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まほらいな市民大学15期生 71人が修了
まほらいな市民大学15期生の修了証書授与式が26日、伊那市のいなっせで行われました。 この日は、学長の白鳥孝市長から修了生1人1人に修了証書が手渡されました。 今年度修了したのは、男性12人女性59人の、合わせて71人で、最高齢は85歳の女性です。 まほらいな市民大学では、健康や歴史、ウォーキングや寺社巡りなど、2年間で50講座が開かれました。 今回修了した15期生と1年間一緒に学んだ16期生を代表して福沢勉さんは「市民大学で学んだ多くの知識と、ここで得た仲間を大切に卒業後も地域のために活躍されることを期待しています」と送る言葉を述べました。 修了生を代表して山﨑隆男さんが答辞を述べました。 式の最後には、全員で伊那市の歌を歌い、修了を祝いました。
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町で収穫祭と産業物産展
みのわ食でつながる収穫祭と町産業物産展が28日、箕輪町の地域交流広場などで行われました。 収穫祭は農業団体などでつくる実行委員会が箕輪町ならではの農畜産物をPRしようと行ったものです。 町内の農業団体が新鮮野菜や果物を販売するコーナーでは訪れた人たちが試食をして味を確かめてから購入していました。 今年度から箕輪町に移り住んでいる地域おこし協力隊のテントも設置され地元の農畜産物のPRに一役かっていました。 米か米粉を使ったアイデア料理コンテストには大阪から参加した高校生が米粉のたこやきを出品しました。 たこやきの中には、野沢菜の漬物やそばの実をゆでたものを入れ信州らしさを演出しコンテストで優秀賞を受賞しました。 一方、町商工会主催の産業物産展には町内およそ50の企業が出展しました。 産業物産展では箕輪進修高校と出展者の共同企画で箕輪進修高校野球部の生徒15人が製品説明を体験しました。 これは高校生に地元の企業を知ってもらおうと行われたもので高校生たちは担当する企業の製品について学んできたということです。 収穫祭の実行委員会と商工会では「連携事業を進めることで町の農商工の魅力アップにつなげていきたい。」と話していました。
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ジオツアー 南アルプスの地質を見学
伊那市で開催されている日本ジオパーク南アルプス大会。 3日目の29日は南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 日本ジオパーク南アルプス大会は貴重な地質や地形などの地質遺産がありジオパークに認定されている地域が集まり27日から開かれています。 これまでに講演会やイベントなどが行われ大会3日目の29日は参加者が南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 林道バスに乗り北沢峠に向かうコースでは途中の見所で参加者がバスを降りジオガイドの説明を熱心に聞いていました。 山の石が白く露出している幕岩が見える場所では、南アルプスが石灰岩でできていて今も年間4ミリ隆起していることなどが説明されていました。 また標高1590メートルの仏像構造線では断層が九州まで続いていて断層を境に岩の種類が違っていることが説明されていました。 伊那市によりますと大会には3日間で延べ6100人が参加したということでジオパークの魅力発信など今後の活動の充実につなげていきたいとしています。
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御嶽山噴火 ジオ大会参加者がいち早く報告
28日にいなっせで行われた日本ジオパーク南アルプス大会のパネルディスカッションで、九州大学地震火山観測研究センターの松島健准教授は、御嶽山の噴火について、予知は難しかったと話しました。 松島さんは、ジオパーク大会に参加するため、島原半島ジオパーク協議会の一員として伊那に来ていました。 噴火直後の27日、開会式会場の伊那文化会館から木曽に向かい、現地災害対策本部で情報を収集しました。 28日午後にいなっせで行われたパネルディスカッションの会場で、噴火は水蒸気爆発で予知は難しい状況だったと参加者に話しました。 気象庁火山噴火予知連絡協議会は、28日夜、噴火は水蒸気爆発だったことや前兆を把握することは困難とするなどの見解をまとめています。
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荒井神社土俵開き 小学生が力強い取組
伊那市の荒井神社の土俵開きが28日行われ、伊那小学校の相撲クラブのメンバーが力強い取り組みを見せていました。 28日は、荒井区や神社の関係者など70人が出席し新たに完成した土俵でのケガなどが無い事を祈り神事が行われました。 神事が終わると、伊那小の児童が模範稽古を行い、力強い取り組みを見せていました。 荒井神社では来月の例大祭で奉納相撲が行われる予定です。
