しました。 これは、8日に伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会で報告されたものです。 今年度の上伊那の松くい虫の被害量は、12月末現在で3,989立方メートルとなっています。 昨年度の同じ時期の被害量は4,525立方メートルで、536立方メートルの減少となりました。 被害量が減少した要因のひとつに、4月から5月にかけて気温の低い日が続き、松を枯らす原因となるマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリの活動開始が遅くなったためだと推測しています。 市町村別の被害量は、伊那市が1,860立方メートル、南箕輪村が720立方メートル、箕輪町が360立方メートルとなっています。 今年度は、8市町村のうち南箕輪村のみで被害量が増えました。 南箕輪村では、去年5月に大芝高原で初めて松くい虫被害が確認されました。 上伊那では、辰野町と箕輪町の境が被害区域の先端となっていて、今後も引き続き市町村間で情報共有しながら対策を進めるとしています。
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1年間で使った針を供養
針仕事を休み、縫い針に感謝する「針供養」が8日、伊那市の常円寺で行われました。 針供養は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会が昭和40年から毎年行っているものです。 この1年で折れたり曲がった針を、こんにゃくに刺して供養しました。 関東では事始めの2月8日に、関西や四国では12月8日に行われていて、上伊那では寒中を避けた3月8日に行われています。 常円寺によりますと、昭和40年当時はおよそ150人が参加していたということですが、現在は和裁士などが減り、20人ほどが参加しています。 上伊那和裁連盟の宮原正子会長は「長年磨いてきた技術を1人でも多くの人に伝えて、和裁の道を広めていきたい。」と挨拶しました。 角田泰隆住職は「使った針に対する念を大切にし、1年でも長く供養が続いていくことを願っています。」と話していました。
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公立高校後期選抜 県内一斉に
公立高校の一般入試にあたる後期選抜試験が県内一斉に7日に始まり、1万1千人余りの受験生が試験に臨んでいます。 上伊那では、全日制、定時制、多部・単位制合わせて8校で行われました。 このうち伊那市の伊那弥生ケ丘高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が会場に向かっていました。 上伊那の公立高校8校には、 960人が志願していて、伊那弥生ケ丘高校では240人の募集に対し264人が志願し倍率は1.10倍となっています。 7日の朝は、学習塾の講師が応援に訪れ、受験生たちにカイロを手渡していました。 県教育委員会によりますと試験は予定通り終了したということで上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 7日は、辰野高校、高遠高校、箕輪進修高校、赤穂高校の定時制で面接試験が行われることになっています。 後期選抜試験の合格発表は16日金曜日となっています。
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さくら祭りを前にしおりの製作
来月1日から伊那市高遠町の高遠城址公園でさくら祭りが始まります。 伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家では、祭りで販売する自主製品「しおり」づくりが行われています。 さくらの家では、タカトオコヒガンザクラを使ったしおりをさくら祭り期間中に販売しています。 しおりには、高遠城址公園で払った枝を早咲きさせた桜を使っています。 乾燥させないよう利用者が毎日4回ほど水をかけるなどして管理をしています。 咲いた桜は、押し花にして10日ほど置きます。 作業は、今月からはじまり、7日も利用者がピンセットを使って桜やつぼみを台紙にのせ、最後にラミネートをかけて完成させていました。 しおりの製作は、利用者の工賃アップにつなげようと平成17年から行われています。 その年の桜が使われていることから土産品として人気で毎年1000枚以上が売れているということです。 しおりは、来月1日から高遠城址公園の高遠閣内のにこにこショップひだまりで1枚200円で販売されます。 他に、タカトオコヒガン桜を使ったフォトフレームや枝で染めたストールも販売することになっていて、さくらの家では、多くの来場を呼び掛けています。
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「三峰川フォーラム」 桜をテーマに河川環境や景観を考える
桜をテーマに河川環境や景観について考える「三峰川フォーラム」が、24日に伊那市内で開かれました。 三峰川フォーラムは河川環境の保護活動を行っている伊那市の市民団体「三峰川みらい会議」が毎年この時期に開いているもので、今年で18回目になります。 今年のフォーラムは、桜をテーマに行われました。 基調講演では、長野市の元ジャイカシニアボランティア、菅谷行博さんが「ブラジルの桜」について講演しました。 菅谷さんは去年、ブラジル・サンパウロ市の桜の調査で現地を訪れました。 サンパウロ市にある公園には、1977年に日本からの移民が始まってから70年を記念して桜が植えられたのがきっかけとなり、桜の公園として親しまれてきたという事です。 菅谷さんは「日系ブラジル人によって日本の伝統が現地で受け継がれてきた。とくに桜は日本を思い出し郷愁を覚えるものだったと思う」と話していました。 三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「景観を考える上で桜は外せないものなので、桜を含めて三峰川流域の自然環境と景観を考え活動していきたい」と話していました。
