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バラづくり入門教室
伊那市通り町のバラ祭りイベントの一つ、バラづくり入門教室が6日、セントラルパークで開かれた。
通り町一丁目商店街では、「バラ咲く街角」をテーマにバラ祭りを開いている。
バラづくり教室は3年目で、40人ほどが参加した。
講師を務めたのはアルプスバラ会代表の春日千定さん。春日さんは、バラの鉢植えの方法や病気、害虫の対処方法などについて話した。
病気は、剪定ばさみなどの道具からうつる場合があるため、道具は常に清潔にして使うようにアドバイスした。
また、病気も害虫も早めに対処すれば拡大を防げるとして、「注意深く観察して育ててほしい」と話していた。
参加したある女性は、「知らないことが多かったので参考になりました」と話していた。
通り町バラ祭りは15日まで。バラの紅茶サービスのほか、10日と12日にプリザーブドフラワーのアレンジ講習会が開かれる。 -
箕輪写友会第14回写真展
写真愛好家グループ箕輪写友会の写真展が、箕輪町の文化センターで開かれている。
会場には、会員16人の作品30点が並んでいる。
箕輪写友会は月1回の例会で写真の技術を学び合い、写真展を年2回開いている。
展示写真は、会員がそれぞれの自信作を持ち寄った。
県内で撮影された写真が多く、秋から春にかけての風景が中心となっている。
箕輪写友会では、「一作品ずつじっくりと見て、撮影者の思いを感じてほしい」と話していた。
写真展は13日。 -
井月句碑巡りマップ完成
伊那市美原のイトウ酒店が、俳人・井上井月の句碑を巡るマップを手作りした。
今回作られたのは「イトウ酒店おすすめ井月句碑巡りマップ」。
これは、イトウ酒店専務の伊藤伸さんが手作りしたもので、7日、お披露目された。
伊藤さんは、井上井月という素晴らしい俳人を知ってもらい、さらに家族で句碑を巡って地域の自然の豊かさを発見してほしいと、マップを作った。
マップは、美篶と手良にある井月の墓や句碑など7カ所を紹介している。
伊藤さんが撮影した句碑の写真と、手書きの地図に解説が添えられている。
マップの裏面には、井月の紹介なども記されている。
句碑巡りは約12キロのコースで、自動車や自転車で巡ってほしいという。
マップは100部作り、7日からイトウ酒店で希望者に配っている。 -
入笠山で開山式
標高1955メートル、南アルプスや富士山を一望できる入笠山で5日、開山式が行われた。
開山式は、伊那市と富士見町で作る「入笠山観光連絡協議会」が毎年この時期に行っている。
伊那市と富士見町の境にある入笠山登山口で、関係者や登山者らが1年間の無事を祈願した。
今年は御柱の年ということで、富士見町木遣保存会による安全祈願が行われた他、諏訪アルプホルンクラブによる演奏が行われた。
式が終わると登山者達は、仲間と話しながら頂上を目指して歩いた。
頂上では、目の前に広がる景色を眺めながら写真を撮ったり、仲間達と弁当を広げていた。
入笠山では、これから秋にかけて季節ごとの景色や花が楽しめる。 -
箕輪町消防団懇親会にゲテモノ料理
箕輪町消防団の懇親会「赤魚会」が5日、箕輪町役場の駐車場で開かれ、ドジョウやサワガニなど、恒例となっている一味変わった料理が振る舞われた。
消防団員が調理しているのは、町内で団員が捕まえたイモリ。
一味変わった料理の中でも特に変わった一品。
この日は消防団の正副分団長会のメンバーが、平沢豊満町長や消防署幹部などに振る舞う料理を調理した。
赤魚会は、ご祝儀をもらうために団員が地元の食材を使い料理を振る舞ったのが始まりで、現在でも続いている。
ほかでは味わえない料理が毎年振る舞われていて、今年はイモリのほか、サワガニやカワエビ、ドジョウなどが用意された。
赤魚会が始まると、町長らは分団長会が調理したイモリやサワガニを味わっていた。
赤魚会を通じて消防団と町、消防署との交流は深まっていて、消防団活動を行っていく上での大切なイベントとなっている。 -
塩の道「秋葉街道」を歩く
信仰の道、塩の道として知られる「秋葉街道」を歩くイベントが、5日行われた。
