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英語教室の子どもたちが南箕輪村に寄付
南箕輪村内で英語講座を受講する子どもたちは3日、環境のことを考え、紙コップの利用をやめて貯めた4365円を村に寄付した。
翻訳事務所「オフィスTOJI」が村民センターで開いている英語講座の受講児童15人が役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を渡した。
子どもたちは、去年6月の授業でエコについて学んだことをきっかけに、授業中に水を飲むのに使っていた紙コップの利用をやめ、マイコップを使うようになった。
今回は、全児童60人の紙コップ代半年分、4365円を寄付した。
唐木一直村長は、「みなさんが節約して貯めてくれた貴重なお金。環境に役立つよう使いたいと思います」と話していた。 -
上伊那建労箕輪分会 認知症を学ぶ
上伊那建設労働組合箕輪分会の組合員は4日、認知症について学んだ。
この勉強会は、自分の健康について見直してもらう機会にしようと、建設労働組合箕輪分会が毎年開いている健康づくり教室の一環。
組合員約40人が参加し、町の保健師鈴木道代さんから認知症に関する知識を学んだ。
鈴木さんによると、日本人の65歳以上で8%が、85歳以上では27%が認知症の患者だという。
適度な運動、バランスのとれた食事、人とのふれあい、ゲームなどが認知症の予防につながるという。
鈴木さんは、「自分だけでなく、周りの人が認知症になった時に対処できるよう理解を深めてほしい」と話していた。 -
第40回伊那まつりに向け、伊那まつり改革を考えるプロジェクトチーム初会合
2010年の第40回伊那まつりをより多くの一般市民に参加してもらえるようなものにしていこうと、伊那まつり改革プロジェクト会議の初会合が3日、市役所であり、委員をつとめる関係団体の代表15人に伊那まつり会長の小坂樫男市長から委嘱書が手渡された。
座長には伊那公民館の武田登公民館長を、副座長には伊那商工会議所青年部で伊那まつり事務局長の小池真一さんを選出した。
同会議は本年度と来年度の2年間、まつりの検証と検討を重ね、小坂市長に答申する。
前半は方向性や目的などのまつりの総論、後半は踊りや場所などについての各論を検討する予定。
この日は委員から「伊那まつりはまちづくりにつながる」「長谷・高遠地区の参加方法を考えて進めていく必要がある」「伊那まつりは単なるイベントでなく歴史も踏まえるべき」などといった意見が出た。
伊那まつりは伊那の勘太郎の映画のヒットにちなんで、伊那の名を全国に売り出そうと商工業者が昭和33年に第1回目を実施。15回まで伊那商工会議所が主体で実施してきたが、昭和48年に市民まつりへの転換が図られて以降、伊那市が主体となって実施している。
平成9年の第25回から第3の踊りとして宇崎竜道さん作曲のダンシングオンザロードが加わり、6千人以上が踊るようになっている。
しかし、15年が経過しようとする中で、参加者などからマンネリ化への懸念やまつりの見直しを求める声も上がっていた。
2回目の会議は今年の伊那まつりが終わった8月末ごろに開く予定。 -
伊那中の卒業生でつくる「峰かえでの会」がいなっせで作品展
伊那中学校の昭和32年卒業生でつくる「峰かえでの会」による作品展が6日まで、伊那市のいなっせで開かれている。41人から集まった約100点の作品が、訪れた人の目を楽しませている。
同会は、同窓会を発展させる形で発足したもの。会員は現在、67歳、68歳になっている。
伊那中学校の校章が峰カエデであることから、「峰かえでの会」と命名。8クラス、458人に参加を呼びかけたところ、全国にいる同期生41人から100点の作品が集まった。
初日のこの日は、遠方からも大勢の同窓生が駆けつけ、仲間の作品を囲みながら、自慢話や苦労話に花を咲かせた。 -
入野谷で地元野菜を使った新メニュー「ブルスケッタ」登場
地元の食材をPRしようと、伊那市長谷の宿泊施設「入野谷」は、地元野菜をふんだんに使った新しいランチメニュー「ブルスケッタ」を提供し始めた。
