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伊那市観光株式会社 220万円黒字
伊那市観光株式会社の昨年度の売上高は、およそ9億3,300万円で前の年度より800万円減少しましたが、人件費や固定経費の削減などにより営業利益は370万円の赤字から220万円の黒字となりました。
27日は、伊那市観光株式会社の株主総会が伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
前の年度と比べて売上高が減少した主な施設の減少額は、羽広荘が1,870万円、入野谷が790万円、仙流荘が400万円などとなっています。
羽広荘の減少の理由として、スポーツ合宿の利用が少なかったことや、月々の利用客が減少したためとみています。
高遠さくらホテルはおよそ160万円の赤字でしたが、テレビドラマの撮影の効果や食事メニューの改善などにより、前の年度より売り上げを1,900万円伸ばしています。
伊那市観光株式会社では今年度、前年度比3%の売り上げアップを各施設が目標にかかげ、信州そば発祥の地として「そばプラン」の実施やオフ期の貸し切りプランなどを計画しています。 -
瑞雲墨志会の生徒による作品展
上伊那の8つの水墨画教室でつくる瑞雲墨志会の生徒による作品展が、27日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
伊那市、駒ヶ根市、箕輪町、飯島町、宮田村にある8つの教室の生徒36人が、一人一作品を展示しています。
作品は、地元の景色を題材にしたものが中心です。
瑞雲墨志会の指導をしていた下平瑞雲さんは、一昨年の10月、86歳で亡くなりました。
現在は、宮田村に住む増田瑞雪さんがあとを継いでいます。瑞雲さんの言葉をいつも心にとめて制作や、指導をしているということです。
ぼかしの技法を得意としていた瑞雲さんの技術を引き継ぎ、瑞雪さんも、作品のどこかに必ずぼかしをいれることにしているということです。
瑞雲墨志会展は、30日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
消防署員 天竜川で水難救助訓練
伊那消防署は、河川の急激な増水などによる水難事故を想定し、27日、天竜川で水難救助訓練を行いました。
27日は、消防署の救助隊7人が伊那市役所近くにかかる平成大橋付近で訓練を行いました。
行ったのは、ボートを使った訓練、消火につかうホースに空気を入れて浮き輪代わりにして救助する訓練、体にロープを結びつけて川に飛び込み、抱きかかえて岸まで寄せる訓練です。
伊那消防署では、平成23年度に、水難救助用ボートと、水に入ってもぬれないドライスーツ5着を新たに導入しました。
そのため、去年から、水に入っての訓練ができるようになりました。
消火に使うホースを使った訓練では、平成大橋の上からホースを落として、指揮者の指示にあわせて、川岸に引き寄せるなど手際よく救助活動をしていました。
伊那消防署によると、去年1年間は、水難救助件数はゼロ、一昨年は2件発生したということです。 -
箕輪町で戦没者慰霊祭
太平洋戦争などで犠牲になった人の霊を慰める箕輪町戦没者慰霊祭が27日、町の文化センターで行われました。
戦没者慰霊祭は箕輪町社会福祉協議会と町が毎年行っているもので、この日は遺族や関係者らおよそ120人が出席し、戦没者に黙とうを捧げました。
箕輪町では、西南戦争から太平洋戦争までで602人がその犠牲となっています。
箕輪町社会福祉協議会の伊藤皖之会長は「豊かな今日は戦争で命を落とした英霊のおかげ。多くの教訓を心に刻み町民全員が前進できるように努めたい」と挨拶しました。
出席者は花を手向け、手を合わせていました。
箕輪町遺族会では、「尊き命が失われた戦争の悲惨さを次の世代に継承していきたい」と話しました。 -
あるしん市町村に車いす寄贈
アルプス中央信用金庫が合併10周年を記念して、伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村に車いすを贈りました。
26日は伊那市のプリエ・キャスレードで第63期総代会と懇親会が開かれ、懇親会の中で大澤一郎理事長から各市町村の出席者に目録が手渡されました。
あるしんは平成15年に伊那信用金庫と赤穂信用金庫が合併して発足しました。
今年は合併から10周年目を迎え、今回はその記念事業として車いすを寄贈しました。
