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みのわ祭り 自主的参加へ
今年のみのわ祭りでは、区による住民の動員を止め、自主的な祭りへの参加を促す方針がとられることになった。
11日夜、箕輪町役場で開かれたみのわ祭り実行委員会の中で報告された。
これまでは、町内の15区が住民を動員し祭りへ参加していたが、区ごとの対応の違いや温度差があることなどから、検討課題となっていた。
報告によると、区としての参加を見送る方針は、7日開かれた区長会で決定。実行委員会事務局へ報告されたという。
これにより、各区が会場に設置していた地区テントは廃止され、会場までの移動の車の手配なども行わない。
また踊りのへの参加も、区民有志による自主的な参加となる。
実行委員会では、地区テントに代わる休憩場所の確保などについて今後検討をしていくことにしている。
みのわ祭り実行委員会の唐澤修一会長は「動員から自主性による参加となり、参加する人達が考え盛り上げる、自立した祭りにつながれば」と話していた。 -
芽と実よみきかせの会開講
伊那市の美篶公民館の新しい講座「芽と実よみきかせの会」が12日、開講した。
この講座は、読書の楽しみを知ってもらおうと、美篶小学校の児童を対象に開かれた。
初日は、会場となった美篶きらめき館に児童やボランティアら約40人が集まった。
読み聞かせに使われる本は、南箕輪村にある南信病院の近藤廉治院長が寄贈したもので、その数は約600冊に上る。
読み聞かせは、市内のボランティア16人が担当するほか、今後は保護者にも協力を呼びかけていく。
読み聞かせの合間には手遊びなども行われ、子どもたちは楽しい時間を過ごしていた。
同講座は来年3月まで、低学年と高学年別に月1回のペースで開かれることになっている。 -
小沢花の会シバザクラ見ごろ
伊那市の「小沢花の会」が管理している広域農道沿いの「花の公園」で、シバザクラが見ごろを迎えている。
花の会によると、見ごろは20日ころまでだという。 -
【カメラリポート】ヘアファッションショウSWITCH(スイッチ)
5月9日、伊那市の信州INAセミナーハウスで伊那市を中心とした美容室と洋服店によるヘアファッションショウが開かれた。
ショウのテーマは、SWITCH(スイッチ)。少し元気のない退屈な生活を楽しくするスイッチを入れようと6つの美容室と3つの洋服店が企画した。
それぞれのお店の個性を活かしたファッションとヘアスタイル、メイクで登場したモデルは、そのお店を利用する一般の人たち。
地元の若者が発信するファッションを一目見ようと会場には230人が訪れた。 -
竜南保育園でヨモギ餅作り
伊那市の竜南保育園の園児と地元のお年寄りが11日、ヨモギ餅作りに挑戦した。
11日は年長園児と地元お年寄りが、先月保育園の近くの畑で摘んだヨモギを使ってヨモギ餅作りに挑戦した。
最初に、園児たちが手や棒を使って、袋に入れたヨモギをつぶし、白玉粉の中に水とつぶしたヨモギを入れ、お年寄りがこねた。
粉とヨモギが徐々に混ざると、生地は鮮やかな薄緑色になった。
しっかり混ざった生地を、今度は園児たちが一口サイズに丸めていた。
最後に給食室でゆでて完成。子供たちはヨモギの香りを楽しみながら、自分たちで作ったヨモギ餅の味を味わっていた。 -
アマランサスのある暮らし写真展
伊那地域で特産化を目指している雑穀「アマランサス」の写真展が、伊那市役所で開かれている。
写真展は、アマランサスの特産化を目指している伊那地域アマランサス研究会と伊那商工会議所開いた。
昨年の秋、「アマランサスのある暮らし」と題して作品を募集し、その中から入選作品14点を選んだ。
展示会では、その入選作品を展示している。
このうち、最優秀賞に選ばれた伊那市富県の小林兼久さんの作品は、アマランサスと夏の南アルプスを写した作品。
この「アマランサスのある暮らし」写真展は、21日まで市役所の市民ホールで開かれている。 -
遠照寺でぼたん祭り開園
伊那市高遠町山室の遠照寺で9日、牡丹祭りの開園式が行われた。
開園式には檀家や地区の子どもら約50人が集まった。
開園式では花まつりも合わせて行われ、子どもたちが用意されたお釈迦様の像に甘茶をかけていた。
ぼたん寺として知られる遠照寺には、160種類、2千株のぼたんが植えられている。