ブルスケッタはスライスしたフランスパンにさまざまな料理を乗せて味わうイタリア料理。
入野谷では以前から、玄米と野菜を中心としたマクロビオティックのメニューを提供しており、新メニューもそれを基本としている。
素材は地元で採れた季節の野菜が中心で、現在は「ナスのまめ味噌炒め」や「トマトとアマランサスのマリネ」などを味わうことができる。
中には、長谷で採れた木イチゴなど、ここでしか味わえないものもある。
小嶋昇料理長は「ここには分杭峠に来る県内外の観光客がくる。新メニューで地元の食材をPRできれば」と話していた。
ブルスケッタはランチメニューとして提供している。
時間は午前11時半縲恁゚後1時半、価格は1000円。 -
美篶区長会がアルプス号存続要望
伊那市美篶区の区長会が2日、JRバス関東に対して、今月末で廃止される高遠町・長谷地区と新宿を結ぶ高速バス「南アルプス号」の存続を求めた。
美篶地区の橋爪英峯区長会長ほか、5人が伊那市にあるJRバス関東中央道統括支店を訪れ、秋葉松美支店長に南アルプス号の存続要望書を手渡した。
秋葉支店長は、すでに南アルプス号の廃止届を提出していることや、年間3千万円の赤字になっていることなどを説明した。
JRバス関東では南アルプス号を廃止する代わりに、現在伊那バスが運行している新宿線に、高遠町、長谷地区からの路線バスを連絡させる新しい便を運行する計画をしている。
料金は南アルプス号と同じ程度に設定し、できるだけ早い時期に実施したい竏窒ニしている。 -
箕輪町健全育成推進協議会
箕輪町の健全育成推進協議会が1日夜、町文化センターで開かれ、本年度の事業計画を確認した。
本年度最初の会議で、会長の平澤豊満箕輪町長が委員を委嘱した。
協議会は、学校長や連合PTA会長、町内15地区の子ども会育成会の役員ら25人で構成している。
本年度は、社会を明るくする運動・青少年健全育成推進上伊那北部地区大会を9日に箕輪町が当番地域として開催することになっている。
また夜間巡視や高校生の登校時間に合わせた啓発活動などにも取り組むという。 -
伊那市の深妙寺 アジサイ見ごろ
アジサイ寺として知られる伊那市西春近の深妙寺のアジサイが見頃を迎えている。
深妙寺には200種類、2500株のアジサイが植えられている。
現住職重盛快典さんの母、故・登美子さんが30年ほど前から植え始めたもので、現在は住職が引き継ぎ、檀家の協力を得ながら管理している。
境内には、33対の観音像が配置されていて、観音像を巡りながらアジサイを楽しむことが出来る。
アジサイは乾燥を嫌うため、水遣りや冬場の管理が大変という。
重盛住職は、「雨に合うアジサイを愛でて、わびさびを感じてもらいたい」と話していた。
重盛住職によると、今年の花の見ごろは例年よりも1週間ほど早く7月中旬まで。10日まで、お茶や菓子の無料サービスもある。 -
橋爪まんぷさん 保科正之のマンガ原画展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんによる保科正之のマンガ物語の原画展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
まんぷさんはこのほど、伊那市観光協会が発行した保科正之のマンガ物語と、伊那市に全戸配布された冊子の挿絵を担当した。
マンガ物語では、吹き出しに文字が印刷される前の原画16点、冊子の挿絵は25点が並んでいる。
挿絵には、同じ絵柄のものが並んでいることがあるが、これは江戸時代を忠実に表現しようと関係者と相談しながら描き直したためで、刀の長さや、まげの形などにも注意して絵を描いたという。
また会場には、保科正之のマンガに取り組む中でまんぷさんが触発され、江戸時代の庶民の暮らしを描いた風俗画70点も並んでいる。
それぞれの作品には、四字熟語も添えられていて、風刺の効いた漫画となっている。
橋爪まんぷさんのマンガ原画展は7日まで。 -
母親の再就職準備セミナー
子育てなどで一旦職場を離れた母親の再就職を支援するセミナーが1日、伊那市の富県子育て支援センターで開かれた。
このセミナーは、女性の働きやすい職場作りなどに取り組む21世紀職業財団が厚生労働省の委託事業として開いている。