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ジオきゃら大会盛り上げ
ジオパーク全国大会2日目。28日は各地のジオパーク地域内で宣伝活動をしているキャラクターが伊那市の中心市街地をパレードし全国大会を盛り上げました。 中心市街地をパレードするのは、全国各地で地域のジオパークをPRするジオきゃら16体です。 高知県の室戸世界ジオパークのキャラクターで頭が地元の地層の作りをモチーフにしています。 ジオきゃら16体がセントラルパークに集まると会場では集まった人たちが携帯やカメラで撮影をしていました。 中心市街地ではこの他に鹿肉を使った料理や伊那谷の地質図をモチーフにしたTシャツなどの販売するテントが並び、訪れた人達は足を止め買い求めていました。 29日は南アルプスを巡るジ葉オツアーが伊那市や飯田市などで行われます。
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赤そば花まつり 28日まで
赤そばの花が見ごろとなっている箕輪町上古田で打ち立てのそばを振舞う赤そば花まつりが27日と28の2日間行われています。 赤そば花まつりは、花を見に来た人にそばを味わってもらおうと、毎年花が見ごろの時期に行われています。 27日は、普通のそばと赤そばの2種類合わせて900食が用意されました。 期間中、述べ350人の区民有志が、そば打ち班や茹で班など5つのグループに分かれ作業を行います。 27日は、10時のまつり開始直後からオーダーが次々と入っていました。 訪れた人たちは、打ち立てのそばを味わっていました。 中には、2種類のそばを注文し食べ比べている人もいました。
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ジオパーク全国大会 はじまる
日本ジオパーク南アルプス大会が今日から始まりました。 期間中、伊那市を主会場にトークセッションやジオツアーなどが行われ、延べ1,600人が参加します。 オープニングセレモニーでは、大鹿歌舞伎保存会が演目を披露しました。 大会では、実行委員長の白鳥孝伊那市長が挨拶しました。 また、新たに日本ジオパークに認定された4つの地域に認定証が手渡されました。 ジオパークは、科学的・文化的に貴重な地質遺産を持つ自然公園です。 日本では現在この4地域を含め、36の地域が認定されている他、17の地域が認定を目指しています。 今年で5回目となるジオパーク全国大会は、ジオパークの魅力や取組を共有することを目的に開かれています。 式典の後、ノンフィクション作家で探検家の角幡唯介さんによる基調講演が行われました。 角幡さんは、新聞社を退職後チベットの未開の地を歩くなど探検家として活動していて、冬には南アルプスでトレーニングを行うこともあるということです。 27日は「山と冒険」と題し、探検家を目指したきっかけや南アルプスに対する思いを話しました。 28日は、商店街を中心にトークセッションや体験イベントが、29日は南アルプスに関係する4市町村を回るジオツアーが予定されています。
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信州みのわ山野草クラブ 秋の展示会
箕輪町の「信州みのわ山野草クラブ」の秋の展示会が、27日と28日の2日間木下公民館で開かれます。 会場には、会員14人の作品200点が並んでいます。 8月の天候不良の影響で花や葉の生育が心配され、会員がいつも以上に手入れや管理を行ったということです。 秋の展示は実をつけたものや、赤そばなど色を楽しむのも一つだということです。 信州みのわ山野草クラブの秋の展示会は27日と28日の2日間箕輪町の木下公民館で開かれます。
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南箕輪村北原に太陽光パネルを設置したメガソーラー建設
南箕輪村北原に、およそ1万2千枚の太陽光パネルを設置したメガソーラーが建設されました。 太陽光パネルを設置したのは、東京都に本社を置き、石油添加剤などの販売を行う「日本ケミカルズ販売株式会社」です。 26日は、事業者や村関係者などおよそ80人がテープカットで竣工を祝いました。 日本ケミカルズの所有地およそ3万4千平方メートルには、およそ1万2千枚の太陽光パネルが設置されています。 これは、上伊那最大規模だということで、1日450世帯の電力を賄うことができます。 南箕輪村出身の松澤要代表取締役は、「故郷で竣工できたことは感無量。自然豊かな土地で地球と人に優しい再生エネルギーを活用して地域の人のために役立てていきたい」と挨拶しました。
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「南アルプス戸台口」をPRへ看板設置
