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宝永の絵図修復後披露
箕輪町内に残る、今から300年前に描かれた「宝永の絵図」が7日夜、北小河内公民館で修復後初めて、区会議員らに披露された。
絵図は、南小河内と北小河内の両区で、1年ごと交代で管理している。
17日に南小河内区へ絵図を渡す交換式を前に、北小河内の区会議員らが集まり、畳6枚ほどの大きさのある絵図を広げた。
絵図は、今まで折りたたみ保管されていたため、一部破けたり、裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修繕した。
絵図には、現在の辰野町から諏訪、伊那市高遠町の片倉一帯の山林が描かれている。
また裏面には、集落で山や水の権利などで争ったとき、奉行所が裁定した記録が残っている。 -
みらい塾のバラ見ごろ
伊那市長谷黒河内にある農家民宿「みらい塾」のバラ園で、色とりどりのバラが訪れた人の目を楽しませている。
みらい塾のバラ園は、女将の市ノ羽幸子さんが4年前から手がけてきたもので、今では120種500本近いバラが植えられている。
現在見ごろを迎えている品種は、柔らかな香りが漂う「ロココ」や、小ぶりの花が連なって咲く「カクテル」などで、そのほかにも「アンネのバラ」などが庭を彩っている。
みらい塾のバラは、ほかよりも花が大きく育つのが特徴で、バラの見学に訪れる人も年々増えてきているという。
このバラは、来週が見ごろだという。 -
入笠山開山式
夏山シーズンを迎え6日、入笠山で開山式が行われた。
伊那市と富士見町でつくる入笠山観光連絡協議会は、毎年6月始めに開山式をしている。
この日は、伊那市境の富士見町にある登山道入り口で開山式が行われ、関係者や登山客などが1年間の無事故を祈願した。
協議会会長の小坂樫男伊那市長は、「多くの人に足を運んでもらい、景色を満喫してもらいたい」と話していた。
開山式では、今年初めて「諏訪アルプホルンクラブ」のメンバーが演奏をした。
アルプホルンはスイスの民族楽器。遠くまで音が響くことから、昔は山の上で時間を知らせるために使われていたという。
演奏が終わるとさっそく、登山客が頂上を目指して歩き始めた。
入笠山は標高1955メートル。年間を通して40万人が訪れる。
山頂では360度のパノラマが楽しめ、天気が良ければ富士山や3つのアルプスが見える。
協議会では、「入笠山は初心者でも登山が楽しめるので、多くの人に景色や植物などを見に来てもらいたい」と話していた。 -
大芝高原の間伐材を無償提供
南箕輪村の大芝高原で6日、昨年度の間伐事業で出た間伐材が無償提供された。
受付終了の午前9時までに約40組が大芝高原を訪れ間伐材を選んでいた。
南箕輪村は、定期的に大芝高原の間伐を行い、間伐材を無償で提供している。
訪れた人たちは、ヒノキやアカマツなどの間伐材を車に乗せられるサイズに切って運んでいた。
村内から訪れた男性は、「間伐で大芝の森が良くなる上に、無償で提供してくれるのでうれしい」と話していた。 -
ジャスコ箕輪店で避難訓練
火事を想定した避難訓練が6日、箕輪町のジャスコ箕輪店で行われ、施設内全店舗の従業員約120人が参加した。
ジャスコ箕輪店では、災害発生時に従業員一人ひとりが割り当てられた役割をこなせるよう年に2回訓練をしている。
今回は、できるだけ災害発生時に近い状況を体験してもらおうと、箕輪消防署が設置した煙体験ハウスの中を通った。
従業員らは、視界1mほどの煙の中をハンカチや手で口を覆い、体勢を低くして通過していた。
箕輪消防署では、「広い店内でも煙は一気に広がる。落ち着いて迅速な行動がとれるよう、普段から意識をしていてほしい」と呼びかけていた。 -
箕輪RC35周年記念植樹
箕輪ロータリークラブは5日、創立35周年を記念して箕輪町のながた荘近くに、ブルーベリーやキイチゴの苗木を植えた。
雨の降る中、会員ら約10人が作業し、ブルーベリーやキイチゴ、ユスラウメの苗木30本を植えた。