市内外から約50人が参加し、初夏の秋葉街道を歩いた。
イベントは、秋葉街道の整備などをボランティアで行っている道普請隊が、街道の魅力を知ってもらおうと毎年行っているもので、今年で3年目。
今回は、伊那市の高遠城址公園から長谷の入野谷グラウンドまでの約13キロを、道普請隊の案内で歩いた。
秋葉街道は、その昔、塩の輸送路として、また静岡県浜松市にある秋葉神社への参拝の道として栄えた古道。
1740年頃に岩の上に安置されたと言われる白衣観音の前では、参加者が「なぜ岩の上から落ちないのか」などと道普請隊のメンバーに質問していた。
道普請隊隊長の高坂英雄さんは「秋葉街道に興味を持ってくれる人が少しずつ増えてきた。多くの人に魅力を知ってもらいたい」と話していた。 -
みのわ祭り ポスター・うちわの構図決まる
7月31日のみのわ祭りを町内外にPRする、ポスターとうちわのデザインが4日決まった。
ポスターには、箕輪中学校2年の戸田宏美さんの作品、うちわには、箕輪北小学校6年の名越彩音さんの作品が選ばれた。
4日夜、役場で選考会が開かれ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査を行った。
今年は町内の小中学生などから97点の作品が寄せられた。
審査の結果、ポスターには、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いた、箕輪中学校2年の戸田さんの作品が選ばれた。 -
日韓親善伊那谷の会「キムの会」 講座開講へ
日韓親善伊那谷の会「キムの会」は13日から、日韓交流2000年の歴史を学ぶ公開講座を始める。
3日、いなっせで講座開講にあたり記者会見が開かれた。
キムの会は、1990年に発足し、日本が韓国へ侵略した歴史的な背景を踏まえて、市民同士の親善を築こうと活動してきた。
発足して20年を迎えることから、その集大成として今回、講座を開くことにした。
講座は、2年間にわたり毎月1回開かれ、24回を予定している。
キムの会代表の唐木達雄さんと、運営委員長の鄭康雄さんが交代で講師を受け持ち、日本と韓国のそれぞれの視点から、古代から現代までの歴史を学ぶ。
講座は13日午後2時から伊那市創造館を会場に開催を予定していて、参加費は1回300円。
キムの会では、一般に知られていないような日韓の歴史も学ぶことができる良い機会だとして多くの参加を呼びかけている。 -
伊那地区防犯協会リーダー研修
防犯や犯罪対策の現状を把握する防犯対策リーダー研修会が30日、伊那市役所で開かれた。
安全で安心な生活の確保しようと伊那地区防犯協会が初めて開いた。
研修会には、伊那地区の区長や各種団体の代表者18人が参加した。
研修会では、伊那警察署の署員がそれぞれの立場から管内の交通事故や治安情勢などを説明した。
このうち、生活安全課の真岸一郎課長は、管内の犯罪状況を説明し、「家を空けるときは戸締りを必ずするなど当たり前のことを当たり前にすることで、少しでも犯罪を防ぐことが出来る」と話していた。
伊那地区防犯協会では「研修会を通し地区のリーダーとして活動を広げていきたい」と話していた。 -
アマランサス 長谷保育園にプレゼント
伊那地域アマランサス研究会は1日、長谷保育園の子ども達に雑穀アマランサスの種をプレゼントした。
伊那地域アマランサス研究会は、観賞用としても楽しめ、栄養価が高いとされている雑穀アマランサスの普及に取り組んでいる。
食育の活動に役立ててもらおうと長谷保育園に種をプレゼントしていて今回で3年目。
メンバーが人形を使って子どもたちにアマランサスについて説明した。
その後子どもたちは、保育園のプール南側とプランターに種を播いた。
長谷保育園では、今後アマランサスの成長を観察したりおやつの時間にアマランサスの若葉を味わうという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて「子どもたちにもアマランサスを知ってもらい食育活動に役立ててほしい」と話していた。 -
