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小出太鼓権現まつり
太鼓を通じて地域との交流をはかる小出大鼓の権現まつりが19日、西春近北小学校の体育館で開かれた。
権現まつりは、太鼓技術の向上を図りながら、地域と交流するイベントとして、今回で5回目を迎えた。
当初は屋外で計画していたが、あいにくの天候で会場を西春近北小学校体育館に変更した。
午後5時からは、おまつり広場と題して、北小学校の児童たちによる太鼓演奏や、会場を訪れた子どもたちを対象にした太鼓体験教室が開かれた。
小出太鼓は13曲を披露。体育館には、勇壮な太鼓の音が響いていた。
小出太鼓は、活動開始から26年目を迎えていて、現在は伊那市を中心に53人のメンバーがいる。小学1年から4年の若鮎会、5年から高校生までの打DA鼓も活動している。
関係者は、「こうした機会に小出太鼓に接してもらい、より親しんでほしい」と話していた。 -
青島千社参り
伊那市内の神社などにお札を貼って、青島区の安全や五穀豊穣を祈願する千社参りの行事が19日、行われた。
午前6時、青島区の区長たちが区内にある諏訪社に集合し、千社参りが始まった。
青島に古くから伝わる千社参りは、度重なる三峰川の洪水に悩まされていた村人が、神頼みとして始めたのがきっかけとされている。
区民総出で千社札と呼ばれるお札を市内各地の神社に貼り、お参りすることで、水害から村を守ろうというもの。
今年1月には、市指定無形民族文化財に指定された。
この日は、北村弘区長の祝詞のあと、社務所でどの組がどこの地区を受け持つかを決めるくじ引きが行なわれ担当地区を決定。組単位で市内9カ所を回り、千社札を貼っていった。
このうち、西春近や西箕輪地区を担当する6組は、13戸中12戸が参加し、数十カ所にお札を貼った。
諏訪形の諏訪神社でも、住民たちがお参りを済ませた後、神社のあちこちに貼っていた。
青島の千社参りは、農作業がひと段落するこの時期に毎年行なわれていて、お札を貼り終えると組ごとになおらいをして親睦を深める。 -
上伊那ポンプ操法大会
上伊那の消防団一を決めるポンプ操法とラッパ吹奏大会が19日、伊那市役所駐車場で開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が、小型ポンプ操法で南箕輪村が優勝した。
大会には上伊那8市町村の代表チームが出場し、日ごろからの練習の成果を発揮した。
箕輪町代表としてポンプ車操法の部に出場した第6分団の選手は、規定タイムより早くホースを延長するなど機敏な行動を見せ、出場チームの中で唯一プラス加点の結果で優勝した。
また、南箕輪村代表で小型ポンプ操法の部に出場した第4分団は、全員が正確な動作をし、見事優勝した。
ラッパ吹奏大会は辰野町が優勝し、それぞれの部門の優勝消防団は8月2日に須坂市で開かれる県大会に出場する。 -
JR東海 リニア需要予測など試算結果公表
2025年に東京-名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業を目指すJR東海は21日、想定する3ルートを対象に行った「輸送需要量」や「維持運営費」などの試算結果を公表した。
試算によると、輸送人数と移動距離を掛けて算出する「輸送需要量」は、長野県などが主張する伊那谷を通るBルートが153億人キロで、南アルプスを貫くほぼ直線のCルートは167億人キロだった。
JR東海では、現在運行している東海道新幹線からリニアへの乗り換え客が、Cの方がBより13億人キロ多いと試算されたことが需用量の差となったと見ている。
また年間の維持運営費も、路線の長さが346キロと最も長いBルートが1810億円で、路線の長さが286キロと最も短いCルートは1620億円と試算されている。
JRは先月、CルートがBルートと比較し、工事費で6700億円、所要時間で7分それぞれ少ないとした試算結果を公表している。
JRでは、これらの結果をルート選定の基本的なデータとし、長野県などの沿線自治体に対し説明を行い、地域との調整を進めたいーとしている。