長野市在住のキャリアコンサルタントの竹原礼子さんが、再就職に向けた準備や心構えを話した。
竹原さんは、「再就職したくても、子育て期間のブランクや家庭との両立を不安に感じる人は多い。結婚すると、仕事に対して家族の理解が得られにくい状況もあるが、その中でもうまくやっていく方法はある」と話した。
また、「これから育児をしながら、どんなことをしたらいいかシミュレーションしていくと、再就職の動機付けができてくる」とした。
参加者は、ワークシートを使い、再就職に向けての心構えができているか、家族のサポート体制があるかなどの5項目をチェックし、改めて自分の今の状況を確認していた。
竹原さんは、「子育ての経験は社会でも生かせる。ぜひ社会復帰してほしい」と話していた。
財団によると、去年からの不況の影響で、これまで以上に再就職を希望する母親は増えているという。 -
エコポイント制度申請始まる
省エネ家電の購入を促す事業、エコポイントの交換商品に伊那市のいーなちゃんカードが選ばれ、1日から商品交換の申請が始まった。
伊那市坂下の文具、オフイス事務、デジタルテレビ販売の藤澤でも申請開始にあわせ、利用を呼びかけていた。
エコポイントはエアコン、冷蔵庫、デジタルテレビのいずれかを購入した人に1ポイント1円相当のポイントが与えられ商品券などと交換できる制度。
このエコポイントはいーなちゃんカードのプリペイドチャージとして、加盟店およそ130店舗でも使うことができる。
さらに伊那市コミュニティカード協同組合では、地域商店街の活性化につなげようと、エコポイントに10%上乗せしたサービスを始め、加盟店の売り上げ増につなげたい竏窒ニしている。
エコポイントについては、申請の仕方がわかりにくいという声もあり、加盟店では「店に立ち寄ってもらえれば、申請方法や制度のメリットなどについても説明したい」と話している。 -
路線価公表
相続税などを算定する基準となる土地の評価額、路線価が1日、公表された。
伊那税務署管内は14年連続で路線価の平均が下がった。
路線価は、国税庁が1月1日の時点で道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額を算定したもの。
伊那税務署管内では、伊那市の県道南箕輪沢渡線、通り町が6.2%下がって6万1千円、ナイスロードの伊那市役所付近が6.7%下がって4万2千円となっている。
箕輪町では、松島の国道153号八十二銀行箕輪支店付近で5.1%下がって3万7千円、南箕輪村では神子柴のアクセス道路伊那インターチェンジ付近で5.7%下がり3万3千円となっている。 -
伊那市ごみ減量化資源化推進委員会
伊那市は1日、家庭用生ごみ処理機の導入を進めた場合、どの程度ごみの減量につながるかの試算を、市ごみ減量化資源化推進委員会で示した。
市が平成16年度に行った可燃ごみの組成調査の結果、排出されるごみの約45%が生ごみだった。
市では昨年度、約8200トンの可燃ごみが排出されており、そのうち約3800トンが生ごみだったと考えられる。
仮に、家庭用生ごみ処理機を市内の200世帯が導入した場合、1年間で約25トンの生ごみが削減できると推測している。
毎年200世帯が生ごみ処理機を導入した場合、10年後に削減できる生ごみの量は年間250トンになる。
委員会では、ごみの量を減らすには、生ゴミの減量化、資源化が不可欠として、今後、生ゴミの減量化を重点項目として検討を進める。
また、可燃ごみに占める割合の大きい古紙類、布類も同じく重点項目と定め、減量化、資源化を検討する。 -
笑いと健康講座開講
不景気や苦難を笑いで吹き飛ばし、健康づくりに役立てようという講座が30日夜、箕輪町の地域交流センターで開かれた。
「笑いと健康」講座は、箕輪町公民館が町民からの要望を受け1年ぶりに開いた。
初回は約40人が集まり、伊那市在住の笑い療法士城取茂美さんから笑いの持つ魅力などについて話を聞いた。
城取さんは、「笑いには、病気を抑え脳を活性化させる力がある」と話し、「笑いは人間にだけに与えられたもの。普段の生活から会話を楽しみ、笑顔のある家庭を作って下さい」と呼びかけていた。