禁煙友愛会がたかずやの里に車寄贈
社団法人禁煙友愛会伊那支部は2日、伊那市の児童養護施設たかずやの里に軽自動車を寄贈した。
禁煙友愛会の会員らが伊那市富県のたかずやの里を訪れ、軽自動車1台を贈った。
たかずやの里では学校や保育園への送り迎えなど車は欠かせないものとなっているが、台数が足りず、職員の自家用車で対応している。
資金面から購入は難しいという実情を聞いた禁煙友愛会が車を贈ることを決め、100万円相当の軽自動車を寄贈した。
理事長の埋橋良和さんは、「施設運営が厳しい中、大変ありがたい」と会員らの好意を喜んでいた。 -
ブラジル人の児童が鮎の稚魚放流
伊那市の伊那日本語教室に通うブラジル人の児童達が2日、天竜川に鮎の稚魚を放流した。
NPO法人伊那国際交流協会が主催する伊那日本語教室に通う児童約40人が南箕輪村の明神橋付近で放流した。
鮎の稚魚の放流は、天竜川漁業協同組合が毎年行っている。
この日は伊那市と南箕輪村の天竜川9カ所で約400キロ分の鮎が放流された。
そのうち明神橋で用意された鮎は、全長10センチ、体重10グラム前後の約500匹。
子ども達は「鮎さんバイバイ」などと声をかけながら放流していた。
児童達は、事前に鮎の生態や友釣り、川と環境について学んできた。
天竜川漁業協同組合では、「今日をきっかけに、子どもたちには川や魚に親しんでもらいたい」と話していた。 -
肌寒い衣替え
6月1日は衣替え。
伊那市の伊那西高校でも、生徒たちが夏服に装いを替えて登校した。
長野地方気象台によると、1日の伊那地域の最低気温は11度となり、肌寒い朝になった。
生徒たちはカーディガンなどを羽織って登校していた。 -
中央区で防災訓練
伊那市の中央区は30日、大地震の発生を想定した防災訓練を行った。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも大きな被害がでたとの想定で行われた。
中央区が独自に実施したもので、情報収集や高齢者救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にするねらいがある。
訓練では朝7時に災害対策本部が中央区公民館に設置され、各総代がけが人がいないかなどを報告していた。
また、お年寄りなど災害弱者の救助などをする救助支援隊は、中央区公民館に備えている救助器具の点検と土のう作りをした。
このほか、中央区北町少年消防クラブの子ども達も参加し、消火器の扱いについて学んだ。
中央区では8月にも防災訓練を行う予定。 -
伊那まつりTシャツのデザイン決まる
1日は審査会が開かれ、今年の伊那まつりの公式Tシャツと冊子の表紙、うちわのデザインが決まった。
公式Tシャツには、市内の広告業「アド・コマーシャル(株)」に勤務する伊那市の菅原一英さんのデザインが選ばれた。
Tシャツの地の色は水色で、何色もの線で表現した天竜川、点に登っていく白い竜がデザインされている。
これまでにない新しいデザインが評価された。
また、冊子、うちわともアド・コマーシャル(株)のデザインが選ばれた。
冊子の表紙には、花火や踊りを踊る人たちが白抜きのシルエットが描かれていて、「見やすい工夫がされている」と評価された。
また、うちわは、今回の伊那まつりのテーマである「絆」をイメージしたデザインとなっている。
公式Tシャツは6月上旬から購入の受け付けを始める予定。 -
児童と園児が青いアサガオの種まき
箕輪西小学校の3年生と上古田保育園の年長・年中園児が28日、青いアサガオ・ヘブンリーブルーの種を箕輪町上古田の広さ約17アールの遊休農地にまいた。
これは、遊休農地の解消と地域の活性化を目的に活動している「これからの農林業を考えるEグループ」が企画した。
子どもたちに命の大切さを知ってもらいたいと小学校と保育園に呼びかけ、種まきに参加してもらっている。
グループ長の唐澤光範さんは、「子どもたちに自然を愛する気持ちを大切にしてほしい」と話していた。
アサガオは8月中旬頃咲き始め、9月から10月にかけ見ごろを迎えるという。 -
平和と寛容の国際絵本展