また上伊那地区期成同盟会では、トンネル建設に反対する視点で、秋に南アルプスの地質に関する勉強会を開く計画という。 -
身近な地域再発見ツアー
伊那市のお寺などを巡る身近な地域再発見ツアーが21日行われ、26人の住民が高遠町の歴史を学んだ。
このツアーは地域の良さを改めて知ってもらおうと伊那市観光協会が去年から実施している。
このうち高遠町長藤にある香福寺では、郷土の歴史に詳しい矢島太郎さんが寺の歴史について説明した。
矢島さんは、「香福寺は伊那市の中で最も古く建てられたお寺。庭園のコケがすばらしく秋には紅葉も楽しめる」と話していた。
ある参加者は、「近くに住んでいても知らない事が多く勉強になった」と話していた。
次回の身近な地域再発見ツアーは8月5日に予定されていて、新山のトンボの楽園の見学や手良地区の歴史を学ぶことになっている。 -
住宅用火災警報器 設置をPR
普及が進まない住宅用火災警報器を設置してもらおうと、伊那消防署の署員が18日、伊那市内の大型店でPR活動をした。
署員が、PR用のチラシやティッシュを訪れた買い物客に配り、警報器の設置を呼びかけた。
住宅火災で逃げ遅れて死亡する人の数は、年間千人近くに上る。
逃げ遅れを減らすため、各家庭での住宅用火災警報器設置が、今年6月1日から義務化されている。
しかし、伊那市内での設置率は36%に留まっていて、普及が進んでいない現状だ。
普及が進まない主な原因として伊那消防署では、「自分の家は大丈夫」などといった思い込みがあるからではないかとみている。
住宅用火災警報器は、ホームセンターや電気器具販売店などで販売していて、今は3千円程度で購入できるという。 -
みのわ手筒会 打ち上げ練習
みのわ祭りで手筒花火を披露する箕輪手筒会は17日、箕輪中学校のグラウンドで打ち上げ練習をした。
この練習には、子ども達にも楽しんでもらおうと3年前から松島保育園の園児が招待されている。
箕輪手筒会は地域の活性化を目的に平成14年に発足、毎年みのわ祭りで手筒花火を披露するほか、全国各地でも活動をしている。
本番より規模は小さいものの、手筒花火を間近で見た園児たちはその迫力に大きな歓声を上げていた。
手筒会の唐澤修一会長は、「練習の成果を子ども達に見てもらえた。本番ではさらに感動してもらえるような煙火を揚げたい」と話していた。
25日のみのわ祭りでは、午後8時30分からみのわ天竜公園で手筒花火や仕掛け花火が披露される。 -
天竜川河川清掃
南箕輪村などは18日、天竜川河川愛護月間に合わせて川沿いのゴミ拾いとアレチウリの駆除を行った。役場職員や地区住民ら約160人が参加した。
ゴミ拾いの班とアレチウリ駆除の班に分かれ、伊那市との境から北殿の天竜橋までの区間で作業をした。
アレチウリ駆除の班は、種が落ちないように、また地中に根が残らないように、根元からしっかり抜き取っていた。
ゴミ拾いの班は、堤防から河原に下りて、ペットボトルや紙パック、弁当の空き箱などを拾っていた。
ゴミ拾いをした参加者は、「探してみると多くのゴミがあった。散歩して気持ち良いと思えるような川を目指して活動を続けていきたい」と話していた。 -
伊那谷の自然考える
ミニシンポジウム開催伊那谷の自然環境について考えるシンポジウムが18日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
シンポジウムは現在同館で開かれている伊那谷自然環境ライブラリーに合わせて計画されたもので、約60人が集まった。
パネリストは、自然環境ライブラリーに本を提供している伊那市ふるさと大使の田畑貞寿さんと森田芳夫さん、伊那市の白鳥孝副市長が務め、伊那谷の自然環境の現状と目指すべき姿について話し合った。
伊那市の自然環境の良い点として、田畑さんは「河岸段丘など地形に富んでいること」、森田さんは「3千メートル級の山に囲まれた非常にすぐれた山岳景観のある土地」と挙げた。
その反面、シカが高山に入りこみ花を食い荒らすなど、植生が乱れている現状を白鳥副市長が説明した。