贈られた車いすは管内の9市町村に合計31台で、そのうち伊那市には5台、箕輪町と南箕輪村には3台ずつとなっています。
車いすは、高齢者への貸し出し等に活用されるということです。 -
第16回日本墨絵展開催
県内を中心に活動する日本墨絵会の、第16回墨絵展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町松島の赤羽玉珠さんの作品「渓聲」が伊那市長賞に選ばれています。
赤羽さんの作品は、奥蓼科温泉郷にある横谷峡の滝を描きました。
今回、会場には103点が展示されています。
そのうち27点は日本墨絵会に大きな功績があった飯田市出身の吉澤玉昌さんの作品と、吉澤さんの死を悼む会員の作品です。
吉澤さんは25年にわたり各地で水墨画を指導してきましたが、去年82歳で亡くなっています。
第16回日本墨絵展は、30日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
深妙寺アジサイ7分咲き
26日の伊那地域は、朝から雨が降る梅雨らしい天気となりました。アジサイ寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、現在7部咲きとなっていて訪れた人達の目を楽しませています。
深妙寺には170種類、2千5百株のアジサイが植えられています。
現住職重盛快典(かいてん)さんの母、故・登美子さんが30年ほど前から植え始めたもので、現在は住職が引き継ぎ、檀家の協力を得ながら管理しています。
境内には、33体の観音像が配置されていて、観音像を巡りながらアジサイを楽しむことが出来きます。
重盛住職は、「ここにきて雨の日が続き花も元気になっている。雨に合うアジサイを愛でて、わびさびを感じてもらいたい」と話していました。
花の見ごろは7月中旬までで、今週末からは、お茶や菓子の無料サービスも行われるという事です。 -
行ってよかった日本の城 全国8位
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の行ってよかった日本の城2013で、高遠城址公園が全国8位に選ばれました。
これは、世界規模の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が、旅行者の投稿した口コミを基に独自の計算方法でランキングしたものです。
ランキングでは、高遠城址公園が8位に選ばれました。
1位には熊本県の熊本城が選ばれた他、松本城が4位に入っています。
地域別では、高遠城址公園は東日本で2位となっています。
伊那市では「来てくれた方が満足してくれることが1番。これからも城址公園の魅力を全国に発信していきたい」と話していました。 -
伊那西高生が沢渡駅を清掃
今年の4月から無人化となったJR飯田線の沢渡駅を綺麗にしようと、伊那西高校の生徒が25日、沢渡駅を清掃しました。
清掃は伊那西高校の生徒達が最寄りの駅が無人化となったことを受け、自分達でできることをやろうと実施したものです。
この日は伊那西高校の生徒と沢渡駅近くの伊那金属株式会社の平澤泰斗さんら14人が駅周辺をほうきで掃くなどしていました。
以前から駅周辺の清掃をしていた平澤さんのアドバイスにより、ほうきで蜘蛛の巣を取ったり汚れた窓の掃除をしました。
伊那西高校では、今後も沢渡駅の清掃を毎週火曜日に行うことにしています。 -
第26回反核平和の火リレー
原爆や原発のない平和な未来を願う反核平和の火リレー25日、伊那市から辰野町まで行われました。
これは県平和友好祭実行委員会が毎年行っているもので、今年で26回目です。
ランナーは、平和の火を手に箕輪町役場に到着しました。
県平和友好祭実行委員会から脱原発などを訴えた要請書が平澤豊満町長に手渡されました。
平澤町長は「核のない平和な未来を望む皆さんの熱き思いが伝わるよう頑張ってください」と話しました。
このリレーは3日に東御市をスタートして、28日に佐久地区でゴールとなります。 -
土屋豊さん石関芋平さん二人展
東御市出身で伊那市長谷に工房を構える土屋豊さんと上田市在住の石関芋平さんによる二人展が、伊那市長谷のアートヴィレッジ信州土屋鍛金工房で開かれています。
会場には土屋さんと石関さんの作品合わせておよそ80点が並んでいます。
土屋さんは、平成7年のアートヴィレッジ発足当時からこの場所に工房を設けていて、年に数回個展を開いています。
