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雨宮てる子作陶展
駒ヶ根市に陶芸窯を構える雨宮てる子さんの作陶展「玉響の灯り展」が25日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
雨宮さんが駒ヶ根市に窯を築いて11年目の記念展。
癒しの灯をテーマに信楽、萩、志野焼きなどのランプシェードを中心にした作品を展示した。
電気窯、ガス窯のほか、信楽の穴窯で6昼夜かけて焼いたものがある。穴窯の作品は、仕上がりの落ち着き、渋さが魅力だという。
会場には、陶器に和紙を貼り明かりをともした作品が並び、やわらかな光を放っている。
主婦業をしながら作陶に励み、夫の協力に感謝しているという雨宮さん。「自然の灯りで心が和み、みなさんが喜んでくれたらうれしい」と話している。
作陶展は28日まで。 -
地場産小麦うどん「みのわのめぐみ」
みのりんぐ箕輪ねっとが発売箕輪町・南箕輪村の農業従事者を中心につくる、みのりんぐ箕輪ねっとはこのほど、地場産の小麦を使ったうどん「みのわのめぐみ」を発売した。
みのりんぐ箕輪ねっとは、農業を通じて地域の活性化をしていこうと活動しているグループで、現在20人が活動している。
今回発売したのは、長野県で開発されたユメセイキと呼ばれる小麦を使ったうどん。
小麦は南箕輪村で栽培されたもので、はざかけや天日干しをして風味を閉じ込めた。製粉したものをゆでるとモチモチ感があり、非常にうどん向きの小麦だという。
ネーミングは地域の商店街から「みのわ」という言葉を入れてほしいという要望があり、「みのわのめぐみ」と名付けた。
「みのわのめぐみ」は、南箕輪村のJA上伊那農産物直売所ファーマーズあじ縲怩ネや箕輪町の商店街などで、1束300円で販売するという。 -
高遠ご城下燈籠祭
伊那市高遠町で23日、高遠ご城下燈籠祭が行われ、終日、多くの人で賑わいを見せていた。
高遠町総合支所近くのメーン会場「おまつり広場」では、特設ステージか設置され、高遠に伝わる伝統芸能などが披露された。
このうち、高遠小の児童でつくる高遠囃子伝承クラブは、地区に伝わる、唐子囃子と松囃子の2曲を演奏し、会場からは大きな拍手が起きていた。
この祭りは、旧高遠町が毎年7月に開催していた、高遠城下祭りと、9月に開催していた燈籠祭を一本化し、去年から行われている。
メーン会場では、このほかに食べ物を売る出店が並び、各種イベントも行われ、多くの家族連れらが祭りを楽しんでいた。
町内には、「ほおずきちょうちん」と呼ばれる赤い提灯が家々の玄関に飾られ、子供神輿や、山車が巡行し、かつての城下町の賑わいを感じさせていた。 -
高遠城址公園で戦没者慰霊祭
伊那市の高遠城址公園で24日、戦没者の慰霊祭が行われた。
今日は城址公園にある碑の前に、上伊那の遺族会など70人が集まり慰霊祭を行いました。
城址公園に明治40年代に建立された「靖国招魂碑」は、日清戦争以降の戦没者の霊を慰めようと、当時、上伊那にあった32の町と村が共同で建てた。
上伊那靖国招魂碑奉賛会の伊東義人会長はあいさつで、「戦争の悲惨さ平和の尊さを次の世代に語り継いでいきたい」と述べた。
また、上伊那郡遺族会会長の牛山敞さんは「終戦から63年。遺族として悲しい事もあったが、平和が続くよう努力したい」と謝辞をのべました。 -
スウィング ジャズ イン 伊那
地元商店街とジャズ愛好家が共同で開催するイベント「スウィング ジャズ イン 伊那」が21日、伊那市のいなっせで開かれた。伊那中学校の吹奏楽部や地元のアマチュアバンド、クラリネット奏者の鈴木直樹さんらが演奏を披露した。
ジャズイベントで商店街を活性化しようと、商店街セールなどと音楽イベントを同時開催したもので、今回が初めて。