今後について森田さんは、「住んでいる人たちがその素晴らしい自然環境を再認識し、保護していくために何をするべきか共通の認識を持つ必要がある」と話していた。 -
布・NUNO・布作品展
布にこだわった5人の作家の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展を開いているのは、伊那市や岡谷市などで活躍している5人の染織作家。
東京のデパート等でも定期的に発表していて、伊那市では、2年に1回のペースで作品展を開いている。
美術大学出身の5人が県の染織作家協会で知り合い、意気投合してスタートした。
会場には、それぞれの個性が感じられる作品200点が展示されている。
このうち、伊那市の山田邦子さんは、繭の外側のけば糸を使った二重折りの布でデザインから染め、織りまですべて1人でこなしたタペストリーを出品している。
会場には、それぞれの作家が製作したバッグもあり、1万円から3万円で販売されている。
代表の花岡さんは、「素材の面白さを感じて欲しい。布と花が織り成す空間も味わってもらいたい」と来場を呼びかけている。
この作品展は、21日火曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
富県公民館 よろず講座の男性が料理に挑戦
伊那市富県公民館の男性を対象にした講座の参加者が16日、料理に挑戦しました。
16日は男性8人が、身近な材料を使って簡単にできる、お酒のつまみを作った。
男性を対象とした「よろず講座」では、60代から70代のメンバーが、様々な活動をしています。
料理は参加者のリクエストが多く、今回初めて企画した。
ほとんどの人が料理をするのは初めてだったが、料理教室の講師を務める酒井さつきさんから手ほどきを受け、慣れない手つきで材料を切ったり、炒めたりしていた。
料理教室は12月にも開く予定です。 -
アクセスに歩道橋設置要望
伊那市の環状北線が開通したことにより、アクセス道路の横断に危険があるとして、地元は、歩道橋の設置を要望した。
16日は、小学生の登校時間にあわせ、伊那警察署の署員や県議会議員、市の職員など30人ほどが現地を視察した。
御園区によると、環状北線が開通してから、アクセス道路をスピードを上げて通行する車が多くなったという。
御園南部の信号機のある横断歩道は子供達の通学路でもあり交通事故の発生が心配だとして、御園区では、アクセスを横断する歩道橋を設置して欲しいと要望した。
伊那警察署では、歩道橋は、1時間に100人が通るなどの基準をクリアしなければならないが、安全対策を考えていきたいとしている。
伊那建設事務所では、緊急の対策として、アクセス道路で自動車のスピードを抑えるための対策をしていきたい考えを示した。
御園区では、子供達の安全を確保するため、今後も歩道橋を設置してもらえるよう県や警察などに要望していくという。 -
チョウゲンボウ放鳥
先月6日に保護された希少なタカ、チョウゲンボウが16日伊那市の西春近北小学校で自然に返された。
この日は、県のレッドデータブックで絶滅に留意すべき野生動物となっているチョウゲンボウの幼鳥2羽が、子どもたちの前で逃がされた。
保護した野鳥を小学校で放鳥する取り組みは、普段なかなか見られない希少な野鳥を、子どもたちに見てもらおうと行われている。
この日逃がされたチョウゲンボウの幼鳥は、先月6日、西春近でカラスに襲われているところを保護された。
その後、鳥獣救助ボランティアの小口泰人さんのもと救護を受け、自然に帰れるまでになった。
小口さんによると、チョウゲンボウは近年、人里に巣をつくるようになっていて、保護される数も増えているという。 -
みのわTMOネットワーク
空き店舗対策に取り組みへ箕輪町の中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」は、15日開いた会議で、今年度は年間を通して空き店舗対策などに取り組むことを確認した。
この日の会議では、今年度の事業説明が行われた。
TMOはこれまで、イルミネーション事業を中心に活動してきた。