土屋さんの作品は、熱した鉄をたたき形にする鍛金と呼ばれるものです。
作品の大小に関係なくきれいな形をつくることを考えているということです。
去年から複数の作家との合同作品展を開いていて、今回は東京芸術大学彫刻科の先輩で学生時代から親交のある石関さんとの二人展を企画しました。
石関さんは陶器を中心とした造形作家です。
この作品は、ナマコをイメージしています。
土屋さんは、基本を大切にしながらも思いつくままに作品を作るところが石関さんの特徴と話します。
アートヴィレッジ信州は、工芸家の制作販売の場所として発足しました。
当時は連日多くの人で賑わっていたこの場所も、最近では訪れる人が少なくなっているということで、土屋さんは以前の賑わいを取り戻したいと話します。
土屋さんと石関さんによる二人展は、30日日曜日まで伊那市長谷の アートヴィレッジ信州内の土屋鍛金工房で開かれています。 -
富県南福地竹松さん宅のハナショウブ見頃
伊那市富県南福地の竹松成就さん宅のハナショウブが見頃を迎えています。
竹松さんは自宅横の畑で20年以上前から、およそ1,400株のハナショウブを育てています。
82歳という高齢の為、手入れも難しく、ハナショウブが見られるのは今年が最後となりそうです。
見頃は今月いっぱいだということです。 -
浦野栄一さん切り絵展示
伊那市御園在住の浦野栄一さんによる切り絵作品展が26日から伊那市のいなっせで開かれています。
浦野さんは平成12年から長野日報に切り絵とエッセー「季節の小景」を掲載しています。
作品展ではそれらを中心におよそ50点が展示されています。
黒い紙をカッターナイフで切り作品をつくるということで、季節の行事や人の営みを切り絵で表現しています。
色のついている部分は色付きの和紙を裏から貼り合わせてつくります。
浦野栄一さんの切り絵作品展は30日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
東春近ハイキング
伊那市東春近の住民が地域のスポットを訪ねる東春近ハイキングが23日行われました。
23日は小学生からお年寄りまで120人ほどが参加し、春近郷ふれあい館を出発点に7キロを歩きました。
東春近ハイキングは健康増進をはかりながら住民相互の交流を深めようと昭和50年から行われている恒例行事です。
地区ごとに見どころの説明もあり、飯島利行さん宅では樹齢400年を超えるといわれるコウヤマキを見学しました。
飯島さんによると、このコウヤマキは戦国時代に討ち死にした兄弟を弔うため、高野山から移植したとの言い伝えがあるということです。
ある参加者は、「親子で毎年参加しています。近所の皆さんと一緒に歩くと気持ちがいいし、知らなかった地元の魅力を発見できて楽しいです」と話していました。 -
全国から愛好者 太鼓講習会
全国から太鼓の愛好者が集まり技術を磨く、太鼓の講習会が22日箕輪町の文化センターで開かれました。
講習会には140人が参加し参加者のレベルに応じた指導が行われました。
講習会は太鼓の普及振興を図ろうと全国持ち回りで開かれているものです。
初心者向けの5級の講座ではテキストを使っての講義も行われました。
講師は「太鼓はその地方の文化の影響を受けて育ってきた伝統芸能。基本の打ち方のほかに、自分の所属するチームのスタイルを知ることが大事」と話していました。
ある参加者は、「普段指導を受けることが出来ない人から学ぶことができていい経験になった」と話していました。 -
太鼓講習会 伝統を学ぶ
全国から太鼓の愛好者が集まり技術を磨く、太鼓の講習会が22日箕輪町の文化センターで開かれました。
講習会には140人が参加し参加者のレベルに応じた指導が行われました。
講習会は太鼓の普及振興を図ろうと全国持ち回りで開かれているものです。
初心者向けの5級の講座ではテキストを使っての講義も行われました。
講師は「太鼓はその地方の文化の影響を受けて育ってきた伝統芸能。基本の打ち方のほかに、自分の所属するチームのスタイルを知ることが大事」と話していました。
ある参加者は、「普段指導を受けることが出来ない人から学ぶことができていい経験になった」と話していました。 -
思沢川でホタルの乱舞
伊那市御園の思沢川では、30日まで「ほたる祭り」が行われています。
現在ホタルはピークを迎えていて、「思沢川に蛍を育てる会」では、来週末頃までホタルを楽しめそうだと話しています。 -
小学生が寺社平断層を見学