会場に集まった人達は、城取さんのユーモアある話に笑顔で耳を傾けていた。
講座は11月まで毎月1回開く予定で、落語やマジックショーなどを楽しむ。 -
青少年の健全育成呼び掛け 街頭啓発
青少年の健全育成を呼び掛ける街頭啓発が1日、伊那市などで行われた。
7月は「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」「有害環境排除県民運動強化月間」で、街頭啓発はそれに合わせて行われた。
アピタ伊那店では、子ども育成団体や県、警察などが健全育成、薬物乱用防止などを呼び掛けるチラシやティッシュを配った。
上伊那での少年による犯罪は、昨年は前年より45件増の128件となっている。
県では、「青少年の行動で気付いたことがあったら声かけをしてほしい」として期間中、声かけ運動を推進している。
また、有害図書販売機の実態調査や撤去の要請をしたり、青少年の健全育成に関する研修会も開かれる予定。 -
安曇野市民がホタル養殖学びに来伊
安曇野市飯田区の環境保全会のメンバー30人が28日、ホタルの舞う地域作りの参考にしようと、伊那地域を訪れた。
メンバーはまず、伊那ケーブルテレビを訪れ、ホタルについての番組を視聴した。
メンバーは伊那地域でホタルのえさとなるカワニナを養殖しホタルの舞う地域作りが進められていることを、NHKで放送された伊那ケーブルテレビの番組を見るなどして知り、今回伊那を訪れた。
番組を視聴した後、カワニナの養殖方法を確立した伊那東小学校の野口輝雄教諭の元を訪れ、話を聞いた。
野口教諭は、ほう葉を用いた養殖法で、夏も冬も、屋内でも屋外でもカワニナを養殖することに成功している。
昨年からは、カワニナを養殖するボランティアを募り、ホタルが舞う地域づくりを進めている。
この日は、伊那東小学校のカワニナクラブの子どもたちも参加し、カワニナの養殖の様子を環境保全会のメンバーに披露していた。
環境保全会のメンバーは、「ホタルを復活させることで、地域住民が誇れる地域づくりを進めたい。この訪問は、よいきっかけになった」と話していた。
野口教諭は、「わざわざ安曇野から来てくれて、これまで研究してきた成果が役立ってよかった」と話していた。 -
子ども達がアマゴを放流
伊那市東春近の子どもたちは28日、土蔵公民館近くを流れる大沢川でアマゴの稚魚を放流した。
地区の子どもやその保護者ら約40人が参加して、アマゴの稚魚400匹を放流した。
アマゴの放流は、伊那市が川に親しみながら環境について考えてもらおうと開いている川シンポジウムの一環で行ったもので、市内3カ所で放流があった。
子どもたちは、大きなトレーに入ったアマゴをバケツに入れ、大沢川に放流していた。
天竜川漁業組合によると、養殖のアマゴは放流されたばかりの時は川をのぼる力がなく流されてしまうということだが、子どもたちが夏休みを迎える8月ころには力をつけてのぼってくるという。
参加したある男の子は、「夏休みになったら大きなアマゴを捕まえに来たい」と話していた。 -
薬物撲滅の街頭啓発
伊那市内の大型店で28日、薬物の撲滅を呼びかける街頭啓発活動が行われた。
26日の「薬物根絶宣言の日」に合わせて全国各地で行われたもので、県の職員やガールスカウト、ボーイスカウトの子どもらが参加した。
参加者らは薬物乱用防止の募金協力を呼びかけたり、啓発ティッシュを配った。
長野県警によると、県内の昨年の覚せい剤所持の検挙件数は82件で、ここ5年間で50件近く減少している。
伊那署管内では昨年は検挙がなかったが、今年に入って1件あったという。
県では、「学校や地域と協力して今後も啓発活動を続けていきたい」としている。 -
土砂災害危険個所パトロール
雨の多い時期を迎え土砂災害を未然に防ごうと、伊那建設事務は30日、危険が予想される個所のパトロールをした。
これは、雨の多くなる時期に、危険な個所の把握と対策を立てることを目的に毎年行っている。
伊那建設事務所や市の職員など46人が3つのグループに分かれて危険個所をパトロールした。
今回は、避難所に指定されている場所の急な斜面を中心に、上伊那の27カ所を点検した。