平和と寛容について考える国際絵本展が31日、伊那市の子どもの絵本専門店・コマ書店で始まった。
この絵本展は、ミュンヘン国際青少年図書館が企画している。
反戦のテーマとつながる絵本を世界の国々から選んで展示するもので、今回は23カ国から80作品が選ばれ、世界各地を巡回している。
長野県内では、伊那市のコマ書店が会場となっている。
絵本は戦争、暴力、差別、平和と和解、人権などについて描かれている。
このうち日本の絵本「ひろしまのピカ」は、原爆で夫を失い、被ばくした娘をもつ母親の実体験をもとに描かれている。
また今回は、初めて紙芝居「二度と」が選ばれている。これは、長崎の被爆者の話を基に、実際の原爆の写真とイラストで作られている。
この国際絵本展は6月14日まで。
6月5日には、紙芝居の作者、松井エイコさんの記念講演が午前10時からコマ書店で開かれる。 -
伊那JCが関わり合う力を育てる授業
伊那青年会議所は30日、体験型青少年育成プログラム「関わり合う力を高める授業」を伊那市のきたっせで開いた。
この授業は、仲間や大人、地域との関わり合いについて、子供達が考え、力を養ってもらおうと、伊那青年会議所が初めて開いた。
授業には、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小学生や中学生20人が参加した。
初回は、市内にある山荘ミルクの向山絵美子さんを講師に迎え、玄米のおにぎりや季節の野菜を使った味噌汁などを作った。
伊那青年会議所の宮坂義広理事長は「コミュニケーション能力を高めるきっかけになれば」と話していた。
今後授業では、子供達が4人1組になり、料理について勉強する。
7月にはチーム対抗料理コンテストが開かれることになっていて、優勝したチームのメニューは9月5日に山荘ミルクで、限定メニューとして提供される予定。 -
上牧などでウォーキングイベント
伊那市の上牧や福島などに完成したジョギングコースを歩くウォーキングイベントが30日、行われた。
このイベントは上牧区と若宮区が、完成したコースを知ってもらおうと開いた。
このうち上牧区は、区民60人が参加し地元にあるコース約4.7キロを歩いた。
昨年度、伊那市地域づくり支援金を受けて整備されたもので福島や上牧などに5コース作られた。
コースは、伊那北小学校区の6区1常会が2年前から準備を進め今年3月に完成した。
コースには約500メートル間隔に看板が設置されている。
晴天に恵まれたこの日、参加者達は新緑や風景を眺めながらウォーキングを楽しんでいた。 -
信州みのわ山野草クラブ山野草展
箕輪町の「信州みのわ山野草クラブ」による春の山野草展示会が29日から、木下公民館で開かれている。
29日は、朝から大勢の人が会場を訪れていた。
会場には、会員20人が育てた約300点の山野草が並んでいる。
信州みのわ山野草クラブは、木下公民館を拠点に活動しているクラブ。
例年は、5月中旬に展示会を開いていたが、今年は春先に寒い日が続き、山野草の育ちが遅かったため、2週間遅れでの開催となった。
紫色のツツジの周りに数種類の山野草を植えた寄せ植え、古木の上に山野草を植えたものなど、さまざまな作品が並んでいる。
展示会は30日まで、木下公民館で開かれている。 -
はらぺこで2歳児保育スタート
伊那市東春近の自由保育所、山の遊び舎はらぺこで23日、2歳児保育がスタートした。
2歳児保育の開始式が行われ、伊那市と箕輪町の2人の2歳児が入園した。
山の遊び舎はらぺこは、「自然の中でのびのびと子ども達を育みたい」という保護者の希望があり、6年前に開園した。
年齢ごとにクラス分けせず、全園児が一緒に野外活動や食事をするほか、園の運営や保育は保護者が行っている。
今回、保護者から未満児保育をしてほしいとの強い要望があり、2歳児2人が入園することになった。
式には在園児や保護者約60人が参加し、歌を歌うなどして2人の入園を祝った。
2歳児保育は、火曜日から木曜日の午前9時から午後1時30分の日程で行われる。 -
第40回 伊那まつり改革プロジェクト会議