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会を前に、南アルプス北部の登山口の呼称「南アルプス 戸台口」をピーアールする看板の設置が25日、行われました。 この日は、長谷地域自治区地域協議会の西村美里会長らが伊那市長谷の戸台口から林道バス営業所までの市道に看板10枚を設置しました。 設置された看板は、縦150センチ、横40センチの大きさです。 夜間でも目立つように、文字には反射材が使われ、風の影響を受けづらいようメッシュ地となっています。 南アルプス北部地区の登山口は昭和40年代までは長谷村の戸台と呼ばれていました。 現在は、仙流荘があるところというあいまいな表現になっていることから、長野県側の登山口として知名度アップを図ろうと市では、呼称を「南アルプス戸台口」とすることを決めました。 伊那市では今後PRグッズなどをつくり、全国へと発信していきたいとしています。
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美和湖周辺の2つの露頭名称発表
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会のプレイベントとして、美和湖周辺で中央構造線が確認できる2つの新たな露頭の紹介と名称の発表が行われました。 25日は、伊那市長谷の長谷公民館で新たな2つの露頭の紹介と名称の発表が行われました。 イベントには中央構造線について学習し名称を検討してきた長谷中学校の生徒も参加しました。 新たに露頭が確認できるようになったのは、長谷中学校北側と長谷総合グラウンド南側です。 長谷中学校北側は、溝口露頭と同じ状況が東西逆に確認できます。 こちらは「溝口北露頭」と名付けられました。 長谷総合グラウンド南側は、溝口北露頭と対岸にあり、こちらも中央構造線を確認することができます。 こちらは「非持露頭」と名付けられました。 名称は、場所が特定できるものとすること、既存の溝口露頭との統一感があるなどの要件を満たすもの選ばれました。 今日は現地見学会も開かれ、参加者が整備された露頭を見て回りました。 今回、国土交通省の協力があり、土砂が除去され、周辺が整備されたため、露頭がはっきりと確認できるようになりました。 イベントでは、これまでの経過の説明などがありました。
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上伊那農業高校「上農丼」ジオパーク大会期間中に販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒がつくるシカ肉を使った「上農丼」が、ジオパーク全国大会期間中の28日に販売されます。 25日は上伊那農業高校で、「上農丼」がお披露目されました。 「上農丼」は、有害鳥獣についてクラブ活動で学んでいる生徒が企画し、試行錯誤を重ねて作りました。 南アルプスの地層をイメージしていて、4層になっています。 メインのシカ肉は、ニンニクや唐辛子などで味付けがされていて、臭みがありません。 シカ肉以外の米、たまねぎ、アマランサスは、全て上農産のものを使っています。 「上農丼」は、日本ジオパーク全国大会期間中の28日に、1食500円100食限定で、伊那市の通り町商店街の特設店舗で販売されます。
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劇団伊那舞台27日にアトリエ公演
劇団伊那舞台のアトリエ公演が、27日(土)に行われます。 劇団伊那舞台のアトリエは、伊那市通町第一ビルの地下1階にあります。 普段稽古に使っている場所で、今回は、そのアトリエを舞台にして公演を行います。 23日夜も、メンバーが集まり、熱の入った稽古を行っていました。 今回上演するのは、三島由紀夫原作の「真珠」を、伊那舞台の冨田 絵実さんが、脚色したものです。 物語は、真珠の指輪を身に着けた女性の誕生日パーティから始まります。 参加したのは上流階級の4人の女性たち。 しかしパーティで真珠がなくなってしまいます。 真珠を食べてしまったという女性。嫌っている女性に罪を擦り付けようとする女性など、5人それぞれに思惑があり、ストーリーが展開していきます。 劇団伊那舞台の公演「真珠」は、27日(土)に、午前11時、午後3時30分、午後8時からの3回、伊那市通町の第一ビル地下1階で行われます。
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新山にアサギマダラ飛来
伊那市新山の休耕田に、南方から渡りをする珍しい蝶、「アサギマダラ」が飛来しています。 新山和手の70アールの休耕田では、アサギマダラが蜜を吸うフジバカマが植えられています。 フジバカマは、環境省の準絶滅危惧種に指定されていて、アサギマダラを呼ぼうと活動している箕輪町上古田から譲り受けました。 植えたのは新山の住民有志で作る三界山(みつがいさん)登山道整備隊のメンバーです。 6月に植えたフジバカマは花をつけ、10日ほど前にアサギマダラの飛来が確認されました。 アサギマダラは晴天の日に、目にすることができるということです。