このうち伊那市の上新山公民館付近の急傾斜地では、斜面にひび割れはないか、倒れそうな木がないかなどの項目をチェックしていた。
伊那建設事務所によると、この日のパトロールで、緊急対応の必要な個所は確認されなかったという。 -
赤色チャート展示
通称南アルプス、赤石山脈の名前の由来となった赤い石「赤色チャート」が伊那市役所市民ホールに展示されている。
チャートは岩石の意味で、伊那市役所に展示されている赤色チャートは海の中のプランクトンの死骸が海底に堆積して出来たものだという。
また酸化鉄が含まれていることから赤い色をしているという。
堆積してできた岩石は海洋プレートの移動に伴い隆起し、今の南アルプスの頂上付近で見ることができる。
赤色チャートは8月から大阪で開かれるイベントに出品されるもので、南アルプスが文化的価値のある地質だとしてジオパークに認定されていることから県代表として出品が決まった。
赤色チャートは7月3日まで展示している。 -
坂下神社で茅の輪くぐり
伊那市の坂下神社で28日、今年半年の汚れを落とし、後半の1年の無病息災を祈る神事、茅の輪くぐりが行われた。
地区住民ら約60人が、萱を束ねて作った茅の輪をくぐった。
茅の輪くぐりは、左に1回、右に1回8の字にまわると、半年間の罪や汚れが払われ、身心が清められるとされている。
坂下神社では15年ほど前から6月末の恒例行事として毎年行っている。
参加者らは伊藤光宣宮司に従って、言い伝え通り茅の輪をくぐっていた。
伊藤宮司は、「身心を清めて自分自身を見つめ直す機会にしてください」と参加者に呼びかけていた。
茅の輪は1週間ほど坂下神社に設置されており、誰でもくぐることができる。 -
手良区民が花壇の手入れ
伊那市手良の手良地区活性化促進会議のメンバーら約30人は28日、地区内の幹線道路の交差点にある花壇の整備作業をした。
花壇の整備は、道路の路線変更によってできた空き地を有効利用しようと行っているもので、伊那市地域づくり活動支援金事業に採択されている。
花壇にはマリーゴールドやペチュニア、菊など8種類、約2千株が植えられている。
参加者は、同じ区民同士会話を弾ませながら草取りをしていた。
手良地区促進会議の蟹沢豊治会長は、「作業は大変だが、地区の活性化にもつながるし、みんなが顔を合わせられる良い機会」と話していた。 -
村消防団ポンプ・ラッパ大会
南箕輪村消防団のポンプ操法・ラッパ吹奏大会が28日開かれ、女性団員のみのチームが初出場した。
大会には5分団の約160人が出場し、ポンプの部、小型ポンプの部、ラッパ吹奏の部の3部門で日頃の練習の成果を披露した。
このうち5人1組で行う小型ポンプの部は、ホース3本をつないで火に見立てた的に放水する。
この部門には、女性団員のみで組織された第1分団第2部塩ノ井Aが出場した。
団員らは男性団員に負けない大きな声と、きびきびとした動きで放水していた。
大会の結果、ポンプの部は第3分団第2部田畑A、小型ポンプの部は第4分団第2部南原、ラッパ吹奏の部は第3分団田畑・神子柴が優勝した。
優勝チームは、7月19日に伊那市役所で開く上伊那郡大会に出場する。 -
上伊那野生鳥獣保護管理対策協議会
野生鳥獣対策に一定の成果上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会は29日開き、上伊那地域の野生鳥獣対策について、一定の成果が上がっていることを報告した。
協議会では、平成20年度の被害状況報告があった。
それによると、上伊那地域の農林業への被害額は約1億7600万円で、前年度に比べ4千万円ほど減少している。
野生鳥獣対策としては、毎年防護柵を延長しているほか、昨年度は個体数調整などのシカの捕獲で開始以来最多の2300頭ほどを捕獲した。
上伊那地方事務所では、「被害額は減少したものの新たに被害の出た集落もあり、実態としては横ばい状態」と話している。
会議ではこのほか、本年度、各市町村の広報誌などで使用できる一般向けの鳥獣被害啓発用の電子データの作成に取り組むことを確認したほか、信大農学部の野生動物対策センターが動物の行動調査用の発信機開発に取り組むことなどが報告された。 -