2012年の第40回伊那まつりに向け、方向性などについて検討している伊那まつり改革プロジェクト会議は、具体的な内容の検討に入った。
27日夜、伊那市役所で7回目の会議が開かれ、伊那まつりの事業内容について、3つの班に分かれて検討した。
伊那まつり改革プロジェクト会議は、去年7月に発足し、これまでに6回の会合を開いて、まつりの目的や合併後の一体感づくりなどについて検討を進めてきた。
委員は、まつりを構成する各種団体の代表者15人がつとめ、座長は、伊那公民館の武田登公民館長がつとめている。
会議では、踊りと花火、遊ingビレッジは、祭りの核となるのではずせないとする意見が多くあった。
その他、シャトルバスや臨時バスの増便、中心商店街の空き店舗を利用したまつりの活性化などのアイディアも多数出されていた。
プロジェクト会議では、今後おどりや運営形態、担い手、まつりの名称について検討を進め、11月をめどに市長に答申したい考え。
なお、プロジェクト会議では、一般市民や中学生、踊り連の参加者に参加を呼びかけ、6月28日に40回の伊那まつりに向けた意見交換会も計画している。 -
事業仕分けの対象で年会費値上げ
シルバー事業が、政府の行政刷新会議の事業仕分けの対象となり、国の補助金が縮減されたことなどから、伊那広域シルバー人材センターの正会員の年会費が、1000円から2000円へと値上げされることになった。
27日に伊那広域シルバー人材センターの今年度の総会が伊那市民会館で開かれ、約500人が参加した。
政府の行政刷新会議で、シルバー事業が仕分けの対象となり、国庫補助金が縮減される事になった。
それに伴い、上伊那の市町村からの補助金も減額が見込まれ、センターの事業運営が厳しくなることから、年会費が値上げについての議案が、総会に出された。
値上げは、年会費1000円を2000円とするもので、総会で可決された。伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額の実績は、4億1000万円で、前の年の4億7000万円に比べ、12.1%の減収となった。
これは、世界的な経済危機による景気後退の影響を受けたもので、2年連続の減収。 -
特殊伐採チームが伐採訓練
上伊那森林組合の特殊伐採チームは、今日、南箕輪村の大芝高原味工房近くで、伐採訓練を行った。
味工房近くに、3本の松があり
ロープを使って松にのぼり、枯れた枝などを落とす訓練を行った。
特殊伐採チームには現在4人が所属している。
個人の庭や神社・仏閣、公園など、森林内ではない場所が、活動場所となっている。
日本古来の林業では、命綱をつけずに木に上り作業をすることが一般的でしたが、上伊那森林組合では、安全に重点をおいたヨーロッパの高所伐採の技術・アーボリカルチャーを導入している。
アーボリカルチャーを特殊伐採に活用しているのは、全国的にも珍しい取り組みだという。
大芝高原味工房がオープンしたことに伴い、敷地内の樹木の整備を森林組合が受託した事をきっかけに、訓練をこの場所で行うことになった。
組合員らは、声を掛け合いながら、訓練を行っていた。
特殊伐採チームは、年間400件ほどの伐採を行っているという。 -
元オリンピック選手野口京子さん講演会
ロサンゼルスオリンピック女子バレーボール銅メダリストの野口京子さんの講演会が25日、箕輪町で開かれた。
講演会は、上伊那の企業でつくる社団法人伊那法人会が開いた。
講演したのは、1984年のロサンゼルスオリンピック女子バレーボールの銅メダリスト野口京子さん、旧姓石田京子さん。
現在は長野大学准教授で、女子バレーボル部監督を務めている。
野口さんは、オリンピック出場後、スポーツを通して社会に通じる人材を育てようと37歳で信大教育学部に入学した。
家族に迷惑をかけないことを約束し、2人の子供を育てながら学業に励んだという。
野口さんはこれまでを振り返り「不可能なことはなく、自分が動くことで全ては実現していく。自分に自信を持ち失敗を恐れない、活力ある学生を育てたい」と話していた。 -
ポレポレの丘で花と音楽の夕べ