牡丹祭りは今年で27年目を迎え、松井教一住職によると、昨年は期間中約5千人が訪れ賑わいをみせたという。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、開花が例年より遅れていて花の見ごろは今月20日頃から6月上旬と予想している。
境内への入園は、花が咲き始めたころから有料となり入園料は400円。
また牡丹祭り期間中は、地元そばの会による手打ちそばの販売も行われることになっている。 -
ルネッサンス西町の会が桜植樹
伊那市西町の商店主や住民の有志でつくるルネッサンス西町の会が10日、桜の植樹を行った。
ルネッサンス西町の会会員5人と、竜西・竜南保育園の年長園児66人が、春日公園三の丸西側に桜の苗木を植樹した。
園児達は大きく育ちますようにと思いを込めながら土をかぶせていった。
春日公園の桜を絶やさないようにと始められたこの植樹は今年で7年目で、今回はヒガン桜5本を植えた。
公園内にはソメイヨシノ150本とヒガン桜70本が植えられていて、市内では高遠城址公園に次ぐ桜の本数となっている。 -
諏訪形諏訪神社御柱
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形区の諏訪神社御柱祭。
秋の本番を前に9日、氏子らは区内の山林で、四本の柱の見立てを行った。
朝6時、諏訪神社に氏子20人が集まり、お祓いをした後、区内の山林で、見立ての儀を行った。
氏子らは、御柱となる、もみの木や杉の木の前に到着すると、注連縄と柱の表示の取り付けや、清めを行い、祭りの安全を祈願した。
今回の祭りでは、幹の太さが、約2メートルある御柱もあり、氏子らは、「今までの柱でも覚えの無いくらい太い柱。
区民の力を合わせ、祭りを成功させたい」と話していた。
諏訪形の御柱祭と里曳きで行われる騎馬行列は、伊那市の無形民俗文化財に指定されている。
また、県内各地で春に御柱祭が行われるが、諏訪形区の御柱は、秋に行われるのが特徴。
4本の御柱は、来月13日に、斧入れ式で伐採され、9月5日に山出し、10月2日に里曳きが行われる。 -
上伊那口腔保健センター開所
上伊那歯科医師会が運営する上伊那口腔保健センターが、新しい伊那市保健センター内に移転し8日、開所式が行われた。
上伊那歯科医師会の会員らが集まり、テープカットで開所を祝った。
口腔保健センターは、伊那市保健センター内に設けられ、歯科治療のための診療台2台が備えられている。
口腔保健センターでは、日曜日の午前中に緊急診療を行うほか、平日は歯科衛生士による歯科保健相談を行う。
また、歯科指導のため各市町村の健診などに歯科衛生士を派遣している。
日曜緊急診療は1日平均7人の利用があるという。
口腔保健センター所長で、上伊那歯科医師会の窪村満会長は、「歯科疾患と全身疾患の関連の予防のための保健指導が、医科、歯科連携で行えるようになると思う。歯科保健の活動拠点として邁進していきたい」と話していた。 -
母の日に向けプレゼント作り
南箕輪村で8日、母の日に向けたプレゼント作りが行われ、参加した子ども達がフラワーアレンジメントに挑戦した。
沢尻の伊東瑞枝さんを講師に迎え、親子連れなど50人がフラワーアレンジメント作りに取り組んだ。
参加者は、鉢に一つひとつ丁寧にサボテンなどを植え付けていた。
講師を務めた伊東さんは「簡単にできるプレゼントで、子ども達にも楽しく作ってもらえた。母の日の良いプレゼントになると思う」と話していた。 -
母の日に贈る親と子の音楽会
5月9日は母の日。
伊那市のいなっせでは8日、小さい子どもを持つ母親が気軽に音楽を楽しめる「母の日に贈る親と子の音楽会」が開かれた。
NPO法人クラシックワールドが毎年開いているもので、今回で13回目になる。
幼い子どもの入場が制限されるコンサートが多いため、母親にもコンサートを楽しんでもらおうと開かれている。
音楽会には、この趣旨に賛同する地元の音楽教室の指導者や、母親でつくる合唱団などが出演した。
フルートやバイオリン、歌などで、アニメ映画の音楽やクラシックの曲が次々と披露された。
訪れた母親らは、周囲に気兼ねすることなく、子どもと一緒に音楽会を楽しんでいた。 -
西駒山野草展示会
西駒山草会による山野草展示会が9日まで、南箕輪村の南原公民館で開かれている。
展示会には、西駒山草会の会員10人が持ち込んだ山野草約350点が並んでいる。