空き店舗対策は、イルミネーションの期間中に行っていたが、今年度は年間を通して取り組む計画。
中心市街地の空き店舗に事務所を設けて、イベントや情報発信の場として町民に利用してもらうという。
この事務所は、7月20日に開所を予定している。
またイルミネーションは、過去3年間の集大成として凝縮した形で行うという。
期間は11月14日から来年1月9日までの予定。
TMO代表幹事長の原敏章さんは、「活力ある、人が集まる街づくりのために協力して活動していきたい」と話している。 -
大芝高原祭りポスターなど表彰式
南箕輪村で8月に行われる大芝高原まつりのポスターなどの表彰式が14日、村民センターで行われ、唐木一直村長から入賞者に表彰状が贈られた。
図案は、南箕輪中学校美術クラブの34人が応募した。
図案に選ばれたのはポスターが2年生の永井あかりさん、うちわが3年生の本郷未樹さん、パンフレットが3年生の竹松鈴佳さん。
優秀賞、佳作の生徒も含め15人に表彰状が贈られた。
図案に選ばれた生徒たちは、「選ばれてびっくりした」「みんなに見てもらえるのでうれしい」などと話していた。
ポスター、うちわ、パンフレットは今月下旬に完成する予定で、うちわとパンフレットは村内全戸に配るという。 -
新聞紙で買い物袋作り
箕輪町消費者の会は15日、リサイクルに役立ててほしいと、新聞紙で買い物袋を作る講習会を町地域交流センターで開いた。
リサイクル運動に取り組んでいる同会では、ごみを少しでも減らすために今回の講習会を計画した。
箕輪町を中心に約30人が参加して、買い物袋作りに挑戦した。
袋は新聞紙5枚を使い、袋の形に折って糊づけしたあと、同じく新聞紙で作った持ち手をつけて出来上がった。
参加者は、カラー刷りした新聞紙を使って袋作りを楽しんでいた。
参加したある女性は、「身近なもので手軽に作ることができるので、とてもいいと思います」と話していた。 -
保育士が小学校授業見学
伊那市西箕輪の保育園の保育士が、小学校入学に向けた年長園児の指導に生かそうと14日、小学校の授業を見学した。
見学は、西箕輪小学校の1年生2クラスで行われた。
西箕輪には3つの保育園があり、年長クラスをもつ保育士5人が小学校を訪れた。
保育士たちは、児童の様子や指導方法などメモを取りながら授業を見ていた。
算数の授業を見学した保育士は、「順番に話す、手を挙げて発言する、しっかり返事をするなど、園児にも指導していきたいと思った」と話していた。
保育士たちは、事前に年長園児から「どんな勉強をするのか」「給食はおいしいのか」「休み時間はたくさんあるのか」などの質問を受けたということで、保育園に帰ったら学校の様子を話し、来年の入学に向けて準備を進めていくという。 -
みのわ祭りポスター表彰式
箕輪町で今月25日に行われるみのわ祭りのポスターコンクール表彰式が14日、町役場で行われ、祭り実行委員会の唐澤修一会長が入賞者に表彰状と副賞を贈った。
ポスターの図案に採用されたのは箕輪北小学校6年の勝野紗瑛さん。「バックの花火をいろいろな形にしたり、カラフルにして工夫した。皆に見てもらえるのがうれしい」と話した。
うちわの図案に選ばれたのは箕輪北小学校5年の下平杏奈さん。「もみじちゃんを工夫して男の子にした。皆がうちわを持って踊ってもらえるのがうれしい。自分も持ってあおぎたい」と話した。
唐澤会長は、「2人の絵が祭りに活気をつけてくれている。盛り上げて頂いて感謝しています」とあいさつした。
今年のコンクールには、小学生を中心に昨年より18点多い66点の応募があった。ポスターは千部、うちわは4500本作られている。 -
関東甲信地域 梅雨明け
気象庁は14日、関東甲信地域が梅雨明けしたとみられると発表した。
長野地方気象台によると、今年は、平年より6日早く、去年より5日早い梅雨明けとなった。
梅雨の期間は34日間で、降水量はほぼ例年並みだったという。
気象台では、むこう一週間、長野県内は、移動性の低気圧の影響で、晴れたり曇ったりのすっきりしない天気が続くとみている。