市内の小学生がふるさとの自然に親しみ地球の成り立ちを体験する「地球の学校2013」が22日開講しました。
1回目の22日は小学生10人ほどが参加し、伊那市横山の横山キャンプ場から中央アルプスの地形を見学しました。
講師は東春近小学校の北澤夏樹教諭です。
地球の学校は児童に地球の成り立ちを体験してもらおうと伊那市創造館が開いているもので、今年で2回目です。
児童は講師について山道を下っていきます。
到着したのは寺社平断層です。
寺社平断層は、赤土や火山灰、礫の層が縦に露出している様子を見ることができます。
児童は土を掘り返したり、湧水をたどって断層を観察していました。
講座は全5回で、2回目は7月27日に開かれます。 -
被災地公演に向け 稽古に熱
伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、30日に東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演を行います。
22日は公演に向けた稽古が西春近のまつり工房で行われました。
大太坊は、上伊那のメンバーを中心に13人で活動している太鼓グループです。
東日本大震災後、毎年全国規模の太鼓フェスティバルを開催していた、岩手県陸前高田市の太鼓フェスティバル実行委員会への寄付などの支援を行ってきました。
今回の公演は、震災から2年が経ち、経済的な支援だけでは被災者の自立が遅れ復興が進まないとの被災地からの声を受け、被災した人達に元気になってもらおうと、開催されるものです。
大太坊の演出やプロデュースをしている北原永さんは「震災後の何もできない、何もしたくない状態から、ようやく片付けが落ち着き始め、心にわずかな余裕が出てきたところだと思う。少しでも自立に向けて動き出せるよう、元気づけてあげられれば」と話していました。
公演が行われる、陸前高田市の小友小学校は、高台にある学校ですが、グラウンドや校舎の1階部分が浸水し、使えなくなったということです。
今回の公演は、修繕が終わったグラウンドの改装記念に合わせて行われます。
公演では10曲の演目を披露する予定で、メンバーはお互いの動きを確認しながら稽古をしていました。
大太坊の陸前高田公演は30日(日)に行われる予定です。
伊那からもバスがでるということで、参加希望は、まつり工房で受け付けています。(電話78-6662 まつり工房) -
入野谷の宴会・食事利用客が減少
伊那市長谷の宿泊・日帰り入浴施設・入野谷の平成24年度の宴会や食事の利用客が、前年度に比べ4千人以上減っていることが、21日に開かれた長谷地区地域協議会で報告されました。
この日は入野谷で協議会が開かれ、伊那市観光株式会社の塚本哲朗総務課長から入野谷と仙流荘の経営状況について報告がありました。
報告によりますと、平成24年度の入野谷の宴会や食事などの利用客は3千169人で、前年度と比べておよそ4千400人の減となっています。
パワースポットブームの終息、冬場の利用者の減少が主な要因としています。
入野谷は、冬場の利用が少なく、赤字経営となっていることから、伊那市観光株式会社では冬場の休業を検討していましたが、去年12月に開かれた地域協議会で反対多数となり、昨年度は冬季間の営業も行いました。
塚本総務課長は「人件費・経費の縮減の他、自然を活かした観光客誘致を行って営業を続けていきたい」と話していました。 -
文化祭シーズン 伊那北・弥生で文化祭
高校の文化祭シーズンを迎え、伊那市内の伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校では22日から文化祭の一般公開が始まりました。
ステージ上に集まったのは、上伊那各地のゆるキャラなど14体です。
今年で54回目を迎える伊那弥生ヶ丘高校の文化祭「弥生祭」は「BIG BANG ~はじけろ弥生~」をスローガンに開催され、22日から一般公開が始まりました。
「上伊那ゆるキャラくいず」は、地域との関わりが少ないという生徒の声から生まれた初のイベントで、地域の人にも参加してもらおうと一般公開に合わせて行いました。
クイズの内容は生徒が地域住民や行政に取材してつくりました。
ゆるキャラや地域の特産品などを題材にしたクイズ18問が出題され、マルバツの2択で回答します。
クイズでは「イ~ナちゃんは米粒の妖精である、○か×か」「蕎麦の花は一般的に白だが、赤い花もある、○か×か」などといった質問に、参加者が答えていました。