中でも葉の表面に突然変異で現れる白い模様を持った斑入りの山野草が人気を集めている。
今年は寒い日が続いた影響で、アツモリ草などの花の開花が遅れつぼみのものも目立った。
会員によると、昔は山を歩けば山野草を見かけたが、乱獲や山の手入れをしないことが理由で、今ではほとんど見られなくなったという。
斑入りの山野草の魅力については、「花が終わった後でも葉の模様で楽しめること」と話していた。 -
田畑の老人会が史跡巡り
南箕輪村田畑区の老人会は8日、村内の史跡を巡り、地元の文化財について知識を深めた。
老人会のメンバー22人が、北殿区にある新四国霊場を訪れた。
史跡巡りでは南箕輪村文化財専門委員の松澤英太郎さんが、老人会のメンバーに説明をした。
松澤さんは「新四国霊場は、天保11(1840)年に、北殿の住民が四国八十八ヶ所霊場のご利益を、四国まで行けない人達にも分ちたいと考え作ったもの」と説明した。
また、霊場内には88体の仏像が並べられ、仏像の足元には四国八十八ヶ所霊場の土が埋められたと説明していた。
老人会のメンバーは、興味深げに一体ずつ表情などを見ていた。
老人会のメンバーはこのほか、田畑区の半沢や大芝区の富士塚など、村内各地の史跡を巡った。 -
8日から信州伊那野草会の山野草展
山野草の愛好者でつくる「信州伊那野草会」の山野草展が8日から、伊那市の伊那スキーリゾートで開かれる。
シラネアオイ、サンカヨウ、オサバ草などが並ぶ。
8日は、会員がそれぞれに育ててきた山野草を持ちより、展示会の準備を行った。
会場には200種類約330点の山野草が並んでいる。
信州伊那野草会の山野草展は毎年この時期に開かれていて、今年で20回目を数える。
さまざまな種類の山野草が並ぶため、毎年の開催を楽しみにしている人も多く、上伊那を中心に県内外から約2千人が訪れるという。
会によると、今年は寒暖の差が激しく、この時期に合わせて山野草を咲かせるのが難しかったという。
信州伊那野草会の山野草展は8日、9日、伊那市の伊那スキーリゾートで開かれる。
時間は午前8時から午後5時まで、入場は無料。
また、会場では山野草の販売も行われる予定。 -
高遠 花の丘公園八重桜見ごろ
伊那市高遠町の花の丘公園の八重桜が、見ごろを迎えている。
花の丘公園には100種類、約2千本の八重桜や山桜が植えられている。
伊那市観光協会によりますと、今年は咲き始めが遅い一方で、花の時期が長いという。
山際の桜はこれから開花を迎えるため、しばらく楽しめるという。 -
東春近運動会で地域住民が交流
競技を楽しみながら地域住民の交流を図る東春近運動会が、2日伊那市の春富中学校グラウンドで行われた。
東春近運動会は、地区内に10ある区別対抗で行われているもので今年で22回目となる。
この日は子どもからお年寄りまで、1000人以上が参加し、趣向を凝らした競技を楽しんでいた。
バケツの水をお茶碗ですくい、それを一升瓶にいれ、いっぱいにすれば勝ちとなる競技では、参加者が水をこぼさないように慎重に運んでいた。
ほかにバットを額にあて3回まわり、たすきをつなぐリレーでは、よろけながら走る姿に観客から笑いがおきていた。
集まった人たちは、声援を送ったり元気に体を動かしたりしながら交流を深めていた。 -
高烏谷山ハイキング
伊那市の富県区民を対象にした恒例の高烏谷山区民ハイキングが、3日に行われた。
ハイキングは、区民の交流を図ろうと毎年行なわれていて、今年は区民を中心に、およそ600人が参加した。
参加者らは、新緑の山道を、仲間や家族等と会話を楽しみながら、約2時間かけ高烏谷山の山頂付近のつが平を目指した。
つが平では、区内にある富県小学校と新山小学校の交流もあり、代表児童による学校紹介や、それぞれ校歌を歌った。
参加者たちは、残雪の中央アルプスと眼下に広がる伊那谷を眺めながら、連休の一日を楽しんでいた。 -
ハローワーク新所長に聞く
4月の人事異動でハローワーク伊那の新しい所長に柳沢幸さんが着任した。
柳沢さんは53歳。
現在の東御市、旧小県郡東部町出身で、1975(昭和50)年に入省。初任地は松本公共職業安定所だった。
その後、小諸、長野、岡谷、飯山、上田などをまわり、前任地の松本では次長を務め、4月に伊那の所長に着任した。伊那谷は初めてという。
趣味はDVD鑑賞で、名作・話題作を中心に300枚以上のコレクションがあるという。 -