14日の伊那地域は、雲の多いどんよりとした空模様だったが、時折、雲のすき間から指す強い日差しを浴びて、伊那小学校の児童は元気に水泳の授業を行っていた。 -
長野県総合防災訓練 伊那市で10月開催へ
長野県総合防災訓練が10月25日(日)に、伊那市の富士塚スポーツ公園を主会場に実施される。
14日は、市役所で1回目の全体会議が開かれ、自衛隊や消防署員など関係団体の代表およそ150人が出席した。
県総合防災訓練は、防災関係機関と地域住民が互いに連携し地域防災力の向上を図ろうと、毎年会場を持ち回りで実施している。
伊那市が主会場になるのは昭和60年に行われて以来24年振り。
14日の会議では、訓練内容などについての案が示された。
内容は、地震により山間部で土砂災害が発生し、孤立集落から住民をヘリで避難させる訓練やテロを想定した訓練、航空機を使った情報収集訓練などが予定されている。
小坂樫男市長は、「大変大規模な訓練。いざという時の災害に役立つようお願いしたい」と挨拶した。
また長野県危機管理部危機管理防災課の木下陽介さんは、「伊那市は都市型災害と山間部型の災害が同時に発生する恐れがある」と話した。
今後は参加する団体から訓練内容を調書として提案してもらい訓練に反映させていきたい考え。 -
西箕輪の保育士が学校の授業を見学
伊那市西箕輪の保育園の保育士が、小学校入学に向けた年長園児の指導に活かそうと、14日、小学校の授業を見学した。
見学は、西箕輪小学校の1年生2クラスで行われた。
西箕輪には3つの保育園があり、14日は、年長クラスをもつ保育士5人が小学校を訪れた。
保育士たちは、児童の様子や指導方法などメモを取りながら授業を見学した。
算数の授業を見学した保育士は、「順番に話す、手を挙げて発言する、しっかり返事をするなど、園児にも指導していきたいと思った」と話していた。
保育士たちは、事前に年長園児から「どんな勉強をするのか」「給食はおいしいのか」「休み時間はたくさんあるのか」などの質問を受けたということで、保育園に帰ったら学校の様子を話し、来年の入学に向けて準備をすすめていくという。 -
保育園にアンネのバラ寄贈
伊那市の西春近南保育園に13日、「アンネのバラ」の苗が届けられた。
バラの苗をプレゼントしたのは、地域でバラ作りに取り組むアルプスバラの会のメンバー。
贈られたバラの苗は、保護者などが協力して保育園の庭に植えるという。 -
高齢者訪問アドバイザー委嘱式
高齢者の交通安全に対する意識向上を図ろうと伊那警察署で13日、高齢者訪問アドバイザーの委嘱式が行われた。
各地区の交通安全協会のメンバー37人が集まり、依田公雄署長から委嘱状を受け取った。任期は2年。
今回伊那署が新たに設けた高齢者訪問アドバイザーは、直接高齢者宅を訪問して交通安全の知識を伝える。
伊那署ではこれまでも、高齢者クラブで交通安全教室を開いてきたが、クラブに所属しないお年寄りも増えていることから今回の制度を設けた。
アドバイザーの一人、中村喜男さんは、「それぞれの地域で高齢者の事故がなくなるよう努めたい」と話した。
今年に入ってから7月12日までに、伊那署管内では235件の交通事故が発生していて、内95件が高齢者による事故となっている。 -
おっとこ塾がベンチ作りに挑戦
伊那市の東春近公民館で活動する「おっとこ塾」の男性たちが13日、ベンチ作りに挑戦した。
おっとこ塾は、東春近公民館が団塊の世代の男性にも公民館活動に参加してもらおうと3年前に始めた。
60代から70代のメンバー10人が集まり、ベンチ作りに挑戦した。
木は地元の山を整備した時に出たヒノキの間伐材を使用した。
参加者は、それぞれがこれまでに培ってきた経験を生かしながらベンチを完成させていた。
ある参加者は、「最初はどういう風に作ればいいか分からなかったが、みんなで協力して完成させることができた。初めてにしては上出来」と話していた。 -
ジオパーク知識アップ講座
南アルプスジオパークについて学ぶ知識アップ講座が12日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
ジオパークとは地質学的に価値のある地域を保全し活用する自然公園。