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きのこ鑑別相談はじまる
きのこ狩りのシーズンとなり伊那保健福祉事務所は22日から、きのこ鑑別相談の受付を始めました。 きのこ狩りのシーズンが本番となりました。 伊那市長谷のガラス工芸作家江副行昭さんの工房の裏山にもいくつかのきのこが顔を出しています。 江副さんはきのこにあまり詳しくないということで食べられるかどうかはいつも地元の友人に訪ねているということです。 きのこ鑑別相談は食中毒を予防しようと伊那保健福祉事務所が行っているものです。 鑑別するのは県きのこ衛生指導員で持ち込まれたきのこを食べることができるかどうかアドバイスしていました。 県では「知らないきのこは採らず絶対に食べないでほしい」と呼びかけています。 きのこ鑑別相談は日時指定で伊那保健福祉事務所(76-6839)で行われています。
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秋の全国交通安全運動 ドライバーに呼びかけ
秋の全国交通安全運動が21日から始まっています。 22日は伊那市役所前に交通指導所が設けられ、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 22日は伊那市や伊那市交通安全協会、伊那警察署、佐川急便などからおよそ100人が参加し、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 運動の基本は、「子どもと高齢者の交通事故防止」です。 今年の伊那署管内の交通事故の数は291件で、去年の同じ時期に比べて24件減っています。 死亡事故は1件で、去年の同じ時期に比べ3件少なくなっています。 伊那警察署の小山満彦署長は、「今年は高齢者・歩行者が絡む事故や、飲酒運転に関わる事故が多い。住民に事故防止を再認識してもらえるよう取り組んでほしい」と話していました。 秋の全国交通安全運動は30日までとなっています。
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上古田でヘブンリーブルー見頃
箕輪町上古田の遊休農地で、青いアサガオ・ヘブンリーブルーが見ごろを迎えています。 16アールの遊休農地には、およそ500本のアサガオが植えられ、今見ごろを迎えています。 上古田の農家でつくるこれからの農業林業を考えるEグループが地域活性化につなげようと育てているもので、今年で10年目です。 今年は5月に気温が高かった影響で、見ごろが半月ほど遅くなったということです。 唐澤光範代表は、「近くには赤そばの里もあるので、ぜひみにきてほしい」と話していました。 見ごろは10月中旬頃までだということです。
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萱野高原でマグロの解体ショー
高原で海の幸を楽しんでもらおうと21日、箕輪町の萱野高原で、マグロの解体ショーが行われました。 今年で10回を数えるマグロの解体ショーには、上伊那を中心におよそ50人が集まりました。 解体されたのは、19日(金)に宮城県沖で水揚げされた体長約1メートル、重さ50キロのメバチマグロです。 刺身でおよそ250人分が取れるということです。 以前、農協で魚をさばいていた大槻重昌さんが、出刃包丁一本でマグロを切り分けていくと、集まった人達は興味深げに見ていました。 マグロの解体ショーは、信州かやの山荘を管理する親山海(しんざんかい)クラブが開いていて、秋の恒例行事となっています。 20分程でマグロは頭やカマ、身の部分に切り分けられ、市場の半値程の価格で売られていました。 集まった人たちは、試食用に用意された中落ち部分を味わっていました。 この日はキノコ汁も無料で振舞われ、訪れた人たちは海の幸と山の幸の両方を味わっていました。
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芋焼酎の原料のサツマイモ 収穫作業はじまる
芋焼酎に使うサツマイモの収穫作業が、19日から南箕輪村北殿の畑で始まりました。 この日は、南箕輪村の住民有志でつくる「いも焼酎南箕輪会」の会員14人が、焼酎の原料となるサツマイモ「コガネセンガン」の収穫作業を行いました。 会のメンバーは、9年前からサツマイモを育てていて、飯田市や佐久市の酒造メーカーに出荷しています。 この日はおよそ2トン収穫し、出荷した後、3月に「黄金(こがね)の波」という品名で会員を中心に販売されます。 また、10月に収穫する予定の芋は、飯田市の酒造メーカーに出荷した後、南箕輪村のオリジナル焼酎「大芝の華」として、12月初旬から店頭に並ぶ予定です。 唐澤喜廣会長は「天候不順で芋の成長を心配したが、順調に育ち美味しいお酒になるように期待しています」と話していました。