植樹した3種類は全て実のなるもので、宿泊客が散策時に取って食べられるようにと、ながた荘の希望に応え選んだ。
箕輪ロータリークラブの佐々木喬会長は、「35周年という一つの節目を迎えた。今後も地域貢献のために頑張っていきたい」と話していた。
箕輪ロータリークラブでは、35周年記念事業として今回の植樹のほか、箕輪町と南箕輪村への本の寄贈などを計画している。 -
しんわの丘でローズガーデンウエディング
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで5日、結婚式が行われた。
伊那市観光がローズガーデンを全国に発信しようと無料挙式を募集したところ、11の都県から55組の応募があった。
その中から選ばれたのが、三重県在住の恩田竜二さん、美和さん夫妻。
二人は同じ職場で知り合い、2001年に結婚式を挙げた。ご主人の竜二さんは、当時バレーボールの実業団選手。結婚から3年目、試合を間近に控えた竜二さんは事故で脊椎損傷の大けがを負い下半身完全まひの体になってしまった。
結婚から8年が過ぎ、ローズガーデン挙式の募集を知った二人は、改めて誓いをたてようと応募した。
5日は、小雨が降るあいにくの天候となったが、そんな二人を祝福しようと50人が参列した。
式は、竜二さんから美和さんへのブーケプロポーズに始まり、指輪の交換、結婚証明書への署名、誓いの口づけと幸せの時間が流れていった。
伊那市観光社長の小坂樫男市長も立会人として参列。代表の署名もした。
最後は、バラの花びらに包まれた二人。妻の美和さんは、「心に残る結婚式になった」と感謝していた。
高遠さくらホテルから移設された愛の鐘が二人の新たな門出を祝福しているようだった。
しんわの丘ローズガーデンでは13日にも、もう一組の結婚式が行なわれる。 -
伊那市西箕輪地区が功労者表彰報告
地域の景観を守る活動が認められ、伊那市西箕輪のふるさと景観住民協定者会が、国土交通大臣表彰を受けた。
同会の小池知志会長らが5日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞報告をした。
西箕輪地区では、地域の景観を守ろうと西箕輪ふるさと景観住民協定を結んでいる。また昨年9月、県内で初めて景観育成特定地区の指定を受け、建築物に基準を設けるなど景観の保全に努めている。
その活動が認められ1日、東京都で開かれた「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」で、まちづくり功労者国土交通大臣表彰を受けた。受賞は、伊那市内の団体では初めて。
小池会長は、「地道に良い方法を考えて取り組んできたことが評価された。これからも住みよい地域づくりをしたい」と話していた。
協定者会では現在、伊那インター工業団地の誘導看板の統一化を進めているほか、活動内容をまとめた冊子作りなどに取り組んでいて、今後も景観保全のために活動していきたい竏窒ニしている。 -
伊那市でグリーンカーテン大作戦
環境保全について考える「環境の日」の5日、伊那市は、植物のつると葉で日差しをさえぎるグリーンカーテンを作るため、アサガオの苗を植えた。
職員約30人が、アサガオの苗約300本をプランターに植えた。
グリーンカーテンは、アサガオなどつるのある植物をネットにはわせ、窓の外を覆う。夏の強い日差しを和らげ、部屋の温度が上がるのを抑える効果があるため、エアコンの使用時間を少なくすることができる。
伊那市では、温暖化防止への取り組みとして昨年からグリーンカーテンを作っている。
昨年は植えた本数が少なく、期待したほどの効果が出なかったため、今年は苗の数を増やし、計画的に肥料や水やりをするという。
プランターは庁舎の南側の窓の前に設置した。幅は約48メートルで、順調に成長すれば高さは4メートルほどになるという。 -
みのわ祭りポスター図案決まる
みのわ祭りを町内外にPRするポスターとうちわの図案選考会は4日夜、箕輪町役場で開き、ポスターに箕輪北小学校6年の勝野紗瑛さんの作品、うちわに同小5年の下平杏奈さんの作品が選ばれた。