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二十四節気 啓蟄
7日は二十四節気のひとつ、啓蟄です。 冬ごもりしていた虫が、暖まった大地から出てくる頃とされています。 この日の伊那地域の日中の最高気温は、2月中旬並みの6.7度で、寒い啓蟄となりました。 伊那市前原の唐木隆夫さん宅では、スイセンやふきのとうが徐々に顔を出し、春の訪れを告げています。
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グリーンファーム 蘭展
100種類を超える蘭の花が楽しめる、第16回蘭展が伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで開かれています。 会場には、100種類以上、3,000鉢の蘭が展示販売されています。 贈答用に人気のあるコチョウラン、初心者でも育てやすいカトレアなど定番の品種のほかに、根が外に出た状態で育つ「バンダ」という珍しい品種もあります。 箕輪町の愛好者でつくる洋らんの花を楽しむ会のメンバーの作品も展示されていて、会場で育て方もアドバイスしています。 グリーンファームでは「ここまで多くの品種を見ることができる機会はめったにないので、ぜひ足を運んでほしい」と話していました。 蘭展は、11日(日)まで、伊那市ますみヶ丘のグリーンファームで開かれています。 土曜日と日曜日の午後1時からは、育て方の講習会が開かれます。
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森のこえ 完成記念イベント
伊那市のプロモーション映像イーナ・ムービーズの最新作「森のこえ」の完成記念イベントが、4日に伊那市のいなっせで開かれました。 記念イベントでは、監督の柘植伊佐夫さんと作曲家で音楽担当の天山さんが伊那の森の魅力や制作の舞台裏について話をました。 最新作「森のこえ」は、伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンの取り組みをテーマに制作しました。 市内在住の高校生らが「火」、「水」、「土」、「木」の妖精に扮して登場し、森のある暮らしやエネルギーの循環などを表現しています。 無料動画共有サイトYouTubeの再生回数は、今年1月24日から3月3日までに92万回を超えています。 イベントでは、森のこえのテーマ曲を歌った長谷小学校6年生が、歌声を披露しました。 PR動画の効果について市では、「2年前と比べて人の流出が減り特に首都圏からの転入者が増えている。今後も伊那の魅力を様々な形でPRしていきたい」と話していました。
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撮るちゃんクラブ写真展
上伊那医療生協の組合員の写真サークル「撮るちゃんクラブ」の作品展が南箕輪村の大芝の湯で開かれています。 作品展は、年に4回開かれていてテーマは決めずお気に入りの一枚を展示しています。 今回は、会員10人が上伊那や旅先で撮影した作品を中心に13点が飾られています。 撮るちゃんクラブによる作品展は3月いっぱい南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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林野火災多発 注意呼びかけ
上伊那地域では、空気が乾燥し風の強い日が続いていることから火災が多く発生しています。 土手焼きの火が燃え広がるなどしておきた林野火災は、今年に入って4件発生していて、焼失面積はすでに去年の2倍以上となっています。 5日は、3月1日から始まった春の山火事予防運動実施期間に合わせて、山火事予防を呼びかけるパレードが行われました。 上伊那では、去年1年間に4件の林野火災が発生し、およそ3,000平方メートルの被害がありました。 今年は5日までに、4件、被害面積は倍以上のおよそ8,000平方メートルとなっています。 上伊那地域振興局では、消防防災ヘリコプターの運行再開は、早くても4月下旬になる見込みだとして、「近隣県に応援を要請するようなことのないよう山火事予防意識の啓発を図っていく」としています。 上伊那広域消防本部では、たき火を行う際は、必ず消防署に連絡を入れるよう呼びかけています。 また、消火用具がない人には貸し出しを行っているということです。
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女性対象の合同企業説明会
子育て中の女性を対象とした合同企業説明会が伊那市のいなっせで5日、開かれました。 長野県と県労働局、就職支援などを手掛ける会社「イーキュア」が女性の再就職を支援しようと、県内各地で合同企業説明会を開いています。 説明会は県内7会場で開かれていて、伊那地域では今回2回目です。 5日は採用に前向きな上伊那の製造業やサービス業など28社が参加しました。 県によりますと、育児をしながら働きたいと考えている母親が増えていて、また子育てを応援する企業も多くなってきているということです。 5日は、子育て中の20代から40代の女性71人が訪れ、採用担当者から仕事内容や職場の様子などを聞いていました。 イーキュアによりますと昨年度、県内全体の合同企業説明会の参加者のおよそ3割が就職に繋がっているということです。