アイリス祭りが開かれている伊那市高遠町のポレポレの丘で22日、花と音楽を楽しむコンサートが開かれた。
コンサートでは、演歌歌手の藤和也さんが、特設ステージで熱唱した。
ポレポレの丘は現在、ジャーマンアイリスが3分咲きとなり、アイリス祭りが開かれている。
花の中で音楽を楽しんでもらおうと、初めてコンサートが開かれた。
観客は、開放的な野外コンサートを楽しんでいた。
ポレポレの丘には、約6万株のアイリスが植えられている。
また、九輪草などの山野草も今が見ごろとなっている。
アイリス祭りは6月中旬まで開かれている。 -
長野県地域いきいき実践塾開講
知識や経験を地域の社会参加活動に活かす、長野県地域いきいき実践塾の伊那支部が20日、開講した。
今年は、上伊那地域の27人が受講する。
地域いきいき実践塾は、50歳以上を対象に長野県が開いている講座で、これまで培ってきた知識や経験を地域づくりに活かしてもらうきっかけにしようと開かれている。
長野県シニアリーダー実践講座という名称で開かれてきたが、昨年度から名称を変えた。
支部長を務める山崎宗廣伊那保健福祉事務所長は、「誰もが生涯現役として地域社会を支えてもらうことが重要」とあいさつした。
受講者を代表して、駒ヶ根市の北原正之さんは「積極的に社会参加し、地域活動を行なうことで余生の生きがいが生まれる。意欲を持って努力したい」とあいさつした。
この講座は1年間で、施設見学やワークショップなどを通して地域づくりについて学ぶ。 -
英語サークルが村に寄付
南箕輪村の英語教室「放課後英語」のメンバーが21日、南箕輪村役場を訪れ、現金を寄付した。
放課後英語は、子どもから大人まで70人ほどが通う南殿の英語教室。
21日は、サークルで学ぶ南箕輪小学校の児童5人が役場を訪れ、唐木一直村長に寄附金1万4558円を手渡した。
放課後英語では、受講者たちが紙コップをやめてマイカップにしたことで、紙コップ代はかからなくなり、その分を環境に役立ててもらおうと募金箱を置きお金を集めている。
昨年4月から今月20日までに1万4558円集った。
放課後英語では、英語を通じて国際社会に貢献できる日本人になってもらいたいとの思いから、環境についての時間も定期的に取り入れている。
唐木村長は、子どもたちから出題される環境に関してのクイズに答えながら、「エコについて考えている皆さんの気持ちがうれしい」と喜んでいた。 -
プロドライバー最優秀事業所報告
交通安全に積極的に取り組んだバス会社や運送事業所などを表彰する「プロドライバー事故防止コンクール」の最優秀事業所が21日、依田公雄伊那警察署長に受賞を報告した。
報告に訪れたのは、最優秀事業所に選ばれた伊那市の伊那バス、同じく伊那市の大谷総業運輸倉庫、辰野町の辰野タクシー。
長野県警察本部などが主催するプロドライバー事故防止コンクールは、運転業務を行う事業所で積極的に交通安全に取り組んでもらい、事故のない社会を目指そうと行われている。
県内では665社が参加し、26社が最優秀賞に選ばれた。
受賞者らは、「これからも事故のないよう安全管理を徹底したい」などと話していた。
なお、創作標語の部では、伊那市の伊那タクシーの酒井巧さんが最優秀創作者に選ばれた。 -
バスハイク 伊那街道と仲仙寺、羽広を歩く
伊那市の観光協会が主催するバスハイクツアー「ちょっとお出かけ・い縲怩ネ旅」が20日行われ、参加者が市内各地を見学した。
バスハイクツアーは今年で4年目で、市内外から22人が参加した。
今年から参加者を伊那市在住の人に限らず、全国からの参加が可能になった。
一回目の20日は、「伊那街道と仲仙寺、羽広を歩こう」がテーマで、参加者らは午前中鳩吹公園などを散策したあと、仲仙寺を見学した。
仲仙寺では、カタクリやミズバショウといった山野草などを見学した。
山野草に詳しい自然インストラクターの柄山祐希さんを講師に招き、仲仙寺に山野草が残っているいわれなどの説明を聞いた。
その後、羽広道などを歩き丁石見学など歴史を学びながら散策した。
伊那市では、5月から11月まで月1回のペースで、木曽の歴史や井月の足跡巡りなどを計画している。