今年は、町内の小学生を中心に66点の作品が寄せられ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査した。
ポスターに選ばれた勝野さんの作品は、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いている。
団扇に選ばれた下平さんの作品は、色使いや字体などのデザインが評価された。
ポスターは千枚、うちわは4500本用意し、PRに役立てるほか、まつりの参加者に配る。 -
6月4日は「ローメンの日」
6月4日は、ローメンの日。ローメンズクラブ加盟店では、通常550円から700円のローメンが1杯400円で味わえるサービスが行われた。
伊那市入舟のローメン発祥の地万里は、昼時になると多くの客で賑わっていた。
ローメンの日は、蒸し麺のゴロにあわせて6月4日に制定されていて、日本記念日協会にも認定されている。 -
お母さんの健康講座
子育て中のお母さんたちを対象にした健康講座が4日、箕輪町子育て支援センターで開かれ、日ごろセンターを利用しているお母さん12人が参加した。
同講座は、子育てで疲れているお母さんたちに、心も体も健康になってほしいと初めて開いた。
講師を務めた健康運動アドバイザーの山岸洋子さんは、「なりたい自分を意識して行動などを変えると、自分が成長できる」と話し、「頑張りすぎず、あきらめないことが大事」とアドバイスしていた。
お母さんたちは、心を落ち着かせて深呼吸し、肩を上下させるなどして体をほぐしていた。 -
鹿嶺高原で防護柵設置
伊那市は長谷の鹿嶺高原で4日、シカなどの食害から貴重な植物を守ろうと防護柵を設置した。
ボランティアを含め約30人が標高約1800メートルのキャンプ施設がある所で作業をした。
柵は高さ2メートルほどで、以前は植物が群生していた場所を中心に全部で3カ所囲った。
鹿嶺高原では、シカによる食害の影響で植物が減り、それに伴いチョウなどの昆虫も減少しているという。
市では5年計画で柵で囲った部分の植物がどの程度復活するかを観察していくことにしている。
また貴重な植物を心ない人が持ち帰る例もあるとして、柵の設置を自然を大切にするという意識付けにもつなげていきたい竏窒ニしている。 -
高遠消防署水難救助訓練
夏の行楽シーズンを前に、伊那市の高遠消防署は4日、水難事故の発生に備えて訓練をした。
高遠ダムで釣り人がボートから転落したとの想定で訓練し、119番通報が伊那消防署に入り、高遠消防署の当直職員が現場に駆けつけた。
これまでの訓練には、さまざまな想定が与えられていたが、今回はより実践的な訓練にしようと、隊員が現場で救助方法を判断し行動していた。
高遠消防署管内には3つのダム湖があり、夏の行楽シーズン中、いつ水難事故が発生するかわからないとして、毎年訓練をしている。
隊員らは、ボートを湖に浮かべ、釣り人に見立てた人形を救助していた。
また、非番の隊員も応援に駆けつけ搬送した。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「少ない人数で実践的な訓練が出来たと思う。災害発生時に迅速に対応できるように生かしていきたい」と話していた。
なおこの日は、19人の消防隊員全員が、ボートなどを使った水難救助の研修を受けたという。 -
大萱保育園でアマランサスの種まき
伊那市大萱保育園の園児は4日、自分たちで育てる雑穀アマランサスの種まきをした。
種は、伊那地域アマランサス研究会が園児にプレゼントした。
アマランサス研究会は昨年、新しい地域食材を知ってもらおうと市内の全保育園に苗を贈った。
今年は、芽が出る様子も観察してもらおうと、種を贈ることにした。
子どもたちは、小さな種を丁寧にまき、そっと土をかぶせていた。
このアマランサスは1カ月ほどしたら間引きをし、おひたしやスープにして給食で味わう。