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上伊那の多くの小学校で運動会
上伊那の多くの小学校で20日、運動会が行われました。 このうち伊那市の西春近北小学校では、赤組、白組にわかれ様々な種目で得点を競っていました。 子供たちは、保護者達の声援をうけながら元気に体を動かしていました。
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高遠寒ざらしそば 初提供
江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる「寒ざらしそば」が20日から4日間限定で伊那市高遠町のそば店で提供されています。 旧高遠町時代に、商品化を目指す動きがありましたが途絶えてしまい、3年前から高遠そば組合が復活を目指し活動してきました。 寒ざらしそばは、大寒の頃、殻のついたままのそばの実を冷たい水や清流に浸します。 立春に水から引き揚げ寒風にさらして乾燥させてからそば粉にする手打ちそばで、あくが取れて甘みが増すといわれています。 江戸時代にそばの実を保存するために始まった技法とされています。 20日から23日まで高遠町のそば店、華留運、ますや、壱刻の3店で「寒ざらしそば」が提供されています。 各店限定100食で、値段は1人前1000円です。 壱刻では昼時になると観光客らが訪れ、多くの人が寒ざらしそばを注文していました。 高遠そば組合では、今後も寒ざらしそばの研究をさらに進めていきたいとしています。 寒ざらしそばは、23日まで町内3つのそば店で味わえます。
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書家 池上信子さん作品展
伊那市日影の書家、池上信子さんの作品展が、伊那市荒井のコミュニティー・カフェ・セジュールで開かれています。 作品展には、俳人井上井月の句を書いた短冊や、かるたなど、およそ20点が展示されています。 作品は、池上さんが井月の句の中から選び、筆で流れるような書体で書いています。 池上さんは「最近は書くだけでなく、句の意味を理解し、その句にあった書き方を心がけている」と話していました。 23日(火)には、来場者のお気に入りの句をその場で揮毫してくれるイベントが開かれることになっています。 池上信子さんの作品展は、25日(木)まで、伊那市荒井のコミュニティー・カフェ・セジュールで開かれています。
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ドイツ在住 加藤夫妻の作品展
ドイツ在住で彫刻家の加藤邦彦さんと、画家の妻、温子さん夫妻の、「ふたつの世界」の作品展が20日から、信州高遠美術館で開かれています。 オープニングセレモニーには加藤さん夫妻を初め、関係者およそ100人が集まりました。 二人は共に、愛知県出身で愛知県立芸術大学卒業後、1976年にドイツに移住し、自然をテーマに作品を制作しています。 2009年には、二人揃って外務大臣表彰を受賞し、国内外で活躍しています。 彫刻家の邦彦さんは石彫と木彫を専門としていて、「生き物」などの立体作品を制作。 画家の温子さんは、自然界の様々な形を絵画にしています。 会場には、高さ2mを超える大きな木彫作品や壁に掛ける石版画など123点が並んでいます。 作品展「ふたつの世界」には、二人の世界観と、日本とドイツの文化の繋がりを表現したいの思いが込められているということです。 セレモニーで松田泰俊伊那市教育委員長は「日本とドイツの架け橋となる二人の作品展を、伊那市で開くことができて嬉しい」と感謝していました。 加藤邦彦さんと、温子さんの作品展「ふたつの世界」は、10月29日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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本の町に 高遠ブックフェス
本を使った観光イベント「高遠ブックフェスティバル」が20日から伊那市高遠町で始まりました。 これは、地元住民でつくる本の町高遠プロジェクトが高遠を本の街にしようと、毎年開催しています。 中心商店街にある旧北条ストアーでは、古本市が開かれ、文学や哲学など様々なジャンルの本、およそ5000点が並べられ、訪れた人たちは品定めをしながら買い求めていました。 また、中心商店街の20店舗では、本棚が置かれ、誰でも手に本を取って読んだり買ったりすることができます。 プロジェクトでは、これまで売り上げを義援金として被災地へ贈っていましたが、今年は、本を購入し贈るということです。 高遠ブックフェスティバルは23日まで行われることになっていて、期間中に音楽とコラボしたイベントなどを予定しています。