最後まで残った人には、伊那市内の食事券やおかしの交換券が景品として贈呈されました。
ある参加者は「上伊那のゆるキャラがこれだけ集まることはめったにないので楽しめた」と話していました。
高田幸之介生徒会長は「こういった地域と関わるイベントをきっかけに、距離を縮めていけたら」と話していました。
伊那弥生ヶ丘高校の文化祭「弥生祭」の一般公開は23日までで、時間は午前9時30分から午後2時までとなっています。 -
みんなの森でササユリを観察
南箕輪村の大芝高原親林自然保護の会は22日みんなの森で長野県の準絶滅危惧種に指定されているササユリなどを観察しました。
自然観察会は大芝高原のみんなの森にある植物について知識を深めようと行ったもので、会員や一般10人ほどが参加しました。
県の準絶滅危惧種に指定されているササユリは保護の会が2010年から日当たりを調節したり周辺の整備をするなどの保護活動を行っています。
会によりますと、2010年には100株以下だったササユリが、今年は370株に増え、そのうち100株が花を咲かせたということです。
みんなの森にはヤマアジサイやムラサキシキブなどの草花もあり、参加者たちが観察していました。
ある参加者は、「大芝高原の中にたくさんの貴重な植物があることを知り、勉強になった」と話していました。 -
危険地域を理解 住民が研修
土砂災害など地元の危険地域について理解を深める研修会が16日伊那市高遠町で開かれました。
研修会は自然災害に対する防災意識を高めようと伊那市高遠町地域を対象に開かれたものです。
これまでに土砂災害や地すべりなどが発生した地域5か所で地元住民や消防団が集まり、信州大学名誉教授の北澤秋司さんの話を聞きました。
このうち松倉地区には60人が集まりました。
松倉地区では平成18年7月豪雨で山の崩落の危険があることから地元住民が安全な場所へ避難しました。
北澤名誉教授は「三六災害の時は空梅雨で雨が降らないと思っていたら突然記録的な大雨となった。今年は状況が似ているので気をつけた方が良い。」と話していました。 -
タレントの峰さんがザザムシ漁を紹介
NHK BSプレミアムで8月に放送予定の番組「天竜川紀行」の収録が20日、箕輪町で行われタレントの峰竜太さんが、ザザムシ漁を紹介しました。
天竜川紀行は、下伊那郡下條村出身でタレントの峰竜太さんがレポーターを務め、天竜川にまつわる催しや自然などを紹介する番組です。
20日は箕輪町の天竜川でザザムシ漁の収録が行われました。
峰さんとともにザザムシ漁を紹介したのは、この道のベテランで箕輪町に住む小森一男さんです。
小森さんは、かんじきと呼ばれる履物で石についたザザムシをはがし四ツ手網で捕まえる独特の漁を披露していました。
漁が終わると、ザザムシを食べるシーンが始まりました。
収録は1時間ほど行われ峰さんと小森さんのザザムシ談義など、順調に撮影が進んでいました。
BSプレミアム、天竜川紀行では飯田の天竜舟下りや浜松のウミガメ保護活動などが紹介されることになっていて、放送は8月下旬を予定しています。 -
この夏の節電対策は?世論調査
21日は夏至です。
1年でもっとも日照時間が長い日とされていて、これから本格的な夏を迎えます。
福島第一原発の事故以降、感心が高まっている節電対策。
この夏は、省エネ製品の利用に注目が集まっています。
長野県世論調査協会は、先月15日から今月5日までの22日間に、「この夏心がけたい節電」など環境とエネルギーに関する24の項目について電話調査しました。
調査は、県内31市町村の男女合わせて800人を対象に行われ403人が回答しました。
その結果、この夏心がけたい節電について「照明をこまめに消す」が89%、「冷房を控える」が71%、「使っていない電化製品の待機電源を切る」が62%で、去年の調査と比べ上位の順位に変動はありませんでした。
4位には「LED電球などの省エネ製品を利用する」が入り、58%と去年より7ポイント上昇しています。
特に男性より女性、若い世代より高年齢世代が前向きな傾向となっています。
地球温暖化を感じているかとの問いには「感じている」が73%、「少し感じている」が19%で9割以上の人が実感している結果となっています。
原発の今後については「できるだけ減らすべき」が55%、「全部廃止すべき」が28%、「推進すべき」が7%となっています。
職業別では、専業主婦の4割が全部廃止すべきと答えたのに対し、商工業・自営業の17%が推進すべきと答えています。 -