GW 各地賑わい
ゴールデンウィークに入り、伊那地域の観光地も多くの人で賑わっている。
「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠には1日、県内外から多くの観光客が訪れていた。
今年3月から運行が始まった分杭峠行きのシャトルバスの駐車場には、朝から多くの人が集まり、中に入れない車が道に並ぶこともあった。
通常の土・日曜日でも300人ほどがシャトルバスを利用するが、その2倍近くとなる550人が利用したという。
あるスタッフは「今までで一番の人入り。混雑が続くので来ていただいた方に不便さを感じさせないよう対応したい」と話していた。
また、南箕輪村の大芝高原キャンプ場にも県内外から多くの観光客が訪れキャンプを楽しんでいた。
大芝のキャンプ場は、オートキャンプとバンガローが合わせて36カ所あるが、1日は観光客でいっぱいになった。
大芝高原管理事務所によると2、3日も予約でいっぱいだという。 -
味工房で行者ニンニク販売準備
南箕輪村の大芝高原味工房で1日、行者ニンニクの醤油漬けの袋詰め作業が行われた。
味工房で前日から醤油に漬け込んだ地元産の行者ニンニクを袋詰めした。
今年は約30キロの行者ニンニクを収穫し、そのうちの20キロ、約200袋分を醤油に漬け込んだという。
寒い気候が続いたため、あまり伸びが良くないということだが、例年に比べ葉が柔らかく、味がよくしみ込んだという。
この行者ニンニクの醤油漬けは、1袋100グラム入り400円で、2日から味工房で販売される。 -
境桜並木管理会が植樹番号札設置
3月に三峰川堤防に桜を植えた伊那市境区の区民が1日、植えた桜に番号札を設置する作業をした。
区民でつくる「境桜並木管理会」の13人が参加し、桜に番号札を付けた。
境区では、三峰川堤防を区民の憩いの場所にしようと今年3月、地域住民に参加してもらい、三峰川堤防の約600メートルに54本の桜を植樹した。
番号札は、自分で植えた木がすぐに分かるよう設置することにした。
管理会の神田福治会長は、「区民や伊那を訪れた人に、南アルプスと三峰川、そして桜のつくる風景を楽しんでもらいたい」と話していた。 -
山岳写真家中山秀幸さん偲ぶ会
昨年10月脳腫瘍で亡くなった伊那市美篶の山岳写真家、中山秀幸さんを偲ぶ会が29日、伊那市内で開かれた。
偲ぶ会は、中山秀幸写真遺作展実行委員会が開いたもので、会場には約120人が集まった。
中山さんの友人や写真仲間がそれぞれの思いを話した。
また遺族を代表して中山さんの妻広美さんが「10年という短い時間だが一生分大切にしてもらった。最期のメッセージ、人を愛する尊さ、人や自然に感謝する気持ちを忘れず、父母、子どもと生きていきたい」とあいさつした。
集まった人たちは中山さんの山岳写真家としての功績を再確認し思い出を胸に刻んでいた。 -
保科正之生誕399年祭
旧高遠藩主保科正之の生誕祭が29日、伊那市高遠町で行われた。
神事は4年前から毎年、保科正之が生まれた5月7日付近に行っていて、今年は正之生誕399年。
この日は、雨のため地域間交流施設で神事が行われ、市の関係者やNHK大河ドラマの脚本家を務めたこともあるジェームス三木さんら約50人が参加した。
ジェームス三木さんは脚本をつくる上で「主人公に負の部分が見えると視聴者の共感が得られやすい。ドラマ化が実現した際にはそういう場面を見せていく必要がある」と話していた。
保科正之のHNK大河ドラマ化に向け平成16年10月からはじまった署名は、29日現在で38万2440人となっている。
これまで、ドラマ化実現に向け8回にわたりNHKに要請をしている。
伊那市観光協会では、大河ドラマ化実現に向け、今後も署名活動を続けていきたい竏窒ニしている。 -
街頭犯罪防止パレード出陣式
街頭犯罪への注意を呼びかけようと伊那警察署と防犯ボランティアが30日、伊那市内で防犯パレードを行った。
白バイの先導で防犯ボランティアが青色防犯灯をつけた車で市役所を出発し、自転車の盗難など身近な犯罪に注意するよう呼び掛けた。
これは、5月の街頭犯罪等抑止総合対策強化月間に合わせて実施した。
今年1月から3月までに伊那署管内で発生した犯罪の件数は144件で、前年同期の半分程度に減った。