平成20年12月に伊那市の区域を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定された。
これを受け、地域の人達にジオパークについて理解を深めてもらおうと初めて本年度4回の講座が企画された。
県内外から約130人が参加し、大鹿村中央構造線博物館の学芸員河本和郎さんがジオパークについて解説した。
河本さんは、「ジオパークは地球活動の遺産であり保護する事が大切。また教育や研究の現場での活用も必要」と話していた。
講演会の後は日本最大級の断層中央構造線が露出する長谷の溝口露頭を見学した。
次回の知識アップ講座は8月4日の予定。 -
ちびっこ駅伝大会、大道芸フェスタなどイベント多彩
子どもたちが商店街をかけぬける第14回ちびっこ駅伝大会が12日、伊那市の通り町で開かれた。
歩行者天国となった通り町にはぞくぞくと園児が集まり、チームごとそろいのゼッケンをつけてスタートの瞬間を待った。
ちびっこ駅伝は商店街の活性化につなげようと伊那商工会議所が毎年行っている。
今年は、市内の保育園から54チーム529人が参加した。
コースは通り町いなっせ前から八幡町までの480メートルで、1区間60メートルをタスキでつなぐ。
子どもたちは沿道のお父さんやお母さんの声援を受けながら懸命に走り抜けていた。 -
大芝プールオープン
南箕輪村大芝高原の村営プールが11日、オープンした。
今年は去年よりも1週間早いオープンとなった。
昼ごろになると家族連れや子ども達が訪れ、暑さを凌いでいた。
大芝村営プールは8月23日まで、また同じく11日オープンしたみのわ町スイミングプールは8月17日までの営業となっている。 -
大道芸バスが市内を循環
12日に伊那市内で開かれる伊那大道芸フェスタを盛り上げようと11日、芸人達が市内循環バスに乗り込みPR活動をした。
この日は伊那市内を循環するイーナちゃんバス6便に芸人が分かれて乗り込み、パフォーマンスを披露したりチラシを配った。
伊那大道芸フェスタはこれまで当日のみの開催だったが、市民を巻き込んだ祭りにしようと、今年から前日に芸人がバスに乗り込み、PRをすることになった。
このバスに乗り込んだのは、旅回り芸人の、おいかどいちろうさん、大道芸人のあまるさんの二人。
大道芸人のあまるさんが人形や道具を使った芸を披露し、おいかどさんが乗客に話しかけていた。
大道芸バスを企画したゴンベエワールドさんは「テレビとは違う生の良さを多くの人に見てもらいたい。」と話していた。 -
富県保育園建設工事安全祈願祭
伊那市富県で11日、新しい富県保育園の安全祈願祭が開かれた。
この日は地元関係者や工事関係者などが集まり、工事の無事を願った。
富県保育園はもともと、北と南に分かれていたが、平成19年に統合し、現在は旧富県南保育園で保育を行っている。
新しい保育園の建設については、地区の真ん中に建ててほしいという要望が地元からあったため、小学校の南隣りに建設することになった。
用地面積は8千平方メートル、総事業費はおよそ2億7千万円。
新しい園舎は木造平屋建で延床面積はおよそ980平方メートル、ペレットボイラーを導入し、未満児室を床暖房にした。
また、保育園としては初めて、太陽光発電パネルも設置する。
小坂樫男市長は「小学生と園児の交流も盛んになると思う。未来を担う子供たちに元気に成長してほしい」と話した。
来年3月までに工事を完了し、4月から開設する予定。 -
池坊伊那支部青年部がミニ花展
池坊伊那支部の青年部によるミニ花展が11日から、伊那市の伊那図書館で始まった。
作品展は池坊青年部の伊那市、南箕輪村のメンバーが開いているもので、季節の花を使った個人作品やグループ作品などおよそ30点が展示されている。
今回の作品展では、「池坊もったいないプロジェクト」と題して、使い終わった割りばしなどを使った作品づくりに取り組んでいる。
使い終わった空きビンを使用した作品や、空き缶を並べ、そこに花を生けた作品などのほか、子供が使わなくなったおもちゃを使ったユニークな作品も展示されている。