また、大きく成長したら絵を描いてみんなで花の観察をするという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて、「園児が家族と一緒に観察したり味わうことで、地域へのアマランサスの定着につなげたい」と話していた。 -
向山竹脩さん「源氏物語」書展
伊那市山寺在住の書家向山竹脩さんによる「源氏物語」をテーマにした書展が、伊那市のぶぁんてあんで開かれている。
向山さんはこれまで、井上井月をテーマにした書展を開いてきた。
今回は、紫式部の「源氏物語」をテーマに選んだ。
12点の作品には順番がありストーリーに沿って並んでいる。
源氏物語の主人公光源氏が、生まれてから成長するまでの序章にあたる物語の中から登場人物が詠んだ和歌を作品にしている。
作品一つひとつに、向山さんの解説も付いている。
向山さんは、「源氏物語は、日本人の心を学ぶのに最適の超一級の作品。紫式部の作品は奥深い」と話していた。
この作品展は10日まで。向山さんによる源氏物語を読み解く講座は12日から、ばぁんてあんで開く。 -
宅老所おらほ祭り
伊那市東春近の宅老所「おらほ」は、開所7周年を記念して31日、出し物や食事を楽しむ祭りを開いた。「おらほ」の利用者や家族、地域住民ら180人ほどが集った。
祭りでは、ハーモニカや踊りなどが披露され、参加者が一緒に口ずさむなどして楽しんだ。
宅老所「おらほ」は7年前、伊那市で初となる宅老所として始まった。
利用者4人からのスタートだったが、現在は40人ほどが利用している。
7年目を迎えるにあたり祭りをしたいという声がスタッフなどから挙がったということで、今回初めて祭りをした。
会場には、綿あめなども用意され、子どもたちが並んでいた。 -
コカリナサークルが演奏披露
箕輪町を中心に活動するコカリナサークル「風明音の会」は30日、沢公民館で演奏を披露した。
風明音の会は、10月に開かれるコカリナのコンサートを前に、木のオカリナ「コカリナ」を広くPRしていこうと、町内の各地区を回って演奏を披露している。
今回は、沢公民館で開かれた地区の交流イベント、沢地区ふれあいサロンに合わせて演奏し、メンバーらは昔懐かしい歌謡曲など5曲を披露した。
丸山宗男会長は、「歌いながら聴いてくれたので、気持ち良く演奏できた。より多くの人にコカリナの良さをアピールしていきたい」と話していた。 -
ローメン月間 伊那商工会議所会頭がPR
伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる「ローメン月間」が、30日まで行われている。
伊那商工会議所の向山公人会頭と伊那市の酒井茂副市長が3日、伊那市前原の萬楽を訪れ、ローメン月間をPRした。
ローメン月間では、伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる。
萬楽では、商品券発売日からさっそく、友人同士や家族連れが店を訪れ商品券を利用していて、これまで13枚の利用があったという。
伊那ローメンズクラブでは、商品券を利用して、多くの人にローメンをPRしようと今回初めてローメン月間を企画した。
また、6月4日は毎年恒例のローメンの日。クラブ加盟店となっている伊那市内の30店舗は、ローメンを400円で販売する。 -
上伊那地域観光戦略会議
上伊那地域観光戦略会議のどんぶり街道プロジェクト分科会が3日、諏訪から飯田まで9つのどんぶり会に、連携方法について提言した。
この日は、分科会の委員と各地域のどんぶり会の代表が、伊那合同庁舎に集まった。
諏訪から飯田までのどんぶり会は、去年5月から連携していく方法を模索してきた。
地域に浸透していないどんぶりがあることや、組織に大小の差があることなどから、連携に対しての会ごとに温度差があった。
そこで上伊那戦略会議のどんぶり街道分科会に、連携方法についての検討が委ねられ、6回の会議を経て、このほどまとまった。
その検討結果が、各会に提言された。
分科会が提言したのは、「天竜どんぶり街道」として組織を発足させ、共同事業を行っていくという。
分科会の委員らは、「勇気を持って一歩を踏み出し、同じベクトルで進んでいってほしい」「主体性を持って取り組んでほしい」といった意見が出た。