しかし、最近になって高校生以下の女子に対する公然わいせつが増加していて、伊那署では、「犯罪が発生した時は、その時使用されていた車のナンバーを覚えておいてほしい」と協力を呼び掛けている。 -
伊那まつりプロジェクト会議中間報告
2012年の第40回伊那まつりに向け、まつりの在るべき方向性などを検討している伊那まつり改革プロジェクト会議は22日、伊那まつり会長の小坂樫男市長に中間報告をした。
座長の武田登伊那公民館長がこれまでの検討内容を報告した。
改革プロジェクト会議は去年7月に発足し、これまで6回の会合を開いた。
会議では、伊那まつりの総論を、「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」と決めた。
今後は、まつりの事業内容、踊り、運営形態などについて検討していくという。
座長の武田さんは、「歴史的な部分や新しい部分、合併後の一体感に配慮して検討していきたい」と話していた。
小坂市長は、「伊那まつりは総体的にはうまくいっていると思う。これから各論を検討しご意見をいただきたい」と話した。
会議では、市民に意見を求める意見交換会を5月に開きたいとしている。
最終報告は11月に予定している。 -
西箕輪社協お花見会 ものまね交通安全指導
伊那市の西箕輪社会福祉協議会は24日、ものまねによる交通安全指導を西箕輪大泉新田公民館で行った。
地域に住むお年寄りら約80人が集まり、交通安全の話や、警察官によるモノマネ芸を楽しんだ。
南安曇野警察署の山崎方人交通警部補ら4人が、モノマネで交通安全を呼びかけた。
お年寄り達になじみのある演歌のものまねに、会場からは拍手が送られていた。
芸の合間には、シートベルト着用の徹底や道路の正しい歩き方などを呼びかけた。
山崎さんらはボランティアとして、6年ほど前から敬老会などでこの活動を行っている。
山崎さんは「高齢者に交通安全について、笑って楽しみながら考えてもらいたい。何か1つでも心に残り、日常生活に役立ててもらえればうれしい」と話していた。 -
伊那市消防団・赤十字奉仕団合同春季訓練
伊那市消防団と赤十字奉仕団の合同春季訓練が24日、富士塚スポーツ公園運動場で行われた。消防団員約600人と赤十字奉仕団員約100人が参加し、規律訓練を行った。
伊那市消防団は今年119人の新入団員が加わり、団員は全部で1156人。
春季訓練は、新入団員が参加して初めての訓練となるため、隊形や方向転換など基本的な動きを確認した。
団員は、きびきびと行動し、真剣な表情で訓練に臨んでいた。
伊藤仁団長は、「集団行動の訓練をして団結を高め、実際のときに動けるようにしてほしい」と訓示した。
訓練の最後には分列行進が行われ、団員は列をそろえて規律正しく行進していた。 -
信州みのわ花街道まつり
景観や花を楽しむことができる箕輪町の「信州みのわ花街道」で24日、花街道まつりが開かれた。
まつりのメーンイベントとなるウォーキングイベントが行われ、県内外から訪れた約350人が景観や花を楽しんだ。
県道与地辰野線の箕輪町富田地区から長田地区までの約5キロを「信州みのわ花街道」として、町内の15団体が地域の活性化を目的に5年前から整備している。
花街道まつりは、その5年間の成果を多くの人に見てもらおうと初めて開かれた。
ウォーキングイベントでは、上古田公民館をスタート地点に、北の長田地区へ向かう3.5キロのコースと、南の富田地区へ向かう1.5キロのコースが設けられた。
参加した人たちは、町内を一望できる景観や街道沿いの花を楽しみながら歩いていた。
街道沿いに植えられた約1700本の花桃は現在3分咲きで、ゴールデンウィーク頃に見ごろを迎えそうだという。 -
長岡十沢地蔵尊例大祭
箕輪町長岡の十沢地蔵尊で24日、例大祭が開かれ、訪れた人たちが地蔵をなでながら願掛けをした。
十沢地蔵尊の地蔵は、その昔、長岡地区にあった寺を三日町に移した際、この地蔵だけが重くて動かず、この場所に残されたといわれている。
またこの地蔵は、体の悪い部分をなでるとその部分が良くなるといわれているほか、期限を決めて願い事をすると叶うという「日限り地蔵」として知られている。
訪れた人たちは「頭がよくなるように」「具合がよくなるように」などと言いながら、地蔵をなでていた。
十沢地蔵尊保存会の久保田政治会長は「多くの人が願掛けに訪れる地域の大事な地蔵。文化や歴史を後世に伝えていきたい」と話していた。