当初は伊那市のセントラルパークで街なかライブを開く予定だったが、あいにくの天気のため、いなっせで全ての音楽イベントが行われた。
伊那中学校の吹奏楽部には、男子部員のみでつくる男子ジャズがあり、自分達でアレンジしたという3曲を見事に演奏していた。吹奏楽部も3曲を披露した。
コンサートでは、伊那市出身のシンガー湯澤かよこさんと、鈴木直樹さん率いるスイングエースが曲を披露し会場を沸かせていた。 -
平成の大検地フィナーレ
新伊那市合併記念イベント「平成の大検地」が新市の境界を全て踏破した。21日、2年にわたる検地が完了しフィナーレを迎えた。
この日、検地隊は箕輪町との境となる伊那市福島を出発し、ゴールの市役所を目指した。
徒歩や自転車に乗った一行が、南箕輪村の天竜橋付近に到着すると、検地旗を「カヌー隊」へと引き継いだ。
カヌー隊は、伊那カヌークラブや南信森林管理所のカヌー愛好者など14人で、13艇のカヌーが市役所までの天竜川約7キロを下った。
「平成の大検地」は、新市誕生を祝い、伊那市の境界を歩いて踏破しようと、平成18年7月3日に始まった。
これまでに、登山愛好家グループや一般の市民など約500人が参加し、山梨県や静岡県との県境を含む約200キロの道のりを市民の足でつないできた。
21日は、検地隊のカヌーがゴールの市役所に到着すると、小出太鼓の演奏が一行を出迎え、検地完了を祝った。
田中幸雄実行委員長が、検地を指示した検地隊長の中山晶計伊那市長谷総合支所長に無事終了を報告し、検地旗を返還した。
中山隊長は、参加者に「努力と情熱に感謝する。これからも伊那の自然を愛し、守り育てていってほしい」と呼びかけていた。 -
秋の交通安全運動始まる
秋の全国交通安全運動に合わせて22日、伊那市役所前に交通指導所が設置され、交通指導員らが道行くドライバーに安全運転を呼びかけた。
秋の全国交通安全運動は21日から30日までの日程で実施されている。
この日は伊那市や伊那警察署、交通安全協会の関係者など約80人が参加した。
指導所の開設に先立ち、伊那市西春近の太鼓グループ小出太鼓が太鼓演奏を披露し、参加者の士気を高めた。
参加者は市役所前の道路で道行くドライバーに「気を付けて運転してください」などと声をかけ、交通安全PRグッズを配った。
伊那警察署管内で今年1月から現在までに発生した交通死亡事故は3件。前の年の同じ時期に比べ2件増加している。
高齢者ドライバーによる事故が増加しており、今回の運動でも高齢者の交通事故防止対策が重点課題となっている。 -
伊那中央病院産婦人科診療棟がオープン
伊那中央病院で、産婦人科外来患者の増加に対応するため増築された診療棟が22日オープンした。新しく増築された診療棟の前でオープニングセレモニーが行われた。
この診療棟は、増加している産婦人科外来患者に対応するため造られたもので、総工費は9千300万円。
内診室と診察室それぞれ2部屋が、婦人科と産科に設置され、これまで空きスペースで対応していた診察がここですべてできるようになった。
伊那中央病院では、H17年から辰野総合病院で、今年からは昭和伊南総合病院で分娩の取り扱いを休止した影響で、産婦人科の外来患者数は月平均1500人と、適正の1200人に対し飽和状態が続いている。
産婦人科の医師数は9月1日から6人となっている。この体制でも同時に診察できるのは3人までで、新しい診察室すべてを同時に使うには最低8人の医師が必要だという。
新しい診察室は、病棟とつなぐ渡り廊下などの付帯工事が来月に完了する事になっている。 -
箕輪町上古田「赤そばの里」オープン
箕輪町の秋の観光スポット上古田の「赤そばの里」の里開きが20日、行われた。赤そばの里を管理している、古田の里赤そば会の会員や関係者などおよそ50人が参加し、里開きを祝った。