その後、どんぶり会の代表のみの会議が非公開で開かれた。
伊那ソースカツかつどん会の平澤保夫会長は、「それぞれの会の事情などを話しあった。個人的には、すぐにでもまとまって動き出したい。全体でも連携していく方針が確認された」と話していた。
なお今後は、各会が地域に提言を持ち帰り、会としての意思を確認したのち、天竜どんぶり街道の設置に向かうことになる。 -
バラづくり入門教室
バラ祭りが開かれている伊那市の通り町商店街で2日、バラの育て方についての教室が開かれた。
バラ祭りの期間中のイベントとして行われたもので、会場となった通り町のセントラルパークには市内などから60人が参加した。
バラづくり入門教室と題して行われたイベントは今年で2年目。
講師は、バラの技術アドバイザーでアルプスバラ会代表の春日千定さんが務め、鉢植えでの花の咲かせ方などについて説明した。
春日さんは、朝のうちに水を鉢の底から出るまでたっぷりやること、植え付けをする際は水はけが良く保水力のある土を選ぶと良いなど、育て方のポイントについて解説していた。
通り町では現在、色とりどりのバラが見頃を迎えている。
バラ祭りは14日まで開かれていて期間中、協賛店で苗のプレゼントやバラの紅茶サービスなどが行われている。 -
園児が正しい手洗い学ぶ
南箕輪村の南部保育園の園児は1日、正しい手洗いの方法を学んだ。
手洗い指導は、食中毒などが起こりやすい夏を前にしたこの時期に、毎年行っている。
子どもたちが、栄養士の矢本怜子さんから指導を受けた。
園児らはさっそく、ブラックライトに反応する特殊な液を手に塗り、その液がしっかり落とせるか、手洗い体験をした。
子ども達は、洗った手をブラックライトに当て、しっかりと洗えているか確認していた。
洗い残しのある子どももいて、指先や指と指の間などが白く見えると、再び洗面所に行き、見えた場所をしっかりと洗っていた。
矢本さんは、「手洗いは、食中毒のほかインフルエンザの予防にもつながるので、手全体をくまなく洗うことを心がけてもらいたい」と話していた。 -
町水道事業組合 水神祭
箕輪町水道事業組合は1日、町内への安全な水の供給を願って、松島区の北島水源で水神祭を開いた。
町内の水道事業関係者や町の職員ら約20人が参加して神事が行われた。
町水道事業組合では、毎年全国水道週間に合わせて水源の草刈りと水神祭を行っている。
町内では現在、1日に約8千トンの水が利用されていて、箕輪ダムから6千400トン、北島水源から千トンの水が供給されている。
特に北島水源は、ダムができる前から町内の水道水を支えてきた大事な水源だという。
町水道事業組合の小松良輝組合長は、「町内の水を守る立場の重要性を再認識して、安全な水が供給できるよう努めていきましょう」と呼びかけていた。 -
伊那市消防団水防訓練
出水期に備え、伊那市消防団は31日、高遠町の山田河原で水防訓練をした。
市内全分団の15分団の班長以上236人が訓練に参加した。
この水防訓練は、出水期を前に毎年行っている。
訓練では、伊那建設事務所の職員が、命綱の結び方や水防工法などを指導した。
団員は、土のうの作り方や積み方、蛇かごの設置、決壊しそうな箇所の水防シートはりなどを、実際に作業しながら学んでいた。
また作業の途中には、大水が出たとの想定で避難訓練も行なわれ、団員がきびきびと行動していた。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「訓練で学んだことを団員一人ひとりが出来るように伝えていくことで、いざという時の地域の防災力を高めてほしい」と話していた。 -
伊那市ごみ減量化委設置竏窒イみ減量化の模索始まる
ごみの減量化などを図るための施策について協議する伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が1日、設置され、第1回会合が開かれた。
委員会は各種団体の代表や公募で選ばれた委員15人で構成。委員長には、伊那市連合衛生自治会会長の橋爪正さんが選ばれた。