ウチョウラン山野草展
山野草愛好グループ伊那草友会のウチョウランを中心とする山野草展が27日から、伊那市民会館で始まった。
展示会は上伊那の山野草愛好者でつくる伊那草友会が毎年この時期に開いている。
会場にはウチョウランを中心におよそ250点が展示されている。
ウチョウランは野生のランの一種で、花の大きさは1センチ前後、一つひとつ色合いが違い、形もさまざまなのが特徴。
この日は、山野草愛好者などが会場を訪れ、さまざまなウチョウランを楽しんでいた。
ほかにも、貝がらや小さな鉢に植えられたミニ盆栽や、季節の山野草が並べられた。
草友会の中山和幸代表は「丹精込めて育てたもの。花の美しさや出来栄えを見てほしい」と話していた。 -
アユの友釣り解禁
天竜川水系のアユの友釣りが27日、解禁となり県内外から訪れた釣り人が竿の感触を楽しんだ。
梅雨晴れの1日となったこの日は、朝6時にアユの友釣りが解禁となり天竜川では多くの釣り人が竿を出していた。
友釣りは縄張りに入ってきた他のアユを追いだそうとする習性を利用した漁法で、釣り人らは、
おとりのアユをたくみに操っては、次々と釣り上げていた。
天竜川漁業協同組合が、解禁前に放流した、およそ62万匹のアユは、現在15センチから20センチほどに成長している。
この日は漁協管内でおよそ400人の釣り人が訪れ、多い人では40匹を釣り上げたという。
天竜川漁協では、「8月頃には30センチほどのアユも出てくる。釣果も期待できそうだ」と話している。
来月11日には高遠ダムより、上流の藤沢川や黒川でもアユ釣りが解禁となる。 -
松島区民オリジナルTシャツ作り
箕輪町松島区の子ども達は27日、パソコンを使ってオリジナルTシャツを作った。
この日は松島区内に住む子どもや親子連れなど、13人が参加した。
Tシャツ作りは、子ども達に楽しみながらパソコンの使い方を覚えてもらおうと、箕輪町公民館の松島分館が開いたもの。
子ども達はまず、パソコンを使って好きなアニメキャラクターや写真などにデザインを加え、特殊な用紙に印刷した。
印刷が終わると、好きなサイズに切り取って、アイロンでTシャツに転写した。
親子で参加したある父親は「子どもと一緒にTシャツ作りをして、良いコミュニケーションの機会になった。」と話していた。 -
上古田で赤ソバの花咲く
箕輪町の上古田地区で、住民有志が栽培している赤ソバの花が咲き始めた。
赤ソバは、上古田地区の「これからの農業・林業を考えるEグループ」が育てている。
町の観光資源の一つである赤ソバを観光客に味わってもらいたいと、今年からおよそ60アールの遊休農地を利用して栽培を始めた。
8月上旬に収穫し、秋に「赤そばの里」を訪れる観光客にふるまう計画。
Eグループでは「きれいに咲いて、皆さんに見てもらえるとうれしい」と話している。
赤そばの花は7月中旬頃まで楽しめるという。 -
伊那市富県の休耕田でハナショウブ見ごろ
伊那市富県の休耕田で、ハナショウブが見ごろを迎えている。
富県南福地に住む竹松成就さんが20アールの休耕田で育てている。
竹松さんは、20年ほど前から田んぼの一角にハナショウブを植え始め、2年前からは田んぼのすべてを使って栽培するようになった。
竹松さんは「天気のいい日は散歩がてら花を楽しんでほしい」と話していた。
ハナショウブは7月5日頃まで楽しめるという。 -
箕輪町死亡事故ゼロ1000日達成
箕輪町が6月9日に交通死亡事故ゼロ1000日を達成し、長野県交通安全運動推進本部から表彰された。
26日、上伊那地方事務所の宮坂正巳所長から、平澤豊満箕輪町長に表彰状が手渡された。
宮坂所長は、「事故防止対策に取り組み、死亡事故ゼロが一日も長く続くよう努力をお願いします」とあいさつした。
平澤町長は、「今後も町民をあげてがんばりたい」と話した。
箕輪町では平成18年9月13日に、広域農道の松島地籍で自動車同士の衝突事故により1人が亡くなっている。
それ以来、死亡事故はなく、25日までで死亡事故ゼロは1016日になったという。
上伊那では現在、箕輪町が最も長く死亡事故ゼロを継続している。