セレモニーで、古田の里赤そばの会の唐沢清光会長は、「昨日の台風で倒れてしまった物もあるが、無事オープンできた。今年も趣向を凝らしたイベントなどを計画しているので、多くの人に訪れてもらいたい」とあいさつした。
また、今年は初めてヨーロッパのスイス地方に伝わる笛の一種「ホルン」の演奏が行われた。上伊那のホルン愛好家でつくるアルプホルン駒ヶ根のメンバーが3曲披露した。
訪れた人たちは、目の前に広がる風景と共に、ホルンの音色を楽しんでいた。
赤そばの里は、4.2ヘクタールの農地におよそ10年前から、ネパール原産のそばを改良した赤そば「高嶺ルビー」が栽培されている。
花の見頃は、今週末から来月10日頃までで、花が咲き誇る今の時期は、辺り一面が花に覆われ、赤い絨毯を敷き詰めたように見える。
なお、9月27日・28日は赤そば花まつりが開かれ、手打ちそばが味わえるイベントなどが行われる。 -
富県いいとこ再発見ツアー2008
身近な名所を知り地元を好きになってもらおうと、伊那市の富県で地元再発見ツアーが20日、開かれた。
ツアーには、伊那市内から17人の親子づれらが参加した。
企画したのは、地区住民でつくる富県グリーンツーリズム推進委員会で、ツアーは去年に続き2回目の開催となる。
富県にある県内でも有名な栗園や、お堂の井戸水を使うと味噌が美味しくできると言い伝えられる薬師堂などを巡った。
このうち栗園では、いがに刺さらないよう気を付けて、かごいっぱいに栗の実を拾っていた。
家族で参加した美篶の広瀬勝さんは、「近くの名所を発見できた。孫も初めて栗拾いを体験し喜んでいる」と話していた。
富県グリーンツーリズム推進委員会の中山徹夫会長は「伊那市は、天竜川を挟み東と西では知らない事が多い。今後もツアーを開き、富県を広くPRしていきたい」と話していた。 -
プロ棋士が囲碁の指導
プロ棋士を招いての囲碁教室が20日、伊那市立伊那図書館で開かれた。日本棋院上伊那支部の会員など10人が集まり、プロ棋士の高梨聖健8段から指導を受けた。
上伊那支部では毎月2回、囲碁教室を開いているが、年々会員数が減少してきている。
今回は囲碁の普及活動の一環として、日本棋院から高梨プロが派遣された。
高梨プロは級を持つ子ども2人を相手に碁を打ち、子ども達はプロの技を体感していた。対局が終わると、子ども達はプロから自分の打った手について指導を受けていた。
日本棋院上伊那支部の神田ふくじ支部長は「こういったことをきっかけに、強さに関係なく囲碁を楽しんでくれる人が増えれば嬉しい」と話していた。 -
元気に「わらしこ太鼓」披露
富県保育園運動会上伊那各地の小学校や保育園で20日、秋の恒例行事、運動会が開かれた。
台風13号の影響で天候が心配されたが、晴れ間が広がり、絶好の運動会日和となった。
富県小学校のグランドで運動会を開いた富県保育園は、年長児がこれまで練習してきた太鼓を披露した。
子ども達は、富県を拠点に活動する歌舞劇団田楽座から、毎月2回のペースで太鼓の指導を受け練習をしてきた。
発表したのは、子ども達でも覚えられるようにと田楽座が創った「わらしこ太鼓」と呼ばれる曲。子ども達は大きな声でテンポを合わせながら楽しそうに太鼓を叩いていた。
指導にあたってきた田楽座の和田さくらさんは、「大勢の人の前での発表は初めてで、みんな緊張していたが、上手にできていた」と話していた。
富県保育園の年長児は、今後田楽座の公演や地域の祭りなどでも練習の成果を発表するという。 -
台風接近で果樹農家大忙し
台風13号は19日の夜から20日の未明にかけて、上伊那に最も接近するとみられている。
収穫期を迎えている果樹農家は、対応に追われた。
伊那市西箕輪大萱で50年近く梨を育てている白沢すみおさんの50アールの梨畑でも、幸水の収穫が行なわれていた。