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狐島区の史跡 散歩コースで結ぶ
伊那市の狐島区は、区内にある史跡を盛り込んだ散策コースをパンフレットにしました。 パンフレットは上空からの写真や区内4か所の史跡の案内、それを結ぶ散策コースが紹介されています。 市の地域づくり活動支援金を活用しました。 史跡を結ぶ道路には愛称がつけられ、散策コースは2つのルートが設定されています。 北原正義区長は「若い人にも活用してもらい地域を再発見するきっかけにしてほしい」と話しています。 狐島区では、これから道路標識などを設置し、28日に案内看板の序幕式を行うことにしています。
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自然と人との間に憲法をつくることが求められている
森林や防災に詳しい辰野町の元信州大学農学部教授の山寺喜成さんは、19日辰野町で講演し、「自然と人の間に憲法をつくることが求められている」と話ました。 山寺さんの専門は、自然修復再生学。 生まれ育った辰野町の沢底地区で農山村を災害から守る会のリーダーとして独自のハザードマップ作成などに取り組んでいます。 講演では、里山の持つ意義や崩壊のメカニズム、地下深くに根を下ろす直根の防災面での大切さ を紹介。 自然を理解する自然科学を研究し、自然と人との憲法をつくることが必要だと訴えました。 南木曽や広島での土砂災害も独自の視点から分析し、現在の防災体制の在り方に警鐘を鳴らします。 さらに現在各市町村が作成している防災マップの問題点を指摘し、次のように話ました。 「災害発生場所だけでなく、引き起こす場所も明記しないと意味がない」 平成18年豪雨の際には、自宅近くの裏山が崩れ、身をもって土砂崩落の危険性を体験している山寺さん。 一言一言が訪れた人たちの心に届いているようでした。
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箕輪町が交通死亡事故ゼロ500日を達成
去年2月22日から交通死亡事故ゼロ500日を達成した箕輪町に、長野県交通安全運動推進本部から18日、表彰状が贈られました。 伊那合同庁舎で伝達式が行われ、交通死亡事故ゼロ500日を達成した箕輪町と辰野町に、表彰状が送られました。 箕輪町では、去年2月に立て続けに3件の交通死亡事故が発生し非常事態宣言を発令しました。 これを受け町交通安全推進協議会では、交通安全を呼びかけるタスキを町内全戸に回すタスキリレーを実施するなど、事故防止に努めてきました。 平澤豊満町長は「安心・安全の町として1,000日を目指して頑張っていきたい」と挨拶しました。 なお、上伊那の市町村別の交通死亡事故ゼロ継続日数で、一番長いのが宮田 村の894日、次いで南箕輪村の781日となっています。
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「山と街をつなぐ」ホームページを開設
山と自然を活用した地域活性化を目指す「アルプス伊那活性化プロジェクト実行委員会」は、山岳観光に訪れた人に飲食店などを紹介し伊那の街をPRするHPを立ち上げました。 18日、タウンステーション伊那まちで実行員会のメンバーが記者会見を開き、概要を説明しました。 アルプス伊那活性化プロジェクト実行委員会の公式HPから「まち」の情報をクリックすると伊那市の中心市街地の飲食店を紹介するページが開きます。 18日現在閲覧する事ができるのは4店舗ですが、来週末のジオパーク全国大会までには20から30店舗の情報を掲載する予定です。 実行委員会では、山と街をつなげるため、市民が県外の人に自慢できる店の情報提供を呼びかけています。飲食店の情報は、実行委員会の公式フェイスブックで募集しています。 今後は、伊那谷のアウトドアスポットやイベントを掲載し、様々な情報の入り口となるポータルサイトを目指すということです。 アルプス伊那活性化プロジェクト実行委員会ホームページURL http://asttal.com/
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大きな地蜂の巣の作り方を視察
全国の地蜂の愛好家でつくる全国地蜂連合会のメンバーが13日、伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉さん宅を訪れ、大きな巣の作り方を視察しました。 13日は、県内のほか山梨県や愛知県から愛好家およそ20人が小木曽さん宅を訪れました。 大きな巣の育て方の参考にしようと、伊那市地蜂コンテストでも優勝経験がある小木曽さん宅を訪れました。 小木曽さん宅には現在10個の巣箱があり、エサには鶏肉と鹿肉をミキサーにかけたものを使っているということです。 小木曽さんは、「採取する時に、お尻の部分が長く、高く遠くへ飛ぶ、良い蜂がいる巣を選ぶことがポイント」と話していました。 参加者らは、採取の仕方や、巣箱の作り方について和気あいあいと学んでいました。