委員会では、実行性のあるごみの減量化や資源化を図るための施策を協議し、市長に提言する。
委員の任期は2年で、月1回のペースで会議を開く。
市によると、昨年度伊那中央清掃センターで処理された可燃ごみの量は、約2万6千トン。そのうち伊那市が占める量は、半分の1万3千トンだという。
また昨年度、清掃センター全体のごみ処理経費は約5億円となっている。
委員会では「伊那市内でのごみの減量化が上伊那全体の減量化と、経費削減につながる」として、11月を目途に、短期的な施策を市長に提言する。 -
伊那まつりのTシャツデザイン決まる
今年の伊那まつりの公式Tシャツのデザインを決める審査会が1日、市役所で開かれ、伊那市の会社員伊藤寿美代さんの作品が、公式Tシャツに選ばれた=写真。
公式Tシャツはこれまで、黒をベースとしたものが大半だったが、伊藤さんの作品は紫を基調にピンク色で桜や龍などを描いている。
伊藤さんの作品は、色使いなどが女性にも親しんでもらえるとして今年の公式Tシャツに選ばれた。
まつり用のパンフレットの表紙には、太鼓が力強く描かれた南箕輪村の印刷会社「プリンティアナカヤマ」のデザインが選ばれた。
また、うちわには伊那市の印刷会社「しんこう社」の作品が「大人から子供まで親しんでもらえる」と評価され、選ばれている。
公式Tシャツは今月から注文の受付を始め、一般に販売される予定。 -
御園区で雨の中運動会
伊那市御園区の運動会が31日、同地区の白山グラウンドであり、地区住民約700人が、競い合った。
この日はあいにくの雨となったため、雨でも危険のない競技を実施。
参加者は傘をさしたりレインコートを着て、競技を楽しんでいた。
マレットゴルフの玉が中心に近いほど得点がはいるゲームでは、チームのメンバーからプレーヤーに声援がおくられた。
主催した伊那公民館御園分館の唐澤幹夫分館長は、「一風変わった思い出に残る運動会になった。区民の団結につなげたい」と話していた。 -
ローズガーデンバラ祭り始まる
伊那市高遠町にある「しんわの丘ローズガーデン」で1日から、バラ祭りが始まった。
バラ祭りは地域活性化などを目的として去年から開かれているもの。
この日はオープニングセレモニーがあり、木のオカリナ「ユカイナ」の演奏が披露された。
ローズガーデンには現在、124種約2600本のバラが植えられている。
バラ祭りは14日まで開かれる予定で、期間中はバラの苗木販売や、園内で結婚式が予定されている。
訪れた人たちは、園内を歩きながら咲きはじめのバラを楽しんでいた。
見ごろは今週末から来週にかけて。 -
夏を前に衣替え
本格的な夏を前に1日、各地の学校や企業で衣替えとなり、通勤通学でも夏服姿の人たちが行き交う光景が見られた。
そのうち伊那市の高遠高校では、ブルーのシャツを着た生徒らが午前8時ころから登校。朝のうちは少し肌寒かったこともあり、上にカーディガンなどを羽織った生徒もいたが、半袖のまま自転車でさっそうと登校する生徒もいた。
この夏服は昨年から導入したもので、1、2年生約200人が着用している。
ある男子生徒は「風通しが良くて着やすい」と話していた。
夏服の着用は9月末まで。 -
手良小学校の児童がアユの稚魚を放流
伊那市の手良小学校の児童が1日、アユの稚魚を天竜川に放流した。
この日は手良小の3年生が明神橋の約100メートル上流で放流を実施。アユは生後6ヶ月で、体長約10センチの稚魚が5キロ用意された。
児童らは、一人ひとり5匹ほどを容器に入れてもらい、一斉に天竜川へ放った。
これは天竜川漁業協同組合が小学生を対象に毎年実施しており、手良小学校には今年初めて声をかけた。
地区に大きな川がなく、アユやアユの友釣りなどを目にする機会の少ない手良の子どもたちにも、天竜川に親しんでもらおうと考えた。
児童らは、放流を前にアユの生態などを勉強してきたという。
天竜川漁協北原斉理事は「アユの感触を感じ、天竜川に親しんでほしい。この川が太平洋につながっていることを感じてもらいたい」と話していた。