幸水は、9割がた出荷を終えているということだが、手塩にかけて育てた梨ということもあり、一つ一つ丁寧にもぎ取りケースに入れていた。
長野地方気象台によると台風13号は、19日の夜から20日の未明にかけて上伊那地域に再接近するとみられる。雨の多いところでは、雷を伴って1時間に30ミリ、20日午後6時までの24時間では80ミリが予想されている。
明日は、多くの小学校で運動会が予定されているが、学校では、台風の状況により順延するかどうか判断するという。
気象台では、雷や突風に注意するよう呼びかけている。 -
王理恵さんが雑穀教室
雑穀をより一般的に広げていこうと、プロ野球ソフトバンクホークス王貞治監督の二女で雑穀料理研究家の王理恵さんが講師をつとめる料理教室が19日、伊那市長谷で開かれた。
王さんは、雑穀料理研究家で野菜ソムリエの資格も持った食のエキスパート。
雑穀料理講習会には、伊那市を中心に遠くは岡山から35人が参加し、王さんの話に耳を傾けた。
この日作ったのは、アマランサスの明太子風パスタとダッタンそば粉プリン。
王さんは、調理のポイントを親しみやすい口調で参加者に伝授していた。
岡山から参加したという主婦は、「岡山ではキビを生産していて、現在は団子くらいにしか使用していない。今回のレシピを持ち帰り違う使い方を研究したい」と話していた。
参加者たちは、20日信州大学農学部で雑穀栽培をしている畑を見学することにしている。
雑穀を研究している井上直人教授は、こうした企画は今後「フードツーリズム」にもつながり、観光戦略としても有効と話している。 -
みのわ美術展開催
みのわ美術会による美術展が18日から、箕輪町文化センターで始まった。
みのわ美術展は今年が13回目で、一般公募3人を含む33人が61点を展示している。
出品作品は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、多彩な作品がそろっている。
みのわ美術会の小川節子会長によると、今年は中央の全国展に出品した大作のほか、自分の思いや感動を作品に織り込んだ力作が多いのが特徴という。
今年の一般公募の入選は洋画の部1点、工芸の部2点で、このうち箕輪町の山田ツユ子さんの工芸作品「宵の輝き」が奨励賞を受賞している。
小川会長は、「ぜひ多くの人に来て見てもらいたい」と話していた。
みのわ美術展は21日まで。 -
箕輪東小6年生がケチャップづくり挑戦
箕輪東小学校の6年生38人は17日、地元で採れたトマトを使ってケチャップ作りに挑戦した。
指導したのは、箕輪町の女性農業者グループ野良っ娘の会のメンバー10人。野良っ娘の会では、今年から町内に畑を借りて加工用トマトの栽培をしている。
この日は、子どもたちに手作りケチャップの味を知ってもらおうと、会で育てたトマトを一緒に加工した。会のメンバーが子どもたちと作業をするのは今回が初めて。
裏ごししたトマトに香辛料を混ぜ、焦げないように30分ほど煮込んで水分をとばし、完成させた。
できたケチャップはパスタに混ぜて、お昼にみんなで味わった。
野良っ娘の会の関幹子会長は、「ケチャップになるまでの過程を知る事で、身近な食材に関心をもってもらいたい」と話していた。
会では今後、こういった取り組みを少しずつ増やし、子どもたちにも地域食材に目を向けてもらいたいと考えている。 -
井上井月顕彰会が市に協力要請
漂泊の俳人井上井月について研究し、文化事業や観光事業につなげていこうと発足した井上井月顕彰会は12日に市役所を訪れ、小坂樫男市長に協力要請した。
堀内功会長や竹入弘元副会長らが市役所を訪れ、顕彰会の会則や事業計画を説明し、市の協力を求めた。
顕彰会では、11月21日から1週間ほど、長野市の善光寺近くで井月展を開く。伊那地域からの掛け軸や屏風など50点ほどを並べる計画で、長野市や中野市からの資料も展示されることになっている。