社会を明るくする運動7月強化月間
7月の「社会を明るくする運動強化月間」に合わせて20日、箕輪町保護司会のメンバーが、平澤豊満町長に法務大臣のメッセージを伝達しました。
社会を明るくする運動は、犯罪や非行のない社会を目指す取り組みで全国的に行われていて、毎年7月が強化月間です。
この日は箕輪町保護司会のメンバー4人が箕輪町役場で平澤町長に、谷垣禎一法務大臣のメッセージを伝達しました。
箕輪町保護司会は、罪を犯した若者の保護観察を行い、社会復帰を目指す活動をしています。
関真喜生会長は、「町内の犯罪や非行件数もここ数年落ち着いてきている。今後も地域と協力して犯罪のない社会を目指したい」と話していました。
7月の社会を明るくする運動強化月間では、町内の小中学校で作文コンテストが行われる予定です。 -
日本河川協会から市内2団体表彰
河川の自然保護や環境学習の活動に功績があったとして、市内2つの団体が日本河川協会の功労者表彰を受賞しました。
この日は受賞した団体の代表者が、伊那市役所で白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
河川功労者表彰を受賞したのは、西春近の表木井ノ久保かかし会と、西箕輪の大萱大清水川河川愛護会です。
日本河川協会から表彰されるのは伊那市内で初めてです。
表木井ノ久保かかし会は、藤沢川で草刈りやゴミ拾いを行い、大雨の時は安全パトロールを行いました。
代表の酒井幸雄さんは「めったにない受賞で嬉しい。会の活動を若い人に繋げていきたい」と話していました。
大萱大清水川河川愛護会は、草刈りやゴミ拾いを行い、特定外来生物に指定されているアレチウリ駆除や除草剤散布も行っています。
代表の唐澤重幸さんは「先人の方々のおかげで受賞できた」と話していました。
今回表彰された2つの団体は、今後も活動を続けて次の世代に引き継いでいきたいとしています。 -
大芝高原の七夕とうろう祭りを前に園児がロウソク作り
7月6日に開かれる、大芝高原の七夕とうろう祭りを前に、南箕輪村の西部保育園の園児がロウソク作りをしました。
20日、年長園児25人が、ミツロウを使って灯篭の中に入れるロウソクを作りました。
園児たちは、ミツロウの薄い板の端に芯をのせると、すきまができないように丁寧に巻いていきました。
七夕とうろう祭りは7月6日(土)午後7時10分から大芝高原で行われます。 -
第28回大芝高原まつりポスター図案決定
第28回大芝高原祭りのポスターの図案が決定しました。
ポスターの図案に決定したのは、南箕輪中学校2年の酒井楓さんの作品です。
酒井さんの作品は、村のイメージキャラクターまっくんの明るい表情や、作品全体のインパクトが評価されました。
うちわには、1年生の酒井千南都さんの作品が、パンフレットの表紙には3年生の池上美来さんの作品が選ばれました。
ポスターは200枚印刷され、村内の公共施設や飲食店などに貼り、祭りをPRするということです。
第28回大芝高原祭りは、8月24日土曜日に行われます。 -
飯田線倒木 一時運転見合わせ
活発な前線の影響で、伊那地域は、19日未明から雨が降り始めました。
飯田線では倒木があり、その影響で午後1時40分から駒ヶ根市駅と沢渡駅の間で運転見合わせとなりました。
JR飯田線は、午後1時40分、大田切駅と宮田駅の間で発生した倒木により、駒ヶ根市駅と沢渡駅の間で、運転を見合わせました。
電車はこの区間を除き、折り返し運転をしていて上下線とも1時間以上の遅れが出ました。
JR東海では、復旧作業を終え、午後5時29分に運転を再開しました。
また、午前10時頃、伊那市長谷の南アルプス林道で、土砂崩落が見つかり、終日通行止めとなりました。
この通行止めの影響で、南アルプス林道バスは、午前10時の便から終日運休となっています。
伊那市によりますと、20日の朝からパトロールを行い、安全を確認でき次第、通行止めを解除するという事です。
この雨と風の影響で、伊那市で3件の倒木が報告されています。
箕輪町、南箕輪村では、被害は報告されていないということです。
伊那地域は、19日未明から雨が降りはじめ、午後0時32分に6月の観測史上最大となる最大瞬間風速19・6メートルを観測しました。
午後3時40分現在、雨の降りはじめからの24時間の降水量は、64ミリとなっています。
長野地方気象台では、雨、風ともピークは過ぎたものの、20日の明け方まで雨が降ると予想していて、土砂災害への注意を呼び掛けています。