会では、他の県から来た人が句碑の場所が分からず迷ってしまうケースも多いとして、上伊那全域を網羅した井月マップの作成を市や広域連合に要請した。
小坂市長は、これについて理解を示し「できることには協力したい」と話していた。
会では、井月に関する調査、研究、関連する文化の発掘、観光事業など井月に関連するすべてのことを行なっていく計画という。 -
十五夜の「おからこ」作り
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、十五夜にあわせて「おからこ」作りが行われた。
伊那部宿を考える会では、地域の伝統を伝えていこうと、旧井澤家住宅でのオカラコ作りを始め、今年で3年目になる。
おからこは、もち米からつくる団子で、伊那地域では昔、十五夜に合わせて多くの家庭で作られていた。
もち米は、2晩水に浸し、水を混ぜて団子状にする。もち米をつぶすのは力のいる作業で、10人のメンバーが交代でついて、40分程かけて粉状にした。
この日できたおからこは、里芋の葉っぱに乗せ、今年とれた野菜と一緒に月に供えた。
メンバーは、今年の豊作に感謝し、来年の豊作を月に願った後、野菜と一緒におからこ汁にして味わったという。 -
第1回バラまつりフォトコン
最優秀賞 向山世男さん(伊那市)伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを撮影した写真コンテストの表彰式が16日、行われた。最優秀賞には、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれた。
伊那市荒井の向山世男さんの作品は、花や気象条件の良いところを捉えているということで、最優秀賞を受賞した。
向山さんは、よい構図を狙って毎日のようにローズガーデンを訪れたという。
このフォトコンテストは、しんわの丘ローズガーデンが今年初めて行ったバラまつりの写真を対象にしたもので、写真家の津野祐次さんなど7人が審査した。
審査委員長の津野さんは、「どの作品も審査員の心を打つものだった。来年もまた納得のいく写真を撮ってください」と講評した。
入賞作品は、18日から10月3日まで市役所市民ホールに展示される。 -
「敬老の日」各地で長寿祝う
敬老の日に合わせ15日、伊那市で長寿者訪問が行われ、肖像画などが贈られた。
伊那市山寺の福澤総一郎さん宅を、小坂樫男市長が訪問した。
福澤さんは、市内男性の最高齢の104歳で、全体では5番目の長寿。小坂市長は、福澤さんに祝いの花束と肖像画を手渡した。
肖像画は、伊那市出身の画家・三浦輝峰さんが写真をもとに描いた。
福澤さんは、墨絵が趣味で75年ほど描き続けており、今でも暇があれば筆をとるという。梅を描くことが多く、絵には書も添えられている。
ほかに、庭木の水やりや手入れをしたり、身の回りのこともほとんど自分でしているという。
福澤さんは長生きの秘訣について「酒もタバコもやめて、野菜中心の食生活にすること」と話していた。
伊那市の最高齢者は106歳、市内の100歳以上は52人。 -
稲刈り始まる
実りの秋を迎え、各地で稲刈りが始まった。
箕輪町の上古田地区では、地域の農家の刈り取り作業を請け負っているコンバイン組合による刈り取りが始まった。
コンバイン2台が稼働し、稲が重たそうに穂を垂らした田んぼで、休む間もなく作業が行われた。この日一日で、あきたこまちを1200キロ刈り取ったという。
組合員は、「今年は春の寒さで生育が遅れたが、その後は暑くなって生育がよかった。米の出来は平年より少しいいのではないか」と話していた。 -
川シンポ「川を美しくする集い」
子どもたちが体験・実践発表川について考えるシンポジウム「川を美しくする集い」が13日、伊那市のいなっせで開かれた。
会場にはおよそ150人が集まり、子ども達の川での体験や実践の発表に耳を傾けていた。
シンポジウムは、身近な川の現状や課題を理解して、きれいな川を維持するために何ができるか考えようと、伊那市が毎年開いている。
体験発表では、子どもたちが川とのふれあいを通じて感じたことを発表した。
伊那東部中学校2年の向山可那子さんは、「見つけた水生生物がきれいな水辺にいる生物だと知り、伊那市はきれいな自然がたくさんある素晴らしい町だとわかった」と発表した。
実践発表では、伊那東小学校の自然観察カワニナクラブが、これまでの研究結果を発表した。
子どもたちは、ホタルの幼虫のエサとなるカワニナは、ほおの木の葉を与え、水温管理をすれば簡単に育てられる竏窒ニ説明していた。
実行委員長の丸山敞一郎さんは「活動が、決まった人だけではなく、多くの人が参加するものになってほしい」と話していた。 -
旧上伊那図書館で宝モノ展
現在改修が進められている旧上伊那図書館の改修完了記念として、伊那市内の小中学校にある美術品などのお宝を展示する企画が検討されている。
これは、11日開かれた伊那市議会の一般質問の中で、北原明教育長が議員の質問に答えた。
旧上伊那図書館は、現在改修工事が進められていて、平成22年3月に工事が完了する予定。
伊那市は、改修工事で図書館に展示室を作る予定で、その工事完了記念に、小中学校のお宝展を開きたいという。
小中学校のお宝とは、学校に寄贈された絵画や彫刻、また学校歌をしたためた書などで、同展は、伊那市が合併してからは初めての企画となる予定。
伊那市では、この小中学校のお宝展を、旧上伊那図書館の改修工事が完了した平成22年度に開きたいという。 -
三峰川でマス釣り大会
天竜川漁業協同組合の組合員や家族が釣りを楽しむマス釣り大会が13日、伊那市の三峰川で開かれた。およそ180人が参加し、開始の合図とともに一斉に川に糸を垂らした。
大会は、魚を釣り上げるだいご味を味わってもらおうと毎年開かれているもので、川には20センチほどのマス、およそ3千匹が放流され、参加者が次々に釣り上げていた。
午前10時から午後1時までの間に、多い人ではおよそ60匹を釣りあげたという。
ある組合員は、「どんな人でも簡単にたくさん釣ることができるのが魅力。釣りの楽しさを知ってもらえたと思う」と話していた。
また親子で釣りを楽しんでいた父親は、「初めての子どもでもこれだけ釣ることができる機会はあまりない。良い経験をさせてあげられた」と話していた。 -
ブラジル移民百周年展
日系人の歩み伝えるブラジル移民百周年記念「日系人の歩み展」が13日から、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。14日午後1時まで。
展示は、日本人が南米の国ブラジルに移住してから百周年を迎える今年、伊那でも何かできることはないかと、在日ブラジル人交流協会などが開いた。
会場には会員が持ち寄った写真や、日系ブラジル人の子ども達が描いた絵など、およそ100点が並んでいる。
会場の中央には、日系ブラジル人で、日本への留学を機に伊那に移住した小池美樹ルシアさんの家族が過ごしてきた歴史が、写真で紹介されている。
小池さんは、「伊那にも多くのブラジル人がいるが、交流は少ない。こういった展示会をきっかけに、少しでも距離を縮められたらうれしい」と話していた。 -
南箕輪長寿者訪問
大泉の毛利不二雄さん アコーディオンの腕前披露15日の敬老の日にあわせ12日、南箕輪村で村長らによる長寿者訪問が行なわれた。
唐木一直村長をはじめとする村の理事者が、88歳以上の長寿者を訪問した。
対象となるのは211人で、そのうちの191軒をまわり、長寿を祝った。
このうち、14日に満100歳の誕生日を迎える大泉の毛利不二雄さん宅では、県からの感謝状も贈呈。唐木村長は、「いつまでもお元気で」と声をかけていた。
毛利さんは、趣味で毎日弾いているというアコーディオンの腕前を披露。力強い音色を響かせていた。
9月1日現在の村の65歳以上の高齢者人口は、2,738人で、高齢化率は、18.81パーセントと県下市町村で最も低くなっている。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が12日、仲仙寺で行なわれ、参加者らは、平和への誓いを新たにしていた。
本堂脇の招魂碑前で行なわれた式展には、遺族9人を含む40人ほどが参加した。
西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「平和を維持することこそが戦争犠牲者の霊の慰めとなる」と式辞を述べた。
また伊那市遺族会の矢島荘司会長は、「絶対戦争を起こさないことを誓う」、伊藤幸明西箕輪地区区長会長は「戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはならない」と追悼の辞を述べていた。
この戦没者追悼式は、日清戦争から太平洋戦争までの戦死者を追悼するもの。
市内全域では、およそ1800人、西箕輪地区では、150人が戦争で命を落としているという。
遺族を代表して、唐澤健一さんが「子どもたちに勉強してもらい、戦争の悲惨さを残していきたい」と謝辞をのべていた。 -
高遠高校生 老人ホームにメッセージ届ける
高遠高校福祉コースの生徒が12日、敬老の日を前に、日頃お世話になっている、伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」にメッセージを届けた。
代表の黒田愛里さんと下島瞳さんが、1年生の福祉コース21人分のメッセージを届けた。
1年生は6月にお年寄りと交流していて、メッセージにはその思い出や健康について書かれていた。
お年寄りは、「うれしいね。涙が出る」と話していた。
1年生は今後、施設の運動会に参加したり、卒業まで何度か実習に訪れるという。 -
鳩吹き公園に捨て犬
伊那市横山の鳩吹き公園で12日、捨て犬が発見された。
12日午前7時ころ、鳩吹き公園を散歩していた人から、公園を管理する伊那市振興公社の管理人に捨て犬がいると電話で連絡があった。
振興公社によると、犬はミニチュアダックスフントとみられ、鳩吹き公園内のベンチの足にビニールひもで縛られ、ドッグフードと水が置いてあったという。
管理人は、11日夜から12日朝までの間に捨てられたのではないかと話している。
鳩吹き公園での捨て犬は初めてということで、振興公社では伊那保健所に届け出た。
振興公社の職員は「最後まで面倒みてほしい。保健所に引き取りに行ってもらいたい」と呼びかけていた。 -
天竜川でごみ拾い
長野県南部防災対策協議会に加入している建設会社の社員らは12日、天竜川河川敷のごみ拾いをした。
ごみ拾いをしたのは、国土交通省天竜川上流河川事務所管内の天竜川で、飯田、駒ヶ根、伊那の3つの地区に分かれて作業をした。
この取り組みは、ラブリバー天竜の日として、毎年行なわれていて、今回で18回目になる。
南部防災対策協議会副会長で、池田建設の池田幸平社長は「こうした取り組みを通して、一般の人たちに河川環境の重要性をアピールしていきたい」と話していた。
伊那地区で参加したのは、18社、30人で3つの班に分かれてごみを拾った。
半日のごみ拾いの結果、伊那地区では、燃やせないごみ42袋、燃やせるごみ14袋、タイヤ4本、はしご1脚、ブラウン管が1つだった。
協議会では、「年々減少傾向にあるとはいうものの、まだまだごみのポイ捨てはなくなっていない」として、今後も地道な取り組みでマナーの向上を訴えたいと話している。